中東情勢の基本が驚くほどよくわかる。
国際紛争の震源地ともいえる中東。
イスラム過激派によるテロが頻発し、大勢の難民が欧州に流入。
なぜこんなことになってしまったのか?
その答えを見いだすには、歴史のどの地点から見直せばよいのか?
池上さんは、現在の中東の混乱は、1978年のソ連によるアフガニスタン侵攻から振り返るとわかりやすい、と言います。
自称「イスラム国」(IS)が誕生して世界でテロが頻発するようになるまで、約40年の間に何があったのか?
大国の身勝手、イスラム教の宗派対立、土地や資源をめぐる争い。
理解しがたい中東の真実が、池上さんによって鮮やかに解説されます。
本書は、池上彰が選ぶ独自のテーマで、世界の国と地域を解説する『池上彰の世界の見方』シリーズの4冊め。
中東とイスラムの基礎・基本がよくわかります。
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
Posted by ブクログ 2020年03月29日
アフガニスタンの侵攻、タリバンとアルカイダ、
アラブの春にイスラム国・・・
一つ一つの出来事はニュースで聞きかじってはいたものの
カオスな状態で脳内に放置されていた中東問題。
この本を読むと、それらが見事につながって
あっという間に整理整頓されるという
実にミラクルな快感を味わえます。
(学ぶ楽しみ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月30日
2019/11/30
このシリーズも二冊目に突入しました。中東編。もともとは中田敦彦のYouTube大学で紹介されていたシリーズですが、東南アジア読んでみたらとてもわかりやすかったので、次に中東編です。
この中東編もそうですが、知らないと恥をかく世界の大問題シリーズを高校生、中学生向けにアレンジして...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月29日
歴史を見るときは、現代のモラルの尺度ではなく、その時代背景を踏まえて考えないといけない。と以前出口治明さんの本から学んだ。池上さんも似たようなことを言われており、歴史の正しい見方とはこうあるべきなのだと改めて感じた。ひとつの衝突から始まった出来事が、どんどん他の場所にも影響して波紋のように広がってい...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月19日
中東はひたすら物騒な印象で、宗教に血眼で偏狭なイメージを持っていました。正直今でもそういう印象は拭い去れないです。これだけ世界中にイスラム教徒がいて身の回りには全然いないのも影響しているのかなと思います。個人に立ち返ったときに、一つの国にも色々な主張や生き方が有る事が分かるのだけれど、集団として捉え...続きを読む