小説作品一覧

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  • 「極」怖い話 罠
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    負の念を抱えた霊というものがある。彼らは手ぐすねひいて待っている。あなたが“そこ”に踏み入れる瞬間を。そして隙あらば狙っている。無防備な足首を掴み、無間の底に引きずり込む僅かなチャンスを。“そこ”とはどこにあるのか?それは何も特別な場所ではない。あなたの日常―通勤通学路、学校や職場、楽しき我が家の中にスポットのように潜んでいる。目を閉じていま一度見つめてみるがいい。あなたには見えないか?死の野辺が。カタカタと嗤う髑髏の群れが。目に見えぬ地雷のごとく仕掛けられた霊たちの罠、カチリと頭の奥で音がした時はもう遅い。やつらの手の中に落ちている。そんな絶体絶命の罠から生還した人々の戦慄の恐怖譚。
  • 「忌」怖い話
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    怪に魅せられ、聞き集め、それを綴ること25年。伝説の実話怪談「超」怖い話の誕生から怪談とともに生きてきた著者が、いまだに恐れ慄く話がこの世にはある。たいていの話ならば似たような話を聞いたことがある、過去にはもっと怖い話があったとなりそうなものであるが、そうではないのだ。まだ、あった。怪談を山ほど知る著者が本気で怖いというのだから、我々がそれを聞いたら…。あなたに捧ぐ「未知の恐怖」!
  • 小説 夜明け告げるルーのうた
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    1巻1,320円 (税込)
    天才・湯浅政明監督初のオリジナル劇場作品『夜明け告げるルーのうた』ノベライズ。“湯浅節”炸裂するポップで独創的な世界観を、劇中では語りきれなかった登場人物の心情や背景と共に新鋭・三萩せんやが描き出す。
  • 輝く宝石は愛の言葉
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    〈公爵の探偵団(デュークズ・マン)シリーズ〉待望の第二弾! 偽りのきらめき、真実の愛。NYタイムズ・ベストセラー作家が描くシークレットベビーものの決定版! 宝飾品職人のイーザは、姉夫婦が引き起こした宝石盗難事件に巻き込まれ、新婚の夫に別れを告げる間もなく逃亡を余儀なくされた。 事情を知らぬまま残された夫のヴィクターは事件の容疑者として拷問され、また妻に棄てられた傷心から疑い深い人間になってしまう。 それから十年後、友人の探偵社でイーザらしき女性の消息をつかんだ彼はスコットランドにおもむき、ついに妻と再会する。 互いへの強い想いは戻りながらも疑心は消えず、しかもイーザには大きな秘密があった……人気シリーズ新展開!
  • 大林くんへの手紙
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    1巻1,400円 (税込)
    成績優秀ではあるものの、あまり目立たなかった大林くんが、ある時から学校に来なくなった。クラスの男子数名と、非常階段を使って立ち入り禁止の屋上に勝手に入ったため、担任の先生にひどく叱られた。さらに反省文を書かされることになったが、大林くんだけ書けなかった、といううわさもあった。そこで、大林くんに、クラス全員で手紙を書くことになった。その際、適当に「作文」してしまったことを後悔した主人公の文香は、悩んだ末に、まずは「いつかちゃんとした手紙を書きます」というだけの、ウソのない手紙を出すことに。その後、文香は休み時間になると、大林くんの椅子に座るようになった。「たぶん、大林くんがこの椅子に座って見ていたのと同じ景色を、わたしも見ている。」果たして大林くんの心が動く日はくるのだろうか。本当のやさしさや友情とは何かについて、ヒントを与える一冊。

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  • 虚飾のメディア―――小説・巨大テレビ局
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    1巻1,584円 (税込)
    社内抗争の影響で低迷していた「関東テレビ」の看板番組「ワールド・ナウ」は、新プロデューサー小林のテコ入れで徐々に視聴率を取り戻していく。だがそんな折、同番組を巡って視聴率操作事件が発覚。なぜ、事件は起きたのか? テレビ業界の内幕を描いた迫真の経済小説!
  • 読んで楽しむ百人一首
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    日本で一番親しまれている古典「百人一首」。「どら焼」「竜田揚げ」「小倉餡」……これらの食べ物は、百人一首の歌が由来。角度を変えて眺めてみれば、まだまだ新しい発見があることを明らかにする。
  • 完全記憶探偵【上下合本版】
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    歩いて、見て、訊いて、思い出す――“忘れることができない”完全記憶能力を持つ私立探偵。 元刑事のデッカーは、妻子を殺され、犯人が見つからないまま警察を去るが1年後に起きた銃乱射事件とのつながりが見つかり、捜査することに…… あらゆる記憶をDVDを再生するように取り出せる男の、怒りと悲しみの事件簿。
  • 特命警部 醜悪
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    闇ビジネスの黒幕を壊滅せよ! 力技でしか裁けぬ悪を特命刑事が炙り出す! 超法規の隠密捜査! 犯罪ジャーナリストの野中順司が殺された。彼は二つの未解決事件を追っていた。一つは三人の元受刑者が相次いで殺された事件、もう一つは五件の貴金属強奪事件だ。元受刑者たちは出所後いずれも犯罪の片棒を担がされていたらしい。その黒幕に迫ったため野中は射殺されたのではないかと推理した特命捜査官・畔上拳に弔い捜査の極秘指令が下った!
  • 血魔派の三鷹
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    1巻1,144円 (税込)
    「鷹」を常用漢字表に載せるべく、私は文部科学省へ出向いた――「血魔派の三鷹」(表題作)愛犬ミゲルが殺された。誤解は重なり合い「真実」となる――「断絶」ボクには可愛い彼女がいます。その彼女が卵を産みました――「渚の卵」白い雪の中、僕たちに「ふさわしい場所」はあるのだろうか――「ふたりは丘の上」  ほか超現実風でありながら、胸騒ぎがするほど現実的。独特な世界観に包まれた「なぜかクセになる」短編15篇。

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  • 詩集 吊された永遠
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    1巻880円 (税込)
    どれだけ泣いてもいつか笑うことができるはずもがきながら、行方不明の心を探す13poemsどうしても手に入れたいから偽りだとしても信じるのかそれなら私は木に吊された永遠でいい「永遠」より

