坂井希久子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「居酒屋ぜんや」のセカンドシリーズ、“花暦 ”・第六弾。
美人女将・お妙が切り盛りする居酒屋〈ぜんや〉を舞台に、お妙と只次郎の養女・お花と薬種問屋〈俵屋〉に奉公する熊吉を中心に描かれる人情噺、連作五話が収録されています。
大奥勤めを辞めて〈ぜんや〉に身を寄せていた、只次郎の姪・お栄。
町人になって習い事の師匠になりたいと願っていましたが、結局は林家に戻ることを決断します。
ようやくお花とも打ち解けて、仲良くなれた矢先だっただけに寂しいですが、きっとお栄なら“自分の道”を歩んでいけると思います。
いつか〈ぜんや〉でお花たちと再び“女子会”ができると良いですね。
最近お花が徐々にオープンハート -
Posted by ブクログ
ネタバレ偶然に入手した祖母の手記から遠い過去が明らかになってゆく。祖母が守りたいと願い生涯をかけて尽くした一人の女性。幼き頃の約束により綿々と続く相思の仲。守る者と守られる者は恋人であり姉妹であり母娘であり侍従という多様な関係性をもって時を重ねる。とある出来事から双方の想いは交差し、強い絆で結ばれていたはずの二人の関係に終焉が訪れる。そして手記を読む私にも自身についての知られざる事実が・・・
戦時の描写が生々しく、否応なく訪れる生死の狭間で生きる人々の姿が想像される。人はなぜ争うのか。当事者には不幸しかもたらさない戦争が繰り返されるのはなぜか。ニュースに流れる他国の争いがやけに身近に感じられた。
人は