坂井希久子のレビュー一覧

  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

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    ちょっとハマってきた。
    今回も料理は美味しそうだし、お妙さんの謎解きも、さりげなくて嫌味がない。只次郎が奥手なのが心配だけど…
    佐々木様の不穏な動きも気になる。あと鶯をモノの様に扱い、泣かなくなったら終わり!みたいな所が本当に腹立たしい。只次郎もいたたまれない気持ちだろう。早く何を企んでいるのか、解決して欲しいものだ。


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    2018年03月29日
  • 萩の餅 花暦 居酒屋ぜんや

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    薬種問屋俵屋に奉公する熊吉と只次郎・お妙夫婦に引き取られたお花が、お互いに成長しくと共になんだか切ない関係になっていくのが少しやきもきする。

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    2026年01月17日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

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    人情モノという点で言えば,本作が一番のような気がする。
    今作もハズレなし。とても面白かった。さっそく次巻を読まねば。
    あらすじ(背表紙より)
    寛政三年弥生。預かった鴬を美声に育てて生計を立てる、小禄旗本の次男坊・林只次郎は、その鴬たちの師匠役となる鴬・ルリオの後継のことで頭を悩ませていた。そんなある日、只次郎は、満開の桜の下で得意客である大店の主人たちと、一方的に憧れている居酒屋「ぜんや」の別嬪女将・お妙が作った花見弁当を囲み、至福のときを堪能する。しかし、あちこちからお妙に忍びよる男の影が心配で…。桜色の鯛茶漬け、鴨と葱の椀物、精進料理と、彩り豊かな料理が数々登場する傑作人情小説第二巻。

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    2018年01月30日
  • リリスの娘

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    様々な男たちの野望をいとも簡単に打ち砕く、悪魔な女神・凛子の半生を描く官能連作短編集。
    人類はみな、女性から産まれる。そして男は大なり小なり全員がマザコンだ。男を糧にして、自らの願いを実現する凛子の生き方は、颯爽にして華麗である。悪女の魅力を堪能できる一冊。

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    2018年01月24日
  • 恋するあずさ号

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    介護という身近なことがバックボーンで若い梓の恋の行方が気になりすらすらと読み切りました。介護のあるあると梓の恋を応援したいのと…ラストは、えっ⁇って感じで読み返したり。
    初めて読んだ作家さんだけど作風は好きなんで他の作品も読んでみたくなりました。

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    2018年01月13日
  • ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや

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    ひとまず事件は解決?

    お妙の亡夫の死因にはまだ何か隠されていそうだし、それに只次郎の父の上役が一枚噛んでいそうではある。

    手鞠ずしや寄せ鍋が食べたいなぁ。
    相変わらず、お菜の描写が美味しそうで!

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    2018年01月08日
  • ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや

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    1977年生まれ、坂井希久子さん「ころころ手鞠ずし」居酒屋ぜんやシリーズ№3、2017.9発行です。「居酒屋ぜんや」を営む夫と死別した美人女将のお妙27歳と旗本次男坊で鶯の飼育をしている林只次郎21歳、お互い意識しながら、それゆえにか率直な物言いができなくて・・・。大嵐、賽の目、紅葉の手、蒸し蕎麦、煤払いの5話。最終5話でやっと二人のあたたかい世界が出現します(^-^) なお、死んだ夫の姉、お妙の義姉、お勝の存在がこの物語を引き締めています。

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    2017年12月14日
  • ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    ご飯も美味しそうだけど、それよりもそれぞれの心の機微に惹かれます。
    嫁姑問題はなんとかなりそうで良かったけど、お妙さんの周りのきな臭さはまだまだ解決しないだろうし、亡夫は何か見たのか知ってしまったのか気になる。

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    2017年09月24日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

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    『居酒屋ぜんや』シリーズの第2弾。別嬪女将のお妙が作る彩り豊かな料理と、個性的な登場人物が読者を笑顔にさせる人情時代小説。
    美味しい料理は人を幸せな気持ちにさせる。特にそれが旬の食材で、ましてや工夫された料理ならば、只次郎のように「うっまぁい」と唸りたてまくりたくなる。ストーリーに大きな変化はない本作だが、姿を消した又三はなんか不穏だ。

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    2017年08月19日
  • ただいまが、聞きたくて

