坂井希久子のレビュー一覧

  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ

    7人の作家が「料理」をテーマに描いた短編小説集です。今迄に他の作品を読んだことのある作家もいれば、この小説集が初めての作家もいます。読んでみたい作家の作品を、この様な作品集を読んでからと、思う人もいるかもしれません。この短編集では柚木麻子さんの「エルゴと不倫鮨」が最初に登場します。柚木麻子さんの作品は数冊読んでいましたが、この作品は今迄で一番笑った作品です。柚木麻子さん以降の作家の作品は、どのような物語なのか興味が出てきたので、どんどんと読み進んでいきました。

    0
    2022年08月28日
  • 江戸彩り見立て帖 朱に交われば

    Posted by ブクログ

    読み始めるとすっと世界に入り込める。
    お江戸カラーコーディネーターお彩さんの活躍、2巻目。
    1巻目でカラーコーディネートの才能を見出され、2巻目は染め物や芝居などから色についての知識を深めようとする。
    お仕事に興味を持って、成長しようとするお彩さんがかっこいい。
    次も楽しみ。

    0
    2022年08月26日
  • 虹猫喫茶店

    Posted by ブクログ

    猫を通して人と人が関わって、成長していく。
    一癖ある人が出てくるが、絶対悪な人は出てこない。
    読みやすく、とても好きなお話だった。
    話の中にきちんと保護猫や地域猫についての活動や実態が描かれていて勉強になりました。

    0
    2022年08月13日
  • 江戸彩り見立て帖 朱に交われば

    Posted by ブクログ

    シリーズ第二弾!
    やっぱり面白かった!
    流行りの色は作れるのか!?
    気になるラスト。早く続きが読みたい!

    0
    2022年07月03日
  • 萩の餅 花暦 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    居酒屋ぜんやの新シリーズ「花暦 居酒屋ぜんや」
    第二弾。

    薬種問屋の手代、熊吉、
    ぜんやの養女お花。
    二人が育っていって、青春のころ。
    成長に必ずあるつまづきや悩みを通して、人の交わりを物語る良い作品になっている。

    才能溢れる熊吉は同年代の小僧の中では別格の出世。
    いつしか親友と思っていた同僚にも、苛まれるようになっていった。
    友人は店から逃走するが、熊吉は察してやれなかった自分を責める。
    俵屋ではお妙のなき父親が作った薬を復刻。
    新しい販路を広げようとしている。
    大きな酒問屋、升川屋の跡取り千寿も妹ができて居場所を無くした思いで、家出。

    人の成長を語る物語はしみじみとしてて良い。

    0
    2022年06月15日
  • 江戸彩り見立て帖 朱に交われば

    Posted by ブクログ

    シリーズ第2弾、お彩と右近の掛け合いとたくさんの和の色の名前が楽しい!
    スマホで伝統色を見せてくれるサイトもあるので、そこでこの色はこんな感じなのねーと参考にしながら読みました。
    いいところで終わったので3巻楽しみです!

    0
    2022年06月02日
  • 江戸彩り見立て帖 朱に交われば

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     日本の色彩はとても多くて、きれい。

     十二単の時代から襲から始まる色の合わせ。お彩の見立ては素敵だなぁ、こんな着物が来てみたいなぁと読み終わると思う。

     着物が着たい!

    0
    2022年05月12日
  • 萩の餅 花暦 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     今回は熊ちゃん苦難の巻でしたね。

     仕事を頑張る熊吉ちゃんを妬んだ仲間に嫌がらせをされて、胃痛の薬が手放せないというのが可哀そう。

     挙句、手籠めにあった女中のおたえと閉じ込められたり(◎_◎;)

     そんな熊吉を癒してくれるのはお妙さんとお花ちゃんが作る料理。お花ちゃんも大人になり、二人の成長に目が離せないですね。

     そして、坂井先生の愛猫の萩やんの名前がタイトルというのもほほえましい一冊でした。

    0
    2022年04月21日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2022年最初の大当たり。そもカラーコーディネーターが興味深い仕事なのに、時代劇と小さな謎解き要素まで混ぜ込んだらそれはもう面白いに決まっている。お話としてはまだ切りが悪いので、シリーズ化と続編の刊行を待ちわびる。

    0
    2022年02月24日
  • すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    待望の居酒屋ぜんやシリーズの続編!
    飯テロは相変わらず!!
    若い二人が主人公。熊吉が立派になって、親目線でしみじみ。
    今後の二人の活躍に期待が高まる!
    次回も楽しみ!

    0
    2021年12月05日
  • 若旦那のひざまくら

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あー、楽しかった。

    東京でやり手のバイヤーとして働いていた芹。
    彼女が働いていた百貨店に西陣からやってきた若旦那の充。

    彼よりも11歳年上、しかも京都独特の繋がりになじめない芹は充の両親の猛反対を受けて結婚を見計らうことに。

    そんな縁から職人が減り、高価な買い物である着物がすたれていくかもという危機感から芹が原宿に店を出すことを提案。

    そこから始まる京女とキャリアウーマンの戦い。
    そして芹と充の結婚は。

    いやー、お着物がすきな坂井先生らしいお話で癒されました。

    面白かった!

