坂井希久子のレビュー一覧

  • 注文の多い料理小説集

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    食にまつわる短編集でした。それぞれ違う作者が書いており、私の好みは皮肉の効いた柚木麻子先生の「エルゴと不倫鮨」、意外なオチの柴田よしき先生の「どっしりふわふわ」でした。どれもおもしろく、食欲をそそる話が多かったです。

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    2026年09月29日
  • 華ざかりの三重奏

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    読み初めてすぐにあっ!これ読んだ事あるやつだ!と気付き…再読となったけれど新鮮に楽しめた!
    自堕落サイコー!
    オタクサイコー!
    友人同士の同居サイコー!笑
    ほんとに羨ましい
    一日中引きこもって時間も自由に読書三昧
    そしてその自堕落さを他人の目のある中でも平気で全うできるって(笑)
    本当に良い関係(^^)
    飾らず気取らず気にせず…気にもならず、好きなことを好きなように出来るって最高の幸せ❤︎
    その延長線上に皆で共有出来る生きがいまで見つけてしまって読んでいるこちらまで楽しくワクワクしてきた!
    元気もらったなぁって感じです 

    これ是非続編を!
    その後の3人を是非読みたい!

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    2026年09月23日
  • 市松師匠幕末ろまん 黒髪

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    ネタバレ

    時代の風情を感じる清々しくて華やかな日常流れる前半から、急にきな臭い展開に連れて行かれる。

    長めの前半ターンが穏やかで、内情に首を突っ込む程度の可愛らしい展開な分、準備していなかった荒波に登場人物の目的も忘れそうになるほど

    命が関わる展開と、その一瞬一瞬の「生」を感じるちょっとしたやりとりに、グッとくるものがある。
    小さな会話が妙に残る。

    19際の浪士については その時代の厳しさを感じさせられ、気がかりなのに名無しでそれぞれの浪士の結末だけを知らされるという、作者のひどい仕打ちが素晴らしい。
    それぞれの安否や内情に含みを持たせたまま終わる、キャラクターの性にピッタリな幕引きに大拍手。本当に良い作品だった、久しぶりに出会った。

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    2026年09月21日
  • 蓮の露 花暦 居酒屋ぜんや

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    居酒屋ぜんや シリーズ2-4

    今巻はてんこ盛り。
    心傷のお花と熊吉の茶漬けのシーンにホッコリ。
    お花ちゃんが勾引かされるー!酷い親、お槇。
    産みの親との密会に落ち込んでいた只次郎が、お花に『お父つぁん』と呼ばれて嬉々とする。
    「鬼の子は鬼」。お花の不安とお妙の悲しみ。
    長吉との「別離」、熊吉の心境。幼い長吉の本心。

    人生は、嬉しい事もあり辛い事もあり。
    でもこれで一旦落ち着いたのか。

    お槇も酷いが江戸の磔の刑は残酷。柱に縛られて槍でめった刺しにされる刑。めった刺しって。。死してのちも、そのまま三日晒される。
    恐ろしやー。

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    2026年09月17日
  • ふうふうつみれ鍋 居酒屋ぜんや

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    美人女将のお妙が切り盛りする居酒屋「ぜんや」では、武家の次男坊・只次郎の愛鳥ルリオの雛の譲渡権をめぐりプレゼンが行われます。お妙の料理を酒のつまみに、雛を狙う大店の旦那衆がわいわい争っている様子が楽しい本シリーズ。
    今回は、只次郎とお妙の関係が大きく動くことになり、江戸版『めぞん一刻』みが出てきました。
    それにしても三河屋の旦那とその娘の、只次郎へのアプローチがなかなか強い。そして大体そんな第三者の存在が、自分の本当の気持ちと向き合うきっかけになるものなんだよな。

    料理では、武士がきゅうりの輪切りを食べない(断面が葵御紋に似ているから)とか、まぐろ(別名シビ→死日)といった武士がタブーとしている食べ物についての描写があるのが興味深かったです。そして只次郎はそういった武士のならわしごとをスルーしている自分がいることに気づきます。それは町人としてやっていくという思いが固まってきたということ。今後の展開が楽しみです。

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    2026年09月11日
  • 髪結いお照 晴雨日記 同業の女

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    ご禁制の女髪結いとして働く主人公が、同じ女髪結いが殺された事件の下手人を探るお話です。
    気が強くて面倒見が良い、江戸っ子らしい主人公のお照と、妙な縁で転がり込んできた雨吉のコンビの掛け合いが楽しく、一丁前な口を利くのにどこか不安気な雨吉が、あざとくも可愛らしかったです。
    お客の家に訪ねて行って髪を結う、という仕事は、内情を探ったり噂話を仕入れたりするには格好の仕事なので、驕奢を禁じるというだけではなく、身内から情報が漏れるのを嫌がったのかも、と想像が膨らみました。

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    2026年08月11日
  • 江戸彩り見立て帖 天地をつなぐ

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    今作も面白かった!
    右近さんとお彩との距離はさほど縮まってはいないけれど、塚田屋の刈安とお春は良い感じ。
    海老蔵の褞袍の仕上がりは次作までお預けかな。山王祭本番の様子は描かれなかったのが残念。色見立てした衣装の早変わりが気になる。これも次作で描かれるのかな?
    シリーズも5作目。まだまだ面白くなっていく予感。

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    2026年08月06日
  • 江戸彩り見立て帖 天地をつなぐ

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    シリーズ第五弾。
    お彩の角が取れて、プロの色見立てらしくなってきたように思います。
    塚田屋の3人の関係にも変化が訪れ、それぞれの立ち位置が露わになってきたので、ここからお話がどう展開していくのか、ますます楽しみです。

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    2026年07月30日
  • なずな蕎麦 花暦 居酒屋ぜんや

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    今作も面白かった!
    大晦日からまさかの大事件。熊吉が大活躍!
    この一件で、お花ちゃんと熊吉の関係がちょっとだけ進展したかな。
    お妙さんも元気になって良かった。読み終えたばかりなのに、もう続きが読みたい〜!

