小説作品一覧

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  • ワースト・インプレッション 刑事・理恩と拾得の事件簿
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    始末書を乱発している若き刑事・畑山理恩。捜査本部長に減らず口を叩いたり、異常な食い意地で騒動を起こしたり、出かけるたびに迷子になったり……。だが推理だけは超一流! 理恩をバカ扱いする部下の寒山拾得とともに、4つの難事件に立ち向かう。笑いはたっぷり、謎解きはしっかりのコミカル・ポリス・ストーリー!
  • ホラホラ、これが僕の骨 中原中也ベスト詩集
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    1巻550円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 この本は、中也の詩の中で人気の高い詩57篇を集めた、音楽でいえばベストアルバムのような詩集です。 4つの章に分かれていて、それぞれに中也の違った魅力が詰まっています。 漢字や仮名遣いは、基本的に中也の詩集『山羊の歌』『在りし日の歌』の原本の表記を忠実に再現。中也が見ていた詩の世界を視覚的にも味わえるようにしました。
  • 生き髪
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    1巻770円 (税込)
    気は強いがその美しさゆえに街中の視線を集める女・リエ。彼女を巡って、巨躯の筋肉男・中島、天才的な格闘センスを持つ優男・浦浜は、台風が吹き荒れる海岸で拳をまじえる。だがその頃、三人が通う「瀬島大学」では異変が起きていた。頭に茶髪を突っ立てた講師や学生が現れ、ふらふらと歩き回っている。変なカツラでも被っているのか、とバカにする周囲の者たち。だが、彼らは後悔することになる。その茶髪は、次々と人間たちを襲い始めたのだ…!  人間の頭に寄生して体を意のままに操る、髪の毛型生物、その正体とは。長篇SFサバイバル・ホラー小説。電子オリジナル作品。 ●町井登志夫(まちい・としお) 作家。1964年生。日本SF作家クラブ会員。1997年、『電脳のイヴ』で第3回ホワイトハート大賞〈最優秀賞〉を受賞し、デビュー。2001年に『今池電波聖ゴミマリア』で第2回小松左京賞を受賞。他の作品に『爆撃聖徳太子』『諸葛孔明対卑弥呼』『倭国本土決戦』などがある。最新作は『改革者蘇我入鹿』。
  • 二十四の瞳
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    1巻110円 (税込)
    瀬戸内海の貧しい島。大石久子が初めて赴任したのは岬の分校。そこに入学してきた一年生12人。洋服を着て自転車を乗り回すハイカラな若い女教師は注目の的。しかしその頃は昭和恐慌や戦争に向かう難しい時代であった。子供たちは小学校を卒業していくが、一家離散するものや売られたり、奉公に出るものさまざまであった。やがて戦争が始まり男の同級生たちはみんな戦争にとられ、戦死したりケガや失明したりする。女も病気で死んだり、時代に翻弄される過酷な運命。久子も夫を戦争で亡くし、3人目の娘は病気で死んでしまう。残った久子と2人の息子は生活に困るが、なんとか昔の岬の分校に臨時教師で雇われる。そして生き残った教え子たちとの感動の再会。何度も映画、ドラマ化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • ダウンサイド 強奪作戦
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    プロの強盗のフィンは仲間とともに大規模な列車襲撃を決行した。万事順調だったが、なぜか急襲してきた警察に逮捕され一同刑務所へ……7年後、娑婆に出たフィンは、今どき現物を盗む強盗なんて時代遅れの恐竜だと引退を決意するが、全財産を隠していた銀行が倒産してそれもままならない。そんな彼に大仕事が待ちかけられる。獲物は保管倉庫に眠る希少金属ロジウムの山、総重量約1トン。鉄道基地のド真ん中にあり、ハイテクで厳重に警備された保管倉庫にいかにして侵入するか? しかしフィンに秘策あり。仲間を集め、準備を進める。決行は大晦日。だが、彼らが予想もしないところで完全想定外の事態が進行していた! 痛快ケイパー小説
  • 老愛小説
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    1巻2,420円 (税込)
    フランスから日本へと舞い戻った大学教師。古都で出逢った女、異国に置き去りにした女、幼い日に消えた母への追憶。過去と現在、異国と故国、男と女の思いが交錯する──。長くフランスで仏文学研究に勤しんだ著者が放つ、時を越える幻想恋愛譚。濃艶な三篇を束ねた小説集。
  • 最高のおもてなし!
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    「お客様に、最高のおもてなしを!」 この言葉を合言葉に集まった、豪華客船「竜王丸」のクルーら8人の男たち、笑いながら泣ける感動の物語。 オジさん達の想いは届く、75年の時を超えて。 1942年7月10日。戦前の日本が誇る豪華客船「竜王丸」が、敵の魚雷により沈没。 にもかかわらず、命を落としたのはほんの数名。乗船していたその他の乗組員、客として乗っていた外交官や商社マンとその家族は、ほぼ全員が無事だった。以来、竜王丸は奇跡の船として語り継がれている。そして、今年、2017年、進水式にて、その竜王丸が75年ぶりに復活する。75年前に船の中で何が起こっていたのか、心温まる真実がいま明らかになる。
  • 怪談師怖ろし話 裂け目
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    生と死は怪異で繋がっている! 「怪談バー スリラーナイト六本木」人気怪談師の恐怖実話! ライブやイベントで自身の体験や聞き集めた不可思議な話を口演する怪談師・城谷歩は、母に連れられて行った法事の夜、宿泊した部屋でカラスの鳴き声が聞こえたが…「闇夜のカラス」、怪談の口演中に起きた悍ましい出来事「裂け目」、新居の寝室で何かに怯える妻と娘、ある夜それを追い払ったものの…「まだ寝ないの」など29編を収録。闇に蠢くモノの代弁者の元には、様々な怪異が集まってくる。じんわりと絡めとられて気づけば逃れられない。 著者について 北海道生まれ。15歳で演劇を志し、俳優、脚本、演出、劇団主宰を経て、現在は怪談師として、ライブやイベント、テレビ出演などで、自身の体験や蒐集した話を元に口演するなど活動の場を広げている。独特な語り節と世界観に定評がある。
  • 恐怖実話 怪の手形
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    事故・事件の現場では残恨が呪う!   驚愕のドキュメント実話怪談! 聞き及んだ怪談の現場に足を運び、怪異の舞台に遺された忌まわしい記憶を綴った渾身の一冊。講堂の奥に隠された扉を見つけた生徒に送られてくる不可解なメールの行方は…「なにしてるの」、先輩が死んだホテルの廃墟に肝試しに行ったことから不気味な因果が巡る「多摩湖の廃墟」、伐採はおろか、葉一枚触れてもいけないと言われるご神木。今なお被害が絶えないというご神木の祟りとは…「ホオノキ」など36編は収録。 著者について 怪談サークル「とうもろこしの会」会長。怪談の収集、語りとオカルト全般を研究。著書に『恐怖実話 怪の足跡』『禁足地帯の歩き方』『一行怪談』『怪談現場 東海道中』など。月刊ムーで連載中。オカルトスポット探訪雑誌『怪処』発行。ライター業を中心にTV映画出演、イベント、ポッドキャストなどで活動。
  • 虎落笛(もがりぶえ)
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    死刑執行の立会検事・郷名は処刑直前、死刑囚・北岡の無実を確信した。だが時はすでに遅かった。幼時、人買いに売られ奴隷生活を送った北岡は“風が――冬の風が”ということばを遺して絞首台に逝った。職を辞し、北岡の過去を求めて探索行に出た郷名は、北岡の就籍地宮崎で、なぜか暴漢に襲われた。北岡の生い立ちに、いったい何が隠されているのか――!? 巨匠が描く傑作ハード・ロマンの白眉!
