小説作品一覧

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  • もうひとつの8050
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    1巻594円 (税込)
    廉と凜は、双子の兄妹、ずっと一緒にいて育ってきた。長じて、廉は仕事を辞め、家に引きこもってしまう。凜は、結婚し一男に恵まれる。それから月日が流れ、母の病気を理由に、父に頼まれ、凜は息子を連れて実家に戻った。そこに父が病気で倒れ、母には認知症が。そして引きこもり続ける廉。一人の女性が、両親、兄、自分のことに向き合い、気づき、得たことは…。
  • レイライン THE LOST SWORDs
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    1巻1,683円 (税込)
    天叢雲剣【あめのむらくものつるぎ】の所在を研究する考古学者・桜井康造が何者かに惨殺され、その遺品である手帳を持つ、娘の考古学者・桜井哲子、そして彼女の身を守る使命を受けた刑事・進藤志郎を狙い、次々と魔の手が2人に襲いかかってくる。「日本」という国の定義が、根幹から覆されてしまうかもしれない、手に汗握るサスペンス・ストーリーから、あなたも目が離せない!
  • 仮想部
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    1巻693円 (税込)
    大学2年の若葉こうは1年の並木かすみに突然コクられ、二人は付き合い始める。そして初デートの日。女性に慣れていない若葉を応援しようと若葉の仲間たちは二人のあとをつけるのだが、彼らもまた若葉と似たようなもの。そんな中、二人の心はどんどん近づき…。うぶな二人と彼らを応援する仲間たちの笑いと胸キュンの青春ストーリー! さあ、あなたもガチな恋の目撃者になろう!
  • 海に向かう風の匂い
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    1巻594円 (税込)
    都心から少し離れた遊山中学校に赴任することになった若き無量。彼は己の信念のもと、新校長の打ち出す「生徒を肯定する」教育方針に共感を抱いた。しかし、生徒の暴力沙汰は収まらず、教師同士も思想の違いから対立に明け暮れている。このような状況で無量に一体何ができるのか? 新校長の方策は成功するのだろうか? 実際の教育現場で悩み、格闘してきた筆者が展開する人間ドラマ。
  • 感じるままに想いをこめて
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    1巻891円 (税込)
    「飛ばせ 飛ばせ/風にのって/飛ばせ 飛ばせ/雲にのって/とばせ とばせ/ この想い」(「想い」より)。本書のタイトルが示すように、日々の生活の中で感じる違和感や共感、喜怒哀楽を感性の趣くままに素直な言葉に乗せて綴っている。すべての生き物、命を慈しみ、今生きていることへの感謝、平穏な日常生活を営む幸せを詠い、さらには社会や世界へも目を向けた作品が心を打つ詩集。
  • 七度目の出会い、そして・・・・・・
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    1巻594円 (税込)
    九州に生まれた好青年・総司の生涯と、彼の人生の節目で必ず遭遇する女性との奇縁を描いた「第一章 七度目の出会い」。総司の家族が遭遇した、時空を超えた出会いの物語「第二章 過去と未来との出会い」。総司の息子、勒が出会った不思議な少年「こやくん」の大活躍を描く「第三章 スーパー少年こやつ」。不思議に絡み合う3つの「縁」を描く、軽妙・爽快な連作集。
  • 女鳥羽川の流れ
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    1巻1,485円 (税込)
    ホンモノ? ニセモノ? ふとしたきっかけで古美術の世界に踏み込んだ男が人間の欲や騙し合いから「真実」を探しだす。最後にたどり着いた「宝」とは──。「古美術の面白いところは、どの美術品にも分岐点があるということだ。……今思えば、あれが人生最大の分岐点だったような気がする。人生は様々な岐路に出合うが、右か左かでその後の人生が大きく変わってくる」(本文より)
  • 鶴姫の千羽織 守らなかった約束
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    1巻594円 (税込)
    ひとつだけ約束してください。私が裏で機織りをしているとき、絶対に家の中を覗かないことを…。誰もが知っている民話を新しい視点で描く。幸せに暮らしていた与一とかくにょうの夫婦に起きた悲劇の始まりは、お殿様からの使者だった。織布七巻を三十八日で作って欲しいと頼まれた二人。五日経ち、十一日が経ち、三十八日が近づく。「まだかな?」と思った与一はとうとう……。
  • 百舌鳥の歌
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    1巻1,485円 (税込)
    世界遺産の百舌鳥耳原を舞台に、令和4年の出来事や日々の暮らしの中で感じた様々な事柄を情感豊かに歌い上げた歌集。ロシアのウクライナ侵攻、元首相の逝去、エリザベス女王の葬送から、四季折々の自然の描写、身近な動植物への愛情、そして個人的な心の機微まで、さまざまなテーマが万葉集以来の伝統的な和歌の形式で綴られる。過去から現在、そして未来へと繋がる歌の心が響き渡る一冊。
  • 福井のひ・と・み That's life.
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    1巻1,089円 (税込)
    「ふと気づくと、自分がこんな年! と思うほどの年齢になっていました。思い起こすといろいろなことがあり、よくここまで生きてきたと思います。子育て、家の守り、仕事などがんばって今がある。今までの人生いろいろなことがあり、人生のゴールが見えてきた今、私が見てきた景色、私が思ったことを残しておきたいと思いました」。心地よい空間へと誘ってくれるフォト&ポエム集!
  • ばんぱいやのパフェ屋さん 全5巻合本
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    1巻2,745円 (税込)
    おかしくてちょっぴりほろっとするハートフルストーリーが全5巻合本になって登場! 中学生になった少年・高萩音斗は、小学生時代から「ドミノ」と呼ばれてからかわれるほどすぐ倒れる貧血・虚弱体質に悩んでいた。 そんな彼を助けようと「隠れ里」からやってきたのは、すこぶる変わった遠縁の親戚たち。 彼らは札幌の商店街で、深夜営業のパフェバーを営み始めて・・・。 北の都を舞台に、個性的な3人のイケメンたちと、音斗をめぐる物語。
  • ぼくたち学校不適合者です ワルイコは消される!? 極限デスゲーム
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    (1)この学校で1日、良い子に過ごすこと (2)常識をもって校則を守ること (3)ひとつまちがうたびに減点1とする (4)減点が10になった生徒には消えてもらう 20XX年の日本、法律で「悪い子」認定された小学生が集められる矯正施設【最後の学校】では教育という名目で凶悪なデスゲームが行われていた! クラスメイトのイジメを止めたところ、逆に濡れ衣を着せられて【最後の学校】送りになってしまった小6の結斗は、生きて家族の元に帰ることを決意するけれど――。最悪な「学校」はぶっつぶせ!! 命をかけた地獄の「授業」がはじまる――!! 本のはじめにスペシャルまんがつき!!
  • 朧国五神恋物語 龍の初恋
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    朧国の皇都でまじない屋として働いていた朱霞(シュカ) 。 ある時、不調の父の代わりに宮廷巫術士として登城するも、 皇帝の寵妃の逆鱗に触れ神への生贄に選ばれてしまう。 不在が続く朱雀神の復活で国の平穏につながるならと、 生贄の覚悟をした朱霞の前に現れたのは、美しく清冽な瞳の青年・蒼(ソウ)だった。 蒼により救出された朱霞は、素っ気なくも自分を労わる彼と一緒に暮らすことになり……。 一途な想いが運命を変える中華初恋ファンタジー。
  • 改訂新版 クレヨンしんちゃんのまんが世界遺産おもしろブック
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    1巻1,320円 (税込)
    『クレヨンしんちゃん』の大人気学習参考書シリーズ『クレヨンしんちゃんのなんでも百科』最新刊。エジプトのピラミッドや中国の万里の長城、イースター島のモアイ像、ペルーのマチュピチュなど、なぞやふしぎがいっぱいの「世界遺産」を、しんちゃんの楽しいまんがと解説で紹介した『クレヨンしんちゃんのまんが世界遺産おもしろブック』、10年ぶりの改訂新版。2024年に世界遺産に登録された日本の「佐渡島の金山」の項目を追加、巻末の世界遺産リストにも新情報を掲載。しんちゃんと一緒に、世界遺産をめぐる旅に出かけよう!  ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 角川文庫夏フェア2025小冊子
    無料あり
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    毎年恒例!角川文庫の夏のフェアが今年もスタート!今年も全国書店にて開催中。2025年7月映画公開『この夏の星を見る』上下巻をはじめ、話題の作品、定番ロングセラーなど……多彩なラインナップを期間限定で配信されるこちらの小冊子で、ぜひチェックしてください!夏のフェアをより楽しめること間違いなし! ※小冊子掲載作品の電子書籍版配信状況は作品・ストアにより異なります。 ※本電子書籍に掲載しているプレゼントキャンペーンは、紙書籍の帯についている応募券を貼付してはがきでご応募いただくか、対象商品を購入したレシートをKADOKAWAアプリへ投稿してご応募いただく方式となります。
  • 死にたくないならサインして 裏切り/ニセモノ/狐狗狸
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    水橋ユキ(中1)には誰にも言えない悩みがあった。毎日決まった時間に、彼女にだけ見えるのだ。――女の子が、真っ逆さまに落ちていくのが。友人のすすめで、【怪異対策コンサルタント】をしているという緋宮せいらに相談することに。血のように真っ赤な契約書を取りだし、話を聞くせいら。一体何者なのだろう? 彼女を信じてよいのだろうか――? 第14回集英社みらい文庫大賞大賞受賞作! 超・新感覚ホラー!! おもしろさ120%保証!!
