坂井希久子のレビュー一覧

  • 華ざかりの三重奏

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    今年に入って辛いニュースばかりの中、久しぶりに楽しい世界を味わえました。
    可南子、芳美、香織。突如始まった、60歳を迎えた3人の同居生活(香織は今は通いだけど、いずれ同居しそうですね)
    大親友だったとは言え他人同士が住むのだから一波乱も二波乱もあるんじゃないかと心配でしたが、マンガが大好きという共通の趣味で3人がどんどん活き活きしていくのが羨ましかったです。

    同じ価値観の友達って大事ですね。それが芳美のいう「魂の結びつき」でもあるのかな(この「結びつき」説すっごく納得!)
    そしてマンガ生活を楽しむだけじゃなくて、不登校の詠人くんを何も聞かず迎え入れたり、にっくき桜井にも発破かけたり笑

    「還

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    2024年02月04日
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや

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    前巻の流れでお花の成長が促され、熊吉の出世、お栄の復活と併せて、シリーズ次世代への展開がいよいよ開けてきた。まさか孫の世代まで続くという大河小説に化けるのか⁉︎

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    2023年12月24日
  • 妻の終活

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    人生の永遠・終焉
    人はいつかは亡くなる。それが早いか遅いか、老衰なのか、病気なのか、この小説は身近な家族の終焉小説。特に延命治療か否か、病院か自宅か、施設介護か家族介護かなど切実な内容まで心に刺さる内容だ。人の命をどう守り、助けるのか、また、どのような治療を受け、決断するかなど、ほど遠くない人生終焉を、自分自身への決断を迫られた感じだ。思ったのはパートナーとの別れ際にいう言葉は「ありがとう」が最高だと。

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    2023年12月08日
  • 妻の終活

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    読みたかった小説。
    やっと読むことができました。ぜひ世のお父さん方に読んでもらいたい本ですね。
    そして死はまだまだ先と思っている30代40代の方も自分ならどう生きたいのか?を考えるきっかけとなって欲しいです。
    私も病気や母の死を経験して、自分ならこの先どう生きたいかを考えるきっかけとなりエンディングノートを書き始めました。
    この内容、本当に泣けてきます。
    私の母とダブってしまいました。
    母も癌で3年前に亡くなりました。68歳でした。
    私の父は廉太郎さんのように一人暮らしです。

    内容は暗いものかと思いますが、でも前向きな考えになれる小説かと思います。

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    2023年10月20日
  • 江戸彩り見立て帖 粋な色 野暮な色

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    「江戸彩り見立て帖」シリーズ第三弾。
    今作も安定の面白さ。
    文次郎さん好きだなぁ。周りの評価を気にせず、自分が選んだ色を好きだと言える人。着飾ることに関心がなくてもサッパリして清々しい!お伊勢ちゃんとの関係が良いモノになることをこれからも密かに応援します!
    早く次作が読みたい!

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    2023年09月28日
  • 妻の終活

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    両親が70歳と75歳、つい先日父の兄が亡くなって、父ががっくりと肩を落としている、と聞いた私が、今まさに出会うべき本だったと思う。
    読みながら、涙がとまらなくなった。
    妻の思い、夫の思い、娘の思い。そして別れ。
    今は二度と戻らないし、永遠に変わらずいることなどできない。だからこそ、今できることや伝えられることばを大事にしたいと思った。

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    2023年09月09日
  • 江戸彩り見立て帖 粋な色 野暮な色

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    ネタバレ

    今回も面白かった!
    流行りの色を作る所から、粋と野暮、恋と盛り沢山(^^)

    襲の色を覚えたくて、ここにも何冊か入れてますが、流石にお値段がよくてσ(^_^;)

    でも、源氏物語の色の本はやっぱり見たいな。

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    2023年09月06日
  • 蓮の露 花暦 居酒屋ぜんや

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    大好きな居酒屋ぜんやシリーズ!
    今作は大きな事件がひとつ解決。次作はまたみんながぜんやに集って、グルメな宴が繰り広げられるのかな。
    熊ちゃんが本当に頼りになるイイ男になった!熊ちゃんとお花ちゃんの今後が楽しみ。母親目線で二人を見守っています。
    来月は「江戸彩り見た手帖」シリーズの新作も出るし、ワクワクが止まらない!

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    2023年08月26日
  • 蓮の露 花暦 居酒屋ぜんや

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    人が誰でも心の中に飼っている鬼。
    それが育ちすぎてしまうと、さらに鬼を呼ぶのだろう。
    人間の感情の中でもとりわけ醜くて危険なのは、他人をねたむ心ではないだろうか。
    お金持ちが羨ましいな・・・それくらいにとどめておくことだ。
    誰にだって、いい時も悪い時もある。
    自分に見合った仕事があればコツコツと励み、たまに美味しいものを食べて幸せになること。
    それが分かっていれば、心の鬼を御していくことができる。

    『みのむし』
    『土用卵』
    『救いの手』
    『蓮の実』
    『別離』

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    2023年07月01日
  • 雨の日は、一回休み

