【感想・ネタバレ】池上彰の世界の見方 アフリカ ~希望の大地か、暗黒の大陸か~のレビュー

あらすじ

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目からウロコ!一気読み必至のアフリカ講義。

アフリカと言えば、紛争、貧困、飢餓、感染症……。
これらのイメージが間違っているとまでは言いませんが、
アフリカの「現在」はそれらだけではありません。

例えば、以下のような現実をご存じでしたか?

・世界キャッシュレス化ランキング1位はケニア
・アフリカでは感染症よりも生活習慣病が大問題
・アフリカの多くの国で、中国の進出は歓迎されている
・西アフリカで親ロシアの国が増えている

もちろん、アフリカの歴史も平易に解説しています。
ですので、次のようなことがよくわかります。

・アフリカ諸国の国境はなぜ直線状なのか?
・南アフリカのアパルトヘイト、日本はどう対応したか

詳しすぎる「池上解説」も健在です。

・ナミビアの領土、一部が西に延びているのはなぜなのか
・アフリカに派遣された自衛隊の対潜哨戒機は
どのように海賊と漁船を見分けているのか

など、思わず「へぇ」と言いたくなる情報も満載。

東京都立国立高校での白熱授業を書籍化。
高校生から大学生、ビジネスパーソンまで
どなたにも楽しめて、ためになる1冊。
シリーズ最終巻にふさわしい充実した内容です。

(底本 2024年11月発売作品)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

2025/09/10
少しこのシリーズの本から遠ざかり気味だったので北欧に続いてアフリカ編も読んでみました。
何十年も前から「アフリカに支援を」という謳い文句が言われているにも関わらず、アフリカに対して支援が必要だというイメージが拭えないのはどうしてなのだろうかとちょうど思っていたところでしたが、アフリカの現状についてこの本を読んである程度我々の認識と得ている情報をアップデートしていかないといけないのだなと痛感しました。
政治が変わっていっている国、経済が我々の想像以上に発展している国、あるいはそれ以上を行く国もアフリカには存在してきていてこれからアフリカの国々とどのように関わっていくべきなのか考えていかなくてはいけない所であると思います。
最後の方に出てきた文章の中に「アフリカを支援が必要な国としてみるのではなく、ビジネスパートナー的な対等な関係で見ていくために何をすべきか考えなきゃいけない」という旨の文章があってその通りだなあと思わされました。

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2025年09月11日

Posted by ブクログ

今回も素晴らしい出来。一挙読み。独立を支援してきたロシア、中国はアフリカの人たちにとって近い。忘れられた戦争、スーダン内戦。カタールが産んだアルジャジーラによるアラブの春。北アフリカはアラブ・イスラムという事実。南アのアパルトヘイト、隔離は差別ではないとされてきた歴史、名誉白人という日本の不名誉。顧みられない熱帯病。欧米目線から脱却しないと真実は見えない。インフラ、教育、医療の大切さ。日本のちょっと昔がアフリカの近い将来。

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2025年08月21日

Posted by ブクログ

初歩的なアフリカの歴史(または現状)について知りたく、本書を手に取る。
まだまだ課題はあるというものの、すでにアフリカは発展しており、援助より投資を求めているとのこと。
良い・悪いは置いておいて、中国の立ち回りは賢いように見受けられる。すでに日本も援助・投資で上手く立ち回っているが、今後どう支援し、協力関係を結んでいくかがキーだと感じた。

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2025年07月06日

Posted by ブクログ

大好きな池上彰先生。今回もアフリカについて分かりやすく説明してあり、目から鱗だった。
黒人差別が生まれた理由、南アフリカでアパルトヘイトは無くなったが、混沌とした人種問題は続いている理由、資源をめぐるアフリカ全土の発展や貧富の差や治安問題、国境を無くそうとしても共通のものがないと難しい問題などなど、今全世界に共通する問題も含め提起され、いろいろ考えさせられた。

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2025年06月28日

Posted by ブクログ

アフリカといえば貧困、飢餓、紛争というイメージがあるが、内実は多様で急速に発展している国もある。その中でも港を活用できる沿岸の国と物流コスト掛かる内陸の国で格差が広がっている。池上彰に質問してる学生のレベル高すぎるやろ。

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2025年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アフリカのことを知らなかったが分かった。
書評を見て興味がわいた
「アフリカと言えば、紛争、貧困、飢餓、感染症……。
これらのイメージが間違っているとまでは言いませんが、
アフリカの「現在」はそれらだけではありません。

例えば、以下のような現実をご存じでしたか?

・世界キャッシュレス化ランキング1位はケニア
・アフリカでは感染症よりも生活習慣病が大問題
・アフリカの多くの国で、中国の進出は歓迎されている
・西アフリカで親ロシアの国が増えている」

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2025年05月09日

Posted by ブクログ

ポルトガルのエンリケ航海王子から、スペインをはじめとした三角貿易・大西洋奴隷貿易、そしてオランダ、イギリス、フランスによる植民地争奪戦。。。

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2025年03月04日

Posted by ブクログ

高校生を対象に講演授業の書き起こしといった体で構成されるこのシリーズですが、非常に分かりやすくて基礎知識を得ることができます。今回のアフリカ編も目から鱗がいっぱい。

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2025年02月10日

Posted by ブクログ

このシリーズ、知らなかった!
とても勉強になる。池上彰さんが訪問する学校での対談講義シリーズのようだが、内容が広い!こんな授業を生で受けられたらこの先の人生変わりそうだ!