  • 世界で1番大切なあなたが、たとえ笑顔をなくしても
    完結
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    全1巻650円 (税込)
    精神科医の上城真一は、とある公園で美術大学に通う佐伯結衣に出逢う。 高校生の時に結婚の約束までしていた日比野ひかりと死別してから恋することに臆病になっていた真一であったが、地っ張りでヤキモチやきで寂しがり屋の結衣に少しずつ惹かれ合い、心を通わせ付き合うようになる。 交際を始めて数ヵ月が経ったある日の夕方、2人は飲酒運転の車に衝突されるという事故に遭ってしまう。 そして結衣は感情を失ってしまうことに…。 ※本作は卯月青澄の個人誌作品の電子書籍版となります。【210ページ】

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  • 現代ユウモア全集 9巻『異國膝栗毛』 近藤浩一路
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    資料価値も高い、100年前のヨーロッパ主要都市の社会風俗を日本人画家・漫画家が細かく描写した貴重な337話を収録。 近藤浩一路は、大正期に読売新聞や雑誌に漫画漫文を精力的に発表。岡本一平とともに大正デモクラシー期の漫画文化の強力な発信者である。大正4年には、日本最初の漫画家団体「東京漫画会」も結成、「漫画祭」と称する派手なイベントや展覧会を開催して、日本に「漫画」を普及させた。大正5年には東京美術学校同級生の池部鈞、岡本一平らと漫画雑誌『トバヱ』を発行し、美校出身の漫画家たちを中心に美術としての漫画を創造しようとも試みた。 本巻は、雑誌『主婦之友』大正11年1月号~大正12年11月号まで連載された、彼の代表作、『異国膝栗毛』を初めて書籍化したもの。神戸を出発してアジア経由でヨーロッパまで船旅をする紀行文。100年前のヨーロッパ主要都市の社会風俗を日本人画家・漫画家が細かく描写し、その資料的価値は極めて高い。第1回~第12回まで、全337話を収録。第1回から第4回「大阪一の美人」までは、下稽古と洋行準備の話。第4回「出立の日」から第6回までが、船上とアジア寄港地の話。第7回で、いよいよフランスに到着。第9回から第10回でドイツへ移動し、第11回は、スペインとイタリアの駆け足旅行、第12回ではローマ経由でフランス・パリに戻る。 発刊当時の旧字体総ルビに加えて、より読みやすくした新字体バージョンも新たに追加収録している。解説文は日本のユーモア文学研究の第一人者・浦 和男。付録には、外箱や表紙や裏表紙など、当時の貴重な資料を収録する。 (電子版 2025年7月25日配信開始) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • エリザベス・ボウエン鑑賞事典
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    1巻4,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アイルランドとイギリスの狭間に生きた女性作家ボウエンを味わうための本格ガイドブック。長編・短編・ノンフィクション・評論の代表作から作品と生涯を読み解くためのキーワード、作品舞台や重要トピックまで充実した資料を収録。ボウエン研究必携の書。
  • ジャーロ dash No. 101【無料版】
    無料あり
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    「ジャーロ dash」はミステリー誌「ジャーロ」の無料試し読み版です。ミステリーを掘り下げるエッセイ、評論、マンガなどの企画ページを無料で読むことができます。また長編連載、連作短編、読み切り短編の小説も、冒頭部分を試し読みOK! 101号は、本城雅人氏の新作長編「朝日のあたる病院」を掲載。本作は2号連続一挙掲載で、今号は前編をお届けします。さらに小路幸也氏の新連載も開始。充実のラインナップをお見逃しなく!
  • ジャーロ No. 101
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    1巻550円 (税込)
    ●長編一挙掲載!:本城雅人「朝日のあたる病院」【前編】&著者特別インタビュー●新連載:小路幸也「脅迫者 磯貝探偵事務所ケースD」●読み切り短編:倉知 淳〈占い師はお昼寝中〉シリーズ「彼女がお化けを怖がらない理由」●好調連載陣:青柳碧人、赤川次郎、石持浅海、折原 一、恩田 陸、笠井 潔、川瀬七緒、近藤史恵、坂木 司、竹本健治、薬丸 岳●「アフタートーク 著者×担当編集者」:古泉迦十『崑崙奴』
  • 中高生のための新書のすすめ
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    創刊以来,ジュニア新書は,若い世代の好奇心を刺激し,多様な世界への扉を開き,ときに生きづらさや不安に寄り添ってきました.今,そして未来を生き,つくる人たちへ,先輩たちからエールを送り,新書を読む意義と楽しさを伝えます.巻末には,これまで刊行した書目の総目録,索引を収録.1000点刊行,記念出版.

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  • 玉響(たまゆら)
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    1巻1,980円 (税込)
    不浄な首斬人と蔑まれる生業を祖父、父から継いだ別所龍玄は、まだ若侍ながら恐ろしい使い手。親子三代のなかで一番の腕利きとなった彼は、武士が切腹するときの介添え役を依頼されるようになる。金貸し業で別所家を守ってきた母、静江、五つ年上の妻、百合子と幼子の娘、杏子。厳かに命と向き合い、慈愛に満ちた日々を家族と過ごす、若き介錯人の矜持。生と死のはざまで凛とした世界が大絶賛された「別所龍玄」シリーズ最新刊。
  • 新装版 夜の終焉(上下合本)
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    1巻1,628円 (税込)
    二十年前に両親を殺されて以来、世捨て人のように生きてきた真野。 ある日、彼が営む「深夜喫茶」に謎めいた少女が現れるが、不慮の事故に巻きこまれ、意識不明になってしまう。 身元の手がかりは、ポシェットに入っていた一枚の地図のみ。 その地図に導かれるように、真野は、一度は捨てた故郷を訪れる――。 【目次】 第一部 帰れない街 第二部 すれ違う意図 第三部 螺 旋 第四部 接 近 (上巻) 「殺人者の息子」という宿命を背負い、検事への夢を断たれ弁護士となった川上。 かつての父同様に、頑ななまでに死刑判決のみを望む被告の弁護を手伝うことになり、二十年ぶりに故郷へ。 被害者と加害者、双方の息子。決して交わらなかった二つの人生が、因縁の街で新たな局面を迎える――。 「汐灘サーガ」三部作最終章。著者インタビュー収録。 【目次】 第四部 接近(承前) 第五部 強まる疑念 第六部 過去からの手紙 第七部 接触、そして  巻末付録 堂場瞬一インタビュー (下巻)
  • そのネイルは内緒のときめき【無料試し読み版】
    無料あり
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    しがない会社員、月ヶ瀬仁美(つきがせ・ひとみ)。恋愛も仕事もうまくいかず、幼なじみの直樹(なおき)が経営するカフェバー《ランハチ》の二階で現在居候していて、絶賛モラトリアム中。 そんなあるとき、仕事でメンズネイリスト・怜亜(れいあ)に出会い、今まで避けていた爪のおしゃれによって心機一転、ネイルの魅力を知っていく。カフェバーやネイルサロンの仕事、お客さまと関わっていくなかで、自分が本当にやりたいことを考えていく仁美。 やがて、怜亜と直樹との関係も変わってきて……? ネイルを通してときめきを感じる、おしゃれで大人なお仕事恋愛ストーリー!
  • おまわりさんと招き猫 あやかしの町のふしぎな日常【無料試し読み版】
    無料あり
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    海辺の下町商店街・かつぶし町の交番に赴任した、おまわりさんの小槇悠介(こまき・ゆうすけ)。 この交番にはずっと昔から、人の言葉を話す謎の猫・おもちさんが住み着いている。 「相手の声を聞こうとする気持ちさえあれば、案外なんとかなるものですにゃ」 町の人々から愛されるおもちさんは、触ると願いが叶うとか、おやつをあげるといいことがあるとか、いろいろな言い伝えがあるらしい。 でもそれが本当かどうかは誰も知らない。 そんな彼らの周りには、優しい町の人々だけでなく、さまざまなあやかしたちの姿もあって――。 百鬼夜行に巻き込まれたり、河童に恩返しされたり、突然の神隠しもあり!? 人と人ならざるモノのあわいで起こる、ふしぎで優しい物語。
  • 臓器提供者(ドナー)
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    1巻770円 (税込)
    日本の臓器移植制度が抱える矛盾、資産家にのみ用意された抜け道  人間の欲望はどこまで広がるのか。寿命はカネで買えるのか。その医療行為は本当に患者の命を救うためなのか。臓器売買のからくり、製薬メーカーの癒着、病院経営の現実、墜ちていく医師たち、矛盾をはらんだ医療現場の中で苦悩するナース……。臓器移植と人間の尊厳をテーマとして描く、衝撃の医学ミステリ。 ●米山公啓(よねやま・きみひろ) 医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。
  • なにしに ここへ
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    1巻1,210円 (税込)
    祈りを宿した詩が、つまずき惑う心を柔らかく包む。葉のモノクロ挿絵が静かに寄り添い、日々に散る息づかいをすくい上げながら、「いのち」の本質と生きる意味を静かに問い直す、珠玉の詩集。人生の岐路に立つすべての人へ、心の奥の声を呼び覚ますように、優しい語りが胸にそっと灯をともす。全46篇を収録。

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  • ハッピーエンド
    完結
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    全1巻650円 (税込)
    T高校に通う主人公の一の瀬達也。 一の瀬達也の彼女の内田真希。 一ノ瀬達也の登下校に必ず現れては手を振り微笑んでくるK女子校の謎の女子高生。 夜の8時55分に壊れたスマホで繋がるK女子校のくるす。 それぞれの嘘と時間の食い違い、各々の思い込みが交差する。 全てが繋がった時、悲しい物語が幕を開ける。 ※本作は卯月青澄の個人誌作品の電子書籍版となります。【126ページ】

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  • 札幌時計台殺人事件
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    1巻693円 (税込)
    全国880店舗を展開する宝飾チェーンのジュエリー伽羅は、安価な宝飾を中心にしたことで若者の心を掴んで急成長を遂げた。 そのジュエリー伽羅にとって一大イベントとされる、販売目標達成記念表彰式の札幌開催が迫っていた。 そのイベントの最重要人物の水野社長が、開催ホテルの一室で惨殺された。 同行していた社長秘書・塚本珠代が真っ先に疑われてしまう。自分では解決は無理と察した珠代は、宮之原警部に協力を依頼したのだった。 札幌を舞台に事件解決に挑む宮之原警部をあざ嗤うかのように、惨劇がつづいていく――。 宮之原警部は、存在意義を問われてしまう!
