坂井希久子のレビュー一覧

  • 髪結いお照 晴雨日記 同業の女

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    ネタバレ

    今回は主人公のお照が番屋に閉じ込められている所からはじまる。
    いきなりハードボイルド!
    なんとか解き放たれたら、今度は同じ髪結いの女の下手人の疑いがかかりσ(^_^;)
    犯人を探すことになって……。

    今までのシリーズと違っていて、でも、とっても楽しかったです♪
    続きが楽しみ(^^)

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    2024年08月27日
  • 妻の終活

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    盲腸癌で余命1年を宣告された妻。70歳の嘱託サラリーマンの夫(自分に重なる。娘2人も私と同じ)の終活だ。家のことは何も知らない夫に生活のノウハウを教える妻。長女に愛想尽かしされながらも少しずつ人生の真実を悟ることになるか。次第に弱ってゆく妻のリアルな描写を読むのがつらいので、やはりこちらが先に逝くように願わずにはいられない。
    先に逝くのは心残りだし、あとに残されるのも寂しいし。そんなことわからないくらいになるのも辛いし、体の自由が利かないとか痛いのも嫌だし、ピンピンコロリとはいくまいし、家族に迷惑かけないようにするなら病院や施設に頼らざるを得ない。いつ死んでもいいように日々大切に生きるしかないかな。
    いろいろ考えさせられました。

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    2024年08月12日
  • 月草糖 花暦 居酒屋ぜんや

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    居酒屋ぜんやシリーズ最新作!
    お栄ちゃんの選択、俵屋の若旦那とお梅ちゃんとの関係やら色々と問題解決した今作。
    ずっと見守ってきたお花ちゃんと熊ちゃんが大人になっちゃって、嬉しいような淋しいような。
    今後も楽しみ!

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    2024年07月16日
  • ウィメンズマラソン

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    ずーーーっと前から気になっていた本。(年単位) やっと読みました。

    私は勝負っ気がないマイペース人間なので、あまりスポーツ系の本は読みたいとは思わなかったんだけど、坂井希久子さんの本は面白いなぁと思っていたし(←私の意見)、実際のマラソン大会を舞台にした、もしかしたらこんなドラマを抱えて走っていたランナーがいたかもしれないということもあり(←私にこの本を推してきた方の意見)。

    初めはなんか読んでて悔しい、歯がゆい、やりきれない気持ちがしんどかったけど、途中から一気に読んでしまった。読んでる間自分は座って読書してるのに、走ってる気分になって、ふと中断して立ち上がると、脚は痛くないか? 軽いか? なんて考えてしまって、自分が主人公と一体化してしまっていた。ちなみに、私は運動神経が悪いし走るのは遅い。でも父親がフルマラソン走ってたので、私も一応マラソンをしていたのははるか昔の子どもの頃。。。

    ほんと、ラストのラストで岸峰子がオリンピックに行けたのか? メダルは取れたのか?の答えが書かれているという構成がすごいなぁと思った。いや~、読者を最後まで一気に走らせてくれましたね。

    三浦しをんさんの駅伝の話とか、瀬尾まいこさんの本にもマラソン?、陸上?の本あったし、読んでみようと思います。

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    2024年07月16日
  • 妻の終活

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    ネタバレ

    自分に置き換えて、深く考えさせられた。こんなにいさぎよく、死を受け入れ迎えられることができるのか?自分の夫ならどうだろう?人生100年。まだまだ残りの時間はあるように思うが、どこで何が起こるかわからないこの時代。今からでも遅くない。ゆるゆるでも良いから、最期に向けて準備をすることが今の自分に必要なことと、思える作品だった。出会えて良かった。

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    2024年06月27日
  • 女ともだち

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    327ページ
    720円
    6月17日〜6月19日

    女性作家8人による短編集。女ともだちの表と裏が、絶妙に描かれていて、どの話もおもしろかった。

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    2024年06月19日
  • 月草糖 花暦 居酒屋ぜんや

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    江戸と料理のキーワードに惹かれて読み始めたがストーリーもとても好きだ。新刊をいつも楽しみにしている。

    今回はお花とお栄の友情が微笑ましく熊吉の己の無力さに打ちのめされる姿にも心温まる。 居酒屋ぜんやを取り巻くすべてが好ましい。

    私には読後がいつも幸せな本だ。

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    2024年05月19日
  • 月草糖 花暦 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    今回もたのしませていただきました。

