江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

小説・文芸
781円 (税込)

3pt

“色”で江戸の難題、解決します。
累計32万部突破「居酒屋ぜんや」シリーズの坂井希久子、
文庫オリジナル、新シリーズ始動!

江戸時代は、洗練された美意識と、繊細な色彩感覚が頂点に達した時代でした。
もしも、江戸にカラーコーディネーターがいたら……?

お彩の父親は腕のいい摺師でしたが、火事で視力も、仕事場も失ってしまいます。
盲いた父の面倒を見ながら貧乏長屋で暮らしているお彩。
婚約者との縁談も流れ、粗末な木綿の着物に身を包んでいますが、お彩には、天性の鋭い色彩感覚があるのでした。

そこに目をつけたのが、謎の京男、右近。
一本気なお彩に邪険のされながらも、懲りずにまとわりつく右近は、お彩に次々と色に関する難題を持ち込みます。
そして、“江戸のカラーコーディネーター”、お彩の活躍が始まります!

着物や芸能にも詳しい坂井さんならではのエピソードや、
色や柄にまつわる知識も満載。
例えば鼠色だけでも、これだけ種類があるのか!と驚かされます。

※

お彩はお蔦の顔と見比べながら、帳面をめくっていく。
白鼠、銀鼠、藤鼠、湊鼠、錆青磁、柳鼠──。(中略)
「あっ!」
唐突に、記憶の糸が張り詰めた。
一枚の錦絵がするすると、脳裏に引き出されてくる。(本文より)

※

新作菓子の意匠から花魁の仕掛けの図案まで、豊かな色彩溢れる江戸のカラーコーディネーターとして活躍するお彩の人情物語。

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  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり
    781円 (税込)
    “色”で江戸の難題、解決します。 累計32万部突破「居酒屋ぜんや」シリーズの坂井希久子、 文庫オリジナル、新シリーズ始動! 江戸時代は、洗練された美意識と、繊細な色彩感覚が頂点に達した時代でした。 もしも、江戸にカラーコーディネーターがいたら……? お彩の父親は腕のいい摺師でしたが、火事で視力も、仕事場も失ってしまいます。 盲いた父の面倒を見ながら貧乏長屋で暮らしているお彩。 婚約者との縁談も流れ、粗末な木綿の着物に身を包んでいますが、お彩には、天性の鋭い色彩感覚があるのでした。 そこに目をつけたのが、謎の京男、右近。 一本気なお彩に邪険のされながらも、懲りずにまとわりつく右近は、お彩に次々と色に関する難題を持ち込みます。 そして、“江戸のカラーコーディネーター”、お彩の活躍が始まります! 着物や芸能にも詳しい坂井さんならではのエピソードや、 色や柄にまつわる知識も満載。 例えば鼠色だけでも、これだけ種類があるのか!と驚かされます。 ※ お彩はお蔦の顔と見比べながら、帳面をめくっていく。 白鼠、銀鼠、藤鼠、湊鼠、錆青磁、柳鼠──。(中略) 「あっ!」 唐突に、記憶の糸が張り詰めた。 一枚の錦絵がするすると、脳裏に引き出されてくる。(本文より) ※ 新作菓子の意匠から花魁の仕掛けの図案まで、豊かな色彩溢れる江戸のカラーコーディネーターとして活躍するお彩の人情物語。
  • 江戸彩り見立て帖 朱に交われば
    781円 (税込)
    謎の京男・右近の正体は、呉服屋を営む塚田屋の妾腹の三男坊だった。 強引な右近に押し切られ、呉服の色見立てを始めたお彩のもとには、様々な相談が舞い込んでくる。 しかし、弟を目の敵にしている塚田屋の主人は、 お彩が新たな流行り色を作れなかったら右近を江戸から追い出すと告げる。 大好評の文庫オリジナルシリーズ第二弾!
  • 江戸彩り見立て帖 粋な色 野暮な色
    800円 (税込)
    <江戸のカラーコーディネーター>お彩が活躍する人気シリーズ! 天性の色彩感覚を持ち、色のことになると寝食忘れてしまう江戸っ子・お彩。 その才能に目をつけた、煮ても焼いても食えない京男・右近。 凸凹バディもいよいよ絶好調! 右近に押し切られ、塚田屋で呉服の色見立てを始めたお彩。 妾腹の弟である右近を目の敵にしている塚田屋の主人は、 「新しい流行り色を作れ」と無理難題を出す。 お彩と右近は、気風のいい辰巳芸者の蔦吉に助けを求めようとするが、 けんもほろろな塩対応で取りつく島もない。 しかし、右近には何やら秘策があるようで……。 一方、近所の油店・香乃屋のお伊勢には、 対照的な二人の婿候補が登場。 濃紺の小袖も粋な弥助は若い娘たちにも大人気。 文次郎は、野暮だとされる浅葱色が好きで、 娘たちに「浅葱色」と陰でこっそり呼ばれている始末。 はたして、恋の勝者は……? 色は奇跡を起こせるか? 江戸の色彩の奥深さが話題、 文庫オリジナルシリーズ第三弾!
  • 江戸彩り見立て帖 星合いの空
    800円 (税込)
    最強バディ・右近の切ない過去が明らかに “江戸の天才カラーコーディネーター”お彩が大活躍! 若紫、路考茶、深川鼠、桜鼠、紅梅色…… 江戸の色彩の奥深さが話題! 感動と勇気をもらえる大人気シリーズ待望の最新刊。 お彩にライバル出現!? 塚田屋の三男坊・右近に呉服の色見立てに駆り出されたお彩は、天性の色彩感覚を武器に評判をとる。 だが、相模屋にも美貌と若さと教養を兼ね備えた千代という色見立て役が現れる。 二人は七夕に色見立ての腕を競い合うことに。 一方、妾腹の右近を疎んじる長兄の蘇芳が京都の本店からやって来て、お彩に京風の嫌味を連発。 しかし、一本気な江戸っ子のお彩は嫌味に気づかず……。 色のことになると寝食忘れる江戸っ子・お彩 煮ても焼いても食えない京男・右近 最強バディ・右近の切ない過去も明らかに……。 「星合いの空」「焦がれ色」「今は昔の」など五篇を収録。
  • 江戸彩り見立て帖 天地をつなぐ
    800円 (税込)
    引きこもり、夫婦の危機を「色」が救う! 引きこもりの息子、 夫婦関係に悩む妻── 江戸の天才カラーコーディネーター・お彩が 「色見立て」で救います! いつも朗らかな塚田屋のお内儀、お春の様子がおかしい。 呉服屋を営む夫の吉原通いは相変わらずだが、これまでとは何かが違うと気を揉むお彩。 そんな折、お彩は、お春の生け花の師匠に色見立てを頼まれる。 一方、香乃屋のひとり娘、お伊勢の祝言の日も近づいてきて……。 天才的な色彩感覚を持つお彩の活躍を描く大人気シリーズ第五弾。 江戸の色彩の豊かさが話題の人気シリーズ待望の最新刊!  天才的な色彩感覚の持ち主・お彩と、 食えない京男・右近の最強コンビが「色」で難問に挑みます。 ※ 「白と言っても、いろいろとあるものでしょう」 師匠の言葉に、頭を上げる。まさに今、お彩が思っていたことだった。 あらためて白の襦袢地を並べてみると、少しずつ色が違うのだ。 たとえば青みのある白は、雪色、月白、魚肚泊。 黄みがかっているのは卯の花色。 灰がかったものなら銀白色、雲井鼠、灰白色。   ──本文より