  • 烙印
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    江戸川乱歩や甲賀三郎と同時期に活躍した探偵小説家。サスペンスに富む作風は現代でも充分読み応えがある。探偵作家クラブ賞受賞のちに探偵作家クラブ会長を務める。由比祐吉は追い込まれていた。亘理子爵の私財の遣い込みを知られたが返済の見込みは無い。令嬢との結婚を夢見ていたがこのままではそれも破談してしまう。このまま破滅するよりもいっそ亘理子爵を自殺に見せかけて殺すことはできないか……。「烙印」他に「金魚は死んでいた」「贋悪病患者」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 明治開化安吾捕物帖 一
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    1~5巻110円 (税込)
    純文学、歴史小説、推理小説、随筆など多彩なジャンルを執筆。その独特な性格と作風から無頼派、新戯作派と呼ばれる。名探偵結城新十郎登場。明治の前半頃、神楽坂に住む新十郎は元徳川重臣元旗本の子孫で洋行帰り。手腕を買われて警視庁からたびたび要請され事件解決に乗り出す。勝海舟もなるほどと思わせるような名推理を披露するものの、しかし真相は?果たしてどちらが真犯人を捕まえるのか。四話収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 海と初恋と、ガラスのような君の記憶
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    小樽で暮らす高2女子の映(はゆる)は、訳あって四姉妹でミニシアターを営んでいる。そんな初夏のある日、シアターを手伝う映が出会ったのは、いつも同じ作品を観にくる不思議な青年・海里だった。映画好きの共通点がきっかけで親しくなり、蒸気時計や青の洞窟などの名所を一緒にめぐる二人。しかし実は海里には、本人さえ知らない衝撃の秘密があって・・・・・・。ガラスペンのように青くて脆い、忘れられない恋の物語。
  • はみだし者 僕はバーバーショップを表現する
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    1巻1,760円 (税込)
    少年鑑別所に行くほどヤンチャだった僕でも、理容師になる夢を実現できた。 「無茶をしろ!こわがるな!スキなものを追求しろ!」 自分を曲げることができずに生きてきた男が、〝いまを生きる若者〟に贈る、熱すぎるメッセージ! 僕はずっとはみだしてきた。 これからもはみだし者であり続けるだろう。 だが「はみだせ!」とは言えない。はみだすことが目的ではないからだ。 目的はあくまで〝自立〟であり、〝好きなモノ〟を追求することだ。 その過程を恐れるな。 はみだしてもなお、あなたは社会の一員なのだ。 それを忘れないで欲しい。それはきっとあなたを光り輝かせる。(「終わりに」より)
  • 変身願望 新装版
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    上野公園でホームレスの男が凍死した。その年のはじめての凍死者と新聞が報じたことから、男の素性が判明する、 なんと大臣経験もある有力な代議士だった。彼はなぜ身をやつさねばならなかったのか。 十津川警部は真相を求めて、捜査を開始する。 短篇の妙を存分に味わえる秀作集。
  • 青く滲んだ月の行方
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    「ここからどうすればいい?」僕がこう思っている時、きみは。 若者の真実を描く感動共作!! 何かを「好き」と言える人を眩しく感じる隼人、 「女の子との遊びはクレーンゲームみたいなもの」と言ってみせる大地、 高校時代までは、周囲から認められて自信を持っていた和弘、 仲間が何に苦しんでいるのか分からず、寄り添えない自分に絶望するBーー 「なりたい自分」に向かってひとり藻掻く、"大人未満"の4人の物語。 『茜さす日に嘘を隠して』(真下みこと)と繋がる世界ーー ●ニシダ(ラランド) あの頃の感受性が戻ってきて痛くて気持ちいい。 ●瀧井朝世(ライター) どんな人間にも、その人だけの真実があるのだと改めて気づかされた。 <第1話 端正な夜> 恋人の咲良に別れを告げられた隼人。1年半付き合っていたはずなのに、胸は痛まないことに動揺する。サークル同期の皐月は、自分の好きなことを活かせる業界に就職したいらしい。それに比べて隼人は、手堅い企業ばかり受けていた。恋人と別れて「悲しい」、サークル活動が「楽しい」、あの会社に「就職したい」。それは、本当に自分の感情なのかーー? <第2話 街の地球人たち> 大学2年生の大地は、女の子を絡め取って過ごしている。友達の俊也は最近また、彼の人生を狂わせた女と連絡をとっているらしい。サークルのあの子も、マッチングアプリで出会ったあの子も、幼なじみの俊也のことさえも、全然わからないーーそうもがく大地がとった行動とは? <第3話 途方> 留年続きで三回目の大学3年生となってしまった和弘。ついに実家に帰らなくてはならない――。喫煙所で出会った綾香が、なぜか和弘の帰省に付き合うと言い出し、一緒に海沿いの故郷へ向かうことになった。大学に入ってからずっと「何かが違う」と感じていた和弘。過去と現実の間で揺れる、二人の逃避行が始まる。 <第4話 αを待ちながら> クラスメイトのAが自殺した。放課後、校舎の三階から飛び降りたらしい。演劇部のBは、それからなぜか脚本が書けない。空想の悲劇とは違う、本物の悲劇。今まで書いてきた不幸な出来事について、自分は何を思っていた? 無自覚な残酷さについて思い悩むBは、非常階段でαと出会う。どうやら、彼女もAの自殺について考えることがあるようでーー <第5話 逆三日月> 就職して2年半、隼人は後輩の大地と大学の学園祭に顔を出した。いつまでも続くと思っていた学生生活が今となっては遠く、当時心に秘めていた自分に対する葛藤や悩みも、すっかり過去のものになってしまったと気がつく。一方で、最近の大地は特別な女性との付き合いを続けているらしくーー
  • 広重殺人事件 新装版
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    広重は幕府に暗殺された? 若い浮世絵学者津田良平が“天童広重”発見をもとに立てた説は、ある画商を通して世に出た。だが津田は、愛妻冴子のあとを追って崖下に身を投げてしまう。彼の死に謎を感じた塔馬双太郎が、調べてたどりついた意外な哀しい真相とは? 深い感動の中で浮世絵推理三部作ついに完結!
  • 文藝 2025年秋季号
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    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【創作】 児玉雨子「目立った傷や汚れなし」 フリマアプリせどりのサークルに加入した翠(すい)。物の価値を見極める活動に高揚する一方、休職中の夫への愛情は下降し―価値をめぐる快楽と葛藤がバキバキに交差する! 佐佐木陸「ごみのはての」 「この世界は、にせものなのよ」。ごみ屋敷でめぐりあう便利屋ども×老婆×闇バイトの男たち。噓と真実をめぐり、声なき者たちの叫びが炸裂する文藝賞受賞第一作! 小原晩「今日はユーカリ食べちゃったから眠くて眠くて」 百子(ももこ)は心ぼそくなると、同じマンションに住む山彦(やまびこ)さんに会いに行く。恋人である川太郎との生活や、過(よぎ)る母の記憶。そしてまた水曜日がやってくる。気鋭が紡ぐ再生の物語。 【新連載】 いとうせいこう「難民移民モノローグ」 日本に生きる難民移民、そして支援者。よるべない地で生きぬく人々の足跡がいま編みなおされる――文学とノンフィクションの臨界点。 岸政彦「犬は人生」犬は飛行機 ある日、家族になった元野犬の保護犬「ちくわ」。日々繰り返される愛おしい時間のなかに潜む、かつての喪失。見つめ直される「生」と新しい家族の形とは―― 【特集 戦争、物語る傷跡】 ◎鼎談 小林エリカ×永井玲衣×奈倉有里「語りたい、でも忘れたい」終わらない記憶と対話 ◎創作 村田沙耶香「忘却」 言葉を失った「私」が従事するのは、自殺幇助のアルバイト。忘却することで生き延びる日常の果ては―― 柴崎友香「おだやかな日常について」 ロサンゼルスの風景に潜む、歴史の沈黙と語られなかった言葉。日々の記憶が時空を超えて重なり合う。 町屋良平「少年AB」 立川、熱海そして京都。ある事件の記憶をかかえる朝見(あさみ)があの日「われわれ」に返したかった言葉とは―― 芦沢央「ペグマン」 正しくありたい。しかし調べるほどわからなくなる――ガザに心を飛ばし苦悩する作家が逃げ込む先は? 高橋知由「咬傷」 術後の譫妄(せんもう)の中で聞いた戦争の報と首に残る「咬み跡」。現実か幻か、身体が記憶した傷が静かに疼く。 ◎エッセイ 宮地尚子・清水加奈子「〈内海〉の声は聴こえるか」 五所純子「青っ恥」 大田ステファニー歓人「八十年ぶんのかさぶた」 マユンキキ「父の傷、私の傷」 大前粟生「戦争の身体」 ◎読書ノート 齋藤美衣「傷跡をまなざすための読書」 ◎論考 信田さよ子「被害と傷、そしてトラウマ」 【連載】 朝吹真理子「ゆめ」【最終回】 岸本佐知子「尻 on fire 日記」【第2回】 柳美里「JR常磐線夜ノ森駅」【第7回】 皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第8回】 町田康「ギケイキ」【第48回】 山本貴光「文芸的事象クロニクル」2025年3月〜5月 【季評】 水上文「たったひとり、私だけの部屋で 労働と文学」2025年3月〜2025年6月 第9回「日本語で読みたい韓国の本翻訳コンクール」、募集開始 【書評】 吉本ばなな『ヨシモトオノ』【評】前川知大  向坂くじら『踊れ、愛より痛いほうへ』【評】伊藤亜和 パーシヴァル・エヴェレット 木原善彦訳『ジェイムズ』【評】中村隆之 綿矢りさ『激しく煌めく短い命』【評】坂崎かおる  町屋良平『生活』【評】井戸川射子 カミラ・グルドーヴァ 上田麻由子訳『人形のアルファベット』【評】小野絵里華 中原昌也『焼死体たちの革命の夜』【評】芦花公園 第63回文藝賞応募規定 次号予告・著者一覧
