坂井希久子のレビュー一覧

  • 恋するあずさ号

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    介護という身近なことがバックボーンで若い梓の恋の行方が気になりすらすらと読み切りました。介護のあるあると梓の恋を応援したいのと…ラストは、えっ⁇って感じで読み返したり。
    初めて読んだ作家さんだけど作風は好きなんで他の作品も読んでみたくなりました。

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    2018年01月13日
  • ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや

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    ひとまず事件は解決?

    お妙の亡夫の死因にはまだ何か隠されていそうだし、それに只次郎の父の上役が一枚噛んでいそうではある。

    手鞠ずしや寄せ鍋が食べたいなぁ。
    相変わらず、お菜の描写が美味しそうで!

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    2018年01月08日
  • ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや

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    1977年生まれ、坂井希久子さん「ころころ手鞠ずし」居酒屋ぜんやシリーズ№3、2017.9発行です。「居酒屋ぜんや」を営む夫と死別した美人女将のお妙27歳と旗本次男坊で鶯の飼育をしている林只次郎21歳、お互い意識しながら、それゆえにか率直な物言いができなくて・・・。大嵐、賽の目、紅葉の手、蒸し蕎麦、煤払いの5話。最終5話でやっと二人のあたたかい世界が出現します(^-^) なお、死んだ夫の姉、お妙の義姉、お勝の存在がこの物語を引き締めています。

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    2017年12月14日
  • ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    ご飯も美味しそうだけど、それよりもそれぞれの心の機微に惹かれます。
    嫁姑問題はなんとかなりそうで良かったけど、お妙さんの周りのきな臭さはまだまだ解決しないだろうし、亡夫は何か見たのか知ってしまったのか気になる。

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    2017年09月24日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

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    『居酒屋ぜんや』シリーズの第2弾。別嬪女将のお妙が作る彩り豊かな料理と、個性的な登場人物が読者を笑顔にさせる人情時代小説。
    美味しい料理は人を幸せな気持ちにさせる。特にそれが旬の食材で、ましてや工夫された料理ならば、只次郎のように「うっまぁい」と唸りたてまくりたくなる。ストーリーに大きな変化はない本作だが、姿を消した又三はなんか不穏だ。

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    2017年08月19日
  • ただいまが、聞きたくて

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    17歳の誕生日当日にフラれた女子高生。傷心の彼女は見た目さわやかなオッサンから「ぱんつを譲ってくれませんか」と声をかけられて唖然呆然。こんな女子高生を皮切りに、彼女の姉、祖母、姉の恋人、母、父の目線で語る短編連作集。私にとっては坂井希久子といえば『泣いたらアカンで通天閣』と『ヒーローインタビュー』。通天閣やら阪神タイガースやらをテーマにした作品のほうが大阪人としては嬉しいけれど、標準語ばりばりの本作も◯。一見ノーテンキでも、誰でも悩みを胸に生きている。最終章の父目線の部にはウルッときました。家族再生。

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    2017年05月15日
  • ウィメンズマラソン

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    女子マラソンのオリンピック代表に選ばれながら、妊娠が発覚しバッシングを受けながら娘を産んだ峰子。彼女は離婚を経てまたマラソン競技へ戻ろうとするが…

    自分の信じた道を行こうとして、何度も惑いながら、それでもずんずんと前へ前へと進んでいく「強い」主人公、峰子の姿に引っ張られるままに、あっという間に物語のゴールへとたどり着きます。爽快感、がまず後に残る清々しいお話です。

    といっても彼女の道は苦難ばかりで、まったく理不尽なものも少なくない。それでも、大切な娘や親、ライバル、コーチたちの支えを得て、彼女は進んでいく。いっしんにゴールを目指していく。

    そんな芯のゆるがない彼女の姿は時折痛々しいほどだ

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    2017年04月08日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

