坂井希久子のレビュー一覧

  • たそがれ大食堂
    オムライスにプリン、ナポリタンと懐かしの洋食が出てくる物語。美味しそうな料理に笑顔になれた。食べたい~‼️
    そしてストーリーもよっしゃ~!チームちゃんぽん最高って感じで面白かった。
  • 女ともだち
    女ともだちをテーマにしたアンソロジー

    どの作品も、女性だからこそわかる女性同士の複雑な関係性と感情を描き出していて面白かった。
    知らなかった作家さんもいたけど、この本で知ることができてよかった!

    特に印象に残っているのは村山由佳さんの『COPY』
    ラストが衝撃すぎて、もう一度読み返さずにはいられ...続きを読む
  • 妻の終活
    団塊の世代の昭和の男、主人公の廉太郎が妻杏子のガンで余命1年を知る。家族の為働いているという言い訳を振りかざし、家庭のことを顧みずに過ごしてきた主人公。何回もその言動に怒りを覚えたが、妻の温かい眼差しの中で自分の傲慢さに気がついていく。しかし、それは妻の死に近づいていく過程だった。最後に、家族で妻を...続きを読む
  • おひとりさま日和
    書店で見て気になった。

    裏表紙に”本棚保存本”と書いてあって、どきっとした。
    自分でも同じように買う本と、借りる本で分けていて、時々読み返したいもの(あまり読み返す余裕はないのだけれど)は買うようにしている、その”本棚保存本”だという評価。

    ”おひとりさま”にも(当たり前だけれど)いろいろある。...続きを読む
  • 妻の終活
    家族構成が自分が次女にあたるという点でみるとよく似ていて、すり替えて読んだ。また自分も家族をもってからは妻杏子さんの目線にもなった。我が夫も家事は不得意だろうから自分が先に逝くとなるとこんな感じかもしれない。高齢となって子供の世話になるというのは親としてはどんな気持ちになるのだろうか?子育てがもうす...続きを読む
  • ほろよい読書
    アンソロジーなので、それぞれのお酒の良さ、お話の良さが楽しめる。 
    ほろ酔い、のちょうど良さ。
    最初と最後の話が好みだった。
  • おひとりさま日和

    いいじゃない

    おひとりさまでいいじゃない、と改めて思わせてくれました。
    恋をしても、新しく学びを始めても、それぞれその人がやりたいようにやれていたら、それでいいんですよね。
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや
    戻ってきたお栄ちゃん!
    大奥に奉公にあがったはずが、とある事情で暇乞い、実家に帰らず、ぜんやに転がり込んできて……と賑やかな今巻。
    彼女の今後の身の振り方がどうなるのか、目が離せません!
  • ほろよい読書
     お酒を通して紬がれる物語。
    世の中の出来事を、どの目線で切り取っていくか。どの作家さんも素晴らしいなぁと感じる。

     中でも、「bar きりんぐみ」が良かった。今後、これを読み返したとき、こんな時代もあったなぁとなるのかな。同じ時代を共有している、読みの手応えがある。人の繋がりには、お酒は重要な役...続きを読む
  • おひとりさま日和
    歳を重ねて、おひとりさまで生きていく不自由が現実的でリアルだった。お金の面では安定してるくらい自立できているなら、もっと強く生きていけるのではと思ったが、人とコミニュケーションをとらないと心は脆くなるものなんだなと思った。
  • たそがれ大食堂
    食べ物×お仕事小説。こんな美味しそうな大食堂があればぜひ食べに行きたい。気持ちがスカッとするストーリーも良かった。
  • おひとりさま日和
    「おひとりさま」な女性達のアンソロジー。
    どの短編も読み応えがあって面白かった!

    寂しい人、変わっている人と色眼鏡で見られがちな「おひとりさま」。
    48歳から84歳の女性が主役の短編で、生き方の手引きを読んでいる感覚になった。色んな選択があっていいんだよな。

    「永遠語り」が切なくて好きだった。
    ...続きを読む
  • ほろよい読書
    ほろよい気分で読める短編小説。

    ・死んだ叔母の秘密を探る女性
    ・果実酒が好きな独身女性
    ・酒造に生まれ、酒造を継ぐ運命の女性
    ・別れた夫が通っていた定食屋で働く女性
    ・コロナ禍のオンライン飲み会に参加する女性

    いろんな女性の人生があり、その人生に寄り添うようにお酒がある。さまざまな作家が描く女性...続きを読む
  • 華ざかりの三重奏
    60歳の定年まで仕事一筋、結婚も出産もせず突っ走ってきた可南子は仕事がなくなり途方に暮れる。そんな時思い出したのが同窓会で中学生時代の親友、芳美。夫を看取り義父母の介護も終えた彼女が「うちに来ればいいと」言っていた言葉を頼りに彼女の家に転がり込むことに。

    いいなぁ、60歳親友同士の共同生活。そして...続きを読む
  • ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや
    居酒屋ぜんやシリーズ、第二期。
    段々こなれてきた感じがした。
    今まで、只次郎とお妙の絶妙のコンビに慣れ過ぎていたのかも知れない。
    お花と熊吉がちょっと硬い感じがしていたのがなくなった。
    面白いねぇ...
  • ほろよい読書
    どの話もそれぞれ全く違う物語で面白かった。
    特に好きな作品は果実酒にまつわる物語と定食屋の物語。どれも素敵なお話で大満足です^^
  • ほろよい読書
    全5話からなる短編小説集。主人公たちが置かれている立場がそれぞれ違くて、どの物語も新鮮に感じた。
    性別、年齢、立場、当たり前。周りと比べると普通、普通でない、誰が良くて、誰が悪い。
    生きているとどうも辛くなることが多いけど、自分の幸せって自分で決めるもの。
    そして悩んでる時点で、自分の中で正解って決...続きを読む
  • おひとりさま日和
    「リクと暮らせば/大崎梢」
    「幸せの黄色いペンダント/岸本葉子」
    「永遠語り/坂井希久子」
    「週末の夜に/咲沢くれは」
    「サードライフ/新津きよみ」
    「最上階/松村比呂美」
    "おひとりさま”をテーマにした6話収録の短編集で、全作書き下ろし作品。

    アンソロジーは当たり外れがあるけれど、本作は全話面白...続きを読む
  • おひとりさま日和
    一人旅をしながら読んだ。
    最初のリクの話はよかったな〜。
    家族がいても、最期は一人が多いから。
    最期よりも手前での1人になったときの話だから、3rd•4thのライフステージのいろんなあり方は、小説ならでは。参考になります。
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや
    居酒屋ぜんやシリーズ
    お花ちゃんや熊吉も難事を乗り越え日常が戻る。
    それを見守る周りの人達の優しさに触れ、お栄、お梅など若き人達と一緒に前へと進み出す。
    鯨汁とか、つばき餡とか、カマスの塩焼きも美味しそう。
    若い人達の成長が楽しみ。