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海軍乙事件
昭和19年3月、パラオ島からフィリピンに向かった2機の大型飛行艇が、荒天のため洋上に墜落した。機内には古賀連合艦隊司令長官と福留参謀長が分乗していた。参謀長以下9名は漂流するも一命をとりとめたが、米匪軍とよばれるフィリピンゲリラの捕虜になる。果たして参謀長の所持する海軍の最重要機密書類は敵方に渡ってしまったのか……。戦史の大きな謎に緻密な取材で挑戦する、極上の記録文学。「海軍甲事件」「八人の戦犯」「シンデモラッパヲ」もあわせて収録。 -
受難
修道院で育った穢れなき乙女フランチェス子に、ある日突然、人面瘡がデキた! しかも最初は腕にできた人面瘡は、所もあろうにお×××に定住してしまった。のみならず「おまえはダメ女だ」「どんな男からも愛されない」と朝な夕なにフランチェス子を罵倒する。そんな人面瘡を“古賀さん”と名づける健気なフランチェス子の運命やいかに? あなたの腹筋を震わせる極北の笑いと奇想天外な物語の裏に、現代人のジェンダーを見つめる醒めた視線が光る、著者の代表作。 -
寅さんの巻 ‐車家の謎
大ヒット映画シリーズ「男はつらいよ」の主人公「フーテンの寅さん」こと車寅次郎と彼の周りの人々への限りない愛にあふれる、「男はつらいよ」の“寅の巻”。 1969年に第1作が公開された「男はつらいよ」シリーズは、1995年公開の第48作まで、誰もが笑い元気になれる日本人の心の原風景を描き続けた。 渥美清が演じた愛すべき男・寅さんとその世界を、本書で徹底的に解明したのは「寅さんをこよなく愛する会」。同会は、寅さんの言葉・行動などに心酔するライター、イラストレーター、OLなど“寅さん大好き人間”の集まりで、半年に一度そろって観賞し、作品や登場人物の分析・研究を続けてきた。彼らの人生にとって「寅さんシリーズ」は欠くことができないものだという。 45作公開時点でまとめられた本書は、数ある“寅さんの謎本”のなかで、寅さんへの愛情がもっとも感じられる一冊。 -
引退騎士は執着系わんこに溺愛される
騎士団の部下を守ろうとし、右腕に醜い傷を負ったラルフ。 隊長まで上り詰めたのに傷のせいで騎士を引退せざるを得なくなってしまった。 妻子を思い傭兵になるも中々うまくいかず、挙句の果てに妻からは離縁されてしまい…… 失意の中、それでも傭兵として仕事をこなす彼のまわりで不思議なことが起こり始める。 疑問に思い調べていくと、背の高い金髪青眼のエリクという男が関わっているらしいことがわかった。 ラルフはその人物に思い当たる節があった――それは騎士団にいたころ、忠犬のように四六時中ラルフの側にいた部下で、彼が庇って怪我をする原因にもなった〝現〟王立騎士団隊長のエーレンフリートだったのだ。 エーレンフリートの行動の理由を知るため彼の元へいき問いただすと、ラルフへの強い感情を吐露し始めて…… 天才わんこ騎士×引退騎士の【おじさん受】BL! -
夫に気を遣うの、やめてみます。
王宮勤務のエリートであるフィンは、五歳年下の侯爵アルと政略結婚した。 しかしアルは婚前に大好きな幼馴染に振られて落ち込んでおり、結婚後もフィンに対して全く興味を示さない。 失恋後のアルと結婚したことに負い目を感じていたフィンは、年上の自分がリードしようと積極的にアルに歩み寄ろうとするが、 二人のぎこちない関係は結婚から三年経っても変わらなかった。 アルとの関係に進展がなく疲れ切ったフィンはとうとう話しかけるのを諦めようとする。 すると、突然アルの態度が豹変し――。 「君のことを好きになってしまったんだ」 侯爵の隠した愛が溢れ出す、じれったい結婚生活のゆくえは――? -
婚約者に浮気された俺がバカンスに行ったら、大型犬系騎士の恋人ができた話
大柄で人懐っこい元騎士×根暗な傷心魔術師、楽園で始まる体格差ラブ 侯爵家の五男であるリルウェインは、仕事や婚約者にも恵まれ、完璧な人生を歩んでいるはずだった――。 しかし、ある日自分の婚約者が義理の弟と密会している現場を目撃してしまい、深い絶望に打ちひしがれる。 さらには、自分への陰湿な陰口まで耳にしてしまったリルウェインは、 これまで築き上げてきたすべてを投げ打って、楽園と呼ばれるリゾート地『ドヴァーナハ』へ旅立つことに! 碧い海と美味い食事、そして気ままなギルドの仕事をこなすうちに、 人懐っこい笑顔と大柄な体格をした元騎士団員ハックルベリと運命的な出会いを果たす。 陽気で心優しいハックルベリと一緒に過ごすうちに、リルウェインの傷ついた心は段々と癒され、そして次第に惹かれていき……? これは、しがらみから逃げてきた大人二人が、楽園で心と体を開放し、新たな恋を見つける物語。 体格差カップルが織りなす、ロマンチックなリゾートラブコメが開幕! -
不幸吸いのテルチェ
俺のことが大事なら、受け入れてくれ 人の不幸を吸い取る力を持つ少年テルチェは、 不幸体質の幼馴染ローガンのために密かにその力を使い続けてきた。 不慮の事故で両親を失いローガンの家に引き取られたあの日から、 二人にとってお互いが特別でかけがえのない存在だった。 親友として過ごす中で、テルチェはローガンから長年の恋心を告白されることに……。 戸惑いながらも彼の真っ直ぐな想いを受け入れつつ、テルチェは自分の気持ちと向き合い始めるが、 しかしそんな中、ローガンに巨大な不幸の影を目撃してしまい――? 幼馴染でおかん気質な攻め×特殊な能力をもつ病弱な褐色受けが織りなす、両片想いのパブリックスクールBL。 -
子育て騎士の奮闘記
拾ってきた卵のパパは……俺たち!? 魔力ゼロだが魔物に好かれる騎士フェリツェは、その体質を利用し討伐の囮役を任されていた。 そんなフェリツェが心配な幼馴染のエリート騎士エリウスは、フェリツェが魔物に生気を吸われる度、後処理まで手伝ってくれるのだが……。 年下で過保護なエリウスに毎回甘えてしまうフェリツェは、申し訳なさを感じつつも、頼られたいというエリウスの気持ちをどこか嬉しく思っていた――。 ある日の討伐後、川で体を洗っていたフェリツェの元に流れてきたのは、なんとドラゴンの卵!? 竜騎士になれる絶好のチャンスに喜ぶフェリツェだったが、どうやら変わったドラゴンのようで……? 幼馴染と二人でパパに!? 突然はじまった子育てライフ、二人の関係もドタバタ急接近! -
自分が主人公の官能小説を見つけたら、現実が変わり始めたようです?
