橋の上の「殺意」 <畠山鈴香はどう裁かれたか>

橋の上の「殺意」 <畠山鈴香はどう裁かれたか>

869円 (税込)

4pt

4.0

二〇〇六年秋田で、二人の児童の遺体が見つかった。逮捕されたのは、亡くなった女児の母でシングルマザーの畠山鈴香。しかし彼女に「殺意」はあったのか? 著者は、悲惨な生い立ちと裁判の杜撰さを追い、検察の強引な死刑求刑とも、弁護側とも異なる、独自の「真相」を提示する。各紙誌絶賛のルポルタージュ!

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橋の上の「殺意」 <畠山鈴香はどう裁かれたか> のユーザーレビュー

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    購入済み

    すごく良かった!

    2017年07月28日

    決してマスコミの情報などに振り回されず、正しい視点から物事を見ることができ、畠山鈴香に寄り添うような一冊でした。
    読んで良かったと思える一冊でした。

    0

    Posted by ブクログ 2018年03月21日

    小説「雪冤」を読んでから 本ルポルタージュ
    頭で考え 捏ねくり回した死刑廃止論に 対して ルポの良さを 遺憾無く発揮
    しっかりした取材 感銘した

    0

    Posted by ブクログ 2017年04月24日

    この裁判の経緯を見ると、結局最後まで犯人である鈴香の動機は解明されていない。
    もちろん、裁判において提示された供述調書などにはもっともらしいことが書いてある。
    事件解決のために警察も検察も成すべきことをしたのだろうし、何よりも犯人がいつまでも逮捕されないのでは遺族を筆頭に周辺の住人たちも日常に戻るこ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年02月11日

    あの畠山鈴香事件について、鎌田さんが
    切り込みます。

    殺人事件を起こしたことは間違いない。
    しかし夫と別れたうえ、子育てに行き詰って
    いた母子家庭の教訓を引き出すこともなく、
    縛り首にしてあの世に送って、何の解決に
    なるのだろうか。

    大阪餓死事件と重なる感じ。
    もちろん起こした罪は大きい。しかし...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年10月30日

    著者のスタンスが加害者の立場に寄りすぎな気もするが、事件当時の状況をひとつずつ積み重ねて、解明して行こうとする過程は興味深かった。
    また、当時の加熱したマスコミによって報じられた加害者像と、実際の事実関係に差異がある可能性も示唆され、既に判決の下った事件ではあるが考えさせられた。

    0

    Posted by ブクログ 2013年09月16日

    日本ではとかく勧善懲悪が基本的に支持されるので、殺人者=死刑で裁かれるべき、というのが常に趨勢になる。
    そのため死刑廃止論は抹殺されがち。もちろん自分の子供が殺されたら加害者を絶対死刑に頬むりたいって思うだろう。その気持ちはもちろんよく分かる。
    だけど裁判とか刑法というのは、そういう被害者感情だけに...続きを読む

    0

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