坂井希久子のレビュー一覧

  • ウィメンズマラソン

    Posted by ブクログ

    ロンドン五輪女子マラソン代表選手に選ばれながら、妊娠発覚で出場辞退。当然、日本中から総バッシングで四面楚歌状態。岸峰子、三十歳、シングルマザー。リオ五輪に向けて彼女の再挑戦が始まる。
    ヒロイン・峰子が最初はどうにも取っ付きにくい。それが読み進めにつれて、拳を握りしめるほど応援したくなる。マラソンほど「がんばれー!」という声援がぴったりはまるスポーツはない。頑張るとは我を張ること。限界は自分で決めるもの。彼女の真っ直ぐな生き方は応援せざるえない。

    0
    2017年02月19日
  • ウィメンズマラソン

    Posted by ブクログ

    これまで数冊読んできました。「虹猫喫茶店」「ハーレーじじいの背中」、良かったです。でも、今回読んだ「ウィメンズマラソン」、感動しました。1977年生まれの坂井希久子さん、すっかりファンになりました(^-^) 2016.2発行の作品です!走るひと、ライバル、監督、コーチ、家族、記者、世間・・・、栄光と挫折・・・、さまざまな要素が交錯した味わい深い感動作です!

    0
    2017年01月10日
  • ウィメンズマラソン

    Posted by ブクログ

    「限界?そんなもの誰が決めたの?」
    そうだよねぇ。こんなことガタガタ言ってるスタミナがあるなら、一歩でも前に進まなきゃ。

    明日からもがんばるか、と思えるのでぜひ日曜の午後に読んでください。

    0
    2016年02月21日
  • ヒーローインタビュー

    Posted by ブクログ

    高校時代通算42本塁打を放ち、阪神にドラフト8位指名で入団した仁藤全。人のよさが幸いして、一軍半のプロ人生を送る男に起こった史上最大の奇跡を目撃した女性理容師、スカウト、後輩のドラ1投手、中日のベテラン投手、高校時代の同僚たちが語る仁藤全という男の存在は、まさにヒーローだった。
    偉大な記録を残した者や、勝負を決める活躍をしたものだけがヒーローではない。その存在を語ることに、幸福感を覚えることが「ヒーロー」の本質ではないだろうか。本書のタイトルの意味は、『私の中のヒーローのことを語るインタビュー』である。

    0
    2015年12月20日
  • 恋するあずさ号

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    こういう文体の小説を読むのが久しく、新鮮だった

    解説にあるように、確かに「それどうよ?」と思う身勝手な言動や行動が主人公に見受けられるけど、人間パニックになったり冷静な判断ができない時ってそうなるものよね、と主人公に感情移入できたのは、心理描写がリアルだったから。
    幸せな展開に胸がスキっとなった。
    旅に消極的なわたしが、ひとり旅したい(あわよくば幸せな展開に…)と思った作品。

    たまにはこういう、全てまるっとうまく行くものが読みたくなるんです。

    0
    2015年04月21日
  • こじれたふたり

    Posted by ブクログ

    読後にまず思い浮かんだのは、「おもしろうて やがてかなしき フェチ男かな」という言葉。
    女のハイヒールに踏みつぶされることに性的快楽を覚える大学教授と、彼に亡き父の面影を重ねる女子大生。花粉症対策のため、おなかにサナダムシを飼おうとする彼氏と、それを阻止しようとする彼女の攻防。ある日突然ヌーディズムにめざめてしまった同僚と、彼に振り回される男性。
    一風変わった「フェチズム」に振り回される人々の悲喜こもごもが、オフビートな笑いとともに描かれる短編集。ありそうでなかった着眼点に、目から鱗。テンポのいい会話も面白い。
    ラストに収録されたデビュー作「虫のいどころ」は、特に笑いの要素が顕著。「花粉症のせ

    0
    2013年06月04日
  • こじれたふたり

    Posted by ブクログ

    ふだん恋愛小説は読まないのですが、帯の「恋vsフェチ!」という文句に惹かれて購入。甘酸っぱさはなくって、しっとりとした空気がただようなかにあるクスっとくる面白さや、せつなさに心うばわれました。
    「かげろう稲妻水の月」がお気に入りです。

