坂井希久子のレビュー一覧

  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや

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    只次郎の兄の娘・お栄と、養女のお花が同い年とは、今まで気が付かなかった。
    全く違う世界を見て育ってきた娘たちである。
    お栄は旗本の娘に生まれ、何不自由なく育った。
    女に学問は要らないと言われる境遇だが、書物を読むのが好きで、賢く好奇心が旺盛。
    早くからその才を認めていた只次郎は伝手を頼って、お栄を大奥勤めに出してやった。
    お花は貧しい町人の生まれ。
    母親から虐待を受け、食うや食わずの子供時代から、お妙に拾われて只次郎・お妙夫妻の養女になってからも母親の呪縛を受け、いいように利用され、ひどい心の傷を受けた。

    そんなわけで、お栄から、自由な町民に生まれついたお花がうらやましいと言われると、カチン

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    2024年02月11日
  • ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや

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    初めて読む作品。美味しそうな料理に惹かれて読み始めましたが、人生そのものの味付けは人それぞれ。少しサスペンス風にもなっていて、良い意味で予想を裏切られた作品かも…。シリーズ物なので読み進めて行くのが楽しみです

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    2024年02月07日
  • 市松師匠幕末ろまん 黒髪

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    元陰間で女よりも美しい三味線の師匠・市松。
    この設定だけでも面白そうな予感!

    陰があって、自虐的なところもあったり、色々揺れたりする人間臭いところも魅力的。

    弟子のおりんも賢くて可愛いし
    捨吉との関係も気になる。
    黒沢も再登場するのかな?

    ダークヒーロー(ヒロイン?)市松の新シリーズ、続きが楽しみです。

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    2024年02月04日
  • 女ともだち

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    女ともだちをテーマにしたアンソロジー

    どの作品も、女性だからこそわかる女性同士の複雑な関係性と感情を描き出していて面白かった。
    知らなかった作家さんもいたけど、この本で知ることができてよかった!

    特に印象に残っているのは村山由佳さんの『COPY』
    ラストが衝撃すぎて、もう一度読み返さずにはいられない。

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    2024年01月28日
  • 妻の終活

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    団塊の世代の昭和の男、主人公の廉太郎が妻杏子のガンで余命1年を知る。家族の為働いているという言い訳を振りかざし、家庭のことを顧みずに過ごしてきた主人公。何回もその言動に怒りを覚えたが、妻の温かい眼差しの中で自分の傲慢さに気がついていく。しかし、それは妻の死に近づいていく過程だった。最後に、家族で妻を看取る。自分の終末がこのように家族に看取られながらなんて素敵なことが起こるのは幸せなことだ。理想と現実はどうなるだろうか。

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    2024年01月21日
  • 妻の終活

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    家族構成が自分が次女にあたるという点でみるとよく似ていて、すり替えて読んだ。また自分も家族をもってからは妻杏子さんの目線にもなった。我が夫も家事は不得意だろうから自分が先に逝くとなるとこんな感じかもしれない。高齢となって子供の世話になるというのは親としてはどんな気持ちになるのだろうか?子育てがもうすぐ終わるという自分にはまだ想像もできない。でもいずれくるだろうその時を思うと不安がないとは言えない。金銭的余裕があれば施設で余生を過ごすというのも悪いものではなくなるかもしれない。いずれにしても自分で選択したいから認知症にはなりたくないな。

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    2024年01月15日
  • おひとりさま日和

    購入済み

    いいじゃない

    おひとりさまでいいじゃない、と改めて思わせてくれました。
    恋をしても、新しく学びを始めても、それぞれその人がやりたいようにやれていたら、それでいいんですよね。

    #笑える #共感する

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    2024年01月03日
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや

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    戻ってきたお栄ちゃん!
    大奥に奉公にあがったはずが、とある事情で暇乞い、実家に帰らず、ぜんやに転がり込んできて……と賑やかな今巻。
    彼女の今後の身の振り方がどうなるのか、目が離せません!

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    2023年12月31日
  • ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや

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    居酒屋ぜんやシリーズ、第二期。
    段々こなれてきた感じがした。
    今まで、只次郎とお妙の絶妙のコンビに慣れ過ぎていたのかも知れない。
    お花と熊吉がちょっと硬い感じがしていたのがなくなった。
    面白いねぇ...

