面接、プレゼン、祝辞書き言葉は、「読む文章」です。「話す文章」は、本来まったく異なるもののはずです。いわば「文章の生理」の違いのようなものだと私は思います。「書く文章」をそのまま読み上げても、聞き手を感動させることはありません。聞き手の心に届くような話し方をしたければ、「書いた文章」を読み上げるのではなく、「自分の言葉」で語りかけなければならないのです。(本文より)
Posted by ブクログ 2023年02月05日
NHKに入局してから、子供ニュースに携わるまでの足跡とともに、分かりやすく伝えるということについて、どのように試行錯誤してきたのか。そこから自分が得た学びや実践していることについて、箇条書き形式でわかりやすく書かれています。
記者として、キャスターとして、お父さん役として、さまざまな対象者に伝えると...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月01日
池上さんの人生での経験を語りながら、相手に対するわかりやすく説明することを己で学び説明している本です。
相手に物事を伝えるにはどうすればいいか?
数多くの報道などの仕事をしながら、そのテーマを考えていく姿は現在の池上さんを作り上げています。
適当なハウ・トゥ本と違い、文章に血が通っているのが読んでい...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月28日
いわゆるマニュアル本ではありません。著者のこれまでの歩みがよく分かる本です。これまでの失敗談など具体例が描写されていて、いかに試行錯誤しながら対処してきたか興味深く読めました。著者が相手に伝えるという事に対し誠実な気持ちの持ち主であり、その気持ちがあってこそ、「相手に伝わる話し方」を実現することがで...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月28日
相手に伝わる話し方の本。
「相手のことを思いやり、相手が何を知りたいか、どの順に知りたいか、何を知らないか、何を知っているかということを想像して話す」こと。アタリマエのことだけれど、軽視しがちなことだと思った。
また、授業での話す授業はどうしても原稿を「書き」、それを「話しているように読ませる」とい...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月24日
相手に「伝わる」話し方
2002/8/20 著:池上 彰
人はみな、相手に自分の思いを伝えたいと考えて話しをしているはずである。でも、自分が伝えたい内容は、果たして相手に伝わっているのだろうか。著者、30年にわたって、「人に情報を伝える」という仕事をしてきた。うまくいかずに悩んだり苦しんだり絶望し...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月12日
わかりやすい説明は難しい。それは何を前提としたらいいのか、話し相手の知識はどの程度あるのかを認識し、相手に応じた語彙を使って話さないといけないからだ。池上さんは子どもたちという大人とは別世界にいる相手に、大人の世界の話をする仕事についた。そして、何がわからないかわからないという苦しい状況となった。そ...続きを読む