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    とにかく食べ物が美味しそう!
    美味しそうだなー、と妄想して堪能しているうちに、思わずはっとするような、気づきがあったりします。
    当たり前のことを、当たり前でなく疑問を呈していくような感じというか。
    ああ、そうだよなー、としみじみさせてくれます。
    ハラハラドキドキがあまりないので物足りないと思う人も居るかもしれないけれど、ゆったりした気分で読めるので、通勤時に読むにはとても良いと私は思っています。
    何とも、好きなシリーズになってきました。
    また次が楽しみです。

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    2017年01月29日
  • 泣いたらアカンで通天閣

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    かなり前のことになりますが、夫の転勤で関東地方に住んでいたことがあります。
    大阪出身と言うと、「大阪弁じゃない!」、「浜ちゃん(ダウンタウン)としゃべり方が違う!」と言われること度々。
    さらには、大阪の人の挨拶は「もうかりまっか?」「ぼちぼちでんなぁ」なの?等々。

    若かりし頃、東京に遊びに行ったとき、友人と大阪弁でしゃべっていると視線を感じたし…
    東京で就職した友人が帰省したさい、標準語でしゃべっていてビックリ。
    大阪弁は肩身が狭いと言っていたっけ…

    ダウンタウンが売れて、吉本印天然素材が売れて…
    大阪弁はとてもメジャーになったと勝手に思っています(笑)
    その一方で、大阪弁のイメージが独り

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    2016年09月06日
  • ヒーローインタビュー

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    今年のタイガースは金谷、もとい金本が監督になって変わるかなぁ。。。
    関西に住んでいれば、TVはニュースでもバラエティーでも取り上げるのはタイガースばかりなので、自然と親しみも湧こうというもの。
    毎年、今の時期は今年こそはの優勝を期待されながら、シーズン終盤にはダメ虎と嘆かれる。関西人の気持ちを弄びながら、そのダメさ故にか愛され続ける稀有な球団、阪神タイガース。
    そのタイガースに10年間在籍し、主に二軍で燻り続けた未完の大砲、仁藤全。
    彼に関わった人5人(全に惚れられた理髪師の女性、全をタイガースへ引っ張った老スコアラー、同期入団の主力投手、ライバルチームのベテラン投手、高校での野球部仲間)に対

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    2016年03月21日
  • ヒーローインタビュー

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    架空の選手、仁藤を取り巻くまるでノンフィクションのようなフィクション。リアリティーが凄く、筆者はこれを書くまで野球を知らなかったとは思えないほど。ヒーローになった人の「ヒーローインタビュー」ではなく、その人にとってのヒーロー」を聞く「インタビュー」。とても温かくて、また読み易く、良かった。

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    2015年09月07日
  • ヒーローインタビュー

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    阪神タイガースの一軍半の選手である仁藤。この選手について様々な人にインタビューをしていくという設定の小説。
    仁藤の思い人、担当スカウト、後輩投手、対戦相手のドラゴンズのベテラン左腕、高校時代のチームメイトなどの証言で仁藤という人物の人となりがわかってくる面白いものでした。
    設定なども実際のプロ野球のものをよく取り入れており、ドラゴンズのベテラン左腕なんて「山本昌」そのものだし、野球好きにも楽しめる作品でした。

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    2015年06月23日
  • 恋するあずさ号

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    働く女子へのエール。
    仕事に行き詰った時、ふっと、結婚しようかなあ…とか思ってしまうけれど。
    “この街で歳をとりたくない”
    介護を仕事としているからこそ、老い先の事も見えてしまう…
    人々は刺をまとい、人込みでちょっと立ち止まれば体当たりされ、ゆっくり歩くお年寄りは舌打ちされる。
    高遠の自然の中では、みんなのびのびとして、お年寄りは“守るべき弱者”というより、人生の先輩として学ぶべき人たちだ。
    そんな高遠の人たちに触れるうち、主人公も、自分の気持ちに自然であることを大切に思うようになる。

