作品一覧 2022/05/24更新 カビの取扱説明書 試し読み フォロー カビはすごい! ヒトの味方か天敵か!? 試し読み フォロー 人類とカビの歴史 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 浜田信夫の作品をすべて見る
ユーザーレビュー カビの取扱説明書 浜田信夫 ウィルス系の本を読んでちょい疲れだ後で読んだら… めちゃめちゃ引き込まれてしまった! この本、おもしろかった! なんせテーマが「カビ」 身近にあるアレですから、わかりやすい! そして生活に密着した内容から驚きの科学的な話まで! エアコンやら浴室やらパンやらゴムパッキンやら… なんにでも生えて切る...続きを読むカビ あいつらはプラスチックでもガラスでもなんでも生える 弱点はないのかい? そもそも何なの? 的なことから、 人間のお役に立つ話や実は現在だからこそ繁栄したカビの話やら、今、私たちの浴室にいる赤いやつやらから読み解く東南アジア発祥のカビが世界を制す!?的な話まで… 著者の浜田信夫さんは大阪市立自然史博物館外来研究員とのこと。 ぜひとも、「カビの世界展」を開催して欲しい! 見に行きます!! Posted by ブクログ 人類とカビの歴史 浜田信夫 子どもの頃、箱でみかんを買っていたときに、最後の方でみかんにカビが生えていたことを思い出す。酸性の食品は細菌は増殖しにくいが、カビはそんな環境でも生きられる好例なのですね。水虫は白癬菌というカビが原因なのですが、地球と人類の関係を人間とカビの関係に投影した野坂昭如氏の作品を引用してきたあたりは思わず...続きを読むうなってしまった。 Posted by ブクログ カビの取扱説明書 浜田信夫 クーラーのカビのことなどが気になって読み始めたが、カビのさまざまなエピソードが多角的に紹介され、面白かった。 読んでいる最中に、紅麹の青カビのニュースもあり、ますます興味深く読んだ。どのエピソードも「ほほう」と思えるもので、もっと深く知りたいと感じた。 終わったところで紹介された中高生の研究の話...続きを読むもとても興味深い。研究結果ももちろん興味深いが、中学生の研究が着実であり、さらに高校になっても続けていて、こういうふうに自然に研究していって、研究者の卵になっていくのだろうなと、感慨深かった。 エピソードがそれぞれ完結しているので、読み進めるのは遅かったが、どのエピソードも面白かった。読んでよかった。 Posted by ブクログ カビの取扱説明書 浜田信夫 カビ、カビ、カビ。これをテーマに身近な視点や専門的でマニアックな視点まで楽しめる一冊。私はあまり繊細な暮らし方をしないので、カビと上手く付き合えず、よく同居人に怒られる。身体に悪そうな気もするが、カビたチーズは口にする。そもそもカビとはどんなもの、という視点に答えてくれる。 微生物を分類すると①原...続きを読む核生物②真核生物③非細胞性に区別できて、①は細菌、③はウイルス。②に菌類や藻類があり、カビはこの菌類に属する。菌類には、酵母やキノコも含まれる。という事で、本著では、カビと一緒に、酵母、キノコが取り上げられる。 それで、人の生活に役立つ菌類が酵母だという話で、それは分かるが、やはりカビは悪者か。カビにも有害、無害があるが、有益なカビもある。例えば、熟成肉によく生えるカビとして知られるエダケカビ。毒性がなく、うまみに関与している。ボトリティス・シネレアというカビの働きを利用して造った貴腐ワイン。貴腐香と呼ばれる独特な芳香に凝縮された甘さを持つ、世界最高峰の甘口ワインだ。伝染病治療に用いられるペニシリンもカビから。 という話からエアコンの掃除法まで。尚、カビはタバコ成分を栄養にするため、喫煙者の車のエアコンにはカビが多く、フィルターの奥にも発生。使用していない夜の間にカビが成長するから朝一に注意。なるほど、カビは奥深い、そしてやはり面倒臭いものだ。 Posted by ブクログ 人類とカビの歴史 浜田信夫 専門家の口から「家庭のカビの原因は7割は家の構造か環境にある」とあって、少し安心したと同時に引っ越ししたくなった。 多くのカビには強い毒性はなく、カビが全くない場所はカビも住めないほどの(乾燥しすぎな)場所とも言えるので、我々はカビに対して潔癖になりすぎているかもしれないとも思った。 抗生物質のペニ...続きを読むシリンがカビから発見されたのは知らなかった。 恩恵を受けている部分も含めてカビのことをよく知れた。 Posted by ブクログ 浜田信夫のレビューをもっと見る