坂井希久子のレビュー一覧

  • ほろよい読書

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    お酒にまつわる短編小説集。キッサカバとかでゆっくりお酒飲みながら読みたい

    初恋ソーダが1番好きだった。果実酒作りに凝る40代女性が、同僚が結婚・出産・子育てとライフイベントを駆け抜ける中、これからの人生について悩み、なんとなくバーの常連を成り行きで家に入れることになる。その時の自分のスペースや大切に育てたお酒を犯されるイライラにも共感した

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    2025年01月11日
  • 菊むすび 花暦 居酒屋ぜんや

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    お花の成長が嬉しく、頑張れ!と声掛けしたくなりました。
    お花ちゃんの周りの子ども達の心の成長、葛藤もドキドキしました!!

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    2025年01月05日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    前のもそうだったが、意外とよかった。(”意外と”と言ってる時点で自分の評価が分かる?)
    また、前回の登場人物と同じお話もあったし、共通するサービスを使っている話もあって、それもよかった。

    何歳でも趣味は持てるし、仕事もある程度できる。スーパーマンの成功話ではなく、等身大のお話。励まされたような気がした。

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    2024年12月06日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    ネタバレ

    おひとひさまアンソロジー第二弾。
    お気に入りは松村さんの「セッション」

    旦那の不倫で離婚した燈子。そして娘の亜沙美まで旦那の不倫で離婚。だが、その娘が不倫の末再婚する事になり絶縁。孫の陸人はおばあちゃんっ子だったのに会えなくなった。それから10年が経ち、仕事帰りに突然見知らぬ男性からライブのチケットを譲り受け、ひょんな事からドラムにハマり…

    てっきりそのドラマーが孫かと思ったら、まさかの人でした。確かに名前がそうですね。
    いつか、セッションできると良いですね。

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    2024年11月30日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

    QM

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    どのお話も短くてサクッと読める。
    いろいろな理由があって、今は1人で生活しているシニアの人たちの生活を描いた物語。
    今までの長い人生でいろんなあれやこれやを乗り越えてきた人が、老後をたとえ1人でも、楽しみや好きなことを新たに見つけて、エネルギーに満ちた余生を送っているというのは若者にとっても希望になるんじゃないかな~!

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    2024年11月16日
  • 赤羽せんべろ まねき猫

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    ただの赤羽せんべろ小説ではなく、介護や貧困についても考えさせられる。
    明日美を取り巻く状況を自分に置き換えながら読んでいったので、正直しんどかった。自分の生活もいっぱいいっぱいなのに、疎遠にしていた親を大事にとか、当たり前のように他人に言われるのが辛いね。求くんとの会話は本当にイラッとした。なんとかラストはいい感じに着地したので良かったよ。

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    2024年11月15日
  • 髪結いお照 晴雨日記 同業の女

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    坂井希久子さんの新シリーズ。
    やっぱり坂井さんの小説は、現代モノより時代小説の方が面白い!
    お照ちゃんと雨吉、橘様との三角関係とかも後々あるのか?とにかく続きが早く読みたい!

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    2024年11月10日
  • たそがれ大食堂

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    【美味しい小説】爽快なストーリーと共に空腹と戦う

    小説自体久しぶりに読むので続くか不安でしたが作者の表現が上手く、頭に情景を浮かべやすくスルッと物語へ引き込まれました。
    時間ではなく
    「西側一面に取られた窓が、茜色に焼けた空をパノラマに映す。じわりじわりと夜の藍に侵食されつつ、残光は雲に未練をにじませる。この大食堂も黄昏色ーーー」
    という感じの表現。食堂がレトロで懐かしくエモい様な雰囲気への導入がよかったですね。

    食器・インテリア部門から移動させられてしまった主人公美由紀、突如高級レストランから赴任してきた気の強い智子、気の利いた役回りになる頼れる受付のカンナ。この3人の掛け合いや食堂スタ

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    2024年10月28日
  • たそがれ大食堂

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    百貨店最上階の古びた大食堂のお話。
    あー!めちゃくちゃ良かった!

    美味しそうなレトロ表紙デザインに一目惚れで読んでみた☆しかもページめくったら型押し?されたタイトルページも可愛い!

    表紙デザインにテンション上がりながら読んでいくと、波乱のストーリー展開に惹き付けられて一気読みしてしまった☆

    それに、話の中に出てくる オムライス エビフライ ハンバーグ ナポリタン メロンソーダ プリン…♡
    どれもこれも美味しそうでレトロ喫茶店に行きたくなった!
    喫茶店好きが再燃♪

    人間関係もリアルで良かった!
    こんな人いるいる!って人や揉め事もあるよねって現実的で面白かったし、人ってちょっと話した印象だ

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    2024年10月08日
  • ほろよい読書

    QM

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    お酒にまつわる色々な小話。
    本の表紙が可愛い。
    ちょっと贅沢なおつまみを用意してお酒が飲みたくなる。
    また読み返したいな

