坂井希久子のレビュー一覧

  • さらさら鰹茶漬け 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    往来を歩いていた只次郎が、倒れた少女を介抱します。
    少女の瘦せた体と、歳に似あわない拙い言葉に、只次郎は虐待を疑います。
    少女の名は、お花。
    お花を救うため奔走する只次郎、お妙の両親と良人を殺した黒幕と対峙、お妙との仲は?
    林檎煮、納豆、赤鱏の刺身、鰹茶漬け。
    ついに人情時代小説、大団円です。
    このシリーズ、本当に面白かった。

    0
    2022年03月09日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    シリーズ2冊目。出てくる料理がどれも美味しそうで、こんな居酒屋が身近にあったらなと思う。
    美人の後家若女将に惹かれる人達が、この居酒屋に集まってくるが、中には違った感情を持つ人も。前作で襲ってきた隣の駄染屋や、それを唆した大家の婆さん、何やら怪しげな旗本、妻も妾もいる奉行所の与力とか。良い人達だけでは筋は面白く無いのかも知れないが、それにしても悪人らしき人の多いこと。

    0
    2022年02月15日
  • さらさら鰹茶漬け 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    居酒屋ぜんや 最終巻

    只次郎は、道でいきなり倒れた少女「お花」を介抱した。
    痩せた身体と、所々にある痣を見て、虐待を疑う。

    前巻で、ようやく結ばれたお妙との仲は、何故かぎこちなく、思い切って、夫婦になって欲しいとの申し出も、あっさり断られてしまう。

    お妙の両親と夫、それに、鶯の糞買いの又三を殺した黒幕を、ようやく見つけたが、あまりの大物に、手出しが出来ず、旦那衆もお妙も皆「忘れよう」と決めたところが、当の黒幕・徳川民部卿治済から、只次郎は、呼び出される。

    お妙の両親の仇と解りつつ、一矢も報えなかったと、悔しがる只次郎。
    だが、商人となり、江戸の町に、国中に金を回して、世の中を変えてみせ

    0
    2022年02月01日
  • ほろほろおぼろ豆腐 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    居酒屋ぜんやシリーズ 9

    火事にあった翌年、神田花房町代地に「ぜんや」が再建された。
    只次郎のアイデアで、旦那衆が、資金を出し、利益を配当するシステムにした。
    事業投資型クラウドファンディングとでも言えば良いのか。

    一方、只次郎は、新ぜんやの隣に「春告堂」という名前で、新しく商いを始める事になった。
    鶯稼業の傍ら、商い指南も初めた。

    ある日、ひょんな誤解から、お妙と只次郎がとうとう結ばれた。
    只次郎の母親が、お妙に、何やら身分違い的な釘を刺してはいたが、お妙の決心は、変わらなかった。

    只次郎は、以前からの気掛かりである、お妙の両親が殺された訳を調べる為、久世丹後守と会う。
    お妙の父には

    0
    2022年02月01日
  • とろとろ卵がゆ 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    居酒屋ぜんや シリーズ 8

    神田花房町で、亡き夫が残した居酒屋「ぜんや」を切り盛りするお妙。
    小十人番士の旗本の次男坊・林只次郎とは、かれこれ、三年近い付き合いになる。

    駿河町の大店・三河屋との縁談が立ち消えて、不安定な立場でありながらも、只次郎は、以前よりも、腰が据わった様子。
    最近は、お妙に対する好意も、誤魔化そうとせず、開き直っている。

    贔屓の旦那衆と、紅葉狩りに行く予定の前日、湯島の無縁坂から出た家事により、神田花房町界隈は、丸焼けになる。

    命からがら逃げた、お妙と只次郎。
    お妙は「ぜんや」が焼ける炎を見て、両親が、火事で死んだ真相を、思い出した。

    呆けてしまうお妙を、力づけ

    0
    2022年01月30日
  • ふうふうつみれ鍋 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    居酒屋ぜんや シリーズ7

    小十人番士の旗本の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育するのが得意で、その謝礼で一家を養っていた。

