坂井希久子のレビュー一覧

  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    「居酒屋ぜんや」シリーズが人気の坂井希久子さんの新シリーズ。

    貧乏長屋に住むお彩は、子供のころから絵に馴染み、色彩感覚が抜群。
    自分ではあまり自覚していなかったが…
    父が摺師で、自宅兼工房に弟子たちも抱えていたが、火事ですべてをなくし、目まで見えなくなったため、酒浸りに。
    弟子たちはいっせいに出て行き、お彩のいいなづけも去った。
    父を一人で支えて奮闘するお彩でした。

    ある日、京ことばを話す謎の男・右近に才を認められ、色の見立てを仕事にしないかと勧められます。
    そんなことが仕事になるのかと、うさん臭さを感じ反発しつつも、何度かの機会をこなしていくお彩。
    江戸っ子気質の上に苦労を重ねたからか、頑固で鼻っ柱が強いが、内心はまだうぶなのでは?
    ひょうひょうとした右近はなかなか正体を明かさないが、もの柔らかで、お彩の父の気持ちまで解きほぐしていくのです。

    江戸時代の色の名前は特に着物の色など、ものすごくたくさんあり、季節を味わう感覚や、お菓子にも工夫する都会の催しなど、様々な機会があるのが楽しい。
    お江戸のカラーコーディネーターの活躍が始まります☆

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    2022年09月14日
  • ほろほろおぼろ豆腐 居酒屋ぜんや

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    「ぜんや」が再建され、「春告堂」も店開きとなり心機一転、前途洋々の新しい日々が始まる中、大川の花火見物に打ち揃って出かけた先に届く只次郎が辻斬りにあったという「悲報」。結末はいかに…。

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    2022年09月13日
  • 萩の餅 花暦 居酒屋ぜんや

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    居酒屋ぜんやの新シリーズ第2弾。

    今回は、いよいよお花と熊吉がダブル主人公として舞台に独り立ちした感がある。
    お花はまだちょっと頼りないけれど、熊吉はずいぶん仕事のできる男だったのだなあ〜

    お妙はすっかり母親役が板についたような気がする。
    只次郎は、今回は鶯のことよりも経営コンサルタントである。
    主人公を若手に引き継いだのだから、出番が減るのは仕方ないですね!(笑)
    前のシリーズは、常に暗い影がチラついていたけれど、「花暦」は若くて前向きなパワーが感じられます。
    どうかすると厄介者だったお銀婆さんが意外とね、人をよく観る人生の先達者みたいになっていた。

    『荒れもよう』
    寛政十一年文月
    若くして手代になった熊吉は先輩や同僚に妬まれて嫌がらせを受けていた。
    薬箱の中身を入れ替えるなど、お客さまにも迷惑のかかる事件も発生し、熊吉は犯人を突き止めようとしていた。
    江戸に大雹が降った夜、熊吉の奉公する俵屋で事件が起きる。

    『花より団子』
    中秋の名月も終わった葉月。
    千寿が来た時にお花が呼んでくれなかった、とおかやが怒り、母親同士も巻き込む大喧嘩に。
    熊吉は仕事の合間に、休憩も食事も取らずに友を探している。
    憔悴していく熊吉を、きちんと食べなくてはダメ!と叱るお花であった。

    『茸汁(きのこじる)』
    神田祭も終わった長月。
    茸売りの老人から意外な情報が入る。
    遥かな友の行手を案じながら、自分の仕事を頑張ろうと熊吉は決心する。

    『身二つ』
    神無月。
    升川屋のお志乃に第二子の女の子が産まれた日、お花もひとつおとめの階段を上る。
    思春期の少女の悩みと恥じらい。
    そして、優等生だった千寿が見せる意外な弱さ。

    『人の縁』
    新薬の営業に苦心する、俵屋の若旦那と熊吉。
    商いの基本は、なんと言っても人の縁である。
    熊吉、新しい船出か?

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    2022年08月22日
  • すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや

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    いつの間にか、小説の中で時が経っていたんですね。
    なにせ頼りない頃の只さんを知っているので、感無量。
    幸せに家族3人で暮らしてね、と願うばかりです。

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    2022年08月16日
  • とろとろ卵がゆ 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    三文字屋に乞われ絵のモデルになり、大火事に焼け出されて店を失い、さらには両親の死の真相が記憶の底から甦る、という波瀾万丈の巻。新たな謎解きが始まる次巻では白粉包みの絵が絡んできたりするだろうか……。

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    2022年08月14日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

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    妙の周りには熊吉と、友達になった丈吉、用心棒の重蔵と登場人物が増えていく。又、お栄のお陰で只次郎は兄とのわだかまりが消え、祖父柳井も今後はもっと林家に気軽に訪問する事が出来るようになるんだろうな

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    2022年08月14日
  • 愛と追憶の泥濘

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    こわいなあ…ある意味ホラー。
    共依存?かと思いきや、都合の良い相手…。
    曽根崎先生でいいじゃん〜と思ってしまった。

