池上彰のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
政治・宗教・野球の話しはするな。
と、教えてもらったのは学生時代のアルバイト先でした。
それから今までも、了解の気持ちとなんだかなあという気持ちがどちらもあったのですが、「宗教」だけをとっても自分はこんなにも知らないのかという無力感みたいなものを感じました。
知らないというよりも、日本に住む多くの人はたぶん、宗教や聖書の解釈が国の命運をわけるような環境で生きていないから、そもそもの基盤が違いすぎる。
特にロシア周辺の宗教を絡めた歴史や情勢は、知らねばと思いつつも頭に入りづらかったです。
解説や文章はとてもわかりやすく書かれているので、宗教に疑問を持ったときに随時該当箇所を見返しながら頭に -
Posted by ブクログ
一年前の本。
ウクライナ戦争の終結時期については、第一次・第二次世界大戦と同様戦期を4〜5年と予想しているので、2026〜27年。
著者のことは良識ある良質のフランス知識人と思っていたが、フランス国営放送からは出禁を喰らっているそう。
なので、日本の出版会から評価されていることは本人にとってはありがたいそう。
内容に関しては、人口統計学と家族制度を軸にした客観的な分析、という本人のオハコ。
ロシアへの経済制裁がいまいち効かない理由として、グローバル・サウス諸国が殆ど制裁に参加しておらず、西洋的価値観よりも、ロシア的・伝統的価値観の方が実は共感されやすい、という点をあげている。
この点 -
-
-
Posted by ブクログ
伝えること、説明することに苦手意識をずっと持っていた。この本には書いてある。「自分が深く理解していなければ、わかりやすく説明できない」と。
例えば、難しい社会の仕組みや用語を小学生にわかってもらうには、自分が深く理解している必要があるということ。
まずは、知識を深く正確に身につけよう。そして、伝える練習をしよう。
伝える練習は、やっぱり練習しかない。伝える時に考えるポイントがいくつも紹介されていた。すぐにできそうで、なるほどと思ったのは「使わないほうがよい言葉や文字」のところ。
・そして/それから
・順接の「が」
・いずれにしても
・絵文字の類、涙や笑
これらの言葉は使わないほうが伝わりやすい