大の本好きである図書館司書ラファエルは、仕事中に珍しい本を見つける。 「王立図書館の淫らな秘め事」と書かれたその本の内容は、主人公が自分と同姓同名なうえ、男性同士が快楽に溺れる官能小説であった……! あまりにも刺激的な内容に戸惑うラファエルに声をかけたのは、黒髪に翠色の瞳を持つ美丈夫な男エリックだった。 その姿に思わず男前だと言ってしまったラファエルだったが、好みの顔なのは嬉しいとエリックは冗談交じりにからかい、この日を機にラファエルに何かと構って来る……。 そんなある日、ラファエルは小説の相手役がエリックとも同姓同名だと知ってしまい……!? シナリオ通りにはいかない!? 惹かれ合う二人の運命は――? -
社畜が満員電車で「溺愛」されて救われる話
迷惑じゃないです。俺が、一緒にいたいんです 週七仕事漬けの社畜まっしぐらな桜田は、いつものように電車で通勤中、激しいめまいに襲われてしまう。 自力で立っていられず、倒れそうになったその時……。 「力、抜いて大丈夫ですよ。楽にして」 背後から桜田を支えたのは、しっかりとした体格の茶髪が綺麗な青年だった。 抱きしめるようにして支える青年に、どこか安心感を覚えた桜田はそのまま眠ってしまう。 翌日、桜田がいつもの電車に乗り込むと、なぜか昨日と同じ青年が抱きしめてきて……? 執着(!?)年下ワンコ×限界社畜リーマン 冴えない社畜が謎の青年に尽くされまくり!? ドキドキ溺愛通勤ライフ――!? -
敏感リーマンは大型ワンコをうちの子にしたい
鬼上司と恐れられている社畜サラリーマン柊は、ある日の帰宅途中、黒髪の爽やかなセラピスト夕里からマッサージの勧誘を受ける。 癒しを求めていた柊は、人懐っこい夕里にのせられ施術を受けることに。 すると、想像以上の気持ち良さに寝落ちしてしまい、感動した柊はすぐに通うことを決めたのだが……。 すっかり常連になった柊は、今度こそ寝ずに夕里のマッサージを堪能しようと試みるも、自分が敏感な上に違う意味の気持ち良さまで感じてしまい動揺してしまう。 そんな中、柊に懐き始めた夕里から食事に誘われて……? 急接近する年下ワンコの甘すぎる刺激に、ピュアな敏感リーマンは耐えられるのか――!? -
星巡りの詩
女性が少ないコーネリアス王国では同性婚が認められているものの、まだまだ貴族間では浸透していない。 そんな現状を変えるため、ファブラン侯爵子息であるユーリは父に第二王子ティセラードの後宮に入るよう命じられる。 愛のない結婚と割り切り後宮に入ったユーリに待っていたのは、 「俺は、お前を愛する気はない」というティセラードの冷たい態度と、なかなか打ち解けられない側妃たち。 しかし、お互いに妻を亡くし、忘れ形見となった子どもたちをきっかけに打ち解けていき――。 初恋の相手に素直になれない王子殿下×子持ち侯爵子息の 政略結婚から始まる、すれ違いの恋物語――…… -
美しすぎてごめんあそばせ!
