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ユーザーレビュー

  • 壊れても仏像 : 文化財修復のはなし

    Posted by ブクログ

    仏像を修復している人のお話。
    冗談がいっぱいあるし、たとえも、プラモデルとの対比だったりしてわかりやすくて、おもしろかった。
    特に、仏像を造る参考書の「仏の三十二相」が笑えた。矛盾がいっぱいだったり、びっくりするような項目があったりする。
    修復は、よく見せればいいというものではなくて、現状維持が大事だけど、場合によっては(文化財というよりは、宗教的に参拝する人のため)豪華にしないといけないようなときもある、というのが難しいと思った。
    それから、虫が出てくるのはいやだ。
    でも、少しやってみたい。(中1)

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    2024年08月10日
  • 壊れても仏像 : 文化財修復のはなし

    Posted by ブクログ

    NPOで仏像・文化財修復に携わる筆者が、仏像の基本や修復の実際について綴る。初心者にも分かりやすくおもしろい。

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    2018年04月18日
  • 壊れても仏像 : 文化財修復のはなし

    Posted by ブクログ

    仏像修復師の作者さん(下の名前は「としたか」と読むらしい)のこぼれ話集なんだけど、かなり面白かった!
    仏像素人さんでも仏像それなりさんでも楽しく読めると思います。
    今残っている仏像さんの多くは修復をされているわけだから、この本を読んでこれから仏像さんをより深く鑑賞する心構えができたよ。
    良書です。

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    2012年08月22日
  • 壊れても仏像 : 文化財修復のはなし

    Posted by ブクログ

    めっちゃおもしろかった!
    本屋でタイトルに惹かれて読んだが、仏像そのもののことから補修、保存のことについて、今まで考えてみなかった視点で書いてあり楽しい。仏像修復の過程で見つかる、技師たちの悪知恵の話とか。人が作るものなんだなあって気がします。イラストも可愛いんだ。

    すごく取っ付きやすいし、文化財修復について意識するきっかけにもなるのでは?いろんな人に薦めてみたい本です。

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    2011年12月13日
  • 壊れても仏像 : 文化財修復のはなし

    Posted by ブクログ

    実は、目に見えないものを扱うからこそ、形がとことん重要になる。
    だが永久保存のために、広隆寺の弥勒菩薩を宇宙空間にとばしたところで、もはや意味があるようには感じられない。
    時間は時代区分ごとに分断されて流れているわけではないのだ。延々と途切れずつながっている。
    「重要文化財」のなかでも、特に世界文化の見地から見て価値が高いものが「国宝」。宇宙人に対して地球の文化や芸術を伝えなければならないというシチュエーションになったときに、ミロのヴィーナスやミケランジェロのダヴィデ像などと並んで、日本の代表選手になるのがこのクラス

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    2010年12月03日

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