    あの熊ちゃんが深川へ行くとはねぇ。(遊女がいました)でも、結局、何もできなくて話を聞いてしまったことから同情してしまうという(-"-;A ...アセアセ

    いや、これはもう熊吉が悪いよね。梅毒は当時は治らない病でしたからね。薬問屋の手代が情をかけてはいけんのよ。

    そのことも含めてみんなの成長がうれしい一冊でした。

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    2024年05月16日
  • さらさら鰹茶漬け 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    また江戸時代のお料理の小説家ぁ、流石に飽きてきたかなぁなんて思いなら読み始めたら、気づけば夜中の3時。面白かったぁ。
    山本一力さんのおたふく、高田 郁さんのみをつくしシリーズ、知野みさきさんの深川二幸堂シリーズ(これはお菓子だけど)ときて、また江戸時代のお料理の本を読んでいます。
    江戸時代の料理人といえば、大火でひどい目にあって、遊女にやきもきさせられて、気風の良い職人に助けられたり、長屋のご近所さんと助け合いながら、相手の体を思う料理がお客さんの心をつかむんでしょ、とか思いつつ、
    この小説も実際その通りなんだけど、
    ジャンプの主人公はいつでも仲間思いで冒険心があるし、
    サンデーの主人公は迷いながらも自分を見つめて前へ進む、
    セオリー通りの何が悪い、
    きっと、江戸時代の良い料理人はまごころでお料理を作っていたんだ、と納得した。
    こういう料理人の才能が花開いたから、江戸は世界トップクラスの人口があったんだろうな、と納得した。

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    2024年05月01日
  • 妻の終活

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    死と向き合い、生を見つめ直す
    生きていることがあたりまえ、毎日の繰り返しもあたりまえ
    そんなあたりまえの幸せは、死と向き合うときでないと見つめ直せないのは悲しい

    廉太郎だって、男たる者、仕事優先が是とされ、それが正しいと突っ走って生きてきた
    ライフワークバランスと言われる今、生はより見つめ直されているのだろうか

    杏子さんが本当に強い女性でステキだった
    妻の終活のおかげで、夫の終活、残りの人生が変わる

    七章で泣かされ、終章で杏子さんの強さに圧巻。
    カレンダーの○×エピソード。
    廉太郎は死ぬまで杏子さんの存在に支えられるだろう

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    2024年03月01日
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや

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    大好きな居酒屋ぜんやシリーズ。
    お花ちゃんと熊吉が主役のお話も第五弾なのね。
    なんか熊吉が大人になっちゃって、頼もしいけど淋しくもある。
    炭火で焼いたカマスの塩焼き!青柚子をジュッと絞って食べるそう。想像するだけで堪らん!「カマスの一升飯」っ言葉を初めてきいた。
    お花ちゃんと近江屋の元番頭とのやり取りで、お花ちゃんの成長も感じられて嬉しかったなぁ。
    次作が待ち遠しい!

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    2024年02月07日
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや

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    前巻の流れでお花の成長が促され、熊吉の出世、お栄の復活と併せて、シリーズ次世代への展開がいよいよ開けてきた。まさか孫の世代まで続くという大河小説に化けるのか⁉︎

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    2023年12月24日
  • 妻の終活

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    人生の永遠・終焉
    人はいつかは亡くなる。それが早いか遅いか、老衰なのか、病気なのか、この小説は身近な家族の終焉小説。特に延命治療か否か、病院か自宅か、施設介護か家族介護かなど切実な内容まで心に刺さる内容だ。人の命をどう守り、助けるのか、また、どのような治療を受け、決断するかなど、ほど遠くない人生終焉を、自分自身への決断を迫られた感じだ。思ったのはパートナーとの別れ際にいう言葉は「ありがとう」が最高だと。

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    2023年12月08日
  • 妻の終活

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    読みたかった小説。
    やっと読むことができました。ぜひ世のお父さん方に読んでもらいたい本ですね。
    そして死はまだまだ先と思っている30代40代の方も自分ならどう生きたいのか?を考えるきっかけとなって欲しいです。
    私も病気や母の死を経験して、自分ならこの先どう生きたいかを考えるきっかけとなりエンディングノートを書き始めました。
    この内容、本当に泣けてきます。
    私の母とダブってしまいました。
    母も癌で3年前に亡くなりました。68歳でした。
    私の父は廉太郎さんのように一人暮らしです。

    内容は暗いものかと思いますが、でも前向きな考えになれる小説かと思います。

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    2023年10月20日
  • 江戸彩り見立て帖 粋な色 野暮な色

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    「江戸彩り見立て帖」シリーズ第三弾。
    今作も安定の面白さ。
    文次郎さん好きだなぁ。周りの評価を気にせず、自分が選んだ色を好きだと言える人。着飾ることに関心がなくてもサッパリして清々しい!お伊勢ちゃんとの関係が良いモノになることをこれからも密かに応援します!
    早く次作が読みたい!

