池上彰のレビュー一覧

  • これから大人になる君たちへ 学校では教えてくれない未来を生き抜くヒント

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     中高生くらいが読むとちょうど良さそう。池上さん監修で、そのぐらいの年代が感じる疑問や知っておくべき情報がまとめられている。今の子はデジタル・タトゥーやSNS疲れなど大変そう。ジェンダーやSDGsは子どもはもちろん、中高年より上の世代へ啓発する本もあるといいのに。もちろん池上さん特有のマイルドな雰囲気で。

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    2023年12月14日
  • 池上彰が大切にしている タテの想像力とヨコの想像力

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    具体的事例をあげてタテ・ヨコの想像力の大切さを理解できる内容ではあるが、著者自身の具体例が多かったため、あっそうだったのね、という印象が拭えない。

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    2023年12月12日
  • 働く君に伝えたい「本物の教養」 池上彰の行動経済学入門

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    先に行動経済学の決定版(私見)である『最後通牒ゲームの謎』を読んでからの本著のため、正直物足りない。ページ数も少なくイラストの解説に半ページ使うような仕立てであり、入門編という所だろうか。何度も同じ用語や解説があり、編集のミスかと思うくらいだが、その手厚さも初級編に相応しい。

    本著で特に気になったのは「平均への回帰」。これは、堀江貴文もYouTubeで引用しているが、例えば、健康に関してこれを当てはめると、病気ガチな人も必ず小康状態に回帰する。その健康状態の復活するタイミングで試していた薬や行動に効果があったものと思い込んでしまうのだ。因果関係を科学的に説明できないものは、大方これだろう。生

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    2023年12月09日
  • 働く君に伝えたい「本物の教養」 池上彰の行動経済学入門

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    人はモノを買う時に論理的に考えるのではなく直感で瞬間的に考えて決定している。その直感を導いていくのが行動経済学

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    2023年12月04日
  • 新版 知らないと損する 池上彰のお金の学校

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    めちゃくちゃわかりやすい!

    のはTVとかで充分に知れ渡っているので。中学の現代社会の教科書を、ギューっと握りしめて抽出したドモホルンリンクルみたいな中身。お金の成り立ちに始まって、先物取引に至るまでの「経済用語」のわかりやすい解説書という感じだった。池上さんの立体的な説明がなるほど!という納得感まで与えてくれる。

    特に面白かったのが民主党政権の功罪をしっかりと教えてくれる授業。円高になって、蓮舫さんが官僚を撫で斬りにしてたっけ、くらいからグンと解像度を上げてもらった。それがあって今の長期自民党政権があるのか、と知識が結合してレベルアップ。
    この調子でコロナ以降もぜひ解説してもらいたい。

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    2023年12月02日
  • 歴史で読み解く!世界情勢のきほん

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    池上的、良く判る世界情勢、インド、中国、ロシア、フランス、イギリス、ドイツ、グローバルサウス、ブラジル そして アメリカの寸評であります。
    同じ切り口で、日本を語ると、どうなるのか、と思いつつ、読んだ次第、★三つです。

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    2023年11月30日
  • 伝える力

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    著者はテレビ番組で様々なニュースを噛み砕いて説明していることから、僕自身のアウトプットの勉強にと手に取ってみました。

    内容的には「基本のキ」に当たるような、謂わば入門書に近いような感覚かなぁ。
    そこまで細かい内容が書いてあるわけではなく、文字数的にもページ数的にも、ものの1時間あれば十分読み終われるようなボリュームでした。

    確かに人に何かを伝える際、自身が細部まで理解し、小学生に伝えられるくらい内容を噛み砕けるかは重要だと思いました。

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    2023年11月22日
  • 池上彰の世界の見方 東南アジア~ASEANの国々~

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    ネタバレ

    振りとつかみ、説明の分かりやすさは絶品。

    もとキャスターという履歴もあり、かつての要人との対談の逸話も多くあり、また語り・つかみが上手なので、そうしたところから東南アジアに興味を持ちやすい本だなあと感じました。
    ほんの初歩の初歩としては良いかもしれませんが、ただ深さとしては飽くまで高校生レベル。

    ・・・
    さて、本書ですが、かの池上さんが、高校生に東南アジア、わけてもいわゆるアセアン諸国について語るというもの。

    日本の立ち位置で一章、アセアンという組織の由来とベトナムで一章、シンガポール・マレーシアで一章、インドネシアで一章、タイとフィリピンで一章、カンボジアとミャンマーで一章、という構成

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    2023年11月20日
  • 世界を動かした名演説

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    ネタバレ

     配役の妙。
     話術に長けたパックンが、修辞学に基づいて、演説の内容をレトリックや言葉遣いについて分析、池上さんが、演説がなされた時代背景や世界情勢を解説し、その意義を補完する。
     対話調にまとめられているので、お手軽に読みやすい。筑摩書房編集局のお手柄か。

     取り上げられた演説は全部で15。チャーチル、J・F・ケネディは当然ながら、レーガン、キング牧師、ネルソン・マンデラと、名だたる名演説が列記されている。
     ややもすると、それらは何度も見聞きし、世の名言集にもピックアップされているようなものも多い。池上さんの解説にも、いまさらながらの目新しさもない章も少なくない。
     そこを、英語のネイテ

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    2023年11月17日
  • イラスト図解 社会人として必要な世界の宗教のことが3時間でざっと学べる

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    私はカトリック教で今まで自分が信仰している宗教にしか興味を持たなかったけど、様々な宗教に理解を示すことも異文化理解の一つなのかなーと思い読んでみた。
    どの宗教も信じているものがあることは変わらないけど、それぞれ信仰の仕方が異なっていて、読んでいて面白かった。
    コロナが落ち着いたら、エルサレムへ行ってみたいなあ…!

