【感想・ネタバレ】江戸彩り見立て帖 朱に交わればのレビュー

あらすじ

謎の京男・右近の正体は、呉服屋を営む塚田屋の妾腹の三男坊だった。
強引な右近に押し切られ、呉服の色見立てを始めたお彩のもとには、様々な相談が舞い込んでくる。
しかし、弟を目の敵にしている塚田屋の主人は、
お彩が新たな流行り色を作れなかったら右近を江戸から追い出すと告げる。
大好評の文庫オリジナルシリーズ第二弾!

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Posted by ブクログ

江戸の人って 茶色とか鼠色とか 昔から渋い色を好むんですね!
また その茶色にも 実に沢山の種類がある。
鼠色にも

現代の東京の人を見ても あんまり派手な色 綺麗な色は 好まないようですね。
土地柄なんでしょうか?

塚田屋の主人は次男坊で江戸の店を任されている。
右近さんは 妾腹の三男

塚田屋の奥さんは 右近さんとは 幼馴染

この人は 仕事も右近さんに負けてるし
奥さんも 自分より右近さんを好いている
と 思って 足を引っ張ってみたいと思う

お彩が 流行の色が作れなかったら
右近さん共々 追い出す!
という。

悩んだお彩におとっつぁんが言う
新しい色を作れ!
と言われてるわけじゃないんだろう!

そこで 初めて気がつく
今までにあった色だけど 江戸っ子が好む名前じゃなくて 売れてなかったもの
深川鼠
グレーが好きねえ!

これで なんとかなりそう!

だんだんハマっていく話しです。

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2025年10月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

才能を京の呉服屋三男坊に見出されながらも、色味の提案が仕事になる事に自信が持てない江戸っ子娘
二人の気質の違いのぶつかり合いが楽しく、色の名前や作り方、布と紙の違い等の蘊蓄も興味深いシリーズ二巻

長屋暮らしの娘が良質の着物を着て化粧を施された自分を見ても、ありきたりな感想を述べさせず、個性を施し人物像を確定させて、一幕ごとに忘れられないシーンを量産していく手法に痺れます

文章に品もあって、ため息しか出ません

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2022年09月22日

Posted by ブクログ

読み始めるとすっと世界に入り込める。
お江戸カラーコーディネーターお彩さんの活躍、2巻目。
1巻目でカラーコーディネートの才能を見出され、2巻目は染め物や芝居などから色についての知識を深めようとする。
お仕事に興味を持って、成長しようとするお彩さんがかっこいい。
次も楽しみ。

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2022年08月26日

Posted by ブクログ

シリーズ第二弾!
やっぱり面白かった!
流行りの色は作れるのか!?
気になるラスト。早く続きが読みたい!

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2022年07月03日

Posted by ブクログ

シリーズ第2弾、お彩と右近の掛け合いとたくさんの和の色の名前が楽しい!
スマホで伝統色を見せてくれるサイトもあるので、そこでこの色はこんな感じなのねーと参考にしながら読みました。
いいところで終わったので3巻楽しみです!

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2022年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 日本の色彩はとても多くて、きれい。

 十二単の時代から襲から始まる色の合わせ。お彩の見立ては素敵だなぁ、こんな着物が来てみたいなぁと読み終わると思う。

 着物が着たい!

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2022年05月12日

Posted by ブクログ

今巻も良かった〜!2023/04/16

主人公がセンスを活かして働きだすのですが、前巻より明るめの雰囲気が多かった。
確かにお彩ちゃんがへこむことは増えたけど、原因が自分の力不足で、しかもそれに向けて努力しよう!と思ってくれてるので、こちらも応援したい気持ち。

個人的に、めちゃくちゃハマっているけど、キャラとかキャラの関係性が好きな人向けかなぁ。
ストーリー最重視の人には物足りないところもあるかも。




お彩ちゃんの啖呵!しびれました。
完璧ド癖のやつ。気の強い女ハオ〜。
こういう関係性好きすぎて、気が狂う。

次巻も買います。

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2023年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2023/2/6
少々主人公のツンが過ぎるけどストーリーが面白い。
江戸時代のカラーコーディネーターっていう目の付け所。
お兄さんとかお姉さんはめんどくさい。
日本の色の名前やっぱり美しいので、あの色の本欲しいなと改めて思う。

