坂井希久子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ居酒屋ぜんやシリーズ7巻。草間殿の送別を兼ねた雛譲渡会(笑)から始まり升川屋夫婦の喧嘩やおえんね話……で、まさかのタダさん再登場!と盛りだくさんでした。いやぁ、楽しい!7巻目にもなると登場人物にも愛着がわいてとにかく話を読み進めるのが楽しい。
以下軽くネタバレ
「春告げ鳥」前回ラストのほのぼの情景はこの伏線やったんやな!的な、初っ端からルリオの雛が立派に成長していてホッとしたり。久しぶりの柏木殿登場からのお栄ちゃんのコレからが決まり一安心。
旦那衆のやりとりにニヤニヤしちゃう(笑)
「授かり物」恒例の升川屋夫婦の問題をお妙さんが解決する話(笑)と思いきや、まさかのおえんさん妊娠!おめでた -
Posted by ブクログ
ネタバレ居酒屋ぜんやシリーズ第6巻。今回もドキドキな展開。
只次郎&柳井殿推しとしてはかなり楽しめました。
以下軽くネタバレ
「口切り」
お茶の作法なんかも何となく見れて楽しい回。順番わからずうっかり食べて「うまぁっ」って言っちゃう只次郎にニヤニヤしちゃう(出先で読んでいたのでマスクの内側で笑ってました)
「歩く魚」江戸時代の不自由さを感じる話。武士ってほんまに不自由。只次郎が商人になりたい気持ち、わかるなぁ。お栄ちゃんが幸せになってほしい。
「鬼打ち豆」只次郎が家出して草間殿の住処に移り住む話。この二人が共に寝起き……ちょっと面白い(笑)久しぶりの只さん登場は笑った。三河屋さん、来たらよかったの -
Posted by ブクログ
ネタバレ居酒屋ぜんやシリーズ第三弾。
今回は一冊通じて大きな謎が一つ解ける……感じかな?
今回もサクサクっと読める短めのお話が五つ。文体も軽いしキャラも良くて好きなシリーズだなぁ。しみじみ。
以下ネタバレ
又三ーーーーー!!ってなりました、初っ端から。
そして、ようやく駄染め屋が捕まりましたね。拷問の様が中々で、柳井殿はやはり食えないお方だ。そこがいいんだけど(私は柳井殿推し)
たぶん佐々木殿がラスボスなのかな?かなりやな奴だなー。
お妙さんが意外と子供っぽい性格で、なんか良かった(笑)完璧すぎる美人より欠点がある方がいいよね。
お志乃ちゃんとこも無事に落ち着きそうやし。てかたぶん升川殿 -
Posted by ブクログ
火事や、幼少期の記憶が戻ったショックから漸く立ち直り、お妙は『ぜんや』を再開する。
只次郎はぜんやの経理を預かると同時に、自分も新しい商売を始め、ますます頼もしく。
居酒屋ぜんやシリーズ、第9巻。
以前から時々登場していた熊吉が、ぐいぐい来ている!
子供は成長が早いなあ。
只次郎も、絶賛成長中(?)の若者である。
ぐいぐい来ている。
しかし、美味しい料理の話と背中合わせに、不穏な予感を常に孕んでいるのがこのシリーズ。
今回も、良い話と悪い話がある、さてどちらから聞く?的な、事件とめでたい事が両方起きる回。
またいろんな面で山場を迎えそうな終わり方。
恋する女が裾を乱して走るのって凄いシーン -
Posted by ブクログ
ぜんやシリーズ第6巻。
只次郎の動向やお妙の亡き夫善助の死についても大きく進んだ印象。
これはクライマックスが近いのだろうか?
そういえば本屋で見つけた新刊の帯にはいよいよクライマックスみたいなことが書いてあった気がする。尤も何巻か分からないが。
只次郎のいたたまれない境遇がやっと打開されるのではということに喜びながらもあの人のギャップがまた憎めずライバルとしてほほえましい印象。
ラストの追い詰める展開はとても面白かった。みんな役者だと思う。
その中でお妙のあの言葉。
生かすも殺すも口から入るものと考えると全く持って恐ろしい。
次の巻からはいよいよどでかい敵を相手取ることになるのだろうか…と思 -
Posted by ブクログ
うちも保護猫を飼い猫にしているので、
感情移入しながら読んでしまいました。
でもそれを抜きにしてもとってもいいお話だった。
いろんな猫好きが出てきて、
獣医さんも保護猫団体も
多頭飼育崩壊のひともでてきて、
きちんと人間のエゴとか
ペットのことが描かれているところがよかったです。
いろんなひとに読んでもらって、知ってもらいたい。
自分の進路に悩んでるうじうじしてる系の主人公は
正直好きじゃないんだけど、
悩みながらも成長していく姿と、
素直なところが好感度が高くて、
最終的な読後感がとても良かったです。
サヨリさんのつくるナポリタンが食べたいー!
サヨリさんとみんなの成長を
まだまだ読み -
Posted by ブクログ
ネタバレ「居酒屋ぜんや」シリーズ、第七弾。
暗い影を落としていた善助の死の謎が解け、再び料理の描写が美味しく感じられるようになった。
犬も食わない夫婦の諍いにもつい、仲裁に入ってしまうお妙だが、かかわり過ぎない塩梅が良い。
つい、女の味方をしてしまいがちだが、聞いてみれば男の方にも言い分がある。
そんな喧嘩も、相手が生きていればこそだが…
窮屈な武家がひたすら嫌で、商人になりたかった只次郎だが、大店の旦那衆が自分のような若造と対等に付き合ってくれるのも、町人たちが一目置いてくれるのも、ただ“武士”という身分あってこそではないのかと気付き始める。
大人になったなあ~と思う。
何だか新しい展開が期待で -
-
Posted by ブクログ
秋から冬にかけての、居酒屋「ぜんや」、クライマックス。
分からないことが多くてもやもやしていたこれまでとは違い、だんだんと悪の霧も形を作って、はっきりと見えてくる。
悲しみを乗り越えて、人を許すとも許さぬともつかぬ、お妙の選んだ道は絶妙な仕置きとも言える。
素敵な女性。
お妙も、只次郎も、重蔵も、新しい道に一歩を踏み出せそうだ。
お栄ちゃんが相変わらず気になるので、続きも楽しみにしています。
ルリオも。
そして、やっぱり柳井殿はカッコいいなあ、と思うのでした。
『口切り』
神無月。菱屋のご隠居の茶会
『歩く魚』
霜月。林家の子供たちの七五三。
自分の足で歩きはじめること。
『鬼打ち豆』
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。