作品一覧

  • ミセス・ノイズィ
    4.0
    1巻748円 (税込)
    大スランプ中の小説家・吉岡真紀(ペンネーム水沢玲)は、実家近所のマンションに引っ越し早々、隣家の女・若田が発する騒音に襲われた。 若田は早朝にもかかわらず、ベランダに干した布団を激しく叩きつけ、轟音を撒き散らすのだった。真紀の苦情を物ともせず“音”はエスカレート。 執筆はいっこうにはかどらず、夫や幼稚園に通う5歳の娘との関係も悪化する一方。 心の平穏を失った真紀は隣人とのいざこざを小説に書いて反撃に出ることに。 その作品「ミセス・ノイズィ」は評判を呼ぶが、やがてSNSで炎上、二人の女の運命を狂わせる大事件へと発展して……。 2019年秋、東京国際映画祭・スプラッシュ部門のワールドプレミアで大反響、劇場公開が熱望されながら、 コロナ禍で公開が延期となっていた話題の映画作品を監督自らが小説として書き下ろした、衝撃の一作です!

ユーザーレビュー

  • ミセス・ノイズィ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    双方の話を聞かないと、真相はわからない。
    それぞれにいろんなことがあって、思いがあって。
    腹が立ったり、胸がザワザワしても、ちょっと深呼吸して、もの言おう‥。発した言葉は取り戻せないから、ちょっと落ち着きたいと思う。理想。


    隣のおじさんがダイブするまでは、
    ふたりは喧嘩も楽しんでる感じがしてた。
    ほんとは気が合うのかも、とも。

    ママは仕事が上手くいかなくてイライラして。
    おばさんはご主人を守ることに必死で。
    時と場合、心持ちが違ってれば、お互いの心を癒す仲良しになれたかもしれないのに。

    その瞬間でひとを知ることなんてできない。
    傷つけたくないし、傷つきたくない。
    編集も作家にあんな物言

    0
    2022年07月30日
  • ミセス・ノイズィ

    Posted by ブクログ

    映画のノベライズ。
    実際にあった「引っ越しおばさん」を題材にしている。
    最初は隣人の視点から、つぎにおばさんの視点から(隣人が想像するおばさんの視点?)描かれている。
    見方を変えると同じ物事でも全く異なるということが描かれている。
    普段の自分の身の周りの物事も、視点を変えてみると違う内容になるんだなあ、と改めて考えさせられた。

    0
    2021年01月01日

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