    0
    2013年05月29日
  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ

    よいーーーーー暖かな気持ち
    苦かったり甘かったりピリ辛だったりほんのり優しかったりして奥深い味わいでした

    0
    2026年02月26日
  • 江戸彩り見立て帖 粋な色 野暮な色

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いい!
    やっぱりこのシリーズはいいです

    お仕事小説の色合いが強いかな?
    蔦吉と麻吉の姉妹もとても魅力的
    芸者さんは昔のアイドルみたいな立ち位置なのかなー
    一応遊女とは違って、芸を売るのが芸者ってことですもんね

    ただ、この件にしても右近の先読みの鋭さや余裕がちょっと行きすぎてるような
    もう少し慌てたりしてもいいのかなと思うけど、妾腹という自分の出自のコンプレックスから、投げやりになっているのか?
    それにしては仕事へ真摯に向き合ってるしなあ、といろいろ背景が謎

    そのへんもおいおい語られていくんだろうか

    刈安がまた出てきていて、でもまた鋭い視点で物を言っていて、立ち位置が分からなくなってきた

    0
    2026年02月22日
  • 女ともだち

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    それぞれの短編の掲載順?編纂順?並び?がとてもいい。最初の2話でズドンと落として中盤でジワジワ癒されて、最後は駆け抜けた。
    読み始めは女ともだちって何でこうなんだ……と落ち込んだけれど、読み終わる頃には女ともだちってなんかイイなと思える。
    「COPY」「水底の星」「ブータンの歌」が特に印象に残った。

    0
    2026年02月19日
  • ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    大嵐の後、只次郎の友達だった又三の死体が見つかります。死体は女と一緒に引き上げられたので心中とみなされ、当時の規則で弔いもままなりません。しかし、その死体には不審な点があり、一気にきな臭い展開に。只次郎は情報収集のため賭場に通い始めます。
    すべて「お妙を守るため」内密に行われていましたが、そんなことは一切望んでいないお妙はおかんむり。事件の真相すらも嘘でごまかす只次郎には読んでいて「やっちまったな」と呆れてしまいました。
    とはいえお妙のために色々動いてくれた只次郎に、意地を張ってお礼が言えないお妙。ますます「響子さん(めぞん一刻)」っぽくなってますね。そんな二人に気を利かせるお勝姐さんはさすが

    0
    2026年02月18日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    神田にある居酒屋「ぜんや」を中心とした江戸の舞台で、ドタバタと人情が交錯するグルメものです。オーディブルで聞き流しているのですが、深いことは考えずに当時の江戸の様子を思い描いて楽しんでいます。

    夫が亡くなって2年も経たないお妙に、余計なお世話を焼く大家の奥さん。それを知っている元夫の姉のお勝は、「あんたが幸せなのが一番だから」と声をかけます。普段はぶっきらぼうなお勝姉さんの優しく人情が滲む言葉には、不覚にもほろっときてしまいました。

    豊満ボディで加えて嫉妬しいのおえんさんが好きな登場人物です。ぜんやで只次郎たちとワイワイ料理をつつきあっているシーンが楽しみです。

    0
    2026年02月17日
  • 撫子こがし 花暦 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    お妙さんはいまだ療養中。
    ぜんやの料理を一人で引き受けつつ、赤ん坊の弟の面倒もみる、
    健気なお花ちゃん。
    料理人としてもずいぶん成長しています。
    そんな彼女のもとに父親と名乗るお侍が現れて…
    お花ちゃんを大切に思う周囲の人たちの温かさが染みました。

    今回も是非食べてみたくなる献立の数々。
    栄螺のおにぎり、しめ鯖のお茶漬け、秋刀魚の有馬煮もどき、
    どれも絶対美味しいやつ。
    料理の手順で想像が膨らむし、飽食でなかった江戸時代の町人がおなかを空かせて食べる描写が良いんですよね。
    素朴な焼き栗はオーブンで作ってみようかな?

    0
    2026年02月16日
  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ

    フォロワーさんの本棚から美味しそうな匂いにつられ手に取った作品。
    タイトルからガッツリした料理と美味しいご飯のグルメ小説かと思いきや人間の毒や業のスパイスがピリッと効いた人間味溢れる話だった。

    特に面白かったのは柚木麻子の『エルゴと不倫鮨』、高級料理で女性をつまみ食いしようとした男達が、ある女性の注文によって食いっぱぐれてしまうのがなんとも滑稽でスッキリした後味が爽快!

