小説作品一覧

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  • 涙が咲かせた花はちらない
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    夢を諦めた高校二年生の彰は、“無害な存在”として当たり障りのない生活を送っていた。そんな彰のクラスには“学校一イタい子”と呼ばれる花ヶ瀬有栖がいる。ある日、彰が校舎裏にある倉庫を訪れると、嫌がらせを受けた有栖が閉じ込められていた。有栖を救い出した彰は彼女の発案で、『最高にエモい文化祭』の実現に向けて奮闘するはめになる。「君なら、私と最後まで一緒にいてくれると思ったんだ」ふたりは少しずつ心の距離を縮めていくが、有栖は誰にも言えない秘密を抱えていて――。ラスト、ふたりは奇跡を起こす。
  • 闇のお仕事ひきうけます
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    1巻693円 (税込)
    東大在学中に司法試験に合格した超秀才の稲山威澄は、ハーヴァード大卒という見事な学歴をひっさげ、弁護士事務所を開いた。彼の父は日本最大の広域暴力団のドン。調査員として働いているのは組員の政。事務員の女性はなんと、対立している極北連合の会長の孫・清水さやか。奇妙な人間関係ばかりと承知しているので、稲山弁護士は仕事とプライベートを区別しているつもりだが、依頼されるのは裏のお仕事ばかり。少々不満ながらも、仕事はきっちり華麗に解決していく――。肩肘張らずに気楽に読める痛快極上ミステリー!
  • 金鼎国後宮の華妃 追放仙女と呪われた皇子
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    青い瞳と獣操の異能を持つため、忌み子と虐げられてきた過去を持つ燐。仙郷の仙女見習いとなり、人生初の幸せを満喫していたはずが、才能不足で仙郷を追放されてしまい!? 再び仙郷に戻るために試練を与えられた燐は、金鼎国の後宮にあるという仙女の指輪を探し始める。折しも後宮では、太子・紫貴の妃候補――華妃の選定を巡り不穏な事件が続いていた。うっかり紫貴に異能を知られてしまった燐は、後宮のどこかにある指輪と引き換えに、彼に協力して事件を調べることになり……?
  • 明日、死にたがりの君が夏空に消えても
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    家にも学校にも居場所のないミアは、人生を終わらせるためにビルの屋上にやってきた。飛び降りようとフェンスに手をかけたとき、渉という青年に呼び止められる。高校には通わず屋上で小説を書いているという渉に誘われ、屋上通いをはじめたミア。息苦しい日々は続くものの、渉と過ごす時間に居心地のよさを感じはじめていた。しかし、死にたがりのミアを止める渉は、悲しい秘密を抱えていて――。傷だらけの二人の結末に感動!
  • この命が消えたとしても、きみの笑顔は忘れない
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    母を亡くし、親戚の家で暮らす高校生の奈央。友達もおらず、家族とも険悪で、なんとなく死んでもいいと思って毎日を過ごしていた。しかしある日、そんな奈央の写真を撮らせてほしいとクラスメイトの春輝が言い出した。どうしてそんなことを? 反発した奈央に、彼は「死にたかった自分を救ってしまったのが奈央だから」と言う。いつも明るい彼の持つ事情と、彼の優しさにだんだんと奈央は惹かれていくが、二人を引き裂く事故が起きて――。純粋な想いが引き起こす、透明で哀しい奇跡の物語。
  • 新版 散文
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    1巻2,420円 (税込)
    「どこまでも言葉に誠実であろうとしたひとりの詩人の文章を受け取ることができるわたしたちは、このうえなく幸福なのだと言わねばならない」──永井玲衣 旅、音楽、季節、そして言葉。詩人・谷川俊太郎60~70 年代の思索の記録。 旅と出会い。音楽・映画・美術についての感想。日々の思索。書くことへの自問。世界の美しさに人一倍酔いながらも、どんなささやかなものも決して感じつくし、知りつくすことができない自分に奇妙ないらだちを覚える……。詩作の根源にふれた重要な論考「発語はどこにあるのか」「『何ひとつ書くことはない』と書けるということ」を含む、詩人・谷川俊太郎が60~70年代に綴った貴重なエッセイ集。解説=永井玲衣。
  • JOHN FORD POINT(ジョン フォード ポイント)
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    1巻528円 (税込)
    終戦後、進藤たづ子は新制大学に通っていた。英語が堪能で美人のたづ子は、そこでは皆の注目を集めていた。大学の授業では、たづ子が密かに憧れる成績優秀な男子学生に、押えきれなくなった感情が爆発する。その後、たづ子は様々な男性と出会っていく。女性としてたくましく生きるたづ子や、そのほかの人たちが味わった戸惑いや葛藤、解放感を丁寧に描いた小説。
  • モゲラのGハン
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    1巻693円 (税込)
    Gハンはアレルギーだ。反応が起こると、クシャミや鼻水、涙が止まらない。鼻をよく掻くせいで、赤くなって今にもモゲてしまいそうだ。さらに小児喘息との診断も受け、その発作にも苦しめられる。けれどもGハンはそんな自らを「モゲラ」と呼び、あっけらかんと人生を受け入れていく。やがてGハンは、喘息の本当の原因を知る……。時には熱く、時にはおどけて語られる自伝的闘病小説。
  • 星のミュージック
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    1巻440円 (税込)
    金襴緞子の花嫁御寮/すべての者に勝てる者/エバンジュリンの恋の詩/王冠/オードリー・ヘップバーンより美しい人へ/バームクーヘン/ヨーロッピアンラプソディー/凍れる音楽/星のミュージック/夫婦は三世/さぶろうてか/あなたのために/生々流転/青春/花/あなただけ/ブラックホール/メロンパン2割/古い微笑で/かわいい かわいい あなたと言って/などを収録
  • 不死鳥(フェニックス)渡る
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    1巻770円 (税込)
    ノッコとタクの物語は、ここから始まる──翼や嘴があるというタクは、影となり日向になってノッコに寄り添う。一方ノッコは、彼を理想とし目標として生きる意味を突き詰めていく……。不死鳥に見初められたひとりの女性の半生を描く物語。「時空の流れと淀みの上を自由自在に飛翔する、無色透明な光と風の翼。あなたは今何処を飛んでいるのでしょうか。(本文より)」
  • 風見鶏は、朝に飛ぶ
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    1巻1,232円 (税込)
    本作の共著者であるセナの12歳から23歳までの出来事を小説化した物語。複雑な家庭環境の中で青春期を過ごす主人公森川あゆみが、苦難を乗り越えて成長する姿を描き出す。家庭、学校、クラブなど様々な場面で苦境に立つたびに、自分のことよりも家族のため、恋人のためを思い、傷つきながらも強く歩む主人公の強さ、優しさ、そして深い愛情が、読む者の心を揺さぶる。
  • 満ち欠けのない月
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    1巻924円 (税込)
    結婚して十年以上たつ「僕」は、自然妊娠が望めなくなった妻と、ずっと一緒に生きていくつもりだった。しかしあるとき、一回りほど年下の女性と職場で出会い、関係を持った末に彼女は妊娠する。……そこから始まる三人の葛藤。岩手と東京を舞台に、「新しいスタイルへの生き方」へと歩き出すまでの心の動きを、静かな筆致でつづった再生への物語。
  • 尊氏と正成 ともに見た夢
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    「利生」を心に抱く同志として、後醍醐天皇とともに鎌倉幕府を打倒した足利尊氏と楠木正成は、なぜ敵味方に分かれて戦うことになってしまったのか――。第12回日経小説大賞受賞作、待望の文庫化! 私利私欲がうごめく政治の腐敗があるなか、「民がおのおのの本分を為し、生きる甲斐のある世にする」という想いを胸に、尊氏と正成、そして後醍醐天皇という異なる個性を持つ三人が理想の世をかかげた建武の新政が始まった。しかし、公家もそして武家も私利私欲がうごめく政治の腐敗は止めようがなく、尊氏と正成の運命は引き裂かれていく――。「太平記」の時代を新たな視点で描く傑作歴史小説。『利生の人 尊氏と正成』を改題。
  • 急流・富士川 殺意の悔恨 旅行作家・茶屋次郎の事件簿
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    少女は何かを隠している―― 恩人の娘が高架橋から何かを投じた… 不慮の事故に偽装された事件の真相とは?   甲斐と駿河を結ぶ日本三大急流で起きた最難関の事件に茶屋が挑む!  人気旅情推理、名川シリーズよ永遠に!  南アルプスを源流に駿河湾へと注ぐ、日本三大急流の一つ、富士川。旅行作家の茶屋次郎は、流域に住む知己の釜石を尋ねた。 釜石から娘の菜々緒がバイク事故で恋人を喪って以来、気掛かりな行動をとるようになったと聞く。茶屋が菜々緒を尾行するや、新東名高速の橋から何かを落下させる少女の姿が! この行動の真意が明らかになった時、凶暴な暗い事件の謎も解かれ……。
  • 拵屋銀次郎半畳記 侠客五〈新装版〉
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    圧倒的なスケールで描く、撃的ベストセラーの大河シリーズ第1期完結! 大坂・天王寺村。尼寺の月祥院に銀次郎の姿があった。 次席目付の伯父和泉長門守の命により、新幕府創設の陰謀渦巻く大坂入りした銀次郎はまず、不名誉な死を遂げた父・元四郎の墓に詣でた。 そこで出会った絶世の美女・彩艶尼との過去の縁を知ることに…。 やがて銀次郎のもとに、幕府監察役員会から、大坂城代、大坂定番ら五名の抹殺指令がもたらされた。 その夜、大坂城近くの火薬庫が大爆発し市中は混乱の極みに!? 娯楽文学の王道を貫く銀次郎大河シリーズ圧倒的新展第1期完結!銀次郎に暗殺指令くだる!
