真白圭の作品一覧
「真白圭」の「暗黒百物語 骸」「実話怪事記 怨み禍」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「真白圭」の「暗黒百物語 骸」「実話怪事記 怨み禍」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
早くもこちらのシリーズは最終巻。シリーズを通して良質な怪談話が多く、あっという間に読み終えてしまった。名残惜しい気持ちで調べてみると、同じ著者が別の怪談集を多く出しているようなので、そちらも随時読んでいこうと思う。
***
お気に入りの話は「代弁」、「空き部屋」、「木瓜業」、「時刻表」。 「代弁」は語り手が中学生の頃、教室で突然強烈な眠気に襲われ昏倒するように眠りに落ちてしまう。意識が戻るとクラスメイト達が自分の周りをおびえたような顔で取り囲んでいた。寝ている間に何があったのかと男子生徒に尋ねると、クラスの女子4人に向かって死の予言とも取れる暴言を吐いたのだという。身に覚えがない事実に、戦
Posted by ブクログ
こちらのシリーズも4作目。 連続して読むと中弛みしてくる気もするが、こちらのシリーズは大変読みやすく面白いので、そんなことはなかった。 お気に入りの話が多くあり、絞り込むのに苦心した。
***
お気に入りの話は「幽体離脱」、「青苗」、「七人」。 「幽体離脱」はかなり不気味な話。スポーツジムの仲間で旅行に出かけた語り手は観光地への移動中、廃墟を見つける。仲間と共に興味本位で立ち寄った語り手は体調不良を覚える。目的地である神社などを巡った後、本格的に体調が悪くなった語り手は、一人部屋で休憩することに。すると、不思議なことに体が天井近くまで浮かび上がる。そして、徐々に浮かび上がった体が仰向けのま
Posted by ブクログ
前回に引き続き、実話怪事記シリーズより狂い首。相変わらずの大ボリューム。話数が多いが読みやすくまとめられているため、苦痛は感じず、次が読みたいという欲求に駆られる一冊だった。怖い話、幽霊絡みの面白いは話など色々な話が凝縮されていた。
***
お気に入りの話は「乗務員」、「くしゃみ」、「インストラクター」、「河妻子」、「ギャルセン」、「虚ろのあるマンション」、「晒し野」。 この中で特に怖かったと感じたのは「インストラクター」、「虚ろのあるマンション」、「晒し野」である。
「インストラクター」はなぜ事前に言ってくれなかったのかという理不尽さを感じた一作。 「虚ろのあるマンション」と「晒し野」は
Posted by ブクログ
全46話の実話怪談集。順番を誤って読んでしまったのだが、このシリーズとしては実質2作品目である。相変わらず恐ろしかったり、面白かったり、興味深い話が多く収録されており、読む手が止まらなかった。
***
お気に入りの話は「シェアハウス」、「行先」。 「シェアハウス」は女性向けのシェアハウスを経営している語り手は、ある日からシェアハウスでおこる怪奇現象に悩まされる。ラップ音から始まり、住んでいる女性に実害がありそうなポルターガイストまでと、状況が悪化していく。店子が怯えていることもあり、状況を重く見た語り手は、店子たちを転居させ事態の収拾を図ろうとする。しかし、その矢先何かを追いかけるように別
Posted by ブクログ
全45話が収録されている充実の怪談本。不可解なはなしや、気味の悪いはなしが分かりやすくまとめられ、一話一話がスッキリと読みやすい。手軽に読める一冊である。中には思わず鳥肌が立ちそうになるはなしもあり、面白い本だった。
***
お気に入りの話をご紹介。お気に入りの話は「心霊スポット」、「赤黒い」、「筆石」、「伝言板」、「片手箱」。 「心霊スポット」は心霊スポットを訪れた後、車に幽霊が乗り込んでしまい、しばらくの間悩まされるというもの。しかし、真の恐怖はそこではなく、その先にある展開だった。偶然といえばそれまでだが、あまりに出来すぎており、因果を感じずにはいられない 。巻き込まれた霊感のある友