坂井希久子のレビュー一覧
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ネタバレ「お酒」というテーマでプロが書くとこんなにも物語が膨らむんだ!ってすごく驚き、というか感動させられた一書!
最初の、ボンボンの話もとっても素敵で。大人ロマンスって感じで、どことなく切なく、甘い感じがたまらなかった。こういう、恋なら、少し素敵だなって思えるよね。
お酒の入ったお菓子、食べたくなっちゃう。
酒造の後継のお話だったり、お酒とお料理を一緒に食べるのに拒否感を感じてしまう女性の話も、新たな世界を見せてもらっている感で、めちゃよかった。。
大人の素敵に雰囲気が物語全体に漂っていて、なんだかうっとりさせられるというか、切ない物語もあったけど、少しあったかくなる感じもあって、お酒を飲んだ -
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「居酒屋ぜんや」のセカンドシリーズ、“花暦 ”・第八弾。
彩り豊かな料理が評判の居酒屋〈ぜんや〉が舞台の人情噺。
〈ぜんや〉の女将・お妙と只次郎の養女・お花と薬種問屋〈俵屋〉に奉公する熊吉を中心に描かれる、連作五話が収録されています。
まさに“あちゃー・・(ノ_< ;) ”というところで終わった前巻。
千寿の“求婚インパクト”で大荒れのおかやは勿論、熊吉の心もザワついてしまう訳で・・。
で、当のお花ですが、そりゃ当然困惑はしているものの、正直“それどころではない”といった感じで、出産を控えたお妙さんの代わりに〈ぜんや〉を切り盛りすること、そしてゆくゆくは〈ぜんや〉の女将になるという -
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平安火災海上保険に勤める喜多川 進(きたがわ すすむ)さんは、ある日、上司から「君にセクハラの訴えが上がってきているんだよね」と言われました(第一章 スコール)。
課長である彼の部下は11人で、そのうち女性は4人です。彼は4人を容疑者と見做してあぶり出しを始めます。まず1人の女性社員に対して業務上のヒアリングを始業前に行いました。すると夕刻に上司から「ちっとも反省している様子がないと、訴えが上がってきたぞ。」と言われたのです。その上、妻と17歳の娘と夕食を摂っている時には、娘から「パパは女性差別主義者だよね!」と言われたりもします。
でも何がなんだか分からない喜多川氏なのでした。
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Audibleで。
続編とは知らずこちらから(笑)
どれもこれもよかったなあ。
歳を経てなぜ一人でいるのか、なぜ一人になったのか。人それぞれには理由があったり、そこそこ元気な人でも、不安だ。でも、なんとか元気でいれば楽しい。
よかった2編を。
アンジュ。ひとり暮らしの叔父さんが飼っている犬。叔父さんばかりでなく無職の甥っ子でさえ力を与える
リセット。夫の戸籍謄本に、認知した娘が。
揺れ動く妻。リセットするために旅に出るが、何故がつきまとう。そして、認知した娘の出生を知る。最後の方で本との親子のように2人旅に出る。
いいな、どれもこれも、終わりかたが優しい。ひとりであってひとりでない。そんな感じ
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