  • 「紅藍の女」殺人事件【決定版】
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    浅見光彦、わらべ歌の謎に挑む! 〈はないちもんめ〉に秘められた過去の忌まわしい記憶と連続殺人! 自作解説、浅見光彦ミステリー紀行の当該作品エッセイ、山前譲氏の新たな解説を付して決定版として刊行。 将来を大いに嘱望される新進ピアニスト三郷夕鶴は、父伴太郎の誕生会の日、見知らぬ男から父への伝言を手渡された。 紙片には「はないちもんめ」とだけ書かれていたが、それを見た伴太郎の表情はかげった…。 伴太郎の古い友人で古美術商の甲戸天洞の娘麻矢は夕鶴の親友。 「はないちもんめ」の意味を探るため、夕鶴はルポライターの浅見光彦に会うが、同席するはずだった麻矢から、天洞の死の報せが…。 傑作長篇ミステリー。
  • 新訳 ウィニー・ザ・プー&ハウス・アト・プー・コーナー
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    1巻1,320円 (税込)
    本書は、英国の作家、A.A.ミルンが書いた児童文学の名作、『Winnie-the-Pooh』と『The House at Pooh Corner』の2作を現代風に翻訳したものである。 本書は三つのパーツから成り立っている。一つ目は2作品の訳文である。本文の翻訳に当たっては、訳として正確であることを期するのは当然であるが、多くの方々に親近感をもってもらえるよう口語表現を多用することを心がけた。冒頭の「現代風に翻訳した」とはそのような意味である。 二つ目は各章末の注である。ここでは、原文のなかの難解な単語や表現を著者なりに解説している。また、内容理解を深めるために参考となるような事柄も注のなかに記してある。 三つ目は本書の最終章「主なキャラクターについての寸評」である。ここでは、各キャラクターたちの特徴を簡単に述べるとともに、併せて、ミルンが描きたかった世界観・人間観について触れている。この20世紀初頭の英国に生まれた児童文学が、21世紀の我が国の現状を予言し、さらにそれに対する厳しい批判となっていることについて、例を挙げながら説明している。 最後に、本書は絵本の形を取っていないことを述べておく。プー・シリーズ2作品の魅力の一つにE.H.シェパードのイラストがあるが、本書では著作権の関係でイラストは一切使用していない。
  • 一瞬の虹
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    温かみのある眼差しをもって、人との出会いの機微や一瞬のドラマを切り取り、18のドラマとして表す。テレビカメラに向かって深々と頭を下げた母の姿を描き、手袋の片方を残して行方をくらました少年がいて、映画館の片隅でたたずむどうしようもない父のドラマがあった――。心に豊かさと実りをもたらすエッセイ集。
  • 女のいる暦
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    23歳で文壇デビューしながら、その後不遇の時代が続いた私小説作家の川崎長太郎。東京での執筆に見切りをつけ、小田原の実家物置小屋に棲み、創作に専念すること十数年……。 1954年に娼婦たちとの関わりを描いた『抹香町』で長太郎ブームが起きるが、しばらくすると終息、そして間を置いて再び話題に……という具合の作家人生だった。 この作品は大正期後半、24歳の主人公が私小説の習作に励みながらも食べていくために子供向け読み物で糊口をしのいでいた時期に始まる。その後は27歳、29歳、31歳、33歳、35歳、すこし空いて42歳、45歳と年齢を重ねるたび、その時期に交際のあった女(カフェの女給、若い女流作家、家出した人妻、娼婦、芸者、食堂の女中)との日々を媒介にして大正末から敗戦直後に至る作家生活の周辺を回想するという仕立てで書かれている。 一見、いい気なものだという話にすぎないと感じられるかもしれないが、その筆致に甘さや虚飾はない。愛すべき人間でありながら、とうてい普通の市民としては生きられない「業」を背負ったかのような者たちが懸命に生きる姿が鮮やかに描き出されている。読後感はむしろ清々しささえ湛えているのである。
  • ドキュメント 太平洋戦争全史 上下合本版
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    1巻1,320円 (税込)
    ドキュメント 太平洋戦争全史 上下合本版 『ドキュメント 太平洋戦争全史(上)』『ドキュメント 太平洋戦争全史(下)』収録。 真珠湾奇襲から終戦の大詔まで、1347日間にわたった先の戦争。講談社ノンフィクション受賞作家が、ライフワークとして積み重ねた戦場体験者たちへの聞き取り調査をもとに、太平洋戦争全体を見わたす通史を著した。著者が出会った戦場体験者は、提督・将官・兵士を合わせて計300人超。その貴重な肉声から、戦場で何が起きていたのかはもとより、死力を尽くして闘った日本人の「魂」の真実を描ききる。作戦解説47図を収録。
  • 宇野千代という生き方 愛と美に生きた作家の波瀾万丈な生涯
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    1巻990円 (税込)
    時代を駆け抜けた不世出の女性、宇野千代の真実の物語 明治、大正、昭和、平成――激動の百年を、恋に、文学に、そして美の追求に、わがままなまでに自分らしく生き抜いた女性、宇野千代。作家、編集者、着物デザイナー、実業家と、多彩な顔を持ち、常に時代の先端を走り続けた彼女の波瀾万丈な生涯を、綿密なリサーチと豊かな筆致で鮮やかに描き出す、感動の長編小説。その知られざる素顔、胸に秘めた情熱、そして幾多の困難を乗り越えてきた不屈の魂に迫ります。 恋も仕事も、情熱のままに。愛と美を貫いた百年の軌跡 故郷・岩国での多感な少女時代、文壇への華々しいデビュー、尾崎士郎や東郷青児といった芸術家たちとの燃えるような恋、そしてその体験を昇華させた不朽の名作『色ざんげ』『おはん』の誕生。さらに、日本初の本格的ファッション雑誌『スタイル』を創刊し、編集長として、また着物デザイナーとして一世を風靡。事業の成功と挫折、幾度もの結婚と別離を繰り返しながらも、常に前を向き、新しい「かたち」を求め続けた彼女のエネルギーは、読む者に圧倒的な勇気を与えます。 2026年NHK連続テレビ小説「ブラッサム」のモデル、その生涯を深く味わう そのドラマチックな人生は、2026年秋から放送されるNHK連続テレビ小説「ブラッサム」のモデルとしても注目を集めています。宇野千代のより深い心の葛藤や、彼女を支え、あるいは翻弄した人々との濃密な人間模様を、小説ならではの筆致で丹念に描き出します。「花が咲き誇る」ような彼女の人生の真実を、より深く味わうことができるでしょう。 今こそ読みたい、明日への希望と「幸福」のヒント 「行動することが生きること」「幸福は幸福を呼ぶ」――宇野千代が遺した数々の言葉は、時代を超えて私たちの心に強く響きます。彼女の生き様は、先の見えない現代を生きる私たちに、自分らしく輝くためのヒントと、どんな困難にも負けない勇気を与えてくれるはずです。ページをめくるたびに、宇野千代という稀代の女性の息遣いを感じ、読み終えた後には、きっと温かい感動と明日への希望が胸に灯るでしょう。
  • P+D BOOKS 苦の世界
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    1巻825円 (税込)
    「苦」を諧謔的に描く“小説の鬼”の出世作。 「なぜ、あなたは、私がはじめにあなたと一しょになろうといった時に、いけない、おれは甲斐性なしのいくじなしなんだから、と白状してきっぱりとことわらなかったんです。……いくじなし」  日々、妻のヒステリー発作に悩まされている売れない画家の住友。要領が悪く、お金もない住友を、住友の親がいようが、近所の目があろうが、おかまいなしに大声で騒ぎ立てる妻の存在が、彼にとっては「苦」そのもの。  さらに、芸者の恋人を父親に奪われてしまった住友の友人、妻の親によって妻を芸者に売られてしまった周旋屋、じつは家族につまはじきにされていた住友の妻など、苦しい思いをしている人々を、ユーモラスに描いた作品。  大正から昭和にかけてさまざまな作品を発表し、芥川龍之介や直木三十五、水上勉らに多大な影響を与えた“小説の鬼”の出世作。
  • P+D BOOKS 馬よ花野に眠るべし
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    1巻825円 (税込)
    輜重兵にスポットを当てた異色の戦争文学。 「どうせ、向うが闇の世を生きるのやったら、今日まで仲よかった馬と一しょに、あしたから暮したかて……かめへんやないか。わしは、この馬が好きなんや」  終戦直前に軍馬の世話をする輜重特務兵として徴集された肥田善六。馬を忌避する習慣のある地に生まれた善六だが、担当する馬・敷島と暮らすうちに絆が生まれ、復員時には全財産をなげうって買い取ることに。敷島は大荷物の運搬や農耕などに活躍し、善六はそれなりに蓄えもできたが、映画の撮影に協力したとき、敷島が大事な蹄に致命的なけがを負ってしまって……。戦争の爪痕と時代の変遷、差別したがる日本人の特質、他者への愛情など、多くの要素が盛り込まれた名篇。  併録の『兵卒のたてがみ』は、『馬よ花野に眠るべし』の1年前に書かれたもので、輜重隊時代のみにスポットを当てた吉川英治文学賞受賞作。  いずれも輜重特務兵であった著者の実体験をもとに描かれており、思い入れの強い作品である。
  • 戦後生まれの物語
