池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中東の国の基礎知識をつけるにはうってつけの一冊。
アメリカが介入すると碌なことにならないなあ。
ドバイの首長が世襲制なのはしらなかった、UAEのNo.2も兼任することも知らなかった。
ドバイ元々石油産出量が少ないからこそ頭を使い、貿易の地として発展してった。
サウジアラビアの記者がトルコの領事館で殺害された事件、皇太子が黒幕でそれをバイデンが告発したら後々報復されるのは、うける。
アメリカ相手にビビってない、さすがサウジアラビア。
カタールについては、無知だった為、勉強になった。
アメリカの軍隊、ハマスの事務所など多種多様な存在を国内に認めてるんだなあ、、
民放放送も有名だったとは、 -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
池上彰さんの本は、世界のあらゆる物事を単純化して、分かりやすく理解しやすいように解釈して、私たちに教えてくれる。そのため、偏った情報もあるように感じるし、そんな単純じゃないだろうと思うこともあるし、池上さんが教えてくれる世界だけが全てではないと思うけれど、幅広くて圧倒的な知識量で新しい文化や考え方、世界の情勢を教えてくれるので、いつも発見があり、とても貴重だし、ありがたいし、ついつい読み漁ってしまう。
2019年に出版された本なので、世界情勢を知るには少し情報としては古いのだが、勉強になることがたくさん書かれていた。EU離脱に至った背景と課題、イギリスのスパイ組織、日本がお手本にした立憲君 -
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池上彰氏と竹内政明氏による文章術の対談。
「いわゆる『名文』を書くノウハウのようなものにはしたくない」と、「はじめに」に書かれているように文章術のノウハウ集ではない。
対談は池上氏が巧みに話をリード。竹内氏から文章術の「秘密」を引き出したものになっている。主に竹内氏が読売新聞のコラム「編集手帳」をどのように書いたかのネタばらしである。
竹内氏の話を聞いた後に、池上氏も自分の考えを述べている。池上氏の言っていることは「伝える力」と「伝える力2」で書かれていることと同じだったため既視感があった。
内容自体は難しくなく、誰でも読めるが、文章作成に関しては上級者向けの内容である。うまいコラムを書 -
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ネタバレあと1週間足らずで米国にはトランプ大統領が再来して、世界を変えていくことになると言われています。実際に登場する前に具体的にどのように変化するかを本に記すことは大変勇気の要ることだとは思いますが、読者としては大変興味がある所です。
今までにも何冊か読んでお世話になっている池上氏の最新本が出て、それが第1章に記されています。その内容も参考にして、激動の幕開けとなる2025年も過ごしていく所存です。
以下は気になったポイントです。
・戒厳令とは、戦争などの非常事態が起きた時、政府や裁判所などの権限を軍隊に移す宣言である、議会を開かせないようにするため、大統領の命令で軍隊が出動した、しかし国会議 -
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タイトルの「伝える」には、「話す、書く、聞く」が含まれるとし、コミュニケーション能力を高める方法を指南した本である。
「簡単なことは簡単に」「難しいことも簡単に」
これは、何かを伝えるときの基本です(p154)
このように書いているだけあり、読みやすい。
2007年の発行の本で、現在でも版を重ねている。だが、いくらベストセラーとは言え、約20年経った今(2025年)読むとさすがに古さを感じる。言っていることはうなずけることが多いが、その例が古いからだ。
例として挙げているのは新書らしく、時事ネタが多い。時事ネタは発行直後は身近なこととして理解しやすいかもしれないが、発行後年数が経つとわ -
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ちょっと前の池上さん解説本、ちょうどBrexitの頃の本です。
そしてこのあと悪しきコロナパンデミックが世界中に..........。
資本主義の欠陥、経済格差について言及されていますが4年後の今はよりエグくなりましたね............。NVIDIAやOPEN AIといったキーワードはまだ出てきません....。
中曽根康弘のエピソードが載っていて、自分は中曽根は安倍や岸田らと比較して抜群に頭が良いことは認める一方、早くから原子力を推進したりあまり好きではないのだが、東日本大震災での福島の事故をうけて「自分のやってきたことは間違いだったかも知れない」と述懐しており、そこが強く印象に残 -
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予備知識なく、なんとなく本屋で手に取って読みました。
南北戦争?白人黒人?
そんなレベルからでした。
今を知るためには過去の歴史から読み解かないとわからない。まさにそうでした。
内容は非常にわかりやすい。
池上先生が書かれた本で、トランプ政権に対して、非常に危機感を持たれていることもあり。
内容にバイアスがかかっている可能性もあるので、表現の仕方が批判的なところや、意見が入っているところがありますが、非常にわかりやすくスッと内容が入ってきます。
ニュースを見る目線や、裏側を考える力を身につける一歩になりました。
ただしバイアスは捨てて、あくまで客観的に見ることは忘れないようにしたい。
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Posted by ブクログ
読み始めた時は、鬼ヶ島の子守唄を思い出した。
「お母さん怖いよ、桃太郎が来るよ」
昔話の英雄も見方を変えれば侵略者。
読み進める内にそんな単純な話じゃないって事は理解したけど。侵略行為、軍事行為は決して許される事ではないけれど、ロシアにも言い分はある、アメリカを筆頭とする西側諸国の振舞いに配慮が足りない部分はあった、何よりコミュニケーションが成立していない、そんな事は理解したと思う。
公式ホームページに原文が掲載されているから誰でも当たれる、って言うけど、読むのも理解するのも大変。背景まで理解して解説してもらっても充分に理解出来る自信はない。報道してる側でチェックしてるもんだとばっかり思