超絶美形ナルシストのアルヴィーは、ある日の買い物帰りに玄関で泥酔していたボドヴィッドと出会う。 美しい容姿からストーカー事件が絶えないアルヴィーは、ボドヴィッドが元傭兵だと知ると、住み込みの護衛兼家政夫として雇うことを決めるのだが……。 家事が全くできない上、何をしても常に目が死んでいるボドヴィッドに、つい過保護気味になっていくアルヴィー。 色々なことを教えながら過ごしていくうちに、段々と感情が豊かになるボドヴィッドを愛らしく思うアルヴィーだが、ふと美しい自分に欲情しないことを不思議に思い……。 美しすぎるママ属性ナルシスト×寡黙で逞しい孤高な青年 恋愛初心者な二人が、はじめてだらけのラブラブライフ! -
神子は恋と願いの狭間で揺れる~双子王子のどちらかを夫に選べと言われました~
臨床心理士として働いていた田所聡一(たどころ そういち)はある日、突然異世界に神子として召喚される。 召喚されたラルーザ王国では、神子に選ばれた王が国を繁栄に導くという。 王位継承権を持つ双子の王子、ロディオとレナートから求婚され、聡一は戸惑う。 ロディオは自信家で王位に意欲的、レナートは聡明で国民思いだが王位に興味がなかった。 聡一はレナートに惹かれながらも、彼の願いを叶えるため、ロディオを選ぼうとする。 しかし、レナートの隠された想いや、ロディオの苦悩を知るうちに、聡一の心は揺れ動く。 二人の想いと運命に翻弄されながら聡一が選ぶ先に居るのは――。 -
素直になれないSubの騎士は執着Domに溺愛される
金髪碧眼の有能な騎士クリスティアンは、Subであることを隠すため事情を知る同じ第三騎士団の団長と簡単なプレイをすることで本能を制御していたのだが……。 突然、団長から関係の解消を告げられ、すぐに新たな相手を見つけだせず薬で本能を抑え込んでいた。 日に日に体調が悪くなるクリスティアンに絡んできたのは、犬猿の仲の騎士ヴィルハルト。 「休まないなら『Stay』と命令してやろうか?」 彼がふいに発したコマンドに反応してしまい、絶対にばれたくなかった相手にSubを暴かれ気が気じゃないクリスティアンだったが、ヴィルハルトはじっと見つめたまま優しく褒めてきて……? 長年のライバルとみんなに秘密のコマンドプレイ、二人の関係が動き出す――。 -
短命な超感覚者は異世界転移した甘薬者に治癒されたい
――父が生きてくれてさえいれば、それで良かったのに 唯一の家族を亡くし、生きる意味を失った御厨コウは、ある日意識を失い目を覚ますとそこは見知らぬ場所――異世界「タカシマ」だった。 この国には五感を極限まで研ぎ澄ませた「超感覚者」と呼ばれる人々が暮らしてること、超感覚者はその能力のため短命で、自分が寿命を延ばす力を持つ「甘薬者」であることを知る。 そして、コウを助けてくれた道明家の若き当主サカエもまた、優れた知覚を持つ超感覚者だった。そのため短命という運命を背負っていることを知ったコウはサカエと契約し、彼のそばで暮らすことに。 しかし、サカエはコウを「手段」として利用することに葛藤し、彼を遠ざけようとするが……。 一方のコウは、サカエの役に立ちたいと願う中で、彼への淡い恋心を自覚していく。 運命に翻弄されながらも、絆を深めていくコウとサカエ。 そして、コウのもっていた花器の真実を知った二人の選んだ行き先は……。 短命という宿命をもった不器用で優しい超感覚者と、唯一寿命を伸ばす薬になる異世界転移者との 愛と運命の物語――。 -
淡雪国の壮麗なる日々
貧乏小国で生まれ育った王子カナンは、政略結婚により淡雪国の第二王子ヒサギのもとへ嫁ぐことに。 冷酷と噂されるヒサギのもとで一人不安を抱えるカナン。 一方、実は人付き合いを苦手とするヒサギも、カナンのあまりの可愛さに悶え苦しみ、どう距離をつめるべきか考えあぐねていた。 そんなヒサギに伴侶として尽くすため、カナンは母国の姉たちから教え込まれた性技を駆使し、ヒサギに詰め寄るのだが――? 人付き合いが苦手な不器用王子と真っ直ぐな心を持つ妻がゆっくりと心を通わせていく、勘違いじれもだBL。 【不器用な童貞美形攻め×床上手(?)で真っ直ぐな黒髪受け】 -
稀代の癒し手は元剣聖に恩返しをしたい
伯爵家子息であるカミルは、幼いころ魔獣の襲撃から助けてくれた金色の美しい髪を持つ剣聖に憧れを抱いていた。 しかし洗礼で、カミルは魔獣から受けた傷を癒すことのできる『癒人(いやしびと)』の適性があると判明したため、お礼も伝えられないまま隔絶された神殿で修行をすることに……。 一人前の癒人になれば剣聖の助けになると必死に修行したカミルは十年後、稀なる神力を持つ〝稀代の癒人〟となり教会から出られることに! だが喜びもつかの間、憧れの剣聖がすでに引退し、行方不明になっていることを知る。 落ち込むカミルだったが、独自のルートで元剣聖が辺境で魔獣討伐専門の傭兵団にいることを知ると、 家族や神殿関係者には内緒で単身辺境へと向かうことに!? やっと再会した憧れの剣聖は今――干し草色の髪と濁った目をしている人間不信な中年へと変貌を遂げていた……。 魔獣に対抗するには癒人の力と、それを守る『守護人(まもりびと)』が必要不可欠。 果たして、頑張り屋カミルは中年傭兵の懐に入れるのか! そして稀代の『癒人』のカミルは元剣聖の『守護人』を得ることができるのか! -
悪役令息だが、愛されたいとは言っていない!
公爵子息ダニエルはある日、激しい頭痛に襲われて落馬してしまう。 そして意識を失い、前世の記憶を思い出した――そう、彼は前世でプレイしていた乙女ゲームそっくりの世界に転生していたのだ。それも、悪役令嬢の兄として。 最愛の妹と自分自身の破滅を避けるため奮闘するダニエル。 しかしそんな彼の幼馴染であり、攻略対象の一人でもあるフェリクスが、なぜかぐいぐいと迫ってくる。 どうやらフェリクスは、ダニエルのことを逃がすつもりはないようで――? 独占欲強めな攻略対象×破滅寸前の悪役令息、幼馴染な二人は今日も言い争いを繰り広げながら、破滅の回避を目指す! -
異世界転移したら愛情過多な騎士に執愛されています!?