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    2023年09月28日
  • 妻の終活

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    両親が70歳と75歳、つい先日父の兄が亡くなって、父ががっくりと肩を落としている、と聞いた私が、今まさに出会うべき本だったと思う。
    読みながら、涙がとまらなくなった。
    妻の思い、夫の思い、娘の思い。そして別れ。
    今は二度と戻らないし、永遠に変わらずいることなどできない。だからこそ、今できることや伝えられることばを大事にしたいと思った。

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    2023年09月09日
  • 江戸彩り見立て帖 粋な色 野暮な色

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    ネタバレ

    今回も面白かった!
    流行りの色を作る所から、粋と野暮、恋と盛り沢山(^^)

    襲の色を覚えたくて、ここにも何冊か入れてますが、流石にお値段がよくてσ(^_^;)

    でも、源氏物語の色の本はやっぱり見たいな。

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    2023年09月06日
  • 蓮の露 花暦 居酒屋ぜんや

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    大好きな居酒屋ぜんやシリーズ!
    今作は大きな事件がひとつ解決。次作はまたみんながぜんやに集って、グルメな宴が繰り広げられるのかな。
    熊ちゃんが本当に頼りになるイイ男になった!熊ちゃんとお花ちゃんの今後が楽しみ。母親目線で二人を見守っています。
    来月は「江戸彩り見た手帖」シリーズの新作も出るし、ワクワクが止まらない!

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    2023年08月26日
  • 蓮の露 花暦 居酒屋ぜんや

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    人が誰でも心の中に飼っている鬼。
    それが育ちすぎてしまうと、さらに鬼を呼ぶのだろう。
    人間の感情の中でもとりわけ醜くて危険なのは、他人をねたむ心ではないだろうか。
    お金持ちが羨ましいな・・・それくらいにとどめておくことだ。
    誰にだって、いい時も悪い時もある。
    自分に見合った仕事があればコツコツと励み、たまに美味しいものを食べて幸せになること。
    それが分かっていれば、心の鬼を御していくことができる。

    『みのむし』
    『土用卵』
    『救いの手』
    『蓮の実』
    『別離』

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    2023年07月01日
  • 雨の日は、一回休み

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    ネタバレ

    帯の通り報われないおじさん達の連作短編集。
    自分とほぼ同じ世代、5人の男達が今のご時世、世知辛く切ない思いが吐露される。
    喜多川さん。この話は途中から読むのが辛く、気持ちが入ってしまった。自分たちの世代だけが大変なわけではないのは分かっているけどつい共感してしまう。
    獅子堂さん。最後奥さんに寄り添おうとする姿勢に、何とも言えず救いが見られた。
    佐度島さん。親の愛情を咄嗟に表せずに娘に見切りをつけられても、意地を貫こうと頑張り自分を変えていく。勇気を貰えた。次の話でも変わっていく様子に安心する。
    石清水さん。ホントに情けないし、女の子にも励まして貰って喜んでいるんだけど、自分にも置き換えるところがある気がしてよく分かる。弱いところは皆同じ。
    最後にギリギリの少しの大人らしさをみせて、さなたんを少し感心させられたのかな。よし。がんばれー。
    小笠原さん。やはり誰かに認めてもらいたいのは、幾つになっても同じなのか。まだ現役なのでわからないけど、定年後、独りになった時向き合わなくてはいけないのかも。
    喜多川さんが再登場しコンプラに向き合っているのが切ないが何故か微笑ましい。

    作者の坂井希久子さん、初めて読んだ作家さんでしたがよくここまで、おじさんの気持ちが分かるものかと感動です。
    応援してもらっているのか?発破をかけられているのか?でも自分達の思いを少なからず代弁してもらっているようで嬉しかった。

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    2023年06月15日