  • アオハルスタンド ~福島県立桜堂高校野球部の誓い~
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    「甲子園のグラウンドにあいつと立ちたい」――文字の読み書きがうまくできない識字障害を抱えつつ、周囲の助けを得ながら、大好きな野球に打ち込む円谷桃李は、小学生の頃、一緒に桜堂高校野球部に入るという約束を残して突然、東京に転校した幼馴染の寿上明日馬との再会を夢見ていた。が、晴れて入学した高校に明日馬の姿はなかった。しかも彼は、同じ福島県内の強豪私立高校に、期待の新人エースとして迎えられていた。桃李は同じ中学だった赤名光と再びバッテリーを組んで甲子園を目指すが・・・・・・。青春野球小説!
  • 黄夫人の手 黒石怪奇物語集
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    大正文壇の寵児にして、追放され忘れ去られた異端の国際的無頼派作家、大泉黒石。死んだ女の手が怪事件を引き起こす「黄夫人の手」ほか、黒石怪奇小説の傑作・主要作8篇を精選。新装復刊。
  • マイ・バック・ページ
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    ベトナム戦争、全共闘運動、連合赤軍事件。騒乱の60年代末、若きジャーナリストとして体験した、青春の蹉跌を描いた伝説の回想録。
  • タイタス・アンドロニカス 七五調訳シェイクスピアシリーズ〈13〉
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    1巻396円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『タイタス・アンドロニカス』は、1588年~1593年あたりに書かれた最初の悲劇で、残酷な復讐劇である。この作品はローマの歴史劇の設定であるが、フィクションである。残酷趣味のタイタス皇帝が、奴隷らをライオンのいるアリーナに投げ込んで殺されるのを見て楽しんでいたが、ある日アンドロニカスという奴隷を投げ込んだら、ライオンが平伏した。皇帝が理由を問い質すと、ライオンの足に棘(とげ)が刺さっているのを抜いてやったことがあるとのことだった。それが題名になった。この作品には「わけもなく簡単に人を殺し、死体を洞窟に投げ捨て、その妻を自らの性欲を満たすために、兄弟二人で凌辱し、自分たちの罪を告げる手段を失くすために、その両手を切断し、舌を切り取る」話がある。人としてあるまじき行為である。天罰が下るのか。報復行為があるのか。正義とは何かを考えさせられる作品である。シリーズの「13」番目の表紙の色は黒くした。
  • 月刊「潮」2025年6月号
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    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2025年6月号 主な内容 【特別企画】 混迷する社会を生きる知恵 対米・対中外交に求められる持久戦とリアリズム。 益尾知佐子 多様性推進を廃止した米国に未来はあるか。 矢部 武 ≪連載≫ ニッポンの問題点  田内 学 VS 田原総一朗 人手不足の日本は、教育・介護・公務員に労働力を集約すべき。 【特集】 ニュースの“裏側”を読む 多発する山林火災は「温暖化した世界」の前兆なのか。 串田圭司 フジテレビ問題で浮き彫りになった昭和の“呪縛” 武田一顕 不安や困難に支配されないメンタルの鍛え方。 益田裕介 【特集】いま政治に求められること 政治家の境涯を変革する公明党の奮闘に期待。 佐藤 優 公明党が繰り出すトランプ関税×物価高対策。 西田実仁 「家計応援計画」で都議会公明党は都民の暮らしを守る。 東村邦浩 【特集】連載ドキュメンタリー企画 民衆こそ王者 池田大作とその時代 「魂の独立宣言」篇 (10) 【特集】 山海と「高志」の国・富山県 ≪対談≫ 坂東眞理子 VS 柴田理恵 知らないのは県民だけ!?世界を魅了する富山の食・人・自然。 元テレビマン副市長も魅せられた「富山の宝物」探検記。 篠田伸二 ビジネス視点で読み解く「凡人の極致」佐々成政の魅力。 今村翔吾 ≪ルポ≫ 氷見市 藤子不二雄(A)まんがワールドへようこそ! 編集部 【人間探訪】 ふかわりょう 【ルポ】 実業団と大学はどちらが強いのか?――エキスポ駅伝観戦記 酒井政人 【ルポ】 原発事故から14年――書店が町に戻ってきた。 長岡義幸 【ルポ】 大船渡市山林火災の現場を歩く。 粟野仁雄 【好評連載】 鎌田實の「ガラスの天井」を破る女性たち 鎌田 實 ゲスト・加藤登紀子/「故事成語」にはワケがある! 塚本青史/他 その他
  • 詩神の呼び声 バラッドを読む漱石
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    1巻7,480円 (税込)
    夏目漱石は、どのようにイギリス、そして日本の伝承された歌や物語を活用し小説を書いたのか。伝承文学の語りと歌とが漱石に大きな示唆を与えたこと、それらが文学内容にも深く関与していることを明らかにする。 【主要目次】 総論 バラッドを書く   第Ⅰ部 歌と争闘 第一章 なぜ『オシアン』を翻訳したのか(一)――古代スコットランドから 第二章 なぜ『オシアン』を翻訳したのか(二)――バラッドの復興 第三章 古謡と語り――漱石の翻訳詩から小説へ 第四章 バラッドの『夢十夜』 第五章 ウォルター・スコットの明治 第六章 『三四郎』に重なる王権簒奪劇   第Ⅱ部 詩神の声 第七章 スティーヴンソン小説からの伝授 第八章 古代日本バラッドの作用 第九章 『リリカル・バラッズ』から漱石へ 第一〇章 小品の連続性と英詩の役割――『永日小品』   第Ⅲ部 伝承の生成 第一一章『草枕』に息づく伝承 第一二章 古譚と『草枕』 第一三章 古い宗教の生々しい声と『行人』 第一四章 漱石文学に生きる古譚の蛇 第一五章 『彼岸過迄』の彼岸と此岸
  • 賞金犬
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    1巻693円 (税込)
    元刑事が殺された。傍にいるはずの愛犬クロベエがなぜか、消えてしまった――。 その後、獰猛な黒犬が次々と暴力団員を咬み殺す事件が発生。クロベエが復讐しているのか? 切羽詰まった暴力団は黒犬に懸賞金を賭け、クロベエ抹殺に突き進む(表題作)。ほか、「冬に棲む魔性」「炎の河」「石の花」「海の角」「庭師」の5篇を収録。
  • 東海道中膝栗毛
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    神田八丁堀の長屋に暮らす弥次郎兵衛と喜多八は、ふとお伊勢参りを思い立ち東海道を踏破する旅に出る。ノンシャランで能天気な弥次・喜多の道中記だ。品川、川崎、神奈川と行く先々で、なにかとケチをつけ、程ケ谷に至っては「とめ女」の客引きを面白がり弥次はさっそく狂歌をものする。「おとまりはよい程ケ谷やととめ女 戸塚まへてははなさざりけり」。旅先での失敗談や庶民の生活・文化を描いた本書は絶大な人気を博し、作者一九は最初の流行作家となった。巻末には神保五彌氏の詳しい「解説」がある。
  • 心中天網島
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    編者水上勉は近松門左衛門の代表作4編を選び、その雰囲気を保つように心がけ、苦心の現代語訳を提供する。「曽根崎心中」「心中天網島」「女殺油地獄」「堀川波鼓」の4編がそれである。あわせて「お初」「おさん」「お吉」「お種」の4人の女主人公を「近松の女たち」と題して論じる。本編末尾には諏訪春雄氏による「心中の季節」、郡司正勝氏による「解説」を付してある。
  • 伊勢物語
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    「昔、男ありけり」で始まる伊勢物語の集成の「男」とは、在原業平に擬せられてきている。だが、この物語は長年のあいだに多くの人によって書き加えられ、大きく三つの時期・時代の趣味・傾向にそって改変されているのは否定できない。そこで、編者である作家中村真一郎氏はこの点に注意をはらい、従来通りの「定訳」を呈示しながら、その背後にひそむ各時期ごとの矛盾した面白さを明らかにしようとする。巻末には金田元彦氏による詳しい「解説」を付した。
  • 万葉集
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    1巻660円 (税込)
    現存する日本最古の和歌集である万葉集には、天皇、貴族から下級官人、防人、農民など、さまざまな身分の人々が詠んだ歌が4500首も収められている。編者山本健吉はバランスよく代表的な歌を選び、その説明にも多くの歌をひいて幅広い鑑賞の材料を提供する。また額田王、志賀皇子、柿本人麻呂、憶良など代表的な多くの歌人をコラムにして、いっそう深い分析を提供する。巻末には「万葉集とはなにか」と題した中西進氏による解説がある。
  • ツールの司祭
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    1巻550円 (税込)
    「ツールの司祭」とはビロトー神父を指すが、この善人はたまたま借り受けた部屋の女主人ガマール嬢に嫌われる。その背景には中産市民である嬢の、貴族の仲間になろうとする神父への嫉妬と憎悪があった。そうしたなかに積年の野心を抑えられてきたトルーベール師が登場する。師は権謀術数を用いて…この表題作のほかに「女とは」という問題を論じ合う短編「復讐」、作者の社会観・宗教観が披瀝される「フランドルの基督」の2短編を収める。3編とも、新字新仮名遣いに改めてある。
  • 絶対の探求
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    1巻770円 (税込)
    フランスの王政復古の地方都市を舞台に、「絶対」の研究に憑かれ、果てしない情熱でもってそれに打ち込むバルタザール・クラース。裕福だった財産は底をつき、妻ジョゼフィーヌはひたすら夫に献身し犠牲をはらいながら倒れ、娘マルグリットは何とか家を立て直そうと必死になる。だがこのクラース家のドラマは、破滅に向かってひたすら驀進する男の姿の前に音をたてて壊れる。「憑かれた人間」を描いたバルザックの代表作。
  • インドへの道
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    イギリスの植民地だった第一次大戦後のインドを舞台にした物語。英国人女性アデラはインド在住の治安判事で婚約したロニーのもとを訪ねてくる。二人はインド人医師アジズや哲学者ゴッドボール、英国人教授フィールディングらと近しくなる。だがある時、アジズの提案でマラバー洞窟へ出かけ、アジズとアデラは二人だけで洞窟に入ることに。アデラは原因不明の錯乱状態になって洞窟から出てきて、性的暴行を訴え、ついにアジズを告訴する。裁判の経過とともに、英国人とインド人との軋轢が高まっていく。最終的には和解にたどり着くが、それには長い道のりが必要だった。英国の作家フォースターの代表作。
  • マンハッタンの哀愁
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    「四十歳になって、突然私は女たちを理解したいという欲求に駆られた。そのときまで、私は小説のなかで女を、男の登場人物の単なる相手役にすぎないような扱い方をしていた。しかし、実のところ、私は一種類の女しか知らなかったのだ。急に、他の女たちとも出会いたいと思った……デニーズと出会ってから、私は以前とおなじ目線で女と愛をもはや見られなくなった」これはシムノンの告白で、デニーズとは彼がニューヨークで出会った女であり、本作はその時を綴った自伝的小説と見られている。
  • フレンチ警部の事件簿①
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    アリバイ破りの名手ロンドン警視庁のフレンチ警部は、丹念に緻密に足を使う捜査で有名で「足の探偵」の異名をもつ。彼はクロフツの多くの重厚な長編で活躍するが、気の利いた多くの短編でもその片鱗をみせる。ここにまとめた2巻によってその全容が判明する。本巻には「床板上の殺人」「上げ潮」「自署」「シャンピニオン・パイ」以下21編を収めた。
  • マギル卿最後の旅
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    『マギル卿最後の旅』は、推理小説に旅行をとりいれた作家、アリバイくずしの作家、鉄道人であった経歴を持つ作家クロフツの面目が充分に発揮されている小説だと言えよう。その意味では、この小説は有名な『樽』にもまして、クロフツの代表的な作品だと言っていいのではないかと思う。…これは訳者の言葉だが、ロンドンの富豪マギル卿は、息子の経営するベルファストの紡績工場へ行くと称して消息を絶つ。北アイルランド警察の捜査では、血痕のついた卿の帽子が見つかっただけで死体は見つからない。だがロンドン警視庁のフレンチ警部がのり出すと、果然、事件はその様相を一変した。息子の私邸の庭から、卿の無惨な死体が発見されたのだ!
