坂井希久子のレビュー一覧

  • なずな蕎麦 花暦 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    「居酒屋ぜんや」のセカンドシリーズ、“花暦 ”・第十弾。

    神田花房町代地にある居酒屋〈ぜんや〉を舞台にした人情噺、連作五話が収録されております。

    子宝を授かりたい女性たちの間で俵屋印の龍気養生丹(補養丹)が評判となり、着々と販路を広げて仕事が波に乗ってきた熊吉。
    実際に俵屋印の薬を服用して身籠った柳井家の嫁・お香さんがめでたく男子を出産し、柳井様も大喜びでしたね。
    さらに、なかなか体調が戻らず、心配されていたお妙さんも徐々に回復傾向にあってホッと一息・・。
    と思っていたところで、お花がまたもや拐かされてしまう事態に・・他の方も書かれていますが、「前にも拐われたことがあったけれど、またしても!?」とハラハラさせられましたね。
    でも、彼女を助け出すために熊吉をはじめ、〈ぜんや〉の馴染み客の旦那衆や只次郎たちが一丸となって尽力する姿に、お花が周りの皆にどれだけ大切に思われているか実感した次第です。
    特に熊吉!
    ――“お花か出世か、出世かお花か。
    そんなもん、どっちも選びゃあいいんだ。”――
    いいね~、そうこなくっちゃ!

    そして、拐われた先で、自分が頼りにしている「七つ道具」の面々が助けに来てくれると信じて動じない強さをみせていたお花が、助けにきた熊吉を前に思わず号泣してしまった場面では思わず口が綻んでしまいました。

    ということで、今回も江戸の美味しい料理の数々と、そこに織りなされる温かい人情をたっぷりと味合わせていただきました。

    これからも、若者ふたりの成長を見守っていきたいですね~♪

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    2026年08月01日
  • 注文の多い料理小説集

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    「エルゴと不倫鮨」男たちの欲望を叶えるための超高級鮨屋に突如乱入したエルゴを付けた母親。展開が容赦なさすぎて笑った。「夏も近づく」冷たい水出し緑茶いいなぁ…「好好軒の犬」タイトルはメタファーかしら。誰かに考察してほしい。「色にいでけり」得体がしれない裕福な色男の依頼を、怪しいのひと言で断る賢い女の子、というシチュエーション何回でも読みたい。シリーズものかな?読みたいな。「味のわからない男」コントみたいなお話だった。「福神漬」タイムスリップ。「とっしりふわふわ」読後の多幸感!これもシリーズものかな。

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    2026年08月01日
  • ウィメンズマラソン

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    やはり妊娠出産というのは女性にとって嬉しいものではあるものの、女性自身のライフプランと沿わなかった場合葛藤の原因になんるんだな、と思ってしまった。特にそれがスポーツ選手であるなら、出産に伴う体型の変化は選手としてのプレースタイルに大きな影響を及ぼすと思った。耐え難い苦しみを与えたのも、そこから救い出してくれたのも子であるというのはなんだか難しいなと思った。マラソンへの思いが強く、1人で走っていた岸峰子をマラソンの呪縛から解放(という表現が正しいのかは分からないが)したのもまた子であった。最後、リオには出場できたのか、メダルは取れたのかはっきりと明記はされないというのが面白いなと思った。ただ、ママ友との会話からリオで金メダルを取ったんだろうな〜というのは推察されるけど。
    あと、愛知県民出身の私にとって名古屋ウィメンズマラソンの風景が描写されるのはなんだか不思議な心地がして面白かった。この場所知ってる!を小説を読んで体験するとは思わなかったな〜。9月がたしかウィメンズの募集開始で、3月に実施だったかな?友達に誘われているしせっかくだから走ってみようかなと思ってみたり。

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    2026年07月30日
  • 女ともだち

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    千早さん目当てで読んでみたけれど、あーそうそう、そうなんよ、、って共感するのもあれば、怖ー!ってのも、イラっとするわ〜ってのも。
    今の自分には阿川さんが1番しっくりきたかも。阿川さん他の本も読んでみよう。

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    2026年07月25日
  • おひとりさま日和

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    最近はずいぶんお一人様での生活を楽しんでる人達をよく見るようになって、うらやましく思うけど、それもやっぱり隣の芝生であって、きっとこんな風に感じることは色々あるんだろうなぁ。それでも自分の世話だけしていればよかったお一人様生活を知っている身としては、経験と貯金を積んだ今、戻りたい気持ちもある。

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    2026年07月21日
  • 注文の多い料理小説集

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    読まなかった話もあるが、概ねおもしろかった。特に一話目。女性と男性の視点の違いが面白い。次に最後の話。人生やりたいことがあったのに、気づけば全然違うところに来てしまうというのは、こういう感じだよねと共感できる。希望のある終わりも良かった。願わくば自分の人生もこうてありたい。

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    2026年07月18日
  • 江戸彩り見立て帖 天地をつなぐ