  • ヤヌスの首
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    1巻550円 (税込)
    東京のホテルでアルバイトをしていたぼくは、長期宿泊客で古美術商の老人と親しくなる。だがしばらくして彼は亡くなり、ぼく宛ての手紙を受け取る。そこには、紀州の竜神村へ行き、壇上家の当主に会うよう記してあった。竜神村を訪ねると、ルネ・ラリック作品の中で幻のカー・マスコット「水晶のヤヌス」を、老人のあとを継いで探してほしいと依頼される。意を決したぼくは、ブルガリア留学生・ポリーナと、ロスからインドへ……。
  • ヴィーナスダンス
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    長編サスペンス。40男の英雄と8歳の少女。そして世界に迫るヴィーナス効果──金星のような灼熱地獄になる暴走温室効果の危機。少しずつ壊れ始める世界の中で英雄は少女へ手を差し出す。「ウチの子にならないかい?」。英雄をとりまく世界は刻々と変り、少女は──彼と出会う。守りたい者、守りたいこと──世界と家族の物語。
  • 老いても人生花ざかり―老境至福人生詩
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    老いをめぐる発想と生き方がガラリと変わるメッセージ詩集!今日から出来る高齢人生満喫の習慣! 本書は、私自身の日常生活の発想と生き方の現実です。 一人でも多くの皆さまに参考となり、少しでも役立つことがあれば幸せです。「おわりに」より
  • 小説 北の街で吹雪の一夜、私に吹きよせる夜の雪は
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    1巻660円 (税込)
    舞台は港を擁する北の街。厳冬。その街で、感染症が疑われる病気、そして病院で使われていた廃棄予定の医療機器の盗難が前後して発生する。新聞記者が、その事件を地元新聞に短い記事で報道する。 小説の中心に据えられているのは街の高台にあるホテルの宴会場であり、そこではこの二つの事件の他、進行中の高血圧大規模臨床試験も医師たちの間で話題になっている。 20の場面から構成されている小説の各場面は、「話者/書き手」をめぐる部分(語っている私/書いている私)と、「出来事」(語られている内容/書かれている内容)をめぐる部分に二分割されている。20の場面の「出来事」の時間的な前後関係は必ずしも定かではない。視線を追うことで描写される場面は分裂し、その細部は増殖し、変奏される。小説は断えず言い直され、書き直される。
  • P+D BOOKS 遠いアメリカ
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    1巻770円 (税込)
    夢のアメリカに恋い焦がれた若者の青春小説。 戦後10年目の1955年、日本人はまだ貧しい生活を送りながら、大国アメリカの豊かな物質文化や娯楽産業に憧れをいだいていた。 クリーネックス・ティシューや雑誌「ヴォーグ」、そしてハリウッド映画。そんな時代に、20代半ばの青年・重吉と演劇に没頭している椙枝は二人で愛をはぐくんでいた。一向に見えない自分たちの将来に悪戦苦闘しながらも愛と希望だけを頼りに生きる、往時の若者たちが瑞々しく描かれる。 全4編からなる第96回直木賞受賞作。
  • P+D BOOKS 城の中の城
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    棄教か離婚か――驚愕の“夫婦間宗教戦争”。 夫の山田信・英文学教授は、渡仏中に突如パリで洗礼を受けカトリック信者になってしまう。妻の桂子は夫の独断、裏切りに自尊心を深く傷つけられる。 二人の子供の将来を案じながらも、棄教か離婚かの選択を夫に突きつけ、夫婦の間で“宗教戦争”が勃発するのだが――。 生涯“物語文学”を追求し続けた倉橋由美子が、禁じられた愛や夫婦交換をキリスト教を背景に描き、知識人階層を鋭く風刺した問題作。倉橋文学後期の傑作「桂子さんシリーズ」の第二弾。
  • P+D BOOKS 私家版 聊齋志異
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    1巻550円 (税込)
    奇々怪々、不朽の怪奇説話の名翻案19話! 中国清代、巷で口承される怪異譚を蒲松齢(ほしょうれい)が書き綴った、怪奇短編集の白眉とされる『聊斎志異』。芥川龍之介、太宰治、澁澤龍彦、司馬遼太郎、F.カフカなど多くの作家も魅了され、影響を受けてきた。 森敦がこの500余話から選び抜き、私家版で19話を翻案した。生き生きと、且つ深みのある筆致が見事だ。妖術、呪い、幽霊など摩訶不思議な事象に加え、酒好き、大食らい、ひょうきん者、試験に落ち続ける男、母と暮らす嫁の来てのない男らが登場し、現代にも通ずる親しみ、可笑しみも溢れている。
  • スフィンクスの秘儀【上下合本版】
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    イギリス大財閥の総帥ジョン・ヴォドワの死に疑問を持つ息子のマークは、事件を調べていくうちに父の大いなる秘密にたどりつく。謎を解くキーワードは<スフィンクス>――。それは、ピラミッドの時代の秘儀を受け継ぐ九人の賢者が集う秘密結社の名であった。そして今、見える姿と見えざる姿で世界に散っていた賢者たちは、古(いにしえ)の叡智を狙う謎の組織によって命の危険にさらされていた。生き残った<スフィンクス>を護り、父を奪った暗殺者を討つため、マークは親友のブルースとともに、巨悪の陰謀に立ち向かう。 『太陽の王ラムセス』のクリスチャン・ジャックが贈る、歴史スリラー巨編!
  • スフィンクスの秘儀 上
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    イギリス大財閥の総帥ジョン・ヴォドワの死に疑問を持つ息子のマークは、事件を調べていくうちに父の大いなる秘密にたどりつく。謎を解くキーワードは<スフィンクス>――。それは、ピラミッドの時代の秘儀を受け継ぐ九人の賢者が集う秘密結社の名であった。そして今、見える姿と見えざる姿で世界に散っていた賢者たちは、古(いにしえ)の叡智を狙う謎の組織によって命の危険にさらされていた。生き残った<スフィンクス>を護り、父を奪った暗殺者を討つため、マークは親友のブルースとともに、巨悪の陰謀に立ち向かう。 『太陽の王ラムセス』のクリスチャン・ジャックが贈る、歴史スリラー巨編!
  • オールド・ゲーム (角川ebook)
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    ベータ基板が盗まれた!? ありえないほどの高得点を打ち立て続けるプレイヤー? 発売後に見つかったプログラムの改竄……。ゲーム産業の過渡期に巻き起こった数々の事件。それらを乗り越え、ゲーム会社「ネットワ・テック」は、果たして生き残れるのか!? ※本書は、2017年1月28日に配信を開始した単行本「オールド・ゲーム」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)
  • 泣いちゃいそうだよ《高校生編》蘭の花が咲いたら
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    ――修ちゃんが好き。高校2年生の夏休み、空港の出発ロビーで、パリへと旅立つおさななじみの太宰修治に、自分の気持ちを伝えた小川蘭。パリの音楽学校に留学中の修治は、将来を期待されている有名ピアニスト。ただでさえ、パリと東京で超遠距離なのに、さらに修ちゃんがどんどん有名になっちゃって、これからどうなるんだろう? みんなの気持ちにいちばん近い主人公・小川蘭の高校2年生<秋・冬>編!
  • 病魔の棲む街
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    1巻495円 (税込)
    都市に潜む病魔。未知なるミステリーファイル。「複視」「発熱」「頭痛」「動悸」「腹痛」「発疹」……6つの病気にまつわるキーワードから生まれた、その美しくも恐ろしい殺人トリックとストーリー。現役の医師でもある著者が放つ、異色のホラー・サスペンス短編集。 *複視 *発熱 *頭痛 *動悸 *腹痛 *発疹 ●米山公啓(よねやま・きみひろ) 1952年山梨県生まれ。作家、医学博士、神経内科医。聖マリアンナ大学医学部卒業、聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。本格的な著作活動を開始。現在もあきる野市の米山医院で診療を続けながら、医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など、280冊以上を上梓。テレビ・ラジオ番組の監修・出演をこなし、講演会も全国で行なっている。
  • クラシックカメラ12ヵ月
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    1巻770円 (税込)
    ローライフレックス、八年型パール、コンテッサ、レチナ……。12台の個性的な名品と名機を慈しむアマチュアカメラマンたち。古き良きものを愛し続けるすべての人に贈るハートフルな物語。季節に応じたクラシックカメラの活躍を描く。12本の短編小説と電子版あとがきを収録。  ※本書は著者の意向により本文横書きで制作されています。 1月 初詣 (ローライフレックス) 2月 スキー (八年型パール) 3月 卒業謝恩会 (コンテッサ) 4月 入学式 (レチナ) 5月 お見合い写真 (フジカシックス) 6月 菖蒲 (ニコンS2) 7月 花火 (マミヤシックス) 8月 浴衣姿 (ベス単) 9月 敬老の日 (ライカIIIf) 10月 旅行 (ローライ35) 11月 叙勲 (スーパーイコンタ) 12月 インタビュー (ヴィテッサ) ●高斎 正(こうさい・ただし) 1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ~ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。
  • クラシックカーを捜せ
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    1巻495円 (税込)