  • 女王の復活
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    ハガードの秘境冒険小説『洞窟の女王』の続編。前作で猿のミイラのような醜怪な姿となってコールの洞窟で息絶えた不死の女王アッシャの、なんと18年後の復活! 『洞窟の女王』の最後で、ホレース・ホリーはつぎのように、はっきりとアッシャの復活を予言していた。「科学と現実の世界に関するかぎり、これでこの物語は終る。レオと私に関しては、この物語がいつになったら終るのか、私には推測もつかない。二千年以上も前にはじまった物語なのだ。漠とした遠い未来まで、はるかにつづくかもしれない」…そして復活は、輪廻の思想の国チベットを舞台にして始まる。
  • レベッカの青春
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    「少女レベッカ」の続編と言ってもよく、「少女レベッカ」の場合とおなじように、女性としての自覚にめざめてゆく一人の少女の心理過程が現実的なさまざまなエピソードとともに語られていく。ただ前作とちがい、それらの出来事は、レベッカ自身の手記や回想という形で描かれ、記述がいっそう内面的になっている。後半には、青春期を迎えた十八歳のレベッカが登場して、繊細な感受性をたたえた、静けさと内省を愛する一人の女性に生長していく。作者は、米国フィラデルフィアで生まれの作家で、英米の若い世代から熱狂的に迎えられ、やがてその名はひろく世界に知られるようになった。
  • 少女レベッカ
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    原題は「サニーブルック農園のレベッカ」…ほこりだらけの田舎道を、旧式な馬車が、がたごと揺れながら走っている。馬車の窓から黒い髪の少女が乗っているのが見える…そういう情景がバックとなって、空想家で、たいへんな情熱家でもあるレベッカの、少女時代から、しだいに女としてめざめてゆく過程を描いた物語だ。発表されるとすぐ評判となり、『若草物語』とならんでアメリカ家庭小説の古典として、いまなお愛読されている。女史は米国フィラデルフィア生まれの作家で多くの児童文学を書いたが、幼児教育にも力を注いだ。
  • フロス河の水車小屋(上)
    完結
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    運命の激流、許されぬ恋、新訳決定版 19世紀半ば、セント・オグズの町はずれを流れるフロス河と、代々受け継がれてきた水車の周辺を庭にして、トムとマギーは育った。お転婆な妹を兄がからかい仲よく遊ぶ牧歌的な生活は、父がある裁判に負けたことから一変。マギーは質素な禁欲生活を送るようになるが、やがて兄の元学友で父の宿敵の息子フィリップや大好きな従妹の婚約者スティーヴンに出会ったことから、運命がさらに大きく動き出す……。 本書は、夏目漱石が読むべき英国女性作家に挙げ、プルーストやヴァージニア・ウルフなど後の欧米文学に大きな影響を与えた作家の、最も自伝的とされる作品である。マギーに投影される著者の膨大な教養は、既訳書では長い訳註つきで物語が分断される形で紹介されることが多かったが、本書では生き生きした描写、脚注なしでスムーズに読め、心に深く響く。激しく切ない愛の物語、新訳決定版。
  • 上地王植琉の私訳古典シリーズ13 パナマ運河建設秘史 蒸気ショベル技師
    完結
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    『新聞王』ウィリアム・ハーストに才覚を見出だされ、ジャーナリストとして活躍した、ラルフ・デラヘイ・ペイン(1871-1925年)の『The Steam-shovel Man』。 1913年にパナマ運河の開通を見越して刊行された本作は、当時の風俗からパナマ運河の工事状況、そして南米をめぐる諸々の陰謀など、二十世紀初頭の南米の風俗を知ることができる傑作。長らく未邦訳となっていたが、この度、新訳&原書の挿絵付き&注釈付きで登場した。 不況のあおりを受けて失業した父親の代わりに、ウォルター・グッドウィンはパナマ運河に出稼ぎに向かうことになる。しかし、いざ到着してもなかなか仕事は見つからず、知らず知らずの内に南米を揺るがす巨大な陰謀に巻き込まれることになる……。 私訳古典シリーズ第十三弾
  • 雀魂 公式アートブック
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    1巻5,280円 (税込)
    キャラクターイラストはもちろんそのほかのイラストも多数掲載! 4月に6周年を迎える大人気ゲームアプリ『雀魂』のファン待望のアートブックがついに刊行! 250点を超えるキャラクターイラストのほか、スタンプ、イベントスチル、誕生日アートなども収録。人気の公式4コマもたっぷりと掲載します。開発チームのコメントやインタビューは必読。カバーイラストは本書のための描き下ろしです! ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 変人作家の担当
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    1巻330円 (税込)
    『変人作家の担当』 (著者:伊藤 テル) たいして期待された作家ではなかった。 見た目、喋り方、手がける作品、すべてが「変人」そのもの。 しかし、井原トアは簡単に言えば、「持って」いたのだ。 そんなある日、変人作家・井原トアに、ある中学校から講演依頼が届く。 渋々引き受けた井原トアと、怖いもの見たさな担当編集の「私」の正反対コンビは中学校へ向かうーー。 果たしてどんな事件が二人を待ち受けているのか? デジタル時代の小説を追求する文芸賞「デジタルノベルコンテストvol.1」受賞作。
  • 水切り
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    1巻330円 (税込)
    『水切り』(著者:野尻武大) やばい学校遅刻しそう 好きな漫画を語り合える友達欲しい… 隣のババア香水の匂いきつすぎーー。 誰も彼もがSNSに直接脳みそがつながっているかのごとく、心の声をダダ漏れさせては無責任な発言を繰り返す。 飽き飽きする日々の中で、少年たちが川で「水切り」を楽しむ姿だけは、キラキラと輝いて見えた。 若き小説家・野尻武大による、疾走感あふれる鮮烈なデビュー作。 デジタル時代の小説を追求する文芸賞「デジタルノベルコンテストvol.1」受賞作。
  • 恐竜さん、こんにちは
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    1巻330円 (税込)
    『恐竜さん、こんにちは』 (著者:森本 凛) 昼寝から目覚めたら、目の前に恐竜がいた。 あまりにも不条理な状況が、ある日突然主人公の女子高生を襲う。 一体なぜこんなところに恐竜が?私が何かしたの?そんなことを考える暇もなく、 まずはこの状況から抜け出そうとするが、何の解決策も思い浮かばない。 果たしてこの絶望的な状況に、光は差すのかーー? 未だかつて体験したことのない、不条理青春恐竜小説! デジタル時代の小説を追求する文芸賞「デジタルノベルコンテストvol.1」受賞作。
  • 学くんは歩く辞書だ
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    1巻330円 (税込)
    『学くんは歩く辞書だ』 (著者:戸部 蘭) 学くんは歩く辞書だ。 学くんは眞鍋琴音の知らないことを何でも知っている。 ただ学くんと話すきっかけが欲しくて、琴音は日々新しい言葉を学んでいく。 「三寒四温」「昼想夜夢」「 会いたいが情、見たいが病 」 新しい言葉を知れば知るほど、学くんのことを好きになっていく。 しかし二人の関係は、不慮の事故によりある日突然変わってしまいーー。 16歳の現役高校生・戸部蘭による、瑞々しさ溢れる恋愛小説。 デジタル時代の小説を追求する文芸賞「デジタルノベルコンテストvol.1」受賞作。
  • ググってカルタ君
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    『ググってカルタ君』(著者:鳩院 ジュノ) あなたの近くにいそうで、どこにでもいなそうな男「カルタくん」。 会社に着ていくにはあまりにカジュアルダウンしたファー付きダウンにギラギラスーツ、足元にはとんがり靴。 電車の中でばったりあっただけのそんなクセ強な男・カルタくんによる徹底的な求愛行為が始まる。 撒いても断っても、しぶとくついてくるカルタくんの魅力にいつの間にか虜に!? カルタくんの邂逅の顛末を、とくとご覧あれ。 デジタル時代の小説を追求する文芸賞「デジタルノベルコンテストvol.1」受賞作。
  • おませさん
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    1巻330円 (税込)
    『おませさん』 (著者:古島結芽) 「わたし、おませさんなの。だから、もうあなたとはいられないの」 ある日突然、うなちゃんがそんなことを言ってきた。 とても年中さんとは思えない言葉づかいに困惑してしまうが、どうやらうなちゃんは本気のようだ。 今までずっと一緒だったうなちゃんとの関係が突然終わったしまったことは悲しいが、僕はそれをちゃんと受け入れなくてはいけない。 お姉さんとして成長していこうとするうなちゃんと、 少し遠くから見守る「僕」の、あたたかな物語。 デジタル時代の小説を追求する文芸賞「デジタルノベルコンテストvol.1」受賞作。
  • 焼死体たちの革命の夜
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    1巻3,256円 (税込)
    病に倒れる直前までに書かれた短篇を集成。馬に乗って新宿を彷徨う「あの農場には二度と」など、時代の危機を先取りする崩壊感覚と、生のあり方を問う真摯さに貫かれた世界水準の傑作。
  • アイドルが私の短歌を推していた!?  ~ミルクティー色の沼に溺れる~
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    1巻1,320円 (税込)
    pixivタイアップ「推し」×ヒミツの恋愛“推し恋”小説コンテスト 優秀賞受賞作品 短歌好きキラキラアイドル×堅実に生きるヒロイン、秘密のシンデレラストーリー 私を推しているフォロワーの正体は、超美形アイドルだった。 冴えない日々を送るOL・志乃葉。 唯一の趣味は、SNSへの短歌投稿。 気の置ける友人もおらず、いつも「いいね」やコメントをくれるフォロワーとはただのネット上の関係……のはずだったが―― 「ファンでした。会いたかった!」 そう言って志乃葉の前に現れたフォロワーは、なんと人気急上昇中の超美形アイドル・詠人だった!! 近づいてはいけないはずなのに、名前を呼ばれるたび、優しさに触れるたび、ミルクティー色の髪が揺れるたび、彼に惹かれていく。 しかし、元カレとの再会、冷酷マネージャーの登場、次々起こる事件が二人に厳しい現実を突きつける。 アイドルと一般人、交わるはずのなかった二人の恋の行方は!?

