文化財作品一覧

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  • 数寄の真髄 茶にあそぶ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 垂涎の名品道具、自由自在な茶の世界。当代随一の数寄者・潮田洋一郎氏が一茶庵・佃一輝宗匠と作り上げる、約束事にとらわれない茶事の数々。究極の名品道具を、自在に、絶妙に、さり気なく使いこなす、至福の時間を一冊に。【珠玉の茶事9席を収録】重要文化財、重要美術品も含む、愛好家垂涎の名品茶道具を使いこなした一客一亭を収録しました。通常の茶の湯の規格には合わない空間や器物も楽しむため、ときには煎茶が組み入れられているのも本書の特徴です。【迫力の写真と臨場感】すべての写真は、進行する茶事の現場で新規に撮り下ろしました。床にかかる書画や花、濃茶が練られる茶碗、道具を賞玩する主客、そしてさまざまな角度から細部に迫った道具など、茶席の臨場感が追体験できます。【一客一亭の数寄談義】空間と器物がととのえられ、そこに亭主と客の交わりがあって、茶という場は成立します。道具を介して交わされる主客の会話を座談形式でまとめました。思わぬ方向に展開する二人の対話も、茶事の魅力といえましょう!
  • 知るほど楽しい鎌倉時代
    5.0
    1巻2,860円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】  鎌倉時代の武士は一族の土地と繁栄を守るために自らが命を懸けて戦った。戦場においては絢爛たる甲冑に身をまとい、名乗りを上げ、一番乗りを競い、勲功の証拠にと矢には名前が書かれていた。どちらが負けても命だけは守ろうと親子兄弟で分かれて戦い、主人を亡くした家来は「誰々が勇敢に戦って討ち死にした」と、大声で戦場を駆け回った。平時にあっても「働きに見合った恩賞が欲しい」と堂々と述べ、優秀な主人を選ぶのも武士の技量だとはばかることなく公言していた。鎌倉幕府の記録「吾妻鏡」にはこうした武士たちの生き様が躍動感あふれる文章で描かれている。  もし、日本の歴史の中でこうした人々、あるいは時代がなかったとしたら、島国でありながらも多彩でダイナミックといわれる日本の歴史や、特徴ある日本人の精神性は形成されなかったのではないかと思う。歴史に「もしも」はないのだが、あえて考えてみたい。もしも彼らが今日の日本あるいは日本人をみたらどのように感じるであろうか。手のひらほどの領地にもこだわった彼らが、今の日本が抱える領土問題を知ったらどうするか。おそらく彼らは考えうるかぎりの手段をつくして自らの土地を取りもどし、守り抜こうとするだろう。また、御家人をまとめるため常に公平・公正に気を配った頼朝や、その頼朝を担ぎ上げ、命を懸けて自分たちの繁栄を手に入れようとした武士たちが、仕事や人間関係で悩む現代サラリーマンを見たらどう思うのだろうか、ぜひ聞いてみたい。  この本では政治・経済・文化と項目別に分けて扱わず、それらを分解してほぼ時系列に並べてみた。この時代の移りかわりと、教科書には出てこない人々の生活を、子供も大人も理解し易いようにしたかったからである。 (「まえがき」より抜粋) 【著者略歴】 多賀譲治(たが じょうじ) 昭和24年生まれ 玉川大学文学部教育学科卒業 玉川学園中学部で社会科の教師として勤務。平成6年より玉川学園教育研究所・玉川大学教育博物館研究員を経て現在に至る。 多賀歴史研究所所長 玉川文化財研究所特別研究員 日本文化財保護協会顧問 【目次】 まえがき はじめに/新時代の夜明け 1.平安時代末期ってどんな時代? 2.荘園が支えた貴族と武士の生活(8世紀~13世紀) 3.武士がつくった鎌倉幕府(1180~1190年頃) 4.社会を変えた源平の戦い(1180年~1185年の出来事) 5.鎌倉幕府ができたころ(1184年~1190年代) 6.繁栄した鎌倉の町と文化(1200年代) 7.第二の革命「承久の乱」(1221年の出来事) 8.ついに出来た武士の法律 (1232年) 9.武士の生活・貴族の生活 10.庶民の生活 11.「意外や意外」の食生活 12.誕生!庶民の宗教 13.経済と交通の発達 14.日本は「元寇」でどう変わったのか?(1274年・1281年) 15.リニューアルされた武士の政治(鎌倉幕府の滅亡)(1331年~1333年の出来事) 16.御成敗式目 あとがき
  • 博物館の「怖い話」 学芸員さんたちの不思議すぎる日常
    NEW
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「資料が、おしゃべりしてる――」 すべて実話! コミックエッセイ 博物館に勤務する著者だから描ける、リアルでディープな「恐怖体験」の数々。 漫画で読めば、怖さも倍増! ――人間だけ。その場の異常を感じているの 今日も博物館には「怪奇」がいっぱい! ――学芸員は粛々と役目を果たす。それだけよ ***** 鷹取ゆう Yu Takatori 画家&イラストレーター。 博物館学芸員資格取得。文化財虫菌害防除作業主任者取得。日本民具学会会員。 博物館勤務の経験をもとに、2013年から博物館の資料整理を描いた漫画を同人誌即売会で発表。博物館の企画展ポスターイラストや博物館関連の漫画等も手掛けている。 2021年に本書の登場人物も描かれている「ただいま収蔵品整理中! 学芸員さんの細かすぎる日常』(河出書房新社)を刊行。現在は総合誌『REKIHAKU』(国立歴史民俗博物館)にて、漫画「ようこそ! サクラ歴史民俗博物館」を連載中。
  • 韓国かあさんの味とレシピ:台所にお邪魔して、定番のナムルから伝統食までつくってもらいました!
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 韓国の家庭にお邪魔して、料理上手のオモニ(お母さん)にいつもつくっている自慢のレシピを教えてもらいました。 ソウルの都市部に住むかあさんから、世界遺産の街の文化財に指定されている伝統家屋に暮らすかあさんまで、料理自慢のかあさんたちが家族のために腕を振るいます。 ミヨックッやジョンなどの定番家庭料理から、季節料理のノビルやナズナを入れたテンジャンチゲ(味噌チゲ)、韓国ご飯といったら欠かせないキムチや色鮮やかなナムルなどの副菜も豊富に掲載。
  • 図説 日本の城と城下町⑩ 松本城
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現存する五重6階の天守のなかで、日本最古となる松本城。戦国時代の建物と、平和な時代につくられた建物が共存する天守をはじめ、善光寺街道に沿って経済的発展を遂げた城下町・松本を探訪する。現地写真のほか古地図や絵図、地形図を駆使して、歴史の地層を掘り起こし、町に秘められた物語と痕跡をたどる。城郭を中心に発展してきた町の歴史・文化を探訪するシリーズ第10弾。タレント・飯野美紗子氏の巻頭インタビュー収載。
  • 日本史のなかの神奈川県
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 身近な史跡・文化財を通して、神奈川県の歴史と文化を読み直す。相模川が育んだ先史の史跡、武家の古都・鎌倉、北条氏と小田原、江戸の行楽地大山・江の島・箱根、横浜開港、戦時を語る地下壕・砲台跡など、歴史の舞台となった地域の特徴や多彩な文化を知る。
  • 教養としての歴史小説
    3.9
    教養を高める最も有力な手段は、歴史を学ぶこと。なにしろ歴史には、これまでの人類の営みが凝縮されているのだ。政治も経済も芸術も宗教も、すべて歴史を通じて参照できる。一方で、歴史というと、なんとなく、とっつきにくい印象を抱く人が多いのも事実。そんな人は、ほとんどの場合、年号や歴史上の人物を暗記させるような学校の授業が、「つまらない」と感じて離脱している。 しかし、好きな「時代」や「人物」から興味を広げていけば、確実に歴史を好きになれる。そして、その導入として最適なのが「歴史小説」なのだ。歴史小説の主人公は、過去の歴史を案内してくれる道先案内人のようなもの。面白い・好きな案内人を見つけられれば、歴史の世界にどっぷりつかり、そこから人生に必要なさまざまなものを吸収できる。道先案内人が魅力的かどうかは、歴史小説家の腕次第。つまり、自分にあった作家の作品を読むことが、歴史から教養を身につける最良の手段といえる。 本書では、教養という視点から歴史小説について語っていく。小学5年生で歴史小説と出会い、ひたすら歴史小説を読み込む青春時代を送ってきた直木賞作家・今村翔吾。20代まで歴史とは無関係のダンス・インストラクターとして活動。30歳のときに一念発起して、埋蔵文化財の発掘調査員をしながら歴史小説家を目指したという異色の作家が、歴史小説マニアの視点から、歴史小説という文芸ジャンルについて掘り下げるだけでなく、小説から得られる教養の中身や、おすすめの作品までさまざまな角度から縦横無尽に語り尽くす。
  • ケービンの跡を歩く
    -
    沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第5弾。 かつて、沖縄本島にも鉄道が走っていた。今は鉄道のない沖縄だが、戦前は各種の鉄道が走っていたのである。1910年に政府は「軽便鉄道法」を制定した。沖縄県ではその法律が制定されたことで、地方産業復興のために近代的な交通機関である鉄道敷設の計画を具体化することになる。 1914年那覇から東海岸の与那原にいたる与那原線が開通、1922年に嘉手納線、1923年に糸満線がそれぞれ開通して、近代的輸送機関としてさとうきびを中心とした貨物の輸送や、人々の移動に大きく寄与することになった。人々からは「ケービン、ケービン」と呼ばれ親しまれてきた。(「けいべん鉄道」が沖縄では「けいびん」・「ケービン」と呼ばれるようになった。)その「軽便」も、沖縄戦の戦火をうけて1945年3月にその機能を停止した。 著者の金城功氏は中学校の教師、県教育委員会の文化財課長などを歴任し1994年沖縄県立図書館で定年を迎えたのを機に、かねてからの念願であった旧沖縄県鉄道の跡を夫婦二人三脚で歩き始めた。そして鉄道の全廃線跡を歩いた記録をまとめたものが本書である。鉄道跡の踏査で声をかけた人たちのエピソードも紹介されていて、楽しく読み進めていくことができる。旧沖縄鉄道跡を歩いて見たいと思う人へ送るガイドブックが電子書籍として復刻。 「「ケービン」とは今次大戦まで沖縄を走っていた軽便鉄道のことで、その汽笛「アフィーアフィー」の方音と共に県民に広く親しまれてた。著者はその線路跡(与那原線、嘉手納線、糸満線)を丹念に踏査。当時の基幹産業・糖業とのかかわりも浮き彫りにする。著者は沖縄大学教授(近代史)(1997年当時の作品紹介文より)」
  • おとな旅プレミアム 奈良 大和路 第4版
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●本電子書籍は、固定レイアウト型(フィックス型)で作成されております。 ●本書は、同名の紙媒体の出版物(紙書籍版)を底本として作成しているため、内容は、原則、紙書籍版印刷当時のものとなります。 ●ご購入前に必ず、当説明文末尾の【電子書籍版ご購入に際しての注意事項】をご確認ください。 旅すれば次々、世界遺産 万葉の時代からの国宝、重要文化財の数々 古都を堪能できるホテルも誕生 奈良の世界遺産一覧とともに、奈良の東大寺、興福寺、元興寺、春日大社、佐保路・佐紀路の薬師寺、唐招提寺、平城宮跡、斑鳩・郡山の法隆寺、吉野の金峯山寺などの諸堂、諸殿を詳細に紹介し、周辺の街並の情緒に触れる散歩も提案。 各エリアの「歩く・観る」「買う」「食べる」「泊まる」の最新情報をアップデイトした’24-’25年版。 古都を堪能できる情緒にあふれたホテルの開業など最新情報をピックアップ。 巻頭には桜と紅葉を満喫できる美景の数々を掲載。 「美と出会う」では、仏像、文化財、庭園を愛でるポイントをレクチャー、日本・東洋美術の名品が集まる奈良国立博物館、各美術館も紹介。格式と美意識が薫る名宿、古民家のたたずまいも取り上げます。 「食べる」は、洗練の極みを味わえる和食、精進料理、茶粥、大和食材の郷土料理、古民家カフェ、甘味処、老舗の上質銘菓まで、古都の風情が楽しめるグルメが満載。 歴史特集では、日本有数の古墳群、飛鳥・白鳳など仏教文化の隆盛を辿り、日本のはじまりに思いを馳せます。また、万葉に詠われた土地に立って古代を感じる「万葉集で巡る奈良」も興味深いページです。 詳細な別冊地図で安心ナビゲート。 トラベルカレンダーで1年を通した気温、降水量、気候、旬の食材、イベント開催などが一望。 【電子書籍版ご購入に際しての注意事項】 ●特典がある場合の利用期限は、紙書籍版の利用期限が適用されます。 ●構成および一部の表記について、紙書籍版と異なる場合があります。 ●紙書籍版のような、「別冊があり、取り外して別冊ごとに使用すること」はできません。 ●紙書籍版とは色味が異なる可能性があります。また、フルカラーページや網掛けページがある場合には、モノクロ端末では見づらくなる可能性があります。ご購入前に、必ず、電子書籍版のサンプルにて表示状態をご確認ください。
  • カビの取扱説明書
    4.3
    暗い、汚い、かび臭い――陰気なイメージのカビが、美食界では大ブーム!  レストランで著者が見たものとは…。 ほかスマホや文化財に生えるカビなど、意外な一面に驚きつつ、かしこい付き合い方がわかる! 本書は2020年に弊社より刊行された書籍の文庫化です。 文庫化にあたり、カビをどう防ぐのかについての章を設け、実用的にも充実した内容となりました。 (章立て)第一章 食べるカビが大ブーム 第二章 カビの正体 第三章 思わぬところに生えるカビ 第四章 冷蔵庫・エアコン・洗濯機──家電のカビの今昔 第五章 カビ対策 一に乾燥、二に乾燥 第六章 石灰岩帯と山火事の後 第七章 カビは体にどのくらい悪いのか 第八章 ヒトとカビの闘い
  • 盗まれたエジプト文明 ナイル5000年の墓泥棒
    5.0
    エジプト史は盗掘と略奪の歴史だった! 5000年前からナイルの秘宝は盗まれ続けてきた。 ローマ人の略奪、ハワード・カーターの世紀の発見、地元の泥棒一族、ナポレオン、大道芸人、現代のISの破壊行為まで……、 時に大発見にも繋がる盗掘は、悪なのか? エジプトの文化財は一体誰のものか? 盗掘と略奪を知ることで、人を惹きつけてやまないエジプトの魅力が見えてくる。 新聞社の元カイロ特派員が、お宝を盗みまくった者たちの歴史に迫る。
  • 光のアートで地方創生 地域を活性化させるプロジェクションマッピング
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人を呼び込み、感動を生み出し、地域を活性化させる デジタル技術によって建物などに映像を投映する空間演出「プロジェクションマッピング」。 各自治体の抱える問題に合わせて企画・広告・効果測定までをトータルでプロデュースしてきた著者が、地域活性化の成功事例をもとに準備から成果までを詳しく解説。 ------------------------------------------------------ 地域に観光客を呼び込み地方創生につなげたい、地域の観光スポットをより多くの人にも知ってもらい知名度を向上させたい——近年、こうした目的を達成するためにプロジェクションマッピングを実施する地方自治体が増えています。 プロジェクションマッピングとは、プロジェクターを用いて建物やオブジェなどの立体物の形状に沿って映像を投影し、さまざまな視覚効果を与える技術、あるいはその技術を用いたイベント・パフォーマンスのことを指します。地域の歴史的建造物や文化財に映像を投影することで、光のアートによる幻想的な空間を創り出すことができます。目の前で繰り広げられる迫力ある映像がもたらす感動は、その場所に足を運んでこそ体感できる醍醐味であり、多くの集客が見込めます。 また、プロジェクションマッピングを見た興奮や感動を共有しようと多くの人がSNSで動画や写真を拡散するため、海外を含め来場者以外にも情報が拡散され話題になるという面でも効果的です。さらにプロジェクションマッピングは暗い環境が必須で屋外の場合は夜間に実施されるため、周辺での飲食や宿泊などナイトタイムエコノミー(夜間の経済活動)の振興という経済波及効果を狙うこともできます。 著者は、プロジェクションマッピングをはじめとするデジタル技術を活用した地方創生イベントのプロデュース・総合演出を手がける会社を営み、城や寺など地域の伝統的建築物、文化観光資源、文化財に登録されている古民家や料亭、美術館・博物館といったさまざまな場所を活用したデジタルアートイベントを開催してきました。 効果的なプロジェクションマッピングを企画するためには、映像コンテンツにその地域ならではの歴史や文化伝統を表現する場面を盛り込み、観光客がその場所に足を運んで映像を見る価値を実感できるイベントとすることが重要だと著者は言います。そして、その考えのもと、何の目的を達成するために行うのかという戦略策定や企画の制作立案からイベント終了後の波及効果測定までをトータルでマネジメントすることで、多くのプロジェクトを成功に導いてきました。 たとえ有名な建造物などがなく、あまり知られていない地域であっても、それぞれの地域の歴史や文化伝統、あるいは自然景観に目を向ければ、必ずその地域にしかできないようなユニークなプロジェクションマッピングは実現できます。地域ならではのすばらしい魅力を織り交ぜた映像コンテンツを制作し、地域のユニークなロケーションを生かしたプロジェクションマッピングを実施することによって、参加した観光客に地域の魅力が伝わるだけでなく、地域住民のシビックプライド(都市に対する市民の誇り)の醸成につながります。 そして、地域の課題やプロジェクションマッピングに期待する効果を丁寧にヒアリングしたうえで企画を立案し、集客力を発揮できるコンセプトメイキングや、戦略的なパブリックリレーションズなど、さまざまな面で戦略的にきめ細かく設計・評価を進めることで、知名度の高い国宝級の文化財がなくても、地域に人を集め地方創生につながるプロジェクションマッピングを行うことができるのです。 本書では、プロジェクションマッピングに関する基礎知識、そしてそれを活用した地域ならではの事例を幅広く紹介します。地域に根ざして地方創生や文化観光のDXに取り組む自治体担当者や地域の文化観光関係者、プロジェクションマッピングに興味のある次世代クリエーターへ向けて、プロジェクションマッピングの可能性を伝え、地域の知名度向上のヒントとなる一冊です。

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  • 刀 KATANA ジャパノロジー・コレクション
    値引きあり
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦の道具としての使命をもちながら、観るものの心をとらえる不思議な力を帯びた刀。 上古、大陸から伝来して以来、日本刀という独自の美意識はどのように生じ、現代までいかなる展開を遂げたのか。 正宗や虎徹をはじめとする名工の作風を味わうポイント、そして「名刀」の条件とは何か――。 数々の名品を生んだ日本刀剣史の基本から、現代の刀匠の仕事場、信仰や儀礼、文化財といった視点まで。 奥深き刀剣の世界へ、研究の第一人者が多彩な作品写真とともに誘う。
  • 国宝のお医者さん 1
    完結
    3.9
    博物館の学芸員・押海が文化財の修理依頼で訪れたのは国宝修理装こう師・五條の工房だった。マイペースで掴みどころのない五條に困惑する押海だったが…。悠久の地・奈良を舞台に、奇跡を紡ぐ男の物語が開幕!