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    1~2巻605~1,100円 (税込)
    戦後生まれの世代が紡ぐ、ささやかで力強い人生の物語。 敗戦から復興、高度成長を経て激動の時代を生きた人々。 本書には、そんな「戦後生まれ」の世代が歩んできた人生の断片を綴った短編が収められている。家族の絆、仕事への誇り、時代の変化に翻弄されながらも前を向く人々の姿。それは、どこかであなたの記憶と重なるかもしれない。 戦後から平成・令和と生きた世代の足跡を、静かに振り返る一冊。
  • ぼっちな君が泣いた理由
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    海沿いの町に暮らす高校二年生・瀬山流星は、中学の時の部活動退部をきっかけに、人との距離を置くようになる。本当は友だちと仲良くしたいし、青春を謳歌したい。そう思ってはいるものの、どうして良いかわからず、流星はぼっちのまま。かといって、周りから可哀想な奴だと思われないために毎日必死だ。そんな流星に「この曲好きなの? 私も好き」と話しかけてきたのは、天真爛漫でクラスの人気者・月島美月だった――。居場所のない主人公の最初で最後の恋。こじらせてしまった高校生の成長を描いた、笑って泣ける青春小説。
  • 星のない夜を君は見つめている
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    不安定な母に縛られ、窮屈な高校生活を送る森岡瑞希。二年生に進級し、クラスで独特の雰囲気を持つ少女・榊ゆらと出会う。人に言えない苦しみを抱える二人は惹かれ合うが、ゆらは「わたし、十八歳までに死ななきゃいけないんだ」と瑞希を突き放す。自らも親との確執を抱えるため、ゆらに手を伸ばすことを躊躇う瑞希だったが、ゆらの命の期限を目前にして――? 家族と過去に囚われ、生きづらい二人が辿り着く特別な関係とは。気怠げボーイ・ミーツ・ガール。
  • 贄嫁と白蛇の恋紡ぎ
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    閉ざされた村に生きる、病弱な娘・初穂。常に引け目を感じ、生きることを諦めていた彼女に下されたのは、村を襲う災いを鎮めるため、山の大蛇への生贄となる運命だった。しかし、待っていたのは、恐ろしき大蛇ではなく、彼女を花嫁として迎え、惜しみない愛情を注ぐ美しき青年・玖澄。戸惑いながらも、彼の優しさに触れ、心を通わせていく。だが、その懐には、父から託された「大蛇を討て」という、重い使命を秘めた短刀が隠されていて……? これは、絶望の淵から愛によって希望を見出すまでの和風シンデレラストーリー。
  • この世界から消える前に、君の声が聞きたかった
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    声を出せないふりをしている女子高生、凪はある日突然クラスの人気者、戸張から声をかけられる。最初は不審に思っていたものの、次第に打ち解けた二人は「卒業までにやりたいこと」を達成しようと約束する。しかし、卒業間際のある日、突如戸張が海外に転校してしまう。数年後、大学生になった凪は毎年彼から一通ずつ届く手紙を頼りに生きていたが、当時の同級生との再会を機に、衝撃の真実を知ることになり――
  • 帝都六家の隠し姫 かりそめの花嫁は氷の子爵に囲われる
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    帝都の片隅で、母娘つましく暮らしていた美緒。しかし母の死を機に、父の借金のかたとして売り飛ばされてしまう。そんな彼女を救ったのは、南条蒼真。彼は、帝都を魔性から守る六家のひとつ――名家南条家の当主であった。美緒の亡き母も六家の生まれであり、美緒もまた特別な血筋なのだという。蒼真は美緒の血統を理由に、婚約をもちかける。恩に報いるべく受け入れた美緒だったが、ともに過ごすうちに互いに惹かれ合っていき……? 薄幸の少女と愛を知らない青年の大正恋愛奇譚。
  • 出羽三山山伏伝説殺人事件
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    1巻1,540円 (税込)
    山形県庄内地方と出羽三山を主舞台として、人間の生と死と再生の問題に正面から向き合って来た山伏伝説を辿りながら、日本人が現代まで心の底流に抱き続けて来た信仰の内奥に迫る大人のための歴史紀行ミステリー。
  • 戦国十二刻 女人阿修羅
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    小牧・長久手の戦いで徳川家康とともに戦場に赴いた側室・阿茶、関ヶ原前夜に石田方に屋敷を囲まれた細川ガラシャ、伊達・最上和睦前夜の義姫……など、歴史の大事にいたる直前の十二刻(24時間)をその渦中にいた女人の視点から描く異色の時代小説。高遠城籠城戦で敵の織田方すらその勇姿を称賛した諏訪花、吉川元春の嫁取りで知られる熊谷信直の娘、大友宗麟の側室、羽柴秀吉により磔にされた織田信孝の母の七人が描かれる。
  • 川開き~新川河岸ほろ酔いごよみ~
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    下り酒問屋『千石屋』の女将、麻は、並の男より頭ひとつ大きくて、めっぽうお酒に強く、情に厚い。一方、主人の鶴次郎といえば、下戸だが、頭が切れて町内でも頼りにされる存在だ。そんなふたりの元には、密航した子どもやなまりが抜けない役者まで、本日も様々な相談事が舞い込んでくる。巡る季節と人々の心の触れ合いを描くシリーズ第三弾!
  • ねこまた~狸穴素浪人始末~
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    素浪人・猫矢又四郎は麻布飯倉町の荒物屋の用心棒。主家の黒猫かちんとは“猫吸い”で会話ができる。界隈では交合中の男女を刺殺する辻斬りが続き、不穏な空気が漂っていた。そんな中、さる大名家から黒猫招待の報せが来る。かちんと共に屋敷を訪れた又四郎は庭の木の刃の傷に気づき、この主こそが下手人ではないかと疑いを持つ。何度目かの訪問の折、又四郎とかちんを待ち受けていたのは、辻斬りと同じ装束の人物だった。
  • 日本の近代詩を読む
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    明治から昭和へ、近代日本社会と新しい日本語が成立する端境期に生まれた近代詩を、日本を代表する詩人・高橋睦郎が選詩・解説する。
  • 月刊「潮」2025年8月号
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    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2025年8月号 主な内容 【特別企画】 戦後80年目に語り継ぐ「戦争」 「対馬丸の悲劇」を風化させない――次世代への誓い。 平良次子 ≪ルポ≫ 人間魚雷「回天」の悲劇――回天記念館を訪ねて。 粟野仁雄 戦争指導者の「不決断」の責任を問う。 三山秀昭 ジャーナリズムの使命は「被爆の実相」を正しく伝えることだ。 井上泰浩 【特集】 デジタルを捨てよ、町へ出よう スマホ依存があなたの脳に与える深刻なダメージ。 川島隆太 リアルな科学実験は未来をつくる「魔法の宝箱」だ! 米村でんじろう 【特別インタビュー】 岡本三成 コメから賃上げまで、公明党は「やると言ったら、やり切る!」。 【インタビュー】 宮本亞門 命ある限りあきらめないで――能登復興への思い。 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 「魂の独立宣言」篇 【特集】 幸齢社会への第一歩 ≪対談≫ 結城康博 VS 藤岡陽子 介護する人される人ともに豊かになる社会を目指して。 ≪ルポ≫ 認知症は早期発見が大切で、なってからが勝負。(上) 荒川 龍 【新連載小説】 キーウから遠く離れて 宮内悠介 【アスリート列伝】 長嶋茂雄 「長嶋茂雄であることから決して逃げない」若き日の誓い。 横尾弘一 「論じる」という営みを社会へ、未来へとつなぐために。 佐々木俊尚/岩間陽子/與那覇 潤/開沼 博/東畑開人 【ルポ】 「対話」と「尊重」が日本を変えていく――民主主義博物館の挑戦。 南部健人 【新連載】 中国「世界遺産」――都市や名所に刻まれた歴史を辿る 対馬~大陸と日本の中継地点~ 塚本青史 【好評連載】 鎌田實の「ガラスの天井」を破る女性たち 鎌田 實 ゲスト・藤田千代子/ニッポンの問題点 橋本健二 VS 田原総一朗/他 その他
  • 「目を閉じなさい」と言われた教室で薄目を開けていた自分に特殊能力があると思っていたあの頃
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    1巻165円 (税込)
    私、のどか社会人二年目。薄目を、目を閉じているのに自分には見える特殊能力があると思い、窓際の席では空に浮かぶ白い雲は天国へ行く動物だと思い、空にとけゆくまで見届ける使命に集中。鉛筆に顔を描いて遊ばせ、授業を聞かず……。学ぶ大切さに気づいたのはずっと後だった。恩師に申し訳ないことをしたという反省と、家族や周囲の人、友達に心より感謝する一方、なんとなく合わないと感じた「外側」の世界と、無意識に願った幼い頃の自由は、「私なりに」小さくとも温められ……。
  • 神の昏き密室
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    1巻495円 (税込)