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  • 迷宮の彼方
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    1巻1,100円 (税込)
    フランスのマルセイユ沖のイフ島でフリーランスの芸能記者・立林吉三郎が殺された。友人の宮田晴夫は立林から巨大な迷路に迷い込んで朽ち果てるかもしれないという謎めいたはがきを受け取っていた。宮田は主人公エドモン・ダンテスがイフ島に無実の罪で収監される『モンテ・クリスト伯』を書いたデュマの研究家である自分との因縁を感じて、殺人事件の真相を究明するために古い友人でエクサンプロヴァンスに住むセザンヌ研究者の道木沙里亜を頼って渡仏する。立林のスマホに残された写真から日本の俳優土橋航と女優美鈴とそのマネージャー深見純二の三角関係の追跡取材をしていたらしい。イフ島に行った宮田と沙里亜が日本製のサバイバルナイフを発見し、立林の死体の傷口と一致することがわかる。間もなく、マネージャーの深見の遺体が今度はモンテクリスト島で発見された。モンテクリスト島で何が起こったのか調べていくと、マルセイユのマリーナから土橋と美鈴が一週間クルーザーを借りていることがわかる。日本に戻った宮田は友人で静岡のゴルフ場経営者野本が俳優夫婦とマネージャーの三角関係の目撃証人としての貴重な情報を教えてもらった。疑惑の真相に最も近づいた人間として、宮田は大学から依頼されたエクステンション講義でも事件の真相を知りたい人たちの好奇心にさらされるばかりか、立林が記事を書く契約をしていたリテラチュールオートマルという雑誌にも詮索される運命になった。最後にはモーニングショーの電話生出演という洗礼も受け。マスコミに追いかけられることになった。さらに、沙里亜から紹介された演劇ワールドで土橋・美鈴カップルと鼎談を行うことになり、二人と初めて直接対決することになった。そもそも二人はこの年に上演する予定の演劇『モンテ・クリスト伯』の主演俳優になって、役作りの参考にとイフ島とモンテクリスト島を宣伝になる対談を断ることができるはずはなかった。土橋と美鈴はサルデーニャ島まで殺された深見純二と一緒だったのに、マネージャーの深見を首にしてモンテクリスト島には一緒に行かなかったと言う。深見の単独行動とモンテクリスト島での死は謎に包まれたままであった。深見から謎の手紙を受け取っていた妹ひとみは、兄の死の原因の解明のために再びイタリアに行く希望を持つが、結果的に宮田がボディガード役になって、沙里亜の手配でイタリア人のアンドレアを頼ってモンテクリスト島に行くことになった。そこで深見純二の書いたメモが見つかった。すべての情況証拠が土橋の犯行を指し示していた。大手門にある日の丸文化センター主催の宮田によるフランスロマン派小説の講義は、事件の顛末を知りたいマスコミをはじめたくさんの聴衆で埋め尽くされた。一方、イタリアから帰って来たひとみに日本びいきのアンドレアが同行してきた。宮田はアンドレアを連れて京都見物がてら茶屋経営をしている犯罪心理学者の友人北尾祐一に三角関係と殺人衝動についての見解を尋ねるが、結局は合理的な解釈にたどり着くこともなく、京都見物だけをして終わることになった。その後、エルバ島の漁船のスクリューに深見純二のザイノが引っかかっていたというニュースがフランスの沙里亜から飛び込んできた。しかしながら、二つの殺人事件の情況証拠は土橋の単独犯行、または美鈴の共犯による犯行であることを示唆しているにもかかわらず、本人たちはしらを切り続けているため、警察では逮捕に踏み切ることができなかった。このままでは二つの殺人事件は迷宮入りになるしかない。膠着状態の捜査が新しい展開を見せたのは宮田たちの執念の調査であった。
  • 縄

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    1巻550円 (税込)
    神戸にある中国料理店『桃源亭』の主人にして名探偵・陶展文(とうてんぶん)は、江戸川乱歩賞受賞作『枯華の根』で鮮烈にデビュー。作者・陳舜臣の悠場たる虚構の流れの中で、ずしりとした生活感―不思議な実在感で読者の心を掴んだ。探偵、陶展文の拳法できたえぬかれた体の内側にあるものは、人間への熱い愛だ。それが読者を魅了する。幻の名作!尚文社独占配信
  • 「超」怖い話 ひとり
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    恐怖の穴に頭から呑みこまれていく……誰も助けてくれない闇地獄。奈落の実話怪談! ガチ怖の鬼、直取材にこだわる久田樹生が血の滲む指で拾い集めた最新実話怪談集。マンションの集合ポストに入れられる謎の球体。入れられた家は…「けん玉の球」、父親と二人の息子、不思議なくらい顔が似ている一族には恐るべき因縁があった…「同じ」、隣家のベランダから聞こえるでんでん太鼓のような音。音は発砲スチロールの箱から聞こえるようなのだが…「トロ箱」ほか、ぞくりと寒気の走る恐怖実話28編を収録。生きるもひとり、死ぬもひとり。この恐怖は誰も代わってはくれない……。
  • 乱歩の猟奇~江戸川乱歩セレクション~
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    猟奇のサーカスにあなたを招待する、もっとも狂わしき江戸川乱歩アンソロジー! 正体不明の骸骨男が少年探偵団に迫りくる「サーカスの怪人」、奇怪な遊園地で狂瀾の宴が繰り広げられる「地獄風景」など傑作小説の数々に加え、乱歩の“ネジレ趣味”が垣間見える随筆「浅草趣味」や「旅順開戦館」も収録。乱歩が到達した猟奇の極み、とくと堪能せよ。
  • 国家の大穴 永田町特区警察
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    1巻660円 (税込)
    裁判官だった高島裕子は、同僚たちとの集団破廉恥行為によって逮捕された。だが、取引を持ちかけられる。無罪放免の条件は!? なんと、参議院議員選挙への立候補! 見事、当選した彼女たちにさらなる特命が待っていた。永田町特区警察の議員刑事。警察権の及ばない国会議事堂内、さらには永田町、霞が関の巨悪を炙り出すための秘密組織だ。その標的とは!?
  • 十津川警部 「荒城の月」殺人事件
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    一人の資産家が絞殺されて1000万円が奪われた。彼は、その金で「荒城の月」の作曲家・滝廉太郎の幻の原曲楽譜を買うつもりだったらしい。偽物で釣られ、金を奪われて殺されたのか? 十津川警部の元を訪れた男の娘は、自らの手で犯人を捜し出そうとしていた。さらに、引退した贋作者が刺殺されて……。十津川が美術界の深い闇に迫る長編ミステリー!
  • ヤカラブ3 いつか、あの空の君に包まれたなら
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    ステージでかがやく キミをみつめながら なぜか ぎゅっと胸―――。 しめつけられるように、くるしかったんだ。 ……なんで、だろ? なんでココロ くるしくなるんだろ……? なんで胸のおく せつなくなるんだろ……? こんな熱いコト ゆってもらえるカノジョって… あたしなんか ぜんぜんかなわない オトナな―――。 大ヒットを記録した実話を元に綴られる号泣青春ストーリー 待望の第3弾がついに発売!
