坂井希久子のレビュー一覧

  • ほろよい読書

    Posted by ブクログ

    読みやすい!短編がいくつも入っててお酒関係のお話なのでへーこんなお酒飲んでみたいとウキウキする。
    初めて読む作家さんもいたので、自分の好みが広がって良かった! 一作目のおしゃれな食べ物の描写がとても好み

    0
    2026年09月21日
  • 華ざかりの三重奏

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「老後」をぼんやりと意識する年代に。やりたいことやって悠々自適、なんて、憧れるけど、実際は?
    可南子がアパレルのプレスというキラキラ仕事ののちに、地方での女友達との共同生活という暮らしを選んだのは、さすがにそのまま真似したい!という選択肢ではなかったけれど。それでも、定年後も人との繋がりを大切に、心を開いておけば世代を越えて詠人のような男の子との交流が生まれたり、60からでも香織さんのような友達ができたりする。そして「オタク」つまり大好きなことがあるって、本当に大切だ。いくつになっても、楽しく生きていくことはできるんだろうなーと、前向きな気持ちになりした!

    0
    2026年09月21日
  • 朝日文庫時代小説アンソロジー 母ごころ

    Posted by ブクログ

    どの作品も母の愛と強さを表していて、何度も涙した。個人的には、高田在子さんと藤原緋紗子さんの作品が良かった。

    0
    2026年09月15日
  • なずな蕎麦 花暦 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    熊ちゃんよ、ようやく腹を括ったか!がんばれー
    お花ちゃん、みんなに思われて幸せだね。自分に自信もついてきたみたいだし、いい感じ!

    0
    2026年09月13日
  • 桜ちらし 花暦 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    シリーズ第8弾。

    出産間近のお妙に代わって、ぜんやの台所を切り盛りするお花。
    いやーお花、成長したなぁ!
    昔みたいなグズグズしたかんじもなくなってきたし、自分の気持ちを口に出せるようになっているし、頼もしい。

    熊吉もお花もお年頃。
    なんだかモダモダしちゃいます。
    個人的にはこの二人は恋仲にはなってほしくないなぁ。

    あとは出産後のお妙さんの様子が気がかり。

    0
    2026年09月02日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

    Posted by ブクログ

    おひとりさまって、私は憧れるけれど、でも一人だからこその怖さや悩みなんかもすごくありのまま描かれていて、おひとりさまのリアルが見れた気がする。

    「週末の夜に」がとても心に残っていて、ひとりでいることを尊重し合いながら、語り合いたいときはちょうど良い距離にいてくれる、っていうその関係性に惹かれた。
    1人のほうが気楽でいい、でも誰とも関わりたくないわけじゃなくて。年齢を重ねるにつれ、互いの心地良い距離を大切にしつつ関わり合える、そんな関係性を築いていきたいなと思う。

    0
    2026年08月26日
  • 浅草観音裏小路

    Posted by ブクログ

    浅草の花街で芸者として生きる3人の女性たちの、悩みながらも頑張る日々を描いた作品。
    地方と呼ばれる演奏(三味線)者の真白、
    立方(踊り)の美鈴、半玉のきよ鈴。
    それぞれ斜陽産業の花街を憂いつつ、それでも好きで飛び込んだ世界を盛り立てようと頑張る。
    踊りが好きで三味線が好きで、自らにとってなくてはならないものになっている。
    そんな3人の姿を見ていると、花街の未来が明るいものであって欲しいと思う。
    芸者として一本筋の通った生き方をしている3人が清々しくて気持ちよく読めた。

    0
    2026年08月22日
  • 大江戸ぐるまん 鰻番付

    Posted by ブクログ

    食べることが何より好きなお富美。
    嫁ぎ先で、ご飯を思い切り食べられないことに我慢できず、離縁されたが、生家は結納品問屋なので外聞が悪い。その上、読売に『大飯食ラフ嫁』と面白おかしく書き立てられてしまった。

