坂井希久子のレビュー一覧

  • 華ざかりの三重奏
    同僚と老後の話をすることがあります。
    年金ちゃんと貰えないよね、老後の生活が心配とかなどなど。話をしてると暗くなります。
    レビューでこの作品を知り、どんな老後なんだろうと思い読んでみました。

    最初はこの設定は無理があるのでは?中学時代の親友といっても、全然会ってもない二人がいきなり同居できるの?ヤ...続きを読む
  • さらさら鰹茶漬け 居酒屋ぜんや
    また江戸時代のお料理の小説家ぁ、流石に飽きてきたかなぁなんて思いなら読み始めたら、気づけば夜中の3時。面白かったぁ。
    山本一力さんのおたふく、高田 郁さんのみをつくしシリーズ、知野みさきさんの深川二幸堂シリーズ(これはお菓子だけど)ときて、また江戸時代のお料理の本を読んでいます。
    江戸時代の料理人と...続きを読む
  • 華ざかりの三重奏
    久しぶりに、すがすがしい「青春小説」を読んだ気持ちだ。
    定年過ぎてからの青春、いいじゃない。
    恋ではない絆、友愛、そして趣味。これが人生と心を豊かにするのだ。

    東京でアパレルの広報として働いている可南子(たけこ)は、中学の同窓会で、中学時代一番仲の良かった芳美(よっさん)と再会する。
    定年退職後、...続きを読む
  • ほろよい読書
    お酒そのもの、お酒が入ったお菓子、お酒に合う料理など5人の作家さんがそれぞれの視点から描く短編集です。
    本を読みながら静かにお酒を楽しみたくなるようなお洒落なお話ばかりで面白かったです。
  • ほろよい読書
    お酒にまつわる短編集
    お酒との付き合い方は十人十色
    気持ちをほぐしたり、人生を彩りよく楽しくしたり、好きが行き過ぎて拗らせたり。
    お酒が恋しくなる、素敵なお話たちでした
    プーティン食べてみたい。
  • たそがれ大食堂
    百貨店の最上階にある大食堂で異動してきたマネージャーと新料理長が立て直しをする話。皆各々情熱があり、読んでて応援したくなる。喫茶店メニューが食べたい人に。
  • おひとりさま日和
    年を経てひとりで暮らす6人の女性。
    ずっとシングル、死別、離婚などそれぞれの状況や年齢はちがうものの、ひとりで暮らす日々を描いたアンソロジー。

    大崎梢さんが書いてたので読んでみましたが、いわゆるソロ活のお話かと思ったら、もう少し年代が上でした。けど、それぞれおもしろくて一気読み。

    リクと暮らせば...続きを読む
  • 華ざかりの三重奏
    一気に読んでしまった。
    還暦過ぎての女友達との共同生活!憧れる!
    3人で同人誌作ってしまうなんて楽しすぎる!
  • 妻の終活
    死と向き合い、生を見つめ直す
    生きていることがあたりまえ、毎日の繰り返しもあたりまえ
    そんなあたりまえの幸せは、死と向き合うときでないと見つめ直せないのは悲しい

    廉太郎だって、男たる者、仕事優先が是とされ、それが正しいと突っ走って生きてきた
    ライフワークバランスと言われる今、生はより見つめ直されて...続きを読む
  • 華ざかりの三重奏
    あ~、もう最高!
    もっと読んでいたかったなぁ。
    読みはじめてすぐ「あ、これは好きな作品」という確信に近い予感。そういう直感はほぼ外れることがない。

    独身でバリキャリの可南子。定年退職後の人生に思い悩んでいたのに、かつての少女マンガ好きの友人と同居生活を始めることになる。
    縁側と庭のある一軒家でのシ...続きを読む
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや
    大好きな居酒屋ぜんやシリーズ。
    お花ちゃんと熊吉が主役のお話も第五弾なのね。
    なんか熊吉が大人になっちゃって、頼もしいけど淋しくもある。
    炭火で焼いたカマスの塩焼き!青柚子をジュッと絞って食べるそう。想像するだけで堪らん!「カマスの一升飯」っ言葉を初めてきいた。
    お花ちゃんと近江屋の元番頭とのやり取...続きを読む
  • 華ざかりの三重奏
    今年に入って辛いニュースばかりの中、久しぶりに楽しい世界を味わえました。
    可南子、芳美、香織。突如始まった、60歳を迎えた3人の同居生活(香織は今は通いだけど、いずれ同居しそうですね)
    大親友だったとは言え他人同士が住むのだから一波乱も二波乱もあるんじゃないかと心配でしたが、マンガが大好きという共通...続きを読む
  • おひとりさま日和
    面白かった!
    どの作品も読みごたえがあって
    主人公それぞれが
    どう生きるのか…
    興味深く読み進めました。
    最終話の『最上階』で
    スケールが大きくなって
    イメージをふくらせたまま
    本を閉じることができたのは良かった。
    いくつになっても
    夢を持って
    景気良く生きたいですね!
  • たそがれ大食堂
    はーっ、めちゃくちゃ良かった!!!
    素敵な物語に出会えて、読み終わった今も上機嫌。

    小さなデパートの最上階にある大食堂が舞台のお話。
    私も小さい頃に祖母とよくデパートに行ったなぁ。行くたびに毎回オムライスを食べに連れていってもらったんだよなぁ。
    少し前にそのお店に友達と行って懐かしさに浸っていたの...続きを読む
  • ほろよい読書
    これは全て大吉の短編集。
    特に織守きょうやさんと柚木麻子さんのお話がその場の匂いまで想起されるような名作でした。
    お酒というテーマの企画もよし!
    もちろん2作目もおかわりします。
  • ほろよい読書
    なんだこれ!ほとんどの作品がめっちゃ好みだった。読んだことがないどころか初めて目にする名前の作家さんの物語もすごい好き。途中でなんとなく察しがついた最初の話も、そうだろうなぁと思いつつ読む手は止まらず。久々にこんなに爽やかな短編小説集を読んだなぁ。
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや
    前巻の流れでお花の成長が促され、熊吉の出世、お栄の復活と併せて、シリーズ次世代への展開がいよいよ開けてきた。まさか孫の世代まで続くという大河小説に化けるのか⁉︎
  • ほろよい読書
    「ほろよい」気分でまったりと楽しめる短編5編。
    どの作品も良かったです。
    織守きょうやさん「ショコラと秘密は彼女に香る」のラストで明らかになる真相には驚き!
    坂井希久子さん「初恋ソーダ」に出てくる果実酒はどれもこれも美味しそうでした。
  • 妻の終活
    人生の永遠・終焉
    人はいつかは亡くなる。それが早いか遅いか、老衰なのか、病気なのか、この小説は身近な家族の終焉小説。特に延命治療か否か、病院か自宅か、施設介護か家族介護かなど切実な内容まで心に刺さる内容だ。人の命をどう守り、助けるのか、また、どのような治療を受け、決断するかなど、ほど遠くない人生終焉...続きを読む
  • おひとりさま日和
    50〜60代女性の一人暮らしの短編集。それぞれすごく読み応えがありました。
    どの作品も主人公が前向きに生きようとしていて、未来のお手本になりそうです。