    林家の長男が、家督を継いで、両親が、只次郎の部屋に移ってきたため、只次郎は、家を出て、ぜんやの裏長屋に越してきた。

    心配の種であった、ルリオの後継問題も、雛が成長し、美しい声色で歌い始め、一段落した。

    そんな只次郎に、縁談が舞い込んできた。
    一年前に、彼を見初めた、大店「三河屋」の娘、お浜の婿にと望まれたのだ。

    お妙への想いと商人になりたいという、夢を天秤にかけたまま、どちらも決めかね、揺れ動く只次郎。

    ようやく、心を決め、お妙に、想いを打ち明けようと

    0
    2022年01月15日
  • すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     坂井希久子さんの「居酒屋ぜんやシリーズ」が「花暦 居酒屋ぜんやシリーズ」として新装開店とのこと。「すみれ飴」、2021.10発行、菫(すみれ)の香、酒の薬、枸杞(くこ)の葉、烏柄杓(からすびしゃく)、夏土用の5話。お妙と只次郎は夫婦になって5年、鼻のよく利くお花14歳を養女にして3年という設定でスタート。居酒屋のぜんやと鶯の春告堂は隣り合わせ。俵屋の手代熊吉18歳とお花の仲がこれから深まっていきそうな気配が。

    0
    2022年01月09日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

    Posted by ブクログ

    有能な摺師だった父親の下で育ったお彩、小さい時から絵をみて育ったので色彩感覚は並外れていた。
    そんな彼女が火事の為視力を失った父親の面倒をみながら、暮らしているところから始まったお話。
    京男、右近からの難題をこなしながらお話は進んでいく。
    と思ったら、終わり方は唐突だったのに驚きました。
    新シリーズ開始という事で次作を待ちます。

    0
    2021年12月15日
  • あったかけんちん汁 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    居酒屋ぜんや シリーズ6

    小十人番士の旗本の次男・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育し、その謝礼で一家を養っている。
    只次郎が一方的に憧れているお妙は、亡き良人・善助が残した居酒屋「ぜんや」を切り盛りしている。

    その「ぜんや」の用心棒に納まっている・草間重蔵は、はたして、お妙の良人殺しに関係しているのか、そもそも、天明の打ち壊しを先導した人物なのか。

    一方、只次郎は、飼い鶯・ルリオの美声を引き継ぐべき雛たち、3羽とも、歌が下手で
    「ホーホケキョ」ではなく「オゲチョ」としか聞こえず、この分だと、今年中にも、廃業の憂き目に遭うかも知れないと、心穏やかではない。

    善助殺しの全貌が、いよいよ明

    0
    2021年12月14日
  • つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    居酒屋ぜんや シリーズ5

    林家の次男・只次郎は、居酒屋「ぜんや」の美人女将・お妙に、一方的に、想いを寄せている。
    最近、恋敵が現れ、心穏やかではない。

    好事家の飼い鶯に、愛鳥ルリオが歌を教えるその謝礼によって、百俵十人扶持の林家の台所は支えられている。
    ルリオに五羽の子ができた。そのうち、三羽が雄で、ルリオの後継鶯として期待されるが、喉がまだできておらず、美声を受け継いでいるかどうかわからない。

    一方、「家事で二親を亡くした時に、駆けつけてくれたのが、早すぎる」と、亡き夫であった善助が、何者であったのかと、今更ながら気になり出したお妙。

    ひょんな事から、医者をしていたお妙の亡き父親と

    0
    2021年11月30日
  • さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    居酒屋ぜんや シリーズ4