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  • 親友を推してるヤバいやつの彼女
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    1巻1,320円 (税込)
    pixivタイアップ「推し」×ヒミツの恋愛“推し恋”小説コンテスト 優秀賞受賞作品 友達思いの域を超えた、ヤバすぎる“推し活”!? ハイスペ美男子×クラスの地味オタ、噛み合わない関係が織りなす奇妙なラブ(?)コメディ! 補習帰りにふと目にした、学年トップの秀才・西海十李の切なげな眼差し。視線の先には、彼の親友とその彼女。まさか彼女が好きなのでは?と軽い気持ちで尋ねたことが、すべての始まりだった。 「北田、俺と付き合ってくれ」 まさかの展開に戸惑う地味オタ・北田千鶴。しかし、西海の目的は恋愛ではなく、同性の親友への“推し活”だった!? ダブルデート、盗聴、ストーカーまがいの奇行……理論派ストーカー(?)と巻き込まれ体質女子の行く末は? 常識も倫理もすれ違う、カオスな青春ラブコメディ、開幕!

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  • 山並みの彼方へ
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    1巻1,776円 (税込)
    平穏な人生より、夢と冒険を。 文無しから始めたふたつの会社は、 従業員500名を擁する企業に。 地域に根差し、社会を支え続けてきた男の心の奥にある揺るぎない思いとは―― 人生の真髄を説く自伝的小説

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  • 三代の光陰
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    1巻1,672円 (税込)
    光と影が交錯する三代の物語 “光陰矢の如し” 三世代の家族が共に歩む日々――。 輝く未来と暗い影が織りなす人生模様を通じて、家族とは、そして親子とは何かを問いかける。

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  • 腐りゆく君と遺された私
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    1巻1,980円 (税込)
    「ごめん。俺、死んだ」 幽霊になった恋人と過ごす最後の7日間 二人は忘れられない旅に出る。 死んだら終わりじゃない まだ君にしてやれること 伝えなきゃいけないこと たくさんあるんだ―― 廃墟専門の写真家で自由人の央理と、何でもそつなくこなせるけれど夢中になれる物がない蛍夏。 二人は幼馴染で恋人同士。 ある日、ふらりと撮影旅行に出た央理が幽霊になって帰ってきた。 声は聞こえるのに、視えない触れない、大好きな人。 それも7日後には完全に消えてしまう。 蛍夏はカメラを手に、幽霊の恋人と彼の遺体のある場所まで最後の旅に出る。 穏やかで切ない奇跡のような夏、蛍夏は幼い頃の夢と央理との大事な約束を思い出す……。 大人になる過程でどうせ無理だと諦め、平凡な人生を歩んでしまいがちな多くの人の胸を打つ青春純愛小説。 10代で読んでも大人になって読んでも、その世代ごとに違う涙がきっとある。 爽やかに泣けて元気が出るエブリスタ小説大賞受賞作! ◆表紙特別寄稿 佐野妙先生(「だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!」)描き下ろし漫画
  • 善悪の彼方に~看護学生あずみの事件簿~
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    1~3巻1,320円 (税込)
    愛情、後悔、そして謎――。 火事のあった日のいきさつはこうだ。その日、真琴の父、櫻井良一は仕事が休みの日ではあったが、午後から急ぎの用事があると言って会社に出掛けた。夕方五時頃、仕事を終えたところで、これから実家に寄って帰るつもりだと妻に連絡を入れている。(中略)しかし鑑識の結果、明らかに火元は居間のストーブの火の不始末が原因とわかった。消したつもりのストーブにカーテンの一部が燃え移って全焼したのだ。(本文より) 事故なのか?放火なのか? 空白の四時間と三件の火災の謎を解明すべく 看護学生・篠原あずみの推理が始まる。 【目次】 1 はじまりの火事 2 そして二軒目…… 3 課題 4 行方不明 5 ふたたび現場へ 6 病院バイト 7 逮捕者 8 空白の四時間 9 故意と過失 10 ライターの持ち主 11 放火犯 12 善悪の彼方に 【著者紹介】 〈著者紹介〉 叶浦みのり(かのうらみのり) コロナ禍で小説を書き始める。 趣味は偏った読書。好きな作家は松本清張。

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  • LAST END
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    1巻1,089円 (税込)
    死後の世界に、人々が次々とやってくる。10代から70代まで、年齢も性別もバラバラの彼らの共通点は、自ら命を絶ったということ。死後の世界の案内人は、彼らに問う。「ひとつだけ願いを叶えましょう」と。願いを叶えるため現世に戻った彼らは、皆、生きていた時に見えていなかったもの、知らなかった真実を知る……。死後の世界を描きながら、生きる意味を考えさせられる。
  • ゆめはこ
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    1巻1,584円 (税込)
    「僕たちはしばらく沈黙した。そして、それぞれ死にたいしての距離を測りなおしているようだった。その空間は不思議とこころが休まるようなものだった」(『カノン』より)あなたも憶えているかもしれない、この想い……。それは心象風景か現実か──。安定と不安が織りなす11篇の、心を揺さぶる中短編集。あなたの心にはどのように響きますか?
  • ライラックの花言葉
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    1巻594円 (税込)
    昭和30年代、学校で仲間はずれにされていた真理と礼子は自然と仲良くなって行った。しかし礼子は、六年生の時に夜逃げ当然に引っ越してしまう。そこから二人の文通が始まった。礼子は引っ越し先で友達を作り、手紙を通してそれを伝え、真理の友達作りを応援してくれた。ところが突然手紙が来なくなる。礼子に何が起きたのか? 一般家庭には電話がない時代のノスタルジックな物語。
  • 悪い人だったら、よかったのに。
    -
    1巻693円 (税込)
    「私さぁ、幸せになっていいのかな? 許されない罪を犯したのに」かつて同級生をいじめるという罪を犯し家に籠もりつづける女と、彼女をそばで見守る男。そして二人の出会いも普通なものではなかった。二人はどうして同居にいたったのか。そして、男の決めたこととは? 罪とは? 幸せになっていいかどうかなんて、いったい誰が決めるのだろう…?
