作品一覧

  • 実話怪事記 怨み禍
    値引きあり
    4.0
    1巻374円 (税込)
    「黒く燃えて顔もわからない人間が…」 上司の背後に覗く、昏い怨みの焔―― 「黒炎」より 怪談会社員・真白圭が日常に蟠る恐怖を引き摺り出す! 恐怖が臓腑に刻まれる真白圭の実話怪事記シリーズ最新作! ・山スキーで遭難中に視たのは雪女?それとも…「雲長」 ・都内一等地に出没する恐ろしい女の正体…「リメンバー」 ・モンゴルの草原で人を食らう怪物と邂逅した体験談…「蒼狼の国」 ・眼前で起きた流血事故、さらに目を疑う光景が…「さきおくりびと」 ・独りでに動く乳母車からおぞましい怪異が覗く…「ベビーカー」 ・深夜に来るはずのない電車を待つと不気味な光景が…「時刻表」 ・男女間の縺れの果てに生まれた禍々しい異形…「黒炎」など収録。 業火の如き怨みの炎は決して消えない――。戦慄が蠢く実話怪談!
  • 実話怪事記 憑き髪
    値引きあり
    4.0
    1巻357円 (税込)
    何処までも追い縋る髪の長いおんな…(「ひとふさ」収録) 逃れられない恐怖を実話怪談の鬼才・真白圭が魂を削り描く! 緻密な取材で集めた不可思議な恐怖を、丹念に描き尽くす真白圭の実話怪事記シリーズ最新作! 旅先で廃墟を訪れてから体調を崩して……自分だけに降りかかる無慈悲な怪異「幽体離脱」、 パーティー会場となった台湾の屋敷で遭遇する怪奇現象の数々「迷い家」、 アパート中に響く居るはずのない犬の声。同居人の陰惨な過去に意外な原因が…「犬鳴き」、 毎夜現れるこの世ならざる髪の長いおんな。逃れるためにお祓いへ向かうが…「ひとふさ」など43編を収録。 憑いたものがどこまでも追ってくる! 絡みつく恐怖はあなたにも――。 著者について 1971年新潟県生まれ。 東京理科大学大学院修了。 第四回『幽』実話怪談コンテスト佳作入選後、本格的に怪談蒐集を始める。 単著に『生贄怪談』『暗黒百物語 骸』『実話怪事記 腐れ魂』『実話怪事記 穢れ家』『実話怪事記 狂い首』、共著に「怪談四十九夜」シリーズ、『怪談実話競作集 怨呪』などがある。
  • 実話怪事記 狂い首
    値引きあり
    4.0
    1巻357円 (税込)
    「えっ?高木って死んだのか?」 同級生が次々と自殺していく…それは40年前のある出来事に由来しているらしい。――「晒し野」収録。 さらなる恐怖を求めて終わりのない取材を敢行した実話怪談集! 日々の取材の中で得た奇妙で不思議な話を丁寧に綴る真白圭の最新作。スタジオに現れる不審な男が妙な問いかけをしてくる。答えられずにいたら…「インストラクター」、砂地で見つけたウミガメの死骸に、黒魔術オタクの友人が妙なことをやり始めると…「魔法陣」、野原に電柱がたくさん立っている! その光景を見て声を弾ませた友人。でもその場にいたもう一人の彼に見えていたのは棒に刺さった生首の数々――〈首〉に翻弄される彼らのその後とは「晒し野」など46話収録。 著者について 真白圭(ましろ・けい) 1971年新潟県生まれ。東京理科大学大学院修了。第四回『幽』実話怪談コンテスト佳作入選後、本格的に怪談蒐集を始める。単著に『生贄怪談』『暗黒百物語 骸』『実話怪事記 腐れ魂』『実話怪事記 穢れ家』、共著に『怪談実話競作集 怨呪』『怪談四十九夜 鎮魂』がある。
  • 実話怪事記 穢れ家
    値引きあり
    4.0
    1巻357円 (税込)
    汚れた血が呪いの飛沫をまき散らす! 祟りが血脈を滅ぼしていく実話怪談! 大人気、実話怪事記シリーズ第2弾! 子供の頃によく見かけた奇声をあげる変な男性。大人になり再び見かけたがどうも様子がおかしい…「ホウおじさん」、事故が多発する交差点でうっすら見える老人、それが自分に向かって手招きするのだが…「手招き」、仕事も順調で家庭も円満――そんな成功者の彼が話す、逃れられない忌まわしい家の秘密「忖度」など46編を収録。いつもの通り道、ふと気づけば見知らぬ家々――ふと開いたドアに吸い寄せられて、黒い闇の中へようこそ。 著者について 真白圭(ましろ・けい) 1971年新潟県生まれ。東京理科大学大学院修了。第四回『幽』実話怪談コンテスト佳作入選後、本格的に怪談収集を始める。単著に『生贄怪談』『暗黒百物語 骸』『実話怪事記 腐れ魂』、共著に『怪談実話競作集 怨呪』『怪談四十九夜 鎮魂』がある。
  • 実話怪事記 腐れ魂
    値引きあり
    4.0
    1巻357円 (税込)
    恨みを詰め込んだ実話! 屍臭が充満する怪談! 日常世界が少しずつ腐り落ちる…怨念を貪る恐怖譚! 真白圭が炙り出す、奇妙に歪んでいてどこまでも昏い怪異の数々。人により脚の数が違うように見えるという。その数が教える恐るべき意味…「零から六の脚の話」、いつも見かけるこの世ならぬ者、ある夜ついつい手を合わせると…「先まわり」、仕事をバリバリこなす女性が手にした見知らぬ口紅。おぞましい欲望が溢れ出る恐怖「口紅」ほか全45話を収録。怪異を好むあなたの魂も、膿み腐れてもはや救いようもないほど崩れている――かもしれない。
  • 暗黒百物語 骸
    値引きあり
    -
    1巻357円 (税込)
    恨まれる覚えはないか……。怪異の息遣いと眼差しが絶望を語る! 容赦のない恐怖の九十九話。真白圭、初の百物語! 日常の中でふと綻び、口を開ける暗黒――それらを縒りあわせて綴る九十九話の怪異。友人の祖母の呟き、その驚愕の内容「猿の貯金箱」、道路の上に延々と続く人の足跡、その行先で出会ったのは「黄色い」、日を置かず歯の治療にやってくる患者の不気味な症状「はいたでんか」、同僚が酒をやめられない本当の理由とは「まねき猫」、など。残された最後の怪異は――あなたの傍に潜んでいる。

