坂井希久子のレビュー一覧

  • ヒーローインタビュー

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    今年のタイガースは金谷、もとい金本が監督になって変わるかなぁ。。。
    関西に住んでいれば、TVはニュースでもバラエティーでも取り上げるのはタイガースばかりなので、自然と親しみも湧こうというもの。
    毎年、今の時期は今年こそはの優勝を期待されながら、シーズン終盤にはダメ虎と嘆かれる。関西人の気持ちを弄びながら、そのダメさ故にか愛され続ける稀有な球団、阪神タイガース。
    そのタイガースに10年間在籍し、主に二軍で燻り続けた未完の大砲、仁藤全。
    彼に関わった人5人(全に惚れられた理髪師の女性、全をタイガースへ引っ張った老スコアラー、同期入団の主力投手、ライバルチームのベテラン投手、高校での野球部仲間)に対

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    2016年03月21日
  • ヒーローインタビュー

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    架空の選手、仁藤を取り巻くまるでノンフィクションのようなフィクション。リアリティーが凄く、筆者はこれを書くまで野球を知らなかったとは思えないほど。ヒーローになった人の「ヒーローインタビュー」ではなく、その人にとってのヒーロー」を聞く「インタビュー」。とても温かくて、また読み易く、良かった。

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    2015年09月07日
  • ヒーローインタビュー

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    阪神タイガースの一軍半の選手である仁藤。この選手について様々な人にインタビューをしていくという設定の小説。
    仁藤の思い人、担当スカウト、後輩投手、対戦相手のドラゴンズのベテラン左腕、高校時代のチームメイトなどの証言で仁藤という人物の人となりがわかってくる面白いものでした。
    設定なども実際のプロ野球のものをよく取り入れており、ドラゴンズのベテラン左腕なんて「山本昌」そのものだし、野球好きにも楽しめる作品でした。

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    2015年06月23日
  • 恋するあずさ号

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    働く女子へのエール。
    仕事に行き詰った時、ふっと、結婚しようかなあ…とか思ってしまうけれど。
    “この街で歳をとりたくない”
    介護を仕事としているからこそ、老い先の事も見えてしまう…
    人々は刺をまとい、人込みでちょっと立ち止まれば体当たりされ、ゆっくり歩くお年寄りは舌打ちされる。
    高遠の自然の中では、みんなのびのびとして、お年寄りは“守るべき弱者”というより、人生の先輩として学ぶべき人たちだ。
    そんな高遠の人たちに触れるうち、主人公も、自分の気持ちに自然であることを大切に思うようになる。

    仕事がつらい時は、ちょっと立ち止まって考えてみるのもいい。

    恋愛物ではあるけれど、介護の現場の問題点にも

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    2017年04月23日
  • 恋するあずさ号

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    日常の仕事や恋人から解放されたくて、とびのったあずさ号。高遠へたどり着き、自然や人々とのつながりを通じて、自分のやりたいことや生き方を考えていく。単行本の時のタイトルが「迷子の大人」だったそうですが、まさしく迷子の大人でした。梓の優柔不断さだったり、恋人との関係も何だかあっさり解決していってしまった部分は腑に落ちないけれど、軽く読めて、読後感もよかったです。胸キュンで甘酸っぱい感じもよかったです。気になる作家さんがまた一人増えました。

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    2015年04月13日
  • こじれたふたり

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    オール読物新人賞受賞作「虫のいどころ」を含む短篇集。フェチズムや変わった性癖がテーマだが、嫌らしい感じは全くなく、男女問わずお薦めできるコメディタッチの作品である。
    訳あり男女の異質な恋物語「かげろう稲妻水の月」と、切実な花粉症男の行動が面白い「虫のいどころ」は、タイトルの付け方の巧さが光る。これからも目が離せない作家さんの誕生である。

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    2014年03月15日
  • 崖っぷちの鞠子(まりこ)

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    崖っぷちの状態に置かれた女たちのハードボイルドな生き様が気持ちよく読める短編集。
    対の作品である「アップルロールの彼方へ」と「クロエ・クロニクル」がいい。ギリギリに追い込まれた女性の女しかできない決断力が、かっこよすぎる!
    坂井希久子さんは初読みだが、これからも期待します。

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    2013年09月14日
  • 浅草観音裏小路

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    浅草の花街で芸者として生きる3人の女性たちの、悩みながらも頑張る日々を描いた作品。
    地方と呼ばれる演奏(三味線)者の真白、
    立方(踊り)の美鈴、半玉のきよ鈴。
    それぞれ斜陽産業の花街を憂いつつ、それでも好きで飛び込んだ世界を盛り立てようと頑張る。
    踊りが好きで三味線が好きで、自らにとってなくてはならないものになっている。
    そんな3人の姿を見ていると、花街の未来が明るいものであって欲しいと思う。
    芸者として一本筋の通った生き方をしている3人が清々しくて気持ちよく読めた。

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    2026年08月22日
  • 大江戸ぐるまん 鰻番付

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    食べることが何より好きなお富美。
    嫁ぎ先で、ご飯を思い切り食べられないことに我慢できず、離縁されたが、生家は結納品問屋なので外聞が悪い。その上、読売に『大飯食ラフ嫁』と面白おかしく書き立てられてしまった。

    ある日、甘味好きのご隠居お薦めの店でとびきり美味な鰻飯に感動したお富美は、流行りの鰻番付にその店が載っていなかったことに憤慨。その番付は、味の良し悪しではなく、版元に払った金子の額で作られたのだ。
    「本当に美味しい店を、忖度なしで紹介したい!」と思いついたお富美に、ご隠居=切れ者の札差・鍵屋長次郎が協力を申し出て…