  • 学園家族 自由の森日記
    -
    1巻990円 (税込)
    ここには「再生」の森【チカラ】があり、真【ココロ】の家族がいる。己の人生【みち】がわからなかった青年が、生きる意味と目標を見つけるまでの日々と、ようやく得た居場所で生きることに大いなる喜びを見出し成長していく様子を描いた自伝小説。「もう少しで訪れる『卒業』について、『時間よ止まれ、止まってくれ!』グラウンドを走りながら叫ぶしかなかった」(本文抜粋)
  • 虚像のカリスマ
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    1巻594円 (税込)
    詐欺により大金を失ったトレーダー邦夫と、夜の街で復活を賭けるホステス貴子。二人はお金に翻弄されつつ、真の自由と幸福を求め奮闘する。その過程で「お金が全てなのか」「騙される側に責任はあるのか」という深い問いを通じて、人生の本質と向き合う勇気を問いかける。希望と絶望が交差する現代社会の縮図を、鮮やかに描き出し、読者に人間性の多面性を示す小説。
  • 私の詩
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    1巻594円 (税込)
    言葉に限りがあるならば、人はそれを大切に使うだろう。そうしたならば、その先に綺麗な花の道が開けるだろう、そんな思いで紡いだ詩集。「○寂しさや悲しみから逃げず、すべてを受けいれていくことができたなら、必ずその先には、大きな私が立っている。」「○空から降る雪を見上げると、何だか宇宙に吸い込まれそう。真っ白な雪が宇宙のかけらなら、少しの間、宇宙旅行を楽しもう。」
  • 時の代に抱かれて
    -
    1巻1,386円 (税込)
    元小学校校長の短編小説集。天皇に対する当時の農民の見方を記した「昭和天皇の仙台巡幸記」。戦中・戦後の朝鮮人への民族・人種差別、そして現代のいじめを描く「椿の木の下で」。社会党委員長・浅沼稲次郎の刺殺の瞬間に近づいていく少年と、東北の街で暮らす、同じく十七歳の少年を描く「瞬殺の秋(とき)」。「風樹」は3・11の東日本大地震の自然災害を扱う。
  • 弱むし
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    1巻693円 (税込)
    萬里子は生まれてすぐに母と生き別れたが、祖母に愛を注がれ育つ。実父と暮らすようになるが継母にきつく当たられる。やがて子のない叔父夫婦に引きとられ、萬里子は家で役に立つ子になろうと、健気に振る舞うのだった。表題作の長編「弱むし」と、心優しい恐竜と、足ることを知らない人間の愚かしさを描く「ブラッキオ氏」など短編5篇を収録。
  • 僧侶になる
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    1巻891円 (税込)
    人生に迷う女性が見つけた居場所、そこはお寺だった。東北の寺を巡る親子二代の物語の始まり。顕子は美大に進むも挫折。卒業後は、家業の手伝いや高校の美術教師をしていたが、行き詰まりを感じ、東北へ一人旅に出た。たまたま立ち寄った寺で住職らに親切にされ、請われ、しばらくそこに住み込むことに。そして、実家に戻った顕子は、ある決断をする…。
  • 装飾古墳殺人事件 筑豊地方ランチ、スイーツ食べある記
    -
    1巻594円 (税込)
    筑豊地方の観光・グルメ、そしてミステリーを楽しめる一冊! 定年退職を控える井高志は、中2まで住んでいた筑豊地方を妻と旅することに。地元のグルメを楽しみながら観光地を巡っていた高志は、ある遺跡の近くで殺人事件の第一発見者になってしまう。別の場所でも殺人があり、連続殺人事件として捜査が始まる。二人の被害者は実は…。事件に隠された悲しい過去と友情とは。
  • 飛来美兎短編集
    -
    1巻594円 (税込)
    街をさまよう青年が、橋の上で女性と出会い、彼女のおせっかいに閉口する『橋の上』、砂漠を越える旅人が廃墟で出会った老人に、その土地で起きた事件の話を聞く『城跡』、若者が訪れた旧家で、奇妙な一夜を体験する『昼と夜のはざまで』。古い屋敷の崩壊、自由を求める旅人、仄かに匂う悪徳と死……リフレインされるモチーフが心に響く、琢磨の作品集。
  • 未来への招待状
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    1巻495円 (税込)
    それぞれ旅路は異なるが最終地点は幸福である──。人生は平坦な道ばかりではない。でも人は立ち向かう勇気も、負けない強さも、時には逃げる知恵も持っているから。そして決して一人ではない。温かい魂は存在する。前を向いて。一歩でも半歩でもいい。笑顔で成し遂げた先に、必ず幸福が待っている。生きとし生けるすべての魂にエールを贈る本。
  • 好きなひとの好きなひと。 ~はじめての恋は、三角関係~
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    大親友と同じひとを好きになったら、どうする――? 私、豊崎仁菜! 大親友の雫と同じ中学に入れて夢みたい! おしとやかで超美少女な雫と私は正反対だけど、お互いになによりも大切な親友なんだ。入学早々、サッカー部のイケメン4人組と知り合っちゃった!? と思ったら、雫がその中のひとり、真田くんを、もしかして好きになった・・・? でも私も、真田くんと話すと、楽しいのに胸がちょっぴり切ない。この気持ちはいったい――? 本のはじめにスペシャルまんがつき♪
  • 双子探偵 詩愛&心逢
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    深崎暮人『冴えない彼女の育てかた』(富士見ファンタジア文庫)×鈴木大輔『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』(MF文庫J)が贈る双子ヒロインミステリー!  2冊同時発売! 超癖になる この双子の会話、行動、そして謎解き。。。? 何故か読めば読むほどハマる超快感 ふたごヒロインミステリー爆誕! 【あらすじ】 白雪詩愛(しらゆきしあ)と白雪心逢(みあ)は、手毬坂女子学園の新入生。 音楽でも小説でも無双する〈天才美少女双子姉妹〉──なのだが。 「……ねえ心逢ちゃん、自分ら過大評価されすぎかも?」 「まあ気持ちいいですけどね、チヤホヤされるのは」 「ていうか自分ら、いつの間にか“探偵”ってことにされてるんだけど」 「祭り上げられるのは美少女の宿命ですよ、詩愛さん」 双子が挑むのは、目安箱と三通の要望書の謎。 だが二人の探偵活動は、学園に思わぬ騒動を巻き起こすことになって…? 著者について 著:鈴木 大輔 第16回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞、「ご愁傷さま二ノ宮くん」でデビュー。同「ご愁傷さま二ノ宮くん」及び、「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」にてアニメ化。ラブコメを筆頭に、高い筆力でミステリからセカイ系まで幅広く手がけている。 イラスト:深崎暮人 北海道出身のイラストレーター。代表作に「冴えない彼女の育てかた」シリーズのキャラクター原案・イラストなど。 IPを通し多くの企業とコラボレーションを行うほか、さまざまなメディアにイラストの提供を行う。 またフィギュア用のオリジナルキャラクターデザイン、プロデュースなど活躍は多岐にわたっている
  • 世界を配給する人びと 遠いところの声を聴く
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    彼らはなぜ”遠いところ”と強く結びついたのか。語られてこなかった声をどのように届けているのか。シリア、マーシャル、マダガスカル、ウガンダ、グリーンランドとつながる5人のライフストーリー。 一番遠くにあるものを引き寄せてつなぐ力。 彼らはなぜ”遠いところ”と強く結びついたのか。 語られてこなかった声をどのように届けているのか。 シリア、マーシャル、マダガスカル、ウガンダ、グリーンランドとつながる5人のライフストーリー。 映画配給に携わってきた編著者が見た、世界の重なり合い。 映画の仕事にまつわるコラムも多数収録。 「いくつかの強国の関係史だけを知ることが、世界史を学ぶということではないはずです。 弱国史という仮想のジャンルは、〈聞く〉ことでスタートするでしょう。 「ほんとうは日本との関係が深い国」と認識を新たにすること、そこにも素敵な隣人たちがいると知ることが、ひとつのゴールになるでしょう。」 (もうひとつの「はじめに」ーー岡田林太郎「〈弱国史〉概論」より抜粋) 【目次】 はじめに 1〈優しきひとさらい〉と出会うシリア 斉藤亮平 「映画配給と私」人生に関わる映画 2〈憶えている〉環礁、マーシャル 大川史織 「映画配給と私」映画が映画館に届くまで[前編] 3 時の止まった島、マダガスカル 武末克久 「映画配給と私」映画が映画館に届くまで[後編] 4 気取らない国、ウガンダ 大平和希子 「映画配給と私」作品の本質を大切に、どう広げ深めるか 5「動物の楽園」に暮らす、北極民族 遠藤励 「映画配給と私」「映画が好き」と言えるまで 「映画配給と私」コロナ禍で気づいたミニシアターを守りたい気持ち もうひとつの「はじめに」ーー〈弱国史〉概論 岡田林太郎 おわりに 【著者】 アーヤ藍 1990年生まれ、長野県育ち。慶應義塾大学総合政策学部卒業。在学中にアラビア語の研修で訪れたシリアが帰国直後に内戦状態になり、シリアのために何かしたいという思いから、社会問題をテーマにした映画の配給宣伝を行うユナイテッドピープル株式会社に入社。同社取締役副社長を務める。2018年に独立。「映画探検家」として、映画の配給・宣伝サポート、映画イベントの企画運営、雑誌・ウェブでのコラム執筆などを行う。アーヤはシリアでもらった名前。 斉藤亮平 1983年東京都生まれ。国立音楽大学卒業後、青年海外協力隊でシリアへ派遣。シリア・ハマ県パレスチナ難民地区の小、中学校で音楽教師として2年間を過ごす。その後、ブータン王国の音楽学校にてピアノ教師、日本の音楽出版社勤務の後、シリア難民支援活動に従事。2017年にJIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)に入職。趣味の料理が高じて中東各地でレシピを収集、定期的に料理教室を主催。また、難民キャンプ専用バンド「ババガヌージュ」を結成し、中東各地の難民キャンプで音楽ライブを行なっている。 大川史織 1988年神奈川県生まれ。2016年に春眠舎を立ち上げ、プロデューサー・藤岡みなみと映画製作・配給を行う。ドキュメンタリー映画『タリナイ』(2018年)で初監督。『keememej』(2022)監督。編著書に『マーシャル、父の戦場―ある日本兵の日記をめぐる歴史実践』(みずき書林、2018年)『なぜ戦争をえがくのか―戦争を知らない表現者たちの歴史実践』(みずき書林、2021年)がある。2024年より春眠舎で出版事業をスタート。本書が初の版元本となる。 武末克久 1976年福岡県生まれ。バニラ商人。九州大学農学部卒。同修士課程修了。オックスフォードブルックス大学国際関係学修士課程修了。製薬会社の開発部門に就職するも911のテロから世の中の理不尽さを感じるようになり、妻のイギリス転勤をきっかけに退職。イギリスで国際政治経済学を学ぶ。帰国後は環境経営コンサルタントとして、企業活動に「環境」を組み込む仕事に専念。2017年に退職後、観光で訪れたマダガスカルのバニラ農園に一目惚れ。合同会社Co•En Corporationを設立し、バニラの輸入・販売を手がける。 大平和希子 1983年富山生まれ。アフリカ研究者。青年海外協力隊、教育機関勤務を経て進学。2023年に東京大学大学院より博士号(国際貢献)授与。2024年より上智大学特任助教。2016年より地元富山で暮らし「富山ゆかりの人からつながるアフリカ」をコンセプトに、遠いアフリカを身近に感じてもらえるような企画や講演会等を実施。主な著作に「慣習的な土地権利安定化に向けて伝統的権威が果たす役割̶ウガンダ西部ブニョロの事例から―」(2020)、「ウガンダに学ぶ」(2021)『フィールドで出会う風と人と土』第6巻など。 遠藤励 写真家。大衆スポーツとなる以前のスノーボードの黎明期を目撃し、90年代後期から国内および世界のフリースタイルシーンに携わり、国内・北米・欧州のボードカルチャーの専門誌やメディアに作品を提供。2007年頃より雪にまつわる作品表現に傾倒し、「snow meditation」や「水の記憶」などの雪や氷河の作品シリーズを発表。長野県・大町市出身・在住。作品集に「inner focus」(小学館)、2023年12月に「MIAGGOORTOQ」をリリース。 岡田林太郎 1978年岡山県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社へ入社し、編集の仕事に従事。2012年、同社社長に就任。2018年、退職。同年4月、ひとり出版社「みずき書林」創業。みずき書林での主な刊行物に、大川史織編『マーシャル、父の戦場』、岡本広毅・小宮真樹子編『いかにしてアーサー王は日本で受容されサブカルチャー界に君臨したか』、早坂暁著『この世の景色』、沖田瑞穂著『マハーバーラタ、聖性と戦闘と豊穣』、山本昭宏編『近頃なぜか岡本喜八』、松本智秋著『旅をひとさじ』などがある。
  • 金の華、冥夜を祓う 花守幽鬼伝
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    1巻792円 (税込)
    花で邪気を祓う男嫌いの花守×名門出身のワケあり武官 皇帝の命令で強制協力関係に!?  志葵国の都・蓬陽は天花により邪気から守られている。 春雪華は天花を育てる使命を持つ花守だが、 近頃邪気が増え、天花の育ちが悪いことを悩んでいた。 同様に、幽鬼を斬り都を守る役目を持つ 冬家当主代理・青雲に確認しても原因はわからない。 それどころか「天花が機能していないのでは」と言われ口論になってしまう。 そんな中、二人は皇帝に呼び出され、 協力して幽鬼を狩り、邪気増加の原因を探る任務を言い渡されて――! 凸凹男女バディの中華ファンタジー!
