感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2021年12月09日
■需要と供給を考えるとき「弾力性」と考える。
弾力性が大きいと変化が大きく、弾力性が小さいと変化が小さい。
例:
①需要の弾力性が1より小さい
価格を10%引き上げても需要は5%しか下がらない。
→その製品への依存性が高く、代替え不可能なもの。
タバコ、薬(ジェネリックがない場合)
この時製造コス...続きを読むトが高くなって価格が高くなった場合、そのコストは消費者が負担している。
コストの増加分を消費者に引き受けてもらって生産量を保てるから。
②需要の弾力性が1より大きい
価格を10%引き上げると需要が20%低くなる
→製品への依存性が低く、代替え可能なもの。
コーヒー(他店に行ったり水で我慢したり)、オレンジジュース
この時製造コストが高くなって価格が高くなった場合、そのコストは消費者が負担している。
→高くなると売れないから、コストの増加分を生産者が引き受けて生産量を減らすしかない。
■市場は、財市場、労働市場、資本市場に分けて考える。
・財市場
家計:商品やサービスを求める
企業:商品やサービスを提供する
・労働市場
家計:労働を提供し、対価をもらう(給料や福利厚生)
企業:労働をもらい、対価を与える
・資本市場
家計:資本を提供し、対価をもらう(利子や配当)
企業:資本をもらい、対価を払う
Posted by ブクログ 2021年06月27日
入門編の名に相応しく、浅く広く、ミクロ経済学のイシューをカバーしている。
具体例が豊富に掲載されており、かつそれぞれの項目も簡潔に記載されており、手軽に読むことができる。
ミクロ経済学について学びたい(学び直したい)学生や社会人、全ての人におすすめできる。
Posted by ブクログ 2021年02月18日
経済学の基本となる考えを知ることができた。
定期的に読み返したいと思う。
市場は限られた資源を配分するための非常に良くできた仕組み。
市場の仕組みはうまく行かないこともある。
政府は市場の問題を解決するうえで大事な役割を負っている
Posted by ブクログ 2020年08月22日
経済学を考える上での思考の枠組みの形成に役立つ一冊。市場原理や政策、その他諸々の問題を踏まえ、経済を見ていく偏りのない的確でスマートな情報量がある。基礎中の基礎だと感じる。
Posted by ブクログ 2020年07月26日
経済学の基礎がわかりやすく学べる。
行政に携わるものとして、政策を執行するあって、念頭におくべきポイントがいくつもあった。
自戒の念を込めて、これからも何度も読み返す等して、読み深めたい。
Posted by ブクログ 2020年05月17日
難しい専門用語はほとんどなく、わかりやすい引用が多くて読みやすい。
ある程度知識のある人には物足りないかもしれないが、経済学の足掛かりとしては最適。
Posted by ブクログ 2019年05月01日
事例が豊富で読みやすく、一気に読める。
特に完全競争・独占的競争・寡占・独占の違い、外部性、および情報の非対称性についてかなり分かりやすく書かれている。
需要曲線と供給曲線以外のモデルは登場せず、ゲーム理論とインセンティブ設計という今のミクロ経済学で必須となる話も出てこないが、ミクロ経済学に対す...続きを読むるイメージを掴んで、よりしっかり学ぶための橋渡しに使う本として良いのでは。
それと、これくらいの知識があると新聞の経済欄や日経新聞の読み方もけっこう変わってくると思う。
個人的には、ピカソの絵は供給が完全に非弾力的だという話がツボだった。そりゃそうだ。
Posted by ブクログ 2018年08月30日
ミクロ経済は個人に直結する話。必ず勉強しておいた方が良い。
本作は、「スタンフォード大学で一番人気の」と題しているため、実例は大方アメリカ基準のものがほとんど。なので、日本人には少し抵抗があるが、池上彰氏が監訳しているからか、初心者でも分かりやすい説明で割とすんなり頭に入った。経済用語はゴシック体で...続きを読む書かれて、欄外に註釈欄を設けるなど、読み進めやすい構成となっている。
なかでも需要と供給の「トレードオフ」問題などは、前半三分の一ほどを占めて細かく解説している。
Posted by ブクログ 2022年10月02日
マクロ編と合わせて読みました。