  • ヤカラブ2 【デジタル分冊版】Vol.1:「To Be Strong」 セナの物語
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 泣いて、泣いて、泣き疲れて、最後にはどうしていいかもワケわかんなくなって…気づけば、右手にカッターナイフにぎりしめてた。鮮やかな赤い血、波のようにひろがっていた。 現代ヤンキー少女たちのリアルがここに! 現役モデルの実話をもとに綴られた号泣ラブストーリー。 電子限定で1ストーリーずつ分冊配信。
  • ヤカラブ 【デジタル分冊版】Vol.1:「恋春」 みほの物語
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2人の腕に彫った愛の証を先に消したのは“こーへい”だった。 みほもタバコのさきで消した。 1センチぶんの痛みなんか、ほんの一瞬だった。 なのに…、どうしてなの? つきさすようなココロの痛み、いまも消えてくれないよ? いつまでも…ずっとずっと…消えてくれないんだよ。 現代ヤンキー少女たちのリアルがここに! 現役モデルの実話をもとに綴られた号泣ラブストーリー。 電子限定で1ストーリーずつ分冊配信。
  • レモンの木の下で
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    1巻660円 (税込)
    ──あの子が好き。あぁ、こんな気持ちは初めてだ。自分に自信がなく、いつもクラスで一人ぼっちの愛梨は、心の中で変わりたいと思っていてもずっと動けぬまま。そんな愛梨と付き合っている、学校の王子様の雅人は愛梨を支えていた。 一方で、さっぱりした性格の伊織や、明るい性格の有希と関わりを持つようになって、徐々に笑顔を見せるようになった愛梨だが、四人それぞれの“好き”という気持ちが交差して……。 レモンみたいに甘酸っぱい、四人の高校生の青春純愛物語。
  • 大魔界(1) 竜神戦士ハンニバル
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    1~7巻495円 (税込)
    緊迫したストーリー、壮大なスケールで展開するヒロイック・ファンタジー、開幕!  太陽系を離れること六五〇〇光年のかなた。魔船が海洋を徘徊し、海竜、神代鮫、水棲蜥蜴がうごめき、幻術師が霧世界を支配する星。戦士ハンニバルは海竜の角を奪わんものとバルボアの船着き場に忍び寄っていた。ところが、そこには思わぬ惨状が……。国々を略奪、殺戮のかぎりをつくして去る魔船の者どもが人々に襲いかかってくるのだ。この混乱のさなか、ハンニバルは瀕死の戦士から奪われたシャルーファ姫を取りもどすように懇願された。  ヴィジュアルなイメージが全篇に横溢するヒロイック・ファンタジーの名作〈大魔界〉シリーズが、天野喜孝のイラストともに完全復活! 本作はその第1弾。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
  • 大冒険(上) 香港・澳門激発篇
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    1~2巻495円 (税込)
    財産を秘す〈八宝塔〉を追え! 道術を使う美少女姉妹と日本男児が大暴れ  東大生の高利貸・猪熊と元特攻のヤクザの用心棒・松浦が黒ずくめの男たちに襲われ、誘拐された先は香港(ホンコン)。ここでも始まる銃撃戦の中から、道術を使う美少女姉妹が喚起した旋亀で脱出した二人は、自分たちが三十五億円の宝を匿してアジア中を転移している八宝塔を開く〈宝鑰(トレジャー・キー)〉であることを知る。旧日本軍、ナチスの残党、英国情報部にCIA、中国秘密工作隊、さらには仙頭幇に麻薬シンジケートと、〈宝鑰〉争奪戦は入り乱れて香港から澳門(マカオ)へ! ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 歌う白骨
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    【オースチン・フリーマン】イギリスの推理作家。倒叙推理小説の創始者。探偵役のソーンダイク博士はシャーロックホームズの最大のライバルとされた。短編三本を収録。「歌う白骨」海に浮かぶ孤独な灯台。海から灯台守の老人の死体が発見された。果たしてこれは事故か殺人か。犯人を追い詰めるソーンダイク。証拠と推理を積み重ね犯人に迫る。「オスカー・ブロズキー事件」宝石商の男が列車に轢かれて死亡。すぐに他殺と見破るソーンダイク「予謀殺人」脱走犯を元看守が見つけた。今は金持ちになった脱走犯から金を強請ろうとする。周到な計画の上、実行し見事、他人に罪を被してしまう。ソーンダイクは濡れ衣の男を救えるのか。
  • 森鴎外『舞姫』を読む(文芸漫談コレクション)
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    「外国に行き、お金に困っている年端もいかない女の子を援助しているうちに、彼女が妊娠しちゃって、でも捨てて帰ってくる話ですから。…これ以上ない、ゲスな話だ。」(いとう)。今回は、新聞や週刊誌に書き立てられたら大変なことになっていたであろう、森鴎外の『舞姫』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2016年11月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • 泉鏡花『高野聖』を読む(文芸漫談コレクション)
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    「二〇世紀のゼロ年代は日本の近代文学史のひとつのエポックです。」(奥泉)。今回は20世紀を目前に発表された、泉鏡花の『高野聖』を読む。 芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2015年1月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • 尾崎紅葉『金色夜叉』を読む(文芸漫談コレクション)
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    「超ポップ!…鮮血! 凶器! 殺傷! 死体!」(いとう)。今回は、読んだことはなくても、国民全体が貫一とお宮のことだけは知っている、尾崎紅葉の『金色夜叉』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2014年11月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • 二葉亭四迷『浮雲』を読む(文芸漫談コレクション)
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    オリジネーターとしての二葉亭四迷の熱さ、日本近代文学の祖。今回は二葉亭四迷『浮雲』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2013年2月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • 国木田独歩『武蔵野』を読む(文芸漫談コレクション)
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    「一冊を通して、日本語の変遷ドキュメントになっているという指摘は、間違いありません。…それが『武蔵野』の最大の魅力と言っていいかもしれません。」(奥泉)。今回は、本全体に日本語の歴史が横溢している国木田独歩の『武蔵野』を読む。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2010年5月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
  • さすらいの皇帝ペンギン
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    小説家・楠三十郎は『テレビ麻布』開局30周年記念のドキュメンタリー番組のレポーターとして南極に行ってほしいとのオファーを受けた。経由地、チリのプンタアレナスで、ある少女からクリスマスプレゼントとして大きな鳥かごをもらうが、中にいたのは皇帝ペンギンの雛。どうやら南極に帰してほしいということだった。そしてペンギンとの悪戦苦闘の旅が始まった――。軽妙な筆致で“生きること”の尊さを描く。三千綱ファン待望の感動長編。
  • 廃園
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    ――ふいに、簑島夫人のぬれたような黒い髪と眼を思いだした。わたしの指よりも白く細い、オパールの指輪をはめた彼女の指が、夫の体をまさぐっている。そんな沈んだ色合の場面を、わたしは心の中に描いていた……。単調な家庭生活に倦み、くずれた幻を追う人妻のむつ子。孤独をいやすために、血のつながらない従弟の“若い心”をくすぐる感受性の鋭い女。妻子ある男との無謀な恋にふけり、疲れ果て自殺に失敗した過去のある女の、“愛”の不条理を描いた長編傑作。
  • 日曜日の白い雲 (上)
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    1~2巻660~704円 (税込)
    父の反対を押し切って結婚したヴァイオリニスト百合は、離婚という重荷を背負い故郷北海道へ帰って来た。いまは、音感さえも失われ、ヴァイオリンを手にすることもない日々を送っている。ある日、百合は千歳の街で出会った青年パイロットに心惹かれてゆく。青年との新たな愛の始まりは、百合にとって新しい出発となるであろうか。緊迫した基地千歳を舞台に真実の愛の世界を描く感動のロマン。
  • サビタの記憶
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    比田さんはいつも夜、浴場に行く。よく私をさそった。でも私は、一緒に行くのがためらわれた。病弱であっても、私の乳房はふくらみはじめていた。乳首は桃色になり、こりこりと固くて、触れるとうずいた。針葉樹林にかこまれた湖畔の保養先で、病弱で孤独な一少女が体験したあの事件。湯気にけむったような薄黄色いサビタの花の記憶も鮮やかに……。原田康子初期の名作短編集、表題作ほか7篇。
  • 殺人者
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    10代から20代にかけ、病気と回復を繰り返す心の不安定な時に家出や駆け落ちを繰り返した21歳の淳子。ついに父の小切手を無断で使ったことを見咎められて、北海道で謹慎生活を送ることになる。ある日、彼女の下に逃亡中の殺人犯・礼太が転がり込んできた。理由もなく彼を匿った淳子は、やがて彼に対して奇妙な感情を抱くようになるのだが……。閉ざされた北の別荘で起きる男女の葛藤を描く異色サスペンス。
  • リトル・スティング ~七人の少年たちの詐欺師集団~ 第一回
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    1~5巻275円 (税込)
    猪狩宗司は、少年院上がりの仲間と共に、詐欺犯罪に手を染める。綿密に計画した犯罪は成功を重ねるが、捜査二課の坂本刑事は、宗司たちの起こした詐欺犯罪に素人の犯罪ではないかと疑問を感じる――。
  • 平野啓一郎 タイアップ小説集 〔電子版限定〕
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    1巻858円 (税込)
    【電子版限定!】 平野啓一郎が贈る、ショートストーリー27編。 パリ、新宿、ガンジス川の畔etc. 舞台も時代も主人公も様々な、プレミアム・アナザーワールド! 普段の長編小説とは一線を画す、軽快な読み口。雑誌をめくるように楽しんで。 2008年から2016年にかけて『FRaU』を中心に様々な媒体で発表された、掌編小説やエッセイを厳選して加筆・改筆し、一冊に書籍化。著者によるまえがき付き。
  • 手を取って君とダイブ
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    1巻1,100円 (税込)
    漫画家・日取河が客演で呼ばれていた劇団「風呂上り」の主催者の苫米地が、芝居の公演前に、脚本を途中で放り出して姿を消す。河は同じく客演で呼ばれていた小説家の満場雪太と共に、残された劇団員の夕暮銀子につけ狙われる。河のピンチに、体だけの関係と割り切った振りをすることによって、河との付き合いを維持していた安藤三津実が立ち上がる! セックスをするだけだったふたりの男女が、運命を共にすることはできるのか!?