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

江戸彩り見立て帖 色にいでにけり のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    まあ 意地っ張りの江戸っ子のお彩が主人公です。
    もと刷り師の父親が目を悪くして 仕事ができなくなった。
    貧乏長屋で その日暮らし
    父親のもとにいた 若い刷り師たちも みんな他にいってしまった。
    そこに 謎の京男 右近が登場!
    お彩が 刷った浮世絵の色に怒っているところに出会い お彩の色を見る力を感じる。
    そこで お彩に色見の仕事をさせていく。

    金平糖を いろんな色で作ること
    大奥で使われるお茶菓子の色合いを決める
    お見合いをする大店のお嬢さんの 着物の色を決める
    決めた色が 桜ねず とはねえ!
    花魁の打ち掛けの色を決める話しが 好きですねえ!
    藍色の濃淡
    本名がお竹さんという花魁の 藍色の打ち掛け
    模様は 竹と雲

    相手の心のうちにある願い 思いを汲み取って色を選んでいく
    確かに 能力なんですが

    それを一番認めないのが 本人のお彩

    この右近さん
    貧乏長屋にやってきて 酒浸りで寝たきりの父親を
    湯屋に 連れていってくれ 床屋にも連れていってくれる。
    仕事も世話してくれ 行き帰りが 心配だ!
    という お彩
    それも 毎日 手代をつけてくれるという

    この娘 頑固で 人の世話にはならない!
    なんて 無茶苦茶 意地をはっている。

    その子を 京から江戸に出店した塚田屋で 色合いを見る仕事をさせようと 右近さんはしている。

    こんな頑固な娘が主人公
    なんてのも なかなかないけど
    働けるのかしらねえ!
    と思っていて次回になります。

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    1作目は「注文の多い料理小説集」で読んだかな?面白かったので続きが読めて嬉しい!!きっと続編もあるはず。
    色の名前って面白い!