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    2022年07月30日
  • 泣いたらアカンで通天閣

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    なんともベタな題名と思いつつも、帯に北上次郎氏のコメントが「つい読みふけってしまうのである」とあったのて読んでみたが、まさにその通りであった。主人公の父親の破天荒ぶりとえらくまずいラーメン屋主人という設定には、「そないな人おらんやろう」とツッコミたくなるが、大阪下町の人情話なので、「まあ、おらんとも言えへん」として許容。カメヤのキャラクター設定が良く、こんな風に大切な人を守れたらと思う。

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    2022年07月25日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    注文の多い料理小説集で1話を読み、続きが読みたくなったので購入。
    紅緋 錆浅葱 御納戸色 鴇羽色 等、和の色名がたくさん出てくるので、いちいち調べながらで楽しい。
    歌舞伎に纏わる色や、灰色でも柳鼠、錆青磁、藤鼠、など無数にあることや、着物や昔のファッションも素敵だなぁと思った。
    お彩の逞しさに励まされる。
    続編が楽しみ!

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    2022年07月16日
  • さらさら鰹茶漬け 居酒屋ぜんや

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    話が動いて面白くなってきました。
    この巻では新しい人物がでてきました。
    そしてそこから黒幕?に繋がります。
    事件が決着しそうで、まだしない。
    なんとも、歯がゆい感じです。

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    2022年07月09日
  • つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや

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    本巻では端午の節句の祝いこそあれ目玉料理というほどのご馳走の話題はなく、草間重蔵の素性に迫る一方でお妙の前夫にまつわる謎が突如として湧き出してくるなど、いつになく騒がしいのだが、股引を穿いた只次郎のエピソードが微笑ましい。

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    2022年07月03日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

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    前巻で謎解きがとりあえず一段落して次なる展開へと誘なう今作では只次郎に新たな友人と恋敵が登場する。そしてルリオの跡継ぎも……?

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    2022年07月03日
  • 虹猫喫茶店

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    温かい居場所…あきらめや先が見えない不安があっても目の前にあることに一生懸命、優しさと思いやりをもって取り組めば自然と素敵な仲間に出会え、自分の場所ができる。そんな1冊です。
    保護猫についても考えさせられます。

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    2022年06月29日
  • とろとろ卵がゆ 居酒屋ぜんや

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    あれ、あの話は終わったのでは…?と思っていたら、大きな勘違い。
    たしかになんだか少しあれ?と思うところはあったけど。
    そんなわけで、面白くなってきましたよ。
    次の巻も楽しみ♪

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    2022年06月24日
  • ふうふうつみれ鍋 居酒屋ぜんや

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    楽しいですねー。
    お勝さんのあの性格、大好きです。
    そして気になる二人の仲。
    以前よりもいい感じになったとは思うのですが、なにせあの性格のため、まったく話が進みません!こちらも先が楽しみですねー。

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    2022年06月18日
  • ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや

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    一連の謎が解明され、男女の機微も深まるシリーズ最初の盛り上がりとなる第三巻だが、とりわけ蕎麦打ちの場面では過不足なく手順を説いて、さすがは野球を全然知らずに野球小説をものにした(二巻のあとがき)という作者らしい手練れぶり。寄せ鍋もいいけれど……と言いつつお妙が只次郎に給仕する金目鯛の鍋のなんとも美味しそうなこと。

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    2022年06月13日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    なるほど江戸のカラーコーディネーターとは!
    面白いお仕事を設定なさった。
    1編に1つくらい、ハッとする言葉があるので、坂井さんは好き。
    もっと分厚い1冊にしてくだされば良かったのに。
    ちょっと本が薄くて物足りなかった。

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    2022年06月11日
  • つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや

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    何やらお話が動いてきました。
    いったいどうなるのやら。
    と、なんだかきな臭くなってきていますが、お料理の描写に心が落ち着きます。

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    2022年06月10日
  • 江戸彩り見立て帖 朱に交われば

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    刈安兄、意地悪でぐうたらに見えるけど、よくもの知ってるし、結構いいやつかも。かたくなな番頭が彩に協力せざるを得なくさせたり、結果的に彩を救ってるのも、わかってやってる気がする。

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    2022年05月29日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    火事で盲目となった元摺師の父親と暮らす娘(彩)を巡る連作短篇集。ひょんなことで知り合った京男に見込まれて、色彩感覚に優れている彩は大屋の問題を解決していく。今ではあまり言わない色の名前が沢山でてきてそのたびにググるのも、頭の中でその鮮やかな色彩を想像するのも発見があって楽しい。江戸っ子らしくきっぷのいい彩だが、ちょっと頑固すぎるのが回を重ねるとモヤモヤするが、シリーズ化してくれてるのは嬉しい!

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    2022年05月27日