    ある日、甘味好きのご隠居お薦めの店でとびきり美味な鰻飯に感動したお富美は、流行りの鰻番付にその店が載っていなかったことに憤慨。その番付は、味の良し悪しではなく、版元に払った金子の額で作られたのだ。
    「本当に美味しい店を、忖度なしで紹介したい!」と思いついたお富美に、ご隠居=切れ者の札差・鍵屋長次郎が協力を申し出て…


    坂井希久子さんの作品としては薄味で、軽〜〜い読み物。面白くないわけではないけど。
    一冊だけの読切だから、仕方ないか…

    0
    2026年08月10日
  • 女ともだち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「女ともだち」をテーマにした短編小説集。森絵都さん、阿川佐和子さん以外は初めましての作家さん。
    共感もありながら、ちょっと切なくちょっとホラーで楽しかった。

    《印象に残ったところ》
    ・COPY 村山由佳
    まさかの結末。そちら側の方の気持ちは分からずしても想像するだけで苦しい。相手が友情の証として発する無邪気な言葉の一つ一つをどう受け取るのか、友達として関係を深めることと、自分の本当の気持ちをぶつけることへの矛盾をどう整理するのか、自問自答の日々なんだろうと思う。
    私は友情と愛情は全く別物だと考えているけど、もしその両方を感じる存在がいたとしたら、自分ならどう行動するのかなと考えた。
    我慢の末に歪んだ愛情を露わにした玲。初めてにして最大の罪。きっとこれでハッピーエンドになることもなさそう、きっとまだまだ苦しい日々が続くのかな、と想像した。

    ・ト・モ・ダ・チ 坂井希久子
    ちょっと待って急にホラー。早苗は精神疾患?なのかもしれないけど。
    職場のお姉様方の会話や関係性が妙にリアル。女ってこういう会話をしながら結束を固めていくのよね、って悲しくなるくらいにリアル。
    そういえば昔Twitterに『新しい環境で妙に優しくしてくるような人には最大限警戒しろ』みたいな文章にとても賞賛の声が集まっていたのを思い出した。それってこういうことかしら。
    でも私の経験則だとアルバイト時代(10代)、異動(30代)のとき、めっちゃくちゃ親切にしてくれたお姉さん、その後も凄くいい人だったんだよ〜。だから人によるってことでいい?
    まぁでも、上手くやれる自信がないのなら職場での人間関係は希薄な方がいいよね、と再確認した作品(どんな作品)。

    ・こっちを向いて。額賀澪
    この中で一番好きな小説だった。
    志保の性格や考え方にすごく親近感を感じる。「どうしてそんなことでくよくよするの?」と言われるかもしれないけど、相手との今の関係値を崩したくない・相手は無理をしているかもしれないとか考えると動けなくなるよね。そして自己否定までがセット。全てが私すぎて、私が志保と友達になりたい。
    サービスエリアでメニューを選ぶその一瞬の描写でも、志保と駒木さんと春田のそれぞれの性格が出ていて面白かった。
    親友との関係性が少しだけ薄くなった?と自覚したタイミングでの出来事だったから、この一連の物語が余計に切なさを帯びている気がするけど、最後は親友のフェイスブックに勇気を出してコメントを残せた志保。私はその勇気を勝手に讃えたい。

    ・ブータンの歌 阿川佐和子
    ちょっとだけスッキリ感のある物語。全体的に最後がモヤっとする小説が多かったからこの章に少しだけ救われた。
    自分にとってのヒーローの行動、自分は覚えていてもヒーロー側は覚えてなかったりするよね。私も過去に自分のことを助けてくれた友達に、最近改めてそのことのお礼を言ったら、「そんなことあったっけ?」と言っててびっくりした。私はずっと忘れないよ。ブータンも万里に再会できて本当に嬉しかったんだろうな。

