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年もおしつまったある日、埼玉県岩槻市の川土手で、自動車教習所の配車係が死体で発見された。男には職場の同僚と悪質なギャンブルを行なっていた疑いが浮上する。そして年が改まったとたん、教習所の技能主任が密室状況下の建物の中で撲殺される。さらに指導員の男が自宅マンションの駐車場にカバーをかけて駐めてあった自分の車の中で殺されていた!! 自動車教習所に通う教習生と指導員――その絡み合いの中からあぶり出される複雑な人間関係。やがて捜査線上に浮かんだ容疑者には、二重三重の鉄壁なアリバイがあった……!? 『模倣の殺意』の著者・中町信が本格ミステリの王道〈密室+アリバイ破り〉に挑んだ傑作長編推理。
...続きを読むPosted by ブクログ 2015年02月24日
やはり、この本のトリックも凝りに凝ったものだった。この著者のトリックは派手さは無いが、真相を知るにつれまるで自分もストーリーの中の一人物であるかのような気持ちになるのが不思議な魅力。
良い推理小説と出会った時に思うのはリアルタイムで楽しみたかった!と、いうこと。著者はもう他界している事が残念でならな...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月13日
「中町信」の長篇ミステリ小説『追憶の殺意(英題:The Fugue of Memory)』を読みました。
『模倣の殺意』に続き、「中町信」の作品です。
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自動車教習所の配車係が川土手で頭を強打して死んでいた。
さらに技能主任が密室状況下で殺され、続いて...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月14日
使い回しのトリックを一ひねりした密室に見えない密室殺人と、大ネタにプラスして、短編が一つ書けそうなアイデアを二つもおまけしたアリバイトリック。呆れるほど丁寧に張り巡らされた伏線などミステリとしては極めて高品質。一方、読み物としては読みやすい文体くらいしか褒めるところを思い付かない。発表の1980年と...続きを読む
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