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設定めちゃくちゃだけどおもしろい
テロリストになるところを、ちょっとしたキッカケである種の“ヒーロー”になっちゃったところが面白い
人間、なにかしら才能はあるんだろうな
Posted by ブクログ
自分を『底辺』と思い込んでいる主人公。
世を恨んで政治家の暗殺で社会の転覆を図ろうとする。
しかし、か弱き隣人との触れ合いによって、
「守りたい存在」が生まれることで人生が変わっていく。
暗殺の練習を繰り返したことで
いつの間にか身についた殺しの技術と、
無敵の人であったがために手に入れた思い切りのよさ。
これが連鎖して、「殺し」の才能に目覚めていく。
で、そんな才能が自分の中にあったことに気付くと、
暗殺しようとしていた政治家たちのことが、
どうでもよくなった・・・。
というところがなんとも。
自己有用感の弱さが、人格の歪を生み出すのは、
なんとなく分かる。
自分も、日々自信が高まったり下がったりするし、
下がっている時は、周りを疎ましく感じないこともない。
そんな、誰もが持つであろう弱さと、
自分が何者かであってほしいという希望が、
この作品に引き付けられる要因かも。
異世界転生とかと同じ感覚で読んでます。
おもしろいです。
「タクシードライバー」に重なる
39歳の低学歴・低収入の尾城慎太郎が、社会からの疎外と絶望の中で政治家暗殺を決意する。しかし、隣家の少女ヨツバの誘拐をきっかけに、殺人の才能が開花し、ヤクザを壊滅させることに。スピード感ある展開とリアルなアクションが魅力だ。動機の浅さや急展開に賛否もあるようだが、ほぼ展開は映画「タクシードライバー」と同じなのだ。タクシードライバーの主人公トラビスも動機は浅く、行き当たりばったりの行動ばかりだった。トラビスよりも人間的で強さと優しさを兼ねた主人公には好感を持てる。
社会の脱落者が正義感に目覚めてヒーローになるという展開は王道でキャッチー。しかし、「さすがにそれは無理じゃね?」と思ってしまう場面も多く(たった一人で8人のヤクザを倒したりとか)、そういう部分が許容できるかどうかで評価は分かれると思う。
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