    『今、自分が置かれている境遇に似た人と仲良くなる。女がともだちを作るときの条件は、基本的にそこにある。』
    -ここから始まる一節は、切なくも全て真実だと頷きながら読んでいた。女友達は移ろいゆく。でもそれでいいんじゃない?と最近は思う。どこかで境遇や性格が変わって、また交わるかもしれないし。大切な思い出だけは忘れないように。あのとき支えてくれたこと、朝まで飲んで笑ったこと、傷つけるような言葉を言ってしまったこと、言われたこと。全ては難しくても、できるだけ当時の温度そのままに、大事に心に留めておきたい。少なくとも、その時の私を象ってくれたのはその時代の友達だと思うから。お互いの過去に少しでもそんな記憶が残っているのならば、それは十分幸せなことだよね。

    《メモ》
    短編小説って読むのは易しくても感想をまとめるのがめちゃくちゃ難しい。一小説読み終わったら、その都度ペンを取るべきか?
    職場での人間関係や友達関係、ママ友との関係など、自分を取り巻く色々な人との関係値や過去の出来事を振り返りながら読んでいた。その上で改めて、私って人間関係得意な方じゃなさそう。
    登場人物たちの、真っ直ぐに友情を信じる気持ちや、嫉妬で歪んでしまう気持ち、関係がグラついて自信がなくなってしまう気持ち、仕方ないから現状維持で!と開き直る気持ち、、etc全てに共感できた。私もちゃんと女してるってことね。
    今は正解は分からなくても、それでも日々考えて考えての現状なのだから仕方ない。答え合わせはおばあちゃんになったときなのかな。それまで、私は今自分が大切にしたい人との関係や思い出を必死になって(もうこれが無理しているのかな?)守っていこうと思う。これが今の私の最適解です!

    0
    2026年08月08日
  • 妻の終活

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前半、主人公のあまりのダメっぷりに、こんな男いるんかーいと思いながら読んでいたのだが、
    よく考えると、本人の主観がついてくるからそう感じただけで、表面にあらわれている言動はほぼほぼうちの父(※故人)と同じなのであった…。
    それに気づいたころ、次女の方が「お父さんはそう教わってきたんだもんね」的なことを言ってて、たいへんにしんみりした。

    0
    2026年08月01日
  • なずな蕎麦 花暦 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「居酒屋ぜんや」のセカンドシリーズ、“花暦 ”・第十弾。

    神田花房町代地にある居酒屋〈ぜんや〉を舞台にした人情噺、連作五話が収録されております。

    子宝を授かりたい女性たちの間で俵屋印の龍気養生丹(補養丹)が評判となり、着々と販路を広げて仕事が波に乗ってきた熊吉。
    実際に俵屋印の薬を服用して身籠った柳井家の嫁・お香さんがめでたく男子を出産し、柳井様も大喜びでしたね。
    さらに、なかなか体調が戻らず、心配されていたお妙さんも徐々に回復傾向にあってホッと一息・・。
    と思っていたところで、お花がまたもや拐かされてしまう事態に・・他の方も書かれていますが、「前にも拐われたことがあったけれど、またしても!?」とハラハラさせられましたね。
    でも、彼女を助け出すために熊吉をはじめ、〈ぜんや〉の馴染み客の旦那衆や只次郎たちが一丸となって尽力する姿に、お花が周りの皆にどれだけ大切に思われているか実感した次第です。
    特に熊吉!
    ――“お花か出世か、出世かお花か。
    そんなもん、どっちも選びゃあいいんだ。”――
    いいね~、そうこなくっちゃ!

    そして、拐われた先で、自分が頼りにしている「七つ道具」の面々が助けに来てくれると信じて動じない強さをみせていたお花が、助けにきた熊吉を前に思わず号泣してしまった場面では思わず口が綻んでしまいました。

    ということで、今回も江戸の美味しい料理の数々と、そこに織りなされる温かい人情をたっぷりと味合わせていただきました。

    これからも、若者ふたりの成長を見守っていきたいですね~♪

    0
    2026年08月01日
  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ

    「エルゴと不倫鮨」男たちの欲望を叶えるための超高級鮨屋に突如乱入したエルゴを付けた母親。展開が容赦なさすぎて笑った。「夏も近づく」冷たい水出し緑茶いいなぁ…「好好軒の犬」タイトルはメタファーかしら。誰かに考察してほしい。「色にいでけり」得体がしれない裕福な色男の依頼を、怪しいのひと言で断る賢い女の子、というシチュエーション何回でも読みたい。シリーズものかな?読みたいな。「味のわからない男」コントみたいなお話だった。「福神漬」タイムスリップ。「とっしりふわふわ」読後の多幸感!これもシリーズものかな。