    神の暴走か、悪魔の降臨か? 生命の倫理を揺さぶる医学ミステリ  戦場のような救急医療センターから移ってきた医師・刈村健司は、東目黒厚生病院の医療方針に驚いた。老人の末期医療でその名が知られているこの病院では、蘇生処置は一切施さず、医師は患者を静かに看取るのみである。だがその一方、謎の多い施設でもあった。院長の天童しか立ち入ることが許されぬ「祈りの部屋」という霊安室があった。亡くなった患者は必ずその部屋へ運び込まれ、一定時間を過ごす。内部で院長によって死体に施される謎の儀式とは……。長編医療ミステリ。 ●米山公啓(よねやま・きみひろ) 医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。
  • 悪性(マリグナント)
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    1巻770円 (税込)
    医者が進行ガンになり、まったく違う景色が見えてきた  交通事故の入院をきっかけに見つかった、体内の悪性(マリグナント)。末期ガンに蝕まれた心と身体。病室がいかに冷たい環境なのか、患者の立場になって初めて理解する。順風満帆だった開業医の人生が、音もなく崩れてゆく……。家族をないがしろにして仕事に打ち込んできた男が「余命半年」を突き付けられ、自身の生き方を振り返り、そして最後に選択した手段とは? 医療サスペンス。 ●米山公啓(よねやま・きみひろ) 医学博士・脳神経内科医。聖マリアンナ医科大学内科助教授を退職後、東京・あきる野市の米山医院で診療を続けながら、脳の活性化、認知症予防、老人医療などをテーマに著作・講演活動を行っている。著作は300冊以上に及ぶ。趣味は独学のピアノ演奏、油絵やイラストを描くことで、イラストは自身のエッセイとともに雑誌などにも掲載されている。
  • 恐怖症店
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    あなたが、この世でもっとも恐れるものは――ホラー作家・梨 最新小説「恐怖症店」 ウェブ怪談が生んだ 現代ホラーの申し子 《梨》が 〈あなた〉に捧げる (悪)夢のような 物語「恐怖症店」。 さあ、ご一緒に。この先の〈あなた〉へ。 「ああ、欲しい。 それさえあれば、もっと不自由に 生きていけるのに!」 ◎あらすじ ある港街で、女が小さな露店を開いている。 女は、その集落に於いては珍しい黒色の洋袴を履き、寂れた裏通りの一角を陣取るように敷いた茣蓙の上に坐っていた。夕間暮れに、そこだけが影のように黒い。 道を行き交う人々は誰も、その黒い女に目を向けなかった。まるで、その姿が全く見えていないかのように。 ふいに足を止めたひとりの少女が言う。「あの… あなたは――何、なのですか?」 女が営むのは「恐怖症店」。 あなたに運があればめぐり逢い、与えられるでしょう。あなただけのフォビアを。 *2024年~25年、東京・名古屋で約10万人を集めた「行方不明展」の制作陣「梨×闇×テレビ東京・大森時生」が再びタッグを組んでお届けする展覧会「恐怖心展」。本作はその〈episode 0〉にあたる物語です。 [恐怖心展:2025年7/18~8/31、BEAMギャラリー(渋谷)にて開催。 主催:闇、テレビ東京、ローソンエンタテインメント] *本書は電子オリジナルです。表紙デザイン・梨 「恐怖症店」を収録したアンソロジー『令和最恐ホラーセレクション クラガリ』(背筋、澤村伊智、梨、コウイチ、はやせやすひろ×クダマツヒロシ、栗原ちひろ著)も、別途2025年8月5日に文春文庫より刊行されます。
  • 花總家の令嬢は、死神子爵の最愛となる
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    心を読む異能を持つ花總紗夜は、千里眼を騙る詐欺に加担させられ、家族に酷く虐げられていた。ある時遺産相続をめぐり殺されかけた所を、「死神」と呼ばれる銀髪の実業家貴族、煌一郎に救われる。祖父の遺言を守り即日結婚した二人だが、煌一郎は≪前妻が4人とも初夜の翌日に死亡≫する呪いに苦しんでいた。「直接触れてはいけない」という制約にもどかしさを感じながら、紗夜と煌一郎はお互いへの思いを募らせていくが……。
  • 飛べ、と言われた日 主婦から年商1000億企業経営者に転身した女性
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    1巻1,650円 (税込)
    主婦から名経営者へと転身した著者が初めて語る物語 実家の大手アパレルチェーンで仕事を始めたひかる。だが、実態は倒産寸前だった。立て直すために、ひかるは経営に乗り出すが……。 MBOの決断、社内の反発、200億円にも及ぶ借入金の返済……。 ひかるは、いかにして育ち、そして名を馳せる経営者となったのか。 借入金454億円を返済した著者が実体験を元に執筆したビジネス小説! <目次> プロローグ 第1章 白の時代―真っ白なひよこ」 第2章 グレーの時代―主婦からビジネスパーソンへ 第3章 黄金の時代―200億円の借入金を抱えて 第4章 赤の時代から新緑の時代―許し、そして生きる エピローグ
  • 花ことばを聞かせて
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    1巻1,320円 (税込)
    愛されたいだけだった——それが罪ですか。 都会に夢を求め、夜の街に身を投じた由記子。欲望、裏切り、孤独、そして少しの希望——。 自分を守る術として身につけた強がりと、ほんのわずかな優しさの行き先は? ホステス、レズビアンバー、借金、別れ、さらにすれ違う恋と友情。誰にも打ち明けられない日々の中で、彼女が最後に見つけた“居場所”とは。 リアルな人間関係と感情が胸に刺さる、切実な大人の長編小説。

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  • 振袖の謎森 勘違い淑子と丈太郎の不思議な花嫁列車物語
    -
    1巻1,881円 (税込)
    時空を超えた扉の向こうに待つのは、真実か、幻か 花嫁列車に乗り込んだ姉弟が迷い込む謎の世界。 摩訶不思議な猫たちに導かれ、運命の扉が開かれる。 宮城県と福島県を繋ぐ阿武隈急行を舞台に繰り広げられる冒険ファンタジー。 両親を失い叔母と暮らす姉弟・淑子と丈太郎。 淑子が嫁ぐ日、花嫁列車で姉弟を待ち受けていたのは数々の奇怪な出来事だった。 迷い込んだ謎の世界で試練を乗り越えながら、家族の絆や結婚の意味が問い直される――。 不思議な森、謎の預言者、そして宇宙人との出会い……、 すべての真相が交わるとき、姉弟に衝撃の真実が明かされる。

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  • 喰道楽
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    1巻1,672円 (税込)
    味わうこと、それは生きること―― 古い金庫から見つかった先祖たちの日記。 そこには、幕末から昭和にかけて、時代の大きなうねりの中でも愛情とユーモアを忘れず、“美味しく食べる”ことを大切にしてきた一族の生き様が刻まれていた。 古今東西のグルメも満載! 人々の知恵と絆が息づく「食」小説 生まれ落ち、天寿を全うするまでに、私たちは何回食事をするのだろう。 あのとき、あの瞬間、 「うまい!」と思った。 ほろ苦さを噛みしめた。 がんばれる力をもらった……。 「食」を通じて人生を愛し、味わう一冊。

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  • 本音と建前の王国
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    1巻1,567円 (税込)
    人々が“分かり合う心”を忘れたとき、国は二つに割れた。 ナンシン共和国には、本音国と建前国に分かれた世界が広がる。「本音を言ったらダメなの?」少年・岳斗は、人々の心の狭間を探る冒険へ出る。 二つの国の対立を超えて、彼が見つけた答えとは? 心の奥に響く物語。

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  • 物件の怖い話
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    この家、なにか変…? 建物にまつわる戦慄の霊体験が集まった不動産系怪談傑作選! あなたの部屋も、もしかしたら…事故物件や曰くのある土地、忌避された場所で起きる怪異。住んでしまったら逃げられない場所だからこその恐怖── ・引っ越し初日、見たのは酸鼻極まる異形「Y氏の隣人」(黒木あるじ) ・解体中の廃屋から漂う謎の異臭「隣りの事情」(小田イ輔) ・古い倉庫で子供たちが見た老人の謎「自治会の倉庫」(西浦和也) ・エレベーターで遭遇した狂気「そういうものだから」(蛙坂須美) ・新居で娘が遊んでいるのは…「風呂好きな子」(つくね乱蔵) ・家に現れる不思議な子ども、その驚愕の理由「少年時代」(鷲羽大介) ――など書下ろしと過去の最恐作品を選りすぐって収録。 事故物件や忌避された土地にまつわる物件傑作怪談集
  • 一〇八怪談 隠里
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    次々と襲い来る不可思議と恐怖 濃密怪談集! 静岡の深山にある廃村では、恐ろしい異界が口を開けて佇む―― 「第二十五話 京丸」より 恐るべき取材の数を誇る怪談作家・川奈まり子が綴る108話の濃厚濃密な怪談奇譚集。 ・飼い猫を巡る不可思議な思い出話「夢まくらの猫」 ・林間学校のレクリエーションで肝試しを始めたら…「本当になった怖い話」 ・自死を選んだ父とその後「父の心残り」 ・昭和30年あたりに拝み屋をしていたという祖母の逸話の連作「拝み屋チヅ子」 ・毎日昼寝の時に誰かが訪ねてくる夢を見るのだが…「百鬼夜行に盗まれた」 ・再婚を機に引っ越しをした家、奇妙なことが起こり出し…「狂宅」 ・八王子の心霊スポット巡りをしていた最中、迫ってきた物音は…「真夜中の錫杖」 ――など圧倒的筆致で怪異が迫る!
