坂井希久子のレビュー一覧

  • 赤羽せんべろ まねき猫

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    懐かしい赤羽せんべろ横丁。おじさんだけでなく若い人たちが多くてびっくりしたが、コロナ後、賑やかさ取り戻したかなあ。そうした楽しい酔っ払いの人情噺かとおもったら貧困、介護のシビアでやりきれない現実。理不尽な現実に流されながらも立ち向かう明日美のような善人にはなれないな。父親そんな簡単に許していいの?「親と子の繋がりが、必ずしも美しいものであるとは限らない」

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    2025年03月23日
  • ほろよい読書

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    "お酒"が共通のテーマながら、それぞれ違った魅力のあるストーリーで読み応えがありました。
    "初恋ソーダ"が特にお気に入りです。

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    2025年03月18日
  • 菊むすび 花暦 居酒屋ぜんや

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    花暦ぜんやシリーズ、第7弾。
    享和元年(1801)
    ・お花16
    ・お妙37
    ・只次郎31
    おめでたいことが重なった年になる。
    その中で、『ぜんや』の女将を目指すお花は、お梅と俵屋の若旦那の祝言の料理を任され、アクシデントにも力を貸すなどして、立派にやり遂げる。
    でもやはり、タイトルにもなっている「菊むすび」がいちばんの料理だろう。
    大切な人を料理で元気にできるのは、素晴らしいこと。
    お花の成長が本当にうれしく、いつまでも見守りたいシリーズ。
    いつも旦那衆みっちりの男臭い『ぜんや』が、貸切の女子会になった場面は良かった。
    男がいてはできないデリケートな話もあるし、お妙もくつろぐことが出来て、時々

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    2025年03月17日
  • 赤羽せんべろ まねき猫

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    飲んべなので題名の「せんべろ」に惹かれて初読みの作家さん。折り合いが悪かった父親が倒れ、父が営んでいた居酒屋を手伝う羽目になった明日美。人情噺ではなく内容はシリアスで虐待や貧困、介護などの社会問題が描かれる。

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    2025年03月16日
  • ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや

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    只次郎さんがとても愛らしいキャラクターで、物語が和んだ雰囲気でほのぼのします。
    最後謎を残したまま、あっさり終わってしまって、まだ途中…!とつっこみたい。次を早めに読まねば、と思いました。

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    2025年03月16日
  • 泣いたらアカンで通天閣

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    千子と賢悟の父娘の
    テンポよいやりとり、うっとおしいほどの愛情に笑いと涙が止まらない。
    続編ないのかな。

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    2025年03月08日
  • おじさんは傘をさせない

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    『おじさん』の会社内での様々な立ち振る舞いにまつわる悲哀さを描いた5話からなる連作短篇集。話ごとに違うおじさんが登場する。前の話に次の話に登場するおじさんがちょこっと登場するバトンリレーのような形式。

    それぞれの話は…皆んな雨に関するタイトル。

    ●人事からセクハラを注意された課長。だが、どの部下が訴えたかわからない。次の日から犯人探しに躍起になるおじさん。(「スコール」)
    ●元部下の女性社員が役員に昇進し、シニア向けのセミナーに出席させられそろそろ引き際かと考えるおじさん。(「時雨雲」)
    ●浮気で離婚され、窓際に追いやられ風俗でウサを晴らしていたが、ある日そこで十年ぶりに会った娘と再会する

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    2025年03月04日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    人生後半に入ってからの転機の物語。

    ●アンジェがくれたもの
    何十年も「自分を喜ばせるために何もできない」なんてどんな気持ちで生きてきたんだろうと思うと、心が締め付けられる思いがしたし、その分、アンジェとの出会いがとても素晴らしいものに感じて、人生どこでどんな転機に恵まれるかは分からないものなんだなと思った。
    一寸先が闇のこともあるけど、小さなきっかけで心を取り戻せることもある。そしてそれを何も言わなくとも、一緒に喜んでくれる人がいるってすごく幸せな気持ちになるなと思った。