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2023年02月25日

Posted by ブクログ

江戸彩り見立て帖 シリーズ2

右近の正体が、呉服屋「塚田屋」の妾腹の三男坊だとわかった。
その「塚田屋」で、色見立てをはじめたお彩。
右近は、お彩を高く買っているが、お彩自身、自分に自信が持てない。

そんなお彩だが、客が、色見立てを気に入ってくれるにつれ、だんだんと、仕事に魅力を感じ始めた。

その矢先「塚田屋」の主人が、お彩に、難題を持ちかけた。
「新たな流行り色を作れ」
もし、できなかったら、お彩は、塚田屋を辞めて、その上、目の敵にしている、右近を江戸から追い出すと言う。

目を失って、自暴自棄になっていた、お彩の父親も、右近のお陰で、前向きに生きるようになった。
飄々とした、京男の右近の魅力も出てきて、次作が楽しみとなってきた。

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2022年11月21日

Posted by ブクログ

江戸版カラーコーディネーター第二弾です!

いよいよ塚田屋で色見立てが始まりましたが
まだまだ自信なさげの「お彩」

たぶん父親の病気や仕事が上手くいってた時には
勝ち気だけど素直でキラキラした人だったはずだったと思うんです。
まだまだ色々な事を引きずっているままなので、少し気の強さが全面に出すぎて読んでてイラっとする事がしばしば笑

「流行り色」を作る!
また気になるところで次巻に続く…です(*´-`)

早く自信を取り戻してちょっと素直な「お彩」になって欲しいな。

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2022年11月10日

Posted by ブクログ

「江戸彩り見立て帖」シリーズ2作目。
お江戸のカラーコーディネーターの仕事ぶりは?

貧乏長屋に住むお彩は、摺師の父の仕事を見て育ち、錦絵が大好き。
ひょんなことからお彩の才を見出した京男・右近の正体は、呉服の大店・塚田屋の三男坊だった。
店の主人・刈安はその異母兄で遊び人、口が悪く、引き合わされたお彩を意地悪く問い詰める。
何が出来るという自信も元からないのに、店の番頭はお彩を睨みつけてくるし、何かと気を遣うのでした。

右近は妾腹で跡取りでもなんでもないのだが、実質的には店を切りまわしている様子。
本音のわからぬ笑顔でのらりくらりと語る右近の言うことは素直に信用できないお彩だが、酒浸りだった父を立ち直らせてくれた恩もあり、一目置かないわけにはいかない。
布の専門家ではないのでその知識を補うために学び始め、次第にのめり込んでいきます。

主人の妻のお春は、若々しくおっとりしていて優しい。
もっと似合う色があるかという問題を出されたお彩の答えは。
芸者のゆかりはその名にちなんで紫の着物をよく着ているのだが、その旦那から新しい着物の見立てを頼まれ、もう紫は嫌だというゆかりの好みを探し当てられるか。
紅葉の名所で父の旧友に会い、羽織りの裏地の見立てを頼まれる。これは慈愛からの依頼だとわかるが…

右近の兄に、流行りの色を作りだすのが条件、出来なければ右近にも出て行ってもらうという無理難題を押し付けられ、乗せられて引き受けてしまったお彩。
大して気にしていない様子の右近に次第に腹が立ってきて…?
ぽんぽん言うところが面白い!
で、はっと気づいて急におとなしくなったりと意外に素直なとこも(笑)
肩の力が抜けた、風通しがいい感じが魅力。
楽しみなシリーズです☆

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2022年09月18日

Posted by ブクログ

刈安兄、意地悪でぐうたらに見えるけど、よくもの知ってるし、結構いいやつかも。かたくなな番頭が彩に協力せざるを得なくさせたり、結果的に彩を救ってるのも、わかってやってる気がする。