    小十人番士の旗本の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育して、その謝礼で一家を養っている。

    只次郎は、居酒屋「ぜんや」の料理上手で美人女将・お妙に、密かに恋焦がれている。

    只次郎の父の上司であった佐々木が、預かり先で亡くなり、駄染め屋も、速やかに処刑されて、お妙に目をつけて、殺人まで起こさせた訳を追う事ができなくなった。

    「ぜんや」で、酔客と揉めた際に、お妙を助けてくれた浪人・草間重蔵が気になり、お妙は、店の用心棒として雇うことにした。

    お妙の重蔵に対する気持ちが、気になる只次郎。

    豆腐尽くし、鰹尽くしと、美味しそうな料理がやたら出てくる。

    やはり、

    0
    2021年11月27日
  • ほろよい読書

    Posted by ブクログ

    「お酒」を題材にしたアンソロジー5作。

    ・織守きょうや「ショコラと秘密は彼女に香る」
    チョコレートボンボンに思い入れがありげな伯母を探る姪っ子は、その人物に会いに行く。

    ・坂井希久子「初恋ソーダ」
    果実酒作りが好きなキャリアウーマンの話

    ・額賀澪「醸造学科の宇一くん」
    実家を継ぐのが既定路線の酒造の一人娘は自分の将来に悩んでいて…

    ・原田ひ香「定食屋「雑」」
    夫の好きな食事が許せない妻は離婚を切り出される。

    ・柚木麻子「bar きりんぐみ」
    コロナ禍で昔の同級生からオンライン飲み会を依頼されたバーテンダー。

    お酒がスパイス的に、過去だったり、これからだったりを見つめ直すきっかけにな

    0
    2025年06月27日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

    Posted by ブクログ

    色彩検定を受けてすぐ読んでみたので、慣用色名が色々出てきて、お、となった。ボリュームの割にはストーリーが浅く、ネタ不足感が否めない。

    0
    2021年11月21日
  • ころころ手鞠ずし 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    居酒屋ぜんや シリーズ3

    小十人番士の旗本の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育して、その謝礼で、一家を養っている。
    一方的に憧れている、居酒屋「ぜんや」の女将のお妙は、美人で、料理上手。

    行方不明になっていた、糞買いの又三が、心中に見せかけて殺された。
    犯人として、駄染め屋が捕まり、只次郎の父親の上司である佐々木の命令であったと、白状する。

    駄染め屋が、佐々木から、お妙を見張るように言われていたと言う謎が残る。

    只次郎とお妙の相手を思いやる、ぎこちなさが、微笑ましい。

    0
    2021年11月18日
  • 女ともだち

    Posted by ブクログ

    このアンソロジー、構成がうまい!!!!

    最初は女友達という独特の
    ヒリヒリ感、もやもやしたもの、
    縛り縛られる逃げられない女の友情の話しで
    グッと掴まれる
    ここまでは無いものの、やっぱり時には
    面倒くさい、共感できる部分についつい入り込む

    そこからだんだんと
    でもやっぱり女の友情っていいよなぁというお話しが
    特に最後の森絵都さんのお話がすごく好きだった

    女友達は脆くて危ういけど
    どうしようもなく男にはわからない無敵なものだ、ともおもった

    0
    2021年11月16日
  • すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    時代小説ならではの人情もの。
    お花ちゃんの心の葛藤や、不器用なところなど、少しづつほどけていくといいなぁと、温かく見守りたくなります。

    0
    2021年11月15日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    居酒屋ぜんや シリーズ2

    小禄旗本の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育する事で、生計を立てている。
    目下の所、鶯たちの師匠役となる・ルリオの後継のことで、頭を悩ませている。

    その只次郎が密かに想いを寄せている居酒屋「ぜんや」の美人女将・お妙が作る、料理は、季節感が溢れて、実に美味しそう。

    只次郎の父の上司で、無理難題を持ちかける・佐々木
    お妙を襲った駄染め屋
    5ヶ月間も姿を見せない糞買いの又三
    この三人の関係は?

    只次郎の姪のお栄が、とても可愛い。

    0
    2021年11月14日
  • すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    お花と熊吉、主人公が代替わりしました!悩むお花の内面が描かれているけど、昔はお妙さんもかなりの心の傷を抱えていたわけで、お勝さんが二人は似ていると言っていたけど、お花も少しずつ幸せになっていいんだと思えるようになってほしい。続きが楽しみです。

    0
    2021年10月31日
  • 泣いたらアカンで通天閣

    Posted by ブクログ

    居酒屋ぜんやシリーズで知った坂井さん、
    独特の湿り気が感じて好きだけど、こてこての大阪弁が渦巻くこと作品は面白いけれど、ちょっとクドイ感も…。
    面白いお話であることには変わりありません。

    0
    2021年10月26日
  • すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや

    Posted by ブクログ

    養い子のお花は、引き取ってくれたお妙と只次郎の
    役に立ちたいと願う。一方、かつてお妙と只次郎の
    世話になった薬問屋の小僧・熊吉は手代へと
    昇進していて…。若い2人の成長を瑞々しく描く
    人情時代小説。

    0
    2021年12月13日