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    17歳の誕生日当日にフラれた女子高生。傷心の彼女は見た目さわやかなオッサンから「ぱんつを譲ってくれませんか」と声をかけられて唖然呆然。こんな女子高生を皮切りに、彼女の姉、祖母、姉の恋人、母、父の目線で語る短編連作集。私にとっては坂井希久子といえば『泣いたらアカンで通天閣』と『ヒーローインタビュー』。通天閣やら阪神タイガースやらをテーマにした作品のほうが大阪人としては嬉しいけれど、標準語ばりばりの本作も◯。一見ノーテンキでも、誰でも悩みを胸に生きている。最終章の父目線の部にはウルッときました。家族再生。

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    2017年05月15日
  • ウィメンズマラソン

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    女子マラソンのオリンピック代表に選ばれながら、妊娠が発覚しバッシングを受けながら娘を産んだ峰子。彼女は離婚を経てまたマラソン競技へ戻ろうとするが…

    自分の信じた道を行こうとして、何度も惑いながら、それでもずんずんと前へ前へと進んでいく「強い」主人公、峰子の姿に引っ張られるままに、あっという間に物語のゴールへとたどり着きます。爽快感、がまず後に残る清々しいお話です。

    といっても彼女の道は苦難ばかりで、まったく理不尽なものも少なくない。それでも、大切な娘や親、ライバル、コーチたちの支えを得て、彼女は進んでいく。いっしんにゴールを目指していく。

    そんな芯のゆるがない彼女の姿は時折痛々しいほどだけれど、それでも、ゴールの果てを目指さざるを得ない。その果てを超えないと、自分が未来へと、これまでの自分自身ではない自分へ変わってゆけない。その真摯さが、ひたすらまぶしく、時折うらやましく思いました。

    マラソンを描いた物語ですが、スポーツ物というよりも、ひとりの女性の生きかたを描いた話として、とても心に残りました。

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    2017年04月08日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

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    とにかく食べ物が美味しそう!
    美味しそうだなー、と妄想して堪能しているうちに、思わずはっとするような、気づきがあったりします。
    当たり前のことを、当たり前でなく疑問を呈していくような感じというか。
    ああ、そうだよなー、としみじみさせてくれます。
    ハラハラドキドキがあまりないので物足りないと思う人も居るかもしれないけれど、ゆったりした気分で読めるので、通勤時に読むにはとても良いと私は思っています。
    何とも、好きなシリーズになってきました。
    また次が楽しみです。

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    2017年01月29日
  • 泣いたらアカンで通天閣

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    かなり前のことになりますが、夫の転勤で関東地方に住んでいたことがあります。
    大阪出身と言うと、「大阪弁じゃない!」、「浜ちゃん(ダウンタウン)としゃべり方が違う!」と言われること度々。
    さらには、大阪の人の挨拶は「もうかりまっか?」「ぼちぼちでんなぁ」なの?等々。

    若かりし頃、東京に遊びに行ったとき、友人と大阪弁でしゃべっていると視線を感じたし…
    東京で就職した友人が帰省したさい、標準語でしゃべっていてビックリ。
    大阪弁は肩身が狭いと言っていたっけ…

    ダウンタウンが売れて、吉本印天然素材が売れて…
    大阪弁はとてもメジャーになったと勝手に思っています(笑)
    その一方で、大阪弁のイメージが独り歩きしてる、と感じることも。

    祖父母が使っていた大阪弁の中には現在は使われなくなってきているものも多いし…

    と、この本とは関係のないことを書いてしまいました。
    というのも、この本、こてこての大阪弁で書かれています。
    ちょっとこてこて過ぎると思わないこともないのですが…(笑)


    この本の舞台は大阪、新世界の北端にある北詰通商店街。
    主人公のセンコの実家はこの商店街で「ラーメン味よし」を営んでいる。

    おせっかいでうっとおしい近所のおっちゃん、おばちゃん。
    そうそう、大阪のおっちゃん、おばちゃんってこんな感じやったなぁ~
    と、子どもの頃を懐かしく思い出しました。

