すべての高評価レビュー
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ネタバレ 購入済み
読み進めるほどに第二王子でローズの婚約者のリヒト様はこんなにもぽんこつで弱い人だったのかってびっくりする!
ソーニャも親からの虐待はあれど、普通に楽しんでやってるのもあるだろって顔なんだよな。 -
Posted by ブクログ
ああわかる、わかるの嵐
著者さんのように最初から虚弱に苦しんだわけではないけど、私はわりかし早いうちに虚弱に転落した民
遊ぶを精一杯やるための時間のゆとり、準備、前後の休み方、とにかく健康を維持したり自分の体を保つためにはこれしかないというやり方、共感だらけで笑ったりほろりとしたり
健康寿命が保てないなら早死に希望ですといつも色んな人に話してるけど、健康のありがたみはいつだって噛み締めている、心身ともに
虚弱だと予定も減るから世の中にはアクティブの方が目に見えやすいけど、こんな風に虚弱で悩んだり対策して頑張ってる人がたくさんいるんだと思うと嬉しいかぎりです。
世の中の虚弱民みなさん、健康に生 -
Posted by ブクログ
私は今、凄まじいものを読んだ。最終ページ、そこにははっきりと稀代の女形花井半二郎がいた。読後、熱いものが胸に込み上げるような感覚があった。
歌舞伎を愛し、歌舞伎に生きた天才半二郎の一生を圧倒的な熱量で描き切った本作。
一つの道を究めるために、すべてを懸け、命を燃やす。その真摯な生き様は、読む者の胸を強く打つ。
普段あまり人間ドラマを描いた作品を読まない私だが、本書には大変満足できた。正直、ドラマやアニメ、バラエティのような分かりやすい楽しさや面白さのある作品とはいえないかもしれない。しかし、彼の人生を密着したまるで2時間の上質なドキュメンタリーを見ているようで、読後には理由を超えた大きな -
Posted by ブクログ
500ページ以上ある作品ですが、一気読みでした!海外作品なのに文章がとっても分かりやすくて、登場人物も多くないので読みやすい!!
序盤の違和感が中盤以降、伏線として次々に回収されていき、面白すぎて読む手が止まりませんでした
ハウスメイドとして働くことになったミリー、雇い主のニーナとその夫のアンドリュー、娘のセシリア、庭師のエンツォ。
読み始めと読後では、全員の印象が変わっていると思います
一度のどんでん返しだけでは終わらず、何度も驚きな展開があり、最後まで大満足な小説でした!ずっと飽きることがない
続編もあるようなので、読もうと思います
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ネタバレ 購入済み
第一王子のリチャード様は魔王だけど紳士で、第二王子がまさかのローズを傷つけたやつだった。そして第三王子のリヒト様の苦悩。
ソーニャの裏側を少しわかっていてあえての行動もあったなんてね。
曖昧に挟まれるギャグが振り切っててそこも好き。 -
Posted by ブクログ
ネタバレチャットGPTに私の好きなタイプの本を伝えておおすめしてもらったこの本。笑
全然知らなかったが、作者の安部工房は、ノーベル文学賞に1番近かった日本人らしい。
相当有名な作家だったんだろう。
ただ珍しい虫探しをしにきただけなのに、砂の街の砂の穴に突如囚われ、そこで見知らぬ女と生活させられる男。
その姿は現代にも通じる。息苦しく生活しにくい社会やシステムを変えたいと思って行動したとしても、それを跳ね除けようと何度も何度も頑張っても、結局は無駄。最後には、もうすっかり諦めて、そちら側の人間に落ちてしまう。そして、骨抜きにされたかのようにただ生きていくだけ。
そんな、悲しいけど、なんだか共感で