坂井希久子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「居酒屋ぜんや」シリーズが人気の坂井希久子さんの新シリーズ。
貧乏長屋に住むお彩は、子供のころから絵に馴染み、色彩感覚が抜群。
自分ではあまり自覚していなかったが…
父が摺師で、自宅兼工房に弟子たちも抱えていたが、火事ですべてをなくし、目まで見えなくなったため、酒浸りに。
弟子たちはいっせいに出て行き、お彩のいいなづけも去った。
父を一人で支えて奮闘するお彩でした。
ある日、京ことばを話す謎の男・右近に才を認められ、色の見立てを仕事にしないかと勧められます。
そんなことが仕事になるのかと、うさん臭さを感じ反発しつつも、何度かの機会をこなしていくお彩。
江戸っ子気質の上に苦労を重ねたからか、頑固で鼻っ柱が強いが、内心はまだうぶなのでは?
ひょうひょうとした右近はなかなか正体を明かさないが、もの柔らかで、お彩の父の気持ちまで解きほぐしていくのです。
江戸時代の色の名前は特に着物の色など、ものすごくたくさんあり、季節を味わう感覚や、お菓子にも工夫する都会の催しなど、様々な機会があるのが楽しい。
お江戸のカラーコーディネーターの活躍が始まります☆ -
Posted by ブクログ
居酒屋ぜんやの新シリーズ第2弾。
今回は、いよいよお花と熊吉がダブル主人公として舞台に独り立ちした感がある。
お花はまだちょっと頼りないけれど、熊吉はずいぶん仕事のできる男だったのだなあ〜
お妙はすっかり母親役が板についたような気がする。
只次郎は、今回は鶯のことよりも経営コンサルタントである。
主人公を若手に引き継いだのだから、出番が減るのは仕方ないですね!(笑)
前のシリーズは、常に暗い影がチラついていたけれど、「花暦」は若くて前向きなパワーが感じられます。
どうかすると厄介者だったお銀婆さんが意外とね、人をよく観る人生の先達者みたいになっていた。
『荒れもよう』
寛政十一年文月
若くして手代になった熊吉は先輩や同僚に妬まれて嫌がらせを受けていた。
薬箱の中身を入れ替えるなど、お客さまにも迷惑のかかる事件も発生し、熊吉は犯人を突き止めようとしていた。
江戸に大雹が降った夜、熊吉の奉公する俵屋で事件が起きる。
『花より団子』
中秋の名月も終わった葉月。
千寿が来た時にお花が呼んでくれなかった、とおかやが怒り、母親同士も巻き込む大喧嘩に。
熊吉は仕事の合間に、休憩も食事も取らずに友を探している。
憔悴していく熊吉を、きちんと食べなくてはダメ!と叱るお花であった。
『茸汁(きのこじる)』
神田祭も終わった長月。
茸売りの老人から意外な情報が入る。
遥かな友の行手を案じながら、自分の仕事を頑張ろうと熊吉は決心する。
『身二つ』
神無月。
升川屋のお志乃に第二子の女の子が産まれた日、お花もひとつおとめの階段を上る。
思春期の少女の悩みと恥じらい。
そして、優等生だった千寿が見せる意外な弱さ。
『人の縁』
新薬の営業に苦心する、俵屋の若旦那と熊吉。
商いの基本は、なんと言っても人の縁である。
熊吉、新しい船出か?
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