    中盤からどんどんひきつけられて、最後は涙腺が…

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    2016年09月06日
  • 恋するあずさ号

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    働く女子へのエール。
    仕事に行き詰った時、ふっと、結婚しようかなあ…とか思ってしまうけれど。
    “この街で歳をとりたくない”
    介護を仕事としているからこそ、老い先の事も見えてしまう…
    人々は刺をまとい、人込みでちょっと立ち止まれば体当たりされ、ゆっくり歩くお年寄りは舌打ちされる。
    高遠の自然の中では、みんなのびのびとして、お年寄りは“守るべき弱者”というより、人生の先輩として学ぶべき人たちだ。
    そんな高遠の人たちに触れるうち、主人公も、自分の気持ちに自然であることを大切に思うようになる。

    仕事がつらい時は、ちょっと立ち止まって考えてみるのもいい。

    恋愛物ではあるけれど、介護の現場の問題点にもふれ、問題作でもある。

    本を手に取ったきっかけは、タイトルの“あずさ号”と、特急の車体の大胆な構図、車窓の女性。
    桜の花びらも、恋っぽい。
    ふらっと電車に乗って一人旅がしたくなったなあ…

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    2017年04月23日
  • 恋するあずさ号

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    日常の仕事や恋人から解放されたくて、とびのったあずさ号。高遠へたどり着き、自然や人々とのつながりを通じて、自分のやりたいことや生き方を考えていく。単行本の時のタイトルが「迷子の大人」だったそうですが、まさしく迷子の大人でした。梓の優柔不断さだったり、恋人との関係も何だかあっさり解決していってしまった部分は腑に落ちないけれど、軽く読めて、読後感もよかったです。胸キュンで甘酸っぱい感じもよかったです。気になる作家さんがまた一人増えました。

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    2015年04月13日
  • こじれたふたり

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    オール読物新人賞受賞作「虫のいどころ」を含む短篇集。フェチズムや変わった性癖がテーマだが、嫌らしい感じは全くなく、男女問わずお薦めできるコメディタッチの作品である。
    訳あり男女の異質な恋物語「かげろう稲妻水の月」と、切実な花粉症男の行動が面白い「虫のいどころ」は、タイトルの付け方の巧さが光る。これからも目が離せない作家さんの誕生である。

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    2014年03月15日
  • 崖っぷちの鞠子(まりこ)

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    崖っぷちの状態に置かれた女たちのハードボイルドな生き様が気持ちよく読める短編集。
    対の作品である「アップルロールの彼方へ」と「クロエ・クロニクル」がいい。ギリギリに追い込まれた女性の女しかできない決断力が、かっこよすぎる!
    坂井希久子さんは初読みだが、これからも期待します。

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    2013年09月14日
  • おひとりさま日和

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    ネタバレ

    坂井希久子さんの「永遠語り」叔父と姪の体の関係はないけど確かに思い合ってた交わりや言動に切なさもありキュンとする。すきぃ、、

    全体的にお気楽なソロライフのお話だと思ってたけど全然違う。
    悩みながらも色々経験してきた主人公達がそれぞれの暮らしや人間関係、今後について向かう話
    読み終わると内容をあまり思い出せないのはわたしの悪いところだけど。
    でも、やっぱり「永遠語り」すきだな。最終ページだけなんども読み返した

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    2026年10月08日
  • おじさんは傘をさせない

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    5人のおじさん大変だ。最初のセクハラ訴えの相手が女性でなく男性というのは、アップデートできてない加減が切なくなる。セクハラパワハラが良くないこともわかっていても自分の歩んできた人生を全否定されるように思ってしまうのかもしれない。過ちだと思いもしない、大変だろうな。身近にいたら困るけど気の毒な気もする…

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    2026年09月30日
  • おひとりさま日和

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    「ひとりの生活」をテーマにしたアンソロジー。
    突然ひとりになってしまった女性や、ひとり生活を楽しむ女性など6名の女性のひとり生活の物語。
    男性よりも女性のほうが長生きだし、女性はひとりになっても楽しむ力を身に着けていると感じる。
    ひとり生活を羨ましく思う反面、寂しさもあるんだろうな…と少し興味は持っている。でも、まだ自分は、家族でワイワイ生活していたいなと読みながら思っていた。
    この物語に出てくる女性たちはみんなひとり生活をうまく受け入れて楽しむ姿勢が見えて、やっぱり女性は強いなと思った。

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    2026年09月25日