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    2023年12月16日
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや

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    居酒屋ぜんやシリーズ
    お花ちゃんや熊吉も難事を乗り越え日常が戻る。
    それを見守る周りの人達の優しさに触れ、お栄、お梅など若き人達と一緒に前へと進み出す。
    鯨汁とか、つばき餡とか、カマスの塩焼きも美味しそう。
    若い人達の成長が楽しみ。

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    2023年12月08日
  • ほろよい読書

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    読後感がよい これまで読んだ複数の作家が書いた短編集は、内容が薄くなりがちな印象だったけれど、これはちゃんと読み応えがあって良かった。

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    2026年01月12日
  • つばき餡 花暦 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    今回は熊吉が奉公している薬種問屋俵屋の若旦那とお花ちゃんの友人である海苔屋『宝庄』の養女お梅の縁談話から。

      俵屋に奉公していた長吉がお花を巻き込んで、大騒ぎになってしまったことから俵屋では婚礼話どころではなくなってしまい、六月もお梅は宙ぶらりんの状態。

      そのための話し合いをぜんやですることになるんですが、お妙の料理を食べているうちに自然といい雰囲気になり、これからもぜんやで一緒に食事をすることに(*^^*)

      ですが、ここで終わらないところが……。
      二人が帰り、貸し切りの紙をお花が剝がしていると造りのいい駕籠がやってくる、そこから降り立ちたのは只次郎の姪で、大奥勤めをしてい

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    2023年11月17日
  • 泣いたらアカンで通天閣

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    大阪新世界のラーメン屋。放蕩親父・ゲンコと一人娘・センコ、そして商店街の鬱陶しいほどの人情話。不倫、シングルマザー、育児放棄の話があるが、コテコテの関西弁で笑いに変わってしまう。願わくば、生まれてくる子供の父親がカメヤでありますように。

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    2023年11月17日
  • 雨の日は、一回休み

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    ネタバレ

    おじさんを描いたお話!?面白そう!と思って、手に取りました。そしてタイトルはどんな意味なんだろう?と。
    仕事の話がメインだったけれど、そう、仕事の大部分を支えているのは世間のおじさん達なんだよなぁと。おじさんはおじさんなりに悩んでいて、でも何でそうなってしまったのかわからなかったりしている。共感できそうでできなかったり。
    おじさん側の視点と周りの視点と、どちらを批判するでもなく淡々と描かれていてとても読みやすかったです。ちょっと笑えて、ときには突っ込みたくなる、楽しい一冊です。

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    2023年10月28日
  • 江戸彩り見立て帖 粋な色 野暮な色

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    前巻からの『流行り色を作り出す』という難題と進退に決着。
    江戸での浅葱色の評価の厳しさや、名前を変えるだけで映える色の面白さ、そして東女彩と京男右近のやり取りも冴え渡り楽しい今巻でした。

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    2023年10月21日
  • 市松師匠幕末ろまん 黒髪

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    艶めかしい三味線の師匠と稽古に来ている籠屋の三女たちの数奇な縁から始まる計略
    桜田門外の変の後、熱気冷めやらぬ幕末の江戸で、燻る水戸の浪士との関わりなど、読み応えのある作品でした

    図らずも水戸の英吉利公使館襲撃を知る事になり、多少の情が芽生えたにも関わらず、計画の杜撰さから覚悟の浅さを見抜いた途端、切って捨てる市松師匠に痺れます

    そして扉絵(?)の全体デザインがとても素敵でした

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    2023年09月21日
  • 蓮の露 花暦 居酒屋ぜんや

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    前巻の殺人未遂事件は複雑な人間関係が絡まって起こっており、更にいくつもの罠が待ち受け、お花の試練に胸が痛い

    時代小説なのにミステリー色の強いシリーズ構成は健在
    只次郎推しには嬉しい場面も

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    2023年09月21日
  • セクシャル・ルールズ

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    すっごく皮肉がきいた本だなあ。
    男性の育児参加が推奨されてるが、
    世の中が変わらんと
    結局、何も変わらん。

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    2023年08月16日
  • セクシャル・ルールズ

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    ネタバレ

    とても興味深い内容。
    私は専業主婦なので、わかる、わかるーと、共感する場面がたくさんあった。
    まあ、本では、主夫だけど。

    一度離婚したことにより、全てを晒しだして話し合えたことは、よかったなと思う。うらやましい。

    私も知らない間に、男だから。女だから。という古い価値観を持っていて、それを自分で自分に当てはめ、もがいている気がする…。

    色々と考えさせられる本だった。

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    2023年08月16日
  • セクシャル・ルールズ

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    古い価値観、偏見根こそぎはなかなか…。ただ“男だから”“女だから”と意識しすぎない事が肝要で、ある程度の役割分担は“生き物”としては自然なのでは?怒られちゃうか⁈「できれば残りの人生は、自分のために生きたいと母は言う」みんな自分のために生きてるんじゃないの?人のお世話するのも回り回って自分の為じゃないの…。陳腐な言い回し寂しすぎ坂井さん。それにしてもハラスメントモンスター怖すぎだけど、アルアルだ。

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    2023年08月16日