  • 13,328日 ~あなたの時間~
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    1巻990円 (税込)
    当たり前に生きているうちには気が付かないことがたくさんある。その最大のテーマは「命あることの意味」かもしれない。36年間と半年ほど(13,328日間)でその生涯を終えた英樹は、ある日、劇場に招かれる。スクリーンには自分の人生が映し出され、一人で鑑賞する。子どもの頃には分からなかった家族の考えや、親身になってくれた姉の姿を初めて知る。生きているときには見えていなかったものとは……。
  • RI過剰投与
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    1巻1,287円 (税込)
    放射線技師が医師からの指示で小児に与えた放射性医薬品の量が問題になった。メディアは数値だけを取り上げて危険性を強調し、病院内では力関係によって技師にだけ責任が押し付けられた。技師の家庭では、妻や子が誹謗中傷やいじめを受け、そして技師はついに……。正義とは何か? 真実とは何か? 決して一面からでは分からない問題にどう向かい合うべきか? と世に問う医療小説。
  • オラホノ国
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    1巻495円 (税込)
    今の日本を考えるきっかけに! 理想的な国オラホノから見えてくるものは…? 私は、Qさんと知り合う。「オラホノではそんなものはないよ」オラホノとはQさんがかつて住んでいた国で、そこには軍事力も資本もない。「それでどうして外国の侵略から国を守ったり、経済活動をするんです?」教育、徹底した話し合い、欲望のコントロール…、Qさんの話への興味はつきないのだった…。
  • カワセミの君
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    1巻495円 (税込)
    学生時代からの友人、ジュンコさんが亡くなった。訃報を聞いて北海道まで駆け付けた和子だったが、そこで彼女の生きていた日常に触れて──「裂き織り作家─ジュンコさん」。メキシコで暮らす娘のもとに旅をした母。女一人の海外旅行は、見るもの聞くもの、すべてが心ひかれ新鮮で──「メキシコシティはかつて湖だった」。人との出会いと歴史の発見を綴るエッセイ。
  • サワーの水面は夜明けに揺れる
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    1巻693円 (税込)
    同性の恋人に振られたばかりの茜と、アセクシャルで苦しむ太一。“普通”ではないと傷つきながら生きてきた二人が出会って意気投合し、互いの良き理解者となって距離を縮めていく。恋人ではなく、友だちともいえない男女の行き着く先は──。俳優や脚本家として活動している著者がLGBTQ+をテーマに描いた小説家デビュー作。本当の“多様性”とは何かを問う、ごく“普通”の愛の物語です。
  • ホテル ジャスミン
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    1巻693円 (税込)
    窓花は三年前に長谷川文学賞を受賞した小説家。作品を書き終えると「ホテル ジャスミン」で過ごす。コンシェルジュから極上のおもてなしを受け、スパやエステ、季節の料理を堪能する。窓花はピアニストの藤田と出会い、プロポーズされるが昔の恋人とも再会して……。春・初夏・秋・冬と移り変わる季節と揺れ動く恋心、ラグジュアリーなホテルライフを描いた恋愛小説。
  • ほほえみの詠
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    1巻1,089円 (税込)
    著者は「詩を書くということは、私にとって、日記をつけることのようなもの」と語る。そうして生み出された、季節の移ろいや大切な人への思い、折々に感じたことなどをまっすぐに表現した作品の数々から厳選して収載する。「君はもっと素敵な人になるのだろう/そんな君を私はそばで見ているほか/手だてはなく/それでいいと思ってもいる/君のほほえみの/そのそばにいるだけで」(本文より)
  • 異色の恋 母娘ママ友
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    1巻990円 (税込)
    介護施設のデイサービスに通う厚弥季春は、施設のスタッフである夏季と、ほのかに惹かれ合っていた。夏季には三人の子どもがいたが、上の娘二人と末の男の子の年が離れていた。そのため、上の娘の子どもたち、つまり孫たちと自分の末子の年が近く、夏季は娘たちとママ友でもあった。90歳の季春と52歳の夏季。年齢を重ねた者同士の、豊かな絆を感じさせるプラトニックな関係を描いた小説。
  • 黄昏に
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    1巻693円 (税込)
    人生の黄昏を迎え…。定年退職後、一人でマンション住まいをしている真田幸信は、自由を楽しみながら、今後への不安と寂しさも感じている。幸信は、ふとしたことで知り合ったアラフォーの女性、矢島和子に慕情を抱くとともに、彼女の好意以上のものを感じる中で、希望を見出そうとするが…。高齢者を取り巻く問題、そして高齢男性の心の機微を描く小説。
  • 黄身とミルク
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    1巻792円 (税込)
    「一つの星に夢を願ったところ/何だか嬉しくなってくるっと見渡すと/いくつもの星が見えてくる/きっと君はそんなものをくれたんだよ」(「君がくれたまるい月」より)……前作『星の後ろ姿』からつながる月や星をモチーフとした作品たちに、「君」という丸くて優しい存在が新たなエッセンスを加えて……透明感はそのままに、やわらかで明るい雰囲気が感じられる第二詩集。
  • 月の雪路 不適切な今日子と不機嫌な黒桃
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    1巻1,386円 (税込)
    東京から城下町雪路に移り住んできた雅子。彼女がふと入った老舗寿司店で出会ったのは、若き女性寿司職人今日子と、その恋人の黒桃だった。二人の先進的な考え方に触発された雅子は、今日子の夢である実家の『月寿司』を継ぐこと、黒桃と家族になること、の実現のために協力することになるが……。より拓けた未来を模索する二人と、それを支える周囲の人々をスタイリッシュに描いた一冊。
  • 四季を紡ぐ
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    1巻1,287円 (税込)
    二十余年にわたり、新聞の投稿欄や同人誌などに発表してきた詩・五行詩・短歌・俳句・川柳をまとめた。子育て、仕事、日常の出来事、四季の移り変わりなどを映し出した作品からは、言葉に対する真摯な姿勢とともに、時の流れ、著者自身の円熟味などが伝わってくる。2001年から2025年までの作品を収録。「一年を洗ひ流して新日記」「小説は手触り残る紙がいい胸に抱えて余韻に浸り」(本文より)
  • 自虐伝「死ぬまで生きたい」 ─昭和編
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    1巻1,386円 (税込)
    「渉は大学を卒業して、本来の『夢や希望』は一旦、大切な記憶の箱の中にしまい、現実を直視せざるを得なくなった。当時の就職戦線はそれほど過酷だった。渉が就職した1977年の翌年から、一変して大手企業が一般公募を再開すると分かっていたら──」。主人公・七海渉が昭和という激動の時代に揉まれながら成長していく様子を描いた小説作品。
  • 社内スキャンダル
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    1巻594円 (税込)
    企業の派閥争いと足の引っ張り合いが激しい社内で、不正や不倫が日常化している。懲罰委員会の査察が厳しさを増し、社員たちは恐怖に震える。社内の秘密と権力闘争が明らかになるとき、人間関係が複雑に絡み合い、隠し通せない真実が暴かれる。野心、嫉妬、裏切りが交錯する中、正義はどこにあるのか。企業社会の裏側を描いた衝撃の小説が、あなたを驚愕させる。
  • 俊夫
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    1巻792円 (税込)
    昭和28年、山形県の人里離れた場所で生まれた俊夫。電気も通らない小さな集落で、家族と共に厳しい自然と向き合いながら過ごす日々が描かれる。成長する中で出会う喜びや悲しみ、友情や家族の絆が織りなす小説。この本は、戦後の日本の片田舎での生き生きとした生活を通じて、時代と共に変わる人々の心模様を描き出す。読者に郷愁と温かさを感じさせる、心に残る物語。
  • 少年の冒険旅行 日本・中国篇
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    著者のトマス・W・ノックスが来日したのは西南戦争が終局を迎える明治10年夏。彼は翌1878年パリ万博の国際審査員アメリカ代表として時計部門を担当することになり、その途上、大西洋航路をとらず太平洋航路をとって日本に立ち寄った。その後中国、インドネシア、タイ、インド、エジプトなどを歴訪、その体験を元に青少年向け冒険小説全五巻を書き上げた。本書はその第一巻である。
  • 天使の誓い/桜のお守り
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    1巻495円 (税込)
    わたしが鮮明な白昼夢の中で出会ったその人は、過酷な自分の運命に苦しみ、もがいていた──(『天使の誓い』)。偶然の出会いをきっかけにして創りだした「お守り」によって、大事な人との時間が動き出す──(『桜のお守り』)。日常に差し込んだ閃きから、運命が大きく動き出す、二編の物語を収録。読む者の心に運命のきらめきを灯す短編集。
  • 比類なき星たち
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    1巻990円 (税込)
    マティスの描いたイカロスは、飛翔しているのか、それとも落下しているのか──。2003年、石垣島。23歳の真澄は澪音と出会った。画家の父を持つ真澄と若くして有名になった詩人の澪音。二人の運命的な出会いから、芸術に魅せられた彼らの物語が始まる。ボードレール、アンリ・マティスの作品を巧みに織り込みながら、過去の傷を抱える二人が歩む再生の旅路を描く力作。
  • 隣に座った謎
