恋するあずさ号

恋するあずさ号

521円 (税込)

2pt

仕事も恋も「迷子」の梓が、同じ名前の特急列車で旅に出る! 空回りしがちな仕事と、望まない結婚を迫る恋人を置いて、介護福祉士の梓(あずさ)は、新宿駅から特急あずさに乗り込んだ。上諏訪駅で下車し、諏訪湖畔で途方に暮れる梓に声をかけたのは、陶芸家の桂だった。泊まるところのない梓は、桂に連れられ長野・高遠町の民宿「すやすや」へ。雄大な自然とのんびり暮らす人々に囲まれて過ごし、心は揺れ動くが……。高遠と東京を行き来しながら、新しい生き方を見つけていく女性の姿をいきいきと描く。新しい人生に出会えるハッピーストーリー。『迷子の大人』として刊行された単行本に、掌編「花の咲くころ」を加えたオリジナル版。

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恋するあずさ号 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    介護という身近なことがバックボーンで若い梓の恋の行方が気になりすらすらと読み切りました。介護のあるあると梓の恋を応援したいのと…ラストは、えっ⁇って感じで読み返したり。
    初めて読んだ作家さんだけど作風は好きなんで他の作品も読んでみたくなりました。

    0
    2018年01月13日

    Posted by ブクログ

    働く女子へのエール。
    仕事に行き詰った時、ふっと、結婚しようかなあ…とか思ってしまうけれど。
    “この街で歳をとりたくない”
    介護を仕事としているからこそ、老い先の事も見えてしまう…
    人々は刺をまとい、人込みでちょっと立ち止まれば体当たりされ、ゆっくり歩くお年寄りは舌打ちされる。
    高遠の自然の中では、

    0
    2017年04月23日

    Posted by ブクログ

    日常の仕事や恋人から解放されたくて、とびのったあずさ号。高遠へたどり着き、自然や人々とのつながりを通じて、自分のやりたいことや生き方を考えていく。単行本の時のタイトルが「迷子の大人」だったそうですが、まさしく迷子の大人でした。梓の優柔不断さだったり、恋人との関係も何だかあっさり解決していってしまった

    0
    2015年04月13日

    Posted by ブクログ

    主人公の梓が、すごく自己中な性格で周りの人を不愉快にさせる言動や行動にイラッとさせられた。
    こういう女性が、職場にいたら嫌やろなあと思った。

    0
    2025年08月13日

    Posted by ブクログ

     亡き祖母の介護がきっかけで介護職に転職した梓、日々悩みはつきない、高遠に旅してから、東京での生活を「この街で歳を取っていくのは嫌だな」と感性豊かに感じる27歳、人間ドラマ。
    高遠町を「私にとってあの町は、なにもないけど全部ある。」と表現している1人の女性の精一杯の生き様が良かった。

    0
    2024年08月12日

    Posted by ブクログ

    迷える女子・梓は、8時ちょうどの新宿発あずさに乗って旅に出る。高遠と東京を往復しながら、新しい生き方を探しだす女性の姿を描く長編小説。
    いつもの坂井さんの物語に出てくるヒロインと異なり、本作の主人公・梓は八方美人で優柔不断。応援できない女子なのに、なぜ他人は支えたくなるのかが、この作品の隠しテーマな

    0
    2018年09月15日

    Posted by ブクログ

    あらすじ(背表紙より)
    空回りしがちな仕事と、望まない結婚を迫る恋人を置いて、介護福祉士の梓は、新宿駅から特急あずさに乗り込んだ。諏訪湖畔で出会った陶芸家の桂に連れられ、泊まるところのない梓は長野・高遠町の民宿へ。雄大な自然とのんびり暮らす人々に囲まれて過ごし、心は揺れ動くが…。高遠と東京を行き来し

    0
    2015年11月09日

    Posted by ブクログ

    介護の現場のことは、アルツハイマー型認知症の母がケアを受けていながら、語れるほどには知識もなく、触れずにおく。

    星子さんが本当に素敵で素敵で素敵で。

    シンプルなことを複雑にしてしまう梓を本当に成長させてしまったのは、星子さんのまとう大人の純粋さ。

    無鉄砲ではた迷惑な子供の無邪気ではなくて、本当

    0
    2015年06月14日

    Posted by ブクログ

    単純でライトなので電車の中であっという間に読んでしまう。そして恋は自分に素直にならなければね…と改めて。

    0
    2015年05月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    こういう文体の小説を読むのが久しく、新鮮だった

    解説にあるように、確かに「それどうよ?」と思う身勝手な言動や行動が主人公に見受けられるけど、人間パニックになったり冷静な判断ができない時ってそうなるものよね、と主人公に感情移入できたのは、心理描写がリアルだったから。
    幸せな展開に胸がスキっとなった。

    0
    2015年04月21日

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