    大富豪のためにタイムマシンで20世紀に戻り、血眼でアルファ・ロメオ1750を捜し求める「クラシックカーを捜せ」、禁断の技術を使ってクルマの自動操縦装置を完成させた「自動操縦車」、レースドライバーのケガをなくすために“カプセル”を採用した「カプセルの花が開く時」、独裁者によって“遊びのための自動車”が駆逐された世界を描く「正義の都市交通」など、クルマにまつわるショートショート20作品を収録。  ※本書は著者の意向により本文横書きで制作されています。 *ダットサンを撃破せよ *見知らぬ奴のクルマ *天気 *同じマシーンでレースをすれば *動機 *自動操縦車 *11台目の自動車 *眼隠し走法 *カプセルの花が開く時 *正義の都市交通 *小さいことは、いいことだ *超渋滞時代 *サイクルカーの時代 *マイカー賦課金 *伝説の名車 *便乗者 *影の自動車 *意地 *クラシックカーを捜せ *実験車 ●高斎 正(こうさい・ただし) 1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ~ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。
  • 早坂家の崩壊
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    1巻495円 (税込)
    早坂家は父親・司郎、その妻・美和子、17歳の息子・俊明、15歳の娘・涼子の4人。超高級住宅地である田園調布に邸を構え、裕福で平穏な暮らしだった。しかし、司郎がオーナー社長を務めていた早坂宝石株式会社が倒産。これをきっかけに家庭崩壊の危機を迎える。俊明は父親に反抗して家を飛び出し、司郎は職探しの日々。だがある日、司郎はきく子という女と知り合ってから女優の失踪事件に巻き込まれ、運命が変わってしまう。一方、俊明の方も旧友の紹介で、芸能プロダクションを訪れ、スター歌手になる決心をする。父と息子ははからずも芸能界という共通した世界をのぞくことになったが…。家庭崩壊をテーマに描いた異色サスペンス。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 失踪殺人事件
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    資産家で実業家の妻に頭のあがらない川名行夫は、旅行中に知り合った牧野小夜子と老神温泉で一夜を共にする。ところが翌朝、小夜子は、彼女を追いかけてきた二人の男から逃げようと、誤って温泉橋の渓流の崖から転落死する。殺人の容疑がかかることを恐れた川名は、かねてから妻の束縛から逃れることを考えていたこともあり、そのまま失踪。小夜子は大量の札束が入ったバッグを持っていたはずだが、それすら消えてしまった。それから三年後、川名邸で起きた殺人事件では、過去の事件が注目されて…。八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 幽霊殺人事件
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    都内の建築資材会社に勤めるOL豊原亜紀は、恋人の綿貫志郎とドライブした北関東の山奥で、二度も幻の女性に出会う。一瞬で姿を消すその女は、はたして現実のものか…。“幽霊”の存在におびえる亜紀だが、綿貫は真面目に取り合ってくれない。姉代わりの江川絵利子にも話すが一笑に付されてしまう。ある夜、亜紀は綿貫の留守宅で、ガラス窓に映るあの女を見た。やがて綿貫は失踪し、亜紀は彼の書斎で、十三年前の日付のある二葉の写真を見つけた。そこには“幽霊”が写っていた…。八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 大いなる錯覚殺人事件
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    初夏の東京・府中。ある廃ビルの一室で男が殺された。たまたま廃ビルに入り込んでいた若いアベックと犬を連れて散歩中の中年男性が目撃し、警察に通報した。男は「やぎさわしょういちろう、かすみがせき」のダイイングメッセージを残して死んだ。殺された部屋の窓は密封され、扉はロックされた完全密室であった。事件に巻き込まれた警視庁捜査一課の八木沢庄一郎は、密室の謎解きと真犯人のアリバイ崩しに挑むことになるが…。八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 目撃者は二人いた
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    ある日、ふと手にした新聞の記事にあった“瓶の破裂”というキーワードから、子供の頃の古い記憶がよみがえる…。15年前、三田村志津夫の父親は、強盗殺人一味の汚名を着て死んだ。「おやじは強盗殺人などできる人間ではない!」三田村は、単独で過去の真相を探りはじめた。やっと一味を捜しだしたが、その矢先に一人は墜落死、一人は絞殺死体で発見された。そして現場に残っていた靴跡から、三田村に容疑がかけられてしまう。絶体絶命の彼に手をさしのべたのは、意外な人物だった…。長篇推理サスペンス。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 京都橋姫殺人事件
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    宮越綾菜は、カジュアル衣料会社の社長令嬢で、父親が社員の中から選んだ友也と結婚し、誰もが羨むような満ち足りた生活を送っていた。そんな綾菜に不運な事故が重なり、それは仏間やバスルームでの怪異現象にまで発展する。「誰かに呪いをかけられているのでは」と思いつめた綾菜は、呪いを解くために京都の貴船神社を訪れる。ところが連続怪死事件が発生して、綾菜は絶望のどん底を味わうことに。知人を介して相談を受けていた八木沢刑事は、はじめからトリックの存在を疑っていたが…。八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 信濃黒姫殺人事件
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    突如として行方をくらました往年のスター歌手・橘加奈子。彼女が所属する芸能プロダクション社長の森川は必死になって探したが、マスコミが大騒ぎしたにもかかわらず、いつまでたっても彼女は行方不明のままだった。一方、やり手の宝石商が東京郊外の自宅で拳銃自殺した。遺書が残されていたものの、警視庁捜査一課のベテラン刑事・八木沢庄一郎は、どうしても疑念をぬぐいさることができなかった。さらに多摩川土手では別の他殺死体が発見され、事件はいよいよ謎を深めていく…。八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 奥州平泉殺人事件
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    殺された若い女性の部屋は、窓やドアが完全にロックされておりごていねいにもチェーンまで掛けられていた。この密室殺人解明に乗り出したのが八木沢警部補だった。物盗りの仕業ではなさそうだ。しかし被害者の人間関係を洗っても殺されるような動機はまったく見つからない。死体の胸元から平泉の絵葉書が発見される。ダイイングメッセージ? やがて第二の殺人が湯沢で起こる。そして第三の殺人が東京の夜の路上で…。被害者はいずれも若い女性、そして平泉の絵葉書が登場するのだった…。八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 東伊豆殺人事件
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    若き未亡人・麻季子は、前夫の旧知である稲山不動産の御曹司・道夫と再婚。それは幼い頃に父を亡くし、母に捨てられた彼女にとって、初めて掴んだ幸運のはずだった。ある日、麻季子は気分転換で出かけた東伊豆の別荘地で、彼女の過去を知る八木沢刑事と偶然出会う。その後、その別荘で道夫の兄が殺害されるという事件が起こり…。巧妙に張りめぐらされた罠にはまるのは誰なのか? 八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 信州諏訪湖殺人事件
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    ヤミ金融界の大物・北岡寛之助邸に二人組の強盗が侵入、現金五千万円を強奪した。冷酷非情にも主犯の植戸は、共犯の増垣との事前の約束を破り、老夫妻を殺害してしまう。車で逃走した二人だが、トランクの中に積みこんだはずの五千万は煙のように消えていた。疑念が激突する犯人たち…。一方、八木沢警部補は、新人の女刑事・島野理恵とともに、寛之助の郷里の諏訪湖を訪れる。しかし、捜査を開始したとたんに第二、第三の殺人事件が発生する。捜査線上に浮かび上がった謎の美女・菅井亜沙美。彼女の言動から八木沢は事件の真相を見抜き、信州諏訪湖を舞台に犯人の大追跡が始まるが…。八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 伊豆恋人岬殺意の砂
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    血塗られた過去を消し去り“三つの顔”を使い分ける女。末期ガンで寝たきりになりながらも復讐を考え実行しようとする老人。夫の莫大な財産を狙う奔放な妻とその愛人…。美しく描かれる西伊豆の自然とは対照的な、複雑に絡みあった人間関係。彼らの怨念が引き起こした殺人事件とは? 八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 三河伊良湖殺意の岬
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    クラブホステスだった飛山初絵は、老資産家と結婚後、夫を殺害して莫大な遺産を手に入れた。しかし三年後、殺人を依頼した男・中根菊夫から恐喝される。大金を手にした中根だったが、知人に預けたはずのコインロッカーの鍵が消えてしまい、必死の捜索を始める。鍵を持ち出したのは、夫の暴力に耐え忍ぶ人妻。彼女は偶然にも旅先で、警視庁の村岡刑事に出会い…。人気ミステリ・八木沢警部補シリーズの外伝的作品。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 偽装スキャンダル
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    東京・高島平のパブで開かれたカラオケパーティ。「ここに集まった者の中に、自分の犯した犯罪を隠している人間がいる。殺人という恐るべき犯罪をな。おれはその人間に、実力で相応の刑を与えよう。ここに宣告する。極刑に処する、と」突然流れ始めた“殺人予告”の音声に、会場は騒然となった。そして数日後、客の一人だった坂上が殺害されてしまう。パブの経営者だった松浦に容疑がかかるが、彼は身の潔白を証明するため、自分で事件を追うことにした。警察に過去を調べられると、誰にも話していない“あのこと”まで発覚してしまうからだ…。長篇推理サスペンス。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 下関仙崎・愛と殺意の港