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    2026年07月19日
  • 虹猫喫茶店

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    ネタバレ

    とても楽しく読めました。主人公が成長していく姿がとても応援したくなりました。他の登場人物も皆個性的で好きです。

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    2026年06月28日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

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    何気なく手に取ったが、思いのほか面白かった。江戸の町人の日常を美人女将のお店を中心に描く、短編集。一話完結なので読みやすい。描かれる料理はどれもとても美味しそう。
    1巻から読んでないので、前の事件がわからないもどかしさはあったが、概ね理解できる。
    人情味あふれる話で読後感も良い。
    短編の一つは、藪入の話。藪入で帰ってくる近所の母のいない子どもAを女将が里帰りかわりに迎えた話では、その子どもAが実は母がいないのを知らずに、同じく母がいなくて意地悪をする、見知らぬ子どもBと喧嘩になる。子どもAには父もおらず、Bには妻を亡くして飲んだくれている父がいる。
    女将の手料理を通して仲直りし、お互いの身の上を理解しながら、Bの父も立ち直るという心温まる話。この粒度のゆったりした話が詰まっており、読みやすい。

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    2026年06月28日
  • ほろほろおぼろ豆腐 居酒屋ぜんや

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    居酒屋ぜんや シリーズ1-9

    居酒屋ぜんやの再建。(お勝の亭主は大工だった!)
    旦那衆の出資のおかげで営業開始する。そして只次郎はぜんやの帳面係に。なんかもうここから彼は武士より商人に向いている気がしてならない。知恵を売る。「‥武士など無用。国がひっくり返るぞ」と言った某殿を見据えてか。

    一方、俵屋奉公の熊吉を借り受け、只次郎の商い「春告堂」も開始する。小熊ちゃんいいキャラ。結構好きかも。何気ない一言や只次郎への冷たいツッコミがいい。たまらない。
    おえんも好き。いるいるこういう憎めないキャラ。もう、噂話三昧のおえんの姿が目に浮かぶ。


    牡丹鍋、ぎば飯、土筆のきんぴら、鹿尾菜の白和え、蛤鍋、蓬の天麩羅、空豆の含め煮、卯の花の炒り煮、鯵の磯辺焼き、おぼろ豆腐、呉汁、鯒。

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    2026年06月25日
  • ほろよい読書

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    食べ物の名前が入った本が好きなのと、表紙のビジュアルに惹かれて買った本。

    「ショコラと秘密は彼女に香る」が一番印象に残ったお話!
    お互いを思う気持ちや関係性に胸が熱くなり、気づけば涙が滲んだくらい!
    「おかわり」の方も積読してるので楽しみ♩

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    2026年06月21日
  • まんまる蛤長屋 小夜の商いはじめ

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    坂井さんの時代小説は間違いない。
    長屋の面々のその後が気になる〜。お小夜ちゃんとおりょうちゃん、平太の恋バナもきっと面白いはず。
    新シリーズかな?続編希望!

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    2026年06月09日
  • まんまる蛤長屋 小夜の商いはじめ

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    私の大好きな江戸の長屋物。
    色々苦労もあれど明るく楽しく
    前に進んでいくのが小気味いい。
    こんな長屋に暮らしてみたい。
    小夜がどんな風に成長していくのか
    続きも読みたいです。

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    2026年06月03日
  • セクシャル・ルールズ

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    自分は弟と比べられて嫌だったから、性差別はやめよう、と思っていた。
    けど、実際は…?

    染みついた男女差別は、なかなか取れていないんですね。
    この本を読んで痛感したところです。

    本自体は、面白かった〜。
    柔らかいタッチで、読みやすいとこも良き。

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    2026年05月26日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    様々なおひとりさまの続編の小説です。ぜひ前編も読んでから続編を読んでいただくと話が入りやすいかと思います。ですが続編から読んでも楽しめると思います。短編集なのでテンポよく区切りよく読むことができます。前向きに進もうと勇気を貰えるお話ばかりでした。

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    2026年05月24日
  • なずな蕎麦 花暦 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    お花ちゃんが18で熊吉が22かぁ。物語も進むわけですねー。
    しかし、お花ちゃんは攫われ気質(/ _ ; )
    産みの親は子供を道具としか考えてないのかー!
    無事にぜんやに帰ることができて、良かった、良かった(^^)

    ハラハラした今回。次はほっこりした話がいいな。

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    2026年05月18日
  • ほろよい読書

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    やっぱり私織守きょうやさんの作品好きなんだなって感じたから記憶屋読み直したりしたい。

    「初恋ソーダ」は大人だなあって感じたな。

    「醸造学科の宇一くん」も良かった。
    出てくる単語、私もう20代も半ばなのに全然知識ないなあと思ったけど、これから勉強しよう。

    「定食屋「雑」」ぞうさんに会ってみたい。原田ひ香さん。

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    2026年05月09日
  • 雨の日は、一回休み

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    哀愁ただよう表紙カバー…
    作中にある『冴えないオヤジに人権はないのか!』という文章…

    そーいうところがダメなんだよ…とツッコミいれながら読みました(笑)
    面白かった!!

    オジサンが悪いわけでは決してない
    老若男女かかわらず、自分の価値観や正義観をふりかざすことがアウト!!…だと私は思います

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    2026年04月27日