坂井希久子のレビュー一覧
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今日も常連で賑わう居酒屋「ぜんや」。美人店主のお妙が切り盛りするこの店に、ある日、たちの悪い侍二人が現れてトラブルに。刀を抜かれていよいよ斬り合いになりそうなところを、浪人・草間に助けられます。その後、草間がぜんやの用心棒として雇われることに。
ぜんやの常連で旗本の次男坊・只次郎は、体格が良く鍛えられた肉体を持つ草間とお妙が良い仲になるのではないかと、気が気ではありません。とはいえ、自分の素性を明かそうとしない草間の言動に、お妙もまた違和感を感じており、今後の展開が気になるところです。
小熊の薮入りエピソードや、只次郎が頼み事を断るために、お妙が工夫を凝らした「豆腐づくし」の料理で相手をも -
Posted by ブクログ
ネタバレ初めて手に取った作家。
浅草の芸者として生きる地方(三味線や唄)の真白、立方(踊り)の美鈴、半玉(見習い芸者)のきよ鈴の三人の生き様の物語。
幸田文の花街を舞台とした物語をイメージしたけれど、いい意味で裏切られた。芸者という芸に生きる人たちのお仕事小説だった。
時代の流れ、コロナ禍、伝統文化への無理解、芸者の生きる世界は狭く、窮屈なものになっている。
敢えてその世界へ身を置いた三人は其々の理由で覚悟を迫られる。
独特の世界かもしれないが、お座敷、三味線、長唄、踊り、元芸者の真白の母の営む喫茶店、時代が止まっている様な雰囲気を感じた。
其々に作法が、しきたりには理由がある。
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Posted by ブクログ
自分の父親が登場人物たちと同年代なので、他人事とは思えなかった。
私も自分の将来が心配になることはあるが、この世代の男性はまた違ったかたちで将来に対して不安があるのだと思う。
男性特有のプライドは厄介で、年齢が上がるほど拗れてしまうのだろう。(お父さんごめんなさい)
その時代の犠牲者でもあるだろうし、ある意味可哀想なのかもしれないが、今の時代に合わせていく柔軟性は自分自身で培っていくしかない。
とはいえ、自分も違うかたちで時代の影響を受けているはずなので、令和の価値観と自分にとっての大事な価値観をバランスよく受け入れられるように生きていきたい。
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