  • 葬神記 考古探偵一法師全の慧眼
    3.1
    怜悧な頭脳とカミソリのような態度。一法師全は私設研究所に所属する文化財専門のトラブル・シューターで“考古探偵”の異名を持つ。アルバイトの古屋は遺跡の発掘現場で運悪く死体を発見して警察に連行されてしまう。“ぬかとさま”の祟りという噂が一人歩きをはじめる中、教育委員会から依頼を受けた一法師の登場によって事件は解決するかに見えたが、それは始まりに過ぎなかった。考古学ライトミステリ、シリーズ第1弾!
  • 雑学的おもしろ歳時記―――朝礼・営業・コミュニケーションで使える時事ネタ満載
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    朝礼・営業・コミュニケーションなどで使えるちょっとした教養ネタ。 本書では、その日に起こった過去のできごとを掲載しました。 それに加えて、日本に古くから伝わる二十四節気や六曜などに加え、世界各国の記念日や毎月の記念日などもあります。  本書をお読みになって、毎日を充実したものとして過ごしていただければ幸いです。 ●5月9日  「アイスクリームの日」発売当初は給料の10日分もする高級品だったのは「なぜ!?」 ●7月2日未明  「ノストラダムス死去」何かとお騒がせの予言者は自分の死をも予言していたのは「なぜ!?」 ●10月30日  「アメリカに“火星人”が襲来? した日」ラジオからの臨時ニュースにアメリカ中が大パニックしたの!? ■目次 ●1月 1月1日 「年賀状」いまでは欠かせない正月のアイテム。発行の目的は増収だった? 1月2日 「初夢」「一富士、二鷹、三茄子」は徳川家康の好物だったから? 1月10日 「110番の日」1l0番だから1月10日。でも制度の誕生は10月1日だった 1月12日 「スキーの日」一本杖に木製の板で滑りにくかった初期のスキー 1月17日 「尾崎紅葉祭」“金色夜叉”の名ゼリフ「今月今夜」はこの日だった! 1月19日 「のど自慢の日」日本初ののど自慢は応募者殺到で競争率30倍の激戦! 1月26日 「文化財防大デー」法隆寺金堂の壁画焼失がきっかけで誕生 1月31日 「初の路面電車開通」意外? 日本初の路面電車は古都・京都に開通 ●2月 2月1日 「テレビ放送記念日」テレビ放送初日、各番組のあいだに1時間半の休憩があった! 2月6日 「『週刊新潮』が創刊」有名な谷内六郎の表紙の絵は数回で終わるはずだった? 2月9日 「マンガの日」「鉄腕アトム」の生みの親、手塚治虫氏の命日 2月13日 「ワーグナー死去」葬儀に使われたのは自作の「葬送行進曲」だった 2月第3土、日曜日 「犬っこまつり」犬を飼っている人は犬といっしょに祭りに行こう! ●3月 ●4月 ●5月 ●6月 ●7月 ●8月 ●12月 ・12月3日 「奇術の日」おなじみ“カップと玉”の手品は古代エジプトでも行なわれていた? 他8項目 ■著者 使えるネタ研究会
  • アウトドア六法 正しく自然を楽しみ、守るための法律
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「遭難した時の救助・捜索費用は払わないといけないの?」 「テント場・キャンプ場以外でテントを張るのって違法なの?」 知っているようで意外と知らないアウトドアに関する法律を分かりやすく解説する1冊。 近年のアウトドアブームにより、登山・キャンプ・釣り・SUPなどをはじめる人が増えていますが、マナー・ルールなどをしっかりと把握しないまま、知らないうちに違法行為を行っていたというケースも少なくありません。 また、アウトドアアクティビティを行う人同士でトラブルになり、裁判沙汰となってしまうケースも見受けられます。 こうした背景には、例えば「登山をすること」に関係する法律だけでも「自然公園法 (環境省)」「文化財保護法(文化庁)」「森林法(林野庁)」「軽犯罪法(法務省)」に加え、登山者同士の事故の場合は「民法・刑法(法務省)など担当する省庁の異なる法律が関係してきます。 これに加えて、各都道府県や市町村の条例も加わり、非常に複雑な体系をしていることが原因と考えられます。 本書は、そんな複雑に絡み合った法律を、「山」「川・湖沼」「海」「都市近郊・公園」といった場所ごとに章分けして解説した上で、各章の中で比較的メジャーなアクティビティについては、それぞれの注意点やQ&Aなどを設置し、わかりやすく解説します。
  • アステイオン(81)【特集】共有される日本文化
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    【特集】共有される日本文化 「日本文化」は存在するのだろうか。 存在するのはそれぞれの作品であり一人一人のクリエーターであり、「日本」と呼ばれる領域的空間で区切られる場で長期にわたって展開してきた無数の「文化」について語ることに、どれほどのリアリティがあるのかが問われるべきだろう。 もちろんそれは「日本文化」に限ったことではない。 イギリス文化、フランス文化、イタリア文化、中国文化についても同様に問うことができよう。 困難を承知で我々はやはり「日本文化」を語ってみよう。 ただ「日本文化」も他のいかなる文化と同様、固定したものではなく、流動と凝結を繰り返してきたこと、そして「日本」の内と外の間で、そして様々な「日本」の間で、相互作用と相互浸透を繰り返してきたことを心にとどめながら。 「日本文化」は「日本」の専有物ではない。 それは非「日本」によって消費されるだけではなく、再生産され発展させられ、そして創造されてきたことに思いをいたそうではないか。「日本」に住む我々自身が、気づいていない「日本文化」を再発見し、新たな文化の試みに乗り出すために。 與那覇 潤/四方田犬彦/井上章一/大塚英志/徳丸吉彦/太田省一/岡本浩一 [論考]下斗米伸夫/アンドリー・ポルトノフ/宇野重規 [追悼]粕谷一希 [連載]「リズムの哲学ノート」山崎正和ほか
  • アステイオン79
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    特集「なぜ幸福か」鷲田清一/ニール・ネヴィット/森本あんり/髙山裕二/ニック・ポータヴィー/大竹文雄+黒川博文/古市憲寿 [論考] 酒井隆史/広田照幸/川野健 [写真で読む]武藤夕佳里 [連載]「リズムの哲学ノート」山崎正和ほか
  • アステイオン77
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    特集 それでも民主主義 アリストテレスが民主主義(デモクラティア)を語った時、 それはプロの政治家を選挙で選ぶ現代の常識とは異なって、 市民がくじ引きによって交代で公職を担当する政治制度を意味していた。 しかもそれは、多数者(デモス)が自らの利益のために 国家(ポリス)を支配する政治のことで、 公益のために市民が協力する国制(ポリティア)の逸脱型とされた。 つまり良き政治体制を意味していたわけではない。 今日、民主主義はほとんど唯一の正しい政治のやり方を意味し、 それに疑問を呈することはとりわけアメリカでは異端である。 だが現実の民主政治に選挙民が不満を募らせているのは、 政権交代後の期待が幻滅に変わった日本だけではない。 民主主義の総本山を自認するアメリカでもワシントンへの不信は強いし、 ヨーロッパでは高邁な欧州統合の理想は、 草の根の民衆の反発に晒されている。 他方で非民主的な中国は世界で存在感が急速に増している。 もし権威主義体制がうまくいくのなら、 なぜ民主主義でないといけないのか。 民主主義とはいったい何で、その可能性と限界は何なのだろうか。 改めて民主主義を正面から考えてみようではないか。
  • アステイオン78
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    特集「科学を試す」 中島秀人/城山英明/横山広美/岡本浩一/金森 修/野澤 聡/小林傳司 /上山隆大  対談 山崎正和×三浦雅士「丸谷才一を偲ぶ」  [論考] 「アマチュアリズムの政治と科学─日本野鳥の会の戦中・戦後史」 牧原 出/「支え合う日本人と震災復興―政治経済学の視点から」 田中愛治 [写真で読む研究レポート]「科学アカデミーの誕生」 隠岐さや香など、最新の議論と豪華執筆陣。
  • アステイオン76
    -
    特集 今、何が問題か われわれは絶え間なく「問題」について語っている。 少し考えてみても東日本大震災からの復興、原子力とエネルギー、 雇用や財政、TPP参加の是非といった具合に、 およそ「問題」には事欠くことがない。 だが、一〇年、二〇年はもちろん 一年もするとすっかり忘れ去られてしまった「問題」も数多い。 「今」という時の重みは小さくなり、 「問題」も大量に生産され大量に消費されている。 『アステイオン』は創刊以来の四半世紀、本質的な「問題」を正面から語り、 時代の大きな流れの中で「今」を問う試みを続けてきた。 この基本的な姿勢にはいささかの変更もないが、 新しい編集体制で臨んだ本号の特集では、 各編集委員が「今、何が問題か」について自問することで、 われわれの知的姿勢を改めて明らかにしておきたい。 あえて時間的にも地域的にも限定を設けず、 それぞれ専門を異にする編集委員が「今」と「問題」を自由に語った論考から、 何が見えてくるだろうか。 現代の諸問題を「鋭く感じ、柔らかく考える」本誌の挑戦に対する 読者諸氏のかわらぬご支援を期待しつつ、 リニューアル後の最初の特集をお届けしたい。
  • アステイオン80
    4.0
    特集 第一次大戦100年 ちょうど100年たったから何だというのか。 99年や101年とどこが違うのか。 それでも、あの大戦による破壊と影響の巨大さを考えれば、 改めてその意味をかみしめるのに 100年の歳月が必要だったのかもしれない。 それはかみしめることのできる過去、 つまり「歴史」となったことを 100年の区切りは象徴しているのかもしれない。 進歩の最先端にあると自負していたヨーロッパは、 これによって空前の人的・物的破壊を経験した。 四つの伝統ある帝国、ロシア、ハプスブルク、ドイツ そしてトルコが、地球上から消滅した。 文明としてのヨーロッパそのものが、深い懐疑に沈んだ。 そしてヨーロッパで始まったあの大戦だが、 世界の人々の運命を大きく変えた。 もちろん日本人も例外ではない。 その後100年、人類は教訓を学ぼうとし、 多くの試みを繰り返してきた。 改めて100年前の大惨禍を想い、 断罪も正当化も超えた何かを探ってみよう。 あの大戦は意外にまだ我々の身近にあるのかもしれないのだから。
  • あなたじゃないと  1
    完結
    4.0
    全1巻484円 (税込)
    彼氏いない歴=年齢な女子高生・寿美(ひさみ)。学園祭のイベントで同級生のハル君とイイ感じになったのに、周囲の勘違いで彼の友人・成志(なるし)君とつきあうことに。その上、ハル君は寿美の親友・泉(いずみ)とつきあいはじめてしまう…。そんなある日、泉が提案してきたのは「1日だけの恋人交換」。今日だけでもハル君とデートできる!大興奮の寿美だけど、突然ハル君にラブホへ連れ込まれて!?ラブコメ界の文化財、吉原由起の秘蔵初期作品!●収録作品・JINJINさせて・あなたじゃないと・熱くならなきゃ・森のまよい子
  • いえ喰ういえ
    -
    【NovelJam2018秋 最優秀賞受賞作】坂上巧(ばんじょうたくみ)は、ある悩みを抱えていた。生まれ故郷の谷崎町と、隣町の三笠町との合併である。UR(都市飼育管理機構)の職員として橋渡しに奔走するもうまくいかず、胃を痛める日々。そしてとうとう、両町のいがみあいは物理的な合併バトルに発展する! 豆腐屋がマンションを切り刻み、重要文化財がビームを放つ。家が家を喰い、町が町を呑む戦いの終着点はどこに? 家と人類が奇妙な共生関係にある世界での騒動を描く、奇想短編バカSF。これが平成最後の大合併だッ! NovelJam 2018秋 出場作品
  • いきもの六法 日本の自然を楽しみ、守るための法律
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近年、「天然記念物と知らずに捕まえた」などの行為をSNS上にアップロードし、違法行為として炎上するケースなどが増えています。 また、なんとなく行っていた釣りや昆虫採集が、実は違法行為に該当していたというケースもあります。 こうした背景には、単純な「生き物を採る」ことに関係する法律だけでも「自然公園法」「種の保存法」「外来生物法」 以上、環境省)「文化財保護法」(文化庁 、「漁業法」(水産庁)など、担当する省庁の異なる法律が絡み合う他、各都道府県や市町村での条例なども加わり、非常に複雑な体系をしていることが原因と考えられます。 本書は、そんな複雑に絡み合った法律を、「日本中どこでもとってはダメな昆虫 」といった形で、生物・環境ごとに章分けした上で、法規制が「種・場所・種と場所・その他」のどれに対してかかっているのかで分類し、わかりやすく紹介します。 生き物採集を行う前に確認するチェックリストやコラムなども充実。 ■内容 第1章 生き物を守るための法律や条令 第2章 すべての生き物をとってはいけない場所 第3章 昆虫採集 第4章 植物採集・山菜 ・ キノコ採り 第5章 鳥類・哺乳類 第6章 爬虫類・両生類 第7章 川や湖沼での生物採集・釣り 第8章 海での生物採集・釣り 第9章 飼う・栽培・購入 付表 ■監修者について 中島 慶二(なかじま・けいじ) 江戸川大学社会学部現代社会学科教授・国立公園研究所長。 国立公園や自然遺産など自然保護と地域づくりの現場で環境省レンジャーとして長く実務に携わる。 法律制定や予算新設など全国的な制度改正にも携わり、ワシントン条約やラムサール条約に基づく国際協力、全国の鳥獣被害対策など、自然環境行政の最前線で現実の課題と向き合ってきた。 益子 知樹(ましこ・ともき) 元茨城県農林水産部次長兼漁政課長。 茨城県庁入庁以来、一貫して水産業に関する業務に携わる。 現在は、これまでの経験を生かし、水産関係のコンサルタントとして活動を行っている。趣味はフライフィッシング。
  • イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言
    4.0
    元ゴールドマンサックスのカリスマアナリストとして日本の金融再編に多大な影響力を与えながら、日本の国宝・重要文化財を守る江戸時代より続く老舗企業の経営者へと転身したデービッド・アトキンソン氏が、オックスフォードの日本学とゴールドマンサックスの財務分析を駆使し、「日本」の経済と文化を深く考察。日本人だけが知らない「日本の弱みと強み」をわかりやすく解説する。
  • 永久保存版 半藤一利の昭和史(文春ムック)
    4.0
