坂井希久子のレビュー一覧

  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

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    内容(「BOOK」データベースより)
    寛政三年弥生。預かった鴬を美声に育てて生計を立てる、小禄旗本の次男坊・林只次郎は、その鴬たちの師匠役となる鴬・ルリオの後継のことで頭を悩ませていた。そんなある日、只次郎は、満開の桜の下で得意客である大店の主人たちと、一方的に憧れている居酒屋「ぜんや」の別嬪女将・お妙が作った花見弁当を囲み、至福のときを堪能する。しかし、あちこちからお妙に忍びよる男の影が心配で…。桜色の鯛茶漬け、鴨と葱の椀物、精進料理と、彩り豊かな料理が数々登場する傑作人情小説第二巻。

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    2023年03月10日
  • ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや

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    家禄を継げない武家の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育するのが得意で、それを生業とし家計を大きく支えている。ある日、上客の鶯がいなくなり途方に暮れていたときに暖簾をくぐった居酒屋で、美人女将・お妙の笑顔と素朴な絶品料理に一目惚れ。青菜のおひたし、里芋の煮ころばし、鯖の一夜干し……只次郎はお妙と料理に癒されながらも、一方で鶯を失くした罪責の念に悶々とするばかり。もはや、明日をも知れぬ身と嘆く只次郎が瀕した大厄災の意外な真相とは。美味しい料理と癒しに満ちた連作時代小説、新シリーズ開幕。

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    2023年03月07日
  • セクシャル・ルールズ

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    社労士事務所を経営し、大黒柱として家計を担う
    麻衣子と専業主婦の耀太。しかし2人は離婚する
    ことに。だが、麻衣子には育児、耀太には再就職と
    いう高い壁が立ちはだかっていて…。

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    2023年03月27日
  • 妻の終活

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    ずっと仕事ばかりしてきた夫が、妻の余命と向き合い、寄り添って自分を見つめ直すストーリー

    逃れられない別れに、泣いたりしながらも最後を迎え、乗り越えようとしている家族
    近しい人との死、考えたくないな

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    2023年02月23日
  • 江戸彩り見立て帖 朱に交われば

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    貧乏長屋に暮らすお彩。父は腕のいい摺師だったが、火事で視力を失い、許婚も彼女のもとを去り、独り身で父の面倒を見ながら暮らしている。
    彼女には天性の鋭い色彩感覚があり、ひょんなことからお彩のその才能を知った謎の京男・右近に色にまつわる無理難題を持ち込まれることとなる。
    右近の正体は、呉服屋を営む塚田屋の妾腹の三男坊。強引な右近に押し切られ、呉服の色見立てを始めたお彩のもとには、今日も様々な相談事が舞い込んでくる。
    しかし、弟を目の敵にしている塚田屋の主人は、お彩が新しい流行り色をつくりだせなかったら、右近を江戸から追い出すと告げる──。

    江戸の色彩感覚の豊かさや奥深さに驚かされ、文化や芸能と密接につながる色の名前の数々は眺めているだけでも飽きません。
    色のことになると寝食忘れるお彩と、煮ても焼いても食えない京男の右近、凸凹コンビの二人のやり取りがたまりません。
    右近の知られざる生い立ちや素顔も明らかになり……ちょっと切ない気持ちにもなります。

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    2023年02月19日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    ネタバレ

    色彩にするどい感覚を持つ主人公の彩。その才能を見出し、嫌がる彩をありとあらゆる手段を使って説得し、色の見立てをさせる右近。

    生きる屍になっていた彩の父親のために、右近は仕事を斡旋し、父親の信頼も得ていきます。

    外堀から埋めていくような右近の行動は、見事でした。

    最後に右近の正体がわかり、彩は正式に色の見立ての仕事を依頼されます。

    どのような見立てをするのか、続編の『朱に交われば』を読むのが楽しみです。

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    2023年02月15日
  • 若旦那のひざまくら

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    長谷川芹は百貨店に勤めるアラフォー。
    彼女が惚れたのは、一回りも下の、京都老舗の御曹司だった!
    結婚を目指すも、両親に拒まれ、若く美しきライバルに翻弄される。
    それでも彼と一緒になるため、イケズなあいつらになんて負けないと誓うが――
    人情小説の名手がおくる、西陣を舞台に織りなされる愛と着物の感動物語!