  • 顔の見えない世界に降りそそぐ君の光
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    視覚的に人を認識することが難しい高校生の葉月は、人と関わりを持たない学校生活に徹していた。 気になるのは、三年前に最寄り駅で名も無き遺体として見つかった少女……。顔も名前もあるはずなのに、誰も少女のことを知っている人が現れない。 葉月とは全く逆の立場ではあるが、なぜか同調してしまう。 そんな葉月の前に現れるようになった学校で人気の男子高生・海斗。海斗と一緒にいると目立ってイヤな反面、彼のポジティブな言葉に幾度となく救われる。 その海斗と、三年前に亡くなった少女の面影を持つ美沙の存在が、少しずつ葉月の生活に変化を与えていく。サスペンス青春恋愛ストーリー。
  • 君と裸足で駆け抜けろ
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    高校1年生の西倉夏希は、誰もいない防波堤がお気に入りの場所だった。ある日、いつものようにモヤモヤした気持ちを抱えながらそこへ行くと、先客がいた。初めて見る顔……と思いきや、よく見ると、園芸委員会で一緒の1学年上の永瀬碧生だった。いつもマスクを付けて前髪で目を隠していたため、すぐには分からなかったのだ。手元にあった、鉛筆で描かれた防波堤の絵を、慌てて隠される。気になった夏希は永瀬のことを調べると、以前は絵画コンクールで優勝するほどだったが、何かのきっかけで高校進学以降、コンクールなどに出ていないことが分かる。結果が出せずに陸上部を辞めた自分と重ね、先輩を知っていく内に、ひょんな事から雑誌モデルをしていることが分かるが――――。一度挫折した二人が再び輝くために取る行動とは?胸キュン青春恋愛小説。
  • 現代ユウモア全集 6巻 『明るい人生』 佐々木邦
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    日本のユーモア小説の先駆けにして第一人者。専業作家となって最初の作品集、全7編を収録。 佐々木邦は、日本のユーモア小説の先駆けにして第一人者。1926年、明治学院大学の講師や慶應大学教授を退職して、作家生活に専念する。本巻は専業作家となってから彼の最初の作品集で、長編「夫婦者と独身者」を始め、「抜目のある男」、「ケチな人の話」、「大量生産者の話」、「重役候補の話」、「理想的良人」、「日記の発心」、の計7編を収録。これらの収録作品で、邦は、深く人間の機微に触れ、健全で明るい笑いを提供する「ユーモア小説」というジャンルを確立することになる。特に「大量生産者の話」や「理想的良人」などでは、この当時で男女を平等な視点で扱い、むしろ女性が強さを発揮する。この作品を読んで、苦笑する男性、すっきりする女性、 たくさんいたことだろう。このような雰囲気に、大正時代の自由主義も感じられる。装幀・挿絵は、田中比左良。漫画漫文だけではなく、美人画、肉筆画なども手がけて、当時、人気を博した漫画家。さらに、邦が作家デビューした大正末年は、「漫画」が市民権を得る時代でもあった。邦が新しいユーモア小説のスタイルを確立したことは間違いないが、その人気を支えた側面には「漫画」の流行と定着が貢献している点も、見逃せない。発刊当時の旧字体総ルビに加えて、より読みやすくした新字体バージョンも新たに追加収録している。解説文は日本のユーモア文学研究の第一人者・浦 和男。付録には、本全集収録以外の田中比左良の挿絵ほか、当時の貴重な資料を収録する。 (電子版 2025年4月25日配信開始) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 殺意の海図
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    1巻693円 (税込)
    千葉県の外房に位置するリゾートホテルを経営する浦辺智弘は、20歳も下の美穂と再婚を果たした。心身ともに、美貌の若き妻との結婚生活に満足していたが、ある日、妻の内股にキスマークのような痕を見つけた。打ち身などによる青アザなのか、本当にキスマークなのか。妻への信頼がぐらつきながらも、信じたいと思い、ついに真実を見極めるべく、探偵まがいのことをはじめるのだった。男は何歳になっても無垢な想いに突き動かされる!
  • 日曜劇場 御上先生 シナリオブック
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    TBS系日曜劇場『御上先生』のシナリオ全10話を完全収録。 脚本家・詩森ろばと、プロデューサー・飯田和孝による特別対談も掲載! 【あらすじ】 文科省のエリート官僚が高3の担任教師に! “官僚教師”が行う独自の授業とは!? 令和の18歳と共に日本教育に蔓延る 腐った権力へ立ち向かう 大逆転教育再生ストーリー!
  • 天界の戦い
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    ロンドンの出版社で、殺害された男の死体が発見される。 警察の捜査が難航するなか、社で刊行される原稿をめぐり、奇怪な人物たちが動きだす。 キリストの遺物=聖杯が、じつは英国に実在する!? この至高の宝をめぐり、聖と邪の争闘がいまはじまる…… トールキンやC・S・ルイスらの文芸集団〈インクリングズ〉に参加、ドロシイ・セイヤーズの『神曲』英訳に影響をあたえ、T・S・エリオットから作品を「超自然的スリラー」と称賛された、作家チャールズ・ウィリアムズのデビュー長編、ついに登場。
  • 庄野潤三電子全集 第1巻 1949~1954年 「プールサイド小景」ほか
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    家族小説の第一人者・庄野潤三が新人作家として出発した1949年から1954年に発表された17編を初出順に収録。 日本の家族小説の第一人者・庄野潤三の足跡を、初出順の編年体で辿る電子全集の第1巻。 デビュー作品「愛撫」から、第32回芥川賞受賞作品「プールサイド小景」まで、1949年から1954年の6年間に発表された17編を収録した。 「愛撫」は第二次大戦から復員後、大阪府立今宮小学校から大阪市立南高校の教諭になってほどない、1949年4月28歳の時に、同人雑誌「新文学」に発表された作品。きっかけは九州大学時代の友人・島尾敏雄のすすめで投稿したことによる。 のちに次兄・庄野英二の伝手で中山義秀が「愛撫」を創作合評で取り上げたことから、「群像」編集部より声がかかり、次回作「舞踏」が「群像」1950年2月号に掲載され文壇にデビューすることとなる。 そのほか単行本『愛撫』収録の「スラヴの子守唄」「メリイ・ゴオ・ラウンド」「喪服」「恋文」「会話」「流木」「噴水」に加え、単行本『プールサイド小景』に収録された「紫陽花」「十月の葉」「臙脂」「桃季」「黒い牧師」「団欒」「結婚」「プールサイド小景」も収録。 解題は監修を務める日本文学研究者で日本大学芸術学部准教授・上坪裕介氏が担当。付録として「愛撫」「舞踏」の初出掲載誌、「プールサイド小景」の冒頭浄書生原稿等を収録する。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • 物語の作り方 ガルシア=マルケスのシナリオ教室
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    おもしろい物語はどのようにして作るのか? いったい何がきっかけで物語は成長し,新たに生まれ変わるのか? ガルシア=マルケスとプロのシナリオライターの仲間たちがキューバに集結.視聴者に訴えかけるストーリーづくりの秘法を語り合う.稀代のストーリーテラー,ガルシア=マルケスによる,実践的〈物語の作り方〉道場!

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  • 剣より強し クリフトン年代記 第5部
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    ハリー、密命を帯び極寒の地へ。 驚異の新展開! 11カ国で1位の世界絶賛シリーズ。 幻の短編新訳を特別収録! 豪華客船を狙った爆破事件を間一髪のところで切り抜けたハリーは、ソヴィエトの刑務所に強制収容された作家の釈放活動のため、モスクワに渡る。その作家は長年スターリンの専属通訳を務め、その真実の姿を暴露した本を出版したせいで逮捕されていた。一方エマはバリントン海運の経営危機にさらされながら、ヴァージニアに起こされた名誉毀損の裁判に対峙し――。東西冷戦下、激動の第5幕!