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    東京・荒川区の古びた木造アパートで、女性の殺人死体が発見された。貧しい生活をしていた被害者の部屋に残っていたのは、アロマキャンドルと金子みすヾの詩集。八木沢刑事と島野理絵刑事のコンビが捜査を始めると、被害者の意外な素顔が明らかになった。やがて、第二の殺人事件が発生。二つの事件に関連はあるのか? 謎を解く鍵を求めて、二人は下関に向かう…。八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • 殺人航路
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    伊豆大島をグループ旅行した女子大生の前原真樹は、記念撮影の写真の中に亡霊のような学生服姿の男が写っているのを発見した。その“亡霊写真”を見て、父親の信造は顔色を変えた。彼はさっそく、古い友人の有田道隆に電話した。が、その最中、密室状況下の書斎で急死。そして手には家族の誰も憶えのない溶岩の塊をにぎりしめていた。……数日後、有田の一人娘の由美子が家出した。結婚を反対されている相手の高村雅史にそそのかされたのだ、と有田は推測したが、行く先の見当はつかない。そして三日後、由美子から届いた速達、その消印には伊豆大島の元町局になっていた! すべての鍵は大島にある。慌ててその夜の船で向かった有田だが……。長篇推理サスペンス。 ●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう) 1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。
  • あの風に訊け(1) 河図篇
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    1~2巻495円 (税込)
    「香港まで行って、息子を捜してくれないかしら」実の母の悠長な提案は、風守太一にとって青天の霹靂だった。今まで存在すら知らなかった双子の弟・月緒を日本に連れ帰る役目を背負わされた太一は、親友の長岡健治と共に香港へ飛ぶ。しかしそこで龍の守番と天幇、対立するふたつの集団に狙われていると気づき、太一は自分の存在に疑問を持ち始める。『河図(カト)』そして『洛書(ラクショ)』とは? 迫力の世紀末幻想。 ●加門七海(かもん・ななみ) 東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 晴明。(1) 暁の星神
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    1~3巻495円 (税込)
    承平七年の平安京に“陰陽寮の化物”と噂される少年がいた。彼の名は安倍晴明……その比類なき呪力と超然とした態度故、陰陽生たちから憎悪と嫉妬の感情をぶつけられているのだ。そんな晴明に、京内を徘徊する妖魔を操っているとの嫌疑がかけられた。果たして晴明は、魔道魔物に与する京の破壊者なのか!?  少年期から青年期にかけての安倍晴明の活躍を独自の観点で描いた伝奇アクションが、電子書籍として復刊! 本書はその第1弾。大幅に加筆修正されたソノラマノベルス〈完全版〉の原稿を使用。 ●加門七海(かもん・ななみ) 東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 二人の夏
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    1巻495円 (税込)
    鈴鹿八時間耐久レースを観るためSRで国道138号を走る石坂圭介。途中、MGBを操る女性と車のエンジントラブルをきっかけに知り合う。「チーム・ヒロサワ」の話で盛り上がる二人だったが、鈴鹿の暗い陰を引きずる彼女に何が…。(「二人の夏」より)  ハードボイルド作家と思われがちな著者が、デビュー前から書きためていた恋愛小説を集めた短篇集。オートバイ、テニス、ジャズを題材に若者たちの心情をさわやかに描く。 *約束の時間 *風のように渡る *夜明けのディスクジョッキー *テニスコート *彼女のウィンブルドン *二人の夏 *マイルストーンズ *ブルー・シティ *雪絵の十二月 ●斎藤純(さいとう・じゅん) 小説家。1957年、盛岡市生まれ。FM岩手在職中の1988年『テニス、そして殺人者のタンゴ』でデビュー。1994年『ル・ジタン』で第47回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2005年『銀輪の覇者』(早川ミステリ文庫)が「このミステリーがすごい!」のベスト5に選出される。岩手町立石神の丘美術館芸術監督、岩手県立図書館運営協議委員などをつとめている。
  • 十津川警部 出雲伝説と木次線
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    神話の里でトレインジャック! スサノオ伝説をめぐる古代史の闇とは―― そして人質60人の運命は!? スサノオの神社を潰せ。さもなくば人質は全員死ぬ! スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治したという古代神話に彩られた島根県奥出雲。旅行作家・高木は、三段スイッチバックで有名なJR木次線を旅行雑誌の取材で訪れるが、駅に置かれたノートに「奥出雲で盛大な花火を打ち上げる」と書かれた意味深なメッセージを見つける。その後、休暇中の亀井刑事親子が乗った木次線の列車がトレインジャックされ、犯人からは耳を疑う要求が――!?
  • HUMAN LOST
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    1巻275円 (税込)
    坂口安吾、織田作之助、石川淳らとともに新戯作派、無頼派と称された小説家である太宰治の短編作品。昭和初期「慢性パビナール中毒症」の病名で入院していた一カ月間の病床体験が日記形式で描かれており、「人間失格」の原型になったともいわれている。
  • 俳句とはどんなものか
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    1巻275円 (税込)
    俳人・高浜虚子が俳句雑誌「ホトトギス」に俳句の入門書的な手引きとして、連載していたものをまとめた俳句入門書「俳句とはどんなものか」。「季題」「切字」など俳句のきまりごとや技術的なことを学べる初心者向けの入門書。
  • 都怪ノ奇録
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    遂に目撃されたあの噂! あなた方もやがて遭遇する怪異! 都市伝説は事実だった…闇の実話集! こんな噂をあなたは知っているだろうか―その村では奇妙な村内放送が行われる時がある「防災放送」、線路に入った人間が消失する!?「電車事件簿」、攫われた赤ん坊の使い方「動かない赤ん坊」、火事でも焼け残る不吉な絵とは「本当に怖い絵」、一日に二回遭遇すると襲われる!「ハンマーさん」、人間の足ばかりが漂着する海辺の謎「セイリッシュ事件」など50篇を収録。口承や噂話、いわゆる都市伝説、世界には奇妙奇天烈な逸話が溢れている。好奇心に任せてその暗部を覗き見たものはやがて――。 著者について 【監修者】 黒木あるじ(くろき あるじ) 『怪談実話 震』で単著デビュー。「無惨百物語」シリーズ、『怪談売買録 拝み猫』『怪談実話傑作選 弔』『怪談実話 終』など。共著には「FKB饗宴」「怪談五色」「ふたり怪談」「瞬殺怪談」等のシリーズがある。小田イ輔やムラシタショウイチなど新たな書き手の発掘にも精力的。 【著者】 鈴木呂亜(すずき ろあ) 自称「奇妙な噂の愛好者」。某都市でサラリーマンとして働くかたわら、国内外の都市伝説や奇妙な事件を集め、自らもひそかに取材に勤しんでいる。今回、黒木あるじ氏の推薦により書き手に抜擢、本書がデビュー作となる。ちなみに鈴木呂亜という名前は、日本で一番ありきたりな苗字の「鈴木」と都市伝説を意味する「ロア」を組み合わせたペンネームで、本名や生年月日、年齢などプロフィールは一切が非公表になっている。
  • 泉鏡花 現代語訳集21 神鑿(しんさく)
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    【あらすじ】 香村雪枝が七つの時、書記官だった父が、巡回先の飛騨の山間の村から、美しい二十くらいの女の彫像を持ち帰った。 重ねた両手が、ふッくりしていて、肩が揺れると、ころりん、ころりんとそれは実に、何とも微妙な音がして幽かに鳴った。 その像が目にも心にも身体にも焼き付いて離れなかった雪枝は、後に彫刻家となる。 あの土地には私の師匠がいる、是非とも訪ねたい―と、信者が善光寺、身延山へ巡礼をするほど切実に願っていたが、いざ、実際、という時、信仰が鈍って、遊びの旅行になった。 婚礼をしたばかりの夫婦連れとして来たのである。 それが祟ったのか、夕暮れ時、仮小屋のようなみすぼらしい小店を覗いて、来世の契りの有無を賭けるための賽子を買い求めた時、隣に袖を並べている新婦の姿が、ずッと離れて遥かな向こうへ… そして、城跡の天守に棲む怪しいものから、女を返して欲しければ、その身代わりとなる美しい像を刻んで差し出せ―との要求を突き付けられたのであった。
  • 「超」怖い話 戌(いぬ)
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    喰らいつくせ。骨までしゃぶれ。これが実話の、恐怖の味だ! 現実から削り取った唯一無二の実話怪談、人気の干支シリーズ最新作! 山の〈護り木〉に自分と友人の名を彫った少女。その後少女は自殺し、遺された友人は…二部作「隠」「行」、開店まもない料理店に届いた謎のダンボール、異臭を放つその中身から不幸が始まる…「ガラ」、犬を轢き殺してしまった男に付き纏う飼い主らしき男の影、だがその男は既に死んでいて…「器物損壊」、不動産業を営むプロが直感でわかる違和感、それは…「職業的勘」他、不気味な後味を残す全28話を収録。怪――こと霊に纏わる怪は、死から生まれたと言っても過言ではない。死から生まれる業の息吹。実話怪談とは、屍から拾い上げ、なお手の中で息づく恐怖そのものなのだ。 著者について 【著者】 ○編著者 加藤一(かとう はじめ) 1967年静岡県生まれ。O型。獅子座。人気実話怪談シリーズ『「超」怖い話』四代目編著者として、冬版を担当。また新人発掘を目的とした実話怪談コンテスト「超-1」を企画主宰、そこから生まれた新レーベル『恐怖箱』シリーズの箱詰め職人(編者)としても活躍中。主な著作に『「忌」怖い話』、『「超」怖い話』、『「極」怖い話』シリーズ(以上、竹書房文庫刊)、『怪異伝説ダレカラキイタ』シリーズ(あかね書房)など。 ○共著者 久田樹生 (ひさだ たつき) 1972年九州生まれ。2007年より冬の「超」怖い話に参加。主な著作に『「超」怖い話 死人』『「超」怖い話 ひとり』など。 渡部正和 (わたなべ まさかず) 山形県出身、O型。2010年より冬の「超」怖い話に参加。主な著作に『「超」怖い話 鬼門』『「超」怖い話 鬼市』など。 深澤夜(ふかさわ よる) 1979年栃木県生まれ。2014年より冬の「超」怖い話に参加。2017年より夏も兼任。主な著者に『「超」怖い話 鬼胎』など。