美しい容姿により芸能界で人気を誇る姫野夏輝は、ある日道を歩いていると、急に白い光に包まれてしまう。気が付くとそこは、見たこともない森の中だった。 必死に帰る方法を探そうとする夏輝。しかし、ふと現実世界の自分が孤独であることを実感し、このまま死のうと目を閉じたのだが……。 突然、誰かに頬を撫でられ目を開けると、青色の髪に精悍な顔立ちの人物が夏輝の顔を覗き込んでいた。 ジュアンと名乗ったその男は、夏輝の顔を見つめながら「あなたに運命を感じました」と告げ、保護をしたいと提案する。 警戒しながらも頼ることを決めた夏輝だったが、純粋で真っ直ぐなジュアンは、毎日のように口説いてきて……。 -
聖職者のおっさんは勇者を捨てて逃亡します。探さないで下さい。
クラレンスは気がつけば殿堂入りゲーム『勇者の凱旋』のオープニングに立ち会うNPCの司祭に憑依していた。 現実の自分はいつ死んだのかもわからない。 何故司祭になったのかも……。 ただわかっているのはここがゲームの世界だということ。 目の前には親を亡くしひとりぼっちになってしまった勇者。その勇者を導くのがクラレンスの使命であり、ゲームのクラレンスが亡くなってしまう運命でもあった。 簡単に死ぬのは嫌だったため、魔王討伐を簡単にできるチートモードを勇者「エドワード」に導き手として授けた。自分の運命を握っている勇者なのだから指導にも熱が籠る。 『きみならできるよ』 『私にとってきみは特別な子なんだ』 『きみには私がついてる。安心して』 ……もちろん私利私欲のための言葉である。 それなのにある日、縋るような熱の籠もった視線でクラレンスに欲情したと告げられ、エドワードを定期的に性教育のために部屋に呼ぶことになってしまった。 さらには魔王討伐後はなし崩しに体を許してしまった。 一度抱かれてしまうと、それは魔王討伐後の凱旋パレードの今日まで続いた。 いろいろなことが重なりついに限界がきてしまったクラレンスは決意する。 「よし、逃げよう!」 すぐさま荷物をまとめて勇者のパーティから逃げ出したのだった―― 果たしてクラレンスの逃亡は成功するのか――!? -
凶犬騎士と甘露のくちびる
平凡なサラリーマンである神林優真(かんばやし ゆうま)は、ある日白銀の美しいオオカミと出会う。 川に吸い込まれるように消えたオオカミを見た優真は、思わず助けなければと川に入り ――目が覚めるとそこは知らない森の中!? あてもなく森をさまよっていた優真は、熊のような謎の生き物に襲われるも、頭に生えた耳と尻尾を持つ柄の悪い青年ジャワフに間一髪のところを助けられる。 彼に連れられ向かった先にいたのは、ジャワフと同じように獣の耳を持つ人たち。 そしてなぜか「どうか我らの神と、この世界をお救いくださいませ!」と助けを求められ……。 元の世界に戻れるまで守ってもらうための義務的な口づけは、心が近づくたびにどんなものよりも蕩けるように甘く美味しいものに変わっていく―― -
出戻り異世界人は元護衛騎士に執着される
扉の先は異世界だった――!? アラサー営業マンである竹中隼人(たけなか はやと)は、ある過去があった。 それは学生時代に異世界召喚へ巻き込まれて異世界に行ったことだった。 異世界では世話役としてウィルフレッドという仏頂面の男が付けられた。 しかし、ウィルフレッドはどうやら隼人の世話役になることに不満があるようだが、 魔力があるこの世界では、異世界人である隼人は魔力供給の必要があった。 その供給に白羽の矢が立ったのがウィルフレッドで、体液の摂取という形で魔力を譲渡してもらうようになる。 自分を嫌っていたはずのウィルフレッドだが、なぜか魔力の供給でいつもは名前で呼ばないのに「ハヤト様」と呼んできて…… そんな生活に戸惑いつつもなれていた隼人はある出来事をきっかけに元の世界に戻ることに。 あれから幾年かすぎ、社会人として働いていた隼人にまっていたのは、二回目の異世界転移だった!? -
嘘つきSubにごちそうを
最高のDomとして人気なVチューバー“虎野マーシャル”の中の人、椎谷あさひは、実はコミュ障の冴えないSubだ。 ある日、あさひは立ち寄ったカフェでDomのコマンドに反応してしまい、バッドトリップに陥りそうになる。 それを見たカフェ店員の川中賢人が、フォローのコマンドを使うことを提案してくれたが、過去のトラウマでコマンドが怖いあさひは川中の提案を断ってしまう。 後日、お詫びを伝えにカフェに向かったあさひだったが、川中はあさひの正体に勘づいているようで……!? 執着気質な年上Dom×Subの嘘つきVチューバーの身バレ厳禁ドキドキコマンドらぶ! -
堅物アルファ騎士の拗らせた初恋~運命の番は男娼オメガでした~
「俺が君を愛することはない」 結婚初夜、寝室にやってきた夫のクロヴィスにそう言われたオメガのリュカ。 ――めちゃくちゃ嫌われてんな。 むき出しの敵意にリュカは一瞬固まったが、嫌われている相手に自分を無理に好きになってほしいとは思わなかった。 リュカはもともと男娼をしており、突然のヒート事故によりアルファのクロヴィスと番になってしまう。 クロヴィスは騎士でリュカは男娼……ふたりには身分差がありすぎた。 そんな自分を夫は愛さないと言う。 リュカは男娼がゆえに引き際を理解し、円満とまではいかないがそれなりの関係を望んでいたが――僅かな期待はすぐに捨てた。 発情期が始まってもリュカは放置されてしまい、それが悔しくてクロヴィスが現れたとたん体を繋げた。 番の香りに包まれて朝を迎えるのは、泣きたくなるほどに幸福だった。 動けなくなるまで抱きつぶされた後、自分を嫌っているはずのクロヴィスはリュカを気遣ってくれる。 そんなクロヴィスの態度に、発情期が終わってからふたりの距離が縮まるかと淡い期待をしていたが……。 真面目で堅物なアルファの騎士×性格が男前な男娼オメガの嫌われからの溺愛物語。 -
