坂井希久子のレビュー一覧

  • 17歳のうた

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    17歳、女子高生というよくある設定と見せかけてこの作家はやはり意表を突いてくる。中卒で祇園の舞妓の修行に出る東京の子女、青森(大間かな?)のマグロ漁師に憧れる剣道女子、平安時代から続く紀州の神社の娘に加え、今どきの福岡のヤンキーと山形のご当地アイドルを組み合わせた5篇。いっそのこと47都道府県を制覇するまで息長く書き足していって欲しい。

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    2021年12月03日
  • すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや

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    居酒屋ぜんやの新シリーズ。
    お妙さんと只治郎の養い子となったお花、俵屋の熊吉も成長し、世代交代の様な感はあるが、お妙さんのお料理は相変わらず美味しそう。
    最後の鰻料理には涎が出そう。
    お花の気持ちが本当に解れるのはまだ先かもしれないが、中良い3人の生活に心温まる。
    鶯指南はどうなる?
    俵屋の熊吉は上手く乗り越えられるのか?
    次回が待ち遠しい。

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    2021年11月03日
  • ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや

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    本屋で気になっていたタイトルだったのですが、後書きを見ると作者の時代小説の第1作目のようですね。人情話というほどでもなく、剣が絡むわけでも無く、やはり随所に出てくる庶民的な料理の話しがメインのよう。最後の詰み草料理などは自分でも作って見たいと思わせる。美人の後家女将に惚れ込んで通ってくる男達は些か暑苦しいが、もう少しシリーズを続けて読んで見るかな。

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    2021年11月01日
  • すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや

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    居酒屋ぜんやシリーズ、あっという間の10巻。
    装いも新たな「花暦 居酒屋ぜんや」、第1巻「すみれ飴」。
    今回はお花と熊吉が主役でお妙と只次郎は後見人役なのか、美味しい料理は相変わらず、一気に読み終えてしまった。
    坂井希久子さん、他の女流作家に較べても適度な湿り気が感じられてリアリティーを醸し出している感があり、好みの作家です。

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    2021年10月24日
  • ただいまが、聞きたくて

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    始まりが強烈だったけれど良かったです。
    短編が繋がっています。家族の行方を追っていく。そんな物語です!
    ほわほわしますよ。

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    2021年09月24日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

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    人気の「居酒屋ぜんや」シリーズ4作目。
    美人女将のお妙が腕を振るう店に、只次郎の恋敵が登場?
    前作で発覚した事件の犯人は、牢にいる状態。
    それはおいといて、庶民の暮らしは進んでゆく。

    寛政4年睦月、16日。
    この日は藪入りで、奉公人が親元に帰れる日。奉公に出ている熊吉が、ぜんやに帰ってくることに。
    親のない子だから、たまたま縁あってやって来るのだが、お妙の実の子という噂が立ちます。
    が、そう思われてもかまわないと鷹揚に構えるお妙。
    只次郎が用意してくれた凧をあげに行って楽しむが、そこにいた少年と喧嘩に。
    それでもその子の面倒を見ようとするお妙に、熊吉はちょっと僻んでしまうが…

    鶯の鳴き合わ

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    2021年09月06日
  • 女ともだち

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    千早茜さんが書く小説が好きで買ってみたけど
    正しい女たちに出てくる読んだ事ある短編小説でした( ¨̮ )

    他の作家さんも面白いと思うのがあって
    他にも読んで見ようと思った。

    ゾッとしたりお前かーいて思ったりできて
    面白かったです。

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    2021年08月15日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理をテーマにしたアンソロジー。
    女性作家ばっかりかなと思ったけど、中村航さんは男性かな?色んなテイストの作品が詰まっていて、美味しくて嬉しいアンソロジーでした。

    以下お気に入り作品。
    柚木麻子「エルゴと不倫鮨」
    不倫を嗜む男たちの隠れ家的鮨屋に、明らかに場違いなくたびれたおばさんが襲来する。そのおばさんはなぜかとても料理に詳しく、次々と美味しそうなオリジナル創作鮨をオーダーしはじめ…まさにタイトル通り注文の多い料理小説。ラストのオチも痛快でよい。

    伊吹有喜「夏も近づく」
    悠々自適な田舎暮らしをしている主人公が、兄から半ば押し付けられる形で甥っ子を預かることに。田舎の豊かな自然と触れ合うこ

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    2025年05月20日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    今までにありそうで無かった視点、おもしろい!
    少しアイデアを貸しただけで、お金をいただくなんてと恐縮する彩に、お金を払ってでもその智恵を欲する人がいることを解らせていく右近。舐められないよう着物や化粧などの装いの大切さを教える場面にも共感する。お彩、自信もって!と背中を押してやりたくなる。
    江戸の色見本を用意してから再読したい。

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    2021年07月03日
  • ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや

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    「居酒屋ぜんや」シリーズ、3作目。
    こまやかな気遣いのできる女将のお妙が出す美味しい料理に、ほっこり。
    ただし、背景にあった事情が表に出てくる巻で、サスペンスは強まってます。

    大嵐で雨漏りが起き、てんやわんやになる長屋。
    そんな時期、行方知れずになっていた又三が発見される。それも、思いがけない形で…
    又三が、人にお妙の素性を探るよう頼まれたと話していたことを思い出して、悩むお妙。

    常連でお妙に憧れている旗本の次男・林只次郎は、お妙の不安を解消しようとするが、ほとんど弟ぐらいにしか思われていないので、危ないことはするなと止められる。
    しかし、武士ではあり、鶯の鳴きつけという仕事であちこちに出

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    2021年06月22日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