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    OL弓場佐貴子が帰宅する電車に乗った時、隣に座った見知らぬ中年女性が話しかけてくる。ある強盗殺人事件が、計画的な殺人だったと言うのだ。彼女は次々にルポライターが突き止めた事件の概要を話してくる。一体、なぜ佐貴子にそんな話を? 一方、世間ではクイーンと名乗る義賊が話題に。捜査二課ではクイーンと強盗殺人事件の関係を知る。そして、明かされる驚きのラストは…。
  • アイムホーム
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    1巻2,200円 (税込)
    家、部屋、身体、生活ーー詩人・向坂くじら、最新作品集。 一冊の窓から強風が入る。 “ただいま”と帰ってきやがった孤独も まっとうに味わう恵みの讃歌。 杉咲花(俳優) 【目次】 【著者】 向坂くじら 詩人。2022年埼玉県桶川市に「国語教室ことぱ舎」を設立し、小学生から高校生までを対象とした国語の指導を行う。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」でアーティストとしても活動。著書に詩集『とても小さな理解のための』(百万年書房)小説『いなくなくならなくならないで』(河出書房新社)エッセイ集『ことぱの観察』(NHK出版)『犬ではないと言われた犬』(百万年書房)、共著に『群れから逸れて生きるための自学自習法』(明石書店)など。1994年名古屋生まれ。慶應義塾大学文学部卒。
  • 現代ユウモア全集 8巻『ゆがめた顏』 正木不如丘
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    「第二の漱石」とも称された、日本における医者兼作家の先駆者が描いた、傑作25作品を収録。 正木不如丘は、医者兼作家。竹久夢二、堀辰雄、横溝正史らが入院した、日本初の高原サナトリウム=富士見高原療養所の初代院長を勤めた人物で、文筆もこなし、大正末から昭和前半にかけて、文芸誌から大衆娯楽誌、大手新聞まで様々な媒体に作品を発表、「第二の漱石」と囁かれたことさえあった。さらに、徳冨蘆花の主治医を務め、最期も看取った。 本巻には、1922年~1927年頃にかけて新聞や雑誌に掲載された25作品を収録。随筆と小説がメインだが、その境目が見分けにくい作品もあり、読み進めるうちに徐々に虚実が曖昧になってゆくような構成にもなっている。 前半は、臍の手術にまつわる患者の訴えを題材にした喜劇「臍の悲」をはじめ、「すつぽんの血」、「腹中のコレラ菌」、「誤診物語」、「王手飛車取り」など、病院や患者にまつわるエピソードを披露する、不如丘が開拓した〝医者物〟と呼ばれるジャンルで、医療現場の悲喜交々を面白おかしく紹介している。 中盤~後半にかけては、作者の経験談と同一視しがたい、医業を中心テーマとしない小説や、叙情的な哀感を漂わせる作品が並ぶ。山間の因習と神秘を材にとった「神代櫻」は、どこか泉鏡花を思わせる民俗的世界観に何とも要約しがたい物語の余情を漂わせ、老医師と老馬の絆を中心に懐旧的な風景を映す「靑」など、割り切れない人情や世相を情緒豊かに描き出す筆致には、作家としての幅の広さを感じさせられる。 発刊当時の旧字体総ルビに加えて、より読みやすくした新字体バージョンも新たに追加収録している。解説文は日本のユーモア文学研究者、追手門学院大学准教授・佐藤貴之。付録には、発刊当時の外箱や表紙など、当時の貴重な資料を収録する。
  • 日本エキゾチシズム文学史
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    日本から外国へのまなざし、外国から日本へのまなざしを、歴史と地域を横断して幅広く解き明かす10章。先人たちや現在の日本人が、古来外国をどのように見て、感じてきたかを、その表現から解き明かす一冊。 日本文学史の中のエキゾチシズムという主題を、古代から現代の漫画までバリエーションに富んだテーマで展開している。 例えば、奈良時代の平安貴族が「檳榔」に感じた異国への幻視から、明治期の芥川文学における異国の身体観、中島敦の描く南国、そして現代については漫画『鬼灯の冷徹』の地獄観などが取り上げられている。執筆陣も、様々な国からの研究者が多くを占めている。また、留学生たちから見た現代日本のレポートは、新鮮な視点を我々に与えてくれるだろう。 エキゾチシズム研究において新たな論点を加える一冊になるであろう。

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  • 乃里子三部作 合本版
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    『言い寄る』『私的生活』『苺をつぶしながら』全三冊収録。 160万人が愛した女主人公(ヒロイン)乃里子が帰って来た! 乃里子、31歳。フリーのデザイナー、画家。自由な1人暮らし。金持ちの色男・剛、趣味人の渋い中年男・水野など、いい男たちに言い寄られ、恋も仕事も楽しんでいる。しかし、痛いくらい愛してる五郎にだけは、どうしても言い寄れない……。乃里子フリークが続出した、田辺恋愛小説の最高傑作。
  • 日本の警察シリーズ 全3冊合本版
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    日本の警察シリーズ 全3冊合本版 『焦土の刑事』『動乱の刑事』『沃野の刑事』収録。 東京は壊れつつある。見慣れぬ街に変わりつつある――。 1945年。B29による空襲の翌朝、防空壕の中で女性の遺体が発見される。首には刃物による切り傷が。無数の遺体と目の前のたったひとつの遺体。 これは戦争ではない。個人に対する犯罪だ――。 捜査を進める京橋署刑事の高峰は署長から思わぬ言葉を聞かされる。「あれは、空襲の被害者だ」。殺人事件のもみ消し――そしてまた殺人が起きる。 高峰は、中学からの同級生で特高に籍をを置く海老沢とともに、終戦をまたいで「戦時下の殺人」の犯人を追い詰めていく。 警察小説の旗手が満を持して描く、壮大な警察大河シリーズ、ここに開幕。(『焦土の刑事』)
  • Cocoon第二部 全5冊合本版
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    Cocoonシリーズ第二部 全5冊合本版。 『Cocoon 京都・不死篇-蠢-』『Cocoon 京都・不死篇2-疼-』『Cocoon 京都・不死篇3-愁-』『Cocoon 京都・不死篇4-嗄-』『Cocoon 京都・不死篇5-巡-』収録。 最強の花魁が、帰ってきた! 京都で新たな闘いが始まる! 最強の鬼・平将門を倒し、江戸を破滅から救った瑠璃。しかしその代償は生半可なものではなく、義兄を失い、友の炎を失い、自らも片腕を失った。江戸を離れ、京都にたどり着いた瑠璃は最愛の人を想わせる男性に出会う。つかの間の平穏を得たかに思えたが、京都では陰陽道を使う、不気味な集団が動き出そうとしていた。(『Cocoon 京都・不死篇-蠢-』)
  • Cocoon第一部+外伝+第二部 全11冊合本版
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    Cocoon第一部+外伝+第二部 全11冊合本版 <第一部>『Cocoon 修羅の目覚め』『Cocoon2 蠱惑の焔』『Cocoon3 幽世の祈り』『Cocoon4 宿縁の大樹』『Cocoon5 瑠璃の浄土』/<外伝>『連理の宝 Cocoon外伝』/<第二部>『Cocoon 京都・不死篇-蠢-』『Cocoon 京都・不死篇2-疼-』『Cocoon 京都・不死篇3-愁-』『Cocoon 京都・不死篇4-嗄-』『Cocoon 京都・不死篇5-巡-』全11冊収録。 時は天明。江戸では、夜になると「鬼」と呼ばれる異形の怪物が出没するようになっていた。 強い恨みを抱いて死んだ人間の成れの果て、鬼。並の人間では歯が立たないほどの力を持ち、人々を襲う。 そんな江戸、吉原にある大見世の黒羽屋には、花魁として名を馳せる瑠璃という女性がいた。 ひとたび道に出れば、あらゆる人を虜にするほど美しい瑠璃。 しかし、瑠璃には鬼退治の闇組織「黒雲」の頭領という裏の顔があった。 四人の仲間とともに、瑠璃にしか抜けない刀「飛雷」で鬼を斬り倒し、密かに江戸の平和を守っているのだ。 だがある日、瑠璃の遊女仲間で唯一の理解者の津笠が失踪。 動揺を隠せない瑠璃に無慈悲な運命が襲いかかる。 激しい熱が迸る圧巻の滅鬼譚、開幕。 (『Cocoon 修羅の目覚め』)
  • 代々木怪談  -ノベルアップ+ 夏の夜の怪談コンテスト傑作選-
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    1~2巻1,650~1,980円 (税込)
    本書は小説投稿サイト「ノベルアップ+」(https://novelup.plus/)にて2022年と2023年に開催された「夏の夜の怪談コンテスト」「夏の夜の怪談コンテスト 2023」の優秀作品を収録したホビージャパン初の怪談アンソロジーです。  生々しい実話系怪談から幻想的な創作怪談まで、多彩な“怖さ”を味わえる17篇に加え、2023年の怪談コンテストの審査員であり、本書の監修も務める人気怪談師、夜馬裕(やまゆう)氏による書き下ろし怪談1篇も収録。  ときに怪異に震え、ときに人が持つ心の闇に戦慄する、夏の夜にふさわしい18篇の怪談を心ゆくまでお楽しみください。
  • 謎解き『八犬伝』
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    1巻1,100円 (税込)
    日本を代表する文学者にしてエンタテインメント小説の始祖・滝沢馬琴が遺した『南総里見八犬伝』には、百年後の読者へのメッセージが秘められていた。物語を詳細に解きながらその謎に迫る。
  • 百人一首
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    藤原定家は,小倉山荘室内を飾る障子色紙和歌の染筆を依頼される.定家撰とされてきた王朝和歌の詞華集,百人一首へと繋がる.上代の天智・持統天皇から,鎌倉時代の後鳥羽院・順徳院まで,六百年近くの秀歌選.最大にして最小の日本古典.永く愛誦されてきた.近世までの諸注釈に目配りをして,歌の調べ,味わいを楽しむ.

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  • まるみかん大一番
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    1巻1,584円 (税込)
    みんなの図書館を守れ! 丸美市立みんなの図書館、通称「まるみかん」。 創設50周年をむかえたばかりの「まるみかん」だったが、ある日突然「閉館」することが決定した。 近くの双葉小学校に通う松谷研心ら「まるみかん」利用者たちは、閉館を止めるために力を合わせて声をあげる――。 研心たちは図書館を守れるのか、それともなくなってしまうのか? 「まるみかん」をめぐる戦い、いざはじまる!

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