アステイオン80

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特集 第一次大戦100年

ちょうど100年たったから何だというのか。
99年や101年とどこが違うのか。
それでも、あの大戦による破壊と影響の巨大さを考えれば、
改めてその意味をかみしめるのに
100年の歳月が必要だったのかもしれない。
それはかみしめることのできる過去、
つまり「歴史」となったことを
100年の区切りは象徴しているのかもしれない。

進歩の最先端にあると自負していたヨーロッパは、
これによって空前の人的・物的破壊を経験した。
四つの伝統ある帝国、ロシア、ハプスブルク、ドイツ
そしてトルコが、地球上から消滅した。
文明としてのヨーロッパそのものが、深い懐疑に沈んだ。
そしてヨーロッパで始まったあの大戦だが、
世界の人々の運命を大きく変えた。
もちろん日本人も例外ではない。

その後100年、人類は教訓を学ぼうとし、
多くの試みを繰り返してきた。
改めて100年前の大惨禍を想い、
断罪も正当化も超えた何かを探ってみよう。
あの大戦は意外にまだ我々の身近にあるのかもしれないのだから。

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アステイオン80 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年05月10日

    遅ればせながら第一次世界大戦まわりに興味を持ったので積ん読消費
    だったのだけど、普段カレントな政治についての考察を読まない所為も多分にあると思うけど、特集記事ではない「『自民党システム』の形成と特質」と「若者にとっての『保守』と『革新』」がかなり面白く読めた
    大戦の勃発については「『ホットライン』な...続きを読む

    0

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