坂井希久子のレビュー一覧
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「みおつくし料理帖」が終了してしまった今、ほっこりする本を読んでみたくて購入しました。
餡掛け揚げ蓮餅は是非作って食べてみたい。
みおつくし料理帖も含めて、料理番組で書かれている料理の再現番組をシリーズで放映して頂きたい。
NHK Eテレの日曜日、沢村貞子さんの夕餉を再現する番組、大好きで観ています...続きを読むPosted by ブクログ -
火事や、幼少期の記憶が戻ったショックから漸く立ち直り、お妙は『ぜんや』を再開する。
只次郎はぜんやの経理を預かると同時に、自分も新しい商売を始め、ますます頼もしく。
居酒屋ぜんやシリーズ、第9巻。
以前から時々登場していた熊吉が、ぐいぐい来ている!
子供は成長が早いなあ。
只次郎も、絶賛成長中(?...続きを読むPosted by ブクログ -
ぜんやシリーズ第6巻。
只次郎の動向やお妙の亡き夫善助の死についても大きく進んだ印象。
これはクライマックスが近いのだろうか?
そういえば本屋で見つけた新刊の帯にはいよいよクライマックスみたいなことが書いてあった気がする。尤も何巻か分からないが。
只次郎のいたたまれない境遇がやっと打開されるのではと...続きを読むPosted by ブクログ -
人生は山あり、谷あり。
美味しいもので他の人の力になってきたお妙さんが、今回は只次郎に力づけられる。
寄り添って生きる人々は、とても愛おしく、尊い。
でも、なんて爆弾を最後に投下するんですか、坂井先生!Posted by ブクログ -
「居酒屋ぜんや」シリーズ、第七弾。
暗い影を落としていた善助の死の謎が解け、再び料理の描写が美味しく感じられるようになった。
犬も食わない夫婦の諍いにもつい、仲裁に入ってしまうお妙だが、かかわり過ぎない塩梅が良い。
つい、女の味方をしてしまいがちだが、聞いてみれば男の方にも言い分がある。
そんな喧...続きを読むPosted by ブクログ -
坂井希久子 著「ふうふうつみれ鍋」、居酒屋ぜんやシリーズ№7、2019.9発行。居酒屋ぜんやの女将、お妙、29歳の年増で後家。ぜんやの二階で鶯を育ててる23歳の武家、林只次郎。好きあっていながらなかなか口に出せない二人。態度には十分出し合っているものw。今回は大店、三河屋の娘、お浜の只次郎への愛の直...続きを読むPosted by ブクログ
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秋から冬にかけての、居酒屋「ぜんや」、クライマックス。
分からないことが多くてもやもやしていたこれまでとは違い、だんだんと悪の霧も形を作って、はっきりと見えてくる。
悲しみを乗り越えて、人を許すとも許さぬともつかぬ、お妙の選んだ道は絶妙な仕置きとも言える。
素敵な女性。
お妙も、只次郎も、重蔵も、新...続きを読むPosted by ブクログ -
居酒屋ぜんやの前主人であり、お妙の夫であった善助が殺された原因が明らかになる今巻は、物語として大きな山場を迎えました。
なんかちょっと「めでたしめでたし」と言った風情の終わり方だったので、うっかり只次郎くんのことを忘れていたよ、ごめん。笑
自分が思っていた人物が、そのとおりのひとだったし、時代劇と...続きを読むPosted by ブクログ -
今回も笑いあり、しんみりあり、ほっこりありと
安心の物語也。
恋のライバルが出てきて、ちょっとはハラハラするけど
話にメリハリが生まれてそれもよし。
こういう優しい気分にさせてくれる小説を読めるというのは
とっても幸せなことじゃなかろか。
あっという間に読み終えてしまうのが、もったいなく思える。Posted by ブクログ -
このシリーズは料理が旨そうだし、人情味あふれる話は
読後感がほっこりさせてくれて、とっても好き。
特に超感動とか、泣ける、とかというわけじゃないけど
なんかあると読んでしまうクセになる面白さ。Posted by ブクログ -
このシリーズの折り返しになるのでしょうか。お妙さんの夫善三の死の真相が明らかになり、只次郎も兄が家督を継ぐ事から、無理やり見合いさせられそうになり、家出。
只次郎の明日はどっちだPosted by ブクログ -
日々疲れた心を癒やしてくれる、そんな小説。
何も考えずに読めて、読んだ後はほっこりというか
しやわせな気分にしてくれます。
おそらく連続して読んだならば、チョット物足りない感が
あるかもしれないが、たまーにこんな本に出会うと
いい話に心が洗われる気がするのであります。
ぜひとも読んでいただきたい...続きを読むPosted by ブクログ -
「居酒屋ぜんや」シリーズ、もう第五弾!
季節感たっぷりあふれる料理が美味しい「ぜんや」
亡くなった夫の店を引き継いで、お妙が料理の腕をふるっている。
鶯の鳴き合わせで一家の生計を支える、武家の次男・林只次郎。
太物屋菱屋のご隠居。
亡き夫・善助の姉で、居酒屋を手伝ってくれるお勝。
そして、少し前か...続きを読むPosted by ブクログ -
埼玉県大宮に暮らす和久井家は、各々が自己中心でバラバラな家族。そんな一家に思いがけない事態が襲う。不器用で歪な家庭の崩壊から再生までを描く家族小説。
最終章の父親・徳雄の登場で物語が一気に引き締まる。それはまるで、失ったパズルのワンピースが、突然発見されて完成するがの如くのようだ。そして、物語の序盤...続きを読むPosted by ブクログ