ミクロはマクロのような大きな枠組みよりも視点を個人に近づけたもので、政策やそれを受けた公共事業・福祉(とそれにまつわる補助金)など。
良くニュースの感想等でよく聞く「もっと困っている人に金を使え」的なコメントが、実は的外れだったりすることがなんとなく分かった。
仮に...続きを読むそうしたら補助金・給付金をもらった人は努力することをやめてしまうのでは?それに、政府がばら撒いた金はスピード感を持って市場で回されなければ意味がない。貯金に回されたら循環が止まり誰の利益も生まなくなってしまう。
世の中を豊かにするには、ビジネス上(技術であったりサービスであったり)の進化はさせ続けなければいけない。そのためには教育が大事。企業だって目標のために専門の知識を持つ人がほしいので募集をかけるしより高い給料を払う、そうしなければ他社に取られてしまうし、国がそういう人材が育つような教育の仕組みを作れなければ海外からの優秀な人材であったり、逆に競争力を失った日本企業に愛想を尽かし海外へ人材が流出してしまうかも知らない。
意外と色々なことがつながって最終的に自分達の身に降りかかってくるのだということが改めて分かりました。
政府でも個人でも何か行動を起こすために金を使う、それが巡り巡って誰かの利益になるわけだけどあんまり実感がないのが悲しいところ…
Posted by ブクログ 2022年01月30日
非常にわかりやすい内容、和訳だった。ただ完全にゼロから経済学を学ぶ人には難易度が高いと思う。私のように大学で一通りを学んだ者が、時を経てから学び直すにはぴったりの一冊だった。
結びにも記載されている、
・経済を考える上で最も大事なのは「実際的」であること
というアプローチを全体を通して丁寧に解説して...続きを読むあった。どうしても政治的な嗜好に結びつけて話してしまいがちな経済学を、きちんと語れるようになる一冊だった
Posted by ブクログ 2021年10月20日
初めて読んだ経済学の本。
経済学を理解するにあたって大事だと思ったのは
まず大枠(仕組み)をしっかり理解すること。
ただその仕組みをつくったのは人間であって
人為的な要素が多く含まれているから、格差が生まれたり監視システムが生まれたんだと感じた。そして社会自体が一つの生き物みたいで操るのは無理なんだ...続きを読むと思いました。ただ歴史を学んだり、実際の事例を沢山経験する事である程度予測できるんだと思いました。
Posted by ブクログ 2021年07月13日
今まで何冊か経済学の入門書を読んできましたが、どこかで必ずつまづく箇所がありました。でもこの本は最後までスイスイ読めました。経済学部出身者ではない私には合っていました。マクロ編も読んでみようと思います。
Posted by ブクログ 2021年03月25日
経済学部なのに経済のことを理解できていなかったのでちゃんと理解するために読みました。
この本を読んで、経済の基本的な考え方を学ぶことができました。
経済学というと難しいイメージがありますが、それもわかりやすく解説してくれています。
ただ、大学で習うような経済学とはかなり内容もちがいました。...続きを読む
数式などは一切出てこず、全体的なイメージを掴むため、経済学的な考え方を学ぶための本と言えます。
Posted by ブクログ 2021年01月02日
トレードオフ、リスクから目を逸らさない。
1.経済学とは何か
経済学における基本的な問い
・何を社会は産みだくべきか
・どうやって生み出す?
・生み出したものを誰が消費するのか
考え方
・ものごとはトレードオフ!!である
例 法人税引き上げ → 企業は商品価格アップORボーナス減OR株主配当減...続きを読む →企業ではなく個人の懐にダメージ
実際には誰の懐から税金が出ているか。
・利己的な行動が社会の秩序をつくる
国富論アダム・スミス
・あらゆるコストは機会費用である
本当の意味でのコストは、いくら払ったかではなく、そのために何を諦めたのか
・価格を決めるのは生産者ではなく市場
つまり、経済的な均衡点であり、人々がちょうど良い(コスパがある)と思う点とは別!!
需要の変化どのような時に起きるのか
・社会全体で所得水準が上がったとき
・人口が増えたとき
・流行や好みが変化したとき
・代替品の価格が変化したとき
5.価格弾力性
価格が変わった場合、需要や供給にどれほど影響があるか?