  • 祈りの朝に
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    1巻1,056円 (税込)
    厭世家気取りの青年医師・貴之は、大学病院を追い出され、友人が経営する鎌倉の病院に誘われた。友人の妹・奈津が庭で佇むところを見かけ、一目惚れしてしまう。何とか彼女の気を引こうとする貴之。だが、彼女は聖女のように生きとし生けるものすべてに愛を降りそそぎ、貴之を一人の特別な男として見ることはなかった。それでも、愛を捧げ続ける貴之は、いつしか献身的な情の厚い人間へと変貌していった。ある日、友人から奈津の結核がすでに末期にあり、余命いくばくもないことを告げられると、貴之は、奈津への思いを昇華させるためにあることを決断する……。愛の本質を掴むために煩悶し、魂が光輝く喜びを知った青年の純愛小説。

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  • 魔性の岩鷹
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    垰という名の峠の麓に黒神左記は立った。見るからに嶮しい岩山の峠越えである。素人の旅人にはきつい道だ。登り始めた時、左記は一人の老人と出会った。岩介と名乗ったその老人はおもむろに「岩鷹」について語り始めた。峠越えをする者は必ず岩鷹に見つめられるという。同道を申し出た岩介は岩鷹を捕えて啖うという。そして項近くでついに二人は岩鷹と出会った! 人間の狂気に鋭く迫るハードロマン巨篇。
  • 女は月曜日に泣く
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    美容院を経営する若き未亡人の大倉真由子が自宅のマンションに帰ってみると、見知らぬ男が待っていた。十日前にグァムへ旅行した時に知り合い、かろうじて一線は越えなかったものの、泥酔した果てに、部屋の鍵を渡して再会を約したのではないか、というのだ。しかも男は、二年ほど前、真由子の夫が妊娠五カ月の愛人とともに惨殺された事件に関心を持っているようなのだ。意想外の結末があなたを待つ! 女の業の深淵を描くミステリー。
  • わが闘争 父の死
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    想像を絶するほど赤裸々に描かれる家族の肖像と、青春の日々。世界を席巻した破格の自伝的小説。執筆に励む作家カール・オーヴェ・クナウスゴールは、十年前の父の死を回想する。冷たく専制的だった父は、少年時代にも、そしてその後にも、どこか遠い存在だった――。世界の読書人を熱狂させたノルウェー人作家のベストセラー。
  • キッドナッパーズ【文春e-Books】
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    直木賞作家・門井慶喜のデビュー作「キッドナッパーズが電子版で登場! オール讀物推理小説新人賞を受賞した、逆転また逆転の誘拐ミステリー。 「大声をだすな」 宅配便を装って侵入してきた男は、健次郎の腹にナイフを突きつけてきた。 平凡な日常に突如押し入ってきた犯罪者は声が甲高く、背が低く、野球帽をかぶった……小学生と見まがわんばかりの中学生!? 少年は「これは誘拐だ」と断じた。だが被害者は健次郎ではなく犯人であるはずの少年自身だという。 摩訶不思議な誘拐事件は二転三転し、ラストで意外な結末が待っていた! 宮沢賢治の父・政次郎を描いた『銀河鉄道の父』で直木賞を受賞した門井慶喜さんのデビュー作。 2003年のオール讀物推理小説新人賞受賞作です。 [オール讀物推理小説新人賞「選評」から] 「これこそ逆転に次ぐ逆転の連続で、着地がどうなるのかまったく予想できなかった。」(高橋克彦委員) 「何とか読者を面白がらせ、驚かせようとする創意工夫が、今回の作品に結実した」(宮部みゆき委員)
  • あさつゆ通信
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    1巻1,100円 (税込)
    この小説の主役は、読みながら読者の心に去来するその人その人の時間と光景だ。人は孤立していない、一人一人は閉じられた存在ではない。人は別々の時間を生きて大人になるが、別々の時間を生きたがゆえに繋がっている。(「あとがき」より) 【この本に出てくるものたち】 怪傑ハリマオ、ナショハルキッド、七色仮面、コマ回し、三角ベース、貝殻拾い、力道山、プラモデル、『力持ちのポール』、クレイジーキャッツ、『恋の片道切符』、まぼろし探偵、野球、石蹴り、加山雄三、防空壕、伊賀の影丸、鉄人28号、鉄腕アトム、『少年サンデー』、ドロケン、マルハナバチ、木登り、友だちと好きな女の子。
  • 鳥取雛送り殺人事件 新装版
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    新宿花園神社の取材中、頭の下に桟俵という藁細工が敷かれた死体を発見した浅見光彦。警察が捜査を進めるうち、被害者の男が生前“雛人形に殺される”と語っていたことがわかる。遺留品の桟俵が鳥取山中の流し雛に使われものであると判明した直後、現地で調査中の刑事が失踪。神秘的な雛人形の世界に迷い込んだ名探偵は、事件を解決できるのか!
  • 忌印恐怖譚 くちけむり
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    その話を口に出せば、あの世の爪が突き刺さる! 悪寒がする恐怖実話集、待望の新シリーズ死導! いじめを苦にして自殺未遂した妹、その入院中に事故に遭ったいじめの首謀者。妹が不思議なことを言う――「こういうこと」、怪異が起こり住む人がすぐに出て行く事故物件。不動産担当者が本気でお祓いをしたのだが…「お祓い」、海外で殺されたであろう夫のことを夢に見続ける妻は…「夢の続き」など48話収録。奇妙な話の名手が新たな怪異と不可思議を追求した新シリーズ!死者が遺した想いはけむりのように儚く――怖い。 著者について 『実話怪談覚書 忌之刻』で単著デビュー。「奇々耳草紙」シリーズなど著書多数。共著に「FKB饗宴」「てのひら怪談」「ふたり怪談」「瞬殺怪談」等シリーズ、『怪談五色 破戒』など。歌人でもある。
  • ぼくらの犯した罪の半分【文春e-Books】
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    1巻305円 (税込)
    ぼくと彼女は共犯関係にある――。 第一回「週刊文春」小説大賞、準大賞受賞作が電子書籍化! 発行部数65万部のNo.1週刊誌「週刊文春」と、 小説投稿サイト「エブリスタ」が夢のコラボ。 「週刊文春」小説大賞が堂々誕生! 「表の顔、裏の顔」をテーマに募った多数の作品の中から、 第一回の準大賞を受賞した「ぼくらの犯した罪の半分」を 電子書籍オリジナルコンテンツで配信いたします。 【あらすじ】 半年前に起こったある事件、ぼくはその一部始終を書き記そうとしている。 SNSで出会った顔も知らない女性・ユリアと、ふと立ち寄った花屋で働いていた香純。 二人の女性の間で起こった悲劇、そしてその時ぼくがとった行動とは――。 驚愕のサスペンス小説! 表紙イラスト・くろのくろ
  • 神火の戦場(しんかのせんじょう) SAS部隊ナイジェリア対細菌作戦【上下合本版】
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    戦友(とも)を救うのに理由はいらない SAS部隊は、わずか4人でボコ・ハラムから人質を奪還できるのか!? ダニー・ブラックたちSAS部隊に命じられたのは、ナイジェリアでの政務高等弁務官の護衛。 さしたる危険もなく退屈な任務――のはずだった。 しかし、出発直前に護衛するはずだった高等弁務官がボコ・ハラムに誘拐され事態は急変する。 ここまでやるか、クリス・ライアン! 容赦なきシリーズ最高傑作!
  • 時代小説盛衰史
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    中里介山「大菩薩峠」から司馬遼太郎の登場まで、半世紀に及ぶ時代小説の栄枯盛衰を豊富なエピソードと味わい深い語り口で描ききった力作。大衆文学研究賞・長谷川伸賞受賞。(※電子書籍ではちくま文庫版の上下巻を合本いたしました。)
  • 文壇さきがけ物語 ──ある文藝編集者の一生
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    大正の終わりに新潮社へ入社し、長きにわたり文藝編集者生活をおくった楢崎勤の一生を追うことで、戦前から戦後にかけての昭和文壇草創期の舞台裏を描き尽くした名著。『文壇栄華物語』『文壇挽歌物語』以前の時代を描いた“文壇三部作”の最後。
  • 文壇栄華物語
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    「文藝春秋」「オール讀物」が永井龍男により復刊される敗戦直後から和田芳恵「一葉の日記」の完成を見た昭和三十一年までの十有余年。栄枯盛衰ただならぬ文壇と中間小説誌の発展期に重なる華やかな時代を舞台に生きた人々──筆一本に賭けた作家たちと編集者が織りなす哀歓の明け暮れを豊富な資料をもとに描いた、もう一つの戦後文壇史。第18回新田次郎文学賞受賞。
  • 文壇うたかた物語
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    興亡激しい文芸雑誌の世界を舞台に、松本清張、司馬遼太郎をはじめ、池波正太郎、吉行淳之介、野坂昭如、井上ひさしら多くの文士たちが獅子奮迅の活躍をみせた疾風怒涛の一時代。その華々しい小説雑誌の時代を往年の名編集長が自らの編集者体験を通して語った、悲喜こもごもの文壇回想録。
  • 夏井いつきの「雪」の歳時記 見て感じて愉しむ冬の季語
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    1巻1,144円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 冬の季語・「雪」は季語の王様。「六花」「銀花」「風花」をはじめ、実に多様な季語で表現できます。本書は、雪とその関連季語を、美しい写真と名句で展開するまったく新しいビジュアル版歳時記。雪のさまざまな表情が手にとるようにわかるとともに、その広く奥深い世界を丸ごと堪能できる雪づくしの一冊。雪の発生のしくみや本質を専門家が解説した「雪の秘密・気象の不思議」も充実。俳句心くすぐる、夏井いつきが本当に作りたかった本!
