作品一覧

    • 神曲【全三篇 合本版】
      値引きあり
      -
      1巻1,045円 (税込)
      千三百年の春、復活祭の木曜日。闇黒の森に迷い込んだ若き詩人ダンテは、尊師ヴェルギリウスに導かれ、生き身のまま地獄の門をくぐり九つの圏谷を降りてゆく。肉欲、欺瞞、異教、裏切り――地上での罪により呵責を受ける魂の叫び。ダンテは怖れ慄きながらも言葉を交わし、神が造りたもうた人間とは何か、その罪とは何かを探る。 ボッティチェリの素描とともに堪能する、西洋古典文学の神髄。 各巻に豪華な執筆陣による解説付き! 〔地獄篇〕島田雅彦/〔煉獄篇〕三浦朱門/〔天国篇〕中沢新一 ※本電子書籍は『神曲 地獄篇』『神曲 煉獄篇』『神曲 天国篇』を1冊にまとめた合本版です。
    • 神曲 煉獄篇
      3.7
      地獄を抜けたダンテは現世の罪を浄める煉獄の山に出る。罪の印である七つのPを額に刻まれ、地上楽園である山頂を目指す--第2部。「父・逸雄が挑んだ全人類の永遠の文化財」(三浦朱門/本書エッセイ)
    • 神曲 天国篇
      3.6
      永遠の女性ベアトリーチェと再会し、九つの天を昇りはじめたダンテ。星々の光が饗宴する中、天上の至高天でついに神の姿を捉える--第3部。「文学の枠を超えた、表現の怪物」(中沢新一/本書エッセイ)
    • 神曲 地獄篇
      4.0
      地獄に足を踏み入れたダンテが、師ウェルギリウスに導かれ地獄の谷から天国へ旅する壮大な叙事詩、第一部。ボッティチェリの素描収録。「これはダンテが遺した文字の時限爆弾だ」(島田雅彦/本書エッセイ)
    • 神曲物語(上)
      -
      1~2巻660円 (税込)
      地獄篇・浄罪篇・天堂篇あわせて100章、14,233行の雄大な叙事詩。3篇を通じて、歴史上に名をつらねる多くの人物が登場する。プトレマイオスの宇宙、軽妙な比喩、多彩な描写が織りなす、世界についての物語。

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    • 神曲 地獄篇

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      イタリア古典文学の最高峰

      作者ダンテが自分を主人公に描いた夢物語小説

      1265年フレンツェに生まれたダンテは9歳の時にであったベアトリーチェに恋し、その愛が彼の創作活動の源となった。

      彼はわざわざ市民たちが読みやすい口語体のイタリア語で『神曲』を13年かけて書き上げた。完成直後に亡命先のラヴェンナに没す。他にもベアトリーチェを称えた最初の作品を残している。

      ーーーー地獄篇あらすじーーーーー

      地獄はイタリア語で”inferno”(インフェルノ)といい、一応死んではいない若いダンテ視点なので、時々この恐ろしい世界にビビりながらすすんでいく。地獄の全体像としては漏斗のように、上が広く下に行

      0
      2022年02月22日
    • 神曲 煉獄篇

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      イタリア古典文学の最高峰

      作者ダンテが自分を主人公に描いた夢物語小説

      1265年フレンツェに生まれたダンテは9歳の時にであったベアトリーチェに恋し、その愛が彼の創作活動の源となった。

      彼はわざわざ市民たちが読みやすい口語体のイタリア語で『神曲』を13年かけて書き上げた。完成直後に亡命先のラヴェンナに没す。他にもベアトリーチェを称えた最初の作品を残している。

      ーーーー煉獄篇のあらすじーーーーーー

      地獄→生前の罪を、罪の重さに応じた刑罰で永遠に罰せられる所

      煉獄→生前の罰を、罪の重さに応じた刑罰で償えば天国へ登れる所(キリスト教の中でもカトリック独特のもの)

      実は「煉獄」は旧約聖書に

      0
      2022年02月27日
    • 神曲 天国篇

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      イタリア古典文学の最高峰

      作者ダンテが自分を主人公に描いた夢物語小説

      1265年フレンツェに生まれたダンテは9歳の時にであったベアトリーチェに恋し、その愛が彼の創作活動の源となった。

      彼はわざわざ市民たちが読みやすい口語体のイタリア語で『神曲』を13年かけて書き上げた。完成直後に亡命先のラヴェンナに没す。他にもベアトリーチェを称えた最初の作品を残している。

      ーーーーー天国篇のあらすじーーーーーー

      煉獄の頂上でベアトリーチェと出会い、案内役はウェルギリウスからベアトリーチェに移る。

      天国は”paradiso”

      天国篇はダンテ自身も言っていることらしいが、解読が本当に難しい。かなり神

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      2022年02月27日
    • 神曲 天国篇

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      ああ この喜悦(よろこび)!いうすべのないこの愉しさ!
      ああ 愛と平安に満ちたこのいのち!
      ああ 望むものとてないこの富(たから)よ!

      前作の煉獄篇での地上の楽園から、いよいよダンテは天国の世界に足を踏み入れます。

      といってもこの天国篇、なかなか難解です。
      前作の地獄篇や煉獄篇よりも難解に感じるかもしれません。

      というのも、あとがきにも言及されていますが、天国篇には「物語性」がほとんどありません。最初から天国の仕組みやキリスト教神観の解説や論争ポイントの議論に話が費やされます。
      「キリストのペルソナ問題」や「神の本質と存在」、「信仰と懐疑の問題」、「神の正義と人間の正義の矛盾問題」が議論

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      2021年03月01日
    • 神曲 煉獄篇

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      パンデミックの影響で在宅テレワーク時代が到来し、往復3時間の通勤から解放。
       自分時間を持て余す幸福なライフスタイルを信じて疑わなかったにも関わらず、フタを開けると忙しすぎて読書どころかランチの時間すら取れない有様。。。

       おかしい。。。明らかに何かが間違っている。。。

       考え抜いた挙句、「これまでの度重なる罪過のせいで天の怒りをかっているのだ」と結論。
       ああ、もはやダンテの『神曲(煉獄篇)』にすがるしかない。

       くだらない前置きはこの程度にして、『神曲(煉獄篇)』の感想を手短に表現すると、地獄篇以上に隠喩表現がふんだんに盛り込まれており、その一つ一つが教養の塊。同時に非常に示唆に富み

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      2021年02月11日

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