坂井希久子のレビュー一覧

  • 妻の終活

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    団塊の世代の昭和の男、主人公の廉太郎が妻杏子のガンで余命1年を知る。家族の為働いているという言い訳を振りかざし、家庭のことを顧みずに過ごしてきた主人公。何回もその言動に怒りを覚えたが、妻の温かい眼差しの中で自分の傲慢さに気がついていく。しかし、それは妻の死に近づいていく過程だった。最後に、家族で妻を看取る。自分の終末がこのように家族に看取られながらなんて素敵なことが起こるのは幸せなことだ。理想と現実はどうなるだろうか。

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    2024年01月21日
  • 妻の終活

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    家族構成が自分が次女にあたるという点でみるとよく似ていて、すり替えて読んだ。また自分も家族をもってからは妻杏子さんの目線にもなった。我が夫も家事は不得意だろうから自分が先に逝くとなるとこんな感じかもしれない。高齢となって子供の世話になるというのは親としてはどんな気持ちになるのだろうか?子育てがもうすぐ終わるという自分にはまだ想像もできない。でもいずれくるだろうその時を思うと不安がないとは言えない。金銭的余裕があれば施設で余生を過ごすというのも悪いものではなくなるかもしれない。いずれにしても自分で選択したいから認知症にはなりたくないな。

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    2024年01月15日
  • おひとりさま日和

    購入済み

    いいじゃない

    おひとりさまでいいじゃない、と改めて思わせてくれました。
    恋をしても、新しく学びを始めても、それぞれその人がやりたいようにやれていたら、それでいいんですよね。

    #笑える #共感する

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    2024年01月03日
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや

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    戻ってきたお栄ちゃん!
    大奥に奉公にあがったはずが、とある事情で暇乞い、実家に帰らず、ぜんやに転がり込んできて……と賑やかな今巻。
    彼女の今後の身の振り方がどうなるのか、目が離せません!

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    2023年12月31日
  • 華ざかりの三重奏

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    ネタバレ

    60歳の定年まで仕事一筋、結婚も出産もせず突っ走ってきた可南子は仕事がなくなり途方に暮れる。そんな時思い出したのが同窓会で中学生時代の親友、芳美。夫を看取り義父母の介護も終えた彼女が「うちに来ればいいと」言っていた言葉を頼りに彼女の家に転がり込むことに。

    いいなぁ、60歳親友同士の共同生活。そして怠惰なコミックライフ。一生懸命生きてきたんやから好きなことして暮らしていいんやで。
    そしてラスト彼女たちの趣味の世界はワンステージ上に。そう、いくつになっても伸び代はあるし、夢はおいかけてもいいんやし。

    俺もじきに彼女らの年齢になる。一緒に暮らす親友はいないし、不安も多いけど、ビビって暮らすよりは

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    2023年12月19日
  • ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや

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    居酒屋ぜんやシリーズ、第二期。
    段々こなれてきた感じがした。
    今まで、只次郎とお妙の絶妙のコンビに慣れ過ぎていたのかも知れない。
    お花と熊吉がちょっと硬い感じがしていたのがなくなった。
    面白いねぇ...

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    2023年12月16日
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや

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    居酒屋ぜんやシリーズ
    お花ちゃんや熊吉も難事を乗り越え日常が戻る。
    それを見守る周りの人達の優しさに触れ、お栄、お梅など若き人達と一緒に前へと進み出す。
    鯨汁とか、つばき餡とか、カマスの塩焼きも美味しそう。
    若い人達の成長が楽しみ。

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    2023年12月08日
  • 華ざかりの三重奏

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    ネタバレ

    面白かった。
    老後問題の解決方法として提示されたのは、自堕落さと干渉少なめの共同生活と仲間意識。後は若者の感性を横から見ることだろうか。

    何がこんなに面白かったんだろう。
    還暦の人が同人誌を出しちゃう、挑戦!という書きぶりではない。あー楽しかった、でもしんどいわー、腰いたたた、なのだ。腰いたたた、の経験者ゆえの共感かな。
    これから未来を作らねばならないわけではなく、無限の世界が目の前に広がっているわけでもない。だからこその余裕を感じるからかな。

    ともかくも、心地よかったのだ。

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    2023年12月07日
  • 華ざかりの三重奏

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    ネタバレ

    会社勤めを長年していると、いずれ訪れる定年後の身の振り方に思いを馳せずにはいられない。
    昔とは違い現代では定年の年齢も、再雇用等もあって60歳から延びつつあるけれど、やっぱり60歳は社会人にとって一つの区切りの年齢だと思う。
    そこから残りの人生をどう生きていくのか。お金・健康・生きがい…考えることは尽きない。定年後の時間が長ければ長いほど、より楽しく幸せなものにしていくため生き方を模索していかなければ、と焦るばかり。

    そんな人生の転換期・60歳を迎えた中学時代の同級生との二人暮らしを描いた物語。
    同い歳の女性の二人暮らしはほんと理想的。私もできればこんな老後を迎えたい、と何から何まで羨ましか

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    2023年11月25日
  • ほろよい読書

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    読後感がよい これまで読んだ複数の作家が書いた短編集は、内容が薄くなりがちな印象だったけれど、これはちゃんと読み応えがあって良かった。

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    2026年01月12日
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    今回は熊吉が奉公している薬種問屋俵屋の若旦那とお花ちゃんの友人である海苔屋『宝庄』の養女お梅の縁談話から。