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    2023年02月13日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    江戸時代は、洗練された美意識と、繊細な色彩感覚が頂点に達した時代でした。
    もしも、江戸にカラーコーディネーターがいたら……?
    お彩の父親は腕のいい摺師でしたが、火事で視力も、仕事場も失ってしまいます。
    盲いた父の面倒を見ながら貧乏長屋で暮らしているお彩。
    婚約者との縁談も流れ、粗末な木綿の着物に身を包んでいますが、お彩には、天性の鋭い色彩感覚があるのでした。
    そこに目をつけたのが、謎の京男、右近。
    一本気なお彩に邪険のされながらも、懲りずにまとわりつく右近は、お彩に次々と色に関する難題を持ち込みます。
    そして、“江戸のカラーコーディネーター”、お彩の活躍が始まります!
    着物や芸能にも詳しい坂井さんならではのエピソードや、
    色や柄にまつわる知識も満載。
    例えば鼠色だけでも、これだけ種類があるのか!と驚かされます。
    ※お彩はお蔦の顔と見比べながら、帳面をめくっていく。
    白鼠、銀鼠、藤鼠、湊鼠、錆青磁、柳鼠──。(中略)
    「あっ!」
    唐突に、記憶の糸が張り詰めた。
    一枚の錦絵がするすると、脳裏に引き出されてくる。(本文より)
    新作菓子の意匠から花魁の仕掛けの図案まで、豊かな色彩溢れる江戸のカラーコーディネーターとして活躍するお彩の人情物語。

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    2023年02月13日
  • ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや

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    「居酒屋ぜんや」のセカンドシリーズ、“花暦 ”・第三弾。

    美人女将・お妙の作る美味しい料理が魅力の居酒屋〈ぜんや〉を舞台に、お妙と只次郎の養女・お花と薬種問屋〈俵屋〉に奉公する熊吉を中心に描かれる、連作五話が収録されています。

    新シリーズになって、お花と熊吉という若い二人がメインの話になっているのですが、お花がネガティブすぎるのと(被虐待児だから仕方ないのですけど)、前巻では熊吉が同僚から妬まれて嫌がらせを受けたりと、読んでいてしんどくなることが多いな・・と感じています。
    なのでお妙の作るお料理と、それを美味しそうに食べる只次郎の存在がある意味オアシスのようになっていますね。
    今回は、熊吉の声色を真似て〈俵屋〉に押し込みを働こうとする窃盗団が現れたり、お花が実母のお槙と再会してしまったりと、またまたメインの二人の心をザワつかせる展開になっております。
    とりわけ、自分を虐待した挙句捨てたお槙に対する複雑な思いを一人で抱え込んで、彼女と会っている事を秘密にしてしまうお花の姿に、じれったさを感じてしまいました。
    結果、それが原因で〈ぜんや〉に集まった旦那衆の命が危なかった訳ですし・・・。
    今回の押し込み未遂と、お槙と関わりがあるのか、そして“熊吉の友人”と偽って、お花に猛毒“附子”を渡した青年は、前巻で姿を消した“アイツ”なのか・・。
    すごく気になるところで、終わってしまいました。
    次巻が出るまで待ちきれない気持ちです~。

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    2023年02月07日
  • 妻の終活

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    父母ともに地方の農家の生まれで、祖父母の世代には古い考えが色濃く残る環境でした。ただこの世代の方たちは、かつての時代の環境も、時代とともに変わった今の環境も見ていると思います。祖父母にお互いがどんな存在だったのか聞いてみたくなりました。
    長年連れ添った家族や友人とは、愛が、心が通い合っているとはいえ、改めて相手のことを考え、想いを伝えあうことは素敵だなと思います。

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    2022年12月31日
  • 市松師匠幕末ろまん 黒髪

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    三味線の音色が聴こえてきそうな幕末ろまんの江戸市井の人々の暮らしが見えてくる。三味線と師匠市松とおりんの関係、そしてミステリー仕立ての時代小説の新しいシリーズの誕生あなたも読んでロマンを感じて下さい。

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    2022年12月19日
  • ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや

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    お母さん問題が出てくるなんて、思っていませんでした。。二人(二組?)の恋の行方もどうなるんでしょう?次巻が楽しみです。

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    2022年12月10日
  • ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    毎度言ってる気がするが、また新しいシリーズものに手を出してしまった…
    でも面白かったし、続きが楽しみです。
    江戸時代、確かに朝に炊いて夜は冷飯だろうなとか、昔の食の常識についてもハッとさせられることたびたび。

    只次郎さんは利口な方ですね。うつけのフリができるのは本当に利口な方だけだと思います。器の小さい人間は誇示しようとしてしまうものだものなぁ…と反省。

    ご飯がどれも美味しそうだったので次回も楽しみです。

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    2022年11月20日
  • ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや

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    ようやく道が開けてきたかに見えた熊吉とお花に
    新たな災難が。押し込み未遂騒動、会いたくない
    人との再会…。それでも2人は美味しい料理と
    温かい周囲の目に守られ、前を向く!