    そして、私も着物着たいなぁと思うのですが、会社の新年会で着物にエビチリのシミを付けた私。いまだに飲食が怖く

    0
    2021年11月14日
  • すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一気に読んでしまいました。

    お花ちゃんの気持ちがよくわかる。自信が持てないんですよね。

    お花ちゃんと熊吉くんがどう成長していくか、とても楽しみです(^-^)

    0
    2021年10月14日
  • ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2021/10/6
    やったー!また期待のシリーズに出会えた!
    おいしいちょっといい話の時代小説。
    只次郎がいいキャラです。
    続編楽しみ!

    0
    2021年10月08日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

    Posted by ブクログ

    1作目は「注文の多い料理小説集」で読んだかな?面白かったので続きが読めて嬉しい!!きっと続編もあるはず。
    色の名前って面白い!

    0
    2021年08月04日
  • さらさら鰹茶漬け 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    終わっちゃった!
    くー、ぜんやロス。
    なんとか全てが丸く収まって良かった。
    夫婦になった二人のその後の話もお願いします!

    0
    2021年06月17日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古典文学をよんでいると、日本とはなんて色彩の溢れた国なのだろうと思う。

    十二単衣に使われた襲、四季を表す言葉。絵画に映し出された美しい色。

    この物語の主人公のお彩は元摺師の父を持つ娘。火事で何もかもを失ったことでやさぐれでしまった(^◇^;)

    ですが、彼女の鋭い色彩感覚を活かしてくれる上方の男、右近との出会いで彼女の人生は新しい道に向かっていく。

    新シリーズ、楽しいです♪

    0
    2021年06月11日
  • ハーレーじじいの背中

    Posted by ブクログ

    ちっとも自宅に帰らない母方の祖父、晴じい。そんな祖父にもイライラをぶつける孫で大学受験を控えた真理奈。
    ある日、真理奈が通う学校にハーレーダビッドソンが現れた。さて、この後は。
    著者の作品はこれで2冊ですが、最初は「崖っぷちの鞠子」だったのでこの作品とのギャップはありましたが、この作品は読み始めると面白く、でも考えさせられたり、ウルッときたりと一気に読んでしまいました。

    0
    2021年06月06日
  • さらさら鰹茶漬け 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    新キャラお花ちゃん登場の居酒屋ぜんやシリーズ最終巻。ひたすら前を見る只次郎に対して不安が抜けないお妙。

    シリーズ全体の事件に対する決着は、まぁ、こうなっちゃうのかーって感じだけど(ラスボス考えたら仕方ないわな)二人が無事に幸せになれたみたいで本当によかった!!只次郎推しの私としてはいい男になったなぁ、としみじみ。

    熊吉がまだいいんだよねー。新シリーズでも活躍しているみたいでとても楽しみ!引き続き応援します!

    0
    2021年06月02日
  • とろとろ卵がゆ 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    居酒屋ぜんやシリーズ第8巻。前巻から続けて読んだから、寛政五年にどっぷり。
    開き直った只次郎は強いの巻(笑)月見団子の話は女三人に只次郎一人のバランスがとてもよくて面白かった。でもその後は怒涛の展開。お妙がモデルをしたかと思いきや火事!(裏表紙にあらすじあるんでネタバレしますが)正気を失うお妙に卵がゆをこさえちゃう只次郎の愛情の深さよ!!わらしべ長者もよかった。キャラがほんとに立ってるんだよなぁ。だからスルスル読める。時代小説は苦手なんだけどな。

    最後はお志乃ちゃん(もう、お志乃さんやな。立派になって)が持っていった感じあるけど。シリーズはあと2巻で終わりとのこと。全ての謎が解けるのかな。楽

    0
    2021年05月09日
  • さらさら鰹茶漬け 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    前巻でめでたい事になって、それを面倒な人に見られて・・・
    あっという間に噂が広まるだろうけど、とにかくめでたい!

    ・・・というところから更に序破急!素晴らしいところに落としてくれた。

    色々と美味しいお料理が出てきたが、事件の行く末に気持ちが持って行かれがち。
    しかし、やはり大切な朝の「鰹茶漬け」が印象深かった。
    鰹は、「勝つ」魚。
    いざ、出陣!の朝餉でした。

    お志乃が大店の女将として成長し、熊吉もまだ弱輩ながら男子の心意気を見せ、その中、お妙だけがいつまでもウジウジしているなあ〜と思っていましたが、ここにきて大きな覚悟。
    なんと言っても、一番の成長は只次郎。
    モヤモヤしていたものが一気に

    0
    2021年05月08日