ユーザーレビュー

  • 実話怪事記 怨み禍

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    早くもこちらのシリーズは最終巻。シリーズを通して良質な怪談話が多く、あっという間に読み終えてしまった。名残惜しい気持ちで調べてみると、同じ著者が別の怪談集を多く出しているようなので、そちらも随時読んでいこうと思う。

    ***

    お気に入りの話は「代弁」、「空き部屋」、「木瓜業」、「時刻表」。 「代弁」は語り手が中学生の頃、教室で突然強烈な眠気に襲われ昏倒するように眠りに落ちてしまう。意識が戻るとクラスメイト達が自分の周りをおびえたような顔で取り囲んでいた。寝ている間に何があったのかと男子生徒に尋ねると、クラスの女子4人に向かって死の予言とも取れる暴言を吐いたのだという。身に覚えがない事実に、戦

    1
    2024年03月27日
  • 実話怪事記 憑き髪

    Posted by ブクログ

    こちらのシリーズも4作目。 連続して読むと中弛みしてくる気もするが、こちらのシリーズは大変読みやすく面白いので、そんなことはなかった。 お気に入りの話が多くあり、絞り込むのに苦心した。

    ***

    お気に入りの話は「幽体離脱」、「青苗」、「七人」。 「幽体離脱」はかなり不気味な話。スポーツジムの仲間で旅行に出かけた語り手は観光地への移動中、廃墟を見つける。仲間と共に興味本位で立ち寄った語り手は体調不良を覚える。目的地である神社などを巡った後、本格的に体調が悪くなった語り手は、一人部屋で休憩することに。すると、不思議なことに体が天井近くまで浮かび上がる。そして、徐々に浮かび上がった体が仰向けのま

    0
    2023年09月24日
  • 実話怪事記 狂い首

    Posted by ブクログ

    前回に引き続き、実話怪事記シリーズより狂い首。相変わらずの大ボリューム。話数が多いが読みやすくまとめられているため、苦痛は感じず、次が読みたいという欲求に駆られる一冊だった。怖い話、幽霊絡みの面白いは話など色々な話が凝縮されていた。

    ***

    お気に入りの話は「乗務員」、「くしゃみ」、「インストラクター」、「河妻子」、「ギャルセン」、「虚ろのあるマンション」、「晒し野」。 この中で特に怖かったと感じたのは「インストラクター」、「虚ろのあるマンション」、「晒し野」である。
    「インストラクター」はなぜ事前に言ってくれなかったのかという理不尽さを感じた一作。 「虚ろのあるマンション」と「晒し野」は

    0
    2023年09月24日
  • 実話怪事記 穢れ家

    Posted by ブクログ

    全46話の実話怪談集。順番を誤って読んでしまったのだが、このシリーズとしては実質2作品目である。相変わらず恐ろしかったり、面白かったり、興味深い話が多く収録されており、読む手が止まらなかった。

    ***

    お気に入りの話は「シェアハウス」、「行先」。 「シェアハウス」は女性向けのシェアハウスを経営している語り手は、ある日からシェアハウスでおこる怪奇現象に悩まされる。ラップ音から始まり、住んでいる女性に実害がありそうなポルターガイストまでと、状況が悪化していく。店子が怯えていることもあり、状況を重く見た語り手は、店子たちを転居させ事態の収拾を図ろうとする。しかし、その矢先何かを追いかけるように別

    0
    2023年09月24日
  • 実話怪事記 腐れ魂

    Posted by ブクログ

    全45話が収録されている充実の怪談本。不可解なはなしや、気味の悪いはなしが分かりやすくまとめられ、一話一話がスッキリと読みやすい。手軽に読める一冊である。中には思わず鳥肌が立ちそうになるはなしもあり、面白い本だった。

    ***

    お気に入りの話をご紹介。お気に入りの話は「心霊スポット」、「赤黒い」、「筆石」、「伝言板」、「片手箱」。 「心霊スポット」は心霊スポットを訪れた後、車に幽霊が乗り込んでしまい、しばらくの間悩まされるというもの。しかし、真の恐怖はそこではなく、その先にある展開だった。偶然といえばそれまでだが、あまりに出来すぎており、因果を感じずにはいられない 。巻き込まれた霊感のある友

    0
    2023年09月24日

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