    1月に逝去した「日本のいちばん長い日」や「ノモンハンの夏」の著書で知られる昭和史研究家・半藤一利氏が見た、歩いた、語った、書いたエッセンスが詰まった永久保存版。 巻頭特別掲載 なぜ明治は勝利し昭和は敗れたのか 昭和天皇と明治天皇 日露戦争と太平洋戦争、指導者たちの差が運命を分けた── 半藤史学のエッセンスがここに! 特別寄稿 「半藤さんから受けとったもの」 磯田道史/宮部みゆき/加藤陽子/池上彰/阿川佐和子/ちきりん/梯久美子/佐藤優/保阪正康 語り下ろし 半藤一利が見た昭和 第一章 半藤少年がくぐり抜けた戦争と空襲 PART1 命からがら、東京大空襲の夜 PART2 下町の悪ガキ、非常時に育つ PART3 敵機の機銃掃射に腰を抜かした 第二章 半藤さんが精査した朝日新聞秘蔵写真 倉庫に眠っていた七万枚からよりすぐった決定的瞬間。 カメラがとらえていた「おしまいのはじまり」 盧溝橋事件、上海炎上、南京陥落、三国同盟締結、南部仏印進駐ほか 第三章 半藤さんが「歴史探偵」になるまで 長岡中学、浦和高校時代から東大ボート部、昭和天皇の涙まで── 第四章 半藤さんが出逢えた、ブレなかった日本人 永井荷風、小沢治三郎、今村均、小泉信三、おやじ(半藤末松) 国民の多くが浮き足立ち、付和雷同した非常時に、 ブレることなく熱狂せず── そんなかっこいい大人たちもいた 第五章 [対談]半藤一利 × 磯田道史 半藤さんが悟った「昭和の始まりは幕末だ」 昭和の出来事は、あれもこれも、根っこは幕末・明治にあった 第六章 半藤さんの鑑定つき「昭和人物列伝」 阿部定から山本五十六まで ! 時代を動かし、時代に翻弄された人々Select70 第七章 半藤さんが案内する「昭和史を歩こう」 文化遺産&文化財 Select41 コラム 半藤画伯の、栴檀は双葉より芳し 半藤名取、三つめの檜舞台に舞う 単行本未収録 東大生が半藤さんに聞いた昭和の歴史 平成世代、東京大学教養学部立花隆ゼミの学生たちとの対話を収録 ジャンル別 ブックガイド [決定版]半藤さんの90冊 石田陽子=構成・文 絶筆 最後に託された肉筆原稿 絶筆となった『歴史探偵 忘れ残りの記』のあとがきを特別掲載
  • 駅弁革命 「東京の駅弁」にかけた料理人・横山 勉の挑戦
    3.5
    特徴のない東京の駅弁を変える! 地方の名産を盛り込み、旅情たっぷりに仕立てるのが一般的な、駅弁のイメージだが、東京の場合はどうなのか? 本書は「冷めてもおいしい」という料理の異色ジャンルに足を踏み入れた一料理人の苦悩、試行錯誤、挑戦と、東京発の大ヒット駅弁を次々と生み出したプロセスを追うヒューマン・ドキュメント。 小林 祐一(こばやしゆういち) 東京都生まれ。(有)小林編集事務所代表。歴史紀行、文化財探訪などのジャンルを中心に取材・執筆・講演を行なう。近年の著書に『京都歴史探訪ウォーキング』『四国八十八カ所札所めぐりルートガイド』『秩父三十四カ所札所めぐりルートガイド』『もっと知りたい!江戸・東京歴史探訪ウォーキング』『日本名城紀行』『東京古寺探訪』など。法政大学エクステンションカレッジ講師、ほか、複数のカルチャースクール、旅行会社などで「旅と歴史」関連の講師を務める。 小林 裕子(こばやしひろこ) 新潟県生まれ。上智大学文学部卒業。出版社等で飲食店業界の専門誌の編集、健康情報誌の編集を経験し、フリーランスのライター・エディターに。現在、(有)小林編集事務所を主宰し、「人と仕事」「転職」「資格」「中高年世代のセカンドライフ」「福祉」といったジャンルを中心に編集・取材・執筆活動を行なっている。
  • NHKきょうの料理 京町家・杉本家の味 京のおばんざいレシピ
    -
    エコと節約、“始末”の工夫。先人の知恵が伝わるおばんざい おばんざいは、京都の日常のおかずのこと。ムダを出さずに食材を使いきる、エコと節約を大切にした“始末”の知恵が凝縮されています。重要文化財で京都最大級の町家・杉本家に、200余年にわたって受け継がれてきた四季折々の味を中心に、伝統の行事食、保存食までを網羅した決定版レシピ集です。 [内容] ●杉本家の「歳中覚」 ●春の章 ふきの炊いたん/ふきじゃこ/ふきとベーコンの煮物/えんどう豆のひすい煮/湯葉と菜の花のおひたし ほか ●夏の章 あじの南蛮漬け/あじのかば焼き丼/あじのつみれ汁/夏の保存食 梅干し/熟れ梅煮/万願寺とうがらしの焼き漬け ほか ●秋の章 じゃがいもと刻み昆布のあっさり煮/じゃがいもの甘煮/じゃがいものだんご汁/小豆ご飯/大豆の五目煮/さばのしょうが煮 ほか ●冬の章 ふろふき大根/大根の五目煮/柚子大根/冬の保存食 おこうこ/おこうこのぜいたく煮/切り干し大根の炊いたん/ ほか ●おばんざい控
  • 大井川流域の文化 Ⅰ  —後期旧石器時代〜縄文時代早期—
    -
    1~3巻1,650円 (税込)
    70年に及ぶ大井川流域における、埋蔵文化財へのアプローチの集大成である。シリーズの前半にあたります。 著者の70年にならんとする埋蔵文化財へのアプローチの集大成である。フィールドは大井川流域であるが、ターゲットがプレ縄文からでもあり、必然的に広域なデータ収集となっている。いみじくも往年の静岡県立島田高等学校郷土研究部報と同じ『大井川流域の文化』と書名された。昭和29年(1954)には上長尾遺跡より列島南限出土といわれる遮光器土偶(東京国立博物館所蔵)の発見が、興奮とともに報告された部報である。著者の石器への関心は殊更に高く、孤高のものである。表紙は、本書所収の旧石器石核の実測図である。 【目次】 はじめに Ⅰ 後期旧石器時代 1 ヌタブラ遺跡 2 県内の旧石器時代の状況 3 私の疑問 4 町外近隣の旧石器時代遺跡 (1)モチクイド遺跡 (2)旗指遺跡 (3)大鳥遺跡 (4)屋敷原遺跡 5 私の疑問 6 川根本町内の旧石器時代遺跡 (1)高千山遺跡 (2)照尾遺跡 (3)上長尾遺跡 (4)天王原遺跡 (5)寺ガイト遺跡 7 遠藤仁氏の論文より 8 牧之原台地の旧石器時代遺跡と遺物 9 藤枝市の旧石器時代 天ヶ谷遺跡 Ⅱ 縄文時代草創期・早期 1 川根本町内遺跡 (1) 下開土遺跡 (2)  森平遺跡 (3) 小山Ⅰ遺跡 (4)  榎平遺跡 (5) 高村遺跡 (6) 森の段遺跡 (7) 川ハタ遺跡 (8) 上長尾遺跡 (9) 天王原遺跡 2 近隣町外の遺跡 (1)観音谷遺跡 (2)御堂平遺跡 (3)西原遺跡 (4)天王山遺跡 (5)旗指第1 地点 (6)山王前遺跡 (7)大鳥遺跡 (8)駿河山遺跡 (9)旗指古窯第4-Ⅱ地点 (10)原ノ平遺跡 (11)青木原遺跡 他 【著者】 池田純 1942生まれ。日本考古学協会員、静岡県文化財保護指導員、静岡県川根本町文化財保護審議会委員などを歴任。
  • 大きな地図で歩く京都の寺社
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※八坂神社、銀閣寺、金閣寺、東本願寺、西本願寺、平等院の境内マップは掲載しておりません。 京都の有名寺社の歩き方が、大きな地図で一目瞭然。主要エリアを網羅した、一年中使える完全保存版が登場! タイトルそのまんまの「大きな地図で歩く京都の寺社」は、特大境内マップを掲載。清水寺に二条城、伏見稲荷大社、永観堂、東福寺と、 全国から観光客が訪れる有名寺社ばかりで、国宝や重要文化財などの見どころはもちろん、紅葉や桜の絶景ポイントもバッチリ。 これさえあれば、寺社めぐりがさらに楽しくなる!  さらに、京都観光には欠かせないグルメ情報もたっぷり。 「京都にごはん食べに行くならどこ?」の質問に全力で答えたニューオープン店がそろい踏み。 町家、抹茶スイーツ、京野菜など、定番ポイントをしっかり押さえた新しくておいしい店ばかり。 京都を24エリアに分けた詳細なマップには、グルメの老舗や名店、人気店など、272スポットの情報を掲載。 隅々まで京都愛に溢れた一冊、読んで使えばきっと京都がもっと好きになるはず! ※ページ表記・掲載情報は紙版発行時のものであり、施設の都合により内容・休み・営業時間が変更になる場合があります。クーポン・応募券は収録しておりません。一部記事・写真・別冊や中綴じなどの特典付録は掲載していない場合があります。
  • 大きな地図で歩く京都の寺社 2017年版
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※八坂神社、京都御苑、金閣寺、妙心寺は掲載しておりません。 京都の有名寺社の歩き方が、大きな地図で一目瞭然。 清水寺など、寺社の特大境内マップには、国宝や重要文化財などのほか、紅葉や桜の絶景ポイントもバッチリ。 人気の御朱印を効率よく集められるコースや、伊藤若冲生誕300年を記念した限定御朱も。 さらに、地元編集部が探したグルメのニューオープン情報は、町家、抹茶スイーツなど新しくておいしい店ばかり。 名店・老舗含め全26エリア393スポットの情報を掲載した完全保存版です! ※本電子書籍は『大きな地図で歩く京都の寺社mini』にもとづいて制作しました。 ※ページ表記・掲載情報は2016年8/1時点のものであり、施設の都合により内容・休み・営業時間が変更になる場合があります。クーポン・応募券は収録しておりません。一部記事・写真・別冊や中綴じなどの特典付録は掲載していない場合があります。
  • 岡山の文化財-日本人がおき忘れてきた光り輝けるもの-
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 工芸品や建築物、史跡などの文化財約80点を取り上げ、文化財の見方や、それを通して見えてくるものをエピソードを交えながら解説。
  • オキナワグラフ 1976年12月号 戦後沖縄の歴史とともに歩み続ける写真誌
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 沖縄の文化財を守ろう 健康都市宣言の都市 宜野湾市 ことしも華麗に那覇まつり 第28回中小企業団体全国大会 世界の星・具志堅郷土に凱旋 ※資料として保管されていた古い雑誌をスキャンして電子書籍としています。古いもののため解像度が荒いページ、書き込みや汚れ、破れ、曲がりなどがございます。ご了承の上、ご購入ください。
  • オキナワグラフ 1963年5月号 戦後沖縄の歴史とともに歩み続ける写真誌
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 琉球の文化財 与那原にデパート 正田さん二十三年ぶりに来島 スポット 具志保男 楽しい暮らし・・・ プロパン 伊良部製糖工場全景 ヘイ・ホイ・ホイうるま育ち ※資料として保管されていた古い雑誌をスキャンして電子書籍としています。古いもののため解像度が荒いページ、書き込みや汚れ、破れ、曲がりなどがございます。ご了承の上、ご購入ください。
  • おしゃらく
    -
    東京都江戸川区葛西と千葉県浦安市を中心に伝わる「おしゃらく」とは、「お洒落」を語源とした江戸の風俗を色濃く残す庶民芸能である。 現在では東京都の無形民俗文化財に指定されているが、一時は暮らしの変化に伴って消滅の危機に窮していた。 この魅力ある芸能を途絶えさせてはいけないと「葛西おしゃらく保存会」を発足させ、現在も同保存会の会長を務める藤本秀康氏自らが 口述によって受け継ぎ伝承してきたこと記した貴重な記録である。演目や歌詞の解説を中心にまとめた「おしゃらく」の軌跡ともいえる一冊。 ※この作品は2014年発行の単行本(紙書籍)『おしゃらく』に、一部加筆修正した電子書籍版です。
  • 男の隠れ家 特別編集 必ず観たい注目の美術展2019-2020
    -
    全国から厳選!2019年下半期〜2020年上半期の美術展80 目次 必ず観たい注目の美術展2019~2020 美術展カレンダー 2019-2020 【美術展への誘い】 西洋近代絵画か、日本古美術か 【巻頭グラビア】 原寸大で楽しむ 名画鑑賞 第一特集 この秋冬お勧めの西洋美術  1 「印象派からその先へ─世界に誇る 吉野石膏コレクション展」より 世界に誇る吉野石膏のフランス近代絵画コレクション  2 「コートールド美術館展」より 英国が世界に誇る 印象派の殿堂 「オランジュリ─美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」より ヨーロッパ屈指のコレクション 21年ぶりに来日  4「ゴッホ展」より 2つの出会いに導かれた ゴッホの濃密な10年間  5 「ハマスホイとデンマーク絵画」より ヴィルヘルム・ハマスホイが描くどこまでも静謐で透明な世界  6 「カラヴァッジョ展」より バロック絵画の創始者、カラヴァッジョの光と闇  7 「ハプスブルク展」より 欧州随一の名門ハプスブルク家の名宝と美女たち  8 「ヨーロッパの宝石箱リヒテンシュタイン 侯爵家の至宝展」より 侯爵家に受け継がれてきた 華麗なる至宝 Column 1 「カルティエ、時の結晶」より 最高級の技と時が紡いだ究極の美 第二特集 この秋冬お勧めの日本美術  1 「正倉院の世界」より 皇室がまもり伝えた東洋美術工芸の傑作  2 「特別展 出雲と大和」より 正史・日本書紀編纂1300年古代日本を物語る名品  3 「流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」より 佐竹本三十六歌仙絵がたどった100年にわたる数奇な運命  4 「円山応挙から近代京都画壇へ」より 写生の祖・応挙に始まる 円山・四条派の系譜  5 「文化財よ、永遠に」より いにしえの文化・思想を伝えるために修復を経て蘇った文化財  6 「大浮世絵展」より 歌麿から国芳まで凝縮された人気絵師のエッセンス  7 「明治・大正・昭和の日本画」より 明治・大正・昭和の名画の 伝統と革新者をたどる  8 「大観・春草・玉堂・龍子 ─日本画のパイオニア─」より 大観・春草・玉堂・龍子 日本画の先駆者たち 第三特集 この秋冬お勧めの近・現代美術  1 「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」より 現代美術作家×西洋美術の巨匠名画に共鳴するアート  2 「塩田千春展:魂がふるえる」より 塩田千春の全貌を明らかにする不在のなかの存在とは⁉  3 「奇蹟の芸術都市バルセロナ展」より 都市計画の誕生からスペイン内戦までカタルーニャ芸術の精華 Column 2 「『ショパン ─200年の肖像』展」より ピアノの詩人 フリデリク・ショパンの生涯 Column 3 「マンモス展─その『生命』は蘇るのか─」より 第四特集 2019-2020年注目の展覧会 ロンドン・ナショナル・ギャラリー展/ボストン美術館展 芸術×力/メアリー・エインズワース 浮世絵コレクション ─初期浮世絵から北斎・広重まで/恐竜博2019/入門 墨の美術 ─古写経・古筆・水墨画─/いろトリどり ─描かれた鳥たち レスコヴィッチコレクション 広重・北斎とめぐるNIPPON/没後90年記念岸田劉生展/ミュシャと日本 日本とオルリク/ポーラ美術館×ひろしま美術館共同企画 印象派、記憶への旅/歌川国芳 ─父の画業と娘たち/新創開館10周年記念 企画展 美しきいのち ─日本・東洋の花鳥表現─/北斎没後170年記念 茂木本家美術館の北斎名品展/特別展 士 サムライ─天下太平を支えた人びと─ 黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部 ─美濃の茶陶/チェコ・デザイン 100年の旅/名勝八景 ─憧れの山水/バスキア展 メイド・イン・ジャパン/不思議の国のアリス展/エドワード・ゴーリーの優雅な秘密/茶の湯の名碗「高麗茶碗」/府中市制施行65周年記念 おかえり「美しき明治」 ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道/花と鳥の四季 ─住友コレクションの花鳥画/ラウル・デュフィ展 絵画とテキスタイル・デザイン/ラファエル前派の軌跡展/カミーユ・アンロ 蛇を踏む/鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開/金文 ─中国古代の文字─/琳派展21没後200年 中村芳中 ラスト・ウキヨエ 浮世絵を継ぐ者たち ─悳俊彦コレクション/山種美術館 広尾開館10周年記念特別展 東山魁夷の青・奥田元宋の赤 ─色で読み解く日本画─/特別展 江戸の茶の湯 川上不白 生誕三百年/目【mé】 非常にはっきりと わからない/特別展 三国志/開館記念 福美コレクション展/ルネ・ユイグのまなざし フランス絵画の精華/北斎没後170年記念 北斎視覚のマジック 小布施・北斎館の名品展 坂田一男展 捲土重来/国宝 雪松図と明治天皇への献茶/石内都展 都とちひろ ふたりの女の物語/窓展 窓をめぐるアートと建築の旅/やきもの入門 ─色彩・文様・造形をたのしむ/企画展 〈対〉で見る絵画/冬季特別展 日本画のテーマ 巨匠が愛した美/青木野枝 霧と鉄と山と 最古の日本刀の世界安綱・古伯耆展/山種美術館広尾開館10周年記念特別展 上村松園と美人画の世界/白髪一雄/狩野派 ─画壇を制した眼と手/DOKI土器! 