満月のおとしもの~結晶栽培師と記憶をなくした魔法使いの話~
結晶栽培師が育てた結晶が魔法に使われる世界で、結晶栽培師のノアは結晶花を育て生計をたてていた。 しかし、領主が代わったことで結晶畑に税金がかかるようになる。 両親が残した結晶畑を守ろうと必死に、そして大切に結晶花を育ててきたが税金の支払いがだんだん難しくなってきた。 そんなノアに領主の息子から自分への『輿入れ』を提案される。 輿入れは男性版の嫁入りで神殿で許可のもと行うことができる。 輿入れをすれば困窮することはなくなる。けれど、両親の守ってきた結晶畑は取られてしまう。 そんなノアの元に空から降ってきたように青年が現れた。 しかし、その青年は記憶を失っていて……。 記憶をなくした謎めいた青年×結晶栽培士の健気な⻘年の満月が結ぶ恋の物語ーー -
美貌の騎士様はご自分のお顔がお嫌いなようです
カフェ『こもれび』で働く青年ルイは記憶喪失だ。 記憶を失い彷徨っているところを『こもれび』の店主サキに拾われ働かせてもらい1年が経とうとしていた。 いつものようにカフェ名物『こもれび弁当』を販売していたある日、ルイは突然声をかけられる。 顔をあげるとそこには、女神に愛されているのではないかと思うほど美しい神殿騎士ミカエルがいた。 お弁当に興味を持ったミカエルはそれ以降、『こもれび』でお弁当を買いに来てくれるようになるが、ミカエルの視線の先に『こもれび』の店主であるサキがいて……。 ルイは彼がサキを好きになったと思い、恋人がいる事実を伝えたのだが、諦めた様がなく……? 一目惚れした美貌の騎士と記憶喪失になってしまった平凡な青年の恋のものがたり。 -
無自覚な儀典官は剣士の溺愛に気づかない
王宮外交省の儀典官を目指し王立学園に通うマルクスは、二歳年上の留学生ランベルトに思いを寄せていた。 そしてランベルトが卒業する際、思い出が欲しかったマルクスは彼に魔法術をかけ、その唇を無理やり奪ってしまった……ものの、ランベルト本人は魔法術のせいか気づいた様子もなく、そのまま自国へと帰ってしまう。 その後無事に儀典官となり、ランベルトを忘れようと忙しい日々を過ごしていたマルクスはある日、逃亡してきた令息テオフィルと遭遇する。 テオフィルに頼まれ、囮を引き受けることになったマルクス。 なんとその護衛は、かつての想い人であるランベルトで……!? -
俺と隊長とアンラッキースケベの呪い
王都の警邏隊として働くジョルジュは任務中意識を失い、 目が覚めると意図せずスケベなアクシデントが起きるラッキースケベの呪いにかけられていた!? 大の女好きのジョルジュは大喜びだったが、呪いは特定の人間にしか発動しないようで……。 なんと相手は、隊で一番美男子の隊長ラコタだった!! そして呪いを解くには、対象者と初夜で情を交わさなければならないらしく……。 おじさんなんて大っ嫌いなのに! 絶対いやなのに! 自分のために呪解に一生懸命な隊長が、なんだかかわいく見えるジョルジュ。 二人はラッキースケベの呪いを無事解くことができるのか――!? -
シンデレラを虐げた継兄は、野獣辺境伯に溺愛される
強くて優しいが見た目は怖い王国の守護獣、野獣伯爵は大の男好きだ。 35歳になった今でも男遊びが落ち着くどころか王位継承権を破棄し独身を謳歌している姿に、 周囲には絶倫閣下と恐れられていた……。 ある日、伯爵は甥っ子から同級生の問題児、ニアワレア・ザイエンについて相談される。 話を聞くとニアワレアは何年も妹を日常的に使用人以下の扱いをし、その様はリアルシンデレラと民衆に呼ばれるほど残虐であった。 その後、断罪されたというニアワレアを面白がった伯爵は、その少年をこの辺境の地へ招くことにしたのだが……。 やってきたのは天使のように可愛らしい美少年!? 礼儀正しく、脅しても動揺を見せない姿に予想外だった伯爵は、なぜ妹を虐めたのか問いただすと 「…………僕は、本当はハイアレアを虐めたくなどなかったのです」 あれほど堂々としていたはずが、今にも泣きだしそうになるニアワレア。 その姿に変態伯爵は我慢できず……!? -
うそつき神子、推しの白虎魔導具師に嫁入りしました
大学生の西村はるは、飼っていたハムスターと突如現れたブラックホールのようなものに吸い込まれてしまう。 気が付くと魔力と聖力が存在するモフフバ王国の王宮礼拝堂にいた。 ハルは珍しい聖力に目覚め、神子の見習いになることに――!? 魔力、聖力の源にあるのは恋や愛の力である。そのため、国王はハルに魔導具師クレール・ティーへの嫁入りを命じるのだが、ハルは彼の魔導具の熱狂的なファンで……!? 一方クレールは魔導具以外に興味がないらしく、憧れの人との疑似恋愛に不安なハルだったが、 「早く俺を好きになって」 意外にも積極的なクレールに振り回されてしまい……? -
忘却の死神は冷酷な皇帝を守りたい
皇帝を陰から守る『影踏み』の一族であるハイイロはある日、目が覚めると身体の奥に鈍い痛みを感じた。 その痛みは、怪我をしたような痛みでもなく、毒の痛みでもない。 そして、隣には自分の護るべき相手である帝国の若き皇帝リュウセイが寝ていた。 黒い獣の姿をした忘却の妖魔であるシエンに自らの記憶を代償に1つ、願いを叶えてもらえる能力を持っているハイイロは、 今までその力で大切な想い人であるリュウセイを護ってきた。 しかし鈍い痛みと記憶の喪失から、自分が『一夜の愛を賜る代償に記憶を失ったのではないか』と考えたハイイロは、 大切な人の感情を歪めてしまう可能性があるならと、リュウセイが目覚める前に彼の元を去り――。 リュウセイは目を覚ますと隣にハイイロがいないことに気づく。 ハイイロが自分の元を去ったことを知ったリュウセイはハイイロを取り戻すために動き出し……。 愛するもののため国を変える皇帝×大切な人を守るために記憶をささげる青年 二人の愛の物語―― -
