坂井希久子のレビュー一覧
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読後にまず思い浮かんだのは、「おもしろうて やがてかなしき フェチ男かな」という言葉。
女のハイヒールに踏みつぶされることに性的快楽を覚える大学教授と、彼に亡き父の面影を重ねる女子大生。花粉症対策のため、おなかにサナダムシを飼おうとする彼氏と、それを阻止しようとする彼女の攻防。ある日突然ヌーディズムにめざめてしまった同僚と、彼に振り回される男性。
一風変わった「フェチズム」に振り回される人々の悲喜こもごもが、オフビートな笑いとともに描かれる短編集。ありそうでなかった着眼点に、目から鱗。テンポのいい会話も面白い。
ラストに収録されたデビュー作「虫のいどころ」は、特に笑いの要素が顕著。「花粉症のせ -
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居酒屋ぜんや シリーズ1-3
ほんわかした日常の1巻2巻と少し毛色が変わる。しばらく姿を見せなかった又三の心中事件から始まり、以前お妙宅に押し入った藍色に染まった手の男を探し出す為、名ばかりだが一応侍である只次郎が賭場に名を伏せて潜り込む。只次郎の行動はお妙を無駄に怖がらせまいと内密だが、鋭いお妙は隠し事をしていると勘繰り2人は妙な空気に。。また、裏店長屋に越してきた人相見の老婆お銀。霊がみえるらしい老婆をおえんは詐欺だと言うけれど案外本物じゃないのかと思わせる。そうするとお妙の亡き良人善助の死の真相は、、と気になるところ。お妙の周囲を見張っている人物の謎に繋がるのか。
最後の2人きりの寄せ -
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居酒屋ぜんや シリーズ1-2
「うっ、まぁい!」と食いまくる貧乏旗本の次男坊只次郎。
決して豪勢ではないけれど相手の心に響く美しく丁寧な料理を提供する居酒屋ぜんやお妙。
口はめっぽう悪いけれど真っ当な優しさを兼ね持つ頼れるお勝ねえさん。
奉行所勤めで後妻と妾を抱えているが一途なところもある義姉の父柳井。
「お、じ、う、えーっ」と天真爛漫な只次郎の6歳の姪っ子利発なお栄。
キャラのある面々が増えていって読んでいて楽しいし嬉しい。そして美味しい(^ ^)
(最後の解説、ルリオの本音は目を通すべき!)
あさりの入った若竹煮、玉子焼き、うどの白和え、三つ葉と油揚げの酢味噌和え、椎茸のすり身詰め、木 -
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居酒屋ぜんや シリーズ1-1
シリーズ2の『すみれ飴』から読んでしまった為、同時進行で読み進める。(これはこれで、最近知り合った人たちの裏エピソードを覗き見しているみたいで面白いかも。)
貧乏武家の次男坊の只次郎が、居酒屋ぜんやの後家お妙の旨い飯を食いまくる。なんといってもお妙の料理に只次郎が幸せのため息を出しているシーンが最高、堪らない。旨い飯を食うってホントに素晴らしい。読んでいてこちらの頬が緩んでいるのに気が付く。笑。
裏店長屋のおえんさんやお勝ねえさん、菱屋のご隠居、升川屋に嫁いだばかりのお志乃ちゃん、熊吉、鶯のルリオ。こんな出会いがあり時を重ねてきたのね、と人物(鳥)像が厚くなる。ラ -
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花暦居酒屋ぜんやの第九弾。
享和二年(1802)の五月から九月の頃。
産後の床をなかなか上げられないお妙に代わって、お花がぜんやの料理を一手に引き受けている。
もう立派な若女将のよう。
それに引き換え、と言っては何だが、熊吉は何度同じことを繰り返せば気が済むのかと・・・
食事も取らずにただがむしゃらに進むだけ、そして体を壊す、というのは長吉を探し回っていた頃と少しも変わらない。
今回は、やたら鼻の効く謎のお侍がぜんやを訪れる。
この人物はもう少し引っ張っぱっても良かったような気がした。
何度も『ぜんや』を訪れてお花と料理談義を重ね、そのうちに信頼を置くようになって、みたいな。
まあ、仲良くな -
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続けて坂井希久子さんの作品です。
作品名で購入して、同じ作者だったのかと手に取るときに気が付きました。
終活…。
私にはもう少し先の話のように思えますが、ぼちぼち色々と考えた方が良いのかな、と感じています。遺される家族のためと、自分が亡くなった後にして欲しいことが出来たら記しておこうと思います。
この作品は、余命1年と宣告された女性、一ノ瀬杏子を妻に持つ一ノ瀬廉太郎が主人公の話。
余命宣告をされた杏子が、家の事を全くしてこなかった夫を、一人になっても生活が続けられるように様々な事を教えていく終活。
70歳手前の廉太郎は妻の病状や余命宣告を受け入れられなかったが、妻の変化に受け入れるしかなく -
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坂井希久子さん、2作目です。
今作は、百貨店の最上階にある大食堂が舞台の話です。どちらかと言えばお仕事小説だと思いましたが、食べ物の描写も素晴らしかったです。出てくるものがとても美味しそうで、どれも一度は食べてみたいと思いました。
出てくる食べ物は、
オムライス
プリンとクリームソーダ
エビフライ
ナポリタン
ちゃんぽん
お子様ランチ
どれも百貨店の食堂にはよくあるメニューです。それらを新しくやって来た料理長の前場智子や食堂のマネージャーの瀬戸美由起らが改良をして業務成績を上向きにしていきます。その奮闘振りは読んでいて、とても面白かった。
また、食堂のスタッフたちがいきいきと働いて活躍している -
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この頃は女髪結いが 禁止されてた時代
お照は 女髪結いがばれてしょっ引かれる。
しょっ引かれた大番屋で 10歳くらいのものが言えない男の子を見かける。
その子をかばったばっかりに お解き放ちになったあと お照の長屋に その男の子が棲みついてしまう。
お照は17歳
髪結いの腕はいいけど 家事は苦手
棲みついた男の子雨は あっという間に家の中を片付け 洗濯をし 料理もうまい
大番屋では きったない子だったのに 綺麗にしてやると とても見目麗しい子
本当は喋れて 慣れてくると大人のように話す。
なんか 板垣李光人を若くしたような!
それとも京本大我を若くしたような!
あら素敵!
このあと 女髪結い
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