土偶に青銅器展 ─はにわもいっしょに古代のパレード─/未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命─人は明日どう生きるのか/シュルレアリスムと絵画 ─ダリ、エルンストと日本の「シュール」/北斎師弟対決(仮) 江戸ものづくり列伝 ─ニッポンの美は職人の技と心に宿る─/国宝東塔大修理落慶記念 薬師寺展/開館10周年記念 夢の子ども時代─ボナール、ヴュイヤール、ヴァロットン展(仮)/ピータ・ドイグ展 美術展無料観覧券 読者プレゼント 奥付 裏表紙

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  • お殿様の定年後
    4.0
    ご隠居様、それでは藩の財政がもちませぬ! 著述活動、文化振興、歌舞伎見物、庭園整備…… 家督を譲った後も、彼らはアクティブに天寿を全うした。  江戸時代は泰平の世。高齢化が非常に進んだ社会だった。そのうえ大名は充実した医療も受けられ、隠居後の長い人生を謳歌できる資産もあった。  隠居すると、現役時代のように政治向きに関与することはほとんどなく、著述活動のほか、文化財の収集や保護などに力を入れるのが通例で、パトロンとして期待した文化人も集まってくる。そんな文化人のサロンをつくり文化事業を展開した。  現役時代にはできなかった娯楽に興じるお殿様も多かった。隠居後は江戸で余生を送るのが定番で、上屋敷を跡継ぎに譲り、巨大庭園のある中屋敷や下屋敷が生活の拠点となる。屋敷外での行動も束縛がなくなり、歌舞伎小屋に連日通う事例もみられた。江戸は日本最大の娯楽街であり、お殿様たちが江戸での隠居生活に憧れる大きな理由にもなっていた。  文化や娯楽に投じた費用が巨額にのぼり、藩の財政を傾かせる要因となった事例まである。例えば、徳川光圀が端緒を付けた『大日本史』編纂は水戸藩の財政に重くのしかかった。また、『大日本史』編纂を通じて創り上げられた水戸学は歴史を動かす原動力となったことは、はからずも幕末の歴史が証明している。政治への影響力も見逃せないのである。  権力に未練を残しつつもそれぞれの事情で家督を譲った後、藩主時代にはできなかった趣味に没頭するなどアクティブに活動した彼らの姿を通じ、知られざる歴史の一面を描き出す。
  • 火神録 考古探偵一法師全の記憶
    3.4
    大学で考古学を専攻する佳織は、殺人の現場に偶然いあわせたことをきっかけに、先輩の一法師、同級生の荻原、鋭い洞察力をもつ文化財修復師・後田あいりと行動を共にすることになる。佳織は一法師があいりに惹かれていることに気づき、動揺する。あいつぐ不審火、ビル爆破事件、そして大がかりな脅迫が古都を震撼させる。考古探偵の過去がついに明かされる、人気シリーズ第4弾!
  • 仮装行列
    -
    旧華族との交渉を懸念する父のすすめで、滝沢一郎と婚約した田所真木子。真木子の義父・憲介は、東洋美術館長で、重要文化財審議会の委員をしている。旧華族の東照寺公一は、徳之内元伯爵家の相続人・摂子とブルー・セックスに耽っているが、真木子の婚約を知ると、掌中の珠を失う思いに悩む。二人の結婚に執念を燃やすのは、元伯爵夫人・徳之内津留で、一郎の父・滝沢代議士は、大名華族の元家令である。この政略結婚のかげには、徳之内家所蔵の国宝絵巻屏風をめぐる、母娘の醜い争いが隠されていた……。真木子をめぐる、仮装行列さながらの上流社会の虚偽と性の腐爛を描いた大作。
  • 勝海舟が絶賛し、福沢諭吉も憧れた 幕末の知られざる巨人 江川英龍
    4.0
    11年に及ぶ江川文庫総合調査で目録に掲載された7万点の資料のうち、なんと4万点弱が重要文化財に指定された。本格的な分析はこれからだが、これまで知られていた事実の評価の見直しや、新たな幕末像が見えてくることは間違いない。知る人ぞ知る幕末の俊英であった江川英龍だが、幕末・維新の偉人たちが評価してやまない巨人であったのだ。国防からの韮山反射炉・お台場の建設、奇兵隊に先駆けて農兵を組織、近代軍隊の様々な施策(なんと軍用携帯食として初めてパンを焼き、パン祖とも言われる!)。そして、精緻かつ多数の絵画を残す風流人でもあった。今回の総合調査と韮山反射炉の世界遺産推薦をきっかけに、脚光を浴びる江川英龍の最新の研究結果が今ここに明らかになる。
  • 神奈川の教科書
    完結
    -
    神奈川県を深く知りたい人に贈る、大人のための教科書。歴史、地学、産業、交通、統計など、知らなかった神奈川が見えてくる。 ・巻頭特集 神奈川県ヘリテージ/国宝/国立公園/重要文化財の近代建築 ・空撮 空から見た横浜駅/桜木町駅/川崎駅/鎌倉駅 社会/歴史:日本武尊の東征と神奈川県/鶴岡八幡宮は2つあった?/鎌倉五山/五稜郭豊臣秀吉の一夜城石垣山/大山詣り       地理:大桟橋/中華街/葉山/湘南/箱根 産業:京浜工業地帯/国指定伝統工芸 交通:汽笛一声桜木町駅/京浜急行/江ノ電/鶴見線 理科/地学:神奈川最大の自然島城ヶ島/相模トラフと深海相模湾/海岸地形の博物館「江ノ島」 国語/金沢文庫/鎌倉幕府公式歴史書『吾妻鏡』 美術/北斎と広重の浮世絵に見る今昔 音楽/『赤いくつ』と『金太郎』『めだかの学校』のふるさと 体育/100年の伝統『箱根駅伝』 算数/統計:各市町村別人口・年齢構成 ◎豊富な地図や図版 ◎古地図や浮世絵などの資料も満載 ◎河合敦氏の歴史コラム掲載
  • kamakura 鎌倉の紫陽花
    -
    1巻660円 (税込)
    【電子書籍撮り下ろし】 鎌倉の魅力を伝える写真集「kamakura」シリーズ 三方を山に囲まれ、南には相模湾が広がる歴史ある観光地域、鎌倉(神奈川県)。ここは古社寺や史跡、文化財が多く残り、文化都市としても名高いところ。著者はそんな魅力ある「鎌倉」を、テーマにそって撮影しました。第1作目は「紫陽花」。成就院、浄智寺、東慶寺、御霊神社。後半は極楽寺、長谷寺、そして「あじさい寺」として親しまれる明月院に咲く紫陽花を特集しお届けします。
  • kamakura 鎌倉歴史めぐり 1
    -
    1巻1,320円 (税込)
    【電子書籍撮り下ろし】 源氏ゆかりの地。 鎌倉の魅力を伝える写真集「kamakura」シリーズ 待望の鎌倉歴史めぐり第1弾は「円覚寺、東慶寺、浄智寺、明月院、建長寺」をお届けします。 三方を山に囲まれ、南には相模湾が広がる歴史ある観光地域、鎌倉(神奈川県)。古社寺や史跡、文化財が多く残り、文化都市としても名高い。本書はそんな魅力ある「鎌倉」の歴史を巡る写真集です。 著者・撮影:榎本壯三
  • kamakura 鎌倉歴史めぐり 3
    -
    1巻1,320円 (税込)
    【電子書籍撮り下ろし】 源氏ゆかりの地。 鎌倉の魅力を伝える写真集「kamakura」シリーズ 一度は行ってみたい鎌倉歴史めぐり第3弾は「海蔵寺、御霊神社、光則寺、成就院、薬王寺、鎌倉大仏、長谷寺」をお届けします。 三方を山に囲まれ、南には相模湾が広がる歴史ある観光地域、鎌倉(神奈川県)。古社寺や史跡、文化財が多く残り、文化都市としても名高い。本書はそんな魅力ある「鎌倉」の歴史を巡る写真集です。 著者・撮影:榎本壯三
  • kamakura 鎌倉歴史めぐり 2
    -
    1巻1,320円 (税込)
    【電子書籍撮り下ろし】 源氏ゆかりの地。 鎌倉の魅力を伝える写真集「kamakura」シリーズ 人気の鎌倉歴史めぐり第2弾は「光明寺、安養院(田代寺)、瑞泉寺、鶴岡八幡宮~源頼朝の墓、本覚寺、妙本寺」をお届けします。 三方を山に囲まれ、南には相模湾が広がる歴史ある観光地域、鎌倉(神奈川県)。古社寺や史跡、文化財が多く残り、文化都市としても名高い。本書はそんな魅力ある「鎌倉」の歴史を巡る写真集です。 著者・撮影:榎本壯三
  • 神と黒蟹県
    3.9
    1巻1,900円 (税込)
    架空の県を舞台にした連作小説集 「黒蟹とはまた、微妙ですね」 微妙、などと言われてしまう地味な県は全国にたくさんあって、黒蟹県もそのひとつだ。 県のシンボルのようにそびえたつのは黒蟹山、その肩に目立つ北斎が描いた波のようにギザギザの岩は、地元では「黒蟹の鋏」と呼ばれ親しまれている。県庁や裁判所を有し、新幹線も停まる県のビジネス拠点としての役割を担う紫苑市と、かつての中心地で歴史的町並みや重要文化財である黒蟹城を擁する灯籠寺市とは、案の定、昔からの遺恨で仲が悪い。空港と見まごうほどの巨大な敷地を持つショッピングモールの先には延々と荒れ地や牧草地が続き、廃業して解体されてしまって今はもう跡地すらどこだかわからない百貨店に由来する「デパート通り」はいつまで経っても改称されず、同じ姓を持つ住民ばかりの暮らす村がある。  つまり、わたしたち皆に馴染みのある、日本のどこにでもある「微妙」な県なのだ。 この土地に生まれ暮らす者、他県から赴任してきた者、地元テレビ出演のために訪れた者、いちどは故郷を捨てるもひっそり戻ってきた者、しばしば降臨する神(ただし、全知全能ならぬ半知半能の)。そういった様々な者たちのささやかでなんてことないが、ときに少しの神秘を帯びる営みを、土地を描くことに定評のある著者が巧みに浮かび上がらせる。
  • カラー版 東京鉄道遺産100選
    5.0
    開業以来150年、東京の鉄道はつねに町づくりとともにあった。江戸以来の水道を横切るための煉瓦アーチ橋。多摩川の砂利で作ったコンクリート高架。壮麗な旧万世橋駅や浅草駅。そしてあちこちに延伸された軍用鉄道と戦争の痕跡……。東京駅舎のように誰もが知っている文化財から、絶滅寸前の吊り掛け電車や駅の木製ベンチ、構内踏切のような意外なものまで、首都に残る貴重な100の歴史的遺産を精選して紹介する。
  • カラー版 物語で読む国宝の謎100
    -
    語り継がれる名品には時を越えるドラマがある。 絵画、彫刻、工芸品、古文書、建造物 厳選した名宝をカラー写真で徹底解説! 国宝はいったい誰が、なぜ、どのような基準で決めているのか。博物館や美術展で「国宝」と記載されている作品を見たことがあると思うが、国宝が指定されるようになった背景を説明できる人はあまり多くないだろう。本書では、「この文化財がなぜ国宝となったのか」「どこが貴重なのか」など、国宝にまつわる100の謎を厳選し、カラービジュアル・図解つきでわかりやすく解説。国宝一点一点の美術・資料的価値が、物語・エピソードとして読み解ける一冊。 【目次】 第1章 知っておきたい国宝の基礎知識 第2章 国宝「絵画」の謎 第3章 国宝「彫刻」の謎 第4章 国宝「工芸品」の謎 第5章 国宝「考古・古文書」の謎 第6章 国宝「建造物」の謎 第7章 データでみる国宝の謎
  • カリフォルニアホテルインテリア
    -
    南カリフォルニアにあるデザイナーズホテル&リノベーションホテルを 「インテリアデザイン」という観点から取材して1冊にまとめました。 ビーチ沿いの風光明媚なリゾートホテル、砂漠のど真ん中にあるロッジ風ホテル、 ハリウッドの歴史と共に歩んできた文化財のようなホテル、 ミッドセンチュリーモダンを現代に伝えるホテル……旧きよきアメリカが残り、 世界的なカルチャーの発信地でもある南カリフォルニアだからこその、 個性的で文化的なホテルが登場します。 旅のホテル選びにはもちろん、オフィスや自宅のインテリアコーディネイトの 参考例集としてもご活用ください。 ※デジタル版には、表紙画像や目次に掲載している記事、画像、広告、付録が含まれない場合があります。また、掲載情報は原則として奥付に表記している発行時のものです。
  • 環境と共生する住宅 「聴竹居」実測図集 増補版
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 自宅を実験場にして、日本の住宅史に巨大な足跡を残した藤井厚二。本書は、重要文化財「聴竹居」での試みを、詳細な実測図面から読み解くもの。増補版では、藤森照信、内藤廣、松隈章の3氏による鼎談を収録し、主要作品の解説を追加。これからさらに読み解かれるべき「聴竹居」の魅力と、今も色あせないその発信力に光を当てる。
  • Casa BRUTUS特別編集 ニッポンが誇る「モダニズム建築」