代替商品があるか。
値上げや値下げ分を消費者が負担するか、企業側が負担するか変わってくる。
10.独占禁止法
4社集中度
11.規制と規制緩和
初期投資が大きく、ランニングコストが低い公共インフラは、参入ハードル高いため、「自然独占」になりがち。
問題の本質を見極め、競争による技術革新、規制による管理が大事。
12.負の外部性一環境汚染のコストを考える
外部性:取引当事者以外に影響を及ぼす性質
13.正の外部性一技術革新のジレンマ
Posted by ブクログ 2020年12月27日
(こんな人におすすめ)
経済の基本から教えてほしい人。
経済って何となくは分かるけど...自分の言葉では説明できないなぁーって人。
(私の読むきっかけ)
自分の生活とは切り離せない経済だけど、いまいち自分の言葉で説明できないなと思い、読みやすそうな本書を手に取ってみました。
(私の読む目的)...続きを読む
1お金に対する判断の精度をあげる。
2自分の生活を経済の目線で見れるようになる。
(感想)
需要と供給って何?という基本を知りたい人向けに丁寧にわかりやすく説明している本だと思います。
身近な例題が書かれていたり、専門用語の説明も注釈で書かれていたので詰まることなく読めますよ。
価格が上がると供給量はどうなる?そもそも供給と供給量の違いは何?このように「言われてみれば分からないな...」というような基本から教えてくれます。
Posted by ブクログ 2020年07月22日
スタンフォードとミネソタ大学で「学生が選ぶ講義が上手な教師」で1位を獲得した著者の、ティモシー.テイラーと、日本では有名な池上彰が監訳ということで、経済学の入門を勉強したいということでこの本を選んだ。
経済学の考え方、経済学の基礎となる問いは
・社会は何を生み出すべきか
・どうやってそれを生み出す...続きを読むのか
・生み出されたものを誰が消費するのか
ミクロとは、個々のプレイヤーに注目し(個人や企業、政府)商品やサービス、労働、資本
物事にはトレードオフがある
何かを重視すると、別の何かが疎かになってしまうような、両立し難い関係のこと
経済学では常にこのことを頭に入れ、この対策をすれば、ここは改善されるが、こっちが不安定になるぞ。という考え方が大事
中でもさらに複利についてさらに勉強したいと思った
Posted by ブクログ 2020年05月31日
【ざっくり感想】
ミクロ編ということで、内容を身近に感じることができて、読みやすかった。
市場とか何か、市場で起こる問題は何か、政府の役割はなにかなどについて分かりやすく、書かれていて普段耳にするような経済的ワードを流れの中で理解できた。
世の中需要と供給で成り立っているのだなと思った。この関係を利...続きを読む益が偏ったりせず、機能させるために政府が政策を出す。福祉といったセーフティーネットは市場の中でうまくいかない人をカバーするためのもの。教育は市場の中でうまく生きていく力を養うモノではないか。
市場をうまく機能させるために政府がかかわりすぎるのも技術の進歩を妨げてしまう可能性もあるためよくない、一方で放置しておくと利益が傾いてしまう。政府の役割は重要だがそもそも、その役割を果たす政府自体の考え方がどこか傾いてしまっているように感じる。政府自体も不完全で、誰かに監査してもらわなければならない。その役目を果たすのが国民であるが、国民からしたら自分の与える影響の小ささを思うとその監査をどうしてもサボってしまうのだなーと当たり前のことをようやく理解できたかなと思います。
【内容】
結局世の中の多くは需要と供給の関係で成り立っている。限られた資源を配分するための非常によくできた仕組みが市場である。財市場、労働市場、資本市場の三つの市場が円を描くように連なってあるのが、市場経済である。どの市場に置いても需要と供給は絶えず、変化している。しかし、市場においてもうまくいかない場合が多くある。供給側が優位となることを防ぐために、独占禁止法といった規制が存在するのである。需要側にとっては寡占状態よりも競争状態のが利益を得ることができる。そのため、企業の独占を妨げる法律があるのである。一方で、供給側の利益を守ることも必要である。そのために特許や知的財産権といった権利がある。さらに市場経済に全てを委ねると、貧困や格差といった問題が生じる。政府は企業の発展を妨げることなく、これらの問題をどう解決していくかが重要である。
Posted by ブクログ 2020年05月05日
今まで「経済学」というものにあまり触れてこなかったので、いい加減勉強しなくてはと思い、手に取った本。
普段ニュースなどで目にする話題が経済学的な視点から分かりやすく書かれており、とても勉強になった。
何となくしか理解していなかった需要と供給の理論も具体例とともに上手く説明されており、価格の動きがよ...続きを読むく理解できた。
第8章の「自己投資」の章は、これからの資産形成を考える上でとても役に立った。
本書は経済学初心者にはとても分かりやすい内容だったが、いざ人に説明しようとなると難しいので、やはり経済学は反復的に学んでいくことが必要だと感じた。
Posted by ブクログ 2020年04月27日
