坂井希久子のレビュー一覧
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ネタバレ「居酒屋ぜんや」のセカンドシリーズ、“花暦 ”・第七弾。
別嬪女将・お妙が切り盛りする居酒屋〈ぜんや〉が舞台の人情噺。
お妙と只次郎の養女・お花と薬種問屋〈俵屋〉に奉公する熊吉の視点が交互に描かれる連作五話が収録されています。
お花の友人・お梅と〈俵屋〉の若旦那との祝言の料理を依頼されたものの、女将のお妙の体調が優れなくて心配な状況でしたが、実は”おめでた”だったのですね~・・良かったねぇ只次郎!
そんな訳で、身体を労わらなければいけないお妙に代わって、今回はお花が頑張っております。
営業時間を短縮したとはいえ〈ぜんや〉の料理をメインで作ることになり、献立も食べる人の体調を気遣って考案し -
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ネタバレすみれ飴
花暦 居酒屋ぜんや
著者:坂井希久子
発行:2021年10月18日
ハルキ文庫(角川春樹事務所)
初出:「菫の香」「酒の薬」「枸杞の葉」「烏柄杓」はランティエ2021年6月~9月号、「夏土用」は書下ろし
先月初めて読んだ坂井希久子(「赤羽せんべろまねき猫」)は現代ものだったが、この人の時代小説、居酒屋ぜんやシリーズは読んでみたいと思っていた。先月、17冊目が出たようだけど、この本はその11冊目。5編の連作短編集。ただし、一つ一つなにか問題が起きて解決するというような話ではなく、各編に締めくくりはあるものの時差がなく前後がつながっており、限りなく長編に近い連作短編になっている。全て
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