  • 追風に帆を上げよ クリフトン年代記 第4部
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    一族の命運を握る豪華客船を待つのは――!? 世界累計1600万部シリーズ。 幻の短編新訳を特別収録! 息子が交通事故に遭い、九死に一生を得たものの、同乗者の級友が亡くなり悲しみに沈むハリーとエマ。そんななか、一族の事業、バリントン海運は豪華客船の建造に乗り出す。この一大事業が成功しなければ、会社は倒産の危機に瀕する。だがハリーたちに復讐を誓う級友の父は重役会に役員を送り込み、妨害を企て、株価を急落させて会社の乗っ取りを図る。そんなとき一族をある悲劇が襲い――。風雲急を告げる第4幕!
  • あたらしい名前
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    ジンバブエで生まれ育った少女は、やがて「自由の国」アメリカへ。生々しい現実を子供の視点から軽やかに描いた傑作長篇を文庫化
  • 京都お抹茶迷宮【無料試し読み版】
    無料あり
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    【電子版巻末には花守先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 京都にある零細出版社・太秦出版社に事務員として勤め始めて三年目の大庭小依(おおば・こより)。ある日、食中毒で倒れた先輩編集者の代理で、作家・皆月豊(みなづき・ゆたか)との打合せ場所に資料を渡しにいったところ、はんなり京男子な皆月のマイペースぶりに巻き込まれ、いつの間にかこの企画の担当編集を引き継ぐことに。初担当となる本は、京都のお抹茶に関する面白い逸話を探しながら人気の名所やお店を巡り、お抹茶スイーツやお点前を楽しむという紀行エッセイ本『京都お抹茶迷宮(仮題)』だ。 編集者としての初仕事にはりきる小依だが、皆月と共に取材を続けるうちに「千利休の孫・宗旦」と「白狐の恋」にまつわる不思議な抹茶の逸話を耳にする。そして、その逸話に沿うかのように、「狐の子孫」と言われる一族が営む茶舗で事件が発生して……!?
  • 劇団拝ミ座 未練のひと時と異能の欠けた青年【無料試し読み版】
    無料あり
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    【電子版巻末にはみっ君先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 生まれつき人や物から伝わる感覚を過敏に受け取ってしまう、感受性の高さに生きづらさを覚えてきた遥(はるか)は、ある夜、ウエディングドレスを抱えた男・雅(みやび)と出逢う。 彼に突如懇願されたのは、亡き者の心残りだった時間・場所・場面を演出し、再現して空に送りだす、『劇団拝ミ座』の活動協力だった。 劇団の長にして霊視と憑依の術を用いる、雅。 劇団の一員で衣装・メイク全般を担う、和泉(いずみ)。 霊を自分に憑依させ、誰よりも近くから想いに寄り添う、遥。 亡き者の「未練のひと時」と向き合うことで、生きる者もまた、自分の心と居場所を取り戻していく。 徐々に劇団三人の繋がりも強まる中、遥はやがて雅の大きな秘密に触れることとなる……。
  • いまいちばんいまいち
    完結
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    全30篇の詩集です。 ■いまいちでも詩 2020年3月7日から2022年1月5日まで書いてしまったいまいちな詩30篇です。 本書の長さは5,500字程度です。 【内容】 目次 01.ガヤヤガ 02.わっからーん 03.否の否 04.夏は駆る 05.早くも遅い 06.生きてるよ 07.2021 08.ネコになる時間 09.封筒 10.ライガー 11.切手が増える 12.ちょっとずつ沈滞 13.アラームがパパパパない 14.雨なのに晴れの日 15.めがねが落ちている 16.シャドーバン 17.チャーハン 18.ぴったりと 19.とまれ 20.へらへいとう 21.詩の雑誌がないし 22.ジップバイク 23.明日の空 24.液体のり 25.アボガドと 26.どっちが速い 27.きみと話していると 28.どうせ走り回るなら 29.秘書の命 30.再会する再話 おまけ 奥付 裏表詩 ※本作は空見タイガの個人誌作品の電子書籍版となります。【52ページ】
  • 二重証言
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 早瀬咲子は、大手企業に勤める夫と大学生の息子を持つ平凡な主婦。一見幸福そうな彼女は、心の奥に孤独と焦燥感を抱いている。そんなある日、中学校の同窓会で、イラストレーターの待井が近付いてきた。三週間後、彼の仕事場を訪ねた咲子が見たものは……。うその深みにはまった主婦に再び幸福は訪れるのか? 心理サスペンスの傑作長編。
  • 筑摩書房 図書目録2025
    無料あり
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    1巻0円 (税込)
    筑摩書房刊行の単行本・選書・全集シリーズ・教科書の総合目録です。単行本はジャンルごとに著者名50音順に内容紹介と共に掲載しています。また、文庫・新書を含めた全書名・全著者名索引を巻末に掲載しています。掲載されている作品は、2024年12月時点で購入可能なものです。 ※電子書籍の目録ではありませんのでご注意ください。
  • ちくま文庫・ちくま学芸文庫 解説目録2025
    無料あり
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    1巻0円 (税込)
    ちくま文庫、ちくま日本文学・ちくま哲学の森、ちくま学芸文庫など、筑摩書房刊行の文庫の目録です。著者名50音順に内容紹介と共に掲載しています。また巻末には品切一覧表を掲載しています。掲載されている作品は、2024年12月時点で購入可能なものです。表紙絵=安野光雅 ※電子書籍の目録ではありませんのでご注意ください。
  • ちくま新書・ちくまプリマー新書 解説目録2025
    無料あり
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    1巻0円 (税込)
    筑摩書房刊行のちくま新書・ちくまプリマー新書の目録です。通し番号順に内容紹介と共に掲載しています。また、ちくま新書ジャンル別一覧、品切一覧表を掲載しています。掲載されている作品は、2024年12月時点で購入可能なものです。 ※電子書籍の目録ではありませんのでご注意ください。
  • うしろ姿
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    1巻704円 (税込)
    「シミタツ」こと志水辰夫が、ある重大な決意をもって発表した作品集である。 これを最後の仕事にすると決めて犯罪に手を染める男が背負ってきた過去について明かす、という「トマト」。7篇から成る短篇集の最初にこの作品を選んだというのは、シミタツの思い、覚悟の表れと受け取っていいだろう。短篇の名手は、作品を通して読者に思いを伝えられると信じている。著者の尊い思いに触れてみたい――。
  • 道  ある妻の手紙
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    1巻110円 (税込)
    夫への手紙。それは夫以外に心に思う男がいたことの告白。いつも夫が留守の時に来ては絵のモデルになり楽しいひとときを過ごしてしまう。人付き合いの悪い夫に対して男は快活。妻は病床の縁で男に会いたいとハガキを書く。やがて三角関係も終わりを告げる。「道ある妻の手紙」他に「脱殼」「散歩」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 時代で読み解く一八世紀フランス文学:旧体制下の読書熱、サロン、哲学者たちの闘い
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    1巻2,860円 (税込)
    時代を知ると、文学がもっと面白くなる!魅惑の18世紀フランス文学の世界 18世紀は理性に導かれる啓蒙の世紀であり、かつ19世紀のロマン主義の源流ともなる感傷と感情の発露の世紀でもある。このような世紀の精神は、17世紀末から18世紀初頭の宗教的、政治的、経済的危機を起源とする。フランス革命、マリー=アントワネット、ロココ文化、啓蒙思想……「暴力」と「優雅繊細」、そして「思想」を連結する18世紀フランス文学とはどのようなものなのか。高まる読書熱の中声高に叫ばれた小説有害論、サロンとカフェが文学の発展において果たした役割、厳しい統制の中で作品を発表した哲学者たちの闘いなど、文学をとりまくさまざまな要素をわかりやすく解説。時代を知り、読書をもっと楽しむための教養書。 コロナ禍にオンラインで行われた大阪大学外国語学部の授業の講義原稿をもとに再構成した臨場感あふれる語り口で時代とともにテクストを読み解き、読者を魅惑の世界へいざなう。取り上げるテクストの一部のフランス語原文を文法解説とともに読めるweb付録つき。
  • 極彩迷宮
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    見えざる怪異の真……しかと視たり。 昭和24年。復員後、明久津累は貸本屋『あたら夜堂』を営んでいた。 そんな彼を激戦地での悪夢が苛む。ジャングルでの恐ろしい記憶と共に右の目が痛み、彼を苦しめていた。 戦友であり、カストリ雑誌の記者をしている辻ヶ瀬透に誘われ、彼は有閑マダムが主催する『妖異倶楽部』に参加する。 そこで、たたら坂で幽霊が目撃談されていると聞く。 深夜、噂のたたら坂の井戸に向かう二人。 奇妙な気配と共に、彼らは井戸に落下してしまう。 目を覚ました二人の前に広がっていのは、ジャングルの光景だった。 怪奇と幻想の迷宮の中で、彼らは思いもよらぬ光景を目の当たりする。 そして明久津と辻ヶ瀬はそれぞれ、ある秘密を抱えていた。 明久津は、見えざる怪異の真にたどり着けるか……?

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  • 星盗り物語
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    1巻1,815円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「大欲は無欲に似たり」ということだろうか。 傍から見れば、起伏に乏しい生き方に映るであろう造園設計士のフルジ。 しかし、歳を重ねながらも、青春期に抱いた「地球をスマイル星にする」という青臭くて、他言もはばかられるような壮大な夢をフルジは忘れることがなかった。 不思議界や神話・聖典・宗教建築に興味を抱いていたフルジは、ある時「スピリチュアル・リゾート」を着想し、プランとして完成させる。 そして、翼の生えたこの男の想像力は、さらにそこから巨大事業のビジョン構築へと向かう。 ディズニーよりも神話的で、GAFAよりも野心的で、吉本よりも娯楽的なサプライズ・ベンチャーの出陣は、果たして陽の目を見るのか?