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 Casa BRUTUS特別編集 ニッポンが誇る「モダニズム建築」 完全保存版トラベル・ガイド 外国人向けのガイドブックには、日本の様々な名所・旧跡に混じり、日本独自の発展を遂げたモダニズム建築の数々が紹介されています。 そんな日本の観光資源ともいえる、戦後1950年代~1970年代までにつくれたモダニズム建築を「カーサ ブルータス」が独自の視点でピックアップ。 魅力あふれるモダニズム建築の数々を紹介するトラベル・ガイドです。 ●名作88件モダニズム建築MAP ●トーマス・マイヤー緊急来日!ニッポンのモダニズム建築を救え。 ●ホテルオークラのデザイン研究。「意匠」の秘密をご存じですか? ●トーマス・マイヤー、杉本博司と日本のモダニズム建築を語る。 ●M・ハウエル、P・スミス‥・コメント集「なくらないで、私のオークラ」 ●日本モダニズム建築の父、タウトとレーモンドを知っていますか? ●ドコモモって何? ドコモモ選定174建築リスト ●さよなら、<神奈川県立近代美術館 鎌倉> 写真 ホンマタカシ ●本物の「和モダン」を知っていますか? 日本のモダニズム7人の巨匠たち ●今すぐ重要文化財に指定したい、モダニズム建築88件リスト ●日本のモダニズム建築を巡る10の旅へ 山陰 寒河江 岡山 高松 金沢 津山 常滑 横浜 世田谷 南あわじ  And more…… ※本ムックはカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。
  • ガラスの棺
    -
    重要文化財の京都二条城大門と広島の宮島大鳥居に、男女の名前が落書きされた。そしてこの二人が怪死! 推理作家でTVキャスターの矢村麻沙子は、この事件を番組で取りあげたことから関心をもち、犯人の追及に乗り出した。事件を洗ううち浮かび上がった八年前の惨劇。さらにその背景には……。ダイナミックな物語展開と創意あふれるトリックが織りなす傑作。
  • 北朝鮮・絶対秘密文書―体制を脅かす「悪党」たち―
    5.0
    記者が秘かに入手した、あの国が「絶対秘密」と指定する内部文書。そこには、統制に抗い、管理から外れた「悪党」たちのたくましいまでの行動が描かれていた。金鉱山のヤミ採掘、放射性物質の密輸出、世界遺産地区からの文化財窃盗──。数々の経済犯罪は、市場経済の拡大から露呈した国家管理の限界でもあった。文書分析と北朝鮮住民たちへの直接取材の積み重ねから、閉鎖国家の現在と、その体制崩壊への道筋に迫る。
  • 畿内 古墳探訪ガイド 改訂版 大阪・京都・奈良・兵庫
    完結
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 156ヶ所の古墳・遺跡と24カ所の博物館・資料館を 写真と図解で詳細にご紹介します。 ◆◇◆ 本書について ◆◇◆ 古代遺跡を訪ねるときは府県市区町村の 区割りにとらわれないことが重要です。 当時の境界は山や川であり、 情報文化の伝達は、通された道によります。 本書では畿内(現在の大阪府、京都府、奈良県、 兵庫県東部)の古墳群を中心に紹介するほか、 +αとして、お隣の吉備(主に岡山県)の 古墳についても触れています。 本書ではGoogle Earthの図版を多用しています。 これを用いることで、遺跡の地理環境、 実際に自分がアプローチする道筋、遺跡のどこに 立って自分が臨んでいるかまでわかりやすくなります。 しかし、Google EarthやGoogleMapだけでは 形がわかりにくかったり、 掲載のない遺跡や表示されない道もあるので、 そこには座標軸やメモを加えました。 これら図版はその時代を想い描く材料として、 是非、遺跡を楽しむのに活用してください。 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆ 奈良、大阪の古墳群と交通の要衝 ☆ 古墳の形と特色/古墳の石室 ☆ 埴輪の広がりと主な形象埴輪 ☆ 奈良県 *1 纒向 *2 柳本、大和、杣之内 *3 磐余地方 ・・・など全9項目 ☆ 大阪府 *10 古市 *11 百舌鳥 *12 三島野 ・・・全3項目 * 古代鏡について ☆ 兵庫県 *13 兵庫 ・・・全1項目 * 日本の古墳上位30基 ☆ 京都府 *14 京都 山城 *15 京都府中西部 *16 京都府北部 ・・・全3項目 ◎ より楽しむための+α * 補 吉備(岡山県) ◆◇◆ 著者紹介 ◆◇◆ 松本 弥(まつもと わたる) 早稲田大学卒。 専門は古代エジプト史。 日本オリエント学会正会員。 大阪大学民族藝術学会正会員。 NHK文化センター青山教室(2004年~)。 郵船クルーズ「飛鳥I」「飛鳥II」 世界一周クルーズ(2005~2014年)などの講義、 講演、出版を通して幅広く歴史・文化の紹介に努める。 古墳との出会いは、小学生のときに入った 文化財愛護少年団のときから。 以来、専門の古代エジプト史研究の傍ら、 古墳の魅力を追究している。 ※本書は2011 年発行の 『畿内 古代遺跡ガイド』を元に、 加筆・再編集を行った新版です。
  • 吉備考古論考集
    -
    1巻3,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 岡山県立博物館館長など県文化財行政に身を置き考古学研究者として活躍した故・葛原克人氏の代表的な論文をまとめた。吉備の弥生時代から古墳時代、古代寺院、古代山城などの幅広い研究成果。
  • 京都かがみ
    4.0
    ※本書はリフロー型の電子書籍です。 【失われつつある「京都」の伝統文化】 京都は日本をうつす「かがみ」であり、自身をうつす「かがみ」であり、もしかしたら世界の「かがみ」であるかもしれません。今、日本の伝統文化は危機的状況にあります。私たちは、先人がつないできてくれたもの、残してくれた有形無形の資産を、未来へと再びつないでいく責務があります。本書は、数々の伝統文化の現場に携わってきた筆者が、京都への愛と感謝をこめて、京都と伝統文化の現状と未来への提言を記すものです。 〈本書の構成〉 序章 京都に生きる 第1章 なぜ、いま伝統文化なのか 第2章 茶室にはあらゆる伝統がつまっている 第3章 伝統文化をプロデュースする 第4章 伝統文化から得られること 第5章 伝統の灯を絶やさないために 〈本書の内容〉 ・失われつつある京都の伝統文化 ・伝統とともに暮らす京都人 ・「よそさん」の視点 ・一日に二軒消えている京都の町家 ・謎解きをあそぶ茶事の愉しみ ・建物の声を聞く、「弘道館」 ・文化財の価値をひらく、二条城「寛永行幸」 ・「文道」をつなぐ、北野天満宮「曲水の宴」 ・史料から興す、下鴨神社「糺勧進能」 ・作り手になってみる、京菓子展「手のひらの自然」 ……ほか 〈著者プロフィール〉 濱崎加奈子(はまさき・かなこ) 神戸市出身。大学時代より京都に住み、伝統行事の再興や建造物の保存等、文化の継承に関わる数々の現場に携わる。京都大学文学部(美学美術史学)卒業。東京大学大学院(表象文化論)博士課程修了。学術博士。公益財団法人有斐斎弘道館の代表理事兼館長であり、伝統文化プロデュース連を主宰。また、京都府立文学部准教授、京阪ホールディングス社外取締役、北野天満宮和歌撰者、京都観光おもてなし大使でもある。著書に『香道の美学』(思文閣出版)『ふろしき』(PIEINTERNATIONAL)、『平成のちゃかぽん』『京菓子と琳派』(淡交社)などがある。

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  • 京都 格別な寺
    4.0
    世界有数の文化財の宝庫・京都。四季折々のさまざまな表情を見せる千年の都で、時を超え、やすらぎを与える、至高の寺院たちの歴史ドラマを歩く。
  • 京都の壁
    3.3
    千年の都・京都にはいくつかの壁が存在する。言葉の壁、老舗の壁、地形の壁、京料理の壁、京都人の壁、文化の壁……良くも悪くも京都らしさ、日本らしさを体現したこれらの壁の正体は? 【目次より】●第1章 城郭のない街……日本人の「うち」と「そと」意識 ●第2章 京都人のいけず……「ぶぶ漬けでも」は都市伝説か? ●第3章 「美人」東西物語……江戸の侍文化と京の町衆文化 ●第4章 都市論と京都……古都になるには千年かかる? ●第5章 私の好きな京都……木屋町の思い出 ●第6章 京都、東京、大阪――新三都物語……住むなら京都がいちばん! ●第7章 京都は日本文化の中心か?……祇園祭は文化財の宝庫 ●第8章 共通言語と地方……言葉こそ文化である ●第9章 京都とサブカルチャー……世界がマンガを必要としている ●第10章 京都と自然……鴨川と方丈記

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  • 京都花街の芸舞妓は知っている 掴むひと 逃すひと
    3.0
    「一流の男はんは、やっぱりどこかがちがいます。」 京都市の無形文化財、花街。1年間でかかるお座敷は500を下らない中、著者は芸舞妓として11年間にわたり最上級のおもてなしをしてきた。 花街は「一見さんお断り」が常識であり、基本的にお茶屋遊びをするお客様のほとんどは世界の超一流の方ばかり。 そんな世界で知り得た、望むものをいとも簡単に手にする人と、なぜかいつも手からこぼれ落ちてしまう人の大きなようで小さな差とは。 チャンス、商機、人の心、女性の気持ちを掴んで離さない!  そんな人になるための至高の指南48。
  • 京都 レトロモダン建物めぐり
    完結
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 明治・大正の文化財から、 昭和の老舗喫茶まで。 ★ 「古き良き時代」を遺す空間を 59件をご案内します。 ◆◇◆ 本書について ◆◇◆ ふと通りかかった街角。 レトロでモダンな建物や昔ながらの喫茶店を見かけて、 どきっとして立ち止まったことはありませんか。 なにか通り過ぎるのがもったいないような気がして…。 本書『京都レトロモダン建物めぐり』には、 京都に佇む宝石のような59の建物たちが凝縮されています。 数々の神社仏閣、 風情ある町家など、 和のイメージが強い古都・京都ですが、 実は明治・大正時代からの歴史ある洋館がたくさん残っています。 また意外にも、昔から京都の人はコーヒーが大好き。 長く愛されてきた老舗喫茶店もいっぱいです。 この本は読んで楽しめるのはもちろん、 まだ知らない素敵な建物に出会うために、 実際に持ち歩ける「使って楽しいガイドブック」を目指しました。 気になる建築家の建物ツアーを組んでみるのもいいですし、 観光名所と併せてその近くの文化財やお店に寄るのも楽しいはず。 「あのカフェに行ってみたい! 」という気持ちから、 建物そのものへの興味が花開くかもしれません。 あなたの建物めぐりの相棒として、 好奇心が羽ばたくきっかけとして、 自由に使いこなしていただければ幸いです。 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆ 七条から五条界隈 * ザ・ホテル青龍京都清水(元清水小学校) * 夢二カフェ五龍閣(旧松風嘉定邸) * 京都国立博物館本館(明治古都館)[重文] * 4Kaikado Caf é (カイカドウカフェ) * 旧下京図書館・元淳風小学校 ・・・など ☆ 四条から三条界隈 * 長楽館 * 麺処むらじ 室町店 * 新風館(旧京都中央電話局) * 中京郵便局 * フランソア喫茶室 * イノダコーヒ 本店 ・・・など ☆ 左京区界隈 * 駒井家住宅 * アンスティチュ・フランセ関西 * 3吉田山荘・カフェ真古館(元東伏見宮家別邸) * 茂庵(もあん) * 進々堂 京大北門前 ・・・など ☆ 西陣から太秦界隈 * 日本聖公会 聖アグネス教会(平安女学院礼拝堂) * 旧京都中央電話局上分局 * 紫明会館 * 日本聖公会京都聖三一教会 * 京都市考古資料館(旧西陣織物館) * 旧徳力彦之助邸 ・・・など ※ 本書の情報は、2021年1月のものです。 お出かけの際にはHPなどで必ず事前にご確認ください。
  • 京都 六波羅蜜寺 空也上人写真集
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 京都六波羅蜜寺所蔵の「空也上人立像」(運慶の四男・康勝の作)。半開きの口から出ている6体の阿弥陀如来が特徴的で、国の重要文化財に指定されている。空也上人とは平安時代の僧侶で、疫病・飢饉からの安寧を願い、「南無阿弥陀仏」を唱えて京の町を巡り歩き、念仏を広めたことで知られる。  本書は、東洋美術印刷から発売された、高精細印刷写真集の電子版。序文と章解説を『世界の中心で、愛を叫ぶ』など数々の作品を生み出した、作家・片山恭一氏が担当。また、京都六波羅蜜寺山主65世・川崎純性氏が題字揮毫と後書きを寄稿している。千年の時を超えて、空也上人の心が現代に蘇る……。 ●小平尚典(こひら・なおのり) 1954年福岡県生まれ。写真家、フォトジャーナリスト。日本大学芸術学部写真学科卒業。欧州を放浪後、エディトリアルカメラマンとして数多くの雑誌で活動。1980年、新潮社「FOCUS」誌専属カメラマンとして創刊に参加。1987年、米国ロサンゼルスに移住。2009年に帰国後は、米国での経験を生かし、メディアプロデューサーとしても活躍。安西水丸氏との共著『彼はメンフィスで生まれた』『アトランタの案山子、アラバマのワニ』の他、『おやさと写心帖』など著書多数。公益社団法人日本写真家協会会員。早稲田大学理工学部非常勤講師。
  • 教養としての日本地理
    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    仕事に!勉強に!旅行にとっても役立つ! 社会人として知っておきたい日本地理のあれこれが 地図とデータでひとめでわかる! 私たちが学校で習った教科の中で、 日常の生活と最も深いかかわりを持っている科目は、 地理ではないでしょうか。 地理の知識を身につけている人とそうでない人とでは、 同じニュースを見聞きしても、 理解度に大きな差が出てくるでしょう。 本書は、日本地理の基本的な知識をベースに、 各項目を見開き単位の見やすい構成にしました。 左ページには地図やデータを多用していますので、 ここだけ見ても十分興味深く理解できるようになっています。 ■目次 1章 大きく変わりつつある日本のすがた 2章 知っているようで意外と知らない日本の国土 3章 山、川、島、湖ー複雑な日本の地形 4章 行政区分の返還と都市の移り変わり 5章 日本の自然と気候 6章 日本の文化と伝統、文化財

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  • 空海に秘められた古寺の謎 弘法大師と辿る高野山と真言宗
    -
    1巻1,430円 (税込)