  • 幻想リアルな少女が舞う
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    1巻1,540円 (税込)
    篠宮高校のアイドル・住吉帆乃香が廃墟の洋館で遺体となって発見され、およそ一ヶ月が経ったある日、一年生の由良涼は、クラスメイトの女子から相談を持ちかけられる。彼女の元に届いた不審なメールによると、住吉は事件当日にゲームアプリ『ランコルバ』をプレイしており、その死には謎があるから調べて欲しいと書かれていたという。代わりに調査を始めた由良だが、朝霧那夕という少女との出会いから、事態は思わぬ方向へ……。
  • 消えた乗組員(クルー) 新装版
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    「魔の海」と恐れられる小笠原諸島沖で、行方を絶っていた大型クルーザーが発見された。船には9名が乗っていたはずだが、船内は無人で荒らされた様子もなかった。用意された人数分の朝食と不気味に切り刻まれた後方マスト……。やがてクルーザーを発見したヨットマンたちが、次々と変死をとげていく。十津川警部が海の怪事件の謎に挑む傑作海洋ミステリー!
  • 道後温泉・石鎚山殺人事件
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    1巻660円 (税込)
    蝶ヶ岳で遭難し救助された物部佐千子。ところが、道後湯之町の自宅に戻った数日後、何者かに刺殺される! 事件を追う安曇野署の刑事・道原伝吉は、部下と共に愛媛・松山へ。関係者を辿るほどに浮かび上がる不審な人々と、佐千子が抱えていた悲しき過去……。「文学のまち」と美しき山々を舞台に、道原の推理が冴え渡る。名手の仕掛けた謎の連鎖に唸る山岳ミステリー!
  • 十二文病院 最期の依頼
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    1巻495円 (税込)
    「ご主人と一緒に、あの世に旅立ちたいとおっしゃるのですね」十二文病院の院長は、太い眉毛の下の黒い双眸にやわらかな光を湛えて、先ほど着いたタクシーから車椅子に乗って入院してきた樋口加代に話しかけた。(「第二話 彫刻像」より)  人が死亡して、三途の川をわたる時、渡し守に払う船賃が一人につき六文、と言われている。つまり、この世で契り合った二人が一緒にわたるには、合計で十二文…。日本のどこかにあるという十二文病院。そこには特殊な依頼が集まってくる。現行の日本の法律では殺人とされている安楽死さえも。命の尊厳、人生の終焉をテーマにした連作短編小説集。 第一話 絶景 第二話 彫刻像 第三話 術中死 第四話 二人の女 第五話 未覚醒 ●霧村悠康(きりむら・ゆうこう) 大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。『死の点滴』(二見書房)、『悪医の病棟』(徳間書店)など医療ミステリーの著書多数。「女医・倉石祥子」シリーズはテレビドラマ化された。
  • さよなら西郷先輩
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    もし西郷隆盛が現代の高校生だったとしたら――。県立薩摩工業高校を舞台に、朴訥で男気のある西郷隆盛、黒縁眼鏡の優等生・大久保利通、学校を支配する島津斉彬といった学生たちが、新しい時代を渇望し、自分たちの夢を追いかける姿を、軽快かつ感動的に描いていく。激動の幕末を駆け抜けた男の波瀾万丈な半生を、ときに笑い、ときに涙ぐみながら、しっかりと疑似体験できる、現代版・西郷隆盛物語。偉人・西郷隆盛の意外な魅力に、あなたも気づくはず!
  • ブラック・メリーゴーランド
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    「あんたは18歳の誕生日の夜、橋から飛び降りて死ぬ」ティーン誌の人気モデルをしているしおりは、付き合う彼氏までをも両親から与えられ、がんじがらめの生活に絶望していた。そして、小さな頃、道端の占い師に言われた言葉を信じ、間近に迫った18歳の誕生日までの日々をカウントダウンしている。ある夜、出逢った、しおりの心を見透かすような不思議な男・ひばり。自分にはない“自由”を感じ、危険な匂いを覚えながらも次第に惹かれていく――。
  • 涙の先で君に会いたい
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    もうすぐ付き合って1年の水穂と蒼。大好きなのに、蒼にワガママばかりの水穂はクラスが分かれたことをキッカケに嫉妬ばかりするようになってしまい……。喧嘩ばかりのハルと亜紀。大学進学を機に、離ればなれになってしまうハルは、大好きな亜紀との“サヨナラの準備”をはじめようと決意する。家に帰りたくない亜矢は、独り暮らしをする七宮の家で過ごすのが日課になっていた。だけどある日突然、七宮がいなくなって――。大学生の環と付き合っている若葉。忙しい環との時間が取れず不安だらけの中、残酷な運命が2人を待っていて……。夏休みに訪れる田舎で大好きな響に会えるのが楽しみな美青。いつまでも続くと思っていた響との関係が、ある夏の日を境に会えなくなってしまい――。
  • 神火の戦場(しんかのせんじょう) SAS部隊ナイジェリア対細菌作戦 上
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    戦友(とも)を救うのに理由はいらない SAS部隊は、わずか4人でボコ・ハラムから人質を奪還できるのか! ? ダニー・ブラックたちSAS部隊に命じられたのは、ナイジェリアでの政務高等弁務官の護衛。 さしたる危険もなく退屈な任務――のはずだった。 しかし、出発直前に護衛するはずだった高等弁務官がボコ・ハラムに誘拐され事態は急変する。 わずか4人でナイジェリアに乗り込み、 ボコ・ハラム相手に奪還作戦を遂行することとなったSAS部隊を待ち受けていたのは、想像を超える最悪の展開だった。 一方イギリスでは、ロンドンマラソンへのテロ計画を知ったMI6が動き出す。 孤立無援のダニーたちは絶体絶命の状況を打破できるのか? 冒頭には前作と本作を繋ぐ、スパッドのその後を描いた「密殺部隊(マーダーチーム)」を特別収録。
  • 女子高生探偵シャーロット・ホームズの帰還 〈消えた八月〉事件 上
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    シャーロック・ホームズの5代目子孫にして女子高生探偵シャーロットと、同じ高校に通うワトスン博士の子孫、ジェイミーは数々の事件を解決してきた。やがて訪れた冬休み、それぞれの実家を訪ねあったふたりは、シャーロットの母の毒殺未遂、叔父で探偵のレアンダーの失踪事件に遭遇する。手がかりを追ってベルリンへと旅立った子孫コンビは、今度は<消えた八月(ラスト・オブ・オーガスト)>という作品で有名な画家、ランゲンベルクの贋作事件に巻き込まれる。さらにモリアーティ家の末っ子でホームズの初恋の男性、オーガストが現れて……。大好評シリーズ第2弾!
