浜田信夫のレビュー一覧

  • カビの取扱説明書

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    ウィルス系の本を読んでちょい疲れだ後で読んだら…
    めちゃめちゃ引き込まれてしまった!
    この本、おもしろかった!

    なんせテーマが「カビ」
    身近にあるアレですから、わかりやすい!
    そして生活に密着した内容から驚きの科学的な話まで!

    エアコンやら浴室やらパンやらゴムパッキンやら…
    なんにでも生えて切るカビ
    あいつらはプラスチックでもガラスでもなんでも生える
    弱点はないのかい?
    そもそも何なの?
    的なことから、
    人間のお役に立つ話や実は現在だからこそ繁栄したカビの話やら、今、私たちの浴室にいる赤いやつやらから読み解く東南アジア発祥のカビが世界を制す!?的な話まで…

    著者の浜田信夫さんは大阪市立自

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    2023年07月22日
  • 人類とカビの歴史

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    子どもの頃、箱でみかんを買っていたときに、最後の方でみかんにカビが生えていたことを思い出す。酸性の食品は細菌は増殖しにくいが、カビはそんな環境でも生きられる好例なのですね。水虫は白癬菌というカビが原因なのですが、地球と人類の関係を人間とカビの関係に投影した野坂昭如氏の作品を引用してきたあたりは思わずうなってしまった。

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    2013年08月09日
  • カビの取扱説明書

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    クーラーのカビのことなどが気になって読み始めたが、カビのさまざまなエピソードが多角的に紹介され、面白かった。

    読んでいる最中に、紅麹の青カビのニュースもあり、ますます興味深く読んだ。どのエピソードも「ほほう」と思えるもので、もっと深く知りたいと感じた。

    終わったところで紹介された中高生の研究の話もとても興味深い。研究結果ももちろん興味深いが、中学生の研究が着実であり、さらに高校になっても続けていて、こういうふうに自然に研究していって、研究者の卵になっていくのだろうなと、感慨深かった。

    エピソードがそれぞれ完結しているので、読み進めるのは遅かったが、どのエピソードも面白かった。読んでよかっ

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    2024年04月05日
  • カビの取扱説明書

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    カビ、カビ、カビ。これをテーマに身近な視点や専門的でマニアックな視点まで楽しめる一冊。私はあまり繊細な暮らし方をしないので、カビと上手く付き合えず、よく同居人に怒られる。身体に悪そうな気もするが、カビたチーズは口にする。そもそもカビとはどんなもの、という視点に答えてくれる。

    微生物を分類すると①原核生物②真核生物③非細胞性に区別できて、①は細菌、③はウイルス。②に菌類や藻類があり、カビはこの菌類に属する。菌類には、酵母やキノコも含まれる。という事で、本著では、カビと一緒に、酵母、キノコが取り上げられる。

    それで、人の生活に役立つ菌類が酵母だという話で、それは分かるが、やはりカビは悪者か。カ

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    2024年02月25日
  • 人類とカビの歴史

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    専門家の口から「家庭のカビの原因は7割は家の構造か環境にある」とあって、少し安心したと同時に引っ越ししたくなった。
    多くのカビには強い毒性はなく、カビが全くない場所はカビも住めないほどの(乾燥しすぎな)場所とも言えるので、我々はカビに対して潔癖になりすぎているかもしれないとも思った。
    抗生物質のペニシリンがカビから発見されたのは知らなかった。
    恩恵を受けている部分も含めてカビのことをよく知れた。

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    2022年08月27日
  • カビはすごい! ヒトの味方か天敵か!?

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    ネタバレ

    水分と有機物と酸素があればどんなところにでもカビはいる。暑くても寒くても皮膚にも。
    発生させないためには、乾燥が大事。

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    2020年06月17日
  • カビはすごい! ヒトの味方か天敵か!?

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    この本を読めばカビを身近に感じることができます。内容も読みやすく書かれていてサクサク読めます。生物の授業が好きだった人とかにはおススメです。

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    2019年08月14日
  • 人類とカビの歴史

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    カビは、細菌が生きることができない酸性環境下でも生育できる。カビは2日間は胞子を作らず、胞子ができるとネズミ算式に増える。

    発酵は食品保存に利用された。牛肉を岩塩で漬けたものがコンビーフ。豚肉を乾燥、塩漬け、燻製などの処理を組み合わせたものが、ベーコン、ソーセージ、ハム。ブドウの果実にはたくさんの野生の酵母が付着しているため、果実をつぶすだけでワインができた。

    洗濯機は、使用半年後にカビが増える。カビは界面活性剤を栄養源にして、脱水槽の上部に多く付く。カビ対策は、乾燥させること、洗濯槽クリーナーを使うこと。エアコンでは、運転を止めた後に結露が発生してカビが増殖するため、スイッチを入れたり切

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    2018年10月31日
  • 人類とカビの歴史

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    菌類はおそらく存在するうちの10%程度しか見つかっていない。
    身近なカビはソトから入ってくるのだろうと放っておいたら、違うカビだったのだそうで。
    カビはなぜ生鮮食品ではなく保存食品に生えるのか。栄養が豊富な生鮮食品の場合、カビより先に細菌が頑張っちゃうから。つまり腐っちゃうから。言われてみればあたりまえ。細菌ほどにカビは強くないのだとか。
    かつお節なんかは、カビづけが重要だけど、昨今の生活では、カビはとにかく単なる敵になっていて、カビとともに暮らす知恵を失っている。設備に頼る家の換気しかり、食べ物の保存やカビの除去しかり。
    人とカビは、まさに闘いながら共生しなければならないのに。人とカビの関係

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    2013年12月04日