    0
    2026年08月01日
  • ウィメンズマラソン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やはり妊娠出産というのは女性にとって嬉しいものではあるものの、女性自身のライフプランと沿わなかった場合葛藤の原因になんるんだな、と思ってしまった。特にそれがスポーツ選手であるなら、出産に伴う体型の変化は選手としてのプレースタイルに大きな影響を及ぼすと思った。耐え難い苦しみを与えたのも、そこから救い出してくれたのも子であるというのはなんだか難しいなと思った。マラソンへの思いが強く、1人で走っていた岸峰子をマラソンの呪縛から解放(という表現が正しいのかは分からないが)したのもまた子であった。最後、リオには出場できたのか、メダルは取れたのかはっきりと明記はされないというのが面白いなと思った。ただ、ママ友との会話からリオで金メダルを取ったんだろうな〜というのは推察されるけど。
    あと、愛知県民出身の私にとって名古屋ウィメンズマラソンの風景が描写されるのはなんだか不思議な心地がして面白かった。この場所知ってる!を小説を読んで体験するとは思わなかったな〜。9月がたしかウィメンズの募集開始で、3月に実施だったかな?友達に誘われているしせっかくだから走ってみようかなと思ってみたり。

    0
    2026年07月30日
  • 女ともだち

    Posted by ブクログ

    千早さん目当てで読んでみたけれど、あーそうそう、そうなんよ、、って共感するのもあれば、怖ー!ってのも、イラっとするわ〜ってのも。
    今の自分には阿川さんが1番しっくりきたかも。阿川さん他の本も読んでみよう。

    0
    2026年07月25日
  • おひとりさま日和

    Posted by ブクログ

    最近はずいぶんお一人様での生活を楽しんでる人達をよく見るようになって、うらやましく思うけど、それもやっぱり隣の芝生であって、きっとこんな風に感じることは色々あるんだろうなぁ。それでも自分の世話だけしていればよかったお一人様生活を知っている身としては、経験と貯金を積んだ今、戻りたい気持ちもある。

    0
    2026年07月21日
  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読まなかった話もあるが、概ねおもしろかった。特に一話目。女性と男性の視点の違いが面白い。次に最後の話。人生やりたいことがあったのに、気づけば全然違うところに来てしまうというのは、こういう感じだよねと共感できる。希望のある終わりも良かった。願わくば自分の人生もこうてありたい。

    0
    2026年07月18日
  • 江戸彩り見立て帖 天地をつなぐ

    Posted by ブクログ

    いつも朗らかな塚田屋のお内儀、お春の様子が
    おかしい。これまでと何かが違うと気を揉むお彩。
    そんな折、お春の生け花の師匠に色見立てを頼まれる。
    一方、お伊勢の祝言の日も近づいてきて…。

    0
    2026年09月06日
  • ほろよい読書

    Posted by ブクログ

    ショコラと秘密は彼女に香るがおもしろかった。サラーっと読める
    柚木麻子さんのはコロナ禍懐かしいてなった

    0
    2026年07月13日
  • なずな蕎麦 花暦 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    お妙が復帰してひと安心、となったのもつかの間、またしても拐かされるお花
    誰が何のために?と先が読みたくなる展開と意外な(?)顛末
    熊吉の内心は二歩下がって一歩進んだ感じかな

    0
    2026年07月11日
  • ほろよい読書

    Posted by ブクログ

    個人的には「ショコラと秘密は彼女に香る」/織守きょうや と 「初恋ソーダ」/坂井希久子の2作が好みだった。食べ物の美味しさの表現は原田ひ香に勝るものはいないと思う。
    最近はあまり晩酌をしていないけど、家でゆっくりお酒を味わいたくなる1冊でした!

    0
    2026年07月09日