アフリカ編。シリーズ最終章だったようだ。
いかにアフリカのことを知らないか。
遠い国、地理も曖昧、歴史的にもわかってない…と思い知らされた。大陸の横断が、太平洋の日本ーロス間と同じとか、中国資本でできた鉄道の距離が日本の本州より長いとか、サイズにも驚く!
そして歴史、欧米との奴隷制度。教育の大切さ。蔓延する「顧みられない熱帯病」
もっともっと興味を持ってこの大きな大陸を見ていきたいと思った。


東部ルワンダ

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2025年02月06日

Posted by ブクログ

高校生向けの講義を書籍化したようだが、大人の自分が読んでちょうど良いわかりやすさだった。
ある地域の情勢を見るときに、現在だけでなく過去や世界全体も視野に入れないときちんと理解できない。それを網羅的にわかりやすく解説していてありがたい。
各国様々な思惑がある中で、アフリカが、世界の人々の生活を豊かで幸せにする方向に発展していってほしい。

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2025年01月19日

Posted by ブクログ

面白くわかりやすい。
日本は思ったよりアフリカとの付き合いが長い。
シリーズのようなので、他の地域とかも読みたい。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

池上彰が東京都立国立大高等学校で行った6コマの授業をまとめたもの。とりあえず、毎度のことであるが、池上彰なのでわかりやすくておもしろい。

アフリカの歴史、現状、強み、弱み。
紛争?貧困?レアメタル?投資?成長?共存?
いろいろない切り口から様々なアフリカの姿が語られている。
心理的にも物理的にも、どうしても遠くに感じがちなアフリカだが、本書を読むことで少しだけアフリカを身近に感じられるようになると思う。

授業を受けている高校生たちの知識や鋭い視点にただただ驚嘆。自分の高校時代が恥ずかしい。今更遅いのだが、もっともっと勉強したいというモチベーションは上がった。そういった意味でも良書。

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2025年09月13日

Posted by ブクログ

なんと、今アフリカが必要としているものは「援助」ではなく「投資」!

歴史に翻弄されてきたアフリカの経済成長、デジタル化、人口増加、中国進出など、変化するアフリカの実態がわかりやすくまとめられている。
特に飢餓のイメージがあるアフリカで、生活習慣病が増えていることは驚きだった。

だけど何より私が驚いたのは高校生の頭の良さ。
池上彰さんと高校生との対話形式で進められるのだけど、あまりにも賢すぎて内容よりそっちが若干気になる。
私よりよっぽど賢いなって。

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2025年05月24日

Posted by ブクログ

「池上彰の世界の見方」シリーズ アフリカ編

「私たちはアフリカに対して認識を改めなければいけない」
まさにその通りでした。
アフリカと言われるとどうしても「貧しい」「飢餓」「内戦」など、マイナスなイメージが浮かんでしまいがちです。けれど、モバイル決済が日本よりも普及していたり、ヨーロッパとの関係よりも中国やロシアとの関係が深まっていたり、アフリカの人々は「支援」よりも「投資」を求めていたりと、アフリカ観が変わりました。さらには「リープフロッグ」による発展の規模やスピードも大きく早い一方で、生活習慣病になるケースが増えていることもアフリカの現実でした。

また、アフリカの未来は日本の現代史から見えてくる。ここにビジネスチャンスがあることも示していました。先進国をモデルとして発展するアフリカがいつまでもモデルとし続けられる国に日本がなることで、トータルウィンの関係性を築くことができるのではないかと感じました。

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2025年01月14日

Posted by ブクログ

アフリカは日本からは余りにも遠い大陸なので、想像がしにくい。池上先生は何度か訪れているようですので、感じが掴めているのではと思います。おそらくこれからのマーケットとしては有望だとは思いますが、やはり遠いかな?

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

 このシリーズにはハズレがない。アフリカの歴史につてはほとんど学校では学ぶことはない。スエズ危機とかアパルトヘイトとか特別な事件とかについて断片的に教えられるだけである。なぜそんなことが起こったのかという原因についてわかりやすく書いてあるのには感謝である。

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2025年05月20日

Posted by ブクログ

いつものように新聞の延長で読んだ。
このシリーズはほぼ全て読んでいるけどその中で一番新たな発見があった。裏返せばいかにアフリカの情報が日本に伝わって無いかという事かな。
ニュースでもほとんど見ないしたまにバラエティでお笑い芸人が訪れるのを面白おかしく放送するくらい。
アフリカへの見方が変わったので池上さんはやっぱりすごい。

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2025年02月04日

Posted by ブクログ

いつも分かりやすく解説してくれる池上先生。
この本もやっぱりいつも通り読みやすい。
アフリカ言うたら貧困と戦争のイメージ強いけど、今となってはそれだけとちゃうねんで、としっかり教えてくれます。

なんでアパルトヘイトが長いこと続いたと言うことやら、大陸には54か国プラス1あることなどなど。
それにアフリカが欧州から受けた影響が大きいなんて今の今まで全く知らんかったし。ネットでは知り得ない情報が盛り沢山。
アフリカを知るための入門書なのは間違いない。

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2025年01月31日

Posted by ブクログ

本シリーズ最後は「アフリカ」です。

アフリカの歴史、というよりも、欧州や中国・日本とアフリカとのかかわり方ががメインの話となっています。

本シリーズは、ニュースのベースとなる知識のアップデートに最適でした。これでシリーズ最後なのか・・・・と思うと、少し寂しい気がします。

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2024年12月22日

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