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    2022年12月30日
  • 雨の日は、一回休み

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    本書のタイトルと、第一話「スコール」、以下「時雨雲」「涙雨」「天気雨」「翠雨」というタイトルからこんな内容は想像出来なかった。
    各話とも、所謂昭和のオヤジ像を引きずった、又はジェンダーによる男女差別を本音の部分では否定出来ないオヤジ達のお話。
    其々、最後は僅か乍も時代の変化に近付こうと変わっていく姿も描かれて救われる。
    第四話の、中年派遣男性がSNSで女子高生になりすまし、それがバレて高校生らに脅される話に出てくる「さなたん」(なりすまされたJK本人)の、あっけらかんとしながらも、回りの仲間に流されない核を持った「若い女に特有の不寛容さがない」「フラットさ」が清々しい。

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    2022年11月11日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    坂井希久子新シリーズ
    今度は江戸版カラーコーディネーター
    なるほど〜色々読んできたけど初めての設定(°▽°)

    摺師の親方だった父親が火事で視力を失う。
    弟子達は父親を見捨てて居なくなり、人を信じられなくなった「お彩」は酒浸りの父親と二人貧乏長屋で必死に頑張ってきたが…

    そんな彼女は天性の鋭い色彩感覚を持っていた!
    面白い!今までにない設定だ!

    第一巻はお彩に何故か絡む謎の京男・右近とのカラーコーディネートの小手調べ的なお話で終わり。
    今後面白くなる予感がします(〃ω〃)

    でも本がウスっ!物足りないわ(*´-`)

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    2022年11月01日
  • 雨の日は、一回休み

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    「もう別れてもいいですか」で
    奥様の愚痴を山ほど聴いた。
    昔、亭主元気で留守がいい、と聞いた時は
    可哀想とも思ったが
    夫源病という言葉もあるように
    奥さま、大変ね、と腹立たしさを
    共有できるところもある。

    これは、
    そんなふうに言われるおじさま達の心情、、
    こちらはこちらで、
    旦那さま、大変ね、だ。

    まぁ、一杯、と
    赤ちょうちんに寄りたくなる気持ちを思うと
    切なさが溢れてくる。
    武士は食わねど高楊枝、な毎日だよね。
    背中で泣いてるおじさん、
    応援してるよぉ〜

    で、この本の著者は女性です、う〜む、、

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    2022年10月05日
  • ふうふうつみれ鍋 居酒屋ぜんや

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    三河屋の入り婿にどうか、と見染められた只次郎。もともと鶯の飼育にとどまらない生来の商売上手であり、双方にとって悪くない良縁なのだが、一方でままならぬ腐れ縁?もあるのだった。

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    2022年09月13日
  • すみれ飴 花暦 居酒屋ぜんや

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    「居酒屋ぜんや」“花暦 ”という事で、新シリーズにて再始動。

    只次郎とお妙夫婦の養女となったお花の視点と、薬種問屋「俵屋」の手代になった熊吉の視点が、交互に展開する構成です。

    前シリーズから5年後の設定で、お花は14歳、熊吉は18歳になりました。
    実母から虐待&ネグレクトされた上に捨てられたことがトラウマになっているお花は、自己否定が強すぎて、お妙達に嫌われたくないと常に思い詰めている状態です。
    一方、熊吉も手代に出世し、主人からも期待されているものの、先輩や同僚から妬まれて、そのストレスからでしょうか、時折胃が痛くなっている様子。
    相変わらずお妙さんの料理は美味しそうで、常連の皆さま&只次郎が舌鼓を打っている様子は、読んでいてほっこりします。
    升川屋とお志乃さんの息子・千寿や、おえんの娘・おかや等、前シリーズで生まれたばかりだった子らが成長しているのも眩しいですね。
    お花は内面に、熊吉は外側にそれぞれ悩みを抱えていますが、彼らの成長を見守りたいです。

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    2022年06月17日
  • ふんわり穴子天 居酒屋ぜんや

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    ルリオが語る(書店員が騙る)あとがきがなかなかでしたが、ストーリーの方はシリーズの最初の盛り上がりとなる3巻への繋ぎ(伏線)のような感じ。

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    2022年06月13日