    仕事がつらい時は、ちょっと立ち止まって考えてみるのもいい。

    恋愛物ではあるけれど、介護の現場の問題点にも

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    2017年04月23日
  • 恋するあずさ号

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    日常の仕事や恋人から解放されたくて、とびのったあずさ号。高遠へたどり着き、自然や人々とのつながりを通じて、自分のやりたいことや生き方を考えていく。単行本の時のタイトルが「迷子の大人」だったそうですが、まさしく迷子の大人でした。梓の優柔不断さだったり、恋人との関係も何だかあっさり解決していってしまった部分は腑に落ちないけれど、軽く読めて、読後感もよかったです。胸キュンで甘酸っぱい感じもよかったです。気になる作家さんがまた一人増えました。

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    2015年04月13日
  • こじれたふたり

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    オール読物新人賞受賞作「虫のいどころ」を含む短篇集。フェチズムや変わった性癖がテーマだが、嫌らしい感じは全くなく、男女問わずお薦めできるコメディタッチの作品である。
    訳あり男女の異質な恋物語「かげろう稲妻水の月」と、切実な花粉症男の行動が面白い「虫のいどころ」は、タイトルの付け方の巧さが光る。これからも目が離せない作家さんの誕生である。

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    2014年03月15日
  • 崖っぷちの鞠子(まりこ)

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    崖っぷちの状態に置かれた女たちのハードボイルドな生き様が気持ちよく読める短編集。
    対の作品である「アップルロールの彼方へ」と「クロエ・クロニクル」がいい。ギリギリに追い込まれた女性の女しかできない決断力が、かっこよすぎる!
    坂井希久子さんは初読みだが、これからも期待します。

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    2013年09月14日
  • なずな蕎麦 花暦 居酒屋ぜんや

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    熊ちゃんよ、ようやく腹を括ったか!がんばれー
    お花ちゃん、みんなに思われて幸せだね。自分に自信もついてきたみたいだし、いい感じ!

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    2026年09月13日
  • 桜ちらし 花暦 居酒屋ぜんや

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    シリーズ第8弾。

    出産間近のお妙に代わって、ぜんやの台所を切り盛りするお花。
    いやーお花、成長したなぁ!
    昔みたいなグズグズしたかんじもなくなってきたし、自分の気持ちを口に出せるようになっているし、頼もしい。

    熊吉もお花もお年頃。
    なんだかモダモダしちゃいます。
    個人的にはこの二人は恋仲にはなってほしくないなぁ。

    あとは出産後のお妙さんの様子が気がかり。

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    2026年09月02日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    おひとりさまって、私は憧れるけれど、でも一人だからこその怖さや悩みなんかもすごくありのまま描かれていて、おひとりさまのリアルが見れた気がする。

    「週末の夜に」がとても心に残っていて、ひとりでいることを尊重し合いながら、語り合いたいときはちょうど良い距離にいてくれる、っていうその関係性に惹かれた。
    1人のほうが気楽でいい、でも誰とも関わりたくないわけじゃなくて。年齢を重ねるにつれ、互いの心地良い距離を大切にしつつ関わり合える、そんな関係性を築いていきたいなと思う。

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    2026年08月26日
  • 浅草観音裏小路

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    浅草の花街で芸者として生きる3人の女性たちの、悩みながらも頑張る日々を描いた作品。
    地方と呼ばれる演奏(三味線)者の真白、
    立方(踊り)の美鈴、半玉のきよ鈴。
    それぞれ斜陽産業の花街を憂いつつ、それでも好きで飛び込んだ世界を盛り立てようと頑張る。
    踊りが好きで三味線が好きで、自らにとってなくてはならないものになっている。
    そんな3人の姿を見ていると、花街の未来が明るいものであって欲しいと思う。
    芸者として一本筋の通った生き方をしている3人が清々しくて気持ちよく読めた。

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    2026年08月22日