    坂井希久子さんの作品としては薄味で、軽〜〜い読み物。面白くないわけでは

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    2026年08月10日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    「女ともだち」をテーマにした短編小説集。森絵都さん、阿川佐和子さん以外は初めましての作家さん。
    共感もありながら、ちょっと切なくちょっとホラーで楽しかった。

    《印象に残ったところ》
    ・COPY 村山由佳
    まさかの結末。そちら側の方の気持ちは分からずしても想像するだけで苦しい。相手が友情の証として発する無邪気な言葉の一つ一つをどう受け取るのか、友達として関係を深めることと、自分の本当の気持ちをぶつけることへの矛盾をどう整理するのか、自問自答の日々なんだろうと思う。
    私は友情と愛情は全く別物だと考えているけど、もしその両方を感じる存在がいたとしたら、自分ならどう行動するのかなと考えた。
    我慢の末

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    2026年08月08日
  • 妻の終活

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    ネタバレ

    前半、主人公のあまりのダメっぷりに、こんな男いるんかーいと思いながら読んでいたのだが、
    よく考えると、本人の主観がついてくるからそう感じただけで、表面にあらわれている言動はほぼほぼうちの父(※故人)と同じなのであった…。
    それに気づいたころ、次女の方が「お父さんはそう教わってきたんだもんね」的なことを言ってて、たいへんにしんみりした。

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    2026年08月01日
  • なずな蕎麦 花暦 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    「居酒屋ぜんや」のセカンドシリーズ、“花暦 ”・第十弾。

    神田花房町代地にある居酒屋〈ぜんや〉を舞台にした人情噺、連作五話が収録されております。

    子宝を授かりたい女性たちの間で俵屋印の龍気養生丹(補養丹)が評判となり、着々と販路を広げて仕事が波に乗ってきた熊吉。
    実際に俵屋印の薬を服用して身籠った柳井家の嫁・お香さんがめでたく男子を出産し、柳井様も大喜びでしたね。
    さらに、なかなか体調が戻らず、心配されていたお妙さんも徐々に回復傾向にあってホッと一息・・。
    と思っていたところで、お花がまたもや拐かされてしまう事態に・・他の方も書かれていますが、「前にも拐われたことがあったけれど、またしても

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    2026年08月01日
  • 注文の多い料理小説集

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    「エルゴと不倫鮨」男たちの欲望を叶えるための超高級鮨屋に突如乱入したエルゴを付けた母親。展開が容赦なさすぎて笑った。「夏も近づく」冷たい水出し緑茶いいなぁ…「好好軒の犬」タイトルはメタファーかしら。誰かに考察してほしい。「色にいでけり」得体がしれない裕福な色男の依頼を、怪しいのひと言で断る賢い女の子、というシチュエーション何回でも読みたい。シリーズものかな?読みたいな。「味のわからない男」コントみたいなお話だった。「福神漬」タイムスリップ。「とっしりふわふわ」読後の多幸感!これもシリーズものかな。

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    2026年08月01日
  • ウィメンズマラソン

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    ネタバレ

    やはり妊娠出産というのは女性にとって嬉しいものではあるものの、女性自身のライフプランと沿わなかった場合葛藤の原因になんるんだな、と思ってしまった。特にそれがスポーツ選手であるなら、出産に伴う体型の変化は選手としてのプレースタイルに大きな影響を及ぼすと思った。耐え難い苦しみを与えたのも、そこから救い出してくれたのも子であるというのはなんだか難しいなと思った。マラソンへの思いが強く、1人で走っていた岸峰子をマラソンの呪縛から解放(という表現が正しいのかは分からないが)したのもまた子であった。最後、リオには出場できたのか、メダルは取れたのかはっきりと明記はされないというのが面白いなと思った。ただ、マ

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    2026年07月30日
  • 女ともだち

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    千早さん目当てで読んでみたけれど、あーそうそう、そうなんよ、、って共感するのもあれば、怖ー!ってのも、イラっとするわ〜ってのも。
    今の自分には阿川さんが1番しっくりきたかも。阿川さん他の本も読んでみよう。

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    2026年07月25日
  • おひとりさま日和

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    最近はずいぶんお一人様での生活を楽しんでる人達をよく見るようになって、うらやましく思うけど、それもやっぱり隣の芝生であって、きっとこんな風に感じることは色々あるんだろうなぁ。それでも自分の世話だけしていればよかったお一人様生活を知っている身としては、経験と貯金を積んだ今、戻りたい気持ちもある。

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    2026年07月21日
  • 注文の多い料理小説集

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    ネタバレ

    読まなかった話もあるが、概ねおもしろかった。特に一話目。女性と男性の視点の違いが面白い。次に最後の話。人生やりたいことがあったのに、気づけば全然違うところに来てしまうというのは、こういう感じだよねと共感できる。希望のある終わりも良かった。願わくば自分の人生もこうてありたい。

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    2026年07月18日
  • ほろよい読書

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    ショコラと秘密は彼女に香るがおもしろかった。サラーっと読める
    柚木麻子さんのはコロナ禍懐かしいてなった

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    2026年07月13日
  • なずな蕎麦 花暦 居酒屋ぜんや

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    お妙が復帰してひと安心、となったのもつかの間、またしても拐かされるお花
    誰が何のために?と先が読みたくなる展開と意外な(?)顛末
    熊吉の内心は二歩下がって一歩進んだ感じかな

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    2026年07月11日
  • ほろよい読書

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    個人的には「ショコラと秘密は彼女に香る」/織守きょうや と 「初恋ソーダ」/坂井希久子の2作が好みだった。食べ物の美味しさの表現は原田ひ香に勝るものはいないと思う。
    最近はあまり晩酌をしていないけど、家でゆっくりお酒を味わいたくなる1冊でした!

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    2026年07月09日