    ●友だち追加
    主人公は人との繋がりをちょっと億劫そうに語っていたけど、やっぱり人との繋がりって大事だなと思った。
    煩わ

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    2025年03月04日
  • おひとりさま日和

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    6人の「おひとりさま」の短編集。表紙からイメージしたほっこり系とは違うものもあったけど、どれも読後感が良かった。
    好きだったのは杉村さんの『最上階』かな。マンションに住む人たちの感じが良くて、いっしょにご飯食べてるところはほのぼのした。主人公の数字に強いところもかっこよくて羨ましい。
    咲沢さんの『週末の夜に』も良かった。仕事終わりに一人映画を楽しむなんて素敵。一人であることをネガティブに捉えられがちな世の中で、他人とちょうど良い距離のとり方で、淋しいわけじゃない“一人”は最高だと思う。
    坂井さんの『永遠語り』は毛色が違ってまたおもしろかった。叔父を思い出しながら染色をする主人公。登場人物が少な

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    2025年03月02日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理にまつわる短編のアンソロジー。
    小洒落た創作寿司屋、土鍋ご飯、金平糖、蕗の薹(ふきのとう)、パン…。
    どれも美味しそうで、お腹がすいてくる本だ
    ★5が2本
    ★4が2本
    ★3が3本
    やはり大好き作家さんのは面白かった!

    男たちの下心が渦巻く隠れ家的な高級寿司屋。
    男たちが落としたい女性にお寿司のウンチクをスマートに披露している場面に、唐突にのしのしと現れたのは…。
    乳児を抱っこ紐で抱え、母乳で汚れたカットソーにスウェットを履いた体格良い中年女性。
    ドスンとマザーズバッグを置き、ツウなお料理を野太い声で次々と注文し始める。
    お母ちゃんに支配されていく店内の様子が痛快!
    このストーリーは柚木麻

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    2025年03月02日
  • おひとりさま日和

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    6編から成る女性のいわゆるおひとりさまアンソロジー。
    世代の様々な女性たちが自分の人生をどのように生きていくか、彼女たちを取り巻く人間関係や社会的問題についての向き合い方がそれぞれまるで自分事のように思わされてしまうように引き込ませていきます。
    40代、50代、60代、70代、80代とそれぞれの年代ステージで感じる事があると思いますが、自分が一番自分らしく逞しくしなやかに生きていく姿にそう遠くない未来の自分を重ね合わせて読んでいました。
    時折読み返したくなるアンソロジーです。

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    2025年03月01日
  • ほろよい読書

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    日本酒蔵の子の話とオンラインバーの話が好きだった。

    1本目は早々に察しがついてしまって微妙でした。

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    間違えて電子書籍で感想登録してたので転記。

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    2025年02月26日
  • 華ざかりの三重奏

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    定年を迎える独身の可南子。退職後の生活について考えていた頃に、中学校の同窓会でかつての友人、芳美と再会。共通の趣味である少女漫画で再び友情に火がつく。可南子は、夫に先立たれ、子どもも自立して一人暮らしだった芳美のもとに引っ越して同居生活を始める。初老?の自由気ままな女性二人。好きなだけ漫画を読み、自堕落な生活を送る二人のもとに、同級生の桜井(住宅メーカーの)営業マン、不登校気味の詠人とヤギ、元花屋の香織さん、と色々な人が関わりながら日常が進んでいくストーリー。
    最近、新聞で読んだけれど、高齢者のシェアハウスというものが最近増えてきているらしい。独居でもなく、施設でもなく、シェアハウスという選択

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    2025年02月26日
  • ほろよい読書

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    5人の作家による、「お酒」にまつわるアンソロジー。
    粒揃いの楽しいアンソロジーだった。
    続編「おかわり」も読みたい。
    そしてもちろん、お酒も飲みたーい。