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    ネタバレ

    帯の通り報われないおじさん達の連作短編集。
    自分とほぼ同じ世代、5人の男達が今のご時世、世知辛く切ない思いが吐露される。
    喜多川さん。この話は途中から読むのが辛く、気持ちが入ってしまった。自分たちの世代だけが大変なわけではないのは分かっているけどつい共感してしまう。
    獅子堂さん。最後奥さんに寄り添おうとする姿勢に、何とも言えず救いが見られた。
    佐度島さん。親の愛情を咄嗟に表せずに娘に見切りをつけられても、意地を貫こうと頑張り自分を変えていく。勇気を貰えた。次の話でも変わっていく様子に安心する。
    石清水さん。ホントに情けないし、女の子にも励まして貰って喜んでいるんだけど、自分にも置き換えるところ

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    2023年06月15日
  • セクシャル・ルールズ

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    男は外で働き、女は家を守るといった固着観念が未だ根強い日本。麻衣子と耀太は互いの多忙さを理解できず離婚。仕事に貴賤無し。子供たちの耀太への想いが主夫の評価だと感じた。

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    2023年06月03日
  • 蓮の露 花暦 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    前の巻から続いていたお花ちゃんの実母とお花ちゃんに毒を渡した子供の問題。

    無事解決(T_T)

    泣きましたよぉ! よかったね、只次郎、お父っつぁんって呼んでもらって♪

    お妙さんももうすぐ呼んでもらえそうでよかった(*^^*)

    雨降って地固まる、とはまさにこのことですねぇ。
    次の巻が楽しみだなぁ(^_^)v

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    2023年05月17日
  • セクシャル・ルールズ

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    やるせないなぁ〜
    夫婦も世の中もやるせない…
    終盤以外は結構リアル!
    少子化が叫ばれている昨今、これがリアルな家庭状況ではないかな…
    このストーリーは良い形で読み終えたけどこんなふうに上手く収まるケースはあまりないような気もする。

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    2023年05月13日
  • 雨の日は、一回休み

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    ネタバレ

    報われない「おじさん」たちの心情を時にコミカルに、時に切なく描き出す、連作短編集

    世帯主で働いてるので、「養ってやってるんだ!誰のおかげで食えるんだ!」と叫ぶおじさんの心理も分かる。一方、社会で理不尽な扱いを受けているので、男だってだけで出世できた事すら認識できていない自称企業戦士のおじさんの勘違いを冷めた目で見てしまう・・・どっちの気持ちも分かる話ばかりだった。

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    2023年05月12日
  • 泣いたらアカンで通天閣

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    ネタバレ

    内容(「BOOK」データベースより)
    大阪・新世界のどん詰まりに店を構える「ラーメン味よし」。放蕩親父ゲンコの作るラーメンはえらく不味くて閑古鳥が鳴いている。しっかり者の一人娘センコは頭を抱える日々だ。最近、ぼんやりしているおばあやんも気にかかる。そんなある日、幼馴染の質屋の息子カメヤが東京から帰って来て…。下町商店街に息づく、鬱陶しいけどあったかい、とびっきりの浪速の人情物語。

    大阪人情モノに外れ無しやな!

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    2023年04月25日
  • 市松師匠幕末ろまん 黒髪

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    「居酒屋ぜんや」「江戸彩り見立て帖」に続く時代小説新シリーズ。今回も間違いない!
    市松師匠が何といってもカッコイイし、おりんちゃんとの掛け合いも面白い。
    今後も何か問題が起きたら、芸者として妓楼に潜入し解決しちゃう感じかな?
    登場人物の過去もまだ詳らかになっていないから、次作も楽しみ!

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    2023年04月09日
  • ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    「居酒屋ぜんや」の新シリーズ第3弾。
    すっかり代替わりが終わって、熊吉とお花がダブル主人公として立ってきた。

    熊吉は俵屋の若旦那と共に上方に商談に行って、新しいものをたくさん目にしてきた。
    その上で、若旦那を支えて頑張りたいと思う。
    頼りない、と皆に心配される若旦那の美点を、誰よりも知っているのが熊吉なのだろう。

    お花は娘らしさを増してきたが、いまだに母親に捨てられた心の傷と、本当の親でないお妙・只次郎への遠慮が消えない。
    お妙と只次郎が大好きで、ずっと今の幸せが続いてほしい。
    知り合いの赤ちゃんが可愛くても、自分が我が子を持ったら愛せる自信がない。
    友人の縁談が聞こえても、それが幸せなこ

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    2023年04月03日
  • 朝日文庫時代小説アンソロジー 家族

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    どの作品も楽しく読めます。
    特に田牧さんは、ちょっとワクワク、
    そしてほっと心が温かくなる作品を
    書かれる方だなぁと思う。
    私の憧れの江戸の町民たちが題材は
    楽しいし気持ちが良くて好きだわ。
    別(他社かな?)のアンソロジーを読んだ時は
    その作家さんの単行本で読んだ作品が
    入っていたりしてガッカリしたが
    こちらは、幾つも読んだことのある作家さんなのに
    作品はお初ばかりで嬉しい。
    こういうアンソロジーはもっと読みたいな。

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    2023年03月24日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    あらま。格好良い人が出てきてしまった。

    胡散臭さはともすれば色気。


    おぼろ豆腐丼がおいしそうだったな。
    怪しげな登場人物が増える中、柏木さんが良い人で嬉しい。

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    2023年03月21日
  • 妻の終活

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    典型的な古い考えの持ち主で仕事をやっていることで全てが許されると思っていた夫が妻の余命宣告で狼狽することから始まるストーリー。

    大切な人に伝えるべき感謝の言葉は、きちんと伝えておくこと。あとで後悔しないように。

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    2023年03月12日