    ■令和5年、弘法大師空海生誕1250年、真言宗開宗1200年! 故郷の讃岐、高野山とともにゆかりの古寺・霊場から足跡を辿る。 774年に香川県の豪族の家に生まれた空海は、804年に遣唐使の一人として唐に渡るが、この頃はまだ無名の一僧侶でしかなかった。 同時代の最澄が1年を使い様々な仏教の勉強をしたのに対し、空海は2年ほどの歳月を使い唐で密教を集中して学び、それを日本へ持ち帰り、発展させ、真言密教を完成させたことで知られる。本書は、周年を迎えることで注目高まる空海の人生を、足跡としての古寺を通して見ていくものである。故郷の讃岐や高野山にとどまらず、留学先の中国、そして伝説として伝わる全国のゆかりの古寺・霊場にもふれる。 ※令和3年12月刊『最澄に秘められた古寺の謎』の姉妹版 [目次] 第1章 空海の生涯 I 第2章 空海の生涯 II 第3章 高野山を歩く 第4章 空海ゆかりの古寺 【編者略歴】 山折哲雄(やまおり・てつお) 宗教学者・評論家。1931年、米国サンフランシスコ生まれ。東北大学印度哲学科卒業。国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター所長を歴任。現在は国際日本文化研究センター、国立歴史民俗博物館、総合研究大学院大学の各名誉教授。『世界宗教大事典』(平凡社)、『仏教とは何か』(中公新書)、『「ひとり」の哲学』(新潮選書)、『わたしが死について語るなら』(ポプラ新書)など著書多数。 〈本文執筆〉 古川順弘(ふるかわ・のぶひろ) 1970年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。宗教・歴史分野を扱う文筆家・編集者。『人物でわかる日本書紀』(山川出版社)、『古代神宝の謎』(二見書房)、『仏像破壊の日本史』『古代豪族の興亡に秘められたヤマト王権の謎』(以上、宝島社)ほか著書多数。 【写真提供・撮影協力】 京都大学附属図書館、金剛三昧院、金剛峯寺、写真AC、国立国会図書館、国立文化財機構所蔵品統合検索システム、古川順弘、Adobe Stock ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『空海に秘められた古寺の謎―弘法大師と辿る高野山と真言宗』(2022年7月15日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • 九鬼と天心 明治のドン・ジュアンたち
    -
    明治初期、「廃仏毀釈運動」における日本文化財の破却の危機を救った二人の英雄がいた。九鬼隆一と岡倉天心である。二人は全国の主だった寺社仏閣を調査し、保護するべき文化財を実態把握した。その上で、文化財保護の基本法となる古社寺保存法を明治30年(1897年)に制定する。二人はまさに日本文化の荒廃をすんでのところで救ってくれた救世主であった。しかし、人間には光と影がある。二人には非常な能力とともに強烈な欲望をあわせもっていた。それは出世欲であり、独占欲であり、そして何より強い性欲であった。本書は、日本の美と文化を守った九鬼・岡倉コンビの活躍と、その裏に隠された愛憎渦巻く修羅の世界を描くものである。福沢諭吉、九鬼波津子、木戸孝允、大久保利通、伊藤博文、九鬼周造など、明治という激動の時代を生きた魅力ある人物たちが登場。道徳の教科書に載るような聖人君子伝では味わえない示唆を与えてくれる一冊。

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  • 黒い絵
    3.3
    1巻1,771円 (税込)
    ついに封印を解かれたのは、著者初の「ノワール小説集」。嗜虐と背徳によって黒く塗りこめられた、全6作品を収録する衝撃作! 深海魚 Secret Sanctuary 高校生の真央は友だちも彼氏もいないうえ、クラスメイトからいじめられていた。そんな真央が安息を得られるのは押入れの中だけだった。真っ暗にすると「海の底」のようで……。 楽園の破片 A Piece of Paradise ニューヨーク発の急行列車は遅れていた。ボストン美術館での講演会でスピーチをする予定の響子は焦る。もうひとりの話者のレイとは7年間の不倫関係を清算したばかりだった。 指 Touch 私は私大の日本美術史博士課程の2年生。家庭を持つ彼の研究室で助手をしている。ある週末に奈良の室生寺を訪れ、ずっと手をつないでいる私たちは、どう見ても不倫カップルだ。 キアーラ Chiara アッシジには10年ぶりの再訪だった。亜季は文化財の修復科のある芸術大学を休学して20歳で渡伊し、長年フレスコ画修復の修業をしていたところ、中部の大地震に見舞われ……。 オフィーリア Ophelia わたくしは絵の中の囚われ人。水に浸ってあとひと息で命が絶えるその瞬間を、生き続けています。ロンドンから日本へ連れて来られたわたくしが目撃した、残虐な復讐とは…。 向日葵(ひまわり)奇譚 Strange Sunflower 超売れっ子の役者・山埜祥哉の舞台の脚本を書きたくて、脚本家の私は、ゴッホが主人公の脚本を完成させる。が、脚本が仕上がった直後に、ゴッホらしき人物の奇妙な写真を入手して……。
  • 決定版 日本の仏像200 一冊ですべてがわかる!
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★★200点超! 迫力の仏像写真!★★ なんで手の形が違うの? なぜ座ってるの? 仏像にも序列がある? など、仏像の基本的なことや、仏像の見方、楽しみ方を、日本を代表する迫力の仏像200枚の写真とていねいなイラストでわかりやすく紹介しました。国宝・重要文化財も多数掲載。仏像のことを知りたい人必携の1冊です!! ※本書は、当社刊「写真・図解 日本の仏像 この一冊ですべてがわかる!」(2016年2月発行)を再編集し、書名・価格等を変更したものです。 【目次】 仏像とは何か? 仏像の分類 国宝と重要文化財 第1章 如来 第2章 菩薩 第3章 明王 第4章 天部 拝観ガイド 仏像所蔵・写真提供先一覧 <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
  • 月刊ドキュメント 千年を寿く天地人の鼓舞 IN 丹波篠山×チャーリー・アキ
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    新シリーズ「月刊ドキュメント」。写真家 チャーリー・アキが、空間を切り撮る!!能を取り入れた「傾舞(かぶくまい)」で世界を股にかける天人JUN氏と、そして丹波へ移住され大倉流小鼓方の能楽師上田敦史氏との共演による演舞。 舞台となるのは9年後に一千年祭を控えた柏原八幡宮。今回は宮司様のご厚意により、御本殿でのご奉納の演舞とさせていただくことになりました。さらに驚くべきは、一般公開されていない八幡様の重要文化財である能面を背景に舞うという奇跡のコラボレーションが可能となりました。 「とても緊張感のある傾舞でした。JUNさんをはじめ、撮影している時のあの緊張感と集中力がたまらなく好きです。次は夜桜ですかね?また、皆様とお会いできることを楽しみにしています。皆さんにあたたかく迎えて頂き、ご一緒できたことを嬉しく想っています。ありがとうございました。その時間をここに残したいと思います。」 チャーリー・アキ ■演者 傾舞 天人JUN   能楽大倉流小鼓方 上田敦史  能楽森田流笛方 野口亮  落語家 月亭太遊  柏原八幡宮一千年を想う会 葉山生子  花田匡平  神谷圭治  田代春佳  ■スタッフ 恒松智子 林田牧子 ■舞台提供 柏原八幡宮  里庵      ■小道具提供 常光寺       レストラン山の駅  西山酒造場     ■広報協力 丹波新聞社  ■ムービー Sakamon ■写真 チャーリー・アキ 使用カメラ: FUJIFILM X-T1 使用レンズ: XF35mm F1.4 R / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS ■柏原八幡宮 http://www.kaibarahachiman.jp/ 【天人JUN氏】 幼少より武道武術をたしなみスタントマンから大道芸人を経てパフォーマーに世界を旅するうちに日本人独自の運動特質と環太平洋の古い部族の動きを各地の格闘技、伝統舞踊学び、研究しその共通点を編集、独自の哲学をもとに傾舞(かぶくまい)を創始した。 ブログ  http://amanto.jp/groups/planet-jun/blog/ 掲載記事 http://share-living.jp/project/post2392/ 【上田 敦史氏】 鋭い着眼点とアイデアで『鼓舞志座』の活動を支えるフロントマン的存在。昭和48年生まれ。能楽大倉流小鼓方。大倉流小鼓16世宗家 大倉源次郎に師事し、平成4年「小鍛冶」で初舞台を踏む。企画公演「能楽囃子の世界」や「五人囃子ライブ 能楽オーケストラ+α」などを開催するほか、シンガポール・アメリカ・カナダ・韓国・ヨーロッパ各都市での海外公演にも多数参加。 丹波定住物語より http://teiju.info/a/4851 掲載記事  http://takeme.osoto.jp/tradition02.html
  • 源氏物語と鎌倉
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鎌倉には『源氏物語』と『万葉集』という二大古典の貴重な知的遺産が制作される土壌がありました。 紫式部が書いた『源氏物語』、しかし、紫式部自身の手書き原稿が残っているわけではありません。 昔の人が「写本」として書き残してくれて、今に引き継がれているのです。 二大写本のひとつ「河内本源氏物語」は鎌倉でつくられました。 考古学を学んだ著者の新たな切り口から、鎌倉における『源氏物語』の成立過程を辿る研究書です。 著者は早稲田文学新人賞受賞の面目躍如、作家魂はタイムトンネルをくぐりぬけ、流れる筆力で当時の人々を取材しているかのようです。 歴史の彼方に色濃く残る平家の王朝文化。 鎌倉と京の有識者たちの交流図を付して解明していきます。 鎌倉にはかつて『尾州家河内本源氏物語』という重要文化財にも指定される立派な写本が存在しました。 そして『西本願寺本万葉集』という、現在刊行されている『万葉集』のすべての底本になっている写本も。 二つの写本は鎌倉時代、鎌倉の地で制作されたのです。 鎌倉の滅亡とともに流失して、今では鎌倉の人たちでさえ知らない状況になっています。 鎌倉は武士の都といわれますが、この写本の存在が雅な文化もあったことを語ってくれています。
  • 元素は語る - 考古化学で読む元素図鑑 -
    -
    元素という教養は一生ものの武器! 古代文化財の謎を解く!文系こそ読んで楽しい元素図鑑 ■考古学と化学を結びつける元素 ■「物質史」という考え方? ■日本人が発見し命名した元素 ニホニウム ■先史時代の壁画で黒の顔料になったMn(マンガン) ■医療に役立つ人類初の人工元素Tc(テクネチウム) ■Na(ナトリウム)はミイラの防腐剤になる ■印象派の画家に愛された黄色顔料Cd(カドミウム) ■ゴッホが愛した元素はCr(クロム) ■宝石の「色」を作り出すヒミツ!? ■人類最古の合成顔料はCu(銅)から!? ■金より高価な鉄が存在した! ■古代人は野菜(K)でガラスを作る!? 本書は、たんに元素の性質などを紹介するだけでなく、元素そのものの美しい写真や用例の写真を掲載するとともに、わたしの研究テーマのひとつでもある美術や考古学、あるいは環境科学といった視座からも元素を解説し、最新の研究成果も盛り込みました。 気になる元素だけ拾い読みいただくもよし、写真をご覧になって、興味を引いた元素から読んでいただくのも歓迎です。 それでは、美しくて奥が深い元素の世界をご堪能ください。(はじめにより) ●我々は元素の中で生きており、元素という教養は一生ものの武器 我々は元素の中で生きており、元素図鑑は人生のガイドブック ※カラーページが多いので、カラー表示を備えた端末で読むことに適しています。 【著者プロフィール】 中井泉 (なかい いずみ) 1953年、東京生まれ、化学者。 東京理科大学名誉教授。 エジプト、トルコなど世界の考古遺跡・博物館で文化財をその場で分析し、物質史の解読を行う。 その他、分析化学、鑑識科学、結晶化学、鉱物科学など多岐にわたる研究を展開。 おもな著書に、『蛍光X線分析の実際 (第2版)』(朝倉書店)など。
  • 原爆は京都に落ちるはずだった
    -
    1巻733円 (税込)
    【バラク・オバマ米大統領の広島訪問を受けて緊急出版】 米国はなぜ、どのように日本に原爆を投下したのか。 そこに、正義はあったのか? 戦後の俗説を解明することで、原爆投下プロジェクトの舞台裏を暴く1冊。 ■京都は原爆投下第一目標だった!? 人口の多い京都が空襲されなかったのは、文化財がたくさんある古都だからと習った人はいないでしょうか。 また、米国人のウォーナー博士が京都の素晴らしさを訴えたために、空襲が回避されたという番組がNHKで放送されています。 しかし、これは真実ではありません。 京都が空襲を受けなかった理由は、原爆投下の第一目標だったためです。 ・人口が100万人以上で、かつ密集している ・盆地で爆風の威力を発揮しやすい という理由から、京都は原爆の威力を測定するのに最適な都市と考えられたため、通常の爆撃を控えられていたのです。 本書では、 ・京都はなぜ原爆投下目標に選ばれたのか ・「文化財保護説」や「ウォーナー伝説」は誰が何のために伝説を創作したのか を膨大な資料から解明し、戦後、“米国が仕掛けたプロパガンダ(虚構)を覆します”。 ■著者略歴 吉田守男(よしだ・もりお) 1946年京都生まれ。71年京都大学文学部(国史学専攻)卒業。78年京都大学大学院文学研究科博士課程を単位取得満期退学。87年樟蔭女子短期大学講師、助教授を経て、94年より教授。2001年より大阪樟蔭女子大学教授。
  • 高校野球の経済学
    4.7
    1巻1,650円 (税込)
    高校野球は「重要無形文化財」! 高校球児は「特別天然記念物」! 男子高校生の10人に1人が野球部 平日昼間に視聴率20%超 超人気コンテンツには強い「仕掛け」があった! 汗と涙の裏側にある特殊構造に迫る ◎高校生が野球部に入ると年間いくらかかる? ◎学校数が多い都道府県は甲子園でも強い? ◎高校野球の審判になるには? ◎高校野球だけ特待生が問題視されるのはなぜ? ◎高野連が不祥事にあれほど厳しいのはなぜ? ◎甲子園の外野席が無料なのはなぜ? 他のスポーツと違うのには理由があった! 野球伝来からの歴史を辿りながら、大人たちがどのように甲子園という舞台装置を演出してきたのかを分析する。 「本書の目的は、高校スポーツの一つに過ぎない高校野球が100年の長きにわたって続いてきた理由について、経済学的思考法を用いて体系的に説明することである。」(本書「はじめに」より)
  • 考古探偵一法師全【全4冊 合本版】
    -
    怜悧な頭脳とカミソリのような態度。一法師全は私設研究所に所属する文化財専門のトラブル・シューター。そして“考古探偵”の異名を持つ男だ。遺跡の発掘現場で見つかった、呪い殺されたと噂される死体の真相、かつて発掘現場で関係者が相次いで亡くなった事件……。不可思議な謎を、一法師全が鮮やかに解き明かす!※本電子書籍は「葬神記 考古探偵一法師全の慧眼」「鬼神曲 考古探偵一法師全の不在」「偽神譜 考古探偵一法師全の追跡」「火神録 考古探偵一法師全の記憶」4冊の合本版です。