    織守きょうやさん、初読。「ショコラと秘密は彼女に香る」は、リキュールボンボンと、お酒をたっぷり使ったお菓子。甘〜い。

    坂井希久子さん「初恋ソーダ」は、果実酒。長く熟成されて美味しくなる。ひとつとして同じ味にならない。甘いだけじゃない。フレッシュなだけじゃない。タイトルの甘さを、気持ちよく吹っ飛ばされる。

    額賀澪さん「醸造学科の宇一くん」は、日本酒。農業大学を舞台に、実家の酒蔵の酒の美味しさを初めて知る女子学生(でもまだ未成年)小春と、

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    2025年02月26日
  • たそがれ大食堂

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    ほっこりサッパリ
    読み味軽く、すんなり読める。
    とても楽しい読書時間。

    デパートの大食堂って懐かしいな。
    確かに今は無いのかも。
    そもそもデパートなんてなかなか行かないな。

    そんな大食堂を舞台に、人間関係や、大食堂の存亡についてのあれやこれや。

    あまり重い話にはならず(そこに居て、働く面々には大ごとでしょうが、読む方は気楽)、美味しい物も出てきて、スルスル読める。

    お仕事小説としても、人間模様を感じる作品としても読めます。

    気軽に手に取ってみてはいかがでしょうか。

    出てくるお子様たちがみんないい子!

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    2025年02月23日
  • たそがれ大食堂

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     あるデパートの6Fに昭和風の懐かしいレストランがあり、そこの経営状態が思わしくなくデパートの若社長が 連れて来た女性料理長が、最初は同じ職場の仲間と上手 く行かなかったのだが、あれこれ試行錯誤している内に 人間関係と経営状態が持ち直し、デパートの会長の友人 で大株主の1人や、そこの孫などと仲良くなり続けていけ るようになる希望を持てる物語でした。

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    2025年02月23日
  • おひとりさま日和

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    それぞれの作品に、印象的なフレーズの多い、私には良い本だった。家族がいて、パートナーがいて、やはり最後は家族やパートナーの愛だよね、的な内容も多いけれど、このアンソロジーはそうじゃなくって、自分としては安心して読めた。
    自分の将来も、考えてしまいそうだったけれど、読後感は重くなくって救われた。

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    2025年02月14日
  • たそがれ大食堂

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    コンセプトとしてはわりとありそうな老舗百貨店にある何も変わらずなんとなく残ってきた食堂が取り潰しの危機に直面してそこから逆転を狙う話。ただギスギスしすぎず鮮やかに変化していくからさっぱりした気持ちで読めてよい。こういう系統の話は好きだから多少前提が似ていてもいいっていうのもあるけど。 若社長まじか、って思ったくらいかなぁ。
    一見合わなさそうな性格も個性もバラバラな3人に友情芽生えていくのこれからが楽しそうで羨ましい。

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    2025年02月12日
  • 女ともだち

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    女ともだちって、すごく独特な世界だと思う。
    男ともだちほど単純じゃなくて、複雑だ。

    嫌気がさしたり疲れちゃう事も多いけど、それでも何だかんだと素敵だなと思わせられた一冊だった。

    全然違う物語なんだけど、どれも身近な感じがするから面白い。

    読み終われば『それなりに色々あるけど、やっぱり女ともだちって最高じゃん?』って気持ちになれるかも?
    しばらく寝かせてから、また読み直したいなぁ。

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    2025年02月05日
  • おひとりさま日和

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    六人の作家さんの六つのお話。それぞれ面白かった。それぞれ、それなりに高齢の方が主人公の話もありますが、自分もこんな生活になることもあるかも、と想いを巡らせました。
    ひとりでも何かやりたいこと、目的を持って生活しようとしていれば、周りの人たちがいることで決してさびしくないのかも。そして自然体で生活を楽しめば良いんだなと思いました。

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    2025年01月26日