    0
    2021年08月04日

    Posted by ブクログ

    温かい文章です。
    苦手な江戸のことをわかりやすく書いてくれるから好きです。
    そして、色のことに詳しいので読んでいてワクワクしますね。

    0
    2024年05月29日

    Posted by ブクログ

    色の名前たくさんあるね。世界により細かく名前がつくの面白そうだな。

    途中から彩にちょっと苛々する。話の型を作りたいのは分かるんだけど。嫌!断る!結局話聞く。はっ!ひらめいた!!が続くとちょっと…

    0
    2023年05月22日

    Posted by ブクログ

    積読してたやつ読み終わった。2023/04/13

    個人的にはよかったし、続き読みたいななった!
    ただ、表紙から想像するよりは、結構主人公のバックボーンは重めなので、気分転換に小説読むぞ〜のテンションだと、ちょっと、おも…ってなるかも。

    特に悩みの原因が、現実の人生で悩んでる人もいるネタなので…
    主人公はさばけた性格で好感もてるし、バックボーンの話も最後には少し良くなっていきそうな雰囲気で終わってるのが救い。

    江戸もの、女性主人公〜なんかの要素的に、「あきない世傳 金と銀」シリーズと読者層がかぶるとこもあるんじゃないかな〜と思ってるんだけど、そちらよりはライトな読後感で楽しめた。

    恋愛要素は、今のところほぼない。
    江戸の女と京の男、みたいに対で帯に書かれてたから、まぁ、最終的にくっつくんですかね〜?くらいの気持ちで読んでたけど、この巻では、主人公お彩の特技をいかして、京の男、右近の依頼を解決しつつ、謎の多い右近の秘密に、近づくとこまで。

    こ、これからどうなるの〜??っていいとこで終わってくれる。

    個人的には、ラブコメも純恋愛も好きだけど、どちらかといえばお仕事メインで展開する話がとても好きなので、好みにドンピシャでした!
    今後のふたりの関係がどうなっても楽しめると思うので、続きも買います!

    0
    2023年04月16日

    Posted by ブクログ

    「オール読物」で連載されているので読んでいるが、再度読みたかったので購入。
    胡散臭い京男の右近と、色彩に閃きの才を持つ彩とのやり取りが面白い。色彩に関しての蘊蓄も満載。色覚異常の気付きも、小さい頃から摺師の家で育った賜物だろう。
    現在も連載が続いているが、右近と彩との関係が気になる。

    0
    2023年02月06日

    Posted by ブクログ

    「居酒屋ぜんや」シリーズが人気の坂井希久子さんの新シリーズ。

    貧乏長屋に住むお彩は、子供のころから絵に馴染み、色彩感覚が抜群。
    自分ではあまり自覚していなかったが…
    父が摺師で、自宅兼工房に弟子たちも抱えていたが、火事ですべてをなくし、目まで見えなくなったため、酒浸りに。
    弟子たちはいっせいに出て行き、お彩のいいなづけも去った。
    父を一人で支えて奮闘するお彩でした。

    ある日、京ことばを話す謎の男・右近に才を認められ、色の見立てを仕事にしないかと勧められます。
    そんなことが仕事になるのかと、うさん臭さを感じ反発しつつも、何度かの機会をこなしていくお彩。
    江戸っ子気質の上に苦労を重ねたからか、頑固で鼻っ柱が強いが、内心はまだうぶなのでは?
    ひょうひょうとした右近はなかなか正体を明かさないが、もの柔らかで、お彩の父の気持ちまで解きほぐしていくのです。

    江戸時代の色の名前は特に着物の色など、ものすごくたくさんあり、季節を味わう感覚や、お菓子にも工夫する都会の催しなど、様々な機会があるのが楽しい。
    お江戸のカラーコーディネーターの活躍が始まります☆

    0
    2022年09月14日

    Posted by ブクログ

    注文の多い料理小説集で1話を読み、続きが読みたくなったので購入。
    紅緋 錆浅葱 御納戸色 鴇羽色 等、和の色名がたくさん出てくるので、いちいち調べながらで楽しい。
    歌舞伎に纏わる色や、灰色でも柳鼠、錆青磁、藤鼠、など無数にあることや、着物や昔のファッションも素敵だなぁと思った。
    お彩の逞しさに励まされる。
    続編が楽しみ!

    0
    2022年07月16日

    Posted by ブクログ

    なるほど江戸のカラーコーディネーターとは!
    面白いお仕事を設定なさった。
    1編に1つくらい、ハッとする言葉があるので、坂井さんは好き。
    もっと分厚い1冊にしてくだされば良かったのに。
    ちょっと本が薄くて物足りなかった。

    0
    2022年06月11日

    Posted by ブクログ

    火事で盲目となった元摺師の父親と暮らす娘(彩)を巡る連作短篇集。ひょんなことで知り合った京男に見込まれて、色彩感覚に優れている彩は大屋の問題を解決していく。今ではあまり言わない色の名前が沢山でてきてそのたびにググるのも、頭の中でその鮮やかな色彩を想像するのも発見があって楽しい。江戸っ子らしくきっぷのいい彩だが、ちょっと頑固すぎるのが回を重ねるとモヤモヤするが、シリーズ化してくれてるのは嬉しい!

    0
    2022年05月27日

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