  • 熊本の怖い話
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    1巻1,100円 (税込)
    熊本には、知られざる恐怖譚が埋まっている……県内から蒐集された怪談を厳選! 熊本に実在する、心霊スポットに纏わる怪談を一挙に紹介。
  • 僕の町のいたずら好きなチビ妖怪たち
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    入学したばかりの大学に通うため、橋口健護は十五年ぶりに故郷へと戻る。美しい自然に恵まれた小さな田舎町。かつてそこで彼は祖母とともに暮らし、毎日のように妖怪たちと遊んでいた。そう。彼は生来、妖怪を見ることができる体質だったのだ。懐かしい土地で新生活をはじめた健護だったが、町のアチコチで妖怪の子供が生まれるのを目にすることに――。穏やかに暮らすはずが、元気でヤンチャなチビ妖怪たちに翻弄され、彼の毎日は徐々に賑やかになっていく。
  • プレイ・オブ・カラー ~君に好きと伝えたい~
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    恋歴ゼロ。自他ともに認める不完全燃焼女子高生のみちる。親友の真澄やコタローにからかわれながら過ごす高2のある日。とつぜん、恋に落ちてしまった…! それは、橘拓未くん。誰もが一目置く美少年で…。果敢に接近を試みるなかで、知ってしまった彼の秘密。廃部寸前の映画研究部に所属する橘くんは、なにやら顧問の先生と“秘密の関係”にあるようで…?
  • two[上]

    two

    -
    1~3巻671~715円 (税込)
    王子と呼ばれている郁が通う高校に、彼女のいろはが入学してきた。誰はばかることなく一緒にいて、固い絆で結ばれている2人。いろはは、郁に思いを抱いていた女子たちから嫉妬され、嫌がらせを受けていた。そしてある日、郁への想いを諦めきれない女子に呼び出され、リンチに遭い、負傷してしまう。いろはを傷つけられた郁の報復は、やがて周囲の人間たちを巻き込み――。独特の愛を描く大長編、ついにスタート!!
  • 疾走 高度成長世代の青春残照
    -
    1巻550円 (税込)
    アメリカ・ボストンに駐在中の主人公・味岡誠。かつて出逢った、しかし選択しなかった女性たち。過去の記憶がたちのぼる。
  • なぞりなぞらえ、ランチョンマット
    -
    1巻220円 (税込)
    とくに不満があるわけじゃないのに、なにかが足りない。そんなとき、いつもと違うことをやってみたらどうでしょう。 たとえばネット。ネット社会だと言われていても、案外、遠巻きに見ているだけの人も多いみたい。もちろんそれでもいいのだけれど、ちょっと踏み出してみたらどうでしょう。きっかけはどこにでもあるから、見つけたら、ちょっとやってみたらどうでしょう。もしかしたら面白くて、それが足りない「なにか」だったりするかもしれません。
  • トッピングカップル
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    1巻781円 (税込)
    ちょっと食いしん坊の沙羅魅と理系で賢い公太郎。 ふたりの会話はやぶらこうじの袋小路。 予測不可能で奇想天外で不謹慎で意味不明な未曾有のバカップルトークがここにBorn to be free! くだらない小ネタ! 張り巡らされた伏線!? 手に汗握る展開? そして、予想外の結末! あなたは笑うどこかできっと! 笑わないで読み切る確率は0.1%未満! 私たちは保証するあなたは満足するということを! そう。これはもう間違いない! ジャスティスッ!
  • 天体嗜好症 一千一秒物語
    -
    1巻1,320円 (税込)
    「一千一秒物語」と「天体嗜好症」の綺羅星ファンタジーに加え、宇宙論、ヒコーキへの憧憬などタルホ・コスモロジーのエッセンスを一冊に。恩田陸、長野まゆみ、星野智幸各氏絶賛シリーズ第三弾!
  • カルテット 合本版
    -
    1巻2,640円 (税込)
    夢叶わなかった30代の男女4人が、ある日偶然出会い、カルテットを組んだ。だがその偶然には大きな秘密が……。冬の軽井沢を舞台に、恋と秘密と嘘が織りなす話題のドラマのシナリオ本。 ※本電子書籍は、「カルテット1・2」の合本版です。
  • エデンの東へ、
    -
    1巻330円 (税込)
    鎌倉の大富豪の次男の山比幸は、母から長男の海飛幸と露骨に差別され育ったがエデンの園にいる暮らしだった。 父の文武は鎌倉の種馬と陰口され愛人と隠し子の存在に閉口した妻の澄子は別居して逗子に住んだ。 山比幸は元執事や乳母から情報を手繰って実の母の真相を知った。伯母の戸籍上の長男の寿志が、実は弟だったのは衝撃だった。 ボート転覆事故の際に、溺れかかった寿志を見殺しにしたことを伯母の園子の瞳に魅了され告白し、想い人の彩子から叱られてエデンの園から去っていった。
  • 浴室で深呼吸
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    男が2人、女が2人。過去と現在にアイデアと推理が混じれば、いささかスリリングなことになる ジャズ歌手としてデビューする友人のステージを見るため 彼女たちはステーション・ワゴンで西へと向かっている。 そこにそれぞれ現在の恋人が合流することになっているから 全部で4人ということになる。 しかし過去には、今、誰もが了解しているわけではない事柄があり、 4人のうちの1人は、ふとアイデアを思いつくと実行せずにいられない性質であり そこに推測が、不在が加わり、しかも電話という装置が介在すると・・・ なにも起きていないし、確実に何かが起きているともいえる精妙な短篇である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 少年の行動
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    ワーキングクラス・ヒーロー前史 まだ自立前の少年であるならば、 生きる環境は、親や家庭で決まってしまう。 ここにあるのは、労働者階級の息子として生まれ、 学校になじむことができず、既存の音楽にも納得できず、 どこかに向かっていきたい衝動と、 どうにか手に入れた楽器、あとは自分自身の肉体しかない そんな少年たちのそれぞれの孤独と出会いの劇である。 のちに、世界中で最も著名なロックバンドとなる彼らの 苦しく、輝かしく、不安なきらめきに満ちた日々が 長篇小説となっていま、ここに届けられる。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 左右対称
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    過去と未来がちょうど均等であるとは、いったいどのような状態か? 誕生日が同じ3人の女性が一堂に会する。 誕生日ばかりではない、年齢まで一緒だ。28歳。 しかも彼女たちが落ち合うのは、世間でクリスマス・イヴと呼ばれる日の 前日にあたっており、そこには爽快なまでに男性は不在である。 やがてクリスマスが終わり、年の瀬が終わり、 年があらたまり、いったいどんな気持ちの中にいるのか。 それは、左右が均等である、という気持ちだ。 どちらかが過去。どちらかが未来で、 つまり、現在は完璧な均衡のうちにある。 そしてそれはたぶん、幸福でも不幸でもないのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 煙草に火をつけて終わる
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    いつもそこには煙草とシャツがある タイトルには「煙草」とあるが このシンプル極まりない短篇のもう一つの主役はシャツだ。 普段は吸わない煙草なのに、 フランス土産でもらった煙草がバッグの中にある、という状況。 そして、男物のシャツを、男も女も着て、 それが次々に別の人物の手に渡っていく、という状況。 シャツにはきっと、煙草の匂いがつきやすいだろう。 しかし、煙草は吸いたい時に吸えばいいし、 シャツは所有者が問題ではなく、好きだから着る、 ただそれだけでいいのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 香水と誕生日
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    誰にも冒しがたい、彼女たちの肖像 女も男も、片岡義男の小説の登場人物には 他の作家に例を見ない魅力が備わっているけれども、 「では、男女のどちらがより魅力的か?」という 酔狂かつ、いささか不毛な問いを立てるとすれば やはりどうしたって「女性」と答えることに躊躇はない。 誕生日が同じ週に集中している同年齢のそれぞれに 魅力的な女性たち。口説かれることを楽しむ女性たち。 過去と向き合い、それが現在の自分に及ぼした影響を 冷静に分析する女性。ミステリーのヒントを探し求める女性。 それぞれの女性のあざやかな輪郭が浮かび上がる短篇集。 【目次】 猫を着る 花なら赤く 香水と誕生日 平行線 お腹が痛い 脱いだ服 あの星とこの涙 深夜の防波堤 日曜日の買い物 ある日の夕食 濡れた髪 ミステリーを書く人 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • その日はじめてのコーヒー[1988 version]