  • 皇室82号 2019年春
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 皇室のご動静と皇室ゆかりの日本文化を詳しく紹介!豊富なカラー写真で綴る日本で唯一の「皇室」専門誌 【特集】ご即位30周年記念大特集両陛下のお歩み第5回。伝統と文化への敬意 天皇・皇后両陛下は内外でのご公務に励まれる傍ら、宮中祭祀や年中行事など皇室の伝統をそのまま引き継がれ、真摯に務めてこられた。ご自身のお考えで新たに加えられたことも多く、昭和天皇がお田植えからされていたお稲作を天皇陛下はお田植えに先立つお手播きから始められた。皇后陛下は宮中でのご養蚕を文化財復元に役立てるという道を開かれた。また、学問の分野においても、天皇陛下は海洋生物学者としてハゼの研究を続けられ、皇后陛下は児童文学や和歌を通して文学の世界に心を寄せてこられた。大特集の最後となる今回は、常に伝統と文化に敬意を抱き、大切にされてきた両陛下のお姿を紹介する。 天皇陛下御在位三十年記念式典。温かな祝意を受けられて 平成31年2月24日、天皇陛下のご在位30年をお祝いする政府主催の記念式典が、東京都千代田区の国立劇場で開かれ、天皇・皇后両陛下が臨席された。式典の模様とともに、天皇陛下が述べられたおことばの全文を紹介する。 慶祝 佳子内親王殿下 大学ご卒業 文書ご回答 平成31年3月22日、佳子内親王殿下は国際基督教大学を卒業された。ご卒業にあたり、宮内記者会の質問に寄せられたご回答全文を紹介する。 ※電子版では、写真を非表示または記事そのものが掲載されていない場合があります。 尚、電子版からは、誌面の一部を切り取って使用する応募券やクーポン券等は使用できません。ご了承ください。
  • 国宝消滅―イギリス人アナリストが警告する「文化」と「経済」の危機
    3.8
    「なぜ日本人は、“カネのなる木”を枯らすのか?」 国宝をはじめとした文化財が陥っている「窮地」を明らかにするとき、 日本経済再生の道が見えてくる! 規格外の知的興奮! ・「国宝」なのにボロボロな理由 ・日本の職人をクビにして海外へ外注 ・伝統工芸品の価格は「ボッタクリ」だ ・「補助金漬け」の実態 ・日本の文化財がこんなに「つまらない」わけ 他 「山本七平賞」受賞作に続く、衝撃の問題提起! 【著者メッセージ】 「伝統技術が途絶えてしまったイギリスに生まれた者として、 そして日本の伝統文化を守る企業の経営者として、 たとえ嫌われても、これだけは伝えたかった」 ――デービッド・アトキンソン
  • 古写真で蘇る日本の名城Ⅱ[西国編]
    -
    1巻1,222円 (税込)
    大名の居城である城は旧体制を象徴するものとみなされ、明治6年(1873年)に公布された廃城令によってその多くが失われた。しかし、破却前の姿は幸運にも多くの銀板写真に残されており、明治初年に撮影された江戸城をはじめその数は120近くに達する。本書はその中から、姫路城、大阪城、彦根城、熊本城をはじめとする近畿、中国・四国、九州・沖縄の30の名城を収録。往時の姿をとどめる貴重な古写真と現状の写真を対比させながら、日本が世界に誇る城郭の造形美を紹介する。豊富な縄張図や詳しい歴史解説によって城の魅力と文化財としての価値が理解できる。 掲載しているる城 姫路城、大阪城、彦根城、熊本城、二条城、高取城、和歌山城、赤穂城、明石城、篠山城、鳥取城、松江城、備中松山城、津山城、岡山城、広島城、福山城、萩城、高松城、今治城、伊予松山城、大洲城、宇和島城、高知城、福岡城、福江城、人吉城、大分城、鹿児島城、首里城 ※この電子書籍は2008年8月にJTBパブリッシングから発行された図書を画像化したものです。電子書籍化にあたり、一部内容を変更している場合があります

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  • 古写真で蘇る日本の名城Ⅰ[東国編]
    -
    1巻1,222円 (税込)
    大名の居城である城は旧体制を象徴するものとみなされ、明治6年(1873年)に公布された廃城令によってその多くが失われた。しかし、破却前の姿は幸運にも多くの銀板写真に残されており、明治初年に撮影された江戸城をはじめその数は120近くに達する。本書はその中から、江戸城、松本城、金沢城、名古屋城をはじめとする北海道・東北、関東・甲信越、中部・東海の23の名城を収録。往時の姿をとどめる貴重な古写真と現状の写真を対比させながら、日本が世界に誇る城郭の造形美を紹介する。豊富な縄張図や詳しい歴史解説によって城の魅力と文化財としての価値が理解できる。 掲載している城 江戸城、松本城、金沢城、名古屋城、松前城、五稜郭、弘前城、仙台城、山形城、会津若松城、佐倉城、小田原城、甲府城、上田城、新発田城、福井城、丸岡城、掛川城、犬山城、大垣城、津城、伊勢亀山城、伊賀上野城 ※この電子書籍は2008年8月にJTBパブリッシングから発行された図書を画像化したものです。電子書籍化にあたり、一部内容を変更している場合があります

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  • 古都さんぽ22 ~写真家 茶谷明宏がゆく~
    -
    古都さんぽ。第22回は奈良編。奈良県桜井市の多武峰(とうのみね)にある談山神社を紅葉に時期に訪れた。明治の神仏分離令で神社となったが、藤原氏の祖である中臣鎌足の墓の上に造立されたという珍しい十三重塔(重要文化財)をはじめ寺院建築が残る。
  • 古都・奈良の守り神を訪ねて 歩いてめぐる春日大社
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平成28年秋、「式年造替」で話題の春日大社。その境内を豊富な写真と地図で紹介するほか、歴史、文化財、祭りなど、同社の魅力を満載。ハンディで参拝に便利なガイドブック! 今から約1300年前、奈良の都の守り神として創建された春日大社。平成28年秋には、20年に一度の「式年造替」(しきねんぞうたい)が行われ、社殿も新たに。いまこそ訪れたい日本の聖地です。 春日大社の神域は、貴重な原始林が今なお残る神山・御蓋山(みかさやま)を含む広大なもの。豊かな自然のなかで鹿たちが憩い、悠久の歴史や信仰を伝えるスポットが点在しています。本書は、美しい写真やわかりやすい地図とともに、春日大社をくまなく紹介するハンディなガイドブック。楽しみながら神域をめぐり、参拝することができます。 ほかに、花山院弘匡(かさんのいん・ひろただ)宮司のインタビューや、至高の祭典である式年造替の模様、所蔵する国宝・重文クラスの華麗な名宝、四季折々の祭りや花など、春日大社の魅力をあますところなく紹介。マニアックな情報も満載しています。 一読すれば、春日大社が守り伝える1300年の信仰と文化について理解が深められ、何度でも訪れたくなることでしょう。
  • 子どもの生活と児童文化
    -
    多彩な「児童文化」は、子どもの暮らしを豊かにする「心の食べ物」。本書では児童文化という概念、歴史、児童文化財、児童文化活動や環境を取り上げた。絵本をはじめ保育教材でもある児童文化財の実践を考えている点が本書の特徴の一つであり、実践と研究を児童文化の車の両輪としていきたいと願っている。さらに、子育て支援や遊び場についても論じ、おとなのなかに存在し続ける「子ども心」を潤していく児童文化活動をめざす。
  • 壊れた仏像の声を聴く 文化財の保存と修復
    値引きあり
    4.0
    形あるものはかならず消滅する。しかし日本に数多くの美しい仏像が残されているのは、修復の専門家が連綿と活躍し続けてきたからだ。仏像修復の第一人者が、修復現場でこそ出会えた仏の美と日本人の信仰を明かす。
  • 壊れても仏像 : 文化財修復のはなし
    4.5
    修復という仕事は、実は仏像を見るには一番いいポジションである。実際の修復現場から修理過程の写真を使って、知られざる仏像の姿をリポート。修復者の視点から描く仏像の入門書。

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  • 御朱印と御朱印帳で旅する神社・お寺
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 美しい御朱印と御朱印帳でめぐる、全国の神社とお寺 全国155箇所の神社とお寺等を掲載した、御朱印と御朱印帳でめぐる旅ガイドブック。 御朱印はもちろん、近年増えてきた寺社オリジナルの美しい御朱印帳もご紹介します。 モチーフは寺社の宝物やゆかりのある武将などそれぞれ。心躍る一冊がきっと見つかるはずです。 「御朱印とは」といった基礎的な内容から、各寺社でもらえる御朱印・御朱印帳の概要や由緒をご紹介します。 御朱印集めが好きな人にも、御朱印初心者にもぴったりの本です。 【1章 御朱印・御朱印帳のきほん】 御朱印・御朱印帳とは何でしょうか? 神社の御朱印の見方 お寺の御朱印の見方 おまいりの作法と御朱印のいただき方 御朱印めぐりの心得 【2章 人気スポット別 御朱印めぐり】 東京下町 御朱印めぐり おすすめ1日コース 鎌倉 御朱印めぐり おすすめ1日コース 京都・東山 御朱印めぐり おすすめ1日コース 京都・宇治伏見、東福寺 おすすめ1日コース 高野山 御朱印めぐり 宿坊に1泊2日コース 日光 御朱印めぐり 宿坊に1泊2日コース 【3章 ご利益別寺社&特長別 御朱印めぐり】 縁結びにご利益・ご神徳がある神社 金運にご利益・ご神徳がある神社 仕事運にご利益・ご神徳がある寺社 家内安全にご利益・ご神徳がある神社 四季で変わる御朱印 見開きの御朱印 日蓮宗の御朱印「御首題」 精神、教えが込められた御朱印 イラストが入った御朱印 限定の御朱印 西国三十三所草創1300年 日本最古の巡礼所に行こう! 【4章 デザイン別 御朱印帳めぐり】 御祭神・神話を描いた御朱印帳 仏様のお姿を描いた御朱印帳 社殿や本堂を描いた御朱印帳 武将にちなんだ御朱印帳 祭礼の様子を描いた御朱印帳 名勝・風景を描いた御朱印帳 文化財・宝物を描いた御朱印帳 神使や動物を描いた御朱印帳 菊の紋が入った御朱印帳 花木を描いた御朱印帳 etc…
  • 五十万年の死角
    -
    太平洋戦争開戦の日、日本軍は、北京の医大研究施設を急襲した。貴重な文化財である、北京原人の化石骨を接収するためだった。ところが、めざすものはすでに、金庫から消えていた。何者が持ち出したのか? 化石骨を追い、日本軍、中国共産党、国民党などの激しい暗闘が始まる。壮大なサスペンス横溢の、第22回江戸川乱歩賞作受賞作品。
  • 西国三十三所札所めぐり 観音巡礼ルートガイド 改訂版
    完結
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 各霊場の由来や伝説・歴史を詳述 ・ 番外札所も含む詳細 ・ 御朱印や御詠歌の予習に ・ 文化財や景観、歳時記も ★ 巡礼道をわかりやすく解説 ・ 境内図で見る巡り方 ・ 次の札所へのルート地図 ・ 周辺の立ち寄り情報 ・・・etc. ◆◇◆ 西国三十三所観音巡礼とは ◆◇◆ 近畿2府4県と岐阜県に点在する33の観音を巡礼することです。 始祖は大和長谷寺の徳道上人で、 養老2年(718)、病により仮死状態になり、 夢の中で閻魔大王に出会う。 世の中に数多くいる悩み苦しむ人々を救うために 三十三所の観音霊場をつくり、人々に巡礼を すすめるようと三十三の宝印を授かった。 仮死状態から甦った徳道上人は、 閻魔大王から授かった宝印にしたがって 三十三の霊場を設け、人々に三十三所巡礼を説いて歩いたが、 巡礼は発展しなかった。 徳道上人は宝印を摂津中山寺の石櫃に納め、 機が熟すのを待った。 その後、約270年の時を経て花山法皇によって 途絶えていた三十三所巡礼が再興されることとなる。 ◆◇◆ 本書について ◆◇◆ ◎ 各札所の宗派、ご本尊、ご詠歌を記載しています。 ◎ 各札所のご朱印を掲載しています。 ◎ 主な年中行事や季節の花などを記載しています。 ◎ 各札所の住所、電話番号、拝観時間、納経時間、 料金、駐車場、ホームページアドレスのほか、 バリアフリー情報とアクセスを記載しています。 ◎ 次の札所までの移動ルート地図を掲載し、 徒歩、電車・バス、マイカーでの 移動アクセスを記載しています。 ◎ 次の札所へ行く途中にある観光スポットや レストラン、売店、入浴施設などを紹介しています。 ◎ 伽藍配置を記した境内図を掲載しています。 ◎ 境内または近隣にある茶店や食事処、 みやげ物店、見どころなどを紹介しています。 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆ 第1番 * 那智山 青岸渡寺 ☆ 第5番 * 紫雲山 葛井寺 ☆ 第10番 * 明星山 三室戸寺 ☆ 第15番 * 新那智山 観音寺(今熊野観音寺) ☆ 第20番 * 西山 善峯寺 ☆ 第25番 * 御嶽山 播州清水寺 ☆ 第30番 * 巌金山 宝厳寺 ☆ 番外 * 豊山 法起院 * 華頂山 元慶寺 * 東光寺 花山院菩提寺 ・・・など ※本書は2016年発行の 『西国三十三所札所めぐり 観音巡礼ルートガイド』 を元に情報更新を行い、 改訂版として新たに発行したものです。
  • 西国四十九薬師霊場札所めぐり お薬師さま巡礼ルートガイド
    完結
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 各霊場の由来や伝説・歴史を詳述 「札所ごとの御朱印紹介」 「文化財や景観など拝観時の見どころ」など ★ エリア別の巡礼コース案内 「無理なく巡れるおすすめ巡礼コース」 「周辺の観光情報」など ◆◇◆ 本書について ◆◇◆ 本書では、大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・ 和歌山・三重の7府県にまたがる 西国四十九薬師霊場の札所について詳しく紹介するほか、 巻末に巡礼コースを掲載しています。 お薬師さまをめぐる旅のおともに、 ぜひご活用ください。 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆ 第1番 法相宗大本山 薬師寺 ☆ 第2番 霊山寺真言宗大本山 霊山寺 ☆ 第3番 真言律宗 般若寺 ☆ 第4番 法相宗大本山 興福寺 ☆ 第5番 真言律宗 元興寺 ☆第6番 華厳宗 新薬師寺 ☆ 第7番 真言宗御室派 久米寺 ☆ 第8番 真言宗室生寺派大本山 室生寺 ☆ 第9番 高野山真言宗 金剛寺 ☆ 第10番 高野山真言宗 龍泉院 ☆ 第11番 高野山真言宗 高室院 ☆ 第12番 高野山真言宗 禅林寺 ☆ 第13番 真言宗醍醐派 弘川寺 ☆ 第14番 高野山真言宗 野中寺 ☆ 第15番 行基宗 家原寺 ☆ 第16番 和宗総本山 四天王寺 ☆ 第17番 真言宗国分寺派大本山 国分寺 ☆ 第18番 高野山真言宗 久安寺 ☆ 第19番 高野山真言宗 昆陽寺 ☆ 第20番 高野山真言宗 東光寺 ☆ 第21番 真言宗 花山院菩提寺 ☆ 第22番 天台宗 鶴林寺 ☆ 第23番 天台宗 斑鳩寺 ☆ 第24番 天台宗 神積寺 ☆ 第25番 曹洞宗 達身寺 ・・・など ☆ おすすめ巡礼コース 奈良/高野山/大阪・和歌山/兵庫・大阪北部/京都北部・兵庫北部/三重・奈良東部/京都/滋賀・・・など
