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Posted by ブクログ
花暦居酒屋ぜんやの第九弾。
享和二年(1802)の五月から九月の頃。
産後の床をなかなか上げられないお妙に代わって、お花がぜんやの料理を一手に引き受けている。
もう立派な若女将のよう。
それに引き換え、と言っては何だが、熊吉は何度同じことを繰り返せば気が済むのかと・・・
食事も取らずにただがむしゃらに進むだけ、そして体を壊す、というのは長吉を探し回っていた頃と少しも変わらない。
今回は、やたら鼻の効く謎のお侍がぜんやを訪れる。
この人物はもう少し引っ張っぱっても良かったような気がした。
何度も『ぜんや』を訪れてお花と料理談義を重ね、そのうちに信頼を置くようになって、みたいな。
まあ、仲良くなったところで、ね・・・
お栄も嫁に行きたくない病が納まって嫁ぎ先が決まったようだし、この先、物語はどこへ進むのでしょう。
Posted by ブクログ
「居酒屋ぜんや」のセカンドシリーズ、“花暦 ”・第九弾。
神田花房町代地にある居酒屋〈ぜんや〉を舞台にした人情噺、連作五話が収録されております。
無事に長男・桜太を出産したものの、なかなか体調が戻らないお妙に代わり、一人で〈ぜんや〉の厨房に立ち奮闘するお花。
そんなある日、嗅覚が鋭い謎の侍が〈ぜんや〉を訪れ、お花の味付けにダメ出しをして帰っていくのですが、この侍の正体がまさかの・・。
ということで、最近前向きになってきていたお花に思わぬ縁者が登場し、心ザワつかせる事態になるのですが、お妙と只次郎をはじめ、周りの皆からの愛情に支えられてきっちり自分を保てましたね。
“件の侍”も悪い人ではなさそうだし、お花と共にお料理をする場面は微笑ましさすらあったのですが、如何せん今更感&身勝手な申し出ではありましたものね・・。
そんな訳で、この度の“身内騒動”を経てより成長した感のあるお花。
枝豆のトラウマもいつかきっと克服できると信じてますよ~。
一方、熊吉の方は妙な焦りからか、自分で自分を追い込むような無理をし過ぎてぶっ倒れてしまう羽目に。
ここのところ迷走気味な熊吉ですが、お妙さんから「どっちを向いて歩けばいいか分からないときは、周りをよく見てごらんなさい」という助言を貰ったことですし、これを機に周囲の人(特に只次郎)の好い部分を手本にしながら自分の道を歩んでほしいものですね。
ということで、今回も旬の食材を使った美味しそうなお料理と共に、若者たちの成長する姿を楽しませて頂きました。
桜太も健やかに育っているようですし、そろそろお妙さんも元気になって厨房復帰できるよう願っております~。
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小説・文芸
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