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    女たちの中に男が1人、そして締まりのないレッスン この短篇小説においては 主人公の男以外の登場人物はことごとく女性である。 母親。2人の姉。親しく交際している女性。 そして男が実家に帰ってみると、 家族ではないが過去に会ったことのある女性もそこにいて なにやらそうした環境の中で甘やかされているような 決定的なセリフをただ先延ばしにしているような あいまいな日々が続いていく。 少しばかりの苦味をもたらしてくれるものは もはやコーヒーくらいのものである。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 魚座の最後の日
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    ファインダーの中の彼女 記憶に刻み込まれる女性がいる。 その女性と再び会えば、それは再会、ということになる。 この小説においては2人の女性と 20歳前の男、その友人のもう1人の男が再会を演じる。 舞台は鹿児島から北海道まで。 そして海岸が重要な場所になり、写真が小さくない役割を果たす。 再会と海岸と写真の相互作用とはいかなるものか。 「あとがき」で作者がこの小説の主題を明らかにしているが どうかそこは先に読まずにお願いしたい。 そしてタイトルの「魚座の最後の日」とは 実は作家・片岡義男の誕生日でもある。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 肩をうしろから見る
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    あまりにも観念的であることを突き詰めて行くと、それはやがて身体的なものになるのかもしれない 理屈っぽい会話。それこそ、ある意味で 片岡義男の小説の真骨頂である。 「理屈っぽい」と表現すれば悪口だが、妥協を許さず、 男女が一つの観念をめぐって会話を持続させていけば それはある地点から極めて身体的な実験となって現れる。 自分たちが望む状態を壊さないために もう一つの、やはり自分たちが切望する行為を断念する、 断念し続ける男女の姿は端から見れば滑稽なものだが その状態を生き切る切なさと強さが、繰り返すが片岡小説の真骨頂である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 楽園の土曜日
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    楽園とは、女系の中への傍若無人な侵入である 将来、伴侶になるかもしれない女性の実家に 男はその女性の短い帰省の見送り、という仕方で 入り込む。彼女には2人の姉がおり、母親もいて、 おまけに父親は離婚したため存在しない、という周到さだ。 つまり、男1人に女性4人、という状態。 ある種の男にとってこれは「試練」になりうるが ここでは「楽園」という解釈になっている。 はたしてそれは本当に「楽園」か? それを考える鍵は、案外、母親あたりにありそうだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • ひと目だけでも
    完結
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    全1巻275円 (税込)
    ひと目どころか、もしや再会も・・・ ライターのような仕事をしている男。 仕事の過程で様々な人々と出会い、 そこに仕事とは別種の感情が入ることもあるはずだ。 対象は、1人のストリッパー。 この小説が書かれた時点ではその言葉はなかったはずだが 「ストーカー」と呼ばれかねない情熱で 男は自分にとって完璧な女性像を 体現している1人のストリッパーを探しあてる。 男にも女にも、そのストレートなふるまいと同時に 「ストーカー」にはありえない、ある種のつつましさがある。 2人の行く末を、読者は幸福な予感とともに推測しながら読み終えることだろう。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 基本を学ぶ
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    17歳の個人教授 17歳。人生で最もまぶしい年齢だ。 高校を卒業する少し手前の時間。そこには 後の人生にはない、その時だけの体験がふさわしい。 17歳の女性であれば、自らの欲求を満たしてくれる相手の男を 見つけ出す時に、好ましい対象であることはもちろんとして それが恋愛であるかどうか、には必ずしも頓着しない、 ということがあるかもしれない。 そして男のほうには、同級生ならざる年齢の女性・・・ そうだ、つまりこういう場合、年上の女性の存在がつきものなのだ。 17歳男子は、こうして1つ、人生のレッスンをこなしていく。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • と、彼は思った
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    と、彼らは語り合った ある時、本のあいだに挟んであるモノに気が付き、 思わず昔を懐かしむ、ということは誰にでもある。 この小説では1枚のスナップ写真だ。 ほんの3年前。しかし20代の3年間といえば、 当時と現在とでは大きな差異があることも理解できる。 文庫本の中に挟まっていた1枚のスナップ写真を見ながら 若い夫婦は旅に出る。それは過去の検証から始まり、 「そうだったのか」という軽い驚きを伴いながら、 やがて空想へと至る。 そしてあの頃と現在をつなぐのは、赤い花束だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 4シリンダー追想
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    5枚のスナップ・ショットは、ポーカーのカードのように これは『恋愛小説』(角川文庫)に収められた一篇であり、 同じ本に収録された別の短篇「と、彼は思った」と似た構造を持っている。 不意に発見されたスナップ写真を見ながら、夫婦が思い出を語るという構造だ。 そしてこの短篇では男性より女性が多数だ。 そしてオートバイに乗っていたこと(今は乗らなくなっている)、 オートバイに乗ることを教えたこと、が重要なポイントになっている。 そしてよく読むと、2つの短篇には、赤い花、という共通項もある。 読み比べてみるのも一興。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • ミッチェル
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    これはすべて他人の言葉です この断章形式はいったい何だろうか? 詩、のようにも思える。いや実際、これは詩なのだ。 この短篇に書かれた言葉の一切は 作家・片岡義男が書いたものではない。 同時にそれはすべて片岡義男によってメモされ、翻訳されたものだ。 そしてもう1つ。片岡義男が「作者」になった理由がある。 それはここの断章=詩を、ランダムにシャッフルした、ということ。 では言葉を書いたのは誰? それは、「ミッチェル」。 もうおわかりですよね? 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • ハーフ・パパイア
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    ハーフ・パパイアとなって、あの人の内部に入っていく自分 美術館という空間に身を置く1人の女性がいる。 その空間にあるアブストラクトなオブジェが なぜだろう、彼女にとってはなによりも自然に身体に通じるような 親密さでもって迫ってくる。 美術館に1人で来ている彼女は、同じく美術館に1人で来ている女性を 顔を見ることなく、後ろ姿のフォルムのみに執着したりする。 かつてクラスメートだった男性との事件を経由して いよいよ彼女のセクシュアリティは境界を超え、 さらにアブストラクトな領域に入っていく。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 愛は、どうにでもなれ
    完結
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    全1巻275円 (税込)
    愛はどうにでもなれ、では、百合は? 1人の男性の写真家がいる。 仕事は比較的順調で、依頼には事欠かないようだ。 写真家3人で事務所を構え、うち1人は愛子、という名の女性。 そして男性には、1人、ずっと気になっている女性がいる。 女性が日本各地を転々と引っ越すたびに、彼は会いに行く。 その関係は終わらない。しかし普段はほとんど会わない。 こんな関係はいったい何か。 「愛はどうにでもなれ」の「愛」は「愛子」に関係があるとも受け取れる。 ではもう1人の女性「百合子」は、どうだろうか? 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 永遠に失われた
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    すべてが終わること、写真を撮ること 17歳。人生で最も輝かしく、また不安定な年齢だ。 誕生日を終えたばかりの彼女は、ふと家を出て バスに乗り、海岸にまで足を延ばす。 焦燥感のような、鬱屈した気持ちのような そんな壊れそうな気持ちの中に、突然、凧を持った少年が現れる。 凧揚げを手伝う、という他愛もない時間を共に過ごしたことが 彼女にとって決定的な時間になる。 極端に観念的な理想と、あざやかな目の前の現実が ピタリと一致する奇跡の年齢。 しかしもはや、それは「永遠に失われた」。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • スーパー・マーケットを出て電話ブースの中へ