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    いつも朗らかな塚田屋のお内儀、お春の様子が
    おかしい。これまでと何かが違うと気を揉むお彩。
    そんな折、お春の生け花の師匠に色見立てを頼まれる。
    一方、お伊勢の祝言の日も近づいてきて…。

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    2026年09月06日
  • ほろよい読書

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    ショコラと秘密は彼女に香るがおもしろかった。サラーっと読める
    柚木麻子さんのはコロナ禍懐かしいてなった

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    2026年07月13日
  • なずな蕎麦 花暦 居酒屋ぜんや

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    お妙が復帰してひと安心、となったのもつかの間、またしても拐かされるお花
    誰が何のために?と先が読みたくなる展開と意外な(?)顛末
    熊吉の内心は二歩下がって一歩進んだ感じかな

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    2026年07月11日
  • ほろよい読書

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    個人的には「ショコラと秘密は彼女に香る」/織守きょうや と 「初恋ソーダ」/坂井希久子の2作が好みだった。食べ物の美味しさの表現は原田ひ香に勝るものはいないと思う。
    最近はあまり晩酌をしていないけど、家でゆっくりお酒を味わいたくなる1冊でした!

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    2026年07月09日
  • 江戸彩り見立て帖 天地をつなぐ

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    お春の華道の師匠がお栄さん。「居酒屋ぜんや」のお栄ちゃんのその後?ってなって気になってしまいました(笑)

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    2026年07月08日
  • 注文の多い料理小説集

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    面白かった。料理に纏わるアンソロジー。

    まず一話目の柚木さんの文章に勢いがあってグイグイ読ませてくる上に、どの話も興味深くて一気読み。

    柚木さんの「エルゴと不倫鮨」、江戸時代を舞台にした坂井希久子さんの「色にいでにけり」が好きだった。

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    2026年07月01日
  • 雨の日は、一回休み

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    男性方の心の葛藤の短編。

    理解はできるけど共感はできない。
    気持ちはわからなくもないが寄り添うことはできない。
    誰も彼もが俺様で、相手を思いやる心がない。
    そして奥さんに甘えすぎである。
    奥さんたちだって最初は思いやりや優しさを持って接していたが、
    長年の夫の妻への態度が積重なってこうなっているのにね。

    男性はやはり事が大きく悪化した状態にならないと気づけないものなのか。

    ストーリーは素晴らしかったが、他の感情が渦巻く1冊だった。

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    2026年06月20日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    前作の続きの話もあった。
    前作でも感じたがおひとりさまは悪いことばかりじゃないんだと気づかせてくれる。
    いろいろなおひとりさまがあっていいじゃない。

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    2026年06月09日
  • おひとりさま日和

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    何かしらの理由でおひとりさまになった人はいる。
    おひとりさまだと何かと不便だとは思うが、誰かしらには支えられている。人との出会いを大切にしたい。

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    2026年06月09日
  • 夫婦のトリセツ、どこにある?

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    夫婦のあり方を改めて思考できる小説。

    夫が外で働き、妻が家を守る昔ながらの形とは逆でお互いに不満も抱えながらもお互いの役割分担を遂行する。
    専業主夫と夫と社労士を経営する妻。通常では真逆な夫婦のお話。

    外で働く人間は偉いのか、逆に家を守っている人間は立場が弱いのか。
    夫婦の役割としてお互いに得意分野を活かせている関係性は僕自身いいと思います。
    でも、世間がその形を否定してくる。

    環境や状況によって、本人にしか分からない苦悩を抱えてしまう。そっから維持していた形が壊れると思うと、夫婦のコミニュケーションって大事だなって思います。

    夫婦やジェンダー問題に興味がある方にはいい小説だと思います。

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    2026年06月08日
  • 愛と追憶の泥濘

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    とにかく結婚したい莉歩、イケメン営業の博之。自分の体になびかない男がいることを想像できない莉歩って嫌だがそうありたい気持ちもなんとなくわかる。自分がこのタイプでなかったためムカつく一方憧れもある。けど博之の支配的なところは怖いな。私なら無理…

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    2026年06月07日
  • 大江戸ぐるまん 鰻番付

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    坂井希久子さんの時代物

    大好きな作家さんなので、一気読み。
    バイタリティ溢れるお嬢様と大旦那とちょっとひねた中年オヤジ?が良かった。

    タイトルどおり、思わずヨダレがでそうな料理の描写が楽しかった。

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    2026年06月03日
  • 大江戸ぐるまん 鰻番付

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    とにかく美味しい鰻が食べたくなる本。痛快でさくさく読めます。
    うなぎの旬は冬らしいですが、やっぱり夏は鰻を食べて元気になりたくなります。

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    2026年05月30日
  • 浅草観音裏小路

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    浅草の花柳界の話は初めて。住んでいる土地柄 舞妓、芸姑は京都の祇園だけだと思っていた。自分の進路に悩む話は身につまされる。登場人物たちが花柳界を愛している様子が伝わってくる本だった。

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    2026年05月27日