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    「居酒屋ぜんや」シリーズ2作目。
    ヒロインの性格がはっきりしてきて面白かったです。

    美味しい料理に皆が集まってくる居酒屋を、今は一人で切り盛りしているお妙。
    はっと目を惹く美貌だが自分ではあまり意識していないのは、2年ほど前に亡くした夫の善助を今も思っているのと、元々さっぱりした気性のよう。
    夫の姉が給仕の手伝いに来ており、大して働かないが客に睨みを利かせる役どころ。
    夫は二回り年上で、そもそも善助とその姉は妙の養い親だったのだ…

    林只次郎は小禄の旗本の次男で、鶯の鳴きつけで家計を支えている。
    食いしん坊で、妙の料理と優しい笑顔に魅了されているが、ほとんど異性とは意識されていない(笑)

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    2021年06月21日
  • ほろほろおぼろ豆腐 居酒屋ぜんや

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    居酒屋ぜんやシリーズ第9巻。回復したお妙と成長し続ける只次郎のお話。個人的には只次郎にはもうちょいふにゃふにゃ(?)してほしい(笑)

    今回は熊吉がいい!こちらも逞しく成長してるけど、見ていてほのぼのする(笑)てかツッコミ最高だな!!初登場シーンから考えたらほんと、すっかりお兄さんになったなぁ。

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    2021年05月24日
  • 虹猫喫茶店

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    不本意ながら獣医大に入った翔。
    虹猫喫茶店でバイトすることになって、サヨリさんと出会ってよかったね。
    しかし、周囲の人物が揃いも揃って強烈すぎる。
    クールビューティで猫こそ全てのサヨリさんとか、サヨリさんに夢中の獣医師相田とか。
    そんな環境でもまれて翔が変わっていけてよかった。
    心愛ちゃんも、桜子ちゃんも、『虹猫』と出会えてよかった。
    猫の避妊手術などの問題なども考えさせられる、たくさんの猫にニマニマするだけの作品でないのがいい。
    猫と人が、いい関係を築いていけるといいと思う。

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    2021年05月09日
  • ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや

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    時代小説「居酒屋ぜんや」シリーズ1作目。
    美味しいお料理が出てくる、人情ものです。

    林只次郎は貧乏旗本家の次男。
    家禄を継ぐこともない立場でのんびりした性格だが、鶯にいい声で鳴かせるよう育てるのが得意で、今では家計を支えています。
    当時、飼っている鶯の声を競う趣味の世界があったのですね。
    上客から預かった鶯が行方知れずとなり、途方に暮れていたある日、いい居酒屋があると誘われます。

    美人女将のお妙の優しい笑顔に癒され、丁寧に作られた素朴な料理に惚れ込む只次郎。
    家庭料理にあるようなものを手間暇惜しまずに仕上げている感じで、好感が持てます。
    味には一工夫してあり、お妙の気性と才覚が感じられます

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    2021年05月05日
  • あったかけんちん汁 居酒屋ぜんや

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    シリーズ6作目にして、大きな山場を迎えた居酒屋ぜんやシリーズ。
    下級武士の次男坊「只次郎」の行く末は、お妙さんとの関係は…。
    ミステリーの要素が半々になった本作ですが、蓮根蒸しは一度味わってみたいもの。

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    2021年05月05日
  • つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや

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    ぜんやシリーズ5作目。
    お妙さんを取り巻く善意の人たちとの他愛無いお話と美味しい料理、お酒の話だけでも面白いけれど、素性がよく分らない近江屋、用心棒重蔵の正体が段々と描かれる後半はミステリー要素も満載。

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    2021年04月11日
  • 虹猫喫茶店

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    軽く読めそうだけれどペットに関する現代の問題にも目を向けさせる、ウマイ構成で読み応えがあった。
    極端な性格の人たちばかり登場するけれど、彼らが集まると不思議と常識的なコミュニティになっているのがおもしろい。主人公含めそれぞれの成長物語にもなっている。

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    2021年03月31日
  • 小説 品川心中

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    ネタバレ

    落語の『品川心中』の小説化。

    元々の話を知らないことを後悔。

    品川の遊郭で板頭をしていたお染はいつの間にか客が減っていて、新しい着物や布団をあつらえる金がない。

    でも、一度は板頭になったプライドがあるお染は店から金を借りることなどできない。

    いっそのこと死んでしまおうかとも思うが、金がなくて死んだと思われるのも業腹で心中して果てようと考える。

    相手は親類縁者もいない金蔵という男。

    さて、この心中は上手くいくのかどうか……。

    原作を読んでみたいです。遊女たちの切なさや悲しさをどう語られてきたのか知りたいなぁと思いましたよ。

    お染姐さんはなかなかにいい性格で私は大好きです♪

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    2021年03月04日
  • ほろほろおぼろ豆腐 居酒屋ぜんや

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    侍ながら商いに興味のある只治郎。
    ついに店まで構えてしまう。
    それにしても鶯に綺麗な鳴き声を仕込む事が仕事になるなんて面白い。
    相変わらず妙さんの料理は美味しそう!
    展開のあった二人の今後はどうなるのか次回も楽しみ。

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    2021年02月28日
  • とろとろ卵がゆ 居酒屋ぜんや

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    シリーズ物なのに、本のタイトルにつられて思わず手に取ってしまったこの一冊。これを読んでみて面白かったら1巻目から読もうと思ったらハマってしまい1巻目から一気に読んでしまったのが昨年の事。今まで時代物に全く興味が無かったけれど、読書に留まらず時代劇ドラマにまでハマるきっかけになった一冊。全然内容の感想じゃない... (^.^)

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    2021年02月26日