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    自分の所作を、もう1人の自分が見つめるとき 男女が2年ぶりに会う。 26歳で出会って、今は35歳。お互い、いろいろあった。 途切れてはまた再会=再開するこのような関係を 何と呼べばいいのだろうか。 雨。駐車場。ステーション・ワゴン。いつも1人で買物をするスーパー・マーケット。 (片岡義男の小説で「スーパー」などと略してはいけない、あくまで 「スーパー・マーケット」だ) 今日の買物袋は中身がいつもと違い、不安定なことを意識する。 それを抱えて雨の中に出ていく自分の映像を意識する。 それが35歳になった、ということなのかもしれない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 撮られる彼女たち
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    彼女たちのうつくしき自給自足は、いつでも「いいわよ」と答える 女性経験のまったくない18歳の大学生が 福引で当たったカメラを持って、次々に女性を撮りまくる物語。 こう書くとまるで冗談のようだが、片岡義男の手にかかれば それが1つの青春の姿であり、同時に女性たち(とりわけ年上の女性たち)にも それぞれ微妙な変化をもたらし、セクシュアリティをも描かれることになるのだから やはり小説は読んでみなければわからない。 男性とは何か。女性とは何か。写真とは? 内面とは? 時間の経過とは? 強い肯定感に満ちた長篇小説である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 海を呼びもどす
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    説明しすぎることは「説明的」であることをはるかに凌駕する この長篇小説には、著者によるまえがきがある。 そのまえがきを読むことによって たちどころに読んでみたくなったとしたら、 おそらくそれは幸福な時間をもたらしてくれるに違いない。 2017年の現在からはあまりに遠い、しかし ある程度の年齢であれば、覚えがないでもない、その振舞い方。言葉の使い方。 大学生である、ということの意味は今とはちがうかもしれず しかしこの小説に充満する理屈っぽさには、 おそらくある種のいさぎよさが同時に備わっているはずだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 断片のなかを歩く
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    彼女と彼がいて、主役はやっぱり・・・ 彼女のほう 時間も場所も完璧に異なる断片が、次々に続いていく。 これが直線的な物語でないことはすぐにわかる。 しかし、ほんとうに完全にバラバラなのか? この彼女とあの彼女は、あの2人とこの2人は もしかしたら同一人物ではないのか? そうでなければ意味をなさないのではないか? と考えるそばからすぐに、やはり一切は無関係な断片かも、 という疑問が湧いてこないでもない。 複数回出てくるものたちに注意を向けたらどうか。 空。光。月。駐車場。ビール。 さあ、断片の中を歩いてみよう。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 赤い靴が悲しい
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    1人になって思い返す、ある決定的な痛みについて 時間は、いろいろなものを遠ざける。 ふと呼び出してやろうと思った男性は 組織の奥深くに紛れ込み、電話をつなぐにも手間がかかる。 そして彼には妻ばかりか恋人までいる。 自分より10歳も若く、聡明なその女性。 なかなかに厳しい時間を、それでもひととおり優雅に過ごした主人公の女性は 帰宅し、1人になった時、自分がある決定的なミスを犯したことに気付く。 他人なら誰も責めはしないだろうその「過ち」を 自分だからこそ許せない、その悲しみをここに読む。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • この色は心の色
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    やがてそのくやしさからも解放されるはず シンプル極まりないが、同時に陰影に富んだ短篇である。 片岡義男という作家には、人間の身体(いや、小説の登場人物というべきか) に対する厚い信頼がある。その主人公たちの多くは好ましい身体の所有者だ。 そしてこの小説は、1人の女性が強い意志を持って身体改造に挑む物語。 それは親しい男性から発せられた一言に端を発し、 それを見返すために始まったものだったが、トレーニングはやがて 彼女の心までも別のものに変えてしまうのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 紅茶の真夜中
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    真夜中の紅茶の、憐れな運命 いったい何事だろう、この短篇小説は。 クーペが2台。白と黒。真夜中の道路を疾走する。 どうやらそこには、怒りの感情が渦巻いているようだ。 怒りにまかせて前を行くクーペを追い立てているのは どうやら若い女らしい。言葉はいっさいなし。 もしかすると、スピルバーグの処女作『激突』に、ちょっと似ているかもしれない。 言葉の変わりに、スーパー・マーケットで買い求められたモノたちが 奔流のように酷使される。 優雅な紅茶も、そんな災難の渦中から免れることはできない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 結婚しよう
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    2人であることは、4人である、ということ 月。ピクニック。焚き火。膝。蜜柑。涙。風鈴。紅茶。霧。窓。 この中篇小説は2部構成になっていて、第1部はもっぱら 2人が過ごした様々なシーンのスケッチにあてられている。 1つひとつはとても短い章(シーン)がミルフィーユのように層をなして 結婚前の2人を表現している。 そして第2部は2人の現在だ。そこには、過去の思い出の反芻とともに 2人であることとは何か、結婚とはどういうことか? という問いが日々更新され、 結果としての結婚ではなく、常に生成されていくものとしての結婚が描かれている。 【目次】 第一部 過去の出来事 第二部 現在のふたり 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 生きかたを楽しむ
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    オデンを経由して、やがてみんな写真に収まる 作者と同じ、「ヨシオ」という音のつらなりを持つ17歳がいる。 カタカナのヨシオだ。ヨシオは高校の卒業に際し、大学には行かないことを選択する。 両親は離婚し、母親が女手一つでヨシオを育てた。 その母親が経営するのがオデン屋だ。 ここに、様々な来歴や関係を持ったそれぞれ魅力的な人物たちが訪れる。 中には国境を超えて来る人物までいる。 それぞれの困難を抱えながら、全員が「生きかたを楽し」んでいる。 片岡義男によってヨシオ同様、「オデン」とカタカナ表記される場所を媒介として それらの魅力が交錯する。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • サーフボードの運命
    完結
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    全1巻275円 (税込)
    1つのサーフボードが記憶していること、彼女に思い出させること 15歳の誕生日に、忽然と現れた赤いサーフボード。 波乗りを知っている人にはなじみの、昔のロングボードだ。 そこに刻まれた傷は時間そのものであり、記憶そのものだ。 今ではもう失われてしまった、海岸に出て行くための お気に入りの道順までも、そのサーフボードと共にある。 そして、父親の禁を破って、夜の海に出た17歳の不思議な体験。 それらを今、37歳になった彼女がもう一度、反芻する。 自分の生きてきた時間が、海のその地点が、いま、ここにある。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 「ママ、ママ」
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    その切実さを成就させるために、彼女には現実とは別の形式が必要だった 人は、自らの生い立ちを選ぶことはできない。 空手のインストラクターを務めるようなしなやかな肢体を持った 20代の美しい女性に成長しようとも、 信じて疑わなかった人から「実はあなたの生みの親ではない」 と、ある日、告げられるような事態にも遭遇する。 では、彼女を生んだ人は今、どこにいるのだろう? それは「ママ、ママ」という呼びかけが正当に機能する場所であり、 その場所は、努力の末に彼女が自力で手に入れたものなのである。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 三人称単数
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    彼女が経験した出来事の残響について 「私」でも「あなた」でもなく、「彼」もしくは「彼女」。 言うまでもないが、これを「三人称単数」という。 この短い小説におけるそれは「彼女」だ。 ここには、彼女だけが体験した事柄や、そのくっきりとした 輪郭が鮮やかに描かれている。 台風に荒れるプールに身を置くとはどういうことか。 一転して、そのプールの静けさはどんな体験か。 恐怖を覚えるほどの濃密な霧とは、いかなるものか。 文章による肖像画がここにある。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 展望台の退屈