  • 二日目の大根
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    1巻308円 (税込)
    「二日目の大根みたい」ふと聞こえてきた陰口に、心を乱される主人公のその後の物語。ふとした物悲しさを、そっと肯定するような。
  • 文字文学 III
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    1巻220円 (税込)
    「文字による文字のための文字のサイト」type.centerが、文字にまつわる小説・随筆などをまとめた「文字文学」のシリーズ第3弾。収録作品は、「『の』の字の世界」佐藤春夫/「左ぎっちょの正ちゃん」小川未明/「みじかい木ペン」宮沢賢治/「筆」斎藤茂吉/「字餘りの和歌俳句」正岡子規/「人生・文章習練の書」恩地考四郎/「算盤が恋を語る話」江戸川乱歩/「鉛筆のシン」夢野久作/「僕の読書法」織田作之助/「触覚について」宮城道雄/「校正後に」芥川龍之介の11篇。解説は出宰漱太郎。
  • 川柳にんげんのうた
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    1巻880円 (税込)
    「川柳をつくる人も、見て楽しんでくれる人々にも、日常生活の中に普段着の文芸」として息づくことを願い、また「佐渡産川柳の増産と川柳の地産地消から生まれる文化豊かな環境づくり」を目標に掲げ、新潟・佐渡島を拠点に全国を舞台に川柳普及に努め、活躍中の著者。川柳は「にんげんのうた」であり、尽きることのない人間讃歌であることを、読者は本書を通じて理解することができる。 良質な笑いを醸し出す風の章「ユーモアはビタミン」、妻への惜しみない感謝と愛情を表す花の章「愛燦々」、著者の人生観に迫る海の章「いのちの祭り」、佐渡讃歌の夢の章「朱鷺よ舞え」の4章構成。 通知表親に似てきて叱られる 手拍子をください一句できそうだ 一行を使うほどでも無い利息 盗塁のサイン妻から来たメール 平成を昭和のダシで煮ています 日に一度酒に胃腸を診てもらう にんげんの味見ただいま握手中 誕生日加齢お見舞い申し上げ 生きるとは祭りだ飯が炊き上がる 少年の朝を起こしにくる未来
  • 川柳句集 筆の向くまま気の向くまま
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    1巻880円 (税込)
    ほのぼのして、ほんわかして、クスッと笑えて、ちょっぴりワサビも効いた、芯から心が温まる人情川柳。「そうそう」「あるある」と読者が思わず膝をポンと打つような、日常どこにでも転がっている句材でありながら、卓越した観察眼と的確な表現力に、著者の人情味がプラスされたとびきり上質なユーモア川柳に仕上げられている。本書が著者の必需品である小さなノートとたった一本の鉛筆から生み出されていることを考えると、川柳の可能性は無限に広がっているという大きな期待をかけたくなる魅力を有している。 第1章「女房と私」、第2章「定年後」、第3章「スマイル」の3章構成。 ゴマをする相手は女房だけになり 父の日はブブゼラの音にかき消され 泥酔の一部始終を見てる猫 鬼の面必要ないと妻に言う 一日がこんなに長い定年後 おもてなし受ける理由がわからない 白よりもグレーが似合うお金持ち 上記した猫が出てくる掘ごたつ 鏡見て口角上げる誕生日 おさらいをしないどうしがへぼ将棋
  • 川柳句集 雨男晴男
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    1巻880円 (税込)
    人生は晴れのち雨、雨のち晴れを信条とし、どんな時にも前を向く天晴流川柳。パティシエを天職として20数年、オーナーシェフとしても忙しい毎日をおくる著者。 第1章はまさに仕事人としての著者を詠んだ「ケーキ作りの半世紀」。繁忙期のせわしない作業室の様子、真心を込めてつくったケーキの甘い香りや味、驚きの職人技が手に取るように伝わってくる。第2章は「一人称」で、言葉の通り自分自身を掘り下げて、時に自虐的ともとれる句、愛する家族との絆などが盛り込まれている。第3章「天晴流川柳」は客観に重きを置き、社会性やユーモア性のある著者の持ち味が存分に活かされている。第4章は愛娘への普遍の愛情がリアルに描かれている。 妻の留守わたしは女装などしない 南こうせつに似たおばさんを知っている 歯を磨くようにケーキを作ってる 仕事以外ほとんどずぼらです私 目を瞑ってもできるケーキはおよそ百 還暦にもう何度目の反抗期 学歴を恥じる心を恥じている 横にしよ縦に歩いた道だから 一身上の都合で消した影法師 自慢ですちょっぴり私似の娘
  • 占い師が語る 神社仏閣&臨死・あの世
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    1巻440円 (税込)
    あの世の入り口から戻った危篤の母、納骨堂から憑いてきたモノ、遺品整理をする孫を襲う黒い塊、午前2時の神社で会った女、弔電をチェック、自殺した彼は……。 占い師が聞いた体験した心霊体験。みえない世界からのメッセージをあなたにお届けします。
  • 私の愛しいモーツァルト 悪妻コンスタンツェの告白
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    35歳の若さでこの世を去った天才音楽家・モーツァルト。病死とも毒殺とも言われ、埋葬場所も分からないまま、その死の真相は深い闇に包まれている。多くの人の思惑によりねじまげられたモーツァルトの死を「悪妻」と呼ばれた妻コンスタンツェの視点から見つめなおす。18世紀に燦然と輝いた天才音楽家と、一途に彼を愛した妻の純愛、そして2人だけの王国とは!?
  • 完訳 塩尻夜話記 付 宮部一跳小伝
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    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中山道塩尻宿の亭主・小野吉左衛門が語り、塩尻口留番所役人吉江助右衛門とその父八郎座衛門が語る故事の数々。 松本藩水野家の俊英宮部一跳が元禄五年の秋二夜にわたって著した珠玉の名著が、三百余年の眠りから目覚める!
  • 鏡中の美女
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    貧乏学生のコスモはある日、骨董屋で古い鏡を買う。すると夜になると鏡の中に美女が現われるようになる。その美しく高貴な女性に彼は恋をしてしまう。コスモは魔術で彼女を鏡から解放したいと考えるようになるのだが……。「鏡中の美女」他「妖物」「幽霊」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 青による、殺傷。
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    「私の価値って、幾らだと思う?」 君の問いに、僕は答えられなかった。 著者の実体験を基にした、 命と恋の物語。
  • 古今和歌集
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    最初の勅撰和歌集『古今和歌集』の全歌訳注。序詞・枕詞・縁語・掛詞・見立て・擬人法などの表現技法によって鮮明かつ複雑に詠まれた歌々の世界を、正確な現代語訳と注解、補注などによって明らかにする。発想や表現技法、鑑賞・読解の要点を簡潔に解説し、歌語研究をふまえた堅実で独自な著作として高い評価を受けた名著。本文庫での刊行に当たって全篇を見直し、新たに「四季の景物一覧」を設け、「歌語索引」を補訂し、「参考文献」を書き下ろした。
  • 十津川警部 修善寺わが愛と死
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    元・六国デパート副社長秘書の十文字多恵子が自宅マンションで絞殺された。十津川警部は、被害者の分不相応な豪華マンションでの暮らしに不審を抱くとともに、多恵子が書いた「修善寺わが愛と死」という小説に興味を持った。その小説は、鎌倉幕府三代の興亡にことよせて、社長が次々交代している六国デパートのお家騒動を描いているようだった。十津川は、事件の背後にうごめく闇を追い始めた。
  • 厭結び オチが最凶の怖い話
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    「この結末(=なかみ)知りたい?」 容赦なさすぎがシビれる、極悪ラストな恐怖集! 最後の最後に笑顔で崖ドンされたような衝撃。 「厭すぎて、逆に気持ちイイ」「ぞわムズな後味がハマる」という人、続出! 小説投稿サイト〈エブリスタ〉で開催された「怪異小説コンテスト」より、結末最凶の恐怖譚13話を収録! おい、この終わり鬼すぎだろっ! ただでさえ怖いのに、ラストでもう1回地獄の底まで突き落とされるようなオチが待ち受ける恐怖譚=厭結び。容赦なさすぎてむしろ快感、この後味がハマるという人、続出! 親友が安産のお守りに買ってきてくれたこけしのお土産。だが、そのこけしには別の意図が…「こけし」、ある日突然耳が青くなり、他人の心の声が聞こえてしまう奇病にかかった少女。治す方法はただ一つ、同じ青耳を喰らうこと…「青耳」、違反車を追いかけていた白バイ警官はある家に迷い込み、そこに住む家族からスープをご馳走になる。だがそこは空き家のはずで…「虚食の家」ほか、あなたを待ち受ける戦慄の闇オチ怪談13話を収録!
  • 霖雨の時計台
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    殺人犯・江島正雄の刑執行が五日後に迫っていた。かつて捜査に加わり、彼の無実を信じた芹沢刑事はそれを知ると、真犯人を求めて霖雨の街へ飛び出した。その芹沢を、宮城テレビ編成部長・曲垣が追う……。法相が捺印した刑の執行命令を、一介の刑事が覆せるか? 己の人生を賭け、前代未聞の闘いに疾る芹沢、曲垣。心の闇の引き金に指をかけた男たちの行き着く先とは!? 長篇ハードサスペンス。
  • 新装版 鷲ヶ峰物語
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    霧ヶ峰高原北西の鷲ヶ峰(わしがみね)に登った会社の同僚男女7人。山頂にあった石地蔵を盗んだ彼らを次々不審な死が襲う。メンバーの一人は地蔵の来歴を調べ、意外な事実を突き止めるが……。(表題作「鷲ヶ峰物語」)他、谷川岳の雪崩事故から生還した男と、死んだ友人の娘との愛憎を描く「谷川岳春色」他全5編収録。
  • 詞華美術館
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    柿本人麿、紀貫之、式子内親王、藤原定家、後鳥羽院、芭蕉、蕪村、茂吉、石川淳、石原吉郎、西東三鬼、寺山修司からラブレー、ネルヴァル、アポリネール、ランボー、マラルメ、ジョイス、トーマス・マン、フォークナー、ダニエル・キースまで。古今東西の言語芸術から最も壮麗で美味な部分を収集し、二十七の主題の部屋に陳列した、超一級の言語美術館。
  • 函館殺人坂
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    消えた逃亡犯の影を追え!大人気トラベルミステリー。長く行方不明だったある殺人事件の重要参考人・田宮英明が移送中に逃亡した。八年前、父を殺した強盗犯を復讐心で射殺した疑いがある男だ。警察から相談を受け調査を始める小仏だが、当時犯人殺害に使用されたと思しき拳銃は、田宮の父親が殺害されるよりもさらに過去において、交番から強奪されたものだったのだという。何故その銃が凶器となったのか――? 田宮の女を唯一の手がかりに、人情探偵は北の大地へ飛んだ!
