坂井希久子のレビュー一覧
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江戸彩り見立て帖、シリーズ三作目。
お彩は、父親が元は摺り師で、工房で育った子供の頃から色彩感覚がよかった。
ふと知り合った京男に才能を見出される。その正体は、京から来て江戸に店を出した呉服の大店・塚田屋の右近。
右近がお彩を店に招き、仕事を依頼するが、はっきりしない役割にお彩も店の者も戸惑う。
右近は店の主人である苅安の異母弟だが、苅安は遊び人で、右近が実質的には店を取り仕切っていました。
たまに顔を出した苅安はお彩の才を怪しみ、流行りになる色を見出して売り出せと課題を出す。
粋な色野暮な色と言われたら~江戸っ子に野暮なんてね、死んだほうがまし?(笑)
右近が賭けに乗ってしまい、お彩もう -
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花暦ぜんやシリーズ、第8弾。
享和元年(1801)〜享和二年(1802)
・お花16→17
・お妙37→38
・只次郎31→32
・熊吉20→21
前回のラストは、おかや(9)の怪鳥のような叫び声で終わった。憧れの千寿(10)が、なんと六つ年上のお花に求婚したからだ。
(奇しくも、お妙も只次郎より六つ年上である)
お花から千寿を誘惑したわけでもないのに、おかやの嫉妬からくる怒りと恨みは、しつこく深く、理屈が通じない。
以前もこういう、長〜い喧嘩があったなあ・・・
まずはこの性格で千寿に好かれようと言うのが無理である。
しかし、千寿のけっこう用意周到に考えているところも、爽やかだった印象が少し -
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まぁ、旦那の腹立つこと腹立つこと。夫としても腹が立つし、父親としても腹が立つ。妻の杏子のよく出来たこと。残される夫のためにこんなにうまく導いてやれる人いる?!人として尊敬します。杏子さんの闘病生活、とても胸が苦しくて読むのが辛かったけど、杏子さんが人として最後まで尊厳を貫きたい姿勢、私の祖母と同じでさらに胸がギュッとなった。祖母はまだ96歳で生存しているが、杏子さんの気持ちがわかった今、どうして簡易トイレで用を足したいと言った祖母の補助に回れなかったのか、、オムツしてるんだからそこに出せば?と言ってしまった自分が、廉太郎とさほど変わらない事をしていたことに頬をガツンと殴られた気がした。今週また
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「美味しい記憶はこの空間ごと、心の中に残り続ける」
そんな場所が誰でもきっとある。
ダイニングでも、お茶の間でも、近所のファミレスでも、回っていないお寿司でも、確かに私にもあった気がする。そんな気持ちにさせてくれる1冊。
歴史ある町の百貨店、「マルヨシ百貨店」の最上階には良く言えば「昭和レトロな大食堂」があった。
大失敗を犯し、食器・リビング部門より異動となった主人公「美由紀」マネージャーと若社長の引き抜きで料理長となった「智子」。
意見の食い違いはあれど、この大食堂を盛り立てるため奮闘する物語は、各章に冠られた美味しいお料理によってグングン進んでいく。
オムライスや、プリン、クリームソー
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