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    退屈を書くとは、いったいどういうことだろうか なんという、人を食った短篇小説だろうか。 ここには1人の男性と1人の女性が出てきて、しかもわざわざ 展望台のような場所で会ったりするというのに 2人は互いにまったく惹かれあってはいない。 しかしそれでも2人には、待ち合わせの場所に行くだけの 通俗的で不可思議で「退屈」なモチベーションがあるのだ。 女性と男性は、こんなふうに約束したり、会ったりすることもある。 しかし作家の描くタッチは、シニカルなものではなく こうしたこともある、という淡々とした風情を備えていて、 そこがまた怖ろしい。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 趣味の腕立て伏せ
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    無心になることができて、自分を作ることができるもの 自立した大人の女性は、おいそれと人前で屈託した表情を見せることなく、 基本的に陽性である。それは電話に出る時の態度にもハッキリと現れるだろう。 初対面の複数の男女を前にして、 地球環境をめぐる抽象的な会話等もなんなくこなしてしまう。 そんな彼女が1人になると没頭する趣味が腕立て伏せだという。 それは無心にさせてくれるし、サボタージュすることなく継続させれば 筋肉、というカタチで、頼もしい、新しい自分をもたらしてくれる時間なのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • そして最後にマヨネーズ
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    やっぱり最後にあの言葉 主人公は作家。作家が女性と食事を共にし、 小説のアイデアを語って聞かせるという冒頭の展開は 片岡作品になじみのシーンの一つと言っていいだろう。 そこに、これまた片岡作品ではしばしばあらわれる実在した小説家、 リチャード・ブローティガン、という固有名が挿入される。 ブローティガンは主人公である作家にとっても 創作意欲を刺激してやまない小説家であり、彼がブローティガンがやろうとしていた あるアイデアを自分もまた試してみたい、と口にするのだから 小説の最後にやってくるのはやはり、あの言葉なのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • そして彼女はサボテンに刺された
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    3人で食事を愉しむとは、いかなる行為か 待ち合わせをして、3人が食事のためにレストランに集まった。 女性が2人、男性が1人。 1人の女性は男性のかつての恋人であり、もう1人は現在の恋人。 しかも1人の女性からもう1人の女性へ 男性を「譲渡」(!)している、というその成り行き。 ワインが、パスタが、3人の旺盛な食欲と身体をかけめぐる。 食事中にもかかわらず(だからこそ?) 裸にだってなってしまう(ただし、想像の中でだ)。 やがてそこにサボテンが・・・ 最後まで触覚的な短篇小説である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 花のある静かな日
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    見えない所にも花は咲いてる、静かに 『花のある静かな日』と題された角川文庫を底本にしたが、 全部で21もの掌編が収められている。 掌編同士は、まったく関連性がないようにも思えるし、 しかしところどころ、同じ名前の人物が現れたりもして さてこれを「全体」としてどう把握したものか、困惑してしまう。 それぞれの掌編の空間に、「花」という語彙とともに咲いているものもあるが しかしそのことには触れていない掌編のほうが多いのも不思議である。 それでいて、確かにどこかに花が咲いている、と気配で思わせる この静けさのトーンはいったいなにか? 【目次】 桟橋にて 午後二時三十分、会議。四時三十分まで 水を飲むだけ 空の青さ 恐怖小説の発端 あの美しいグリーンを見てほしい 雨の彼方からの手紙 男性がふたりに、女性がひとりの場合 コーヒー一杯だけ 結婚して三年 結婚することになりました、と彼は言う 私たち五人 彼女との会いかた ブルーベリーが落ちる 一杯の紅茶の、ずっとむこう ブラックベリーの冬 現在は否定されざるを得ない D・ホックニーのプール 防波堤で会話する ふたりの湖面標高 なにか気になること 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • ソノマの重い赤
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    短篇小説のアイデアを語り合うことは短篇小説だ 片岡義男の小説にはしばしば小説家や編集者が登場する。 そして、会話の中の言葉やフレーズが、そのまま小説のタイトルに成り得る、 というようなやりとりが描かれたりする。この短篇がまさにそうだ。 男性作家が短篇小説の構想を女性相手に語る。語る内容はまだカタチにはなっていないが 語っている行為、言葉そのものがこの小説である。 読者はその入れ子構造を愉しむ。そしてもちろん、 構想として語られる来るべき小説と、そのアイデアを聞いている女性とは むろん、密接な関係があるのは言うまでもない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 甘く優しい短篇小説
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    彼にとって1人である2人の女性 甘く優しい短篇小説、というタイトルを持つこの短篇小説が その通りに「甘く優しい」かどうかは個々の読者によってむろん違うとはいえ、 小説の前半と後半で様相が相当に変わる、ということについては 書いておかなければならない。 1つのアイデアと、現実に目の前にいる女性2人は どのように関係があり、あるいはどこが無関係なのか。 あまりに直截すぎて呆気に取られるような転調ぶりを 愉しみたい一篇である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 三日月と会話する
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    短篇小説のタイトルは、未来の短篇小説からもたらされる 『甘く優しい短篇小説』と題された短篇集に収録された作品たちは それぞれ「短篇小説を書く」ということがどのようなことかが描かれ、 作家・野村五郎を共通の登場人物にしている。 この短篇もそれらの中の一つだ。 別の短篇「甘く優しい短篇小説」では2人の女性が登場したが ここでは3人。いや、その3人もやがて女性3人ではなく、 それぞれのジェンダーが割り振られ、バランスを変えていく。 そしてこのタイトルは、野村五郎が女性からヒントをもらい、 未来に向けて構想する短篇のタイトルがそのまま定着したものだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 口紅と雪の結晶
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    彼女の2枚の写真について 1人の女性がいる。 親しい男性の写真家に、自分を写したスナップ写真を撮ってほしい、と依頼する。 快諾した彼との待ち合わせの場所は京都。そこが撮影場所だ。 プロフェッショナルによる自分のポートレートを手に入れた彼女には 実はもう1つ、小さなたくらみがあった。 もう1枚の写真を手に入れ、撮ってもらったばかりの写真と一緒に 2枚並べて写真立てに収めてみること。 そのもう1枚の写真とは、どんな写真か? そしてその2枚から、何が見えるのか? 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • プールに活ける花
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    要求に答え、しかも自分が自分のまま1週間で日本列島を縦断する、ということ。 日本の最北端から札幌、秋田、東京と忙しく仕事をこなし、 静岡の実家ならのんびりできるかと思えばさにあらず、 さらに京都を経て、淡路島、松山、福岡。 そして忙しすぎた1週間をスクロールし、 自分がいま、何をいちばんやるべきなのかを反芻するのは沖縄だ。 売れていること、多忙であること、そのことがかもし出す魅力に溺れず、 自分を見失わないこと。 そのあざやかな肖像が、日本列島縦断とともにこの短篇にはある。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • その日はじめてのコーヒー[1990 version]
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    その日はじめてのコーヒーは最高の瞬間にやってくる 「その日はじめてのコーヒー」と題された片岡義男の小説はこれ1つではない。 もう1つ、1984年に発表されたバージョンでは コーヒーを淹れようと考えてから実際に口にするまでの工程が 充実した時間として描かれていた。 対するに1990年バージョンは、ごく淡いものである。 しかしその、コーヒーの現れ方は印象的だ。 1人の女性と1人の男性、一見何の関連もないような2人のストーリーが 交互に独立して続いたあと、それがクロスする瞬間がやってくる。 そこに「その日はじめてのコーヒー」がサーヴされるのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • いちばんつらい人