    伊吹有喜の『夏も近づく』も良かった。
    拓実の優しさと美味しいご飯のセットが、葉月の心に刺さった棘の傷を癒してくれる。
    まさに「心の栄養」を与えてくれる一編。

    『味の分からない男』が不穏な話で後味が悪かったぶん、『どっしり

    0
    2026年02月13日
  • たそがれ大食堂

    Posted by ブクログ

    幼少時はよく阪急百貨店大食堂に家族で行きました。今も昔も好きになるとそればかり食べてしまう私が当時好きだったのは、「小海老のコキーユ」と「子羊のパイ包み焼き」でした。前者はつまりはグラタンだけど、子供心に「コキーユ」という響きが洒落て聞こえたのでしょう。後者が好きだった名残は何十年経った今もあり、パイ包み焼きと聞くと小躍りしたくなります。この本を読めばあの頃の情景を思い出す。

    右肩下がりの百貨店の食堂を盛り返すために奮闘する面々が凄くイイ。特に副料理長の中園くん、君の能天気に皆が救われている。ノスタルジー万歳。

    0
    2026年02月10日
  • 萩の餅 花暦 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    居酒屋ぜんや シリーズ2-2
    熊吉の巻。
    俵屋(売薬商)に奉公している熊吉。同じ奉公人で幼い頃から寝食を共にし互いに励まし合い精進してきた親友(だと思っていた)長吉との仲違い。熊吉の気持ちは一方通行だったのかと思いながらも、出奔した友探しが一段落する『茸汁』はお花や只次郎の思いやりに涙腺が緩んだ。人の温かさが美味しい料理と共に身に染みた。
    酒問屋升川屋の一人息子、千寿の家出「身二つ」もなかなか面白かったー。


    なにも言わないくせに、不機嫌の理由を察してほしいと思ってしまう。(お花)
    「仕事ですよ。息抜きと言う、仕事のね」(只次郎)
    「お腹がいっぱいになるとね、草花が綺麗に見えるよ」(お花)

    0
    2026年02月09日
  • 大江戸ぐるまん 鰻番付

    Posted by ブクログ

    十九歳のお富美は姑から「あの嫁は飯を食べすぎる」という理由で婚家から離縁され実家の大店である結納品問屋 嘉吉屋に戻される。
    おまけに読売に米俵を丸呑みする太った女の絵とともに離縁を面白おかしく書き立てられてしまうのだった。

    しかし本人は たいしてこたえていない。むしろ実家に戻れば気兼ねなく食べられる。読売に書かれたことも本当のことだから別に怒ってもいない。
    しかしそんなお富美の怒りを買ったのは 店から受け取った金で順位を決めた不正な鰻番付だった。
    「本当に美味しい店だけを他人様に薦めたい」
    お富美は 忖度なしの鰻番付作りを決心する──。


    今まで こんなしょうもない理由で離縁されたヒロイン

    0
    2026年02月08日
  • 撫子こがし 花暦 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    お妙が産後の不調から少し回復してきた様子でひと安心。
    今巻はお花に衝撃の事実が発覚して大事件に発展、丸ごとそのお話。

    巻末の、『人の営み、人生とは』な描写にちょっと涙を誘われました。
    とても良かったです。

    しかし、一期のようなミステリー要素が皆無なので、普通の料理系時代小説になってしまってて残念です。

    0
    2026年02月04日
  • 大江戸ぐるまん 鰻番付

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    食べる事が大好きな大店の娘が、吝嗇家な嫁ぎ先で『食べ過ぎ』を理由に数ヶ月で離縁された事を瓦版にすっぱ抜かれ、八百長鰻番付に憤りスポンサーを得て江戸中の鰻屋巡りに乗り出せば、また瓦版にネタにされ、と笑いが沢山の物語でした。

    主人公が大店の娘らしく、おっとりとしていて時に大胆で、読んでいてとても好感度が高いのも良かった。

    ぜひ続編が読みたいです。
    次は蕎麦か天麩羅はたまた寿司か?(笑)

    0
    2026年02月04日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    たまたま見かけて、2巻から読んでしまったので、最初は人間関係とか良くわからなかったんだけど。
    美味しそうな料理と周辺の町の皆様との日常が描かれていてほっこり観られました。
    時代劇で観たい…

    0
    2026年02月01日