  • P+D BOOKS 舌出し天使・遁走
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    第二次大戦に翻弄された若者を描く秀作二編。 第二次大戦に人生を翻弄された“日本版・失われた世代”ともいうべき、ある男の混沌とした青春記「舌出し天使」は、愛のない同棲や不義理と借金など、破滅へとひた走る若者を描いた作品。 他方、「遁走」は、著者自身の軍隊体験と周辺の人物群像を描いた初の長編小説。軍隊の愚劣な日常の中で堕ちていく主人公の意識と、弱者のしたたかな抵抗を描いた、戦争文学の中でも特異な位置を占める作品。 若き日の安岡章太郎“野心作”2作をカップリング。
  • P+D BOOKS 死刑囚 永山則夫
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    1巻990円 (税込)
    “犯罪”を“文学”に昇華させた渾身の傑作。 1968年10月11日、東京プリンスホテルでガードマンが頭部を撃ち抜かれた。 次いで京都、函館、名古屋と飛び火してゆく射殺事件。日本中を震撼させた連続射殺魔・永山則夫の、人間の内面と事件の全貌を鮮烈に描いたノンフィクション・ノベル。 21年間にわたり刑事被告人だった主人公が獄中で執筆した『無知の涙』『木橋』、獄中結婚、そして死刑確定と「犯罪を主題とする文学」を追究し続けた作家・佐木隆三の意欲作。
  • 中国史談集
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    中国小説、なかでも怪異譚や笑話など庶民文学研究の第一人者が、多くの資料に目配りを利かせ、洒脱な筆さばきで歴史の表面に浮かび上がってこなかった知られざる裏面を独自の視点から鮮やかに掘り起こす。採りあげられる話題は、皇帝、彫青、にせ倭寇、流言、筆禍事件等と多彩で、特に仏教の僧侶、道教の張真人、宗教結社の問題は、現代中国にも密接に連なるテーマ性を兼ね備えている。
  • ミステリー in the コッツウォルズ 「華やかな三ツ星の陰に」
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    1巻660円 (税込)
    世界でもっとも美しい田園とも称されるイギリスのコッツウォルズ地方を舞台にした小説です。平和そのものの田舎村に住む日本人カップル夏希とノブが、次々に起こる事件に偶然巻き込まれていきます。それが「ミステリー in the コッツウォルズ」シリーズです。  ミステリーと名が付いていますが、イギリスとヨーロッパの生活の紹介に重きを置いて物語が進められています。コッツウォルズに在住する著者の毎日の暮らしからプロットのヒントを得て、日本人の目からだけでなくヨーロッパ人の視点も含めて書かれています。  シリーズの第2作目にあたる「華やかな三ツ星の陰に」は、ミシュラン三ツ星レストランとバカンスに出かけた南フランスのコートダジュールが舞台になっています。
  • リイシリ
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    1巻440円 (税込)
    老境にさしかかった山口和彦は、道北の小都市で小学五年から中学二年まで暮らした少年時代の同窓会に初めて参加し、札幌で四十数年ぶりに初恋の佐川宏子と再会する。 同窓会の翌日から利尻島の利尻山に登り、かつて過ごした町を訪ねて、横浜に戻った和彦は、宏子にその旅の様子を手紙で送る。宏子と文通を続けるうちに、北の町で身近に起こった殺人事件や、小中学校での出来事、近況等を語り合うようになり、和彦は引っ越していった時の様子や、あふれる北海道の自然や風物詩、戦後の時代風景、学校時代の同級生のことなどを鮮明に思い出す。 二人は一年後開催される同窓会での再会を約束する。今は登山を楽しむ和彦は、宏子に南アルプス北岳のキタダケソウの写真を送ろうと白峰三山の縦走に向かうが・・・。 昭和や、道北、登山など数多くのエピソードが織り込まれ、人生の日暮れに向かう心境が語られる忘れがたい物語
  • 明日の約束<上巻>
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    1~2巻1,540円 (税込)
    “毒親”―子供に対し、過干渉やネグレクトなど、ネガティブな言動を執拗に続け、一種の毒のような影響を与える親。子供の人生を支配するようになってしまうこともあり、今、社会で問題視され始めている―。 スクールカウンセラーの日向は、ヒステリックで過干渉な母親のもとで育ち、悩み苦しみながら生きてきた。そんなある日、不登校になっていた男子生徒から、「先生のことが好きになりました。付き合って下さい」と告白される。その翌日、彼は真っ黒に塗り潰された自分の部屋で謎の死をとげてしまった―。 誰が彼を死なせてしまったのか? 彼がいなくなった世界で、犯人捜しが始まる。日向は同僚教師らと共に真相究明に乗り出すが、クラスや部活動でのトラブル、過去の不穏な交友関係など、彼の“闇”が次々と明らかに。そして、彼の母親は、自らの母親と重なるような“毒親”だった…。 日向が見つけた、“生きる上で大切なこと”とは?そして、もがき苦しみながらも導き出した“親子のカタチ”とは? 毒親の過干渉やネグレクト、いじめ、生徒の死。現代が抱える闇に真正面から向き合った、井上真央主演、話題騒然の衝撃ヒューマンミステリーを完全ノベライズ化!
  • 小説X あなたをずっと、さがしてた 【電子オリジナル版】
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    1巻550円 (税込)
    『小説X』タイトル募集で話題の本がデジタル先行配信!ラスト一行にあなたは驚愕する・・・。 WEBで期間限定全文無料公開しタイトルを募集した『小説X』。総閲覧数14000人、タイトルには1261通もの応募が殺到。「最後の結末に身の毛もよだちました」「とにかく面白くてあっという間に読めたなど」「何度も読むと違う面白さが浮かび上がってくる」など、たくさんの感想が寄せられた話題のストーリー展開。 『小説X』にタイトルがついてデジタル先行配信。電子版でしか読めない蘇部健一氏によるあとがきも収録。 奈子は、大学の通学路でいつもすれちがう男性がとても素敵で、ずっと気になっていた。 話しかけることもできず日々は過ぎ、いつのまにか彼に逢えなくなってしまう。彼に再会する日を夢見る奈子。 だが、親友の葵とともに彼をさがすも、いつもあと一歩のところですれちがってしまう。 最後の1行に命を懸けた蘇部健一渾身の1作。
  • 立原正秋 電子全集1 『冬の旅…水仙』
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    強い意志と真率な感情、青春の夢と激情を抱いた若い魂にとって非行とは何かを問う長編。立原初の新聞小説で代表作の一つ。 「冬の旅」美しく優しい母を、義兄修一郎が凌辱しようとした現場を目撃した行助は、母を助けようと誤って修一郎の腿を刺して少年院に送られる……。母への愛惜の念と義兄への復讐を胸に、孤独に満ちた少年院での生活を送る行助を中心に、社会復帰を希う非行少年たちの暖かい友情と苛烈な自己格闘を描き、強い意志と真率な感情、青春の夢と激情を抱いた若い魂にとって非行とは何かを問う長編。無常としかいえない世界で健全な目を持ちながら、どんどん死に惹かれてゆく行助の宿命的な生き方に注目。「冬の旅」は立原初の新聞小説で、1968年5月から1969年4月にかけ「読売新聞」夕刊に連載され評判を呼び、立原正秋の名を一般に広めることとなった作者の代表作のひとつ。他に作者が愛した花・水仙を表題とした自伝的な作品「水仙」と、その続編もいえる「空蝉」。また作者が眠る瑞泉寺(鎌倉十刹の筆頭格。また「花の寺」として知られ、特に水仙の花の名所である)が作中に登場する「ちぎれ雲」を収容。 付録として長女・立原幹氏が父の思い出を綴る「東ケ谷山房 残像」など関連エッセイ5作収録。特別寄稿として立原ファンを自認する吉本ばなな氏の「立原正秋と私」を掲載。 ※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 新極道記者
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    ナリタブライアンがよもやの苦杯を喫した。怪物ハイセイコー、皇帝シンボリルドルフ…。勝ち続けることの困難さを痛感する競馬記者の松崎達也。賭け事なら何でもござれで、競馬はもとより、麻雀ホンビキその他、高額レートでヒリヒリするような勝負に身を焦がす、人呼んで極道記者。ツキに見放されて真っ逆さまの奈落の底で、一世一代の大勝負に出るが…。伝説的賭博小説『極道記者』の続編!(巻末付録:わかりやすいホンビキの手引き)
  • 幽霊審査員
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    なんと宇野警部が、大晦日の国民的テレビ番組「赤白歌合戦」の審査員に! 大好評「幽霊」シリーズ第25弾。 ケガをした警視総監の代役をつとめることになった宇野は、慣れないタキシードを着せられ、メークまでされて審査員席で大奮闘。 恋人で女子大生の夕子は、「ずるい!」とうらやましがりつつも、「何か起こる」と予言する。果たして、本番が始まり、秒刻みの進行で大騒ぎの舞台裏で、事件が……。 表題作のほか、「犯罪買います」「哀愁列車」「愛と憎しみの果て」「意地っ張りの季節」「もういいかい」「過去のある勲章」の全7篇。 「世の中が変わっても、常に変らないものを描き続けていきたい」と仰る赤川さん。人が殺されても、男女が争っても、どこか温かい感情が流れる赤川作品の真骨頂です。 殺伐とした現実を見据えながらも、すがすがしい読後感を残す7篇。
  • やさしい悪魔
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    1巻1,056円 (税込)
    売買春の是非を問う。2002年、教育現場に「性教育バッシング」が吹き荒れた。保守派の老政治家たちが「過激な性教育」に怯え、手をこまねいている内に、教育とは対極にあるはずの性娯楽業界が、間違いだらけの「超過激な性教育」をインターネット界に蔓延らせてしまった。旧売春街のど真ん中、ラブホテルとソープランドとそこに勤める売春婦たちに囲まれて育った徹也。周りの“お姐さん”たちのなかでも、特に徹也を可愛がる松代姐さんに導かれ、少年は大人になっていく。売春街で育ったひとりの少年の成長が、「売春防止法」の是非を問いかける、社会派エンターテインメント小説。

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