子犬王子に神様と呼ばれました
金色の美しい毛、サファイア色のくりっとした瞳、ピンとたった耳。 そんな美しく、そして可愛らしい子犬はある日、 突然普通の大学生である凛(りん)の家の前に現れ、 子犬と一緒に光りに包まれた先にまっていたのは異世界でした――!? 入学したばかりの大学生 大江(おおえ)凜には、ある悩みがあった。 それは、一人暮らしをはじめたため実家の愛犬に会えなくなってしまったこと。 大の動物好きの凛は、胸にポッカリと穴が空いたような寂しさを抱えていた。 しかし、そんな彼の日常はある一匹の不思議な子犬に出会ったことで一転する。 異世界に来た凛の目の前には天使のような少年が。 「心優しき神よ、どうか助けてほしい」 そして、その少年ミカエルの救いを求め涙をこぼす姿に凛は―― -
呪われ王子の契約恋人
呪術オタクであるラーシュは、『研究所の掃き溜め』といわれている王立魔術研究所の呪術科に、唯一希望して配属される。 「やっと呪術の研究ができる!」と研究に没頭するが、周りのやる気のなさに前途多難な毎日。 さらにひょんなことから誤解を受けたせいで、嫌がらせでシャワー中に着替えを盗まれてしまったラーシュ。 裸のまま絶望していた彼に声をかけたのは、この国の第二王子であるオスヴァルド殿下で……? 「──君を助けてあげる。代わりに私の恋人になってほしい」 突然のお願いに戸惑いながらも、断りきれず了承したラーシュ。 だが始まった契約恋人の日々は、契約とは思えないほど甘く優しいもので……? ワケありモテ王子と熱心な真面目研究員の、契約から始まる王道ラブストーリー第1巻! -
ウブな伯爵令息は紳士なイケメン騎士に恋したようです
伯爵家の三男であるノアは、婚約者のダリウスに冷たい対応をされていた。 そんな日々に嫌気がさし、ついに婚約解消を決めたある日、ダリウスに湖に連れていかれ襲われそうになり!? しかし間一髪、ノアは湖の管理人・エドワールに助けられる。 不安がるノアをエドワールはそっと抱きしめてくれて―― 「もう少し、抱きしめていてもらえますか……?」 なぜだか、エドワールと共にいると安心するノア。 この気持ちはもしかして……恋? 一方エドワールもノアに並々ならぬ想いを抱いており…… そして明かされるエドワールの正体はなんと〇〇〇だった! 互いの気持ちを知り、時間を重ねるにつれて、二人の愛は加速する―― スパダリ絶倫騎士×無垢な伯爵令息のいちゃラブな日々! -
運命を間違えるなんてありえない!
高校生の旭は、毎晩夢の中で同じ男に会う。 その男はメルヒオール・ルミナスと名乗り、旭を自分の運命の人だと言う。 「俺の生きる世界で共に人生を歩んでくれないか?」 そう頼まれた旭はメルヒオールと異世界で会う約束をしたのだった―― 学生最後の文化祭、嫌々女装メイドをすることになった旭は、友人の陽翔(はると)に不満をこぼしていたのだが……。 突然、足元に模様が浮かび上がり旭と陽翔はその模様に飲み込まれてしまった。 召喚された先にいたのは、夢で何度も会ったメルヒオールだった。 夢の中ではなく、初めて会うメルヒオールに見惚れていた旭。 「ようやく成功したか! この瞬間を待ち望んでいた……!」 聞きなれたメルヒオールの声に約束が叶ったと喜んだ旭だが、やっと会えた運命の人が向かった先は、一緒に召喚された陽翔で……? -
可憐な皇子殿下のお相手は
皇大帝国の末の皇子・嶺藍(レイラン)は、金髪・金眼で茉莉花の香りする可憐なΩ(オメガ)。 神眼の持ち主で、その稀有な瞳に見つめられれば誰もがひれ伏すと言われている。 彼こそが〝神の御子〟と民から信じられている皇子だ。 そんな皇子には、四人の夫君候補がいる。 いずれも将軍職をいただく優秀なα(アルファ)だが、皇子はその中の一人・西風(せいふう)将軍の伴侶になりたいと強く願っていた。 しかし肝心の相手はなぜか婚姻を承諾してくれない。 このままでは別のαを伴侶にされかねない。 自分の思いが通じないことが悔しくて、なんとか首を噛ませて既成事実を作りたい皇子だが……。 茉莉花の香りが漂う可憐なΩ皇子の恋の行方は―― -
想いを伝えた方の勝ち
国一番の大富豪・モーカッテン商会の息子セシルは誰よりも美しいと評判の青年。 だが彼は姉から「お前は平凡だ」といい聞かせられ、自己肯定感が低く卑屈に育ってしまった。 セシルが結婚適齢期を迎えると、あまりの美しさに男女関係なくひっきりなしに求婚され困惑する。 なぜなら彼は王立騎士団の団長アレクシオ・カルモナに密かに片思い中なのだ。 彼から結婚を申し込んでほしいと日々想いを募らせていたが、美形で人気のあるアレクシオと平凡な自分を比べると、望みがあるわけないと諦めるしかなかった。 しかし、ある日突然、アレクシオから甘さの欠片もない表情で「結婚してほしい」とプロポーズをされ……!? -
BL漫画に転生した俺は惚れ薬を飲んだ騎士団長に溺愛されています
平民出身の秘書官ルカ・リュミエールは、竜騎士団の団長であるアルストラ・ド・トレイユに突然婚約しないかと言われ驚いて足を滑らせて転び、後ろにあった壁に頭を打った。 その衝撃で自分がBL漫画『竜騎士団の恋愛事情』の世界に転生したことに気づく。 ルカが漫画の内容を思い出し戸惑っていると、アルストラが婚約について話を続けた。 その内容は公爵令嬢の求婚を断るために偽の婚約者になってほしいと言われ…… 一度は申し出を断ったが、どうしてもルカに頼みたいと言われ承諾する。 二人は公爵令嬢の求婚を断るために屋敷へ行くと、令嬢の策略によりアルストラが惚れ薬を盛られてしまい、ルカに恋をしてしまう。 その薬は最初に見たものに惚れてしまう効果があるらしく―― 果たして惚れ薬を盛られたアルストラと薬によって惚れられてしまったルカはどうなってしまうのか……!? -