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    2024年10月01日
  • たそがれ大食堂

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    右肩下がりだった大食堂を立て直すお話。
    外部から招聘された女性料理人は我が強く、反発する従業員が必ずいて、果たして?と思い、先が気になって、しょうがなかったです。
    軌道に乗るかは、是非本編を読んでください。

    印象に残ったのは、口を出すのは客観的に見て、違和感を感じるので、何も懲らしめるために言うのではないこと。

    食品ロスについて、考えさせられました。

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    2024年09月27日
  • 髪結いお照 晴雨日記 同業の女

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    ネタバレ

    やっぱり面白かった坂井先生の時代ミステリー!
    いきなりお照が入れられている獄舎の凄惨な様子から始まる。
    女性が手に職(髪結)を持つ事が罪となる時代、亡き父の髪結い業を行っていた事により捕縛される。
    それを助けるあの人!

    まぁ遠山の金さんなワケですが(笑)
    しかもそれだけじゃない。
    獄舎の中に居た間に知り合った男の子がまた凄い設定
    いくつ魅力的なワードを盛り込んでくる。
    ミステリー部分は遠回りしつつもそれ程大掛かりでは無かったかな。

    ともあれ、これから色んな事件に巻き込まれていきそうなお照。
    続刊が今から待ち遠しいです!

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    2024年09月08日
  • 髪結いお照 晴雨日記 同業の女

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    ネタバレ

    今回は主人公のお照が番屋に閉じ込められている所からはじまる。
    いきなりハードボイルド!
    なんとか解き放たれたら、今度は同じ髪結いの女の下手人の疑いがかかりσ(^_^;)
    犯人を探すことになって……。

    今までのシリーズと違っていて、でも、とっても楽しかったです♪
    続きが楽しみ(^^)

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    2024年08月27日
  • 妻の終活

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    盲腸癌で余命1年を宣告された妻。70歳の嘱託サラリーマンの夫(自分に重なる。娘2人も私と同じ)の終活だ。家のことは何も知らない夫に生活のノウハウを教える妻。長女に愛想尽かしされながらも少しずつ人生の真実を悟ることになるか。次第に弱ってゆく妻のリアルな描写を読むのがつらいので、やはりこちらが先に逝くように願わずにはいられない。
    先に逝くのは心残りだし、あとに残されるのも寂しいし。そんなことわからないくらいになるのも辛いし、体の自由が利かないとか痛いのも嫌だし、ピンピンコロリとはいくまいし、家族に迷惑かけないようにするなら病院や施設に頼らざるを得ない。いつ死んでもいいように日々大切に生きるし

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    2024年08月12日
  • 月草糖 花暦 居酒屋ぜんや

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    居酒屋ぜんやシリーズ最新作!
    お栄ちゃんの選択、俵屋の若旦那とお梅ちゃんとの関係やら色々と問題解決した今作。
    ずっと見守ってきたお花ちゃんと熊ちゃんが大人になっちゃって、嬉しいような淋しいような。
    今後も楽しみ!

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    2024年07月16日
  • ウィメンズマラソン

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    ずーーーっと前から気になっていた本。(年単位) やっと読みました。

    私は勝負っ気がないマイペース人間なので、あまりスポーツ系の本は読みたいとは思わなかったんだけど、坂井希久子さんの本は面白いなぁと思っていたし(←私の意見)、実際のマラソン大会を舞台にした、もしかしたらこんなドラマを抱えて走っていたランナーがいたかもしれないということもあり(←私にこの本を推してきた方の意見)。

    初めはなんか読んでて悔しい、歯がゆい、やりきれない気持ちがしんどかったけど、途中から一気に読んでしまった。読んでる間自分は座って読書してるのに、走ってる気分になって、ふと中断して立ち上がると、脚は痛くないか? 軽いか

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    2024年07月16日
  • 妻の終活

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    ネタバレ

    自分に置き換えて、深く考えさせられた。こんなにいさぎよく、死を受け入れ迎えられることができるのか?自分の夫ならどうだろう?人生100年。まだまだ残りの時間はあるように思うが、どこで何が起こるかわからないこの時代。今からでも遅くない。ゆるゆるでも良いから、最期に向けて準備をすることが今の自分に必要なことと、思える作品だった。出会えて良かった。

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    2024年06月27日
  • 女ともだち

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    327ページ
    720円
    6月17日〜6月19日

    女性作家8人による短編集。女ともだちの表と裏が、絶妙に描かれていて、どの話もおもしろかった。

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    2024年06月19日
  • 月草糖 花暦 居酒屋ぜんや

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    江戸と料理のキーワードに惹かれて読み始めたがストーリーもとても好きだ。新刊をいつも楽しみにしている。

    今回はお花とお栄の友情が微笑ましく熊吉の己の無力さに打ちのめされる姿にも心温まる。 居酒屋ぜんやを取り巻くすべてが好ましい。

    私には読後がいつも幸せな本だ。

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    2024年05月19日
  • 華ざかりの三重奏

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    還暦を迎えた女性が友人とシェアハウスする話。いくつになっても青春は送れる。心温まる話。先行き不安な人に。

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    2024年05月19日