坂井希久子のレビュー一覧

  • セクシャル・ルールズ

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    社労士事務所を経営し、大黒柱として家計を担う
    麻衣子と専業主婦の耀太。しかし2人は離婚する
    ことに。だが、麻衣子には育児、耀太には再就職と
    いう高い壁が立ちはだかっていて…。

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    2023年03月27日
  • 妻の終活

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    ずっと仕事ばかりしてきた夫が、妻の余命と向き合い、寄り添って自分を見つめ直すストーリー

    逃れられない別れに、泣いたりしながらも最後を迎え、乗り越えようとしている家族
    近しい人との死、考えたくないな

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    2023年02月23日
  • 江戸彩り見立て帖 朱に交われば

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    貧乏長屋に暮らすお彩。父は腕のいい摺師だったが、火事で視力を失い、許婚も彼女のもとを去り、独り身で父の面倒を見ながら暮らしている。
    彼女には天性の鋭い色彩感覚があり、ひょんなことからお彩のその才能を知った謎の京男・右近に色にまつわる無理難題を持ち込まれることとなる。
    右近の正体は、呉服屋を営む塚田屋の妾腹の三男坊。強引な右近に押し切られ、呉服の色見立てを始めたお彩のもとには、今日も様々な相談事が舞い込んでくる。
    しかし、弟を目の敵にしている塚田屋の主人は、お彩が新しい流行り色をつくりだせなかったら、右近を江戸から追い出すと告げる──。

    江戸の色彩感覚の豊かさや奥深さに驚かされ、文化や芸能と密

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    2023年02月19日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    ネタバレ

    色彩にするどい感覚を持つ主人公の彩。その才能を見出し、嫌がる彩をありとあらゆる手段を使って説得し、色の見立てをさせる右近。

    生きる屍になっていた彩の父親のために、右近は仕事を斡旋し、父親の信頼も得ていきます。

    外堀から埋めていくような右近の行動は、見事でした。

    最後に右近の正体がわかり、彩は正式に色の見立ての仕事を依頼されます。

    どのような見立てをするのか、続編の『朱に交われば』を読むのが楽しみです。

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    2023年02月15日
  • 若旦那のひざまくら

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    長谷川芹は百貨店に勤めるアラフォー。
    彼女が惚れたのは、一回りも下の、京都老舗の御曹司だった!
    結婚を目指すも、両親に拒まれ、若く美しきライバルに翻弄される。
    それでも彼と一緒になるため、イケズなあいつらになんて負けないと誓うが――
    人情小説の名手がおくる、西陣を舞台に織りなされる愛と着物の感動物語!

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    2023年02月13日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    江戸時代は、洗練された美意識と、繊細な色彩感覚が頂点に達した時代でした。
    もしも、江戸にカラーコーディネーターがいたら……?
    お彩の父親は腕のいい摺師でしたが、火事で視力も、仕事場も失ってしまいます。
    盲いた父の面倒を見ながら貧乏長屋で暮らしているお彩。
    婚約者との縁談も流れ、粗末な木綿の着物に身を包んでいますが、お彩には、天性の鋭い色彩感覚があるのでした。
    そこに目をつけたのが、謎の京男、右近。
    一本気なお彩に邪険のされながらも、懲りずにまとわりつく右近は、お彩に次々と色に関する難題を持ち込みます。
    そして、“江戸のカラーコーディネーター”、お彩の活躍が始まります!
    着物や芸能にも詳しい坂井

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    2023年02月13日
  • ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや

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    「居酒屋ぜんや」のセカンドシリーズ、“花暦 ”・第三弾。

    美人女将・お妙の作る美味しい料理が魅力の居酒屋〈ぜんや〉を舞台に、お妙と只次郎の養女・お花と薬種問屋〈俵屋〉に奉公する熊吉を中心に描かれる、連作五話が収録されています。

    新シリーズになって、お花と熊吉という若い二人がメインの話になっているのですが、お花がネガティブすぎるのと(被虐待児だから仕方ないのですけど)、前巻では熊吉が同僚から妬まれて嫌がらせを受けたりと、読んでいてしんどくなることが多いな・・と感じています。
    なのでお妙の作るお料理と、それを美味しそうに食べる只次郎の存在がある意味オアシスのようになっていますね。
    今回は、熊吉

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    2023年02月07日
  • 女ともだち

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    村山由香・坂井希久子・千早茜・大崎梢・額賀澪・阿川佐和子・島津輝・森絵都
    女性作家8人のアンソロジー

    切ない物語・ほのぼのとした物語・怖ーい物語。
    総体的に、女友達って、こんなに怖いものなのか。

    幸いに、私の「女友達」には、こんな怖ーい女性が居ないので・・・。

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    2023年02月02日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理にまつわる小説短編集。どれも美味しそうな描写があり食欲がそそられた。時代小説に分類されるのか『色にいでにけり』はなかなか読み進められず時間がかかってしまった。やはり時代小説は苦手なんだと再認識できた。

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    2022年12月31日
  • 妻の終活

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    父母ともに地方の農家の生まれで、祖父母の世代には古い考えが色濃く残る環境でした。ただこの世代の方たちは、かつての時代の環境も、時代とともに変わった今の環境も見ていると思います。祖父母にお互いがどんな存在だったのか聞いてみたくなりました。
    長年連れ添った家族や友人とは、愛が、心が通い合っているとはいえ、改めて相手のことを考え、想いを伝えあうことは素敵だなと思います。