天使と悪魔の幸せな結婚
「誰か……誰か助けて!」 淫魔と人間の半魔で下っ端悪魔のマギに上司の悪魔が課した任務は、この先の城を守る人間の兵士の気を惹くこと。 暴力が全てを支配する悪魔たちの縦社会では、上からの命令に服従するしか生きる道はない。 しかし、仲間の悪魔たちが人間の城に油を撒き火をつけて皆殺しにしようとしているのに気づき、マギは止めようとするが小さな体では無力で―― 助けを求め叫んだマギの前に降り立ったのは美しい天使だった。 高貴な気配と獰猛さを併せ持つ天使カイファに助けられたマギは、 カイファの天使らしからぬ雰囲気に惹かれ自分の〝秘密〟を打ち明ける。 すると、なんとカイファもマギと同じ秘密を持っていて――。 不思議な出会いをした二人だったが、その後マギは上司の悪魔に新たな任務を命じられる。 それは女装して王弟の婚約者候補になること!? さすがに、本物の女性ではない自分が選ばれる訳がないと思っていた マギだったが、王弟に「お前が欲しい」と求められ!? 悪魔に転生してしまった心優しい少年の、種族を越えた恋の行先は―― -
呪われた魔導士は美貌の騎士と仮初のキスをする
黒き魔女の呪いにより魔力を涸らされ、占い業で小遣いを稼ぐオーディス。 ある日、彼は毒にやられた瀕死の騎士・シャルヴィをみつける。毒を抜くため彼の血を吸った途端──オーディスは何故か魔法が使えるようになっていた。 翌朝、シャルヴィに訊ねてみると、それは彼の呪いの力によるものだと思う。彼も同じく黒き魔女によって、魔力があるのに魔法の能力を封じ込められる呪いをかけられていたのだ。 魔法を封じ込まれた騎士・シャルヴィと、魔力が涸らされた魔導士・オーディス。彼らは『体液交換』をすることで、魔力が交換できることに気づき………?魔法を使いたいオーディスは、シャルヴィに魔力のためキスをさせてくれと迫る──! お互いの利益のため、彼らは何度もキスをする。 どんどん濃厚になっていくキス。それは魔力供給のためなのか、それとも新たな気持ちの芽生えなのか……? -
平民浄化師は悪辣皇子の腕の中
トマツェル国の浄化師であるヒイサは、第一王子の多すぎる魔力を一人で浄化していた。 魔力の反作用で生まれる毒素は身体の毒となる。 そのため、第一王子はその魔力で国に貢献することができず見放され始めていた。 ヒイサはそんな王子を助けたいと思うが、同僚の貴族出身の浄化師はヒイサ一人にその仕事を押し付け、ヒイサは休みなく働くことに。 いつものように食堂で貴族の愚痴を言いながらお酒を飲んでいると、身なりの良い全身黒ずくめの不思議な男と出会う。 シューと呼ばれる男を見ると魔力が溜まっているのに気づいたヒイサだったがシューはある液体を飲みヒイサは浄化されるのを目の当たりにする。 最初は不気味で怖い人だと思っていたヒイサだったが、シューとお酒を飲みながら初恋の人の話をしていると、だんだんと打ち解けて…… どこか不思議と心惹かれるヒイサだったがシューの正体を知るとき待ち受けていたものとは―― -
新米騎士は銀の聖騎士隊長を甘やかしたい
伯爵家の子息であるエルドは己の容姿に絶対の自信を持っていた。 しかも、第二性はアルファ。アルファの中でも天才と称えられるほどの実力で、騎士学校では主席で卒業し、 実戦経験がない中、いきなり聖騎士隊に入隊という時点で前代未聞な上に栄誉な状況だったのだが、 その中でもトップに位置している金の聖騎士団に配属される……はずだった。 しかし、急遽入隊変更が告げられ銀の聖騎士隊に入隊することになったエルドは、どこか納得できないまま配属先に向かう。 そこで出会ったのは男でありながら美麗という言葉がこの上なく合う銀の聖騎士隊隊長のシルヴェル。 出会い方は最悪だった。 しかし、シルヴェルを見ると胸が早鐘を打ち、いい匂いを感じた。 その匂いについてエルドは勘違いをする。 そう、シルヴェルは女性なんだと―― 勘違い系ドタバタラブコメディ! -
トラッキングゲーム~青薔薇の秘密と王子様の愛慕~
己の痕跡を残さず、どんなお宝でも華麗に盗みだす怪盗・ラニー。 今回、彼は幻の青薔薇の生成方法を盗みだすため、ローゼン王国にやってきた。 そこで再会したのは、大国の王太子ヴィダル。彼はローゼン王国の来賓としてパーティーに招待されていたのだ。 いつものようにラニーを捕まえようとするヴィダルと、彼から逃げるラニー。 腐れ縁として、追い・追われる関係だった二人に、ある日変化が訪れる。 「このままわたしのものになるか、それとも国際機関に引き渡されたいか。……どうする?」 なんでも思い通りに盗みだせるはずだったラニーは、ヴィダルの愛の言葉に振り回されていき──? 怪盗ラニーと、なぜか彼に執着する王太子ヴィダル。彼らの愛のトラッキングゲームが始まる!! -
小説 最後まで行く
年の瀬も押し迫る12月29日の夜。危篤の母の元に向かうために、刑事・工藤祐司は酒気帯びで車を飛ばしていた。その時、課長から電話が入る。「週刊誌がウチの署に裏金があるって告発記事を書くんだと」――刑事でありながら、反社会的勢力から裏金を貰っていたことをマスコミにリークされた事実も工藤を焦らせる。その極度の精神状態の時、男をはねてしまい、さらにひき逃げという罪まで背負うはめに。死体隠し、裏金のもみ消し、彼を追うエリート監察官・矢崎とのひりつく駆け引き……。同名映画を小説化、圧倒的スピード感で描くノンストップ・エンターテインメント!! -
おいしい家族