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    2台の自動車が作る狂おしい三角形について 海岸沿いの夜の国道をひた走る2台の自動車がある。 前を行くのはシトロエンである、女性が1人で運転している。 それを追うように後ろを行くのはメルセデスで こちらは男性が1人、女性が1人。 2台の自動車に3人。女性が2人で男性が1人。 3人の関係はあまりに微妙な苦しいバランスのうちに保持されているが 誰もが自分の感情から自由になることはできない。 誰1人、充足していないがゆえに保たれている怖ろしい関係がここにある。 作家は作中でこれを「環状に循環」と書いている。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • 六月の薄化粧
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    あれこれ、流れ落ちていく だから、薄化粧 一緒に暮らしている男女がいる。 女性はケーキ教室のアシスタントを務め、 男性は予備校および学習塾の講師であり、 同時に田舎にも家を借り、彫金を試みようとしたりしている。 一緒にいても屈託や軋轢の見られない2人だが、 それはいつもこの2人がビールを飲んでいるからではないか? と思えてくる。 それほどこの短篇小説は全編、ビールのことが描かれている。 雨や海岸で濡れることなど、水にまつわるシーンも多いが その傍らをいつもビールが流れていく。 これは、「水に流す」ではなく、ビールに流す小説だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • ロマンスなら上海
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    なつかしい過去にアクセスし、彼らは新たな「現在」を手に入れる 2人仲良く出張するサラリーマン。 偶然、新幹線に置いてあった雑誌で これから仕事で訪ねる先の街で かつて熱心に通ったナイトクラブが今も盛業中であることを知る。 しかも、2人はちょうど同じ頃、互いにそうとは知らず、同じ時期に常連だったのだ。 これはもう、10年ぶりに訪ねてみるしかない。 行ってみると、かつてなかった新しさもあり、 同時になつかしさもいっぱいで、2人は満足してホテルに落ち着く。 そこで今後のことを考える。2人の心中は瓜二つであり いかにも通俗的なものだが、それでもやはり真実なのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
  • キッド・ザ・ラビット ナイト・オブ・ザ・ホッピング・デッド
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    キッド・ラビットが昏睡から目覚めると辺りには人っ子ひとり――というか、兎っ子一匹いなかった。そう、ぼくたちは人間じゃない。兎だ。人間たちはまだ気づいていないけど、兎社会を脅かす大事件が勃発した。死者が甦り生者を襲ってむしゃむしゃ喰っているんだ。いまや森はホッピング・デッドどもの天下で、この兎史上最悪の状況を終わらせるには、死の山に棲む人喰い熊を狩らなければいけないという魔女ラビットのお告げなんだが……いったいなんてこった! 直木賞作家が贈るスラップスティック兎ゾンビ小説。
  • 今日はそういう日【HOPPAライブラリー】
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    1巻1,210円 (税込)
    向かい風だってだいじょうぶ。そのうち風向きが変わるから。背中を押してくれるから――。富良野の穏やかな風が心をそっとなでてゆく、そんな癒しの詩集です。
  • 窓辺の猫
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    長い人生を彩った愛しきものたちへの挽歌。30年余の歳月を北国の風土の中で共に暮らした犬や猫たち……デベソのシャム、花火の音が苦手のコリ-、ボケで長生したチロ……彼らへの愛情を自分史に重ね描く長編。
  • 小説 映画 ピーチガール
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    山本美月、伊野尾慧W主演の映画ピーチガールノベライズ。見た目は派手だけど実は超純情な女子高生・もも。ももは、硬派男子のとーじに片思いをしている。ところが、モテ男カイリに、キスをされてしまい学校中の噂に。さらに小悪魔系女子さえが、とーじを横取りしようと、ももに次々と罠をしかけてきて!?そんなピンチを救ったのがカイリだった。とーじとカイリ、違うタイプの2人の間で、ももの心は激しく揺れて・・・。
  • 先生業のための年収3000万円達成術!!
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    1巻440円 (税込)
    コンサルタントやコーチ、インストラクターや楽器や語学の講師など、いわゆる「先生」業と呼ばれる人たち。従来の、「1レッスン○○円」というビジネスモデルでは、忙しいばかりで、収入がたいして増えていかない。そんな悩みを解決するために、コンテンツを活用したビジネスの方法を紹介します。ひとりで起業しても、年収3000万円まで到達させる方法を知って実践すれば、忙しくお客さんを追いかけまわす日々から解放されます。
  • 千の風になったあなたへ贈る手紙 第3章
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    千の風になったあの人に手紙を書いてみませんか? この呼びかけに、国内と海外から1445通の応募がありました。その中から涙と感動の優秀作品などを収録。今回から最終選考委員にテノール歌手の秋川雅史さんも参加です!
  • アリエル
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    1巻550円 (税込)
    惠摩が生きた歳月の大半を過ごした関東平野から、すべての生命が失われた。気づくと上空から何もない闇を見下ろしていた。死後の精神が肉体を離れて浮遊しているのか。これで苦痛なあらゆる出来事から解放される。何物にも煩わされず静かに眠れる。
  • aneimo
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    1巻330円 (税込)
    aneimoはeb、伊藤なむあひによる架空の姉/妹がテーマのアンソロジーです 目次 『すべての姉は戦場に』伊藤なむあひ 『怪獣になる』eb 『たべっこにんげん』伊藤なむあひ 『ゆきおんな』eb 『五人めはミルクを入れない』伊藤なむあひ 『非実在妹からの手紙(10年後ver.)』eb 『すべての姉は戦場に』『怪獣になる』…架空の姉/妹についてそれぞれ自由に詠んだ短歌です 『たべっこにんげん』『ゆきおんな』…姉/妹を逆にし、更にお互いに詠んでほしいお題『食事』『冬』を課しています 『五人めはミルクを入れない』『非実在妹からの手紙(10年後ver.)』…それぞれ相手の短歌を受けて伊藤なむあひが掌編に、ebが短歌にしたものです シュークリームといのちどっちが大事なのと問い詰められ観覧車は二週目 (伊藤なむあひ『たべっこにんげん』より引用) また姉がおとこを死なせまして十七度目の冬がはじまる (eb『ゆきおんな』より引用)
  • ワインガールズ
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    1巻1,650円 (税込)
    長野県塩尻市・桔梗ヶ原学園。生徒たちがブドウ栽培からワインを瓶詰めにする工程までを実際に手がける、全国でも珍しい「ワイン醸造」を手がけるコースのある高校だ。 鎌倉から母親の実家がある塩尻に越してきたばかりの北村いちるは、イケメンの先輩に勧められて、軽い考えからコースを選択する。 学年一の優等生・百瀬結生子は、実家のワイナリーが倒産寸前であることを知り、自分がワイナリーを再建するため、医師になる道をあきらめて、ワイン醸造を学ぶ決意をする。 テニスに青春のすべてを賭けて打ち込んでいた奥沢美麓は、父が突然病に倒れてしまい、繁盛していたイタリアンレストランを閉店せざるをえなくなる。 落ち込む父をなんとかして励ましたいと考えた美麓は、ワインをこよなく愛する父のために、自分の手で最高のワインを作ろうと考え、コースを選択する。 三人の少女は、ワイン造りの名人と呼ばれる高山秀次郎の厳しくも温かい指導によって、ワインの奥深い魅力にどんどん引きこまれていく。 ときには激しくぶつかりあい、ときには支えあい、挫折をくりかえしながら、ひたすらワインづくりに没頭していく三人。 そんなワインガールズたちの情熱が、やがて「奇跡のワイン」を生み出すことになる……。
  • 新版 放浪記
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    1巻220円 (税込)
    「私は宿命的に放浪者である。私は古里を持たない……」林芙美子の自伝的小説。三部構成。全国をあちこち放浪したり、職業も転々とする。日本全体が貧しく、困難な時代。今日食べるものにも困っていた芙美子。それでもユーモアを忘れず逞しく生きていく姿に感動。何度も映画化、舞台化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。

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