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    2022年12月31日
  • 市松師匠幕末ろまん 黒髪

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    三味線の音色が聴こえてきそうな幕末ろまんの江戸市井の人々の暮らしが見えてくる。三味線と師匠市松とおりんの関係、そしてミステリー仕立ての時代小説の新しいシリーズの誕生あなたも読んでロマンを感じて下さい。

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    2022年12月19日
  • ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや

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    お母さん問題が出てくるなんて、思っていませんでした。。二人(二組?)の恋の行方もどうなるんでしょう?次巻が楽しみです。

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    2022年12月10日
  • ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    毎度言ってる気がするが、また新しいシリーズものに手を出してしまった…
    でも面白かったし、続きが楽しみです。
    江戸時代、確かに朝に炊いて夜は冷飯だろうなとか、昔の食の常識についてもハッとさせられることたびたび。

    只次郎さんは利口な方ですね。うつけのフリができるのは本当に利口な方だけだと思います。器の小さい人間は誇示しようとしてしまうものだものなぁ…と反省。

    ご飯がどれも美味しそうだったので次回も楽しみです。

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    2022年11月20日
  • ねじり梅 花暦 居酒屋ぜんや

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    ようやく道が開けてきたかに見えた熊吉とお花に
    新たな災難が。押し込み未遂騒動、会いたくない
    人との再会…。それでも2人は美味しい料理と
    温かい周囲の目に守られ、前を向く!

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    2022年12月30日
  • 雨の日は、一回休み

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    本書のタイトルと、第一話「スコール」、以下「時雨雲」「涙雨」「天気雨」「翠雨」というタイトルからこんな内容は想像出来なかった。
    各話とも、所謂昭和のオヤジ像を引きずった、又はジェンダーによる男女差別を本音の部分では否定出来ないオヤジ達のお話。
    其々、最後は僅か乍も時代の変化に近付こうと変わっていく姿も描かれて救われる。
    第四話の、中年派遣男性がSNSで女子高生になりすまし、それがバレて高校生らに脅される話に出てくる「さなたん」(なりすまされたJK本人)の、あっけらかんとしながらも、回りの仲間に流されない核を持った「若い女に特有の不寛容さがない」「フラットさ」が清々しい。

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    2022年11月11日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    坂井希久子新シリーズ
    今度は江戸版カラーコーディネーター
    なるほど〜色々読んできたけど初めての設定(°▽°)

    摺師の親方だった父親が火事で視力を失う。
    弟子達は父親を見捨てて居なくなり、人を信じられなくなった「お彩」は酒浸りの父親と二人貧乏長屋で必死に頑張ってきたが…

    そんな彼女は天性の鋭い色彩感覚を持っていた!
    面白い!今までにない設定だ!

    第一巻はお彩に何故か絡む謎の京男・右近とのカラーコーディネートの小手調べ的なお話で終わり。
    今後面白くなる予感がします(〃ω〃)

    でも本がウスっ!物足りないわ(*´-`)

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    2022年11月01日
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

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    摺師であった辰五郎は、2年前、火事が元で、失明した。5人の弟子達も、散り散りになり、自暴自棄の生活を送っていた。
    娘のお彩は、針仕事をしながら、父娘二人の生活を支えていた。

    そのお彩は、天性の鋭い色彩感覚を持っていて、ある日、謎の京男・右近が、その才能に目をつけ、半ば強引に、次々と難題を持ちかけた。

    やんごとなき筋の茶会に出す主菓子。
    小間物問屋の娘の見合いに着る着物。
    吉原の花魁に着せる仕掛け。

    見事に解決するお彩に、右近は、身分を明かし、お彩の才能を生かして、仕事にしないかと、持ちかける。

    摺師辰五郎の仕事場を再興したいというお彩。
    希は、叶えられるのか、続きが楽しみな作品だった。

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    2022年10月20日
  • 雨の日は、一回休み

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    「もう別れてもいいですか」で
    奥様の愚痴を山ほど聴いた。
    昔、亭主元気で留守がいい、と聞いた時は
    可哀想とも思ったが
    夫源病という言葉もあるように
    奥さま、大変ね、と腹立たしさを
    共有できるところもある。

    これは、
    そんなふうに言われるおじさま達の心情、、
    こちらはこちらで、
    旦那さま、大変ね、だ。

    まぁ、一杯、と
    赤ちょうちんに寄りたくなる気持ちを思うと
    切なさが溢れてくる。
    武士は食わねど高楊枝、な毎日だよね。
    背中で泣いてるおじさん、
    応援してるよぉ〜

    で、この本の著者は女性です、う〜む、、

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    2022年10月05日
  • ふうふうつみれ鍋 居酒屋ぜんや

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    三河屋の入り婿にどうか、と見染められた只次郎。もともと鶯の飼育にとどまらない生来の商売上手であり、双方にとって悪くない良縁なのだが、一方でままならぬ腐れ縁?もあるのだった。

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    2022年09月13日
  • 注文の多い料理小説集

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    食が彩る短編小説集。
    すべて日本が舞台の作品だけれど、坂井希久子さんの作品は江戸時代とかの物語で、深緑野分さんの作品は、昭和か明治とかにタイムスリップしてバラエティ豊か。
    初めて読む作家さんもいて、読書の幅を広げるきっかけになりそう!

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    2022年09月02日