経済についての基本的な考え方が身に付く本。
ニュースや新聞を読む時に、視点が増えて自分なりに意見を持てるようになると思う。そのために必要な経済学の知識(価格の決まり方、市場と政府の関係など)がまとめられている。
この本についてではないが、個人的に投資についての部分は、両学長のYouTubeで勉強して...続きを読むいたから、内容の理解が容易だった。何かを理解したり考えたりするためには、ある程度の基本知識が必要で、それを身につけることが教養を深めることなのだろうと思った。
Posted by ブクログ 2019年08月24日
書店で見つけて購入。
ミクロ編の構成として、経済学の基本である需要供給に関する内容から、資本市場および投資に関する内容も書かれてある。
各編も平易な日本語と構成自体も論理立って書かれているので、非常にわかりやすく、初学者には良い本だと思う。
投資に関する複利の効果とかも書かれてあるので、変な本を読む...続きを読むより、こういう本の方がわかりやすいはず。
中級者以上には物足りない内容なので、注意が必要。
Posted by ブクログ 2023年08月13日
ミクロマクロ共通して、初版が2010年代前半のため、各種データが古い点はあるものの、instant economistという観点では、色褪せていない。
例えが平易で非常にわかりやすい。
自分の場合、恥ずかしながら大学でも経済を学ばず、診断士試験で初めて学んだレベル。
合格のための知識ということで...続きを読む、偏ったインプットを解消すべく読んでみたが、幅広に、かつ小難しくなく書かれている。タイトル通り入門書。
---------
・経済は、トレードオフ。報道の裏にいる報道されていない人にも想像を広げるセンスが大事。
・福利厚生は一方的なプレゼントに感じるが、会社の行為ではなく、労働者が生み出すものの価格である。
→出井さんの住宅補助不要論
Posted by ブクログ 2022年11月27日
アメリカの経済を中心にしているからか、知らない用語が多いためか気軽に読むのには向かないと思った。ただ、普通に生活していれば経済学の大まかな概念を知ることは無いので、読んで損はない。
本書では、需要と供給、貧困や福祉、情報の非対称性が経済にどのように影響をもたらすのかを事実を基に述べている。
...続きを読む 経済学は、何をどうやって社会が生み出し、誰が消費するのかを軸に考えることが大事である。さらに、物事にはトレードオフがあるので、全てを一方向のみに進めることはできない。コストがどこにかかるかを順を追って考えることが大切だと思う。
Posted by ブクログ 2022年11月03日
自分も経済知識がある方では無いけれど、それでもなんとなく元々知っていることが多かった。広く浅く取り扱っている感じで、大学生くらいが読むにはちょうどいいかも。
Posted by ブクログ 2022年02月26日
ミクロ経済学の要素を簡潔に示してくれている。経済学の理屈、世界の背景を大まかに学べた。実践的かというと微妙だが、大枠を知っていることに意味があると思う。
内容は簡潔なゆえ、スラスラ読める。
Posted by ブクログ 2021年12月26日
ミクロ経済学についてわかりやすく解説した本。
例えば分業体制をとると労働者は得意な仕事に、企業も地の利を生かした事業に集中できる。
圧倒的多数のアメリカ人は農作物を育てたこともなく、獣が利用したことも家畜を買ったこともないまた小麦粉からパンを作ったことさえない。またほとんどのアメリカ人は絶望的な...続きを読むまでに何の訓練も受けていなければ身の回りにある機械類のちょっとした修理でさえも、自分たちのコミュニティーの他のメンバーを呼ばなければならない。逆説的なことだが、アメリカが豊かになればなるほど、平均的な人々には何の助けもなく単独で生き延びる能力がないことがますます明らかになっていくのである。
Posted by ブクログ 2021年04月20日
分かりやすくサクサク読める
池上彰さんらしい、「こういう考え方もあるし、こういう考え方もあるんです。どちらが絶対的に正しい訳じゃなく、時と場合に合わせて自分の頭で考えることが大事。」っていう論調なので、フラットに学べる
入門とは書いているものの、中級者程度でもおさらいや更に理解を深めるのにいいと...続きを読む思う
Posted by ブクログ 2020年08月27日
新聞を読む時、テレビを見る時、仕事してる時など、多くの場面で「今世の中ってどうなってるんだっけ?」と思うことが増え、経済って観点でどうなってるんだろうと興味が湧き、読んでみた本。かなり読みやすく書いてる中身ですが、ど素人の私的には勉強にはなりました。実生活や仕事とお勉強の世界が繋がるようにもう少し掘...続きを読むり下げて学んでいきたいと思った一冊。
【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】
経済学における最も基本的な問い
①何を社会は見いだすべきか?
②どうやってそれを生み出すのか?
③生み出されたものを誰が消費するのか?
アダム・スミスの「水とダイヤモンドのパラドックス」
交換価値と使用価値