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    2023年11月16日
  • 池上彰の「世界そこからですか!?」 ニュースがわかる戦争・国家の核心解説43

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    ウクライナ戦争などの問題のついて丁寧に書かれていてわかりやすかった。また、自分が勘違いしていることがあったりと自分の知識不足を感じた。

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    2023年11月11日
  • これが日本の正体!~池上彰への42の質問

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    池上さんへの42の質問を切り取って集めた本。かな?日本が直面している問題に対して骨格を知るには勧められる本だと思う。大変読みやすかった。ただ1つ1つを掘り下げて深い話をしている訳では無いので注意。

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    2023年11月06日
  • 知的再武装 60のヒント

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    池上彰さんと佐藤優さんの共著。この二人の賢者は、現代の情報過多にどのように対処して信頼性のある情報を見分け、偽情報から自分たちを守っているのか。読者に向けて、情報社会を生き抜く知識とスキルを向上させ、批判的思考を養い自己防衛する方法を解説。さらに情報の対処法だけでなく、情報を有効に活用して個人的な成長や社会的な問題に取り組むためのヒントも提供。本書はデジタル時代において、より賢明に情報を扱うための指南書となること間違いなし。

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    2023年11月06日
  • 聖書がわかれば世界が見える

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    聖書の物語とキリスト教の教えが世界の歴史と文化に与えた影響を解説した本。もちろん池上さんの本なので言葉の選び方が優しくて説明が非常に分かりやすい。キリスト教ではない人でも、聖書の知識があれば現代社会での出来事や価値観を理解する鍵になる。世界中で一番売れている本は聖書。いつの時代でも聖書について知っておいて損はない。聖書を通じて世界の多様な側面を理解し、異なる文化や宗教との共存についての洞察を深めてくれる良書。

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    2023年11月06日
  • 池上彰の世界の見方 中東~混迷の本当の理由~

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    ハマスとイスラエル紛争の本質を知りたく中東の事を再勉強。

    パレスチナ問題を作った第一次世界大戦時のイギリスの3枚舌外交の罪は重い。
    また、今日の中東の大混乱はアメリカが作った。特にアメリカの罪は重い。
    ヨーロッパ普遍主義の限界。

    ソ連が緩衝地帯を作る為にアフガニスタン侵略。ソ連を弱体化したいアメリカが反政府勢力を支援。その中からオサマビン・ラディンが生まれた。
    湾岸戦争をきっかけにアメリカがサウジに駐留。反米思想を持ったオサマビン・ラディンがアメリカに対してアルカイダを使って同時多発テロ攻撃。
    怒ったアメリカがアフガニスタン攻撃、さらにイラク攻撃でフセイン政権を倒す。いい加減な統治のせいで

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    2023年11月03日
  • 聖書がわかれば世界が見える

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    世界で最も読まれている書物「聖書」を、多くの日本人は聖書を読んだことがない。本書では、教養として抑えておきたい聖書の全貌を明らかにしながら、聖書が世界にどのような影響を与えているのか、解説していく。
    全く信心深くもなく、学校も宗教色を避けたためにキリスト教とは無縁に育った。よって聖書に関しては「アダムとイブ」「キリスト」くらいしか登場人物すら分からない人間になってしまった。へええ~あの言い回しはここから取られたのか!と豆知識が増えるだけでなく、今のイスラエル・パレスチナ問題に関しても理解が深まる。キリスト教徒でないからこそ知っておくべき知識の入門としてはよい。

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    2023年10月29日
  • 黎明 日本左翼史 左派の誕生と弾圧・転向 1867ー1945

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    1.この本を一言で表すと?
    戦前の左翼の活動を歴史的にまとめた本。

    2.よかった点を3~5つ
    ・日本共産党を過大評価したコミンテルン(p179)
    →コミンテルンから裏金が共産党に流れていたのは驚きだった。

    ・辻潤(p141)
    →尺八を吹くことと詩を書くこと以外ほとんど何もせず生活の糧は物乞いをしている放浪生活を送りました。究極の個人主義者ででいたんだなと驚いた。

    ・大逆事件の衝撃(p127)
    →当時の政府のやり方はかなり無茶な部分があったと感じた。

    ・社会運動をやる上では入り口がものすごく大事だと思いますね。自分たちで働いてお金を集めるなり、薄く広くカンパを集める手段を最初から確立して

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    2023年10月29日
  • 池上彰の世界の見方 インド~混沌と発展のはざまで~

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    インド旅行中に読んだ。
    池上の話はわかりやすいと思う。
    これからインドはぐんぐん成長して、日本は衰退していきますね

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    2023年10月28日
  • 一気にわかる!池上彰の世界情勢2023

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    わかりやすく説明してくれてよかったが、結構その年にあった世界のニュースの羅列的な部分も後半は多かった。
    でも知識を入れるという面では、世界情勢に詳しくない人には読んで損はなし。

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    2023年10月04日
  • 漂流 日本左翼史 理想なき左派の混迷 1972-2022

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    シリーズ最終巻。
    この辺りから、だんだん知っている名前も増えてきて面白い。

    本作では革マル派、中核派、民青などに加え、労働組合の物語が強くなってくる。
    中でも国鉄時代の労働運動は大変に興味深い。
    ただし、上尾事件や首都圏国電暴動などは1973年の事件ということで全く知らず。
    こんな恐ろしい事件があったのかということにひどく驚いた。
    スト権スト、だとか、半合理化闘争だとか、ちょっと私の世代では考えられないほどの無駄で生産性のない動き。
    本当に時代というものは変わっていく。
    また、メディアの考え方もこんなに今とは違うのか、と驚く。

    左翼とはなんなのか。
    今や「パヨク」などとあげつらわれ、一方で

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    2023年10月01日