アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
クリスティーの初ノンフィクション作品。
中東での発掘旅行が描かれていて、クリスティーの魅力が詰まったファンには嬉しい1冊。
この作品を読んで1番驚いたのが、クリスティーが肉体的にも精神的にもめちゃくちゃ強かったこと。
例えば、ネズミがわんさかいる寝室で寝た時のこの1文。
〈鼠どもがこちらの体の上前面を運動場にして、元気に体操したり、野外スポーツに励んだりしているありさまでは、眠るのはほとんど不可能である。〉
(۳˚Д˚)۳ギャーーー!!!!
ネズミが自分の体の上で暴れてる状況を、元気に体操だなんて!!笑
更に、ゴキ、クモ、ノミ、コウモリ、ヘビなど、モゾモゾ這いまわる生物がウジャウジャ -
Posted by ブクログ
1962年の作品。
ミス・マープルシリーズ長編8作品目。
ミス・マープルの暮らすイギリスの田舎街、セントメアリミードにも近代化の波が押し寄せ、新興住宅地には若い家族連れや夫婦が越してきて住むようになった。マープルの友人のバントリー夫人は、かつて住んでいたゴシントンホールを女優のマリーナ・グレッグに売却した。
マリーナ・グレッグと夫のジェイソン・ラッドは村の人々や映画関係の人々をゲストに呼んで、ゴシントンホールでチャリティーパーティーを開いた。そのパーティーの最中、新興住宅地に住むバドコック夫人が突然倒れ、死亡してしまう。このバドコック夫人には、ミス・マープルが散歩中に倒れたときに大変親切に -
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Posted by ブクログ
マープルは、13の短篇からなる『火曜クラブ』で安楽椅子探偵として描かれていましたが、本作は長篇での初作品。そのためか図が3頁もあり、セント・メアリ・ミード村の様子がよくわかり、読みやすかったです。
あらすじ:
場所は、閑静なセント・メアリ・ミード村。語り手で聖職者であるクレメント牧師に「誰かがプロザロー大佐を殺してくれたら、社会にあまねく貢献することになるのに」と言わしめるほど、誰からも疎まれていた治安判事が殺されます。殺害現場は、牧師館の書斎。事件当時、クレメント牧師はイタズラ電話の呼び出しで外出して戻ってくるところ、門前で青ざめた画家のローレンスとすれ違う。書斎に入ったクレメント牧師は、 -
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Posted by ブクログ
ネタバレアガサクリスティのマープルもの。殺人がどうやって起こされたか、その理由は何か。一つ目の殺人から起こるその後の展開の意味づけとは何か。被害者となった人は取り違えで殺害された。それを最初に誰が言い、そしてその後の展開にどう影響するか。逆にそれが虚言だとしたらなぜそのような虚言を言う必要があったのか。一つ目の殺人が話の根幹であるが、ただその殺人の犯人は自然と浮かびやすい。だからこそのどうして殺したのかの動機、話の展開の中で散りばめられている人物描写、家族観、愛情、色々なものが結びついて動機が明らかになるとき、犯人には明確な殺意があること、被害者にも殺される要因があることがわかる。
心の歪みに踊らされ -
Posted by ブクログ
1952年の作品。
ポアロシリーズ長編24巻目になります。
マギンティ夫人が死んだ、どんなふうに?
掃除婦として働く老婆、マギンティ夫人が殺された。容疑者はマギンティ夫人が部屋を貸していたジェームス・ベントリーという男で、確かな証拠もあり、裁判で死刑判決が下された。
しかし、この事件の担当刑事でベントリー逮捕にあたったスペンス警視は、ベントリーの無罪を確信しており、旧友のポアロに事件の再捜査を依頼する。
事件を捜査するうち、ポアロは20年ほど昔に起きた別の事件がこの殺人に関わっていることをつきとめる。その四つの事件には全て女性が関わっており、犯人は女性に違いないー。しかし、怪しいと思われた -
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Posted by ブクログ
アガサクリスティのミス・マープルシリーズ。
マープルの友人のバントリー夫人が以前住んでいたゴシントンホールという屋敷にアメリカの大女優、マリーナ・グレッグとその夫が引っ越してくる。そこで盛大なパーティーが開かれるが、招待客の女性が毒入りの飲み物を飲んで死亡するという事件が起きる。
ミスマープルは、周りの人から話を聞いた情報だけで事件を解決してしまう、まさに安楽椅子探偵。普段は穏やかなおばあちゃんなのに、謎を前にしたらワクワクしちゃう好奇心旺盛なところがなんともチャーミングでした。
犯人が誰か、というのもそうですが、この作品の一番の見どころは何といっても殺人の動機。すごく納得のいく理由だと思っ -
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Posted by ブクログ
1924年の作品。
ポアロが主人公のアガサクリスティーの最初の短編集。
収録されている14編全てがポアロの相棒のヘイスティングス君の語りで描かれている。
いやぁいいですねぇ。ポアロの嫌な奴っぷりがふんだんに出ていて最高。ヘイスティングス君とジャップ警部をさんざんにコケにして喜んでいるところが!
この性格にクセがありまくりなところがミス・マープルとは正反対。クリスティ本人もポアロが大嫌いだったとかいうから、作者にさえ嫌われる主人公!!
でも私は幼き頃に名探偵ポアロのドラマを観て育ったもんだから、ミス・マープルよりポアロ作品の方が好きなんですよね。
窓から観察した人物評をするところはシャーロ -