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Posted by ブクログ
居酒屋ぜんやの新シリーズ「花暦 居酒屋ぜんや」
第二弾。
薬種問屋の手代、熊吉、
ぜんやの養女お花。
二人が育っていって、青春のころ。
成長に必ずあるつまづきや悩みを通して、人の交わりを物語る良い作品になっている。
才能溢れる熊吉は同年代の小僧の中では別格の出世。
いつしか親友と思っていた同僚にも、苛まれるようになっていった。
友人は店から逃走するが、熊吉は察してやれなかった自分を責める。
俵屋ではお妙のなき父親が作った薬を復刻。
新しい販路を広げようとしている。
大きな酒問屋、升川屋の跡取り千寿も妹ができて居場所を無くした思いで、家出。
人の成長を語る物語はしみじみとしてて良い。
Posted by ブクログ
居酒屋ぜんや シリーズ2-2
熊吉の巻。
俵屋(売薬商)に奉公している熊吉。同じ奉公人で幼い頃から寝食を共にし互いに励まし合い精進してきた親友(だと思っていた)長吉との仲違い。熊吉の気持ちは一方通行だったのかと思いながらも、出奔した友探しが一段落する『茸汁』はお花や只次郎の思いやりに涙腺が緩んだ。人の温かさが美味しい料理と共に身に染みた。
酒問屋升川屋の一人息子、千寿の家出「身二つ」もなかなか面白かったー。
なにも言わないくせに、不機嫌の理由を察してほしいと思ってしまう。(お花)
「仕事ですよ。息抜きと言う、仕事のね」(只次郎)
「お腹がいっぱいになるとね、草花が綺麗に見えるよ」(お花)
嫌いな奴と一緒でも、一人ぼっちよりはましなのだ。(熊吉)
鰯の梅煮、五目豆、出汁巻き卵、烏賊と若布の胡麻和え、胡瓜の醤油漬け、蓮餅、薩摩芋の味醂煮、鰯の揚げ(p59)しん薯、海苔を巻き込んだ卵焼き、隠元の胡麻和え、栗の甘露煮、五目おこわ、おはぎ、茸汁、焼き椎茸、赤貝の漬け込み、芹と人参の辛子和え、槍烏賊のわた焼き、蒟蒻の味噌漬けと梅酢漬け、鰤のアラ煮。
Posted by ブクログ
居酒屋ぜんやの新シリーズ第2弾。
今回は、いよいよお花と熊吉がダブル主人公として舞台に独り立ちした感がある。
お花はまだちょっと頼りないけれど、熊吉はずいぶん仕事のできる男だったのだなあ〜
お妙はすっかり母親役が板についたような気がする。
只次郎は、今回は鶯のことよりも経営コンサルタントである。
主人公を若手に引き継いだのだから、出番が減るのは仕方ないですね!(笑)
前のシリーズは、常に暗い影がチラついていたけれど、「花暦」は若くて前向きなパワーが感じられます。
どうかすると厄介者だったお銀婆さんが意外とね、人をよく観る人生の先達者みたいになっていた。
『荒れもよう』
寛政十一年文月
若くして手代になった熊吉は先輩や同僚に妬まれて嫌がらせを受けていた。
薬箱の中身を入れ替えるなど、お客さまにも迷惑のかかる事件も発生し、熊吉は犯人を突き止めようとしていた。
江戸に大雹が降った夜、熊吉の奉公する俵屋で事件が起きる。
『花より団子』
中秋の名月も終わった葉月。
千寿が来た時にお花が呼んでくれなかった、とおかやが怒り、母親同士も巻き込む大喧嘩に。
熊吉は仕事の合間に、休憩も食事も取らずに友を探している。
憔悴していく熊吉を、きちんと食べなくてはダメ!と叱るお花であった。
『茸汁(きのこじる)』
神田祭も終わった長月。
茸売りの老人から意外な情報が入る。
遥かな友の行手を案じながら、自分の仕事を頑張ろうと熊吉は決心する。
『身二つ』
神無月。
升川屋のお志乃に第二子の女の子が産まれた日、お花もひとつおとめの階段を上る。
思春期の少女の悩みと恥じらい。
そして、優等生だった千寿が見せる意外な弱さ。
『人の縁』
新薬の営業に苦心する、俵屋の若旦那と熊吉。
商いの基本は、なんと言っても人の縁である。
熊吉、新しい船出か?
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小説・文芸
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