  • 最新版 大きな地図で歩く京都の寺社
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※八坂神社、銀閣寺、金閣寺、広隆寺、東本願寺、西本願寺、三十三間堂、東寺、伏見稲荷大社、平等院は掲載しておりません。 意外と知らない京都の寺社の正しい歩き方を、分かりやすい大きな地図でまとめたガイド本です。国宝・重要文化財はもちろん、紅葉や桜の絶景撮影ポイントもバッチリ。これで「うわ~、これ見逃した」がなくなります! ※掲載情報は18年8/21現在のものであり、施設の都合により内容・休み・営業時間が変更になる場合があります。クーポン・応募券は収録しておりません。一部記事・写真は掲載していない場合があります。
  • 埼玉の教科書
    完結
    -
    ※契約等により、掲載許諾が降りなかった物件および、電子書籍対象外の写真、テキストには一部マスク処理をしております。 この電子書籍は2021年11月にJTBパブリッシングから発行された図書を画像化したものです。電子書籍化にあたり、一部内容を変更している場合があります。 埼玉県を深く知りたい人に贈る、大人のための教科書。歴史、地学、産業、交通、統計など、知らなかった埼玉が見えてくる。 ・巻頭特集 埼玉ヘリテージ 特別史跡 埼玉古墳群(特写空撮による埼玉古墳群解説)/埼玉の国宝/埼玉の国立公園 ・空撮特写 埼玉ターミナル 浦和駅/大宮駅/所沢駅/川越駅 社会科 歴史:旧石器時代と縄文時代の埼玉/武蔵の国で和同発見/神様となった高句麗渡来人、高麗若光/飯能戦争で壊滅した振武軍 地理:国内最大の市の数を持つ埼玉の成り立ち/世界最大級の地下河川、首都圏外郭放水路 産業・伝統工芸:東京駅の赤煉瓦は深谷市でつくられた 交通:埼京線今昔/武蔵野操作場とショッピングセンター 理科 地学:どうして長瀞は地球の窓と呼ばれるのか? 気象:日本一暑い町熊谷 国語 言葉:埼玉の方言 文学:多くの文豪が愛した大宮公園 家庭科 埼玉の特産品/秩父の天然氷が有名なワケ 美術 1220年の歴史と文化財の宝庫、喜多院/国指定の伝統工芸品 算数 統計:各市町村別人口・年齢構成 ◎豊富な地図や図版 ◎古地図や浮世絵などの資料も満載 ◎河合敦氏の歴史コラム掲載
  • サエズリ図書館のワルツさん1
    4.7
    世界情勢の変化と電子書籍の普及により、紙の本が貴重な文化財となった近未来。そんな時代に、本を利用者に無料で貸し出す私立図書館があった。“特別保護司書官”のワルツさんが代表を務める、さえずり町のサエズリ図書館。今日もまた、本に特別な想いを抱く人々がサエズリ図書館を訪れる――。本と無縁の生活を送っていた会社員、娘との距離を感じる図書館常連の小学校教師、本を愛した祖父との思い出に縛られる青年など、彼らがワルツさんと交流し、本を手にした時に訪れる奇跡とは。書籍初収録短編を含む、伝説のシリーズ第1弾、待望の文庫化。/【目次】第一話 サエズリ図書館のカミオさん/第二話 サエズリ図書館のコトウさん/第三話 サエズリ図書館のモリヤさん/第四話 サエズリ図書館のワルツさん/番外編 ナイト・ライブラリ・ナイト/真夜中の図書館のこどもたち/単行本版あとがき/文庫版あとがき それでもこの手に本を抱いて
  • サエズリ図書館のワルツさん
    完結
    -
    <ピリオド>と呼ばれる事実上の第三次大戦から数十年。本は博物館に収められ、ケース越しでしか見られないような貴重な文化財になっていた。そんな時代に、本を愛し本を求める人々が集う場所があった。<特別探索司書>のワルツさんが代表を務める、さえずり町のサエズリ図書館。紙とインクと糊の匂いに満ちた楽園へ、ようこそ。――『ミミズクと夜の王』の紅玉いづきが描いた原作小説を、『ブルーバード ブルー』の楠田夏子がコミカライズ!
  • 嵯峨の文学碑
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今までなかった、嵯峨地域限定文学碑案内。 京都の中でも嵯峨地域は、碑の多さで他の追随を許さない歴史的文化財の宝庫です。 中でも文学碑は多く、時代を超えたいろんな文学碑が建立されてます。 広い地域や境内の中でも見落とさず、誰でも行けるように詳しい行き方と石碑のスケッチ付。 四十五ケ所百五基文学碑を収録。
  • 里山・山地の身近な山野草
    -
    1巻1,320円 (税込)
    ハイキングや山歩きの途中で目にするさまざまな植物。その名前やいわれを知るだけでも楽しさが倍増すると思いませんか。本書は『身近な野草・雑草』『身近な樹木』に続く、好評のワイド図鑑シリーズ第三弾です。今回は、平地よりやや高いところ(標高800mくらいまで)の里山・山地・丘陵地などでよく見かける野草を収録。関東近県では高尾山、陣馬(場)山、筑波山など、また関西近県では六甲山、再度山、箕面山など、中高年を中心に多くの人がハイキングや山歩きを楽しんでいますが、その道すがらでよく目にする、あるいは少し注意してみると簡単に発見できる山野草約450種を、1800枚余の写真とともに紹介しています。前2冊と重複する植物は一つもありません。1種類の野草を4、5枚の写真でわかりやすく解説。花の時季だけでなく、芽吹き、紅葉、枯れた状態のものなど、季節によって異なるその姿・形・色がこれ一冊でよくわかる画期的な図鑑です。 ■著者プロフィール ▽菱山忠三郎: 昭和11年、東京都八王子市に生まれる。成蹊大学卒業後、東京農工大学林学科を卒業。八王子市立高尾自然科学館研究嘱託、八王子高校講師を経て、現在は八王自然友の会副会長、日本植物友の会理事、八王子市文化財保護審議会委員、環境省自然公園指導員などのほか、朝日カルチャーセンターで植物講座も担当している『日本の野草』共著、『日本の樹木』共著(以上、山と渓谷社)、『高尾山 花と木の図鑑』『樹木の冬芽図鑑』『ポケットBOOKS 身近な野草・雑草』『ポケットBOOKS 身近な樹木』『ワイド図鑑 身近な野草・雑草』『ワイド図鑑 身近な樹木』(以上、主婦の友社)など著書多数。

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  • さよならミイラ男
    4.3
    『たぶんみんなは知らないこと』で野間児童文芸賞、『ふたり』が読書感想文課題図書、『香菜とななつの秘密』が児童福祉文化財に選出など、特別支援学校での教師、作家として活躍してきた福田隆浩氏。厳しいテーマでも一気に引き込まれる作風で、今作も温かい感動作品となっています。※※このまま家にいると、ぼくは目を覚ましたふたりと顔をあわせることになる。気にしなければいいのかもしれない。でも、母さんはあの男のそばにずっといるだろうし、そしたらぼくはいつも以上にばかみたいにから元気だして、おかしくもないのに笑わなくちゃいけなくなる。それはやっぱりいやだった。じゃあ学校にいこうと思った。だって今のぼくには、もうあそこしか行き場所がなかったから。(本文より。) ※※最初の数ページですっかり物語に入り込んだ。「ネグレクト」「いじめ」「学習障害」といった重たいテーマを散りばめながらも、その重さは全く感じられない。むしろ、愛情と優しさに満ちた物語のように思えた。「ぼく」が最後に選ぶ道はそんな状況にある子ども達もそうあって欲しいと願わずにはいられない。作者の福田隆浩さんの子どもを見る目は偽りのない確かさがある。素晴らしい作品だった。/ 主人公は小学六年生。荒廃した家庭で諦めることに慣れきってしまった彼が、心のよりどころとなる存在を見いだし、そこに救いを求めていきます。いじめられていた彼が教室の空気を一変させる場面、カッコええわ~。このときの先生のさり気ないゼスチャーも超ナイス!徹底してぶれない少女の気高さにも心を打たれましたよ。この作品、胸に迫ってくる衝撃が尋常じゃないです。気づけば少年がつらさから少しでも解放されるよう、ひたすら願っていました。親ガチャ、ネグレクト、いじめ、LDなど軽くはないテーマを扱っていながら思い切り爽やかな終幕でしたね。大人でも心を震わせてしまう稀有な児童書。これは間違いなく子どもたちにも刺さると思いますよ。(対象年齢は10歳半以上かな?)/一気に読まずにはいられない作品でした。私も学校に勤務していた経験がありますが、実際に主人公の少年のような子どもたちはいます。とてもリアルに、そして誠実に書かれていて、ラストは涙が止まりませんでした。この作品に出会えたことに感謝いたします。/とてもとても重いテーマが扱われているけれど、読みやすくすっきりした文章がすっと自分のなかに溶けていきました。希望を持てるラストに胸が熱くなった。/あなたもミイラ男と出会うかもしれない。居場所がないと感じている子供にも大人にも読んでほしい物語だ。/卒業制作の下絵のエピソードや、工藤さんとの関わりなと、気持ちが明るくなる部分もありました。アキトの未来に希望が見えるラストでよかった。/後半は涙なしには読めませんでした(皆様のレビューより)
  • 四国八十八ヶ所 札所めぐり 遍路歩きルートガイド 改訂版
    完結
    -
    全1巻1,793円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 語り継がれる伝説・歴史を詳述 ・弘法大師ゆかりの旧蹟 ・各道場に残る信仰 ・道のりを彩る景観や文化財 ★ 巡礼道をわかりやすく解説 ・全霊場へのアクセス ・目印となるポイント ・ルートの歩きやすさ etc. ◆◇◆ 本書の使い方 ◆◇◆ ☆ 各札所の紹介記事の前に、 そのひとつ前の札所からの移動方法を 徒歩・車・公共交通の3つの方法で 紹介しています。 ☆ 徒歩の場合の歩行時間は 坂道や山道などの状況を考慮して算出した 標準的な時間を記しています。 ☆ 地図は、原則として最寄りの駅 またはバス停から札所までの範囲を 掲載しています。 周辺の札所からの移動区間についても 地図上で参考にできるようになっています。 ※ 本書は、2014年8月発行の『四国八十八ヶ所 札所めぐり 遍路歩きルートガイド』を元に、加筆・修正を加えたものです。
  • 師弟百景 “技”をつないでいく職人という生き方
    3.5
    俺の背中を見て覚えろ……ではない 関係が紡ぐ16のライフストーリー。 若き弟子はいかにして職人の世界に飛び込み、 師匠はどのように“技術”と“伝統”を伝えたのか 【内容】 働き方が多様化している現在、「好きなことを極める」「会社員にはならずに生きる」という要素に魅力を感じて、「職人」という存在にいま改めて注目が集まっています。 また、職人の世界における「師弟関係」も、「親方の背中を見て覚えろ」から「背中も見せるが、口でも教える。理論も説いて教える」というように時代に即して変化してきているのです。 本書では、一子相伝でなく、血縁以外に門戸を開いている師匠と弟子の“リアル”な関係を、16組32名に取材し丹念に描き出していきます。 長年の作業で身に付けた確固たる思想や、引き継いでいくべき金言がそれぞれに存在し、日本美術や工芸に興味がある人はもちろん、「働くとは何か?」と考えている人にも訴えかける一冊となっています。 【本書で紹介している職人たち】 ◆庭師 ◆釜師 ◆仏師 ◆染織家 ◆左官 ◆刀匠 ◆江戸切子職人 ◆文化財修理装潢師 ◆江戸小紋染職人 ◆宮大工 ◆江戸木版画彫師 ◆洋傘職人 ◆英国靴職人 ◆硯職人 ◆宮絵師 ◆茅葺き職人
  • 写真・図解 日本の仏像 この一冊ですべてがわかる!
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★★250点超! 迫力の仏像写真!★★ なんで手の形が違うの? なぜ座ってるの? 仏像にも序列がある? など、仏像の基本的なことや、仏像の見方、楽しみ方を、日本を代表する迫力の仏像250枚の写真とていねいなイラストでわかりやすく紹介しました。国宝・重要文化財も多数掲載。仏像のことを知りたい人必携の1冊です!! 【目次】 ●仏像とは何か? ●仏像の分類 ●国宝と重要文化財 第1章 如来 第2章 菩薩 第3章 明王 第4章 天部 第5章 神・高僧 第6章 仏像の歴史 ●拝観ガイド ●仏像所蔵・写真提供先一覧 <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を底本とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※目次ページでは、該当ページの数字部分をタップしていただくと、すぐのそのページに移動することができます。なお、さくいん並びに本文中に参照ページがある場合及び【立ち読み版】からは移動できませんので、ご注意ください。また閲覧するEPUBビューアによっては正常に動作しない場合があります。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
  • 修理 仏像からパイプオルガンまで
    3.0
    使い捨ての時代が長く続いているが、物を直して使うというかつての日本の精神と技術は、いまでもきっちりと受け継がれている。書籍、眼鏡、靴等の実用品から古文書、茅葺き屋根、赤レンガ建築等の文化財にいたるまでの三十を越える日本各地の修理現場を徹底取材。修理店等の連絡先付き。

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  • 真贋力 金閣寺・銀閣寺住職が教える目利きの力
    4.0
    デマや詐欺、文書の改竄、フェイクニュースに溢れる現代社会で、もっとも必要とされるのが本物/偽物を見抜く力=真贋力だ。拡散されている情報は本当に真実か、取引相手は信用に足る人物か――社会の情報化が、かえって真贋を見極めることの難しさに拍車をかけている。相国寺・金閣寺・銀閣寺住職である著者は、幼い頃から書画や骨董に親しみ、国宝や重要文化財を多数収蔵する美術館を開いた目利きの達人としても知られている。ローマ教皇フランシスコをはじめとする「真実の人」との出会いや、禅で最重要視される「体験」を通して培われた鋭い真贋力は、現代の私たちに迷いなく生き抜く術を教えてくれる。
  • 神曲 煉獄篇
    3.7
    地獄を抜けたダンテは現世の罪を浄める煉獄の山に出る。罪の印である七つのPを額に刻まれ、地上楽園である山頂を目指す--第2部。「父・逸雄が挑んだ全人類の永遠の文化財」(三浦朱門/本書エッセイ)

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