母の三回忌、実家である都内の離島に帰省した橙花。都会暮らしに疲れた橙花にはちょうどよい休暇だった。故郷に暮らす一つ年下の弟の翠は、スリランカ人女性と結婚し、間もなく新しい命が誕生する予定。実家に着くと、橙花を出迎えたのは、母のワンピースを着た父だった! 唖然とする橙花に追い討ちをかけるように、夕食の席に現れたのは、見知らぬ中年男・和生と、その娘で生意気な女子高生・ダリア。そして父はこう宣言した。「父さんな、あたらしい家族の母さんになろうと思う」。性別、血縁、国籍、あらゆる壁を超えた、あたらしい家族の誕生を描いたユートピア小説。 -
四段式狂気
累計50万部突破! 『最後の医者』シリーズの著者、 怒涛の4ヶ月連続刊行! <既刊発掘シリーズ>第6弾、新装版で登場! 何重にも仕掛けられた罠。狂気のどんでん返し。 必ず4度騙される、どんでん返しミステリホラー! 【あらすじ】 女子高生のマユリと親友の幸せな日常は、ある日突然終わりを告げた。 ストーカーが家へ侵入してきたのだ。 犯人の正体に衝撃を受けるが……これは新たな狂気の序章にすぎなかった。 マユリの壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返す。 生死を賭けた虚偽、監禁、別荘での殺戮劇――。正常なのは誰か? 狂った愛のぶつかり合いに、必ず4度騙される! ラスト、あなたがあなたでなくなる、どんでん返しミステリホラー! 【新装版】 著者について ●二宮敦人 1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。代表作『最後の医者は桜を見上げて君を想う』等、フィクションとノンフィクションの垣根を越えて活躍。著書に『18禁日記』『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』『紳士と淑女のコロシアム「競技ダンス」へようこそ』等がある。 -
保護犬が我が家にやってきた理由 出会いには、いつも意味がある。
その保護犬は、私のやることをじっと見ていた。私がその理由を理解するまで。 ある日、米国在住の筆者は一匹の犬を保護所から連れて帰る。さまざまな事情でそこに行き着いてしまった犬のことを不憫に思い、引き取った後すぐに人の役立つような犬として訓練し、第二の犬生へと導こうと考える。さまざまな訓練をし努力を続けた。しかし、筆者はある日自分の心の奥の意識に気づいてしまう。それを何のためにやっているのか。犬の飼い主への思い、動物の霊性とは何か。あるいは、保護犬を飼うということは、どういうことなのか等、トラウマを負った保護犬と飼い主の心の内面と外面の行動を生活を通して描いた作品である。 【目次】 はじめに SPCA施設を訪ねる 出会い 家族が揃わないとNo! 引き取った日、そして一週間 犬の名前 他のペットとの折り合い 普段話す時の言語は? 遺伝子チェック 私の計画、セカンドチャンス セラピードッグにはどうかな? Canine Good Citizen取得にチャレンジ トレーニング終了後テストが! セラピードッグ あと数ヶ月と言っても 保護犬の過去の事情 また捨てられるという不安? 動物とスピリチュアリティ 動物の前世 肉体がなくなっても、心が繋がっている 人間の意思を理解している 結局、我が家にやってきた理由 もう一匹の保護犬、ゆき おわりに 【著者】 ワイズりか 1997年より米国在住。 渡米前は英字新聞者に勤務。主に媒体と広告タイアップした在日外国人向けの異文化イベントを企画・運営。渡米後、様々な媒体の執筆活動開始。また保育園のエイド、Boy Scout of AmericaのカブスカウトプログラムでCub Masterを務める。イラストは日本でも展示会に出品。渡米後カウンティの展覧会で3度佳作入選。最近では、アニマルコミュニケーションに興味を持ち勉強中。 著書:「ハムスターのきもち」「20年住んでみたアメリカ」「サンフランシスコで会いましょう」 -
平安あや解き草紙
ある事情により婚期を逃し、実家の左大臣家に居座っている藤原伊子。だが突然、入内を命じられる。自分の半分の年齢である、帝との結婚なんて…と、断るために出かけた先で、伊子が再会したのは十年前に別れた恋人、嵩那だった。彼との微妙な距離をとりつつ尚侍として後宮に入ることになった伊子に、謎の人物から脅迫文が届き…!? 平安後宮お仕事ミステリー。【目次】第一話 花の色はうつってしまったけれど/第二話 悪くはないが、もう少し考えてみよう/第三話 ないものを求めてもしかたがない/第四話 人それぞれ思うことはちがう/第五話 言ってはいけないことと言わなくてはいけないこと -
セブン セブン セブン アンヌ再び…
ウルトラセブンのアンヌ隊員、初のエッセイ。 今の子どもたちは、家の周囲に空き地や原っぱもないし、そんな時間もなくなって、「缶蹴り」や「陣取り」をして遊ぶような、幼馴染の世界を失っているけれども、ウルトラセブンをつくっていた人間関係は、それに似ていたと思う。おやじさん(円谷英二さん)はその中で「大将」だった。そしてアンヌは、みんなに可愛がられた『オミソ』のような存在だったのではないか、と今にして思い至るのである。 (解説より) 永遠の特撮ヒロイン、アンヌ隊員がホンネで書いたあのころの真実。写真ページを刷新して待望の文庫化!(2001年3月発行作品) -
眠らぬ森の妖精奇譚
夢見る少女プリムローズは十三歳。ある夜、なくしたペンダントを探すために一人で森へ向かうが、道に迷ってしまう。途方に暮れる彼女の前に、ハーミットと名乗る不思議な青年が現れた。プリムローズにペンダントを渡した青年は「次の満月に一人で森に来ることができたら、また会おう」と約束する。満月の夜が来るたびに、ハーミットはいろいろな恋物語をプリムローズに語るようになるが……。※イラストは収録されていません。
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