  • 湘南ブルーズデイズ
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    1巻1,375円 (税込)
    湘南の海辺にある「湘南ブルーズ・カフェ」に集う笠子ファミリーを巡る、四つの季節の海のような喜怒哀楽に満ちた群像ドラマ。主人公のサーファー、笠子太陽。そして湘南の海に生きる人の光と影が交錯しつつ、私たちが失いつつある、人と人のあるべきつながりを描いた感動作。なんでもない日常のカケラたちが織りなす、一つの大きなドラマをお楽しみください
  • 宝石の常識 International
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    1巻2,750円 (税込)
    本書は、世界的に見た宝石の価値に照準をあて、シリーズの蓄積を活かしながら新しい時代のスタンダードになる1冊です。多くの記事に関して英文も表記するとともに、海外のディーラーの紹介や、新しい世界的なトレンドなど、〝International〟にふさわしい『宝石の常識』として編集。宝石の4つの価値、「コレクション」「財産」「ファッション」「お守り」をベースに丁寧にビジュアル解説していくことで、宝石の世界をさらに多重的、かつ多面的に楽しめるよう構成しました。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 詩集 White Cotton Shirt
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    1巻1,430円 (税込)
    「台風がくるので/昨日のうちに/済ませておいた/洗濯物が/白い椅子の/背もたれにもたれて/いま台風の音を/聞いている」(生活)。「試供品の/コロンをつけた/女性用のコロン/誰かといるようで/さみしくなくなった/雑踏の中でも」(コロン)──穏やかな日常と、その穏やかな日々の中で生まれた感情を飾らない言葉で結晶化した45篇の詩集。文芸社詩歌句(しかく)大賞受賞作品。
  • ハーンと八雲
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    ハーン=小泉八雲にとって、古代の精霊(およびその信仰)は、現代の科学を超えて、まだ深い意味をもちうる──「怪談」で知られる八雲は、日本の小さきもの、目に見えないものたち、そして世界の虐げられたものたちを愛した。松江市出身の哲学者でありフランス文学者である著者が、多角的な視点と詩的感性で八雲=ハーンに肉薄した画期的な書。補論「究極の怪談」を新たに加え、初文庫化。
  • 君に向かって線を引く
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    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 札幌在住の作家・升井純子さんは、自身の介護の経験を通じて、ヤングケアラーと呼ばれている、家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもや若者に眼差しを向けています。 この小説は、こうした状況に置かれている子どもや若者へ向けて、さらにはヤングケアラーという存在を多くの人に知ってもらいたいという思いで書いたそうです。 物語を読んでいくと、家族の枠組みや捉え方が大きく変化している状況の中で、人と人がどのように寄り添い支え合って生きていけばいいのか、それを改めて考えてみたくなります。 そしてどんな状況にあっても、必ずどこかに希望があり、一歩を踏み出すことができるという、升井さんがこの小説に込めたやさしい心にそっと触れる瞬間があるはずです。
  • 水棲生物  水の底のアフリカ
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    アカデミー・フランセーズ賞フランス語文学賞、全アフリカ文学賞、アマドゥ・クルマ文学賞……カメルーン出身のドキュメンタリー監督による、賞総なめの衝撃作! ジェンダーをめぐる差別が根強く抑圧的な社会で「自分」を生きるために闘う人を映しとる! 貧富の格差、女性差別、性的マイノリティへの弾圧。 家父長制と因習に縛られ、権力闘争が渦巻く国ザンブエナ。かつて教師として働いていたカトメは、野心的な政治家の妻として夫を支えるかたわら、親友のアーティスト、サミーの創作活動を支援していた。反体制的な表現者、そして同性愛者であるサミーの個展の幕開け、それは二人の運命の新たな扉でもあった。 私たちは皆、水の底で生きている。
  • S・キング50周年 たっぷり試し読み 『フェアリー・テイル』ガイドブック
    無料あり
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    大容量試し読み+読みどころ紹介対談の無料ガイドブック! 2024年に作家デビュー50周年を迎えたスティーヴン・キング。50周年アニバーサリー刊行の掉尾を飾るのは、全米100万部の傑作異世界ファンタジー! その名もズバリ『フェアリー・テイル』は、巨匠の想像力の贅をこれでもかと尽くしたアトラクション満載の逸品です。キングの世界をしっかり味わえる2章分のたっぷりした試し読みとともに、本書の読みどころを、これまでアニバーサリー企画を担ってきたふたりの担当編集者が徹底的に紹介します! ■目次より ◎ダブル担当編集者対談 リアリズムの枷から解き放たれたワクワクドキドキ。キング版『はてしない物語』! ◎新作長編試し読み『フェアリー・テイル』(第一章、第二章) ◎文藝春秋のスティーヴン・キングの本 *本書は、電子書籍オリジナル編集です。 *新作『フェアリー・テイル(上・下)』は文藝春秋より2025年4月25日発売予定です。
  • 文藝 2025年夏季号
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    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【創作】 古谷田奈月「うた子と獅子男」 追い追われる獣たちの魂の咆哮。350枚一挙掲載! 顔を上げ、遠くを見て、逃げろうた子――。安居酒屋〈宵吉〉で働く獅子男は、繁華街で高校生のうた子を拾った。バイト先を紹介し護身術を教え込むが、彼女はむしろ暴力に爛々と目を輝かせる。「うた子がいいって言ってんならよくない?」。周囲に擬態し、与えられた身体で世界をサバイバルする者たちの、夢なき人生の逃走。生と暴力の火花が飛び散る注目作! 【新連載】 円城塔「ホモ・ネクロ」【第1回】モナリザの夏 岸本佐知子 尻 on fire 日記【第1回】 【創作】 桜庭一樹「アンチの恋」×斜線堂有紀「私は呪い、君は愛。」 山崎ナオコーラ「すべてが友情(後篇)」 文藝賞新選考委員発表・第63回文藝賞応募規定 【特集1 働く×ためらう】 ◎対談 鈴木涼美×勅使川原真衣「能力主義から降りる 傷つきを語る、もうひとりのわたし」 ◎創作 長井短「すべてくれてやるから」 ある本屋で「ご主人」に買われていった「俺」。だが多忙なご主人はなかなか俺を読んでくれない。部屋中に積まれた本たちと共にご主人に振り向いてもらおうと頑張る俺だが、過労のご主人はどんどん様子がおかしくなっていき――。 石田夏穂「ボットちゃん」 李龍徳「どうか大いなる哀れみを我らに」 大崎清夏「忘れもの」 竹中優子「骨折」 ◎エッセイ ゆっきゅん「あたしのまま働くんだ!」 草野なつか「反母性信仰考」 ◎特別企画 麻布競馬場+鈴木祐「文学好きに薦めるビジネス書×ビジネス書好きに薦める文学12冊」 【特集2 ドゥルーズ生誕100周年 終わりなき生成変化】 ◎対談 千葉雅也×福尾匠「芸術以後、哲学以後 101年目の横断」 ◎エッセイ 佐藤究「風、息吹、地獄、窓」 町屋良平「意思批判としての小説 ドゥルーズ+ ガタリ、カフカ、青木淳悟」 荘子it「アンチ・オイディプスの音楽」 ◎論考 髙山花子「誰かの夢の書き起こし」 【特別企画 東京の午後を散歩する】  柴崎友香「歩くと思い出す」 パク・ソルメ 斎藤真理子 訳 「野菜の買い物」 【連載】 絲山秋子「細長い場所」【最終回】過去はただの夢 皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第7回】 朝吹真理子「ゆめ」【第8回】 山本貴光「文芸的事象クロニクル」2024年12月〜2025年2月 この装幀がすごい!【第15回】ゲスト 津野青嵐/川名潤・佐藤亜沙美 【季評】 水上文「たったひとり、私だけの部屋で 危機と文学」2024年12月~2025年2月 【書評】 村田沙耶香『世界99』【評】高山羽根子 柴崎友香『遠くまで歩く』【評】小田原のどか 金原ひとみ『YABUNONAKA―ヤブノナカ―』【評】瀬戸夏子 山下澄人『わたしハ強ク・歌ウ』【評】小森はるか 羽田圭介『バックミラー』【評】燃え殻 朝比奈秋『受け手のいない祈り』【評】上田岳弘 滝口悠生『たのしい保育園』【評】東直子 金子薫『愛の獣は光の海で溺れ死ぬ』【評】小川公代 大前粟生『物語じゃないただの傷』【評】星野概念
  • ペイフォワード ニューヨークから心をつなぐ物語
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    1巻1,650円 (税込)
    名もなきたったひとりの想いが、世の中を変えることだってある! 名もなきたったひとりの想いが、世の中を変えることだってある! 悲惨な道へ歩み続けている現代社会にストップをかけるために、私たちにできることは何なのか?を提示する現代人必読の小説。 【2.5次元的読書のすすめ!】 本書は、SNSとの立体的な読書法をお勧めしています。まずは、冒頭のニューヨーク州立大学ニューパルツ校のHP画像や近辺の街並みなどをストリートビューを使い確認しながら読み進めてください…。いつしか貴方は、この物語の登場人物の一人になっているはずです…!? 【目次】 ─Ⅰ─ 1 ニューパルツ 2 真夜中のキャンパスの白いフクロウ 3 配信とヴァージン・カクテル 4 孤独なヴァンライフ 5 マンハッタン・クラムチャウダー 6 ゆううつな大家のメリッサ 7 ポキプシーのクリスマス ─Ⅱ─ 8 大寒波の夜に 9 ピース・スタディ・クラブ 10 ピース・マーチが始まる 11 イースターのウォーター・ストリート・マーケット ─Ⅲ─ 12 花であふれるステージ 13 ペイフォワード 14 カプチーノのあるいつものカフェで 【著者】 カワカミ ヨウコ 1975年、神奈川県生まれ。 東京女子大学で女性学に出会い、ジェンダー問題を深く学びたいと思い渡米。 ニューヨーク州立大学、サンフランシスコ州立大学卒業。 ジェンダー・スタディーズ修士号。9.11をアメリカで経験。 他の著書に、サンフランシスコで奮闘するアーティストたちの姿を描いた 『ロンリー・プラネット』がある。

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