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2022年05月29日

Posted by ブクログ

お父さんが元気になって中身が活き活きとしてきた。主人公の可愛げのなさは相変わらず。。どうやって流行らせるのか何となく見えてきたけど、三巻目へ。お父さんが摺師の世界に戻るか、どうやって戻るかが見当もつかない。

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2025年09月09日

Posted by ブクログ

自分に似合う色教えてほしいなぁ。なんとなく好きな色または無難な色を着るのですがもしかしたら思わぬ色が似合うかも、それをビシッと見立ててくれたらお金払っても惜しくないなぁ。そんなことを思いながら読んでる今作。番頭さん男の嫉妬はみっともないですよ、と言いたくなる所業。奉公人達がお彩が教えてくれない、と思うのもしょうがないけど感覚的なものは難しいよね。元々理論で始めたことじゃないし。流行りを作るのは次巻に持ち越しですね。

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2025年01月17日

Posted by ブクログ

今巻も面白かった。
やっぱり日本の色は素敵。
色名も趣があっていいし、染める時の掛け合わせるものによって色が変わるし、格が変わったりもする。その色を纏うという意味があったりもする。とても奥深い話を知ることができました。
また、歌舞伎役者の色や柄があることも。

納戸系の色は渋くて、調べたら本当に素敵でした。

さて、湊鼠色を流行り色にできるか、、、続きが気になる、、、

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2023年06月05日

Posted by ブクログ

ブルベとかイエベとか最近出てきた概念だもんね。色見立て、面白いなぁ。と思いつつ、居酒屋ぜんやと比べるとあっさりめか?やや物足りない感がある。とは言え次巻が楽しみな終わり方。




それはそうと、
右近さんめちゃくちゃ性癖に刺さるな笑
思春期に読んでたら二次創作探すわ。

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2023年05月22日

Posted by ブクログ

貧乏長屋に暮らすお彩。父は腕のいい摺師だったが、火事で視力を失い、許婚も彼女のもとを去り、独り身で父の面倒を見ながら暮らしている。
彼女には天性の鋭い色彩感覚があり、ひょんなことからお彩のその才能を知った謎の京男・右近に色にまつわる無理難題を持ち込まれることとなる。
右近の正体は、呉服屋を営む塚田屋の妾腹の三男坊。強引な右近に押し切られ、呉服の色見立てを始めたお彩のもとには、今日も様々な相談事が舞い込んでくる。
しかし、弟を目の敵にしている塚田屋の主人は、お彩が新しい流行り色をつくりだせなかったら、右近を江戸から追い出すと告げる──。

江戸の色彩感覚の豊かさや奥深さに驚かされ、文化や芸能と密接につながる色の名前の数々は眺めているだけでも飽きません。
色のことになると寝食忘れるお彩と、煮ても焼いても食えない京男の右近、凸凹コンビの二人のやり取りがたまりません。
右近の知られざる生い立ちや素顔も明らかになり……ちょっと切ない気持ちにもなります。

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2023年02月19日

Posted by ブクログ

色の仕組みや意味など、
なかなか興味深く楽しい。
着物を着るのを楽しんでいる身としても
勉強になったり、楽しい。
だが終わりかたが随分ぷっつりで…
また続編が出るんだろうが…

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2022年05月27日

Posted by ブクログ

東男と京女ではなく、江戸娘と京男。この二人の取り合わせがおもしろい。伝統色の名前もとてもいい。最後に出てきた色、調べてみたら実在!泉市さんも実在で、そう聞くともっと興味が湧いてきました。彼らの挑戦が楽しみだけど、恋の話にはならないのかな?キュンも切なさも全然ないみたいだけど。

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2022年05月17日

Posted by ブクログ

呉服屋を営む塚田屋の妾腹の三男坊、右近に
押し切られ、呉服の色見立てを始めたお彩の
もとには、様々な相談が舞い込んできて…。
江戸のカラーコーディネーターとして活躍する
お彩の人情物語。

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2022年07月02日

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