      俵屋に奉公していた長吉がお花を巻き込んで、大騒ぎになってしまったことから俵屋では婚礼話どころではなくなってしまい、六月もお梅は宙ぶらりんの状態。

      そのための話し合いをぜんやですることになるんですが、お妙の料理を食べているうちに自然といい雰囲気になり、これからもぜんやで一緒に食事をすることに(*^^*)

      ですが、ここで終わらないところが……。
      二人が帰り、貸し切りの紙をお花が剝がしていると造りのいい駕籠がやってくる、そこから降り立ちたのは只次郎の姪で、大奥勤めをしてい

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    2023年11月17日
  • 泣いたらアカンで通天閣

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    大阪新世界のラーメン屋。放蕩親父・ゲンコと一人娘・センコ、そして商店街の鬱陶しいほどの人情話。不倫、シングルマザー、育児放棄の話があるが、コテコテの関西弁で笑いに変わってしまう。願わくば、生まれてくる子供の父親がカメヤでありますように。

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    2023年11月17日
  • 華ざかりの三重奏

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    ネタバレ

    よかった。飾り立てない盛りすぎない嫌味のないいい意味でリアルな3人のストーリー。少女漫画が物語の中心にはあるけど、中年女の悲哀や諦念やおかしみ、そして希望も盛り込まれた内容に好感が持てた気がする。
    泣いたり感動したりはないけど,どこか心地いい。

    あるあるがたくさん。

    がんばれとエールを送りたくなる。

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    2023年11月05日
  • 雨の日は、一回休み

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    ネタバレ

    おじさんを描いたお話!?面白そう!と思って、手に取りました。そしてタイトルはどんな意味なんだろう?と。
    仕事の話がメインだったけれど、そう、仕事の大部分を支えているのは世間のおじさん達なんだよなぁと。おじさんはおじさんなりに悩んでいて、でも何でそうなってしまったのかわからなかったりしている。共感できそうでできなかったり。
    おじさん側の視点と周りの視点と、どちらを批判するでもなく淡々と描かれていてとても読みやすかったです。ちょっと笑えて、ときには突っ込みたくなる、楽しい一冊です。

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    2023年10月28日
  • 江戸彩り見立て帖 粋な色 野暮な色

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    前巻からの『流行り色を作り出す』という難題と進退に決着。
    江戸での浅葱色の評価の厳しさや、名前を変えるだけで映える色の面白さ、そして東女彩と京男右近のやり取りも冴え渡り楽しい今巻でした。

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    2023年10月21日
  • 華ざかりの三重奏

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    60歳、色々事情があったりなかったりの三人の女性がルームシェアのようなことになる。
    そこに不登校気味の中学生男子とヤギが加わり、だらだらと時間も他人の目も気にせず少女漫画を読みふける!最後には作品への熱が同人誌作りにまで発展していく。

    なんて羨ましい!自堕落万歳!
    老後の面倒は配偶者でも子供でもなく、友人というのはアリかもしれない。
    老々介護になるのが目に見えているのが難点だけど。

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    2023年10月07日
  • 華ざかりの三重奏

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    飲み物と軽く摘める食べ物をテーブルに置いて一日中自堕落に漫画を読む!いーじゃないですかぁ!
    したい!その生活!漫画でなく小説で!
    歳を重ねてくると老後のあれこれが心配になるけれど、そういった問題はちょっと横に置いて…自堕落な自分を他人の前にさらけ出せるって結構すごい事(個人的な思いです)引け目なく羞恥心を超えてその姿を、その時間を、共に過ごせる人ってそうそういない気がする。
    何十年振りにかつての友人と再会し、学生の時の関係性が蘇り自堕落な時間を共有出来るってなんか面白いし羨ましい(笑)
    オタクだからこその特権!という気がする。
    本好きの自分も似たようなものだ。
    引きこもって本を読んでいる時間は

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    2023年09月27日
  • 華ざかりの三重奏

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    楽しく読めた。
    ありそうで、現実にはたぶん無い話だけど。まぁ、これ小説だから。
    読んでハッピーな気分になれれば十分。

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    2023年09月24日
  • 華ざかりの三重奏

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    スルスルスルスル読めてしまいました。
    定年を迎えた可奈子が、中学生の時の同級生の芳美の家で同居を始める物語。
    そこへ、ご近所に住む同居家族とうまくいっていない香織が加わり三人で始めたことは‥‥
    独身で仕事一筋に突っ走ってきた可奈子。義父母の介護をやり遂げ夫を亡くし子どもたちは独立して、今は一人住まいの芳美、息子家族と同居を始めて肩身の狭い香織。60歳の彼女たち。これからの人生をどう過ごしていけばいいのか。
    仕事や育児など、イヤでもやらなければいけないことがある毎日を過ごしている時には、こなさなければならないことが頭の中を占めていて、『あー!自分の時間が欲しい!』と思っていても、実際に24時間全

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    2023年09月24日
  • 市松師匠幕末ろまん 黒髪

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    艶めかしい三味線の師匠と稽古に来ている籠屋の三女たちの数奇な縁から始まる計略
    桜田門外の変の後、熱気冷めやらぬ幕末の江戸で、燻る水戸の浪士との関わりなど、読み応えのある作品でした

    図らずも水戸の英吉利公使館襲撃を知る事になり、多少の情が芽生えたにも関わらず、計画の杜撰さから覚悟の浅さを見抜いた途端、切って捨てる市松師匠に痺れます

    そして扉絵(?)の全体デザインがとても素敵でした

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    2023年09月21日